JPH0527165Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0527165Y2 JPH0527165Y2 JP1988111032U JP11103288U JPH0527165Y2 JP H0527165 Y2 JPH0527165 Y2 JP H0527165Y2 JP 1988111032 U JP1988111032 U JP 1988111032U JP 11103288 U JP11103288 U JP 11103288U JP H0527165 Y2 JPH0527165 Y2 JP H0527165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- outer hook
- carburized
- layer
- nitride layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ミシンに備えられる水平全回転かま
および垂直全回転かまなどのかまに関する。
および垂直全回転かまなどのかまに関する。
従来の技術
一般に、ミシンによる縫製時には、ミシン本体
に回転が拘束された内かまのまわりを、外かまが
回転することによつて縫目が形成される。このと
き、外かまの軌溝と内かまの軌条とは接触摺動し
ており、この摩擦抵抗によつて発熱し、高速度で
縫製を行なう工業用ミシンや低速度の家庭用ミシ
ンでも、長時間連続運転するとかまが焼付くこと
がある。このように摩擦抵抗が大きいと、糸切れ
や糸締り不良を誘発し、摺動部分から異音を発生
し、ついには外かまがロツクしてしまうという問
題があつた。また、堅牢な合成繊維糸で縫製する
と、その糸が接触する部分が摩耗し、このような
糸接触部分の摩耗に起因して、その糸に作用する
摩擦が増大してしまう。その結果、糸張力が不所
望に大きくなり、これによつてもまた糸切れや糸
締り不良を誘発するという問題が生じてしまう。
に回転が拘束された内かまのまわりを、外かまが
回転することによつて縫目が形成される。このと
き、外かまの軌溝と内かまの軌条とは接触摺動し
ており、この摩擦抵抗によつて発熱し、高速度で
縫製を行なう工業用ミシンや低速度の家庭用ミシ
ンでも、長時間連続運転するとかまが焼付くこと
がある。このように摩擦抵抗が大きいと、糸切れ
や糸締り不良を誘発し、摺動部分から異音を発生
し、ついには外かまがロツクしてしまうという問
題があつた。また、堅牢な合成繊維糸で縫製する
と、その糸が接触する部分が摩耗し、このような
糸接触部分の摩耗に起因して、その糸に作用する
摩擦が増大してしまう。その結果、糸張力が不所
望に大きくなり、これによつてもまた糸切れや糸
締り不良を誘発するという問題が生じてしまう。
このような問題を解決するために従来では、外
かまや内かま最外表面に硬質クロムメツキやテフ
ロンコーテイグなどを行なつている。しかしなが
ら、ミシンを高速で駆動して縫製作業の効率を向
上するとともに、ミシンの給油機構からかまへの
潤滑油の給油量を可及的に少なくすることが好ま
しい。そのために外かまを高速で回転すると、潤
滑油の消費量が増大し、潤滑油の供給量を少なく
すると外かまが焼付いてしまうという相反する問
題が生じてしまう。またメツキやコーテイングの
膜厚が不均一であることや、母材への密着性が不
安定で容易に剥離してしまうことなど、製作上の
問題もある。
かまや内かま最外表面に硬質クロムメツキやテフ
ロンコーテイグなどを行なつている。しかしなが
ら、ミシンを高速で駆動して縫製作業の効率を向
上するとともに、ミシンの給油機構からかまへの
潤滑油の給油量を可及的に少なくすることが好ま
しい。そのために外かまを高速で回転すると、潤
滑油の消費量が増大し、潤滑油の供給量を少なく
すると外かまが焼付いてしまうという相反する問
題が生じてしまう。またメツキやコーテイングの
膜厚が不均一であることや、母材への密着性が不
安定で容易に剥離してしまうことなど、製作上の
問題もある。
考案が解決しようとする課題
このような先行技術では、耐摩耗性および耐衝
撃性に劣り、外かまを長期にわたつて高速で円滑
に回転することができないため、したがつて良好
な縫い目を得ることができない。
撃性に劣り、外かまを長期にわたつて高速で円滑
に回転することができないため、したがつて良好
な縫い目を得ることができない。
本考案の目的は、潤滑油の供給量を低減して耐
摩耗性と耐衝撃性を向上し、外かまを高速で回転
しても、常に所望する好ましい糸調子で縫製動作
を行なうことができ、縫い質の向上を図ることが
できるようにしたミシンのかまを提供することで
ある。
摩耗性と耐衝撃性を向上し、外かまを高速で回転
しても、常に所望する好ましい糸調子で縫製動作
を行なうことができ、縫い質の向上を図ることが
できるようにしたミシンのかまを提供することで
ある。
課題を解決するための手段
本考案は、肌焼鋼を精密鋳造または切削加工し
て軌溝を有する外かまを形成し、この外かまに、
浸炭焼入れ、焼戻し処理を行なつて浸炭硬化層を
形成した後、軟窒化処理を行なつて最外表面が薄
くかつ硬い窒化層を形成し、 内かまの少なくとも軌条に、前記窒化層よりも
硬い窒化チタン層を形成したことを特徴とするミ
シンのかまである。
て軌溝を有する外かまを形成し、この外かまに、
浸炭焼入れ、焼戻し処理を行なつて浸炭硬化層を
形成した後、軟窒化処理を行なつて最外表面が薄
くかつ硬い窒化層を形成し、 内かまの少なくとも軌条に、前記窒化層よりも
硬い窒化チタン層を形成したことを特徴とするミ
シンのかまである。
作 用
本考案に従えば、外かまは肌焼鋼を精密鋳造ま
たは切削加工して形成される。この外かまに浸炭
焼入れ、焼戻し処理を行なうことによつて、浸炭
硬化層を形成して表面硬さを向上した後、軟窒化
処理して前記浸炭硬化層の最外表面には薄くかつ
硬い窒化層が形成される。このような外かまの軌
溝には内かまの軌条が嵌まる込む。この軌条には
前記窒化層よりも硬い窒化チタン層が形成され
る。したがつて内かまおよび外かまの相互に接触
する各表面の硬さは異なり、これによつて摩耗を
減少させて発熱の防止を図り、耐久性および耐衝
撃性を向上することができる。
たは切削加工して形成される。この外かまに浸炭
焼入れ、焼戻し処理を行なうことによつて、浸炭
硬化層を形成して表面硬さを向上した後、軟窒化
処理して前記浸炭硬化層の最外表面には薄くかつ
硬い窒化層が形成される。このような外かまの軌
溝には内かまの軌条が嵌まる込む。この軌条には
前記窒化層よりも硬い窒化チタン層が形成され
る。したがつて内かまおよび外かまの相互に接触
する各表面の硬さは異なり、これによつて摩耗を
減少させて発熱の防止を図り、耐久性および耐衝
撃性を向上することができる。
実施例
第1図は本考案の一実施例の水平全回転かまの
平面図であり、第2図は内かま3の軌条7付近の
拡大断面図である。たとえば水平全回転かまの外
かま1には、軸2が固定されており、第1図の上
下に延びる軸線まわりに回転駆動される。この外
かま1には内かま3が装着され、内かま押さえ4
によつて、内かま3の軌条7が外かま1の軌溝8
に嵌り込んだ状態で、内かま3が外かま1に保持
される。外かま1には剣先5が形成されており、
内かま3には回り止め突起6が形成されている。
平面図であり、第2図は内かま3の軌条7付近の
拡大断面図である。たとえば水平全回転かまの外
かま1には、軸2が固定されており、第1図の上
下に延びる軸線まわりに回転駆動される。この外
かま1には内かま3が装着され、内かま押さえ4
によつて、内かま3の軌条7が外かま1の軌溝8
に嵌り込んだ状態で、内かま3が外かま1に保持
される。外かま1には剣先5が形成されており、
内かま3には回り止め突起6が形成されている。
第1図および第2図を参照して、外かま1の製
造方法を説明する。外かま1は、炭素肌焼鋼やク
ロムモリブデン肌焼鋼などの肌焼鋼を材料とし
て、精密鋳造または切削加工などによつて形成さ
れる。この外かま1は別途に浸炭焼入れ、焼戻し
を行つて表面硬さを得ている。
造方法を説明する。外かま1は、炭素肌焼鋼やク
ロムモリブデン肌焼鋼などの肌焼鋼を材料とし
て、精密鋳造または切削加工などによつて形成さ
れる。この外かま1は別途に浸炭焼入れ、焼戻し
を行つて表面硬さを得ている。
本考案は、このような浸炭焼入れ、焼戻し処理
を行つたものに、さらに軟窒化処理を行い、より
高度な耐摩耗性と耐衝撃性を得るとともに、縫い
性能向上を図るものである。軟窒化処理は、浸炭
処理を行つた外かま1の表面層を高窒素状態にし
て熱硬化させるものであり、この軟窒化処理を行
うと、外かま1の浸炭硬化層12は、処理温度の
影響で硬さは低下するが、その浸炭硬化層12の
最外表面には薄くて非常に硬い窒化層9が形成さ
れる。この窒化層9は、外かま1の浸炭硬化層1
2に比べると耐摩耗性に優れており、これによつ
て摺動抵抗も低減される。特に、外かま1の軌溝
8と内かま3の軌条7が摺動摩擦接触する部分
や、縫製中に上糸が常に接触する部分には有効で
あり、糸調子を安定化させるとともに、外かま1
および内かま3の発熱や焼付きなどを防止する。
内かま3の少なくとも軌条7には、窒化チタン層
11を形成する。
を行つたものに、さらに軟窒化処理を行い、より
高度な耐摩耗性と耐衝撃性を得るとともに、縫い
性能向上を図るものである。軟窒化処理は、浸炭
処理を行つた外かま1の表面層を高窒素状態にし
て熱硬化させるものであり、この軟窒化処理を行
うと、外かま1の浸炭硬化層12は、処理温度の
影響で硬さは低下するが、その浸炭硬化層12の
最外表面には薄くて非常に硬い窒化層9が形成さ
れる。この窒化層9は、外かま1の浸炭硬化層1
2に比べると耐摩耗性に優れており、これによつ
て摺動抵抗も低減される。特に、外かま1の軌溝
8と内かま3の軌条7が摺動摩擦接触する部分
や、縫製中に上糸が常に接触する部分には有効で
あり、糸調子を安定化させるとともに、外かま1
および内かま3の発熱や焼付きなどを防止する。
内かま3の少なくとも軌条7には、窒化チタン層
11を形成する。
本考案は、水平全回転かまに関連して実施され
るだけでなく、垂直全回転かまに関連してもまた
実施することができる。
るだけでなく、垂直全回転かまに関連してもまた
実施することができる。
考案の効果
以上のように本考案によれば、外かまに軟窒化
処理を行い、かつ内かまに窒化チタン層を形成し
た組合せ構造にしたので、耐摩耗性および耐衝撃
性に非常に優れており、このため外かまと内かま
の摺動部の焼付防止や、堅牢な裁縫糸の接触によ
る外かまや内かまの異常摩耗が防止できる。その
ため、ミシンのかまの耐久性が向上し、糸すべり
が良好となつて糸切れや糸締り不良などが防が
れ、したがつて縫い質が向上する。特に本考案に
よれば、前記外かまは肌焼鋼を精密鋳造または切
削加工して形成され、この外かまに浸炭焼入れ、
焼戻し処理を行なうようにしたので、外かまの耐
衝撃性を向上することができる。
処理を行い、かつ内かまに窒化チタン層を形成し
た組合せ構造にしたので、耐摩耗性および耐衝撃
性に非常に優れており、このため外かまと内かま
の摺動部の焼付防止や、堅牢な裁縫糸の接触によ
る外かまや内かまの異常摩耗が防止できる。その
ため、ミシンのかまの耐久性が向上し、糸すべり
が良好となつて糸切れや糸締り不良などが防が
れ、したがつて縫い質が向上する。特に本考案に
よれば、前記外かまは肌焼鋼を精密鋳造または切
削加工して形成され、この外かまに浸炭焼入れ、
焼戻し処理を行なうようにしたので、外かまの耐
衝撃性を向上することができる。
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は
内かま3の軌条7が外かま1の軌溝8に嵌合した
状態を示す拡大断面図である。 1……外かま、2……外かまの軸、3……内か
ま、4……内かまの押さえ、5……外かまの剣
先、6……内かま回止め突起、7……軌条、8…
…軌溝、9……窒化層、11……窒化チタン層、
12……浸炭硬化層。
内かま3の軌条7が外かま1の軌溝8に嵌合した
状態を示す拡大断面図である。 1……外かま、2……外かまの軸、3……内か
ま、4……内かまの押さえ、5……外かまの剣
先、6……内かま回止め突起、7……軌条、8…
…軌溝、9……窒化層、11……窒化チタン層、
12……浸炭硬化層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 肌焼鋼を精密鋳造または切削加工して軌溝を有
する外かまを形成し、この外かまに、浸炭焼入
れ、焼戻し処理を行なつて浸炭硬化層を形成した
後、軟窒化処理を行なつて最外表面が薄くかつ硬
い窒化層を形成し、 内かまの少なくとも軌条に、前記窒化層よりも
硬い窒化チタン層を形成したことを特徴とするミ
シンのかま。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111032U JPH0527165Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111032U JPH0527165Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0232782U JPH0232782U (ja) | 1990-03-01 |
| JPH0527165Y2 true JPH0527165Y2 (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=31348731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988111032U Expired - Lifetime JPH0527165Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0527165Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301289A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-15 | Juki Corp | ミシン部品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56153364U (ja) * | 1980-04-16 | 1981-11-17 | ||
| JPS6138540U (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-11 | 三菱重工業株式会社 | 模型船用抵抗動力計 |
-
1988
- 1988-08-23 JP JP1988111032U patent/JPH0527165Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301289A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-15 | Juki Corp | ミシン部品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0232782U (ja) | 1990-03-01 |
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