JPH0529891U - ドア用治具 - Google Patents

ドア用治具

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JPH0529891U JP7927091U JP7927091U JPH0529891U JP H0529891 U JPH0529891 U JP H0529891U JP 7927091 U JP7927091 U JP 7927091U JP 7927091 U JP7927091 U JP 7927091U JP H0529891 U JPH0529891 U JP H0529891U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車の製造工程において、メイ
ンボディーに対しドアを開成した状態、もしくは閉成し
た状態に保持するためのドア用治具に関するものであ
り、繁雑な緒作業を要することなく、メインボディーに
対してドアを所定の状態に保持させ得るドア用治具を提
供することを目的とする。 【構成】 本考案では、メインボディーの治具係止部材
と係合するメインボディー側保持部を設けるとともに、
ドアに設けられた治具係止用開口の縁部に係合して上記
ドアを閉成位置に保持する閉成時係合部と、上記治具係
止用開口の縁部に係合して上記ドアを開成位置に保持す
る開成時係合部と、上記閉成時係合部および上記開成時
係合部を上記開口の縁部に圧接させるべく付勢するため
の付勢力発生部とを有するドア側保持部を設けることで
上記目的を達成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドア用治具に関し、詳しくは自動車の製造工程において、メインボ ディーに対してドアを開成した状態、もしくは閉成した状態に保持するためのド ア用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の製造工程、例えば自動車ボディーの塗装工程において、ドアの外方 をメインボディーとともに塗装するような場合には、上記ドアを閉じておく必要 がある。 このとき上記ドアは、不用意に開いて塗装作業に支承を来すことのないよう、 専用の治具を用いて上記メインボディーに対し閉じた状態に保持される。 一方、上記ドアの内方を塗装する場合には、当然にドアを開けておく必要があ り、この場合においてもドアが不用意に閉じてしまうことのないよう、専用の治 具を用いて上記ドアをメインボディーに対して開けた状態に保持している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したように従来では、ドアを開成状態に保持する作業と、ド アを閉成状態に保持する作業とを、それぞれ別個の専用治具を用いて行なってい るため、上述した自動車ボディーの塗装作業のように、各工程においてドアを開 閉操作する必要のある場合には、上記専用治具を頻繁に交換しなければならず、 作業が極めて繁雑なものとなる不都合があった。 また、ドアを開成状態とするか閉成状態とするかによって、異なる専用治具を 用意しておかねばならず、上記専用治具の運搬や保管に関わる管理作業も極めて 繁雑なものとなっていた。 本考案は、上記実状に鑑みて、煩雑な諸作業を要することなく、ドアをボディ ーに対する所定の位置に保持させることの可能なドア用治具を提供することを目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では、メインボディーの治具係止部材と係合するメインボディ ー側保持部を設けるとともに、ドアに設けられた治具係止用開口の縁部に係合し て上記ドアを閉成位置に保持する閉成時係合部と、上記治具係止用開口の縁部に 係合して上記ドアを開成位置に保持する開成時係合部と、上記閉成時係合部およ び上記開成時係合部を上記開口の縁部に圧接させるべく付勢するための付勢力発 生部とを有するドア側保持部を設けることによって上記目的を達成している。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、ドアに設けられた治具係止用開口の縁部に、閉成時係合 部あるいは開成時係合部のいずれか一方を選択して係合させることにより、1つ の治具によってドアを閉成状態あるいは開成状態のいずれの状態にも保持するこ とができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の具体的な構成を、一実施例を示す図面に基づいて詳細に説明 する。 図1ないし図5に、自動車ボディーの塗装工程において、ドアをメインボディ ーに対して閉成した状態あるいは開成した状態に保持するためのドア用治具に、 本考案に関わるドア用治具を適用した例を示す。
【0007】 ドア用治具1は、図5からも明らかなように、バネ材料から成る一本の丸棒に よって形成されており、上記丸棒を巻回して形成されたコイルスプリング部1A と、該コイルスプリング部1Aを挟んで相対向して延びる一方腕部1Bおよび他 方腕部1Cとを具備している。 上記一方腕部1Bおよび他方腕部1Cは、互いに近接する態様で変形した際、 付勢力発生部としての上記コイルスプリング部1Aの作用により常態に復帰し、 何らの外力も受けない常態では図5に示す如き形状を呈している。
【0008】 上記一方腕部1Bは、図中左右方向に沿って延びる直線腕1Baと、該直線腕 1Baの自由端部(図中右端部)から屈曲して延びる係止指1Bbとを有してお り、該係止指1Bbによってメインボディー側保持部10が構成されている。
【0009】 上記一方腕部1Bの図中左端部から上記コイルスプリング部1Aを介して延在 する他方腕部1Cは、常態において上記コイルスプリング部1Aから上記一方腕 部1Bの直線腕1Baに対して平行に延びる腕部1Caと、該腕部1Caから直 線腕1Baに対して離隔する方向に傾斜して延びる腕部1Cbと、該腕部1Cb から直線腕1Baに接近する方向に傾斜して延びる腕部1Ccと、該腕部1Cc から直線腕1Baに対して再び離隔する方向に傾斜して延びる腕部1Cdとを有 している。 また、上記腕部1Ccによって閉成時係合部20Aが構成されている一方、上 記腕部1Cbによって開成時係合部20Bが構成されており、さらに上記閉成時 係合部20Aおよび開成時係合部20Bと、上述した付勢力発生部としてのコイ ルスプリング部1Aとによってドア側保持部20が構成されている。
【0010】 因みに、上記ドア用治具1を形成している丸棒の直径は 4mm、直線腕1Baの 長さは 120mm、係止指1Bbの長さは25mm、コイルスプリング部1Aの直径は20 mmに設定されており、さらに上記各腕部1Ca,1Cb,1Cc,および1Cd の長さは、それぞれ38mm,40mm,15mm,および 8mmに設定されている。
【0011】 なお、上記ドア用治具1における各部の形状および寸法は実施例に限定される ものではなく、対象とする自動車ボディーの規格に基づいて適宜に設定すること が可能であり、また各部の形状を変化させることによって、変形時に発生する弾 性復帰力の大きさを任意に設定することも可能である。 さらに、塗装工程において使用される上記ドア用治具1は、耐熱性および対薬 品性についても十分に考慮されていることは勿論であり、また上述したドア用治 具1は、右側ドア用と左側ドア用とで互いに対象形状に形成されていることは言 うまでもない。
【0012】 図4に示す如く、自動車ボディーを構成するドア100は、前方に向けて突設 されたヒンジアーム101を有しているとともに、図示していないドアオープン ストッパを取り付けるための開口110が前部端板100aに形成されており、 上記開口110は治具係止用開口を構成している。 一方、図1および図2に示す如く、自動車ボディーを構成するメインボディー 200には、図示していないドアオープンストッパロッドを取り付けるための貫 通孔210aを備えたブラケット210が固設されており、該ブラケット210 は治具係止部材を構成している。 なお、上記ドア100は塗装作業に先立ち、上記ヒンジアーム101および図 1に示すヒンジピン102を介して、上記メインボディー200に対して開閉自 在に揺動支持されている。
【0013】 図1(a)に示すように、上述したドア用治具1におけるメインボディー側保 持部10(係止指1Bb)を、メインボディー200に設けられた治具係止部材 としてのブラケット210の貫通孔210aに係止する一方、ドア用治具1にお けるドア側保持部20をドア100に設けられた治具係止用開口としての開口1 10に挿入し、上記ドア側保持部20における他方腕部1Cの閉成時係合部20 A(腕部1Cc)を、上記開口110の縁部に位置させることにより、上記ドア 100をメインボディー200に対し閉成した状態に保持することができる。
【0014】 上記ドア用治具1におけるドア側保持部20を上記開口110に挿入すると、 ドア側保持部20における他方腕部1Cは図中実線で示す如く変形され、コイル スプリング部1Aに生じる弾性復帰力によって鎖線で示す常態位置に復帰しよう と挙動することにより、上記他方腕部1Cにおける閉成時係合部20Aは、上記 開口110の縁部に圧接されることとなる。
【0015】 このとき、図からも明らかなように上記閉成時係合部20Aは、ドア100の 内部から外方に向かって一方腕部1Bに接近する態様で傾斜しているため、上記 閉成時係合部20Aが開口110の縁部を圧接することにより、上記ドア100 にはヒンジピン102を中心とした反時計回り方向の力が作用し、もって上記ド ア100は、図示する如くメインボディー200に対して閉成した状態に保持さ れることとなる。
【0016】 一方、図1(b)に示すように、ドア用治具1のメインボディー側保持部10 をメインボディー200に設けられたブラケット210に係止する一方、上記ド ア用治具1におけるドア側保持部20をドア100に形成された開口110に挿 入し、上記ドア側保持部20における他方腕部1Cの開成時係合部20B(腕部 1Cb)を、上記開口110の縁部に位置させることにより、上記ドア100を メインボディー200に対して開成した状態に保持することができる。
【0017】 上記ドア用治具1におけるドア側保持部20を上記開口110に挿入すると、 ドア側保持部20における他方腕部1Cは図中実線で示す如く変形され、コイル スプリング部1Aに生じる弾性復帰力によって鎖線で示す常態位置に復帰しよう と挙動することにより、上記他方腕部1Cにおける開成時係合部20Bは、上記 開口110の縁部に圧接されることとなる。
【0018】 このとき、図からも明らかなように上記閉成時係合部20Bは、ドア100の 内部から外方に向かって一方腕部1Bから離隔する態様で傾斜しているため、上 記閉成時係合部20Bが開口110の縁部を圧接することにより、上記ドア10 0にはヒンジピン102を中心とした時計回り方向の力が作用し、もって上記ド ア100は、図示する如くメインボディー200に対して開成した状態に保持さ れることとなる。
【0019】 すなわち、上記ドア用治具1によれば、ドア100の開口110の縁部に、ド ア側保持部20における閉成時係合部20Aもしくは開成時係合部20Bのいず れか一方を選択して係合させることにより、上記ドア100を閉成状態あるいは 開成状態のいずれの状態にも保持することができる。 また、上記ドア用治具1は、先にも述べたようにバネ材の丸棒を加工したもの であるために製造コストが安く、かつ強度が高く破損し難いためにランニングコ ストをも低く抑えることができる。
【0020】 なお、本考案に関わるドア用治具は、実施例に示した自動車ボディーの塗装工 程のみならず、例えばギ装部品の組み付け工程等、様々な作業工程においてドア を所定の状態に保持させるために有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案に関わるドア用治具では、メインボディーの 治具係止部材と係合するメインボディー側保持部を設けるとともに、ドアに設け られた治具係止用開口の縁部に係合して上記ドアを閉成位置に保持する閉成時係 合部と、上記治具係止用開口の縁部に係合して上記ドアを開成位置に保持する開 成時係合部と、上記閉成時係合部および上記開成時係合部を上記開口の縁部に圧 接させるべく付勢するための付勢力発生部とを有するドア側保持部を設けている ため、上記治具係止用開口の縁部に、閉成時係合部あるいは開成時係合部のいず れか一方を選択して係合させることにより、1つの治具によってドアを閉成状態 あるいは開成状態のいずれの状態にも保持することができる。 もって、ドアを閉成状態あるいは開成状態に保持させるために専用の治具を必 要としていた従来の技術に比較して、本考案に関わるドア用事具によれば、煩雑 な諸作業を要することなく、ドアをボディーに対する所定の位置に保持させるこ とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本考案に関わるドア用
治具の使用態様を示す要部断面平面図。
【図2】本考案に関わるドア用治具の使用態様を示す要
部断面側面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】自動車のドアを示す全体斜視図。
【図5】(a)および(b)は、本考案に関わるドア用
治具の全体平面図および全体側面図である。
【符号の説明】
1…ドア用治具、 1A…コイルスプリング部(付勢力発生部)、 10…メインボディー側保持部、 20…ドア側保持部、 20A…閉成時係合部、 20B…開成時係合部、 100…ドア、 110…開口(治具係止用開口)、 200…メインボディー、 210…ブラケット(治具係止部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のメインボディーと、該メイ
    ンボディーに対して開閉自在に支承されたドアとの間に
    装着され、上記ドアを上記メインボディーに対する所定
    の位置に保持するドア用治具であって、 上記メインボディーに設けられた治具係止部材に係合す
    るメインボディー側保持部と、 上記ドアに設けられた治具係止用開口の縁部に係合して
    上記ドアを閉成位置に保持する閉成時係合部と、上記治
    具係止用開口の縁部に係合して上記ドアを開成位置に保
    持する開成時係合部と、上記閉成時係合部および上記開
    成時係合部を上記開口の縁部に圧接させるべく付勢する
    ための付勢力発生部とを有するドア側保持部と、 を具備して成ることを特徴とするドア用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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