JPH05306549A - 中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置および接合方法 - Google Patents
中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置および接合方法Info
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- JPH05306549A JPH05306549A JP13990192A JP13990192A JPH05306549A JP H05306549 A JPH05306549 A JP H05306549A JP 13990192 A JP13990192 A JP 13990192A JP 13990192 A JP13990192 A JP 13990192A JP H05306549 A JPH05306549 A JP H05306549A
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Abstract
する途を開き、それに適したコンパクトな接合装置を提
供する。 【構成】 接合ボルト4のボス部4Aの一方側に、節点
部材のねじ孔に螺合する接合用雄ねじ4aを形成し、そ
の他方側には、構造部材3の端部に形成したねじ孔3a
に螺合し接合用雄ねじ4aと同一ピッチの逆方向螺旋と
した接続用雄ねじ4bを設けておく。その接合用雄ねじ
4aには、節点部材のねじ孔との螺合に必要なねじ込み
長さL1 が確保され、接続用雄ねじ4bには、構造部材
3の端部に設けたねじ孔3aとの螺合に必要なねじ込み
長さL2 が確保される。そして、接合ボルト4の全長L
から接合用雄ねじ4aと接続用雄ねじ4bとの長さ
L1 ,L2 を差し引いた寸法よりも長いスリーブ体5を
回転させると、中実断面などを有する部材をトラス構造
物の構造部材3として利用することができる。
Description
用いた構造部材のための接合装置および接合方法に係
り、詳しくは、大スパン構造物もしくは塔状構造物等の
トラス構造に適用される複数の長尺な中実断面を有する
棒材もしくは厚肉管などからなる構造部材を、その端部
において節点部材に容易かつ強固に接合することができ
るようにした装置やその接合方法に関するものである。
て、大スパン構造物や塔状構造物等を構築する場合に
は、各構造部材の端部を節点部材に接合し、トラス構造
を構成させることが多い。そして、多面体をなす一つの
節点部材に対して幾本かの構造部材を放射状に接合する
ために、変位可能とした接合ボルトが使用される。しか
し、構造部材を節点部材に固定する際に、接合ボルトを
十分に締めつけることは容易でない。そして、接合装置
によっては切欠部や開孔部などによる断面欠損があっ
て、所望する十分な締めつけトルクを作用させることが
できなかったり、接合装置自体の機械的強度を高くする
ことができないことがある。加えて、耐力上重要な部分
である接合ボルトのねじ部の一部が露出するなどして、
接合装置としての構造上に腐蝕に対する配慮が欠けるこ
ともある。その結果、接合ボルトに過剰な強度や品質が
要求され、コスト高な接合装置となることが余儀なくさ
れる。このような問題を解消して、すなわち、構造部材
を節点部材に強力に接合することができ、接合ボルトの
露出を避けて腐蝕しにくい構造とし、構造部材の全長の
所望する正確な寸法出し作業が容易でかつ断面欠損のな
い簡単で強固な構造を有する接合装置が、特開昭62−
55347号公報に提案されている。この構造の詳細な
説明は割愛するが、長尺な構造部材の端部に溶接したコ
ーン状のエンド部材に接合ボルトを爾後的に取りつける
ようにしているので、製作の仕上げ工程において構造部
材の正確な長さの寸法出しができたり、寸法の手直しが
可能となり、極めて有用性の高い接合装置となってい
る。
作業において、接合ボルトの先端を節点部材のねじ孔に
一致させる必要がある。しかし、接合装置の構造上から
スリーブ体が接合ボルトの大部分を覆うことになるの
で、接合前の状態では、接合ボルトの先端をスリーブ体
の先端より少なくとも呼び込み可能長さだけ突出させて
おかなければならない。その突出量は例えば3mmない
し5mmといったように短いが、立体トラスを組み進め
ると節点部材の芯間距離が定まってくるため、スリーブ
体からはみ出した接合ボルトの突出する部分が、節点部
材間に構造部材を介装する作業を阻害する。したがっ
て、組立て順序を入念に考慮するかまたは組立て済みの
個所に油圧ジャッキで力を掛けておき、節点部材間を少
し拡げながら組み込まなければならない。これらの作業
は大変手間を要し、そのための準備も大層煩わしい。本
出願人は、上述の課題を解決するために、特開昭63−
51539号公報において、接合ボルトを構造部材側へ
押し込みスリーブ体内に完全に退避させることができる
接合装置を提案した。これは、スリーブ体内に位置する
接合ボルトの背部にスプリングを介在させ、その弾力で
もって接合ボルトを退避させたり復元させることができ
るようになっている。これと同じ機能を発揮するように
したものとして、スプリングに代えるねじを接合ボルト
に形成し、スリーブ体によってそのねじの正送りと逆送
りを可能にした接合装置も、実開平2−18003号公
報や実開平2−125102号公報において提案した。
これらは装置の部品点数が少なくなり、コンパクト化を
図りやすい利点がある。
案されている接合装置は、いずれも鋼管などの薄肉パイ
プを構造部材として採用した場合に適用される構造とな
っている。一方、トラス構造を組みあげた場合、各構造
部材に作用する軸荷重に大小が生じるのは周知のとおり
であり、とりわけ、塔状構造物の場合、特に柱となる部
分に非常に大きな力が作用する。それゆえに、薄肉の鋼
管ばかりを採用すると、軸荷重の大きく作用する構造部
材には大きい径の接合ボルトが要求され、これに伴って
大径の鋼管を使用しなければならなくなる。その場合
に、トラス構造中の構造部材の太さが著しく不揃いとな
って見栄えを損なうこと、一つの節点部材に幾つもの構
造部材を放射状に接合するに際して、大きさの異なる接
合装置が干渉しあって接合が不可能となること、といっ
た事態が発生する。一方、大径の鋼管と同等な耐力を備
えた構造部材として中実断面の棒材もしくは厚肉管など
の構造部材を採用すれば、その断面寸法の縮小化が図ら
れるので、上記した問題を解決することができる。しか
しながら、中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材を節
点部材に接合する際に、変位可能とした接合ボルトを備
える接合装置を採用するということは、現在までのとこ
ろほとんど行われていない。これは、中実材などの構造
部材が有する非常に大きな断面耐力にバランスさせるこ
とができるコンパクトな接合装置が開発されていないこ
とに起因している。したがって、中実材もしくは厚肉管
などを構造部材として採用しなければならないときに
は、工場出荷前に中実材の端部にボルトを予め溶接して
おき、節点部材がトラス構造に組み込まれていない状態
では、節点部材を回転させて構造部材と接合する。しか
し、すでに他の構造部材と接合された節点部材と接合す
る場合には、重量の大きく長尺な構造部材を回転させざ
るを得なくなり、高所でのトラス組立作業に困難を極め
ることになる。それのみならず、一旦トラス構造に組み
込まれた構造部材を回転させることは不可能に近く、せ
いぜい構造部材の本数の少ないトラス構造に採用できる
にすぎない。それゆえ、大量の構造部材を投入する必要
のある大型のトラス構造においては、中実材や厚肉管な
どはほとんど採用されないのが実情である。本発明は上
記の問題に鑑みなされたもので、その目的は、中実材も
しくは厚肉管を用いた構造部材をトラス構造物に採用す
る途を開き、それに適したコンパクトな接合装置の構造
を提案すること、そして、非常に大きな力が作用する部
分に薄肉鋼管を適用した場合には大径な構造部材となら
ざるを得ないが、これを回避して、断面寸法が小さくて
も耐力の大きい構造部材の使用を実現すること、それに
よって、トラス構造物を構成する構造部材の太さの不揃
いを抑制して見栄えをよくすること、を実現する中実材
もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置およ
び接合方法を提供することである。
端部と節点部材とを接続する接合ボルトを、接合ボルト
に形成したねじ部の径より大きい断面を有するボス部の
外面に係合して回転を伝達するとともにボス部の軸方向
摺動を可能にしたスリーブ体の回転でもって、前記節点
部材に形成したねじ孔に送りこむことができるようにな
っている構造部材の接合装置に適用される。その特徴と
するところは、図1および図2を参照して、接合ボルト
4のボス部4Aの一方側には、節点部材2のねじ孔2a
に噛みあう接合用雄ねじ4aが形成されるとともに、他
方側には、構造部材3の端部に設けたねじ孔3aに噛み
あい接合用雄ねじ4aと同一ピッチの逆方向螺旋とした
接続用雄ねじ4bが形成される。その接合用雄ねじ4a
には、節点部材2のねじ孔2aとの噛みあいに必要なね
じ込み長さL1 が確保される一方、接続用雄ねじ4bに
は、構造部材3の端部に設けたねじ孔3aとの噛みあい
に必要なねじ込み長さL2 が確保される。そして、スリ
ーブ体5は、接合ボルト4の全長Lから接合用雄ねじ4
aの全長L11と接続用雄ねじ4bの全長L22を差し引い
た寸法よりも長くなっている。なお、接続用雄ねじ4b
の径は、構造部材3の断面寸法の約1/2としておけば
十分である。ボス部4Aの接合用雄ねじ4a寄りの部位
には、ボス部4Aの外面4mに係合させたスリーブ体5
の脱落を阻止するとともに、構造部材3と節点部材2と
を接合するために接合ボルト4を回転させた際に破断し
もしくは簡単に外すことができる脱落防止部材7を取り
つけておくとよい。
雄ねじ4bを、その全長L22から接合用雄ねじ4aのね
じ込み長さL1 を差し引いた長さにほぼ等しい長さLs
分だけ構造部材3の端部に形成したねじ孔3aに予め噛
みあわせる。次に、スリーブ体5の回転によって接合ボ
ルト4を回転させながら摺動変位させ、接合用雄ねじ4
aを節点部材2のねじ孔2aに送り込むとともに、接続
用雄ねじ4bを構造部材3の端部に設けたねじ孔3aに
送り込む。そして、スリーブ体5の一方端5aが節点部
材2の接合面2pに当接し、かつ、他方端が構造部材3
の端面3pに当接した時点で増し締めするようにする。
トラス構築方法においては、接合装置1を用いて中実材
もしくは厚肉管を用いた構造部材3を順次節点部材2に
接合する。節点部材2,2の芯間距離が定まった以後
は、その節点部材2,2間に、接合ボルト40,400
(図7および図9参照)が構造部材30,300側へ後
退してスリーブ体50,500内に退避できるととも
に、その後に接合ボルト40,400をスリーブ体5
0,500から進出させることができる接合装置10,
100でもって、中空材もしくは薄肉管を用いた構造部
材30,300を順次接合するようにしたことである。
に噛みあう接合用雄ねじ4aが形成された接合ボルト4
を、他方側に設けた接続用雄ねじ4bを介して構造部材
3の端部に設けたねじ孔3aに噛みあわせる。接合ボル
ト4のボス部4Aにスリーブ体5を嵌めて、その構造部
材3を節点部材2へ運ぶ。接合用雄ねじ4aを節点部材
2のねじ孔2aに臨ませ(図3の(A)参照)、スリー
ブ体5を回転する。接合用雄ねじ4aが節点部材2に送
り込まれると同時に、その接合用雄ねじ4aと同一ピッ
チの逆方向螺旋とした接続用雄ねじ4bも構造部材3の
ねじ孔3aに送り込まれる。接合用雄ねじ4aには、節
点部材2のねじ孔2aとの噛みあいに必要なねじ込み長
さL1 が確保される一方、接続用雄ねじ4bには、構造
部材3の端部に設けたねじ孔3aとの噛みあいに必要な
ねじ込み長さL2 が確保されているので、いずれの送り
込みによっても所望する噛みあい量が得られる(図3の
(B)参照)。節点部材2と構造部材3との距離がスリ
ーブ体5の長さに等しくなると、それ以上の接近はない
(図3の(C)参照)。一方、スリーブ体5の長さLs
は、接合ボルト4の全長Lから接合用雄ねじ4aの全長
L11と接続用雄ねじ4bの全長L22とを差し引いた寸法
よりも長いため、スリーブ体5を増し締めすることがで
きる。それによって、大きい軸力が作用しても十分な耐
力を備えた接合状態が達成される。構造部材3の断面寸
法は接続用雄ねじ4bの径の二倍程度であればよいの
で、中実材もしくは厚肉管を採用すると、中空材もしく
は薄肉管の場合よりも径が小さい構造部材となり、しか
も、接合装置1でもって所望する大きな耐力のある接合
形態を実現することができる。ボス部4Aの接合用雄ね
じ4a寄りの部位に脱落防止部材7を取りつけておく
と、構造部材3をトラス空間の節点部材2の位置へ運ぶ
までに、ボス部4Aの外面4mに係合させたスリーブ体
5を脱落させないようにしておくことができる。その脱
落防止部材7は、構造部材3と節点部材2とを接合する
ために接合ボルト4を回転させた際、スリーブ体5の移
動でもって破断したり、簡単に手で外すことができ、接
合作業の支障をきたすことはない。
に、接続用雄ねじ4bを、その全長L22から接合用雄ね
じ4aのねじ込み長さL1 を差し引いた長さにほぼ等し
い分だけ、すなわち、長さL3 を構造部材3の端部に設
けたねじ孔3aに予め噛みあわせておけば、スリーブ体
5の回転によって接合用雄ねじ4aを節点部材2のねじ
孔2aに送り込む間に、接続用雄ねじ4bが構造部材3
のねじ孔3aに所望量噛みあわされる。節点部材2と構
造部材3との間に使用材料上の強度の違いがあっても、
接合用雄ねじ4aと接続用雄ねじ4bの所望するねじ込
み長さL1 と長さL3 +L1 とが達成され、節点部材2
から構造部材3に大きな力を導入することができるよう
になる。トラス構築方法においては、接合装置1を用い
て中実材もしくは厚肉管などの構造部材3を順次節点部
材2に接合すると、構造部材3の長さに規定されて節点
部材2,2の芯間距離が定まってくる。それ以後は、接
合ボルト40,400が構造部材30,300側へ後退
してスリーブ体50,500内に退避できるとともに、
その後に、接合ボルト40,400をスリーブ体50,
500から進出させることができる接合装置10,10
0でもって、その節点部材2,2間に構造部材30,3
00を順次接合する。このようにすれば、中実断面の棒
材あるいはこれに近い厚肉パイプが超太径高力ボルトを
用いて接合され、これらは大きい軸力が作用する箇所に
取りつけられる。一方、軸力が大きく作用しない箇所で
は薄肉管を使用して、トラス構造物全体の組立作業が容
易に行われる。しかも、構造部材の太さが極端に不揃い
になることはなく、見栄えもよくなる。さらに、一つの
節点部材に多数の構造部材を放射状に接合する場合に接
合装置1,10,100の相互の干渉が回避され、所望
するトラス構造を構築することができる。
一方側に節点部材と接合する接合用雄ねじが、他方側に
構造部材に接続する接続用雄ねじが形成されているの
で、中実材もしくは厚肉鋼管を構造部材として採用する
ことができる。その結果、中実材などを使用た場合に必
要とされる溶接作業などが不要となり、構造部材の製作
が簡便化される。しかも、トラスの組立作業においては
長尺で重量の大きい構造部材を回転させる必要もなく、
接合作業が容易となる。中軸材や厚肉管などの採用が可
能となると、断面耐力の大きい部材によって構造部材の
コンパクト化が図られ、また、他の箇所に接合される中
空材もしくは薄肉管の構造部材などと比較して太さの揃
ったものでトラスを構成させることができ、その見栄え
も向上される。加えて、スリーブ体を用いて、逆ねじ構
成の接合用雄ねじと接続用雄ねじとを同時に節点部材と
構造部材に送り込むことができるので、スリーブ体によ
る増し締めもより一層精度よいものとなり、大きな締め
つけトルクを与えた剛性の高い接合部の形成によって、
構造部材に大きな軸力を導入することができるようにな
る。接続用雄ねじの径は、中実材や厚肉管の断面寸法の
約1/2程度まで大きくとれるので、接合ボルトとして
超太径の高力ボルトの採用が可能となり、接合装置の強
度向上が図られる。したがって、塔状構造物の柱など大
きい耐力を必要とする構造部材への適用が促進される。
なお、ボス部の接合用雄ねじ寄りの部位に脱落防止部材
を取りつけておけば、構造部材を構築中のトラス構造に
配置するまでの運搬の間に、ボス部の外面に係合させた
スリーブ体が脱落しないようにしておくことができる。
この脱落防止部材は、構造部材と節点部材とを接合する
ために接合ボルトを回転させた際に簡単に破断しまた取
り除くことができ、接合作業の円滑化を実現する。
接合作業を行うことができ、また、スリーブ体を増し締
めして構造部材と節点部材との強固な接合が達成され
る。トラス構築方法では、中実材もしくは厚肉管を接合
装置で順次節点部材に接合し、節点部材の芯間距離が定
まった後は、接合ボルトのスリーブ体内への退避とスリ
ーブ体外への進出が可能な接合装置を用いて、中空材や
薄肉管の構造部材を節点部材間に接合することができ
る。これにより、大スパン構造物もしくは塔状構造物等
のトラス構造に、太さの比較的揃った構造部材を使用で
き、トラス構造物の見栄えがよくなる。それのみなら
ず、接合装置もコンパクト化され、一つの節点部材に幾
つもの構造部材を接合する際の接合装置の相互の干渉が
回避され、所望する本数の構造部材を配置することがで
きるようになる。
た接合方法などを、図面をもとにして詳細に説明する。
図2は、接合装置1,1を用いて、二つの節点部材2,
2間に一本の構造部材3を接合した状態の全体図であ
る。その接合装置1は個々に接合ボルト4を備えてお
り、その接合ボルト4を節点部材2に噛みあわせること
ができるようになっている。そして、構造部材1の端部
に節点部材2,2を接続する接合ボルト4は、ねじ部の
径より大きい六角断面を有するボス部4Aを備え、その
外面に係合して回転を伝達するとともに、そのボス部4
Aの軸方向摺動を可能にしたスリーブ体5の回転でもっ
て、節点部材2に形成したねじ孔2aに接合ボルト4を
送りこむことができるようになっている。構造部材3は
厚肉管であったり中実断面の棒材であり、図示の例では
破線で示すように矩形断面の部材が採用されている。節
点部材2は、例えば周囲の四か所および前後の各面に接
合面2p,2pを形成して、何本かの構造部材3,3を
放射状に接合することができる多面体となっている。図
1は本発明に係る接合装置1の縦断面図であり、接合ボ
ルト4とスリーブ体5とからなっている。その接合ボル
ト4としては、例えば中実の構造部材3を節点部材に接
合するのに適した超太径高力ボルトが採用される。この
接合ボルト4には、その左右端に構造部材3の断面寸法
の約1/2の径の雄ねじが形成されるとともに、その中
央部位にボス部4Aが形成されている。
Aの一方側すなわち左側には、節点部材2(図2参照)
のねじ孔2aに螺合する接合用雄ねじ4aが形成される
とともに、他方の右側には、構造部材3の端部に設けた
ねじ孔3aに噛みあい、接合用雄ねじ4aと同一ピッチ
の逆方向螺旋とした接続用雄ねじ4bが形成されてい
る。なお、一般的には、接合用雄ねじ4aに右ねじが、
接続用雄ねじ4bには左ねじが採用される。その接合用
雄ねじ4aには、節点部材2のねじ孔2aとの噛みあい
に必要なねじ込み長さL1 が確保される一方、接続用雄
ねじ4bには、構造部材3の端部に設けたねじ孔3aと
の噛みあいに必要なねじ込み長さL2 が確保される。し
たがって、構造部材3のねじ孔3aは、接続用雄ねじ4
bの噛みあいに十分な深さとされる。なお、接合用雄ね
じ4aは、そのねじ込み長さL1 を確保するために、そ
れより少し長い全長L11を備え、一方、接続用雄ねじ4
bは、そのねじ込み長さL2を確保するために、それよ
り長い全長L22となっている。そして、上記した接合用
雄ねじ4aのねじ込み長さL1 が、接続用雄ねじ4bの
ねじ込み長さL2 よりも短くされている。これは、一般
的に、節点部材2の材料強度が構造部材3の強度より高
いので、接続用雄ねじ4bのねじ込み長さL2 を長くし
ておくことが好ましいことに基づいている。ちなみに、
構造部材3と節点部材2の強度に大差がないような場合
には、接続用雄ねじ4bのねじ込み長さL2 を接合用雄
ねじ4aのねじ込み長さL1 にほぼ等しくしておいても
よい。しかし、後述するごとく、構造部材3を節点部材
2に接合するに先だち、構造部材3に接合ボルト4を予
めある程度噛みあわせておくと便利なために、接続用雄
ねじ4bのねじ込み長さL2 を接合用雄ねじ4aのねじ
込み長さL1 よりも長くなるように選定しておくと、接
合作業が円滑なものとなる。
ト4のボス部4Aを回転するための回転力作用部6が六
角形に形成され、内面はボス部4Aの外面4mに係合し
て回転を伝達し、かつ、接合ボルト4が軸方向に摺動し
ながら変位することができる六角孔5nを備えている。
そして、その長さLs は、接合ボルト4の全長Lから接
合用雄ねじ4aの全長L11と接続用雄ねじ4bの全長L
22とを差し引いた寸法よりも少し長く選定されている。
このスリーブ体5は構造部材3を節点部材2に接合する
に先だち接合ボルト4に嵌め込まれ、スリーブ体5を回
転させることによって、接続用雄ねじ4bの一部を構造
部材3のねじ孔3aに予め噛みあわせるようにしてい
る。そして、接合装置4を構造部材3の端部に取りつけ
た後に、全体を節点部材2の位置するところまで移動さ
れる。その際に、運搬の都合上などにより構造部材3が
水平でない状態となることがありうることを考慮して、
スリーブ体5が接合ボルト4から脱落するのを防止する
ために、脱落防止部材7が装着される。この脱落防止部
材7は、構造部材3と節点部材2とを接合するために接
合ボルト4を回転させた際に、スリーブ体5と接合ボル
ト4との相対変位で簡単に破断したり脱落させることが
できるものである必要があることから、ボス部4Aの接
合用雄ねじ4a寄りの部位に取りつけられる。これは、
例えば短いプラスチック製のピン7aが採用され、ボス
部4Aに設けた小さな孔に押しこむようにしておけば十
分である。もしくは、ボス部4Aの180度隔てた個所
に孔を形成し、それに図示しないがC形状のフックを掛
けておき、スリーブ体5が当たると脱落するか手で簡単
に除去できるようにしておけばよい。
aの全長はL11とされ、接続用雄ねじ4bの全長もL22
とされているので、当初に接合ボルト4が構造部材3に
取りつけられるとき、接続用雄ねじ4bがねじ孔3aと
噛みあわされる長さL3 は、L22−L1 かそれより少し
短い。この長さL3 は、トラス構造が組みあがった後に
材料強度の大きい節点部材2から所望する軸力が構造部
材3に伝達されるに十分な接続強度を確保することがで
きるように選定される。なお、図1の状態において、接
合用雄ねじ4aの先端からスリーブ体5の一方端5aま
での距離L4 は、接合用雄ねじ4aの必要ねじ込み長さ
L1 の二倍となるようにしておく。そのようにしておく
と、接合用雄ねじ4aが節点部材2のねじ孔2aに所望
量送り込まれた時点で、スリーブ体5の一方端5aが節
点部材2の接合面2pに当接し、また、スリーブ体5の
他方端5bを構造部材3の端面3pに当接させることが
できるからである。
て、例えば150mm角の中実断面の構造部材3を、7
5mm径の高力ボルト4を介して、節点部材2に接合す
ることができる。まず、トラス構築現場の地上などにお
いて、接合ボルト4,4を構造部材3の両端部に取りつ
ける。このとき、接合ボルト4のボス部4Aを手で構造
部材3に向かって左回転させ、接続用雄ねじ4bを長さ
L3 だけ構造部材3のねじ孔3aに噛みあわせる。そし
て、スリーブ体5をボス部4Aの外面4mに係合させ、
脱落防止用のピン7aを立てる。なお、ピン7aを工場
ですでに取りつけている場合には、スリーブ体5をボス
部4Aに嵌めあわせた後に、接合ボルト4を構造部材3
に取りつけるようにすればよい。構造部材3の両端に接
合装置1を装着したものが、トラス構築中の節点部材2
の位置までクレーンなどで移動され、図3の(A)に示
すように、節点部材2のねじ孔2aに接合ボルト4の接
合用雄ねじ4aの先端を臨ませる。そして、図3の
(B)に示すスリーブ体5の回転力作用部6を形成する
六角面にレンチなどをかませて、接合ボルト4を節点部
材2に向かって矢印のように右回転させる。六角孔5n
を介した回転により接合ボルト4が回転し、接合用雄ね
じ4aは節点部材2のねじ孔2a内に送り込まれると同
時に、接合用雄ねじ4aと同一ピッチの接続用雄ねじ4
bも構造部材3のねじ孔3a内に送り込まれる。この
間、接合ボルト4はスリーブ体5の六角孔5n内で軸方
向に摺動変位する。すなわち、この右方向の回転は、図
からも分かるように、構造部材3に対する接続用雄ねじ
4bの回転が左方向回転となるからである。接合用雄ね
じ4aの送り込み量と接続用雄ねじ4bの送り込み量と
は同じであり、図3の(C)のように、接合用雄ねじ4
aが節点部材2のねじ孔2aに噛みあうに必要なねじ込
み長さL1 となると、接続用雄ねじ4bはL3 +L1 の
長さが噛みあわされたことになる。
の全長Lから接合用雄ねじ4aの全長L11と接続用雄ね
じ4bの全長L22とを差し引いた寸法よりも少し長く選
定されているので、上記したねじ込み長さL1 以上に接
合ボルト4を送り込んだ時点で、スリーブ体5の一方端
5aが節点部材2の平坦な接合面2pに当接すると同時
に、他方端5bが構造部材3の端面3pに当接する。な
お、図1に示したように、L22−L3 がL1 より少し長
いので、スリーブ体5が構造部材3の端面3pに当たる
前に、接続用雄ねじ4bがつかえて動かなくなるという
ことはない。このことから分かるように、ボス部4Aの
長さは図示したごとのスリーブ体5の長さに近いもので
ある必要はなく、当初に接合ボルト4を構造部材3に装
着した時点でボス部4Aの外面4mにスリーブ体5を係
合させることができれば、図1中に二点鎖線で示したよ
うに短いものであってもよい。図3の(C)の状態にお
いて、スリーブ体5に大きいトルクを作用させて増し締
めすると、構造部材3は接合ボルト4を介して強固に節
点部材2に接合され、図4の矢印のように、組立作業を
一つの方向へ順次進めることができる。ちなみに、この
ようにして一列に接続されたものを母体にして、後述す
るが、その各節点部材に他の形式の接合装置を用いて鋼
管などの構造部材を図5に示すごとく多数接合すれば、
所望する形状のトラスを構築することができる。なお、
図3の(A)から(C)までの動きで分かるように、接
合ボルト4を固定して眺めると、構造部材3は前進する
とともに節点部材2が後退するように移動し、両者間の
距離がスリーブ体5の長さLs となる。実際には、節点
部材2の位置が定まっていることが多く、スリーブ体5
の回転につれて構造部材3が移動することになる。しか
し、構造部材3はクレーンなどで吊り下げられた状態に
あり、その動きは何ら阻害されることがない。
中実の矩形であって、その上下辺が水平となっているが
(図2参照)、その対角線が上下となるように設置して
もよい。また、中実材に代えて厚肉管を構造部材とする
場合にも、上記した接合装置を適用することができる。
もちろん、断面が円形であっても差し支えなく、いずれ
にしても、断面寸法が例えば60mmから180mm程
度の範囲の構造部材に使用でき、その際に、接続用雄ね
じ4bのねじ径を断面寸法の1/2程度まで与えること
ができる。その結果、中実断面などの構造部材は非常に
大きな断面耐力を備えるが、それに対応したコンパクト
な接合装置が実現される。それゆえに、大きな力が作用
する部分に薄肉鋼管を適用すると外径を大きくせざるを
得なくなるが、耐力が大きいにもかかわらず小さな断面
の構造部材の採用が可能となる。すなわち、従前におい
て中実材などを採用しようとすると、高力ボルトを溶接
しておかなければならなかったが、構造部材の端部にね
じ孔加工を施しておくだけでよく、構造部材の製造が簡
便で輸送も容易なものとなる。それのみならず、節点部
材との接合作業においては長尺な構造部材自体を回転さ
せる必要がなくなり、接合作業の簡便化も図られ、所望
するトルクを接合部位に作用させることが極めて容易と
なる。ちなみに、接合装置においては、それに使用され
る接合ボルトに形成するボス部の形状も前述した六角断
面に限られることはなく、トルク伝達の可能な多角形を
採用することができる。その場合、スリーブ体の中に形
成される係合孔も、その形に見あったものにしておけば
よい。また、接合ボルト4の接合用雄ねじ4aと接続用
雄ねじ4bとは同一ピッチの逆ねじであれば、その径は
同じある必要がない。したがって、節点部材2の大きさ
や中実材もしくは厚肉管の断面寸法を勘案して、所望す
るねじ径を選択することができる。
材もしくは厚肉管の構造部材3,3を、塔状構造物の柱
に使用した場合の例である。図中の太い部材が中実断面
もしくは厚肉管構造部材3であり、中太もしくは細く示
した部材が中空材もしくは薄肉鋼管などを用いた構造部
材30である。その中空断面などの構造部材30は、ト
ラス構造のなかでも大きい力の作用しないところに採用
されるが、一般的には構造部材3よりも細いパイプとな
っている。しかも、中実断面などの構造部材3を配置し
た後は、その構造部材3の長さに規定されて、両端に位
置する節点部材2,2間の芯間距離が定まっていること
が多い。ところが、構造部材30のための接合装置10
の接合ボルトがスリーブ体から突出していて、構造部材
30をその節点部材2,2間に嵌め込むことができなく
なる。そこで、その構造部材30には、従来技術のとこ
ろで述べたが、特開昭63−51539号公報に記載さ
れたように、接合ボルトを構造部材側へ押し込みスリー
ブ体内に完全に退避させることができる接合装置を使用
したり、実開平2−18003号公報や実開平2−12
5102号公報において提案されている接合装置を採用
するとよい。
リーブ体50内に位置する接合ボルト40の背部、すな
わち、ボス部40Aと構造部材30側の端面30pとの
間にスプリング11を介在させている。そして、そのス
プリング11の弾力を利用して接合ボルト40を構造部
材30側へ押し込み、スリーブ体50内に完全に退避さ
せることができるような接合装置10となっている。し
たがって、図8のように接合ボルト40の先端を接合面
2pに接触させればスプリング11が縮んで接合ボルト
40が後退し、その接合ボルト40が節点部材2のねじ
孔2aに一致したように臨むと、接合用雄ねじ40aが
スプリング11の弾発力で復元する。その先端はねじ孔
2aに呼び込まれ、以後スリーブ体50を回転させる
と、接合ボルト40が前進して強固な接合が達成される
(図7参照)。上記した後者のうち実開平2−1800
3号公報の場合には、図9に示すような構造の接合装置
100であり、接合ボルト400にスリーブ体500の
回転によって正逆の送りを可能にするねじ12が形成さ
れている。構造部材300を節点部材へ運ぶ前にスリー
ブ体500を逆回転させて接合ボルト400を後退させ
ておき、その接合ボルト400を節点部材のねじ孔に臨
ませた後にスリーブ体500を正回転させると、接合ボ
ルト40が前進して強固な接合が達成される。実開平2
−125102号公報の接合装置の構造についての紹介
を省くが、いずれのタイプの接合装置においても、その
詳しい説明は、それぞれの公報を参照されたい。これら
は、二つの節点部材の芯間距離が定まった後に構造部材
を配置することができるようにしているので、図1に示
したごとくの接合装置1を用いて中実材もしくは厚肉鋼
管を接続することによって生ずる問題を解消することが
できる。このようにすれば、図5や図6に示すようなト
ラス構造物全体の組立てが可能となる。
3が対向する二辺にのみに存在する場合の例であり、図
11は、支持点14,14が四隅のみにある場合の平面
図である。ちなみに、図12および図13は図10の正
面矢視および側面矢視を示している。図中の二本線で示
した箇所が中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材3で
あり、一本線で示したところが中空材もしくは薄肉管を
用いた構造部材30もしくは300である。これらの場
合は、いずれも二本線で示す構造部材3に作用する応力
が、他の箇所の構造部材30,300に比べ極端に大き
くなる。したがって、構造部材3の径をデザイン的にあ
まり大きくすることが好ましくない場合、すなわち、そ
のような場合が一般的であるが、本発明に係る接合装置
と中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材が使用され
る。大きい力が作用する箇所の接合部は太い接合ボルト
が必要となるが、それを使用した接合装置で中空材もし
くは薄肉管を接合しようとすると、その構造部材の径は
ますます大きいものにならざるを得なくなる。そして、
図5に示したように多数の構造部材を一つの節点部材に
放射状に接合する場合には、接合装置が干渉して取りつ
けられなくなる事態が生じる。しかし、中実材もしくは
厚肉管を用いた構造部材とすれば接合装置もコンパクト
化され、そのようなことを回避することができる。以上
の説明から、構造部材の径は接合ボルトのねじ部の径の
二倍程度であればよいので、非常にコンパクトな断面す
なわち中実材のようなものでも、十分大きな耐力を有す
る接合ボルトを介して組み込むことができるようになる
のが理解される。そのような中実材もしくは厚肉鋼管の
構造部材やそのための接合装置は、非常に大きな力が作
用する例えば塔状構造物の柱などに適用することが好適
であるが、中空材もしくは薄肉管を用いた構造部材と混
在して使用しても、トラス構造物に採用される構造部材
の太さの不揃いが軽減され、その見栄えもよいものとな
る効果がある。
図。
れる直前の状態にあるときの動作説明図、(B)はスリ
ーブ体を回転させて接合ボルトを途中まで噛みあわせた
ときの動作図、(C)は接合装置によって構造部材を節
点部材に完全に接合した後の接合状態図。
造部材を、一方向へ延びるように接続した場合の接合状
態図。
肉管などの構造部材とを放射状に接合したときの節点部
材近傍における拡大図。
用した場合のトラス構造の部分図。
なっている接合装置の構成断面図。
構成説明図。
トの進退動作を可能にした接合装置の構成断面図。
ス構造物であって、中実材もしくは厚肉管などを用いた
構造部材の取付箇所を説明する平面図。
あって、中実材もしくは厚肉管などを用いた構造部材の
取付箇所を説明する平面図。
じ孔、2p…接合面、3,30,300…構造部材、3
a…ねじ孔、3p…端面、4…接合ボルト、4A…ボス
部、4m…外面、4a…接合用雄ねじ、4b…接続用雄
ねじ、5…スリーブ体、5a…一方端、5b…他方端、
7…脱落防止部材、11…スプリング、12…ねじ、L
…接合ボルトの全長、L1 …接合用雄ねじが節点部材の
ねじ孔との噛みあいに必要なねじ込み長さ、L2 …接続
用雄ねじが構造部材の端部に設けたねじ孔との噛みあい
に必要なねじ込み長さ、L11…接合用雄ねじの全長、L
22…接続用雄ねじの全長、L3 (≒L22−L1 )…当初
に接続用雄ねじがねじ孔に噛みあわされる長さ、Ls …
スリーブ体の全長。
Claims (5)
- 【請求項1】 各構造部材の端部と節点部材とを接続す
る接合ボルトを、該接合ボルトに形成したねじ部の径よ
り大きい断面を有するボス部の外面に係合して回転を伝
達するとともに該ボス部の軸方向摺動を可能にしたスリ
ーブ体の回転でもって、前記節点部材に形成したねじ孔
に送りこむことができるようになっている構造部材の接
合装置において、 前記接合ボルトのボス部の一方側には前記節点部材のね
じ孔に噛みあう接合用雄ねじが形成されるとともに、他
方側には前記構造部材の端部に設けたねじ孔に噛みあい
上記接合用雄ねじと同一ピッチの逆方向螺旋とした接続
用雄ねじが形成され、 上記接合用雄ねじには、前記節点部材のねじ孔との噛み
あいに必要なねじ込み長さ(L1 )が確保される一方、
前記接続用雄ねじには、前記構造部材の端部に設けたね
じ孔との噛みあいに必要なねじ込み長さ(L2 )が確保
され、 前記スリーブ体は、前記接合ボルトの全長(L)から前
記接合用雄ねじの全長(L11)と接続用雄ねじの全長
(L22)とを差し引いた寸法よりも長く設定されている
ことを特徴とする中実材もしくは厚肉管を用いた構造部
材のための接合装置。 - 【請求項2】 前記接続用雄ねじの径は、前記構造部材
の断面寸法の約1/2であることを特徴とする請求項1
に記載された中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材の
ための接合装置。 - 【請求項3】 前記ボス部の前記接合用雄ねじ寄りの部
位には、該ボス部の外面に係合させたスリーブ体の脱落
を阻止するとともに、前記構造部材と節点部材とを接合
するために接合ボルトを回転させた際に破断しもしくは
簡単に外すことができる脱落防止部材が取りつけられて
いることを特徴とする請求項1に記載された中実材もし
くは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載された中実材もしくは厚
肉管を用いた構造部材のための接合装置において、 前記接続用雄ねじを、その全長(L22)から前記接合用
雄ねじのねじ込み長さ(L1 )を差し引いた長さにほぼ
等しい長さ(Ls )分だけ前記構造部材の端部に形成し
たねじ孔に予め噛みあわせ、 前記スリーブ体の回転によって接合ボルトを回転させな
がら摺動変位させ、上記接合用雄ねじを前記節点部材の
ねじ孔に送り込むとともに、上記接続用雄ねじを前記構
造部材の端部に設けたねじ孔に送り込み、 上記スリーブ体の一方端が前記節点部材の接合面に当接
し、かつ、他方端が前記構造部材の端面に当接した時点
で、増し締めするようにしたことを特徴とする中実材も
しくは厚肉管を用いた構造部材の接合方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載された接合装置を用いて
中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材を順次節点部材
に接合し、該節点部材の芯間距離が定まった以後は、そ
の節点部材間に、接合ボルトが構造部材側へ後退してス
リーブ体内に退避できるとともに、その後に接合ボルト
をスリーブ体から進出させることができる接合装置でも
って、中空材もしくは薄肉管を用いた構造部材を順次接
合するようにしたことを特徴とする大スパン構造物もし
くは塔状構造物等におけるトラス構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13990192A JP2597936B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置および接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13990192A JP2597936B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置および接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05306549A true JPH05306549A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2597936B2 JP2597936B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=15256263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13990192A Expired - Lifetime JP2597936B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 中実材もしくは厚肉管を用いた構造部材のための接合装置および接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597936B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07208433A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-11 | Aoyama Seisakusho:Kk | トラス用ボルト |
| CN116180884A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-05-30 | 哈尔滨工业大学 | 螺栓拧入进程可视化的防假拧螺栓球节点及其施工方法 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13990192A patent/JP2597936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07208433A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-11 | Aoyama Seisakusho:Kk | トラス用ボルト |
| CN116180884A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-05-30 | 哈尔滨工业大学 | 螺栓拧入进程可视化的防假拧螺栓球节点及其施工方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2597936B2 (ja) | 1997-04-09 |
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