JPH0524949B2 - - Google Patents

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JPH0524949B2
JPH0524949B2 JP21099884A JP21099884A JPH0524949B2 JP H0524949 B2 JPH0524949 B2 JP H0524949B2 JP 21099884 A JP21099884 A JP 21099884A JP 21099884 A JP21099884 A JP 21099884A JP H0524949 B2 JPH0524949 B2 JP H0524949B2
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JP
Japan
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parts
weight
group
coating film
forming material
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JP21099884A
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Chuki Shimizu
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication of JPH0524949B2 publication Critical patent/JPH0524949B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は塗膜形成材組成物に関し、さらに詳し
くはシリコーン弾性体表面に、防塵性に優れた着
色皮膜を形成し得る塗膜形成材組成物に関する。 [従来の技術及び問題点] 室温で硬化してゴム状弾性体となるポリオルガ
ノシロキサン組成物としては各種のものが知られ
ている。 例えば両末端がシラノール基で封鎖されたポリ
ジオルガノシロキサンに、ケイ素原子の結合する
アセトキシ基、アルコキシ基、ジアルキルケトキ
シム基、ジアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ
キシ基、N−メチルアミド基などの加水分解し得
る基を持つ有機ケイ素化合物を架橋剤として用い
たポリオルガノシロキサン組成物は、広く建築
業、自動車、電気機器その他の工業に広く用いら
れている。 建築業界においては、この組成物はシリコーン
シーリング材と総称され、コンクリートやアルミ
板などの建造物壁材の空隙の防水シール、サツシ
へのガラスの固定、ガラス同士の接着などに多用
されている。シリコーンシーリング材は特に耐候
性、耐久性、耐熱性および耐寒性に優れ、温度に
よる物性の変化が少なく、オゾンや紫外線により
劣化せず、又、施工時の作業性も好いことから、
高層建築その他の需要がますます拡大している。 又、屋根や壁面にこの主のポリオルガノシロキ
サン組成物を塗布し、防水性と耐候性に優れたシ
リコーン弾性体層を形成することにより、コーテ
イング材として用いることも近年始められてい
る。これら建築用のコーテイング材にあつては前
述の諸特性の他に、建造物の意匠に併せて任意の
色調に調色されることが可能でなければならず、
又、長期にわたつて変色や汚損発生のないことが
要求される。しかしながら、一般的にはシリコー
ン弾性体は前述のような優れた諸特性を持つ反
面、主成分であるポリジオルガノシロキサンが誘
電体であるために埃をすいよせ易く、また架橋に
あずからないポリシロキサンが弾性体の内部より
表面に進出して埃を覆いこれを撥水性にするた
め、埃が雨水によつて洗い落とされず、著しく汚
損が進行するという欠点を有している。又、物理
的性質や作業性を付与することを目的として各種
無機粉体を充填材として用いる関係から、必ずし
も任意の色調に調色することが可能ではなかつ
た。 このような汚損を防止することを目的として先
に本発明者らは、オルガノアミノキシ基を含有す
る有機ケイ素化合物およびSiO2単位とR1 3SiO1/2
単位とから成るベンゼン可溶性ポリオルガノシロ
キサンとシラノール基末端封鎖ポリジオルガノシ
ロキサンとの混合物または縮合反応生成物とを揮
発性有機ケイ素化合物と炭化水素系溶媒に溶解せ
しめて塗膜形成材を得、これをシリコーン弾性体
に塗布することによつてその表面に防塵性に優れ
た防塵塗膜を形成し得ることを見出した(特開昭
57−162763号)。本発明者らは次に、塗膜を着色
することを目的として、このものに着色顔料を分
散させることを試みた。しかしながら顔料を加え
た塗膜形成材は塗布時の顔料分離が著しいため均
一な塗膜が形成され得ず、満足する結果が得られ
なかつた。そこで本発明者らは、検討の結果着色
顔料と共に有機ケイ素化合物で表面処理された煙
霧質シリカを用いることにより顔料分離のない塗
膜形成材組成物が得られることを見出した(特開
昭59−100170号)。この塗膜形成材組成物はオル
ガノアミノキシ基を含有する有機ケイ素化合物を
別包装し、使用時に両者を混合する2包装形であ
つたが、混合から使用するまでの時間の経過によ
り粘度が上昇する、艶が変化するという問題点に
加え、保存中に前記の煙霧質シリカが着色顔料と
共に凝集し、さらには沈降を生ずるという問題点
があつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は、これらの問題点の解決方法を鋭意
検討した結果、前記の煙霧質シリカにかわつて脂
肪酸、樹脂酸およびナフテン酸から成る群より選
ばれた有機酸のアルミニウム塩を用いることによ
り、前述の問題がすべて解決されるばかりでな
く、製造時における着色顔料の分散を容易とする
ことを見いだし本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明は、 (A) 分子中に平均2個を越える数のオルガノアミ
ノキシ基を有する有機ケイ素化合物100重量
部; (B) (a) SiO2単位と次式: R1 3SiO1/2 (式中、R1は同一又は相異なる一価の置換
もしくは非置換の炭化水素基を表す) で表される単位とから成り、R1 3SiO1/2単位
がSiO2単位1モルに対し0.4〜1.0モル存在
し、ケイ素原子1個あたりに0.0004〜1個の
水酸基が結合したポリオルガノシロキサン
100重量部と (b) 25℃における粘度が30〜2000000cStのシラ
ノール基で両末端が封鎖されたポリジオルガ
ノシロキサン10〜1000重量部 との混合物又はこれらの縮合反応生成物、(A)
100重量部に対して10〜1000重量部; (C) (A)と(B)の合計量100重量部に対して5〜500重
量部の着色顔料; (D) 炭化水素系溶媒、(A)〜(E)の合計量100重量部
に対して20〜500重量部;並びに (E) (A)〜(D)の合計量100重量部に対して0.05重量
部以上であり、かつ(A)と(B)との合計量100重量
部に対して100重量部以下の、脂肪酸、樹脂酸
及びナフテン酸から成る群より選ばれた有機酸
のアルミニウム塩; から成ることを特徴とする塗膜形成材組成物に係
るものである。 本発明において使用される(A)成分のアミノキシ
基含有有機ケイ素化合物には、シラン誘導体及び
鎖状、環状もしくは分岐状のシロキサン誘導体が
含まれる。ケイ素原子に結合する有機基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基等のアルキル基、フエニル基等の
アリール基などが例示される。また、一分子中に
平均2個を越える数のオルガノアミノキシ基を有
することが必要であり、塗布後短時間のうちに皮
膜が形成され、より汚染防止性に優れた皮膜が得
られることから平均2.5個以上有していることが
好ましい。オルガノアミノキシ基に結合する有機
基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、シクロヘキシル基等の一価の
炭化水素基2個か;テトラメチレン基、ペンタメ
チレン基等の二価の炭化水素基1個が例示され
る。これらの中でも、原料の入手のしやすさ、合
成の容易さ、反応性及び放出するオルガノヒドロ
キシルアミンの揮散のしやすさ等の理由からエチ
ル基を使用すること好ましい。かかるオルガノア
ミノキシ基含有有機ケイ素化合物の例としては次
のものが挙げられる。尚、以下簡略のために、各
有機ケイ素化合物に関して次の略号を用いる。 [略号] Me:メチル基、Et:エチル基、Bu:ブチル基、
Vi:ビニル基、Ph:フエニル基 Si(ONEt24、MeSi(ONEt23、PhSi(ONMe23
PhSi(ONEt23
【式】 Et2NOMe2SiSiMe2ONEt2
Et2NOMe2SiOSiMe2ONEt2
Et2NOMe2SiOPh2SiOSiMe2ONEt2
【式】 【式】
MeSi〔OMe2SiONEt23、 PhSi[OMe2SiONEt23、 本発明に使用される(B)(a)のポリオルガノシロキ
サンは、SiO2単位とR1 3SiO1/2単位(R1は前述と
同様の意味を有する)から構成され、比較的分子
量が低いものである。通常ベンゼン可溶性ポリオ
ルガノシロキサンが用いられる。R1としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ア
ミル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等の
アルキル基;ビニル基等のアルケニル基;フエニ
ル基等のアリール基;β−フエニルエチル基、β
−フエニルプロピル基等のアラルキル基およびこ
れらの水素原子の一部が塩素原子、フツ素原子、
ニトリル基などで置換されたものが例示される。
このうち用意に合成されることと、耐候性に富む
こと、および(b)との反応性から、R1中の90モル
%以上がメチル基であることが好ましく、R1
全てがメチル基であることがさらに好ましい。
R1 3SiO1/2単位の量は、SiO2単位1モルに対して
0.4〜1.0モルの間であり、R1 3SiO1/2単位が0.4モル
より少ないとベンゼン可溶性の低分子量のものを
安定に得にくく、合成中または保存中にゲル化し
て不溶不融性の重合体に成りやすい。又、
R1 3SiO1/2単位が1.0モルより多いと(b)のシラノー
ル末端ポリジオルガノシロキサンと縮合する際に
反応性が低くなり、充分な防埃効果や強靭性に富
んだ皮膜形成の可能な組成物が得にくくなる。 また(a)のポリオルガノシロキサンはケイ素原子
1個あたり0.0004〜1個のケイ素原子の結合せる
水酸基を有することが必要である。水酸基が
0.0004個未満では塗膜の強度が低下し、1個を越
えると架橋速度が速く十分な可使時間が得られ
ず、さらに塗膜がもろくなる。 このようなポリオルガノシロキサンはエチルシ
リケート、プロピルシリケートのようなアルキル
シリケートやその部分縮合物、四塩化ケイ素、お
よび水ガラスから選ばれた4官能性ケイ素含有化
合物を、溶媒の存在下にトリメチルクロロシラ
ン、ジメチルビニルクロロシラン、ジメチルフエ
ニルクロロシランのようなトリオルガノクロロシ
ランと共加水分解を行い、常用の手段により副生
物を除去することによつて得られる。この際に用
いる溶媒としては、通常、ベンゼン、トルエン、
キシレン、ガソリン、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ンなどの炭化水素が用いられる。 本発明において使用される(B)(b)のシラノール末
端ポリジオルガノシロキサンは、実質的に鎖状の
シロキサン骨格をもち、25℃において30〜
2000000cSt、好ましくは1000〜200000cStの粘度
を有するものが用いられる。粘度が30cSt未満の
場合には、得られる皮膜が強靭性や柔軟性に乏し
いものとなり、2000000cStを越えると、組成物の
粘度が上昇して作業性を阻害する。ケイ素原子に
結合させる有機基は、(a)のR1と同様のものが例
示され、組成物の粘度と必要な物理的性質の兼ね
合い、(a)のポリオルガノシロキサンと速やかに縮
合反応を起こすこと、中間体が工業的に容易に得
られること、および建築物の目地のシーリング材
や表面のコーテイング材の防埃性の皮膜を形成す
る際、加熱しにくい場所において、常温で速やか
に硬化し、かつ耐紫外線性を兼ね備えているこか
ら、そのすべてがメチル基であることが好まし
い。しかし、用途や要求される性質によつては、
20モル%までの範囲内でフエニル基を、10モル%
までの範囲内でビニル基を導入してもよい。 (a)のポリオルガノシロキサンと(b)のシラノール
末端ポリジオルガノシロキサンとは単なる混合物
の状態で使用してもよく、またあらかじめ共縮合
させて使用してもよい。共縮合させる場合は、両
者を混合して好ましくはカセイカリ、カセイソー
ダまたは有機過酸化物の存在下に加熱することに
よつて行われる。(a)のポリオルガノシロキサンは
通常固形分30〜60重量%の炭化水素溶液として得
られるが、さらに必要に応じて溶剤を追加し、つ
いで(b)のシラノール末端ポリジオルガノシロキサ
ンを加え、この混合系を加熱することによつても
得られる。用いられる溶剤は炭化水素系溶剤が適
しており、特にトルエン、キシレンが好ましい。
加熱温度は80〜150℃の範囲が好適であり、特に、
加えられた溶剤の還流温度を利用することが、温
度制御上有利である。この縮合反応は完結に至る
まで続行してもよく、また部分縮合の状態で停止
させてもよい。 (a)成分と(b)成分との配合比は、(a)100重量部に
対し、(b)10〜1000重量部、好ましくは20〜500重
量部である。その理由は、(b)の量が1000重量部よ
り多いと必要とされる防埃効果が得られず、10重
量部より少ないと皮膜の柔軟性や強靭性が低下す
るからである。 (A)に対する(B)の量は、、(A)100重量部に対して(B)
10〜1000重量部、好ましくは25〜500重量部であ
る。その理由は、(B)の量が1000重量部より多いと
所望の防埃効果は得られず、10重量部より少ない
と皮膜の柔軟性や強靭性が低下するからである。 本発明に用いられる(C)の着色顔料は、塗膜に目
的の色調を付与するための成分であり、無機顔
料、有機顔料のいずれから選択してもよい。無機
顔料としては、酸化チタン、カーボンブラツク、
チタン黄、クロム緑、ベンガラ、群青などが挙げ
られる。また有機顔料としては、パーマネントイ
エロー、トルイジンレツド、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーンなどが挙げられる。
これら着色顔料の配合量は、(A)と(B)の合計量100
重量部に対して5〜500重量部の範囲である。そ
の理由は、(C)の量が5重量部より少ないと塗膜の
隠蔽力が不足し、逆に500重量部より多いと塗膜
の柔軟性や強靭性が低下する他、シリコーン弾性
体に対する接着性が低下するからである。 本発明で使用される(D)の炭化水素系溶媒は、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、n
−ヘプタン、シクロヘキサン、ガソリンなどが例
示される。これらのうち、適度の揮発性、(A)の縮
合反応生成物との溶解性および取扱やすさから、
トルエンまたはキシレンが好ましい。 (D)の量は、(A)〜(C)の合計量100重量部に対して
20〜500重量部の範囲である。(D)の量が20重量部
より少ないと、塗膜形成材が高粘度となつて作業
効率が低下する他、形成される塗膜が厚いためそ
の下層のシリコーン弾性体の特性が満足に発揮さ
れない。逆に500重量部より多いと、1回の塗布
で形成される膜厚が薄く、充分な隠蔽力と防塵効
果が得られないため何度も塗重ねる必要が生じ、
作業効率が低下する。 本発明で使用される(E)成分は、組成物に適当な
チクソトロピツク性を与えて、塗布時の顔料分離
やタレの発生を防止して色むらのない均一な塗膜
の形成を可能とする他、保持時における顔料の沈
降や凝集を防止する働きをする。さらに、この(E)
成分をチクソトロピツク性付与剤として用いた本
発明による塗膜形成材組成物は、やはりチクソト
ロピツク性付与剤である有機ケイ素化合物で表面
処理された煙霧質シリカを使用した塗膜形成材組
成物に比べて、オルガノアミノキシ基を含有する
有機ケイ素化合物をその他の成分と混合した後
の、粘度上昇や塗膜の艶の増加という時間的変化
が極めて小さいという特徴を有する。その他(E)成
分は、製造時における(C)の着色顔料の分散を容易
にするという、顔料分散助剤としての働きもす
る。 この(E)成分は、脂肪酸、樹脂酸およびナフテン
酸から成る群から選ばれた有機酸のアルミニウム
塩から選ばれ、パルミチン酸アルミニウム、ステ
アリン酸アルミニウム、オレイン酸アルミニウム
などの脂肪酸塩、アビチエン酸アルミニウム、ピ
マル酸アルミニウムのような樹脂酸塩およびナフ
テン酸アルミニウムとして総称されるナフテン酸
のアルミニウム塩が例示される。これら(E)成分は
モノ塩、ジ塩、トリ塩のいずれでも、また混合物
でも良い。(E)成分の使用量は、(A)〜(D)の合計量
100重量部に対して0.05重量部以上であることが
必要であり、かつ(A)と(B)の合計量100重量部に対
して100重量部以下であることが必要である。(E)
成分の量がこれより少ないと、チクソトロピツク
性の付与が不十分となつて顔料分離やタレが発生
して均一な塗膜が形成されなくなるばかりでな
く、保存中に顔料の沈降が生じやすくなるため好
ましくない。一方、(E)成分の量がこれより多い
と、形成される塗膜の物理的強度が低下したり、
つやの消失やつやむらが発生し易くなるためやは
り好ましくない。 その他、充填剤として炭酸亜鉛、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウムのような着色力を持たない
粉体を使用しても良い。また塗膜に補強性を与え
るたるに表面処理の施されていない煙霧質シリカ
や粉砕シリカを使用することもできる。 又、さらに低粘度で作業性に優れ、かつシリコ
ーン弾性体表面に対する濡れ性の良い塗膜形成材
を得るために常圧下の沸点が70〜250℃の揮発性
有機ケイ素化合物を用いることが好ましい。この
揮発性有機ケイ素化合物は、不安定な基を含まな
いシランまたはシロキサンであり、適度の揮発性
を持つこと、換言すれば沸点が70〜250℃の範囲
にあることが必要である。沸点が70℃より低いと
塗布の際に早期に揮散して有効に作用せず、250
℃より高いと乾燥性が悪くなり、皮膜の形成が遅
くなる。具体的にはジメチルジエチルシラン、ト
リメチルブチルシランのようなシラン、ヘキサメ
チルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサ
ン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチル
ペンタシロキサンのような鎖状シロキサン、3−
トリメチルシロキサン−1,1,1,3,7,
7,7−ヘプタメチルトリシロキサンのような分
枝状シロキサン、ヘキサメチルシクロテトラシロ
キサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサンのような環状
シロキサンが例示される。このうち合成の容易な
ことから、メチル系シロキサンが好ましく、適度
の揮発性との兼ね合いからは、オクタメチルシク
ロテトラシロキサンが更に好ましい。 本発明の塗膜形成材組成物は、通常(B)および(D)
に(C)および(E)を分散させた成分と、(A)成分との2
成分に分けて保存され、使用前に両者が混合され
て使用に供される。(B)および(D)に(C)および(E)を分
散させるに際しては、サンドミル、三本ロール、
アトライター、ボールミルなどの装置を使用する
ことが有利である。また塗布作業は、刷毛塗り、
ロールコート、スプレーなどの任意の方法で行わ
れる。 〔発明の効果〕 本発明の塗膜形成材組成物によれば、塗布時の
顔料分離がなく、低粘度でかつチクソトロピツク
性を有し、シリコーン弾性体に対する濡れ性が良
好であることから、色むらのない均一な塗膜をシ
リコーン弾性体表面に形成することが出来、しか
も塗布作業性が良好である。更に形成された塗膜
は防塵性に優れ、耐候性に富んでいるため、長期
にわたつて初期の色調と美観を保持することがで
きる。従つて本発明による塗膜形成材組成物は建
造物外壁面に使用されるシリコーン弾性コーテイ
ング材の、着色と防塵効果とを合わせ持つたトツ
プコート材として特に好適である。 [実施例] 以下、調製例および実施例により本発明を説明
する。尚、以下簡略のため次の略号を用いる。 〔略号〕 M:Me3SiO1/2単位 D:MeSiO単位 Q:SiO2単位 実施例中「部」は全て重量部を示す。また、ベ
ンゼン可溶性ポリオルガノシロキサンを以下の略
号で表す。 S−1:Q単位とM単位からなり、Q単位1モル
に対するM単位の割合が0.65モルであつて、水
酸基がケイ素原子に結合している樹脂状共重合
体の50%トルエン溶液。 S−2:Q単位とM単位からなり、Q単位1モル
に対するM単位の割合が0.53モルであつて、水
酸基がケイ素原子に結合している樹脂状共重合
体の50%トルエン溶液。 調製例 1 ((B)の調製) 200部のS−1と、25℃で100000cStの粘度を有
するシラノール基で両末端が封鎖されたポリジメ
チルシロキサン100部とを混合し、カセイソーダ
0.005部を添加した。25℃における粘度が
100000cStになるまでトルエンの還流下に撹乱加
熱した。ついで常法により中和、濾過した後、固
形分が50%になるまでトルエンを追加して縮合生
成物(以下、B−1と記す)を得た。 調製例 2 ((B)の調製) 200部のS−2と、25℃で50000cStの粘度を有
するシラノール基で両末端が封鎖されたポリジメ
チルシロキサン100部とを、調製例1と同様の方
法によつて処理し、固形分が50%の縮合生成物B
−2を得た。 調製例 3 (試験体の調製) 25℃における粘度が20000cStのシラノール基で
両末端が封鎖されたポリジメチルシロキサン100
部、オクタメチルシクロテトラシロキサンで表面
処理された煙霧質シリカ10部、重質炭酸カルシウ
ム微粉末100部および酸化チタン10部をニーダー
で混合してベースコンパウンドを得た。これにジ
ブチルスズジラウレート0.25部、およびメチルト
リス(ブタノンオキシム)シラン4部を順次添加
し、湿気を遮断した状態下で混合した。これにケ
ロシン100部を加えて溶解せしめ、得られた溶解
物を200mm×200mm、2mm厚の軟鋼板上に塗料刷毛
を用いて塗布し、試験体(以下、T−1と記す)
を得た。常温で7日間養生した後、シリコーン弾
性体の膜厚を測定したところ、約0.5mmであつた。 調製例 4 (試験体の調製) 25℃における粘度が5000cStのシラノール基で
両末端が封鎖されたポリジメチルシロキサン100
部に、重質炭酸カルシウム微粉末65部および酸化
チタン10部をニーダーで混合してベースコンパウ
ンド部を得た。これに93重量%の
【式】と7重量%の
【式】からなる架橋剤 混合物3.0部を混合した。さらに、ケロシン100部
を加えて液状とし、300mm×300mm、厚さ5mmのス
トレート板上に塗料刷毛を用いて塗布し、試験体
(T−2)を得た。 実施例 1 B−1 100部に、メチル型酸化チタン50部、
チタン黄5部および第1表に示すアルミニウム石
鹸、揮発生有機ケイ素化合物および炭化水素系溶
剤をサンドミルを用いて均一に分散させた。次い
で第1表に示すアミノキシ基を有する有機ケイ素
化合物を混合して試料11〜15を得た。ただし、試
料15は脂肪酸のアルミニウム塩を使用しない比較
例である。 これら試料を調合後ただちに、ドクターブレー
ドを用いて軟鋼板上に0.1、0.2および0.3mm厚塗布
し、直ちに板を垂直に保持し、タレの有無を観察
した。次いでこれら試料を、調製例3で作成した
試験体(T−1)のシリコーン弾性体表面に塗布
してシリコーン弾性体に対する濡れ性および顔料
分離の有無を観察した。その後、屋外に暴露し、
汚損の程度を観察した。塗膜形成材を塗布してい
ない試験体(T−1)そのものも比較例として暴
露した。それらの結果も第1表に示す。 また屋外暴露後の汚損の程度は、試料表面の明
度をマンセル表記法に従つた明度値で表した。 なお、表中の組成を示す数値は部を表す(第2
〜5表においても同様)。
【表】 実施例 2 25℃における粘度が10000cStのシラノール基で
両末端が封鎖されたポリジオルガノシロキサン50
部、S−1を100部、ルチル型酸化チタン100部、
チタン黄10部、ベンガラ0.05部、カーボンブラツ
ク0.025部、群青0.5部および第2表に示す脂肪酸
のアルミニウム塩、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサンで表面処理された煙霧質シリカ(比較
例)、揮発性有機ケイ素化合物および炭化水素系
溶剤をサンドミルを用いて均一に分散させた。次
いで第2表に示すアミノキシ基を有する有機ケイ
素化合物を混合して試料21〜25を得た。ただし、
試料24はアルミニウム石鹸のかわりにオクタメチ
ルシクロテトラシロキサンで表面処理された煙霧
質シリカを使用した比較例、試料25は脂肪酸のア
ルミニウム塩を使用しない比較例である。 これら試料を調合後直ちに、また調合から2時
間後および4時間後に、B型回転粘度計にて粘度
を測定し、しかる後、ドクターブレードを用いて
軟鋼板上に0.1、0.2および0.3mm厚塗布し、直ちに
板を垂直に保持し、タレの有無を観察した。一
方、試料21〜25を、調製例3で作成した試験体
(T−1)のシリコーン弾性体表面に塗布してシ
リコーン弾性体に対する濡れ性および顔料分離の
有無を観察した。その後、屋外に暴露し、汚損の
程度を観察した。それらの結果も第2表に示す。
【表】
【表】 実施例 3 B−2 100部に、ルチル型酸化チタン50部、
パーマネントイエロー3部、ベンガラ0.2部、カ
ーボンブラツク0.05部および第3表に示す樹脂酸
のアルミニウム塩、揮発性有機ケイ素化合物およ
び炭化水素系溶剤をサンドミルを用いて均一に分
散させた。次いで第3表に示すアミノキシ基を有
する有機ケイ素化合物を混合して試料31〜33を得
た。これら試料を用いて、実施例1と同様の試験
を行つた。その結果も第3表に示す。なお。試験
体は調製例4で作成したT−2を使用した。ま
た、塗膜形成材を塗布していない試験体(T−
2)そのものも比較例として暴露した。
【表】
【表】 実施例 4 25℃における粘度が20000cStのシラノール基で
両末端が封鎖されたポリジメチルシロキサン50
部、S−2を100部、ルチル型酸化チタン100部、
チタン黄10部、ベンガラ0.15部、カーボンブラツ
ク0.1部および第4表に示すアルミニウム石鹸、
ヘキサメチルジシラザンで表面処理された煙霧質
シリカ(比較例)、揮発性有機ケイ素化合物およ
び炭化水素系溶剤をサンドミルを用いて均一に分
散させた。次いで第4表に示す有機ケイ素化合物
を混合して試料41〜46を得た。ただし、試料45は
脂肪酸のアルミニウム塩のかわりに表面処理煙霧
質シリカを使用した比較例、試料46は脂肪酸アル
ミニウム塩を使用しない比較例である。これら試
料を用いて実施例2と同様の試験を行つた。。そ
の結果も第4表に示す。
【表】
【表】 参考例 1 25℃における粘度が20000cStのシラノール基で
両末端が封鎖されたポリジメチルシロキサン50
部、S−1を100部、ルチル型酸化チタン100部、
チタン黄20部、ベンガラ1部、鉄黒2部、オクタ
メチルシクロテトラシロキサン75部、キシレン25
部および一方にはさらにアルミニウムトリステア
レート7.5部を、もう一方にはオクタメチルシク
ロテトラシロキサンで表面処理された煙霧質シリ
カを加え混合した。これらを、いずれも同一の条
件にて、三本ロールに2度通し、均一に分散させ
て試料51および比較試料52を得た。試料の粘度と
つぶゲージにより顔料分散度を確認したところ、
第5表に示すとおりであつた。次いでこれら試料
それぞれ20Kgを石油罐に詰めて密封し、3ケ月間
静置保管した後、開封してその性状を観察したと
ころ、第5表に示すとおりであつた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 分子中に平均2個を越える数のオルガノ
    アミノキシ基を有する有機ケイ素化合物100重
    量部; (B) (a) SiO2単位と次式: R1 3SiO1/2 (式中、R1は同一又は相異なる一価の置換
    もしくは非置換の炭化水素基を表す) で表される単位とから成り、R1 3SiO1/2単位
    がSiO2単位1モルに対し0.4〜1.0モル存在
    し、ケイ素原子1個あたりに0.0004〜1個の
    水酸基が結合したポリオルガノシロキサン
    100重量部と (b) 25℃における粘度が30〜2000000cStのシラ
    ノール基で両末端が封鎖されたポリジオルガ
    ノシロキサン10〜1000重量部 との混合物又はこれらの縮合反応生成物、(A)
    100重量部に対して10〜1000重量部; (C) (A)と(B)の合計量100重量部に対して5〜500重
    量部の着色顔料; (D) 炭化水素系溶媒、(A)〜(E)の合計量100重量部
    に対して20〜500重量部;並びに (E) (A)〜(D)の合計量100重量部に対して0.05重量
    部以上であり、かつ(A)と(B)との合計量100重量
    部に対して100重量部以下の、脂肪酸、樹脂酸
    及びナフテン酸から成る群より選ばれた有機酸
    のアルミニウム塩; から成ることを特徴とする塗膜形成材組成物。 2 (A)の化合物が分子中に平均2.5個を越える数
    のオルガノアミノキシ基を有する有機ケイ素化合
    物である、特許請求の範囲第1項記載の塗膜形成
    材組成物。 3 (A)のオルガノアミノキシ基に結合する有機基
    がエチル基である、特許請求の範囲第1項記載の
    塗膜形成材組成物。 4 R1がメチル基である、特許請求の範囲第1
    項記載の塗膜形成材組成物。 5 (B)(b)の化合物の25℃における粘度が1000〜
    2000000cStである、特許請求の範囲第1項記載の
    塗膜形成材組成物。 6 (B)(b)の化合物のケイ素原子に結合する有機基
    がメチル基である、特許請求の範囲第1項記載の
    塗膜形成材組成物。
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