JPH0525433A - 伸展性を有する低温硬化性一液ポリウレタン塗料組成物 - Google Patents

伸展性を有する低温硬化性一液ポリウレタン塗料組成物

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JPH0525433A
JPH0525433A JP3105717A JP10571791A JPH0525433A JP H0525433 A JPH0525433 A JP H0525433A JP 3105717 A JP3105717 A JP 3105717A JP 10571791 A JP10571791 A JP 10571791A JP H0525433 A JPH0525433 A JP H0525433A
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JP
Japan
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acid
polyol
polyisocyanate
group
temperature
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Withdrawn
Application number
JP3105717A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Asahina
芳幸 朝比奈
Taketoshi Usui
健敏 臼井
Satomi Kuroki
里美 黒木
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無黄変ジイソシアナートから誘導されるポリ
イソシアナートのイソシアナート基がマスクされたブロ
ックイソシアナートに特定のキレート化合物を硬化促進
剤として使用することにより塗料の架橋温度を低下さ
せ、かつ低温におけて優れた塗膜物性が得られる一液性
塗料組成物を得ることを目的とする。 【構成】 ポリカプロラクトン、ポリテトラメチレング
リコール等の数平均分子量500〜1600のジオール
及びまたはトリオールとヘキサメチレンジイソシアナー
ト、トソホロンジイソシアナート等の脂肪族または脂環
族ジイソシアナートの単独または混合物であるジイソシ
アナートからなるポリイソシアナートのイソシアナート
基をオキシム系化合物等のブロック化剤でブロックした
ブロックポリイソシアナート、アクリルポリオール等の
樹脂分水酸基価10〜300mgKOH/gのポリオー
ル、並びにコバルト、亜鉛、ニッケル、錫、マンガン、
銅の金属キレート化合物から選ばれた1種以上の硬化促
進剤を主成分とする一液性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伸展性を有する低温架橋
性一液性ポリウレタン熱硬化性被覆組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン樹脂塗料は非常に優
れた耐摩耗性、耐薬品性、耐汚染性を有している上に、
脂肪族及び脂環族ジイソシアナートを原料とする無黄変
ポリイソシアナートから誘導されたポリウレタン樹脂塗
料は更に耐候性が優れ、その需要は増加する傾向にあ
る。
【0003】しかしながら、一般にポリウレタン樹脂塗
料は二液性であるため、その使用には極めて不便であっ
た。即ち、通常のウレタン樹脂塗料はポリオールとポリ
イソシアナートの二成分からなり、別々に貯蔵し、塗装
時に混合する必要がある。また、一旦混合すると塗料は
短時間でゲル化し使用できなくなるのが現状である。こ
のことは自動車あるいは弱電気塗装のようなライン塗装
を行う分野においては、自動塗装を行うことを極めて困
難にしている。
【0004】更に作業終了時の塗装機及び塗装槽の洗浄
などを充分に行う必要があるので作業能率は著しく低下
する。従来前記の欠点を改善するために、活性なイソシ
アナート基をすべてブロック剤で封鎖したブロックイソ
シアナートを用いることが提案されている。このブロッ
クイソシアナートは、常温ではポリオールと反応しない
が、高温ではブロック剤を解離し活性なイソシアナート
基が再生されてポリオールと反応し架橋反応が起る性質
を有するので一応前記の欠点を改善することが出来る。
【0005】しかしながら、上記の架橋反応は高い焼付
け温度が必要である。高い焼付け温度はエネルギーコス
トの増加のみならず、それに付随する大気汚染の増加に
加えプラスチック類等の熱に弱い被塗物への塗装につい
ては、致命的な欠点となる。加えて自動車、建築外装な
どはあらゆる環境にさらされ、それに耐えなければなら
ない。特に、零度以下の低温においても、良好な可撓
性、耐衝撃性、密着性等に関して優れた塗膜物性が要求
される。
【0006】従って、ポリウレタン樹脂塗料分野におい
て、優れた耐候性を有し、架橋温度が低くかつ低温物性
の優れた一液性ポリウレタン樹脂塗料の出現が要望され
ていた。上記架橋温度を低下させるためのいくつかの提
案がなされている。特公昭44−18877号、特開昭
53−138434号、特開昭56−84714号、特
開昭57−8217号公報等では特定有機錫化合物を硬
化促進のための触媒として添加している。特開昭62−
199609号公報では、鉛化合物、無機亜鉛化合物を
硬化促進のための触媒として添加している。
【0007】しかしながら、無黄変ジイソシアナートか
ら誘導されるポリイソシアナートのイソシアナート基が
マスクされたブロックイソシアナートに上記の硬化促進
剤を添加しても塗料の架橋温度はそれほど低下せず、か
つ低温における優れた塗膜物性が得られず用途が限定さ
れていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た耐候誠を有し、塗料の架橋温度が低く、かつ低温にお
ける優れた塗膜物性を得ることができる塗料組成物を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討し
た結果、特定のブロックポリイソシアナート、特定のポ
リオール及び特定の金属キレート化合物からなる硬化促
進剤を組合せる事により、前記の目的を達成することを
見出すことに成功し本発明に到った。即ち、本発明は、
(1)数平均分子量500〜1600のジオール及びま
たはトリオールと脂肪族または脂環族ジイソシアナート
の単独または混合物であるジイソシアナートからなるポ
リイソシアナートのイソシアナート基をブロック化剤で
ブロックしたブロックポリイソシアナート、(2)樹脂
分水酸基価10〜300mgKOH/gのポリオール、
並びに(3)コバルト、亜鉛、ニッケル、錫、マンガン
及び銅のキレート化合物から選ばれた1種または2種以
上の硬化促進剤を主成分とすることを特徴とする伸展性
を有する低温硬化性一液ポリウレタン塗料組成物であ
る。
【0010】本発明のポリイソシアナートの原料の一成
分であるジオール及びトリオールは一分子中平均水酸基
価数が2及び3であり、数平均分子量は500〜160
0の範囲でなければならない。数平均分子量が500未
満のジオール、トリオールを粗原料の一成分とした場
合、形成された塗膜の低温での伸度が充分でない。また
数平均分子量が1600を越えるジオール、トリオール
を原料の一成分として用いた場合、得られたポリイソシ
アネートはイソシアナート含有率が低く、かつ溶剤に対
する溶解性が低く実用性に乏しい。このようなジオー
ル、トリオールとしては、脂肪族炭化水素ポリオール
類、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポリオー
ル類、エポキシ樹脂類、ポリカーボネートポリオール類
等が挙げられる。
【0011】脂肪族炭化水素ポリオール類の具体例とし
ては、例えば、末端水酸基化ポリブタジエンやその水素
添加物等が挙げられる。またポリエーテルポリオール類
としては、例えばグリセリンやプロピレングリコール等
の多価アルコールの単独または混合物に、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサ
イドの単独または混合物を付加して得られるポリエーテ
ルポリオール類、ポリテトラメチレングリコール類、更
にアルキレンオキサイドにエチレンジアミン、エタノー
ルアミン類等の多官能化合物を反応させて得られるポリ
エーテルポリオール類等がある。
【0012】ポリエステルポリオール類としては、例え
ばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、無
水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独ま
たは混合物と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類及び
例えばε−カプロラクトンを多価アルコールを用いて開
環重合して得られるようなポリカプロラクトン類等が挙
げられる。
【0013】また、ポリカーボネートポリオール類とし
ては、ビスフェノールA等の芳香族多価アルコールや
1,6−ヘキサンジオール等の脂肪族及び脂環族多価ア
ルコール類を原料として常法により得られるものが挙げ
られる。エポキシ樹脂類としては、例えばノボラック
型、β−メチルエピクロ型、環状オキシラン型、グリシ
ジルエーテル型、グリコールエーテル型、脂肪族不飽和
化合物のエポキシ型、エポキシ化脂肪酸エステル型、多
価カルボン酸エステル型、アミノグリシジル型、ハロゲ
ン化型、レゾルシン型等のエポキシ樹脂類が挙げられ
る。
【0014】特にポリテトラメチレングリコール、ポリ
カプロラクトンポリオールが好ましい。市販品では、例
えば、ポリテトラメチレングリコールであれば、PTG
65リオールとして市販されているものには、例えば、
ポリテトラメチレングリコールであれば、PTG65
0、PTG1000、PTG1500、PTG1800
(いずれも保土ヶ谷化学工業(株)製、商品名)、ポリ
カプロラクトンポリオールであれば、プラクセル30
3、プラクセル305、プラクセル308、プラクセル
312、プラクセル205、プラクセル212(いずれ
もダイセル化学工業(株)製、商品名)等がある。これ
らを単独または2種以上混合して使用してもよい。
【0015】このようなジオール、トリオールと反応さ
せる本発明のジイソシアナートは、脂肪族および脂環族
ジイソシアナートである。脂肪族ジイソシアナートとし
ては、炭素数4〜30のものが、脂環族ジイソシアナー
トとしては炭素数8〜30のものが好ましく、例えば、
1,4−テトラメチレンジイソシアナート、1,5−ペ
ンタメチレンジイソシアナート、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアナート、2,2,4−トリメチル−1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンイソシアネ
ート、3−イソシアナートメチル−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキシルイソシアナート(イソホロンジイソ
シアナート)、1,3−ビス(イソシアナートメチル)
−シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアナート等を挙げることが出来る。なかでも、
耐候性、工業的入手の容易さから、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアナート(以下HMDIと称す)が好まし
い。
【0016】前記ジオール、トリオールとジイソシアナ
ートとの反応は、常温〜200℃、好ましくは、80〜
140℃で行われる。反応温度が低い場合は反応の完結
に時間がかかりすぎ、逆に高い場合は、望ましくない副
反応が起こり反応生成物の粘度が上昇したり、着色が生
じたりして実用的でない。反応の際に、溶剤を使用して
もよい。使用可能な溶剤としては、例えば、トルエン、
キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル等のイソシアナート
に対して不活性なものが好ましい。また必要であれば、
イソシアナート基と水酸基の反応促進のために有機錫化
合物、3級アミン化合物等を用いてもよい。また更にイ
ソシアヌレート反応を行ってもよい。この場合の反応温
度は40〜120℃であり、通常触媒を用いる。
【0017】触媒としては、例えば、テトラメチルアン
モニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルア
ンモニウム等のテトラアルキルアンモニウムのハイドロ
オキサイドや有機弱酸塩、トリメチルヒドロキシプロピ
ルアンモニウム、トリメチルヒドロキシエチルアンモニ
ウム、トリエチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ト
リエチルヒドロキシエチルアンモニウム等のヒドロキシ
アルキルアンモニウムのハイドロオキサイドや有機弱酸
塩、酢酸、カプロン酸、オクチル酸、ミリスチン酸等の
アルキルカルボン酸のアルカリ、錫、亜鉛、鉛等の金属
塩、ヘキサメチルジシラザン等のアミノシリル基含有化
合物等が挙げられる。イソシアヌレート化反応を停止す
る場合は、硫酸、リン酸、スルホン酸等を添加し、触媒
を失活させる。反応が終了したならば、反応混合物中の
未反応ジイソシアナート及び溶剤を除去し、目的のポリ
イソシアナートを得ることが出来る。この様なポリイソ
シアナートとしては、例えば、特公昭64−10023
号、特開昭2−1718号公報等がある。
【0018】この様にして得られたポリイソシアナート
のイソシアナート基はブロック化剤によりブロックされ
る。本発明のブロック化剤としては例えば、、フェノー
ル系、アルコール系、活性メチレン、メルカプタン系、
酸アミド系、酸イミド系、イミダゾール系、尿素系、オ
キシム系、アミン系、イミド系化合物等があり、これら
を単独あるいは、混合して使用してもよい。より具体的
なブロック化剤の例を下記に示す。
【0019】フェノール系;フェノール、クレゾール、
エチルフェノール、ブチルフェノール等 アルコール系;ブチルセロソルブ、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコール、ベンジル
アルコール、メタノール、エタノール、2−エチルヘキ
サノール等、活性メチレン系;マロン酸ジメチル、マロ
ン酸ジエチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、
アセチルアセトン等、メルカプタン系;ブチルメルカプ
タン、ドデシルメルカプタン等、酸アミド系;アセトア
ニリド、酢酸アミド、ε−カプロラクタム、δ−バレロ
ラクタム、γ−ブチロラクタム等、酸イミド系;コハク
酸イミド、マレイン酸イミド等、イミダゾール系;イミ
ダゾール、2−メチルイミダゾール等、尿素系;尿素、
チオ尿素、エチレン尿素等、オキシム系;ホルムアルド
オキシム、アセトアルドオキシム、アセトンオキシム、
メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム
等、アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カルバゾ
ール等、イミン系;エチレンイミン、ポリエチレンイミ
ン等、前記ブロック化剤のなかでは、オキシム系、酸ア
ミド系が好ましく、アセトンオキシム、メチルエチルケ
トオキシムが特に好ましい。この様なブロックイソシア
ナートを架橋剤に用いた塗膜は伸展性を有している。
【0020】本発明におけるポリオールとしては、脂肪
族炭化水素ポリオール類、ポリエーテルポリオール類、
ポリエステルポリオール類、エポキシ樹脂類、フッ素ポ
リオール類及びアクリルポリオール類等が挙げられる。
脂肪族炭化水素ポリオール類の具体例としては、例え
ば、末端水酸基化ポリブタジエンやその水素添加物等が
挙げられる。またポリエーテルポリオール類としては、
例えばグリセリンやプロピレングリコール等の多価アル
コールの単独または混合物に、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの単独
または混合物を付加して得られるポリエーテルポリオー
ル類、ポリテトラメチレングリコール類、更にアルキレ
ンオキサイドにエチレンジアミン、エタノールアミン類
などの多官能化合物を反応させて得られるポリエーテル
ポリオール類及び、これらポリエーテル類を媒体として
アクリルアミド等を重合して得られる、いわゆるポリマ
ーポリオール類等が含まれる。
【0021】ポリエステルポリオール類としては、例え
ばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、無
水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独ま
たは混合物と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類及び
例えばε−カプロラクトンを多価アルコールを用いて開
環重合して得られるようなポリカプロラクトン類等が挙
げられる。
【0022】エポキシ樹脂類としては、例えばノボラッ
ク型、β−メチルエピクロ型、環状オキシラン型、グリ
シジルエーテル型、グリコールエーテル型、脂肪族不飽
和化合物のエポキシ型、エポキシ化脂肪酸エステル型、
多価カルボン酸エステル型、アミノグリシジル型、ハロ
ゲン化型、レゾルシン型等のエポキシ樹脂類が挙げられ
る。
【0023】フッ素ポリオール類としては、例えば特開
昭57−34107号、特開昭61−275311号公
報等で開示されているフルオロオレフィン、シクロヘキ
シルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテ
ル、モノカルボン酸ビニルエステル等の共重合体等があ
る。アクリルポリオールとしては、例えば、アクリル酸
−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシ
プロピル、アクリル酸−2−ヒドロキシブチル等の活性
水素を持つアクリル酸エステル、またはグリセリンのア
クリル酸モノエステルあるいはメタクリル酸モノエステ
ル、トリメチロールプロパンのアクリル酸モノエステル
あるのはメタクリル酸モノエステルの群から選ばれた単
独または混合物とアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチ
ル、アクリル酸−2−エチルヘキシルなどのアクリル酸
エステル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−ヘキ
シル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル
の群から選ばれた単独または混合物とを必須成分とし、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等
の不飽和カルボン酸、アクリルアミド、N−メチロール
アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等の不飽和
アミド、及びメタクリル酸グリシジル、スチレン、ビニ
ルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、フマル酸
ジブチル等のその他の重合性モノマーの群から選ばれた
単独または混合物の存在下、あるいは非存在下において
重合させて得られるアクリルポリオール樹脂および特開
昭1−261409号公報、特開平3−6273号公報
等で例示されている重合性紫外線安定性単量体をの共重
合して得られるアクリルポリオール樹脂が挙げられる。
【0024】これらのポリオールの中で特に好ましいも
のは上記のアクリルポリオールである。本発明のポリオ
ールは樹脂分水酸基価が10〜300mgKOH/gで
ある。樹脂分水酸基価が10未満の場合には、イソシア
ナート成分との反応によるウレタンの架橋密度が減少し
て、ウレタン結合の機能が発揮できず、樹脂分水酸基価
が300を超えると、逆に架橋密度が増大し、塗膜の機
械的物性が低下し好ましくなく、場合によっては水酸基
とイソシアナート基が完全に反応しない。
【0025】このようにして得られたブロックイソシア
ナートとポリオールは、ブロックイソシアナート中のブ
ロックされたイソシアナート基とポリオール中の水酸基
とのモル比は、0.4:1ないし2:1の範囲が好適で
ある。また、用途に応じて各種ブロックイポリソシアナ
ート及びメラミン系硬化剤を併用することが出来る。前
記ブロックポリイソシアナートとしては、ビュレット型
ポリイソシアナートのブロック体(例えば、特開昭55
−144021号公報)、イソシアヌレート型ポリイソ
シアナートのブロック体(例えば、特開昭55−383
80号公報)、ウレタン変性イソシアヌレート変性イソ
シアヌレート型ポリイソシアヌレートのブロック体(例
えば、特開昭60−149572号公報)等がある。メ
ラミン系硬化剤としては、ヘキサメトキシメチロールメ
ラミン、メチル・ブチル化メラミン等が代表的なものと
して例示される。
【0026】本発明に使用される硬化促進剤について述
べる。本発明に使用される金属キレート化合物は、コバ
ルト、亜鉛、ニッケル、錫、マンガン、銅のキレート化
合物である。これらの金属キレート化合物としては、金
属原子に少なくとも1つは、炭素数1〜14のアルコキ
シ基であり例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、s
ce−ブトキシ、n−ペントキシ、イソアミルオキシ、
n−ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、n−ステア
リルオキシ等であるかまたは炭素数2〜10のアルコキ
シアルコキシ基であり例えばメトキシメトキシ、メトキ
シエトキシ、エトキシブトキシ、ブトキシペントキシ等
が結合した化合物が好適である。
【0027】また、上記の金属に結合した基の残りの基
としては、例えば炭素数1〜8のアルキル基であり例え
ば、メチル、エチル、n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、アミル等、アリール基例
えばフェニル、トルイル等、アルケニル基例えばビニ
ル、アリル等、メルカプト基もしくはアミノ基で置換さ
れた炭素数1〜8のアルキル基例えばγ−メルカプトプ
ロピル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチル
等である。
【0028】キレート化剤としては例えば、トリエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノエタ
ノール、ジメチルアミノエタノール等の低級アルカノー
ルアミン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のア
セト酢酸エステル類、ジアセトンアルコール等のジケト
ンアルコール類、アセチルアセトン等のジケトン類、エ
チレングリコール、オクチレングリコール等のグリコー
ル類、乳酸、酒石酸等のオキシカルボンサン類、マレイ
ン酸、マロン酸エチル等のジカルボン酸またはそのエス
テル類、その他サリチル酸、カテコール、ピロガロール
等か挙げられ、好ましくはジケトン類、アセト酢酸エス
テル類である。
【0029】本発明で使用する金属キレート化合物の代
表例としては例えば、ジブチル・ビス(アセチルアセト
ン)錫、ブチル・トリス(アセチルアセトナート)錫、
ジプロピル・ビス(アセチルアセトナート)錫、プロピ
ル・トリス(アセチルアセトナート)錫、ジオクチル・
ビス(アセチルアセトナート)、ジブチル・ビス(エチ
ルアセトアセテート)錫、プロピル・トリス(エチルア
セトアセテート)錫、プロポキシ・トリス(エチルアセ
トアセテート)錫、ビス(アセチルアセトン)亜鉛、ビ
ス(エチルアセトアセテート)亜鉛、ジプロポキシ・ビ
ス(アセチルアセトナート)コバルト、ジプロポキシ・
ビス(エチルアセトアセテート)コバルト、ビス(アセ
チルアセトン)コバルト、ビス(アセチルアセトン)ニ
ッケル、ビス(エチルアセトアセテート)ニッケルを挙
げることができる。これらは単独に用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。好ましくはビス(アセチルアセ
トン)塩である。添加量は、特に制限はないが、通常、
樹脂固形分に対して0.01〜10重量%、好ましくは
0.5〜5重量%である。
【0030】また、本発明の組成物においては、成分を
混合する際に必要に応じて適当な溶剤、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ミネラルス
ピリット、ナフサ等の炭化水素類、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢
酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸セロソルブなどのエ
ステル類などの群から目的及び用途に応じて適宜選択し
て使用することが出来る。これらの溶剤は単独で用いて
もよく、2種以上を併用してもよい。
【0031】また、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸
収剤、顔料、金属粉顔料、レオロジーコントロール剤等
を添加してもよい。
【0032】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明を更に詳細
に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例中、ブフロックイソシアナー
トとポリオールの配合は重量部で示した。また硬化促進
剤は、これらブロックイソシアナートとポリオールの固
形分に対する重量%で示した。評価は下記に従い行っ
た。
【0033】また、塗膜物性は以下の方法で測定し、評
価した。 (ゲル分率)焼付け硬化後の塗膜を、アセトンに20℃
で24時間浸漬した時の未溶解部分重量の浸漬前に対す
る値をゲル分率とする。この値を塗膜形成能の指標とし
た。この値が50%未満のものは塗料として使用に耐え
ないものであり、50〜85%未満のものは塗料として
もう一つ満足できないものであり、85%以上のものは
十分満足できるものである。 (低温の耐衝撃性)JIS3141(SPCC−SB)
0.8×70×150mmの鋼板に塗布された30μの
膜厚を有する塗膜をデュポン式1/2インチ×500g
×50cm(−10℃)の条件でJIS 5400に準
拠して行った。評価としては、クラックなしを○、わず
かにクラックが発生したものを△、クラックが発生した
ものを×とした。
【0034】
【参考例1】 (ブロックイソシアナートの製造)攪拌機、温度計、還
流冷却管、窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ
内を窒素雰囲気にし、1,6−ヘキサメチルジイソシア
ナート(HMDI)を1008g、数平均分子量100
0のポリテトラメチレングリコールであるPTG100
0(保土ヶ谷化学工業(株)製)を400g仕込、攪拌
下、反応温度100℃で1時間反応させた。かくして得
られた反応液を薄膜蒸留装置を用いて、温度160℃、
真空度0.2mmHgで蒸留し未反応のHMDIを除去
し、ポリイソシアナートを得た。攪拌機、温度計、還流
冷却管、窒素吹き込み管を取り付けた4口フラスコ内を
窒素雰囲気にした後、得られたポリイソシアナート10
00g、酢酸エチル284gを仕込、攪拌下、反応温度
を50℃以下に制御しながらブタノンオキシム135g
を滴下した。赤外スペクトルによるイソシアナート基の
吸収が消失したことを確認した。
【0035】
【参考例2】 (ブロックイソシアナートの製造)参考例1と同様な装
置を用い、フラスコ内を窒素雰囲気にした後、HMDI
792gとポリカプロラクトンポリオールであるプラク
セル305(ダイセル化学工業(株)製、商品名、数平
均分子量550)とを仕込み、攪拌下100℃、1時間
反応させた。かくして得られた反応液を薄膜蒸留装置を
用いて、温度160℃、真空度0.2mmHgで蒸留し
未反応のHMDIを除去しポリイソシアナートを得た。
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管を取り付
けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にした後、得られた
ポリイソシアナート1000g、酢酸エチル314gを
仕込、攪拌下、反応温度を50℃以下に制御しながらブ
タノンオキシム254gを滴下した。赤外スペクトルに
よるイソシアナート基の吸収が消失したことを確認し
た。
【0036】
【参考例3】 (ブロックイソシアナートの製造)参考例1と同様な装
置を用い、フラスコ内を窒素雰囲気にした後、HMDI
300gとポリカプロラクトンポリオールであるプラク
セル205(ダイセル化学工業(株)製、商品名、数平
均分子量550)とを仕込み、攪拌下100℃、1時間
反応させた。かくして得られた反応液を薄膜蒸留装置を
用いて、温度160℃、真空度0.2mmHgで蒸留し
未反応のHMDIを除去しポリイソシアナートを得た。
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管を取り付
けた4口フラスコ内を窒素雰囲気にした後、得られたポ
リイソシアナート1000g、酢酸エチル300gを仕
込、攪拌下、反応温度を50℃以下に制御しながらブタ
ノンオキシム205gを滴下した。赤外スペクトルによ
るイソシアナート基の吸収が消失したことを確認した。
【0037】
【参考例4】 (ブロックイソシアナートの製造)参考例1と同様な装
置を用い、フラスコ内を窒素雰囲気にした後、HMDI
を原料としたポリイソシアナートであるデュラネート2
4A(旭化成工業(株)の商品名)1000g、酢酸エ
チル380gを仕込、攪拌下、反応温度を50℃以下に
制御しながらブタノンオキシム511gを滴下した。赤
外スペクトルによるイソシアナート基の吸収が消失した
ことを確認した。
【0038】
【実施例1〜9】参考例で合成されたブロックイソシア
ナートを用いポリオールとして実施例1〜6,8,9を
大日本インキ化学(株)製アクリルポリオール不揮発分
50%水酸基価50mgKOH/g、実施例7を大日本
インキ化学(株)製アクリルポリオール不揮発分50%
水酸基価17.5mgKOH/gを用いて表1に示すよ
うに配合し本発明の組成物を得た。この組成物を用いて
アプリケーター塗装を行った。室温で30分セッティン
グ後、120℃,30分の焼付けを行った。前記評価方
法における結果を表1に示す。
【0039】
【比較例1〜5】参考例で合成されたブロックイソシア
ナートを用いポリオールとして比較例1〜3,5は大日
本インキ化学(株)製アクリルポリオール不揮発分50
%水酸基価50mgKOH/g、比較例4に旭電化
(株)製ポリアセテールポリオール水酸基価450mg
KOH/gを用いて表2に示すように配合し組成物を得
た。この組成物を用いて、アプリケーター塗装を行っ
た。室温で30分セッティング後、120℃・30分の
焼付けを行った。前記評価方法における結果を表2に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、従来のポリオールとブ
ロックイソシアナートで主に構成された無黄変一液性ポ
リウレタン塗料に比べ、特定のブロックポリイソシアナ
ート、特定のポリオール、及び特定の金属キレート化合
物を組合せることにより、塗装の架橋温度の低くでき
る。すなわち低温硬化が可能になるばかりでなく、特に
低温における良好な可撓性、耐衝撃性、密着性に優れた
塗膜物性を得ることが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】(1)数平均分子量500〜1600のジ
    オール及びまたはトリオールと脂肪族または脂環族ジイ
    ソシアナートの単独または混合物であるジイソシアナー
    トからなるポリイソシアナートをブロック化剤でブロッ
    クしたブロックポリイソシアナート、(2)樹脂分水酸
    基価10〜300mgKOH/gのポリオール、並びに
    (3)コバルト、亜鉛、ニッケル、錫、マンガン、銅の
    金属キレート化合物から選ばれた1種以上の硬化促進剤
    を主成分とすることを特徴とする伸展性を有する低温硬
    化性一液ポリウレタン塗料組成物。
JP3105717A 1991-05-10 1991-05-10 伸展性を有する低温硬化性一液ポリウレタン塗料組成物 Withdrawn JPH0525433A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1161037A (ja) * 1997-08-14 1999-03-05 Ajinomoto Co Inc フレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物
JP2006519278A (ja) * 2003-02-26 2006-08-24 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト ポリウレタンコーティング系
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WO2013141163A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 昭和電工株式会社 化合物、該化合物の製造方法、重合体、硬化性組成物および硬化物

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