JPH05307879A - ハードディスクドライブ - Google Patents
ハードディスクドライブInfo
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- JPH05307879A JPH05307879A JP4111579A JP11157992A JPH05307879A JP H05307879 A JPH05307879 A JP H05307879A JP 4111579 A JP4111579 A JP 4111579A JP 11157992 A JP11157992 A JP 11157992A JP H05307879 A JPH05307879 A JP H05307879A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1446—Reducing contamination, e.g. by dust, debris
- G11B33/1453—Reducing contamination, e.g. by dust, debris by moisture
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数および組み立て工数が少なく、容易
に相対湿度がコントロールされる信頼性の高いハードデ
ィスクドライブを供給する。 【構成】 ディスクエンクロージャーの内表面に水分吸
着を容易に生じさせる程度に高い表面積を付与した。
に相対湿度がコントロールされる信頼性の高いハードデ
ィスクドライブを供給する。 【構成】 ディスクエンクロージャーの内表面に水分吸
着を容易に生じさせる程度に高い表面積を付与した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録ハードディス
クの駆動雰囲気の相対湿度が温度変化に関わらず、ハー
ドディスクの駆動に適切な範囲内に維持することが可能
なハードディスクドライブに関するものである。
クの駆動雰囲気の相対湿度が温度変化に関わらず、ハー
ドディスクの駆動に適切な範囲内に維持することが可能
なハードディスクドライブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクドライブにおい
て、そのディスクエンクロージャーは、外気中のダスト
を起因とする動作不良を防止するため、密閉型あるいは
パーティクルフィルターのみを通じて空気を交換できる
準密閉型であった。しかし、実際上、完全な密閉型は、
コストや技術的な困難さから数が少なく、準密閉型が主
流である。
て、そのディスクエンクロージャーは、外気中のダスト
を起因とする動作不良を防止するため、密閉型あるいは
パーティクルフィルターのみを通じて空気を交換できる
準密閉型であった。しかし、実際上、完全な密閉型は、
コストや技術的な困難さから数が少なく、準密閉型が主
流である。
【0003】ところで、密閉型、準密閉型を問わず、ハ
ードディスクドライブでは、内部湿度のコントロールは
行われておらず、内部湿度の過不足により、動作不良が
生じることがある。この動作不良は、多くの場合、ディ
スクの腐食あるいは摩耗、そしてディスクへのヘッドの
付着が直接原因で生じている。
ードディスクドライブでは、内部湿度のコントロールは
行われておらず、内部湿度の過不足により、動作不良が
生じることがある。この動作不良は、多くの場合、ディ
スクの腐食あるいは摩耗、そしてディスクへのヘッドの
付着が直接原因で生じている。
【0004】ディスクの腐食は、ディスクを構成する磁
性層あるいは基板が電気化学的に不安定な金属であるた
めに生じる。この腐食の速度は、相対湿度と強い相関が
あり、高湿度であるほど大きくなり、相対湿度が100
%に近づき、水が凝縮すれば、一段とその速度は高ま
る。
性層あるいは基板が電気化学的に不安定な金属であるた
めに生じる。この腐食の速度は、相対湿度と強い相関が
あり、高湿度であるほど大きくなり、相対湿度が100
%に近づき、水が凝縮すれば、一段とその速度は高ま
る。
【0005】一方、ディスクの摩耗は、主にディスクド
ライブのスタート/ストップ時にディスクとヘッドとが
接触するために、発生するのであるが、通常、ディスク
表面にコーティングされている潤滑剤によりディスクは
ヘッドとの接触による摩耗から保護されている。しか
し、相対湿度が5%を下回るようになると、潤滑剤の機
能が劣化し、摩耗からディスクを保護する性能が低下し
てディスクおよびヘッドの摩耗不良が多くなる。
ライブのスタート/ストップ時にディスクとヘッドとが
接触するために、発生するのであるが、通常、ディスク
表面にコーティングされている潤滑剤によりディスクは
ヘッドとの接触による摩耗から保護されている。しか
し、相対湿度が5%を下回るようになると、潤滑剤の機
能が劣化し、摩耗からディスクを保護する性能が低下し
てディスクおよびヘッドの摩耗不良が多くなる。
【0006】逆に、相対湿度がある程度以上に増加する
と、ディスク表面の吸着性が極端に高まり、ディスクド
ライブのスタート/ストップ時にヘッドを捕捉して、デ
ィスクの回転を不能にしてしまう場合がある。このディ
スクへのヘッド吸着は、水分の凝縮が生じた時に一層顕
著となる。
と、ディスク表面の吸着性が極端に高まり、ディスクド
ライブのスタート/ストップ時にヘッドを捕捉して、デ
ィスクの回転を不能にしてしまう場合がある。このディ
スクへのヘッド吸着は、水分の凝縮が生じた時に一層顕
著となる。
【0007】したがって、ハードディスクドライブの動
作不良を防止し、装置の信頼性を高めるためには、装置
内部の相対湿度を適当な範囲に保つ必要がある。
作不良を防止し、装置の信頼性を高めるためには、装置
内部の相対湿度を適当な範囲に保つ必要がある。
【0008】一般的に、ハードディスクドライブにおけ
る湿度コントロールは、ほとんどの装置において無策で
あり、その適性湿度の範囲を仕様書において規定するだ
けであった。
る湿度コントロールは、ほとんどの装置において無策で
あり、その適性湿度の範囲を仕様書において規定するだ
けであった。
【0009】これに対し、従来、湿度コントロールを試
みたハードディスクドライブとして、幾つかのものが提
案されている。
みたハードディスクドライブとして、幾つかのものが提
案されている。
【0010】例えば、特開平1−199389号公報に
は、ディスクエンクロージャー内のディスクの周囲に吸
湿フィルムを設けた構成が記載されている。前記吸湿フ
ィルムとしては、ポリビニルアルコール等の高分子フィ
ルムが用いられており、このフィルムは、相対湿度が高
いほど水分吸着率が高いので、高湿度時の吸湿もよく、
また、吸着熱が小さいので、低湿度時の放湿も容易であ
り、その結果、ディスクエンクロージャー内の湿度コン
トロールを行い得る、特性を有している。
は、ディスクエンクロージャー内のディスクの周囲に吸
湿フィルムを設けた構成が記載されている。前記吸湿フ
ィルムとしては、ポリビニルアルコール等の高分子フィ
ルムが用いられており、このフィルムは、相対湿度が高
いほど水分吸着率が高いので、高湿度時の吸湿もよく、
また、吸着熱が小さいので、低湿度時の放湿も容易であ
り、その結果、ディスクエンクロージャー内の湿度コン
トロールを行い得る、特性を有している。
【0011】しかし、前記吸湿フィルムは、吸湿によ
り、フィルムの内部変質および外部変形が生じ易すく、
吸湿、脱湿を繰返すにしたがって、吸湿および脱湿特性
が低下する欠点がある。さらに、この装置では、ディス
クエンクロージャー内の湿度をコントロールするに十分
な量のフィルムをディスクドライブの周囲に設置する必
要があるので、部品点数が多くなるとともに、組み立て
工数の大幅増を来す、という欠点もある。
り、フィルムの内部変質および外部変形が生じ易すく、
吸湿、脱湿を繰返すにしたがって、吸湿および脱湿特性
が低下する欠点がある。さらに、この装置では、ディス
クエンクロージャー内の湿度をコントロールするに十分
な量のフィルムをディスクドライブの周囲に設置する必
要があるので、部品点数が多くなるとともに、組み立て
工数の大幅増を来す、という欠点もある。
【0012】また、特開昭64−4996号公報には、
ディスクエンクロージャー内に、水蒸気を吸引するため
の多数の微細孔を有する毛細管凝集体を、取り付けまた
は設置した構成のディスクドライブ装置が、提案されて
いる。ここで使用される毛細管凝集体は、実際的には、
親水性物質で化学修飾された半融成形された多孔質体で
ある。
ディスクエンクロージャー内に、水蒸気を吸引するため
の多数の微細孔を有する毛細管凝集体を、取り付けまた
は設置した構成のディスクドライブ装置が、提案されて
いる。ここで使用される毛細管凝集体は、実際的には、
親水性物質で化学修飾された半融成形された多孔質体で
ある。
【0013】この装置では、湿度を低下させることが目
的であり、湿度のコントロールは考慮されておらず、ま
た、毛細管凝集体を別途製造し、これをディスクエンク
ロージャーに取り付けるために、ディスクエンクロージ
ャーに取り付け部を形成しなければならず、部品点数お
よび組み立て工数が増えてしまう、などの欠点がある。
的であり、湿度のコントロールは考慮されておらず、ま
た、毛細管凝集体を別途製造し、これをディスクエンク
ロージャーに取り付けるために、ディスクエンクロージ
ャーに取り付け部を形成しなければならず、部品点数お
よび組み立て工数が増えてしまう、などの欠点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、部品
点数および組み立て工数が少なく、容易に相対湿度がコ
ントロールされる信頼性の高いハードディスクドライブ
を供給することにある。
点数および組み立て工数が少なく、容易に相対湿度がコ
ントロールされる信頼性の高いハードディスクドライブ
を供給することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のハードディスク
ドライブは、ディスクエンクロージャーの内表面が水分
吸着を多量に生じさせるための広い表面積を有すること
を特徴とするものである。
ドライブは、ディスクエンクロージャーの内表面が水分
吸着を多量に生じさせるための広い表面積を有すること
を特徴とするものである。
【0016】ここで、前記ディスクエンクロージャーの
内表面の構成としては、具体的には、陽極酸化多孔質被
膜、化成処理多孔質被膜および化学的粗面化処理表面を
挙げることができる。
内表面の構成としては、具体的には、陽極酸化多孔質被
膜、化成処理多孔質被膜および化学的粗面化処理表面を
挙げることができる。
【0017】
【作用】一般的に、ディスクエンクロージャー中に含ま
れる水は、水蒸気として存在するほかに、ディスクエン
クロージャー内に露出している全ての表面上に、吸着水
として、存在する。その吸着水の量は、表面の状態や材
料に強く依存するため、加工法や材料を選ぶことによっ
て、表面積を大きくすれば、水蒸気として存在している
量より多くの水分を吸着水として保つことが可能であ
る。温度が急激に変化すると、大気の相対湿度も大きく
変化するが、このような場合、ディスクエンクロージャ
ー内の相対湿度に対応して、前記大表面積を有するディ
スクエンクロージャーの内面へ水分を吸着するか、内面
の吸着水を放出して、湿度の急激な変化を緩和する効果
を発揮する。
れる水は、水蒸気として存在するほかに、ディスクエン
クロージャー内に露出している全ての表面上に、吸着水
として、存在する。その吸着水の量は、表面の状態や材
料に強く依存するため、加工法や材料を選ぶことによっ
て、表面積を大きくすれば、水蒸気として存在している
量より多くの水分を吸着水として保つことが可能であ
る。温度が急激に変化すると、大気の相対湿度も大きく
変化するが、このような場合、ディスクエンクロージャ
ー内の相対湿度に対応して、前記大表面積を有するディ
スクエンクロージャーの内面へ水分を吸着するか、内面
の吸着水を放出して、湿度の急激な変化を緩和する効果
を発揮する。
【0018】周知のように、吸着とは、液あるいはガス
に含まれている特別な形の分子の固体表面への選択的捕
集および濃縮である。いわゆる、固体の吸着剤となり得
るものは、多孔性であり、内部には直径が0. 01μm
程度以下の細孔を有している。また、一定の温度でのあ
る吸着質−吸着剤系に対する等温線は、外部流体(液ま
たはガス)中の吸着質の濃度または分圧と、吸着剤によ
って捕集された吸着質の濃度との平衡関係であり、温度
が変化すれば、別の平衡関係に移るため、それに対応し
て吸着または脱着が生じることになる。
に含まれている特別な形の分子の固体表面への選択的捕
集および濃縮である。いわゆる、固体の吸着剤となり得
るものは、多孔性であり、内部には直径が0. 01μm
程度以下の細孔を有している。また、一定の温度でのあ
る吸着質−吸着剤系に対する等温線は、外部流体(液ま
たはガス)中の吸着質の濃度または分圧と、吸着剤によ
って捕集された吸着質の濃度との平衡関係であり、温度
が変化すれば、別の平衡関係に移るため、それに対応し
て吸着または脱着が生じることになる。
【0019】本発明の場合では、吸着質は水蒸気であ
り、固体吸着剤はディスクエンクロージャーの内表面で
ある。例えば、アルミニウム製のディスクエンクロージ
ャーの内面を陽極酸化法によりガラス状のアルミナとす
ると、多孔質の場合は、その表面積がきわめて広いの
で、著しい活性を示し、大気中の水蒸気を吸着すること
になり、温度変化に対応した相対湿度の変動を緩和する
ように作用する。しかも、本発明では、吸着剤として作
用する部分が金属または金属酸化物で、従来の有機化合
物と比較して格段に耐久性、再現性が高いという利点が
得られる。さらに、本発明では、水分を吸着、脱着する
部分がディスクエンクロージャーと一体であるので、部
品点数を増やすこともなく、組み立て工数を増やすこと
もない。また、本発明の構成によれば、ディスクエンク
ロージャーの全内表面を容易に吸着面とすることができ
るので、エンクロージャー内の全水分を吸着できるほど
の大吸着量を容易に確保することができる。
り、固体吸着剤はディスクエンクロージャーの内表面で
ある。例えば、アルミニウム製のディスクエンクロージ
ャーの内面を陽極酸化法によりガラス状のアルミナとす
ると、多孔質の場合は、その表面積がきわめて広いの
で、著しい活性を示し、大気中の水蒸気を吸着すること
になり、温度変化に対応した相対湿度の変動を緩和する
ように作用する。しかも、本発明では、吸着剤として作
用する部分が金属または金属酸化物で、従来の有機化合
物と比較して格段に耐久性、再現性が高いという利点が
得られる。さらに、本発明では、水分を吸着、脱着する
部分がディスクエンクロージャーと一体であるので、部
品点数を増やすこともなく、組み立て工数を増やすこと
もない。また、本発明の構成によれば、ディスクエンク
ロージャーの全内表面を容易に吸着面とすることができ
るので、エンクロージャー内の全水分を吸着できるほど
の大吸着量を容易に確保することができる。
【0020】本発明では、ディスクエンクロージャーの
内面を広表面積な表面とするためには、前記したような
陽極酸化法による他に、化成処理により多孔性被膜とす
る方法、エッチングにより表面を粗面化する方法があ
る。
内面を広表面積な表面とするためには、前記したような
陽極酸化法による他に、化成処理により多孔性被膜とす
る方法、エッチングにより表面を粗面化する方法があ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定される
ものではない。
明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定される
ものではない。
【0022】(実施例1)シュウ酸を用いた陽極酸化法
により、ディスクエンクロージャーに用いるアルミニウ
ム板の表面に、図1に示すような多孔性の表面構造を有
する陽極酸化多孔質被膜を形成した。この場合の酸化物
層1に形成された細孔2の径寸法は約30μmであり、
深さ寸法は約120μmであった。
により、ディスクエンクロージャーに用いるアルミニウ
ム板の表面に、図1に示すような多孔性の表面構造を有
する陽極酸化多孔質被膜を形成した。この場合の酸化物
層1に形成された細孔2の径寸法は約30μmであり、
深さ寸法は約120μmであった。
【0023】得られた表面処理アルミニウム板を用い
て、図2に示すように、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャー10を作製し、このディスクエンクロージ
ャー10内に、ディスク11aを有するディスク駆動装
置11、ヘッド12aを有するヘッド駆動装置12等の
要素を内蔵して、ハードディスクドライブを組み立て
た。なお、図中、10aは、ディスクエンクロージャー
10の組み立てシーリング部であり、10bは、通気孔
フィルタを示すものであり、10cは、ディスクエンク
ロージャー10の内表面である。
て、図2に示すように、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャー10を作製し、このディスクエンクロージ
ャー10内に、ディスク11aを有するディスク駆動装
置11、ヘッド12aを有するヘッド駆動装置12等の
要素を内蔵して、ハードディスクドライブを組み立て
た。なお、図中、10aは、ディスクエンクロージャー
10の組み立てシーリング部であり、10bは、通気孔
フィルタを示すものであり、10cは、ディスクエンク
ロージャー10の内表面である。
【0024】このハードディスクドライブ内の空気容積
は、約80ミリリットルであり、ディスクエンクロージ
ャー10の全内表面積は、約3.2m2 であった。
は、約80ミリリットルであり、ディスクエンクロージ
ャー10の全内表面積は、約3.2m2 であった。
【0025】このディスクドライブと同寸法の従来のデ
ィスクドライブとを用いて温度変化に伴う内部湿度変化
を測定した。なお、この従来のディスクドライブの全内
表面積は、約0. 13m2 であった。その結果を図3に
示した。横軸が経過時間を示し、縦軸が温度および湿度
を示しており、一点鎖線は温度曲線であり、実線は従来
のディスクドライブにおける相対湿度曲線、点線は本発
明のディスクドライブにおける相対湿度曲線である。
ィスクドライブとを用いて温度変化に伴う内部湿度変化
を測定した。なお、この従来のディスクドライブの全内
表面積は、約0. 13m2 であった。その結果を図3に
示した。横軸が経過時間を示し、縦軸が温度および湿度
を示しており、一点鎖線は温度曲線であり、実線は従来
のディスクドライブにおける相対湿度曲線、点線は本発
明のディスクドライブにおける相対湿度曲線である。
【0026】図に示すように、0〜15時間経過におけ
る温度変化は、外気温度変化により生じ、30〜42時
間経過における温度変化は、ハードディスクの駆動によ
る発熱により発生したものである。ここで、外気の相対
湿度は50%で一定であった。
る温度変化は、外気温度変化により生じ、30〜42時
間経過における温度変化は、ハードディスクの駆動によ
る発熱により発生したものである。ここで、外気の相対
湿度は50%で一定であった。
【0027】この図から、従来のハードディスクドライ
ブの相対湿度(実線)は、温度の上昇部分で大きな変化
を示すのに対し、本発明のハードディスクドライブ(点
線)では、変化がかなり小さく抑えられていることが判
る。これは、温度上昇時にハードディスクドライブ内の
相対湿度が低下するため、本発明品においては、エンク
ロージャー内表面の吸着水が気化し、また、これとは逆
に温度下降時の相対湿度上昇時には、水蒸気がエンクロ
ージャー内表面に吸着されることで説明される。
ブの相対湿度(実線)は、温度の上昇部分で大きな変化
を示すのに対し、本発明のハードディスクドライブ(点
線)では、変化がかなり小さく抑えられていることが判
る。これは、温度上昇時にハードディスクドライブ内の
相対湿度が低下するため、本発明品においては、エンク
ロージャー内表面の吸着水が気化し、また、これとは逆
に温度下降時の相対湿度上昇時には、水蒸気がエンクロ
ージャー内表面に吸着されることで説明される。
【0028】(実施例2)炭酸ナトリウムおよびクロム
酸ナトリウムを用いた化成処理により、ディスクエンク
ロージャーに用いるアルミニウム板の表面に、多孔質被
膜を形成した。
酸ナトリウムを用いた化成処理により、ディスクエンク
ロージャーに用いるアルミニウム板の表面に、多孔質被
膜を形成した。
【0029】得られた表面処理アルミニウム板を用い
て、実施例1と同様に、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャーを作製し、このディスクエンクロージャー
内に、ディスクを有するディスク駆動装置、ヘッドを有
するヘッド駆動装置等の要素を内蔵して、ハードディス
クドライブを組み立てた。
て、実施例1と同様に、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャーを作製し、このディスクエンクロージャー
内に、ディスクを有するディスク駆動装置、ヘッドを有
するヘッド駆動装置等の要素を内蔵して、ハードディス
クドライブを組み立てた。
【0030】このハードディスクドライブ内の空気容積
は、約80ミリリットルであり、ディスクエンクロージ
ャー10の全内表面積は、約2.8m2 であった。
は、約80ミリリットルであり、ディスクエンクロージ
ャー10の全内表面積は、約2.8m2 であった。
【0031】このディスクドライブを用いて温度変化に
伴う内部湿度変化を測定したところ、実施例1とほぼ同
様の結果が得られた。
伴う内部湿度変化を測定したところ、実施例1とほぼ同
様の結果が得られた。
【0032】(実施例3)周知の酸を用いたエッチング
処理により、ディスクエンクロージャーに用いるアルミ
ニウム板の表面を粗面化して、高表面積を与えた。
処理により、ディスクエンクロージャーに用いるアルミ
ニウム板の表面を粗面化して、高表面積を与えた。
【0033】得られた表面処理アルミニウム板を用い
て、実施例1と同様に、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャーを作製し、このディスクエンクロージャー
内に、ディスクを有するディスク駆動装置、ヘッドを有
するヘッド駆動装置等の要素を内蔵して、ハードディス
クドライブを組み立てた。
て、実施例1と同様に、3. 5インチ用のディスクエン
クロージャーを作製し、このディスクエンクロージャー
内に、ディスクを有するディスク駆動装置、ヘッドを有
するヘッド駆動装置等の要素を内蔵して、ハードディス
クドライブを組み立てた。
【0034】このハードディスクドライブ内の空気容積
は、約80ミリリットルであった。また、ディスクエン
クロージャー10の全内表面積は、約1.5m2 であ
り、従来のディスクドライブの全内表面積のほぼ10倍
であった。
は、約80ミリリットルであった。また、ディスクエン
クロージャー10の全内表面積は、約1.5m2 であ
り、従来のディスクドライブの全内表面積のほぼ10倍
であった。
【0035】このディスクドライブを用いて温度変化に
伴う内部湿度変化を測定したところ、実施例1、2ほど
の効果はなかったが、相対湿度変動に対する実用上充分
な緩和効果が得られた。
伴う内部湿度変化を測定したところ、実施例1、2ほど
の効果はなかったが、相対湿度変動に対する実用上充分
な緩和効果が得られた。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ハード
ディスクドライブ内の相対湿度の温度変化による変化が
抑制され、極端な相対湿度の変化があっても緩和され、
極端な相対湿度がディスクドライブ内に実現することが
ない。特に、高温高湿の大気中にあるハードディスクド
ライブが空調システム等により急速に冷却されるとき、
従来の装置では、ディスク上に水の凝縮が生じ、腐食や
ディスクへのヘッドの吸着の大きな原因となるが、ディ
スクエンクロージャー内壁に吸着面を有する本発明のハ
ードディスクドライブでは、ほとんど凝縮は起こり得な
い。さらに、吸着面での水の気化および液化は、可逆過
程であり、材質的に吸着面の劣化もないため、長期に亙
って、この湿度変化の抑制効果を示すことが可能であ
る。
ディスクドライブ内の相対湿度の温度変化による変化が
抑制され、極端な相対湿度の変化があっても緩和され、
極端な相対湿度がディスクドライブ内に実現することが
ない。特に、高温高湿の大気中にあるハードディスクド
ライブが空調システム等により急速に冷却されるとき、
従来の装置では、ディスク上に水の凝縮が生じ、腐食や
ディスクへのヘッドの吸着の大きな原因となるが、ディ
スクエンクロージャー内壁に吸着面を有する本発明のハ
ードディスクドライブでは、ほとんど凝縮は起こり得な
い。さらに、吸着面での水の気化および液化は、可逆過
程であり、材質的に吸着面の劣化もないため、長期に亙
って、この湿度変化の抑制効果を示すことが可能であ
る。
【図1】本発明のディスクドライブのエンクロージャー
の内表面に用いて好適な陽極酸化多孔質膜の構造を示す
斜視図である。
の内表面に用いて好適な陽極酸化多孔質膜の構造を示す
斜視図である。
【図2】本発明を実施したディスクドライブの側断面図
である。
である。
【図3】本発明にかかるディスクドライブと従来のディ
スクドライブとにおける温度変化に伴う相対湿度の変動
を示すグラフである。
スクドライブとにおける温度変化に伴う相対湿度の変動
を示すグラフである。
1 酸化物層 2 細孔 10 ディスクエンクロージャー 10a シーリング部 10b フィルタ 10c 内表面 11 ディスク駆動装置 11a ディスク 12 ヘッド駆動装置 12a ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 佳直 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 太田 俊一郎 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 情報を記録するハードディスクと、この
ディスクを内部にほぼ密閉状態に保持するディスクエン
クロージャーとを有してなるハードディスクドライブに
おいて、 前記ディスクエンクロージャーの内表面が水分吸着を生
じさせるための広い表面積を有することを特徴とするハ
ードディスクドライブ。 - 【請求項2】 前記ディスクエンクロージャーの内表面
が陽極酸化多孔質被膜であることを特徴とする請求項1
に記載のハードディスクドライブ。 - 【請求項3】 前記ディスクエンクロージャーの内表面
が化成処理多孔質被膜であることを特徴とする請求項1
に記載のハードディスクドライブ。 - 【請求項4】 前記ディスクエンクロージャーの内表面
が化学的粗面化処理表面であることを特徴とする請求項
1に記載のハードディスクドライブ。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111579A JPH05307879A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ハードディスクドライブ |
| TW081110463A TW219994B (ja) | 1992-04-30 | 1992-12-29 | |
| KR1019930006240A KR930022351A (ko) | 1992-04-30 | 1993-04-14 | 하드디스크드라이브 |
| CN93104165A CN1025643C (zh) | 1992-04-30 | 1993-04-14 | 硬盘驱动装置 |
| GB9307915A GB2266616B (en) | 1992-04-30 | 1993-04-16 | Hard disk drive |
| US08/446,375 US6000121A (en) | 1992-04-30 | 1995-05-22 | Method for manufacturing an enclosed disk drive |
| US08/759,455 US5650890A (en) | 1992-04-30 | 1996-12-05 | Apparatus for controlling humidity in a disk drive enclosure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111579A JPH05307879A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ハードディスクドライブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307879A true JPH05307879A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14564954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4111579A Pending JPH05307879A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ハードディスクドライブ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5650890A (ja) |
| JP (1) | JPH05307879A (ja) |
| KR (1) | KR930022351A (ja) |
| CN (1) | CN1025643C (ja) |
| GB (1) | GB2266616B (ja) |
| TW (1) | TW219994B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7250994B2 (en) | 1996-11-20 | 2007-07-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display panel and method for manufacturing light reflecting film thereof |
| JP2015070093A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 太平洋セメント株式会社 | 圧電アクチュエータおよびその製造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6088190A (en) * | 1994-11-08 | 2000-07-11 | Seagate Technology, Inc. | Disk drive including multi-stage environmental diffusion buffer |
| KR100217744B1 (ko) * | 1996-05-15 | 1999-09-01 | 윤종용 | 내부부품의 결로방지기능을 갖는 하드 디스크 드라이브 |
| JP2006216157A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ディスク装置 |
| US8885289B2 (en) | 2011-08-17 | 2014-11-11 | HGST Netherlands B.V. | Magnetic storage device with multi-functional component for controlling chemical and water vapor therein |
| US8867164B2 (en) | 2011-08-17 | 2014-10-21 | HGST Netherlands B.V. | Magnetic storage device with humidity control device incorporating a differentially permeable membrane |
| US8861127B2 (en) | 2011-08-17 | 2014-10-14 | HGST Netherlands B.V. | Magnetic storage device with dynamic humidity control system to mitigate water vapor transients |
| US10734035B1 (en) * | 2018-07-30 | 2020-08-04 | Seagate Technology Llc | Humidity control system for heat-assisted magnetic recording hard disk drive |
| JP2022180054A (ja) * | 2021-05-24 | 2022-12-06 | 株式会社東芝 | 磁気記録再生装置、及びその製造方法 |
| US12412601B1 (en) * | 2024-03-06 | 2025-09-09 | Western Digital Technologies, Inc. | Active humidity control using chemical mixtures in data storage devices |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0419893A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-23 | Fujitsu Ltd | 密閉型外部記憶装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS6168792A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-09 | Toshiba Corp | 磁気デイスク装置 |
| JPS63113887A (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-18 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気デイスク装置 |
| EP0295054B1 (en) * | 1987-06-08 | 1993-08-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Humidity regulating apparatus |
| JPS644996A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-10 | Hitachi Ltd | Magnetic disk device |
| JPS6414996A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Origin Electric | Hybrid integrated circuit |
| JPH01199389A (ja) * | 1987-10-01 | 1989-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気ディスク装置および結露防止容器 |
| GB2214696A (en) * | 1988-01-19 | 1989-09-06 | Mitsubishi Electric Corp | Controlling humidity in magnetic disc apparatus |
| JP2644881B2 (ja) * | 1989-03-15 | 1997-08-25 | 株式会社日立製作所 | 磁気ディスク装置 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4111579A patent/JPH05307879A/ja active Pending
- 1992-12-29 TW TW081110463A patent/TW219994B/zh active
-
1993
- 1993-04-14 CN CN93104165A patent/CN1025643C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-14 KR KR1019930006240A patent/KR930022351A/ko not_active Ceased
- 1993-04-16 GB GB9307915A patent/GB2266616B/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-12-05 US US08/759,455 patent/US5650890A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH0419893A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-23 | Fujitsu Ltd | 密閉型外部記憶装置 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2266616B (en) | 1995-08-09 |
| CN1078060A (zh) | 1993-11-03 |
| CN1025643C (zh) | 1994-08-10 |
| GB2266616A (en) | 1993-11-03 |
| KR930022351A (ko) | 1993-11-23 |
| US5650890A (en) | 1997-07-22 |
| GB9307915D0 (en) | 1993-06-02 |
| TW219994B (ja) | 1994-02-01 |
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