JPH05247727A - 炭化ケイ素繊維の製造方法 - Google Patents

炭化ケイ素繊維の製造方法

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JPH05247727A
JPH05247727A JP4049181A JP4918192A JPH05247727A JP H05247727 A JPH05247727 A JP H05247727A JP 4049181 A JP4049181 A JP 4049181A JP 4918192 A JP4918192 A JP 4918192A JP H05247727 A JPH05247727 A JP H05247727A
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JP
Japan
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fiber
firing
silicon carbide
temperature
silica
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Pending
Application number
JP4049181A
Other languages
English (en)
Inventor
Keihachirou Nakajima
慶八郎 中嶋
Hitoshi Kato
均 加藤
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭化ケイ素繊維を、安価に大量生産が可能な
新規な製造方法を提供する。 【構成】 5〜50重量%のシリカを担持させたセルロ
ース繊維を、実質的に真空、もしくはアルゴンガス雰囲
気中で1100〜2300℃で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭化ケイ素繊維の新規な
製造法に関する。さらに詳しく述べれば、本発明は、耐
熱材料、強化繊維、導電性材料、耐放射線材料などとし
て有用な炭化ケイ素繊維の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】シリカと炭素を、不活性ガス雰囲気中で
高温で反応させると、炭化ケイ素が生成する事は古くか
ら知られている。また、セルロースなどの有機物を不活
性雰囲気中で焼成すると、炭素が残る事もよく知られて
いる。
【0003】特開昭52−63427号には、含ケイ素
有機高分子を紡糸し、これを不活性ガス雰囲気中で焼成
する事により炭化ケイ素繊維を得る方法が開示されてい
る。この方法は、すでに分子中にケイ素を含む高分子繊
維を原料としている点を特徴とするものである。
【0004】特公昭44−18574号には、炭素繊維
をケイ素などの蒸気もしくは、融液に接触させることに
より炭化ケイ素繊維を得る方法が開示されている。この
方法により得られる炭化ケイ素繊維は、粗大な結晶が凝
集したもので機械的強度に乏しいという欠点を有してい
る。
【0005】仏国特許第1,560,688号には、S
iOガスをCOガスと高温で反応させることにより微細
繊維状の炭化ケイ素を得る方法が開示されている。ま
た、特開昭49−9500号には、ニッケル触媒の存在
下で炭素と四塩化ケイ素とを反応させて微細繊維状の炭
化ケイ素を得る方法が開示されている。これらの方法で
得られるウィスカー状炭化ケイ素繊維は、一般に寸法が
非常に小さく(径が1ミクロン程度、長さは1ミリ以下
の物が多い)、このため取扱いが難しく、十分な性能を
発揮しにくく、また、均質な製品を安価にかつ大量に得
る事が難しい。
【0006】米国特許出願第541,188号(198
4)には、コロイド状シリカとレーヨン繊維とを水中に
懸濁させ、これを乾燥した後アルゴン雰囲気中で焼成
し、炭化ケイ素繊維を得る方法が開示されている。しか
し、この方法を含めて、その他のいずれの方法において
も、炭化ケイ素繊維が安価には製造できないという欠点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入手が容易
で安価な原料から簡単なプロセスで、強度や耐熱性に優
れた炭化ケイ素繊維を大量、且つ安価に製造する方法を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の炭化ケイ素繊維
の製造方法は、シリカを担持させたセルロース繊維を実
質的に真空、もしくはアルゴン雰囲気中で1100〜2
300℃で焼成する事を特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明に用いられるセルロース繊維は、セルロ
ースを主成分とする物であればどのようなものでもよ
く、例えば天然リグノセルロース繊維や、再生セルロー
ス繊維から選ぶことができる。天然リグノセルロース繊
維としては、木材から製造される木材パルプ繊維、草本
類から製造される非木材パルプ繊維、綿繊維の類などが
ある。再生セルロース繊維としては、ビスコースレーヨ
ン、銅アンモニアレーヨン、硝化法人絹、ケン化アセテ
ートなどを用いる事が出来る。
【0010】再生セルロース繊維は、長繊維の状態で
も、これを切断した短繊維の状態でも差し支えない。セ
ルロース繊維の径(繊度)には特に制限はない。再生セ
ルロース繊維は、セルロースのみからなる繊維以外に、
二酸化チタンの様な添加物を含んだ繊維であってもよ
い。
【0011】本発明方法において、シリカをセルロース
繊維に担持させるためには、例えば、ケイ酸ナトリウム
などの水溶性ケイ酸化合物の水溶液にセルロース繊維を
浸漬し、脱液後に炭酸ガスや酸水溶液を用いてセルロー
ス繊維中に含浸された水溶性ケイ酸化合物を中和しこれ
を析出させて、シリカ(二酸化ケイ素)を繊維内部に担
持させる方法などを用いることができる。
【0012】この方法で、シリカを担持させたセルロー
ス繊維のシリカ担持率(シリカ重量/シリカ担持繊維重
量)は、0から60重量%程度まで任意に調整する事が
可能であるが、本発明の方法に好適なシリカ担持率は、
シリカ担持セルロース繊維の合計重量に対し5〜50重
量%である。
【0013】シリカを担持させたセルロース繊維を焼成
する際の雰囲気は、実質的に真空、もしくはアルゴン雰
囲気である事が必要である。シリカを担持させたセルロ
ース繊維を焼成する場合、一回の焼成操作で最高温度ま
で昇温させ、これを焼くことも可能であるが、セルロー
スが熱分解して炭素質に変化して行く過程で揮発性物質
や、タールが発生するため、焼成を二回に分けて行うこ
とが望ましい。即ち、一回目の焼成(一次焼成)では1
000℃以下の温度において不活性ガス(アルゴンガス
又は窒素ガスなど)の気流中で焼成して、揮発性成分や
タールを除去し、一旦冷却後、繊維を高温炉に移し、二
回目の焼成(二次焼成)で所定の最高温度まで焼成する
方法が実用上望ましい。
【0014】焼成炉は、不活性ガス(アルゴンガス)中
の雰囲気で、又は実質的に真空において所定温度におけ
る焼成ができるものであればどのようなものでも使用す
ることができる。1500℃以上での焼成の場合、炭素
抵抗炉の使用が望ましい。一次焼成の際の昇温速度は、
室温から500℃付近までは10〜100℃/hrの昇温
速度が望ましく、500℃から1000℃付近までは5
0〜200℃/hrの昇温速度が望ましい。
【0015】二次焼成の際の昇温速度には特に制限はな
い。二次焼成の際の最高温度は、1100〜2300℃
であることが好適である。二次焼成温度が1100℃未
満であると、炭化ケイ素の生成が不十分であり、また、
それが2300℃より高くなると生成した炭化ケイ素の
分解が甚だしくなる。焼成工程において最高温度を保持
する時間には特に制限はなく、0時間(保持しないです
ぐに冷却する)から、24時間程度まで適宜選択するこ
とができる。昇温の際に、最高温度に達するまでの適宜
温度において、所定保持時間を設けることも差し支えな
い。例えば、1500℃で1時間保持し、その後に20
00℃に昇温し、この2000℃で1時間保持するなど
の焼成スケジュールをとることも差し支えない。冷却速
度には、特に制限はない。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく解
説する。
【0017】実施例1 (1)シリカ担持セルロース繊維の調製 ビスコースレーヨンステープル(1.5デニール、3mm
長)絶乾100gを、4規定の水酸化ナトリウム溶液に
室温で12時間浸漬し、1500G(重力加速度)で3
分間遠心脱液し、これを3号ケイ酸ナトリウム水溶液に
室温で3時間浸漬した。このケイ酸ナトリウム含浸繊維
を1500Gで3分間遠心脱液した後、これを加圧容器
中で1kg/cm2 の圧力の炭酸ガスと接触させシリカを繊
維中に沈着させた。このシリカ担持繊維を水中で解繊
し、洗浄後乾燥させた。このシリカ担持繊維の灰分含有
率を測定するため、これを空気中で900℃で焼成し、
灰分を求めたところ、乾燥繊維のシリカ含有率は30%
であった。
【0018】(2)焼成 上記のシリカ担持セルロース繊維を、窒素雰囲気中で、
室温から400℃までは10℃/hrの昇温速度で、また
400℃から900℃までは100℃/hrの昇温速度で
焼成した(一次焼成)。この一次焼成の焼成収率は50
%であった。一次焼成を行った繊維を、アルゴン雰囲気
中で、室温から1000℃までは3000℃/hrの昇温
速度で、また1000℃から1500℃までは1000
℃/hrの昇温速度で昇温し、1500℃に3時間保持し
(二次焼成)、その後に冷却した。この二次焼成の焼成
収率は、63%であった。
【0019】焼成された繊維を、X線回折法で分析した
結果、ベーター型炭化ケイ素を90%以上含む炭化ケイ
素繊維であることが確認された。焼成された繊維は、1
0ミクロンの直径および、1.5mmの長さを有するもの
であった。この繊維を空気中で900℃まで加熱したと
ころ、重量減少は見られなかった。
【0020】実施例2 実施例1で調製したシリカ担持セルロース繊維を室温か
ら400℃までは10℃/hrの昇温速度で、また400
℃から900℃までは100℃/hrの昇温速度で焼成し
た(一次焼成)。この一次焼成の焼成収率は50%であ
った。次に一次焼成された繊維を、アルゴン雰囲気中
で、室温から1000℃までは3000℃/hrの昇温速
度で、また1000℃から1950℃までは1000℃
/hrの昇温速度で昇温し、1950℃に1時間保持し
(二次焼成)、その後冷却した。この二次焼成の焼成収
率は、51%であった。
【0021】焼成された繊維を、X線回折法で分析した
ところ、アルファ型炭化ケイ素を90%以上含む炭化ケ
イ素繊維であることが確認された。この繊維を空気中で
900℃まで加熱したところ、重量減少は見られなかっ
た。焼成された繊維は、10ミクロンの直径と、1.5
mmの長さを有するものであった。
【0022】
【発明の効果】本発明方法により、耐熱性、および機械
的強度にすぐれた炭化ケイ素繊維を簡単なプロセスで、
かつ安価に、大量生産する事が可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカを担持させたセルロース繊維を、
    実質的に真空、もしくはアルゴンガス雰囲気中で110
    0〜2300℃で焼成する事を特徴とする、炭化ケイ素
    繊維の製造方法。
JP4049181A 1992-03-06 1992-03-06 炭化ケイ素繊維の製造方法 Pending JPH05247727A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4049181A JPH05247727A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 炭化ケイ素繊維の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400393B1 (ko) * 2001-07-25 2003-10-01 이재춘 전기적으로 자기발열기능을 갖는 실리콘 금속 담지 다공성탄화규소섬유 소재 및 그 제조방법
US7837916B2 (en) 2004-06-02 2010-11-23 Sateri International Co. Ltd. Method for manufacturing silicate-containing fiber

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100400393B1 (ko) * 2001-07-25 2003-10-01 이재춘 전기적으로 자기발열기능을 갖는 실리콘 금속 담지 다공성탄화규소섬유 소재 및 그 제조방법
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