JPH05301874A - 3−ニトロソナフチリジン誘導体およびその製造法 - Google Patents
3−ニトロソナフチリジン誘導体およびその製造法Info
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- JPH05301874A JPH05301874A JP4104240A JP10424092A JPH05301874A JP H05301874 A JPH05301874 A JP H05301874A JP 4104240 A JP4104240 A JP 4104240A JP 10424092 A JP10424092 A JP 10424092A JP H05301874 A JPH05301874 A JP H05301874A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】下記式
〔式中、R1 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表し、XはOまたはSを表し、YはOHまたはNHR2
(式中、R2 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表す)を表す〕で表される3−ニトロソナフチリジン誘
導体。 【効果】本化合物は気管支拡張剤として有用なイミダゾ
ナフチリジン誘導体を安全かつ大量に製造するための中
間体として有用である。
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表し、XはOまたはSを表し、YはOHまたはNHR2
(式中、R2 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表す)を表す〕で表される3−ニトロソナフチリジン誘
導体。 【効果】本化合物は気管支拡張剤として有用なイミダゾ
ナフチリジン誘導体を安全かつ大量に製造するための中
間体として有用である。
Description
【産業上の利用分野】本発明は3−ニトロソナフチリジ
ン誘導体およびその製造法に関する。本発明の化合物
は、テオフィリン様の抗喘息作用を有し、気管支拡張剤
として有用なイミダゾナフチリジン誘導体の中間体とし
て有用である。
ン誘導体およびその製造法に関する。本発明の化合物
は、テオフィリン様の抗喘息作用を有し、気管支拡張剤
として有用なイミダゾナフチリジン誘導体の中間体とし
て有用である。
【従来の技術】抗喘息作用を有する気管支拡張剤として
有用なイミダゾナフチリジン誘導体が特願平2−143
460に出願されている。当該出願に係る方法において
は、下記式
有用なイミダゾナフチリジン誘導体が特願平2−143
460に出願されている。当該出願に係る方法において
は、下記式
【化6】 (式中、R1 は後述するR1 と同義である)で表される
化合物にトリクロロメチルクロロホルメートを反応さ
せ、下記式
化合物にトリクロロメチルクロロホルメートを反応さ
せ、下記式
【化7】 (式中、R1 は前記と同義である)で表される酸無水物
型化合物にした後、ニトロ酢酸エステルを添加して1
00〜150℃に加熱し、4−ヒドロキシ−3−ニトロ
−1,8−ナフチリジン誘導体とし、4位をアミノ
化、ついで3位を還元して3、4−ジアミノ−1−フェ
ニル−1,8−ナフチリジン誘導体を得、最後にイミダ
ゾール環を形成させて目的のイミダゾナフチリジン誘導
体を製造していた。しかしながら、この方法では、
(1)の工程において、大量入手困難で、かつ非常に
毒性の強いホスゲンを発生するトリクロロメチルクロロ
ホルメートを用いている(2)の工程において、塩基
として水と爆発的に反応する水素化ナトリウムを使用し
ている(3)の工程では反応を100〜150℃に加
熱して行うが、示差熱分析(DSC)の結果、反応物で
ある4−ヒドロキシ−3−ニトロ−1,8−ナフチリジ
ン誘導体が207℃付近で急激な発熱を伴って分解し、
その分解が反応温度に近い170℃付近より始まるため
収率の低下を招くとともに暴走反応の危険性がある
(4)の工程において、4位のアミノ化は一旦4位を
オキシ塩化リンでクロル化後、アンモニアを添加して行
うが、特定化学物質であるオキシ塩化リンを溶媒として
過剰に用いて還流させるため、非常に困難な操作を伴う
等の安全面、操作面の問題点を有しており、大量生産に
は適していない。
型化合物にした後、ニトロ酢酸エステルを添加して1
00〜150℃に加熱し、4−ヒドロキシ−3−ニトロ
−1,8−ナフチリジン誘導体とし、4位をアミノ
化、ついで3位を還元して3、4−ジアミノ−1−フェ
ニル−1,8−ナフチリジン誘導体を得、最後にイミダ
ゾール環を形成させて目的のイミダゾナフチリジン誘導
体を製造していた。しかしながら、この方法では、
(1)の工程において、大量入手困難で、かつ非常に
毒性の強いホスゲンを発生するトリクロロメチルクロロ
ホルメートを用いている(2)の工程において、塩基
として水と爆発的に反応する水素化ナトリウムを使用し
ている(3)の工程では反応を100〜150℃に加
熱して行うが、示差熱分析(DSC)の結果、反応物で
ある4−ヒドロキシ−3−ニトロ−1,8−ナフチリジ
ン誘導体が207℃付近で急激な発熱を伴って分解し、
その分解が反応温度に近い170℃付近より始まるため
収率の低下を招くとともに暴走反応の危険性がある
(4)の工程において、4位のアミノ化は一旦4位を
オキシ塩化リンでクロル化後、アンモニアを添加して行
うが、特定化学物質であるオキシ塩化リンを溶媒として
過剰に用いて還流させるため、非常に困難な操作を伴う
等の安全面、操作面の問題点を有しており、大量生産に
は適していない。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、気管
支拡張剤として有用なイミダゾナフチリジン誘導体を大
量かつ安全に製造するための中間体として有用な3−ニ
トロソナフチリジン誘導体およびその製造法を提供する
ことにある。
支拡張剤として有用なイミダゾナフチリジン誘導体を大
量かつ安全に製造するための中間体として有用な3−ニ
トロソナフチリジン誘導体およびその製造法を提供する
ことにある。
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式(I)
【化8】 〔式中、R1 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表し、XはOまたはSを表し、YはOHまたはNHR2
(式中、R2 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表す)を表す〕で表される3−ニトロソナフチリジン誘
導体〔以下、化合物(I)という〕およびその製造法に
関する。式(I)の定義中、低級アルキルとしては炭素
数1〜6の直鎖または分岐状アルキルを意味し、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等が包含される。アリールとしては、フェ
ニル、ナフチル等が包含され、アラルキルとしては、炭
素数7〜20の例えば、ベンジル、ベンズヒドリル、ト
リチル、フェネチル、1,2−ジフェニルエチル等が包
含される。置換アリールおよび置換アラルキルのアリー
ル部分の置換基としては、同一または異なって置換数1
〜3の例えば、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ア
ルコキシカルボニル、ニトロ、ハロゲン等が包含され、
低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボ
ニルのアルキル部分は前記の定義と同じであり、ハロゲ
ンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が包含される。式
(I)の定義中、YがOHである化合物〔以下、化合物
(I)−1という〕は下記式(II)
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表し、XはOまたはSを表し、YはOHまたはNHR2
(式中、R2 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表す)を表す〕で表される3−ニトロソナフチリジン誘
導体〔以下、化合物(I)という〕およびその製造法に
関する。式(I)の定義中、低級アルキルとしては炭素
数1〜6の直鎖または分岐状アルキルを意味し、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等が包含される。アリールとしては、フェ
ニル、ナフチル等が包含され、アラルキルとしては、炭
素数7〜20の例えば、ベンジル、ベンズヒドリル、ト
リチル、フェネチル、1,2−ジフェニルエチル等が包
含される。置換アリールおよび置換アラルキルのアリー
ル部分の置換基としては、同一または異なって置換数1
〜3の例えば、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ア
ルコキシカルボニル、ニトロ、ハロゲン等が包含され、
低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボ
ニルのアルキル部分は前記の定義と同じであり、ハロゲ
ンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が包含される。式
(I)の定義中、YがOHである化合物〔以下、化合物
(I)−1という〕は下記式(II)
【化9】 (式中、R1 およびXは前記と同義である)で表される
化合物〔以下、化合物(II)という〕に室温下、亜硝酸
ナトリウムを作用させることにより得ることができる。
化合物(I)−1のDSCパターンは4−ヒドロキシ−
3−ニトロ−1,8−ナフチリジン誘導体とほぼ同じで
180℃付近より分解発熱が開始されるが、当該化合物
は、HNR2 の存在下、その分解発熱開始温度よりはる
かに低い温度で3位が速やかにエナミン化され、式
(I)の定義中、YがNHR2 である化合物〔以下、化
合物(I)−2という〕を得ることができる。この化合
物(I)−2は容易に還元されて、特願平2−1434
60に出願されているイミダゾナフチリジン誘導体の重
要中間体である3,4−ジアミノナフチリジン誘導体を
製造することができる。以上のように、化合物(I)を
中間体として用いる方法は、従来の方法に伴う問題点を
有することなく、気管支拡張剤として有用なイミダゾナ
フチリジン誘導体を大量かつ安全に製造することができ
る。以下に本発明を詳細に説明する。化合物(I)は以
下の工程により製造することができる。
化合物〔以下、化合物(II)という〕に室温下、亜硝酸
ナトリウムを作用させることにより得ることができる。
化合物(I)−1のDSCパターンは4−ヒドロキシ−
3−ニトロ−1,8−ナフチリジン誘導体とほぼ同じで
180℃付近より分解発熱が開始されるが、当該化合物
は、HNR2 の存在下、その分解発熱開始温度よりはる
かに低い温度で3位が速やかにエナミン化され、式
(I)の定義中、YがNHR2 である化合物〔以下、化
合物(I)−2という〕を得ることができる。この化合
物(I)−2は容易に還元されて、特願平2−1434
60に出願されているイミダゾナフチリジン誘導体の重
要中間体である3,4−ジアミノナフチリジン誘導体を
製造することができる。以上のように、化合物(I)を
中間体として用いる方法は、従来の方法に伴う問題点を
有することなく、気管支拡張剤として有用なイミダゾナ
フチリジン誘導体を大量かつ安全に製造することができ
る。以下に本発明を詳細に説明する。化合物(I)は以
下の工程により製造することができる。
【化10】 (式中、R1 、R2 およびXは前記と同義である) (工程1)原料化合物(II)は、Jounal of Medicinal
Chemistry 31,2108(1990) または参考例1に示した方法
等に従って、2−クロロニコチン酸から製造することが
できる。化合物(II) に溶媒存在下、亜硝酸ナトリウム
水溶液を添加することにより化合物(I)−1を得るこ
とができる。溶媒としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等のカルボン酸等が単独もしくは混合して用い
られる。反応は5〜100℃、好ましくは室温で行わ
れ、5分〜24時間、好ましくは30分〜3時間で終了
する。 (工程2)化合物(I)−1と酢酸アンモニウム、R2
NH2 (式中、R2 は前記と同義である)またはそれら
の酸付加塩等とを溶媒存在下または非存在下に反応させ
ることにより化合物(I)−2を得ることができる。酸
付加塩としてはギ酸、酢酸等のカルボン酸類、メタンス
ルホン酸等のスルホン酸類、塩酸、硫酸等の無機酸の塩
等が用いられる。溶媒としてはN,N−ジメチルホルム
アミド等のアミド類、酢酸等のカルボン酸等が単独もし
くは混合して用いられる。酢酸アンモニウム等は基質に
対して2〜100倍量(重量比)、好ましくは5〜20
倍量用いられ、溶媒は基質に対して0.1〜10倍量(重
量比)、好ましくは0.2〜5倍量用いられる。反応は、
溶媒非存在下では80〜200℃、好ましくは100〜
120℃で行われ、溶媒存在下では0〜100℃で行わ
れ、5分〜48時間で終了する。化合物(I)−2は、
容易に還元されて下記式(III)で表される3,4−ジア
ミノナフチリジン誘導体〔以下、化合物(III)という〕
を得ることができ、化合物(III) は、例えば、特願平2
−143460記載の気管支拡張剤として有用な下記式
(IV)で表されるイミダゾナフチリジン誘導体〔以下、化
合物(IV)という〕を製造することができるため、化合物
(I)−2は、化合物(IV)等の中間体として有用であ
る。
Chemistry 31,2108(1990) または参考例1に示した方法
等に従って、2−クロロニコチン酸から製造することが
できる。化合物(II) に溶媒存在下、亜硝酸ナトリウム
水溶液を添加することにより化合物(I)−1を得るこ
とができる。溶媒としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等のカルボン酸等が単独もしくは混合して用い
られる。反応は5〜100℃、好ましくは室温で行わ
れ、5分〜24時間、好ましくは30分〜3時間で終了
する。 (工程2)化合物(I)−1と酢酸アンモニウム、R2
NH2 (式中、R2 は前記と同義である)またはそれら
の酸付加塩等とを溶媒存在下または非存在下に反応させ
ることにより化合物(I)−2を得ることができる。酸
付加塩としてはギ酸、酢酸等のカルボン酸類、メタンス
ルホン酸等のスルホン酸類、塩酸、硫酸等の無機酸の塩
等が用いられる。溶媒としてはN,N−ジメチルホルム
アミド等のアミド類、酢酸等のカルボン酸等が単独もし
くは混合して用いられる。酢酸アンモニウム等は基質に
対して2〜100倍量(重量比)、好ましくは5〜20
倍量用いられ、溶媒は基質に対して0.1〜10倍量(重
量比)、好ましくは0.2〜5倍量用いられる。反応は、
溶媒非存在下では80〜200℃、好ましくは100〜
120℃で行われ、溶媒存在下では0〜100℃で行わ
れ、5分〜48時間で終了する。化合物(I)−2は、
容易に還元されて下記式(III)で表される3,4−ジア
ミノナフチリジン誘導体〔以下、化合物(III)という〕
を得ることができ、化合物(III) は、例えば、特願平2
−143460記載の気管支拡張剤として有用な下記式
(IV)で表されるイミダゾナフチリジン誘導体〔以下、化
合物(IV)という〕を製造することができるため、化合物
(I)−2は、化合物(IV)等の中間体として有用であ
る。
【化11】 (式中、R1 、R2 およびXは前記と同義である)以下
に本発明の実施例および参考例を示す。
に本発明の実施例および参考例を示す。
【実施例】 実施例1: 4−ヒドロキシ−3−ニトロソ−1−フェ
ニル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン (化
合物1) 参考例1で得られた4−ヒドロキシ−1−フェニル−
1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン10.7g(4
5ミリモル)を酢酸22.5mlと水67.5mlとの混合
液に懸濁させ、亜硝酸ナトリウム4.35g(63ミリモ
ル)を含む水溶液10mlを室温下、滴下した。室温で
2時間、さらに氷冷下、1時間攪拌し、結晶を濾取し、
乾燥させ、化合物1を11.5g(96%)黄色結晶とし
て得た。化合物1の理化学的性質は以下の通りである。 IR(KBr) νmax(cm-1) :1678, 1585, 1437, 1402, 134
0, 1057, 7831 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 8.44(1H,br), 8.37(1H,br),
7.46 〜7.58(3H,m) ,7.28〜7.44(3H,m) MS(m/e): 266(M+ ), 249 実施例2: 4−アミノ−3−ニトロソ−1−フェニル
−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン(化合物
2) 実施例1で得られた化合物1の5g(18.7ミリモル)
に酢酸10mlおよび酢酸アンモニウム50gを加え、
70℃で3時間加熱した。反応終了後、水50mlを加
え、氷冷下で2時間攪拌した後、析出した結晶を濾取
し、乾燥させ、化合物2を4.6g(92%)黄色結晶と
して得た。化合物2の理化学的性質は以下の通りであ
る。 IR(KBr) νmax(cm-1) :1657, 1630, 1597, 1445, 134
8, 1300, 1215, 7851 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 12.88(2H,br), 8.95(1H,d,J
=7.2Hz), 8.51(1H,d,J=Hz), 7.46 〜7.59(3H,m), 7.32
〜7.39(3H,m) MS(m/e): 266(M+ ), 249 参考例1: 4−ヒドロキシ−1−フェニル−1,8−
ナフチリジン−2(1H)−オン(化合物a) 2−クロロニコチン酸115g(0.73モル)を水38
0mlに懸濁させ、アニリン82.8g(0.88モル)を
50℃で添加、2時間還流させた。反応液に水760m
lを加え、室温まで冷却後、10規定水酸化ナトリウム
水溶液でpHを4に調整し、析出した結晶を濾取して、
2−アニリノニコチン酸を212.3g(91%)白色結
晶として得た。この結晶212.3g(0.99モル)を、
五塩化リン227.2g(1.09モル)を塩化メチレン5
00mlに懸濁させた液に室温下で徐々に添加した。室
温下で30分間攪拌後、メタノール500mlを室温で
加えた。更に30分間攪拌後、反応液を減圧下濃縮して
得られた残渣を塩化メチレン1000mlに溶解し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液1000ml、次いで水1
000mlで洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下濃縮して2−アニリノニコチン酸メチ
ルエステルを241.3g(99.7%)油状物として得
た。これを無水酢酸1500mlに溶解し、4時間還流
した後、反応液を冷却した。反応液を450mlまで減
圧下濃縮後、水1600mlを加え、氷冷下2時間攪拌
し、析出した結晶を濾取、乾燥し、N−アセチル−2−
アニリノニコチン酸メチルエステルを224.3g(83
%)白色結晶として得た。この結晶224.3g(0.83
モル)をp−キシレン2000mlに溶解し、t−ブト
キシカリウム186.3g(1.66モル)を加え、6時間
還流させた。冷却後、水1000mlを加えて水層を分
取し、酢酸にてpH6に調整した。氷冷下、析出した結
晶を濾取、乾燥し、化合物aを189.8g(96%)白
色結晶として得た。化合物aの理化学的性質は以下の通
りである。 融点 310〜313℃ 元素分析 C14H10N2 O2 理論値(%) C70.58 H4.23 N11.76 実測値(%) C70.32 H4.30 N11.81 IR(KBr) νmax(cm-1) :1641, 1560, 1452, 1331, 125
2, 7811 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 11.89(1H,br), 8.42(1H,d,J
=7.8Hz), 7.41 〜7.54(3H,m), 7.21〜7.30(3H,m), 5.90
(1H,s) 参考例2: 5−フェニル−3H−イミダゾ〔4,5−
c〕〔1,8〕ナフチリジン−4(5H)−オン(化合
物b) 実施例2で得られた化合物2の4.5g(16.9ミリモ
ル)を水90mlに懸濁させ、ハイドロサルファイトナ
トリウム9gを室温下に添加した。室温で4時間反応さ
せた後、結晶を濾取し、3,4−ジアミノ−1−フェニ
ル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オンを得た。
得られた結晶を乾燥した後、オルトギ酸エチル75ml
(0.454モル)を加え、120℃で2時間攪拌した。
反応液を冷却した後、ジイソプロピルエーテル200m
lを加え、結晶を濾取した。得られた結晶をジメチルホ
ルムアミド−水から再結晶することにより化合物bを3.
6g(82%)無色結晶として得た。化合物bの理化学
的性質は以下の通りである。 融点 >300℃ 元素分析 C15H10N4 O・0.2H2 O 理論値(%) C67.76 H3.94 N21.07 実測値(%) C67.90 H3.70 N21.10 IR(KBr) νmax(cm-1) :1668, 1583, 14231 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 13.84(1H,br), 8.50(1H,d
d,J=8.2Hz), 8.33 〜8.36(2H,m), 7.42〜7.58(3H,m),
7.22〜7.38(3H,m)
ニル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン (化
合物1) 参考例1で得られた4−ヒドロキシ−1−フェニル−
1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン10.7g(4
5ミリモル)を酢酸22.5mlと水67.5mlとの混合
液に懸濁させ、亜硝酸ナトリウム4.35g(63ミリモ
ル)を含む水溶液10mlを室温下、滴下した。室温で
2時間、さらに氷冷下、1時間攪拌し、結晶を濾取し、
乾燥させ、化合物1を11.5g(96%)黄色結晶とし
て得た。化合物1の理化学的性質は以下の通りである。 IR(KBr) νmax(cm-1) :1678, 1585, 1437, 1402, 134
0, 1057, 7831 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 8.44(1H,br), 8.37(1H,br),
7.46 〜7.58(3H,m) ,7.28〜7.44(3H,m) MS(m/e): 266(M+ ), 249 実施例2: 4−アミノ−3−ニトロソ−1−フェニル
−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン(化合物
2) 実施例1で得られた化合物1の5g(18.7ミリモル)
に酢酸10mlおよび酢酸アンモニウム50gを加え、
70℃で3時間加熱した。反応終了後、水50mlを加
え、氷冷下で2時間攪拌した後、析出した結晶を濾取
し、乾燥させ、化合物2を4.6g(92%)黄色結晶と
して得た。化合物2の理化学的性質は以下の通りであ
る。 IR(KBr) νmax(cm-1) :1657, 1630, 1597, 1445, 134
8, 1300, 1215, 7851 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 12.88(2H,br), 8.95(1H,d,J
=7.2Hz), 8.51(1H,d,J=Hz), 7.46 〜7.59(3H,m), 7.32
〜7.39(3H,m) MS(m/e): 266(M+ ), 249 参考例1: 4−ヒドロキシ−1−フェニル−1,8−
ナフチリジン−2(1H)−オン(化合物a) 2−クロロニコチン酸115g(0.73モル)を水38
0mlに懸濁させ、アニリン82.8g(0.88モル)を
50℃で添加、2時間還流させた。反応液に水760m
lを加え、室温まで冷却後、10規定水酸化ナトリウム
水溶液でpHを4に調整し、析出した結晶を濾取して、
2−アニリノニコチン酸を212.3g(91%)白色結
晶として得た。この結晶212.3g(0.99モル)を、
五塩化リン227.2g(1.09モル)を塩化メチレン5
00mlに懸濁させた液に室温下で徐々に添加した。室
温下で30分間攪拌後、メタノール500mlを室温で
加えた。更に30分間攪拌後、反応液を減圧下濃縮して
得られた残渣を塩化メチレン1000mlに溶解し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液1000ml、次いで水1
000mlで洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下濃縮して2−アニリノニコチン酸メチ
ルエステルを241.3g(99.7%)油状物として得
た。これを無水酢酸1500mlに溶解し、4時間還流
した後、反応液を冷却した。反応液を450mlまで減
圧下濃縮後、水1600mlを加え、氷冷下2時間攪拌
し、析出した結晶を濾取、乾燥し、N−アセチル−2−
アニリノニコチン酸メチルエステルを224.3g(83
%)白色結晶として得た。この結晶224.3g(0.83
モル)をp−キシレン2000mlに溶解し、t−ブト
キシカリウム186.3g(1.66モル)を加え、6時間
還流させた。冷却後、水1000mlを加えて水層を分
取し、酢酸にてpH6に調整した。氷冷下、析出した結
晶を濾取、乾燥し、化合物aを189.8g(96%)白
色結晶として得た。化合物aの理化学的性質は以下の通
りである。 融点 310〜313℃ 元素分析 C14H10N2 O2 理論値(%) C70.58 H4.23 N11.76 実測値(%) C70.32 H4.30 N11.81 IR(KBr) νmax(cm-1) :1641, 1560, 1452, 1331, 125
2, 7811 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 11.89(1H,br), 8.42(1H,d,J
=7.8Hz), 7.41 〜7.54(3H,m), 7.21〜7.30(3H,m), 5.90
(1H,s) 参考例2: 5−フェニル−3H−イミダゾ〔4,5−
c〕〔1,8〕ナフチリジン−4(5H)−オン(化合
物b) 実施例2で得られた化合物2の4.5g(16.9ミリモ
ル)を水90mlに懸濁させ、ハイドロサルファイトナ
トリウム9gを室温下に添加した。室温で4時間反応さ
せた後、結晶を濾取し、3,4−ジアミノ−1−フェニ
ル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オンを得た。
得られた結晶を乾燥した後、オルトギ酸エチル75ml
(0.454モル)を加え、120℃で2時間攪拌した。
反応液を冷却した後、ジイソプロピルエーテル200m
lを加え、結晶を濾取した。得られた結晶をジメチルホ
ルムアミド−水から再結晶することにより化合物bを3.
6g(82%)無色結晶として得た。化合物bの理化学
的性質は以下の通りである。 融点 >300℃ 元素分析 C15H10N4 O・0.2H2 O 理論値(%) C67.76 H3.94 N21.07 実測値(%) C67.90 H3.70 N21.10 IR(KBr) νmax(cm-1) :1668, 1583, 14231 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 13.84(1H,br), 8.50(1H,d
d,J=8.2Hz), 8.33 〜8.36(2H,m), 7.42〜7.58(3H,m),
7.22〜7.38(3H,m)
【発明の効果】本発明は、気管支拡張剤として有用なイ
ミダゾナフチリジン誘導体を製造するための中間体とし
て有用な3−ニトロソナフチリジン誘導体を提供する。
当該中間体を用いることにより、安全かつ大量にイミダ
ゾナフチリジン誘導体を製造することができる。
ミダゾナフチリジン誘導体を製造するための中間体とし
て有用な3−ニトロソナフチリジン誘導体を提供する。
当該中間体を用いることにより、安全かつ大量にイミダ
ゾナフチリジン誘導体を製造することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、R1 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表し、XはOまたはSを表し、YはOHまたはNHR2
(式中、R2 は水素、低級アルキル、置換もしくは非置
換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを
表す)を表す〕で表される3−ニトロソナフチリジン誘
導体。 - 【請求項2】 式 【化2】 (式中、R1 およびXは前記と同義である)で表される
化合物と亜硝酸ナトリウムとを反応させることを特徴と
する 【化3】 (式中、R1 およびXは前記と同義である)で表される
化合物の製造法。 - 【請求項3】 式 【化4】 (式中、R1 およびXは前記と同義である)で表される
化合物またはその塩と式R2 NH2 (式中、R2 は前記
と同義である)とを反応させることを特徴とする式 【化5】 (式中、R1 、R2 およびXは前記と同義である)で表
される化合物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4104240A JPH05301874A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 3−ニトロソナフチリジン誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4104240A JPH05301874A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 3−ニトロソナフチリジン誘導体およびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301874A true JPH05301874A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14375439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4104240A Withdrawn JPH05301874A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 3−ニトロソナフチリジン誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301874A (ja) |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4104240A patent/JPH05301874A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |