JPH0531915B2 - - Google Patents

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JPH0531915B2
JPH0531915B2 JP8236386A JP8236386A JPH0531915B2 JP H0531915 B2 JPH0531915 B2 JP H0531915B2 JP 8236386 A JP8236386 A JP 8236386A JP 8236386 A JP8236386 A JP 8236386A JP H0531915 B2 JPH0531915 B2 JP H0531915B2
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JP
Japan
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fluid
base oil
decalin
traction drive
cyclohexyl
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JP8236386A
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English (en)
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JPS62240384A (ja
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Tomyasu Minoe
Toshuki Tsubochi
Kazushi Hata
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8787104193T priority patent/DE3774603D1/de
Priority to EP87104193A priority patent/EP0240814B1/en
Priority to CA000532891A priority patent/CA1276138C/en
Priority to KR1019870003251A priority patent/KR900004508B1/ko
Publication of JPS62240384A publication Critical patent/JPS62240384A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はトラクシヨンドライブ用流体に関し、
詳しくは特定の二種類の化合物を主成分として配
合してなり、高温でのトラクシヨン性能の改善さ
れたトラクシヨンドライブ用流体に関する。 [従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点] 一般に、トラクシヨンドライブ用の流体はトラ
クシヨンドライブ装置(ころがり接触による摩擦
駆動装置)、例えば自動車用無段変速機、産業用
無段変速機、水圧機器などに用いられる流体であ
り、高いトラクシヨン係数や熱および酸化に対す
る安定性、経済性等が要求されている。 近年、トラクシヨンドライブ装置の小型軽量化
が、自動車等の用途を中心に研究されている。そ
れに伴なつてこのトラクシヨンドライブ装置に用
いるトラクシヨンドライブ用流体にも、様々な苛
酷な条件下で使用に耐え得る性能、特に低温から
高温(−30〜140℃程度)まで広い温度範囲にわ
たつて安定的に高性能(トラクシヨン係数が高い
こと、粘度が低いこと、酸化安定性にすぐれるこ
となど)を発揮しうることが要求されている。 トラクシヨンドライブ用流体として従来、種々
の化合物が提案されているが、今までに開発され
たトラクシヨンドライブ用流体では、上述の要求
特性をすべて満足しうるものはなく、例えば低温
性能に優れた化合物は高温でのトラクシヨン係数
が低いという問題があつた。 [問題点を解決するための手段] そこで本発明者らは上記従来技術の問題点を解
消し、基油の低温におけるトラクシヨン性能を損
なうことなく、また動粘度もさほど大きくせずに
高温でのトラクシヨン係数の改善されたトラクシ
ヨンドライブ用流体を開発すべく鋭意研究を重ね
た。その結果、特定の基油群に特定の化合物群を
配合したものが、トラクシヨンドライブ用流体と
して総合的な性能にすぐれ、特に高温でのトラク
シヨン係数が相乗的に増大することを見出し、本
発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、(A)100℃における動粘度が
8cSt以下の基油および(B)デカリン環に(i)少なくと
も二つのシクロヘキシルアルキル基、(ii)少なくと
も二つのシクロヘキシル基あるいは(iii)少なくとも
一つのシクロヘキシルアルキル基と少なくとも一
つのシクロヘキシル基を結合してなるデカリン誘
導体を主成分とし、かつ100℃における動粘度が
3cSt以上であることを特徴とするトラクシヨンド
ライブ用流体を提供するものである。 本発明のトラクシヨンドライブ用流体は、上述
した(A)、(B)両成分を主成分とするものである。こ
の(A)成分としては100℃における動粘度が8cSt以
下、好ましくは7cSt以下の基油であればよく、ナ
フテン系基油、芳香族系基油、パラフイン系基
油、シリコーン系基油、エステル系基油などやあ
るいはこれらの基油の混合物が好適であり、特に
ナフテン系基油が好ましい。ここでナフテン系基
油としては様々なものがあげられる。具体的に
は、1−(2−デカリル)−1−シクロヘキシルエ
タン、1−(1−デカリル)−1−シクロヘキシル
エタン、1−(2−メチルデカリル)−1−シクロ
ヘキシルエタン、1−(1−メチルデカリル)−1
−シクロヘキシルエタン、1−ジメチルデカリル
−1−シクロヘキシルエタン、2−(2−デカリ
ル)−2−シクロヘキシルプロパン、2−(1−デ
カリル)−2−シクロヘキシルプロパン、1−シ
クロヘキシル−1,4−ジメチルデカリン、1,
2−ジ(メチルシクロヘキシル)−2−メチルプ
ロパン、2,3−ジ(メチルシクロヘキシル)−
ブタン、1,3−ジシクロヘキシル−3−メチル
ブタン、2,4−ジシクロヘキシルペンタン、
2,4−ジシクロヘキシル−2−メチルペンタ
ン、1,3−ジシクロヘキシル−1−メチルシク
ロペンタン、ターシクロヘキシル、シクロヘキシ
ルメチルデカリン、1−ジシクロヘキシル−1−
シクロヘキシルエタン、ナフテン系鉱油などがあ
る。 また、芳香族系基油としては、例えばプロピレ
ン重合体とベンゼンとの反応によつて得られるハ
ード型アルキルベンゼン、α−オレフインとベン
ゼンとの反応によつて得られるソフト型アルキル
ベンゼン、ジイソプロピルナフタレン等のアルキ
ルナフタレン、ジエチルビフエニル等のアルキル
ビフエニル、フエニルキシリルエタン、ベンジル
ナフタレン等のジアリールアルカンなどがあり、
パラフイン系基油としては、例えばポリα−オレ
フインやパラフイン系鉱油、さらにはポリブテ
ン、プロピレンオリゴマー、スクワランなどがあ
る。 シリコーン系基油としては、ジメチルシリコー
ンやフエニルメチルシリコーン等のシリコーンオ
イルなどがあり、エステル系基油としては、ポリ
オールエステルやジエステル、シクロヘキサノー
ルのシクロヘキサンカルボン酸エステルやシクロ
ドデカールのシクロヘキサンカルボン酸エステル
等のシクロアルカノールのシクロアルキルカルボ
ン酸エステル、トリシクロヘキシルフオスフエー
ト等のリン酸エステルなどがある。 これらの基油はそれぞれ単独で(A)成分として用
いてもよく、2種以上の混合物を(A)成分として用
いてもよい。2種以上の混合物を(A)成分として用
いる場合、一方の100℃における動粘度が8cStを
超えるものであつても、混合したものが8cSt以下
であればよい。 一方、上記(A)成分とともに用いる(B)成分として
は、デカリン環に(i)二つ以上のシクロヘキシルア
ルキル基、(ii)二つ以上のシクロヘキシル基あるい
は(iii)シクロヘキシルアルキル基とシクロヘキシル
基のそれぞれ一つ以上を結合してなるデカリン誘
導体である。この(B)成分としては様々なものが使
用可能であるが、なかでも下記一般式[] [式中、R1〜R8はそれぞれ水素あるいは炭素数
1〜4のアルキル基を示し、p、q、r、sはそ
れぞれ1〜3の整数を示す。また、m、nはそれ
ぞれ0〜3の整数であり、かつ両者の和が2ある
いは3である。] で表わされるデカリン誘導体、すなわちデカリン
環にシクロヘキシルアルキル基が二つ以上結合す
るとともに、そのシクロヘキシルアルキル基がシ
クロヘキサン環のα位炭素原子がデカリン環に結
合するタイプのもの(換言すれば、シクロヘキサ
ン環と結合している炭素原子がデカリン環に結合
しているタイプのシクロヘキシルアルキル基)で
あるようなデカリン誘導体が特に好ましい。 上記一般式[]で表わされる化合物の具体例
をあげれば、 式 や式 で表わされるビス(1−シクロヘキシルエチル)
デカリン、 式 や式 で表わされるビス(1−メチル−1−シクロヘキ
シルエチル)デカリン、 式 や式 で表わされるビス(1−シクロヘキシルエチル)
メチルデカリン、 式 や式 で表わされるビス(1−メチル−1−シクロヘキ
シルエチル)メチルデカリン、 式 で表わされるトリス(1−シクロヘキシルエチ
ル)デカリン、 式 や式 で表わされるビス(シクロヘキシルメチル)デカ
リン、 式 や式 で表わされるビス(シクロヘキシルメチル)メチ
ルデカリン、 式 で表わされるトリス(シクロヘキシルメチル)デ
カリンなどがあげられる。 また、デカリン環に結合するシクロヘキシルア
ルキル基は、α位の炭素原子がデカリン環に結合
するもの以外に、β位あるいはγ位等の炭素原子
がデカリン環に結合したもの(換言すれば、シク
ロヘキサン環を2個あるいは3個の炭素原子を介
してデカリン環に結合したもの)であつてもよ
い。 さらに、(B)成分としては、上述のような二以上
のシクロヘキシルアルキル基がデカリン環に結合
したもの以外に、少なくとも二つのシクロヘキシ
ル基がデカリン環に結合したデカリン誘導体、あ
るいは少なくとも一つのシクロヘキシルアルキル
基と少なくとも一つのシクロヘキシル基がデカリ
ン環に結合したデカリン誘導体を用いることもで
きる。ここで、これらのシクロヘキサン環には炭
素数1〜4のアルキル基が1〜3個導入されてい
てもよい。 これらの化合物の具体例をあげれば、 式
【式】や 式 で表わされるジシクロヘキシルデカリン、 式 で表わされる1−シクロヘキシルエチル(シクロ
ヘキシル)デカリンなどがある。 このような(B)成分を製造するにあたつては、特
に制限はなく種々の方法によることができる。例
えば前記一般式[]で表わされるデカリン誘導
体を製造するには、通常はナフタレンあるいはそ
の誘導体とスチレンあるいはその誘導体等のアル
ケニルベンゼンとを適当な触媒の存在下に反応さ
せ、得られた反応生成物を減圧蒸留等により各留
分に分け、このうちの所定留分(特に、ナフタレ
ン等にアルケニルベンゼンが2分子以上結合した
もの)を水素化処理することにより得られる。こ
こで用いることのできる触媒としては硫酸、塩化
アルミニウムなどのフリーデルクラフト触媒やリ
ンタングステン酸、ケイタングステン酸、リンモ
リブデン酸、ケイモリブデン酸などのヘテロポリ
酸あるいはその塩や、活性白土、酸性白土、シリ
カアルミナ、固体リン酸、イオン交換樹脂、チタ
ニア、ゼオライトなどの固体触媒があげられる。 本発明のトラクシヨンドライブ用流体は、前述
の(A)成分と(B)成分を主成分とするとともに、100
℃における動粘度が3cSt以上のものである。 上述の(A)成分を単独でトラクシヨンドライブ用
流体として用いると、トラクシヨン係数、特に高
温でのトラクシヨン係数が低い為に、油温が上が
るとトラクシヨンドライブ装置の動力伝達面でス
リツプをおこし、動力を伝達できなくなるという
問題がある。一方、(B)成分を単独でトラクシヨン
ドライブ用流体として用いると、高温では問題な
いが、室温以下では粘度が高い為、撹拌によるエ
ネルギーロスが大きくなつたり、潤滑不良を起こ
したりするという問題がある。しかし、本発明の
トラクシヨンドライブ用流体の如く、(A)成分と(B)
成分を100℃における動粘度が3cSt以上となるよ
うに混合すると、比較的低粘度でしかも低温から
高温までの広範囲にわたつて高いトラクシヨン係
数を示し、低温流動性や高温での油膜切れ等の問
題のない総合性能に優れたものとなる。 しかも本発明は、(A)成分と(B)成分との混合によ
つてトラクシヨン係数の著しい改善(相乗効果)
が得られるという全く新しい知見に基づく優れた
トラクシヨンドライブ用流体を提供するものであ
る。 一般にトラクシヨン係数については、次式の様
な加成性があることが知られており(ASLE
Trans.13、105〜116(1969))、 f= 〓i Cifi Ci:i成分の混合比率 fi:i成分のトラクシヨン係数 f:混合物のトラクシヨン係数 またごくわずか(2〜3%程度)に相乗効果が
ある(SAE 710837(1971))とも言われている
が、本発明の如く、混合する前の各成分それぞれ
の値よりも大きくなつたり、加重平均より10%以
上も大きくなる例は知られていない。 本発明では(A)成分と(B)成分の混合割合は、特に
制限はなく要するに100℃における動粘度が
3.0cSt以上、好ましくは3.6〜10.0cStとなるよう
に定めればよい。具体的には用いる(A)、(B)成分の
種類等により異なり一義的には定められないが、
通常は(A)成分100重量部に対して(B)成分を5〜250
重量部、好ましくは8〜150重量部の割合で配合
すればよい。ここで、(A)、(B)両成分を主成分とす
るものであつても、100℃における動粘度が3cSt
未満のものでは、トラクシヨンドライブ装置の転
がり疲労寿命を定格以上に確保することができ
ず、長時間の運転が不可能となる。 転動面の転がり疲れ寿命は、両接触面の表面粗
さと、そこにおいて形成される油膜厚さとの関係
に大きく依存しており、この関係は油膜パラメー
タΛとして知られている。このΛと表面疲労との
関係については、0.9<Λの場合、寿命は見積り
以上確保できると言われている(Machine
Design 7、102(1974))。 以上をもとに、転動面の例として実際のベアリ
ングに適用した場合を計算してみると、使用温度
(100℃)で3.0cSt以上、好ましくは3.6cSt以上の
粘度があれば、少なくとも定格(設計値)以上の
転がり疲れ寿命を確保することが出来る。つま
り、100℃で3.0cSt以上好ましくは3.6cSt以上と
なるようにブレンドする必要がある。また、自動
車用途として用いる場合、低温でスムーズな始動
を可能にするため、流動点は−30℃以下であるこ
とが好ましい。 なお、本発明のトラクシヨンドライブ用流体
は、上述のように、(A)、(B)両成分を主成分として
含有するものであるが、さらに必要に応じて各種
の添加剤を適宜配合することもできる。 [発明の効果] 叙上の如く、本発明のトラクシヨンドライブ用
流体は、低温から高温の広い温度範囲にわたつて
高くかつ安定したトラクシヨン係数を示し、特に
高温におけるトラクシヨン係数が改善されたもの
である。そのうえトラクシヨンドライブ用流体と
しての種々の総合性能に優れているので、自動車
用あるいは産業用の無段変速機、さらには水圧機
器など様々な機械製品に幅広く利用される。 [実施例] 次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明
する。 なお、実施例および比較例におけるトラクシヨ
ン係数の測定は、2円筒型摩擦試験機にて行なつ
た。すなわち、接している同じサイズの円筒(直
径52mm、厚さ6mmで被駆動側は曲率半径10mmのタ
イコ型、駆動側はクラウニング無しのフラツト
型)の一方を一定速度(1500rpm)で、他方を
1500rpmから1750rpmまで連続的に回転させ、両
円筒の接触部分にバネにより7Kgの荷重を与え、
両円筒間に発生する接線力、即ちトラクシヨン力
を測定し、トラクシヨン係数を求めた。この円筒
は軸受鋼SUJ−2鏡面仕上げでできており、最大
ヘルツ接触圧は112Kgf/mm2であつた。 また、トラクシヨン係数と油温との関係の測定
にあたつては、油タンクをヒーターで加熱するこ
とにより、油温を40℃から140℃まで変化させ、
すべり率5%におけるトラクシヨン係数と油温と
の関係をプロツトしたものである。 製造例 1 ((A)成分の製造) 3のガラス製フラスコにテトラリン1000gと
濃硫酸300gを入れ、氷浴にてフラスコ内温度を
0℃に冷却した。次いでこの中に撹拌しながらス
チレン400gを3時間かけてゆつくり滴下し、さ
らに1時間撹拌して反応を完結させた。その後撹
拌を止め、静置して油層を分離し、この油層を1
規定の水酸化ナトリウム水溶液500ccと飽和食塩
水500ccでそれぞれ3回ずつ洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥させた。次いで蒸留により未
反応のテトラリンを留去した後、減圧蒸留を行な
つて沸点135〜148℃/0.17mmHg留分750gを得
た。この留分を分析した結果、1−(2−テトラ
リル)−1−フエニルエタンと1−(1−テトラリ
ル)−1−フエニルエタンとの混合物であること
が確認された。 この留分500ccを1のオートクレーブに入れ、
さらに水添用5重量%ルテニウム−カーボン触媒
(日本エンゲルハルト社製)25gを添加し、水素
圧50Kg/cm2、反応温度200℃で4時間水素化を行
なつた。冷却後、反応液を過して触媒を分離し
た。液から軽質分をストリツピングした後分析
したところ水素化率99.9%以上(NMR分析で確
認)であり、このものは1−(2−デカリル)−1
−シクロヘキシルエタンと1−(1−デカリル)−
1−シクロヘキシルエタンとの混合物であること
が確認された。得られた混合物の比重は0.94
(15/4℃)であり、動粘度は35.76cSt(40℃)、
4.709cSt(100℃)であり、また屈折率n20/D
1.5040であつた。 製造例 2 ((B)成分の製造) 還流冷却器、温度計および撹拌機を取付けた3
の四つ口フラスコにナフタレン896g(7モル)
およびシリカゲルにリンタングステン酸を17重量
%担持させたヘテロポリ酸触媒44.8gを入れて
150℃に加熱し、撹拌下にスチレン1092g(10.5
モル)を8時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに30分間150℃で撹拌して反応を完結させた。
反応終了後、直ちに触媒を別し、液を減圧蒸
留して沸点230〜250℃/0.6mmHg留分約800gを
得た。この留分を分析した結果ナフタレンにスチ
レンが2分子付加した化合物ビス(1−フエニル
エチル)ナフタレンを主成分とするものであるこ
とが確認された。 次に、この留分500gを1のオートクレーブ
に入れ、さらに製造例1で使用した触媒と同様の
水添用触媒25gを添加し、水素圧100Kg/cm2、反
応温度200℃で4時間水素化を行なつた。冷却後、
反応液を過して触媒を分離した後、液を核磁
気共鳴スペクトル(NMR)分析したところ、水
素化率99%以上であり、このものはビス(1−フ
エニルエチル)ナフタレンがそのまま核水添され
た化合物であるビス(1−シクロヘキシルエチ
ル)デカリンを主成分とするものであることが確
認された。このものの動粘度は60cSt(100℃)で
あり、屈折率n20/Dは1.5084であつた。 実施例 1 製造例1で得た1−(2−デカリル)−1−シク
ロヘキシルエタンを主成分とする流体(以下「流
体A−1」という。)78重量部および製造例2で
得たビス(1−シクロヘキシルエチル)デカリン
を主成分とする流体(以下「流体B−1」とい
う。)22重量部を混合した流体(以下「混合流体
−1」という。)の性状を第1表に示す。またこ
の混合流体−1のトラクシヨン係数と温度との関
係を第1図に示す。 実施例 2 流体A−1 90重量部と流体B−1 10重量部
とを混合した流体(以下「混合流体−2」とい
う。)の性状を第1表に示す。またこの混合流体
−2のトラクシヨン係数と温度との関係を第1図
に示す。 比較例 1 製造例1で得た流体A−1の性状を第1表に示
し、またこのもののトラクシヨン係数と温度との
関係を第1図に示す。 比較例 2 製造例2で得た流体B−1の性状を第1表に示
し、またこのもののトラクシヨン係数と温度との
関係を第1図に示す。
【表】 製造例 3 ((A)成分の製造) 3のガラス製フラスコにα−メチルスチレン
1000gと酸性白土40gおよびメシチルオキシド50
gを入れ、撹拌しながら140℃で2時間反応させ
た。反応液より触媒を別後、未反応のα−メチ
ルスチレンおよびメシチルオキシドを留去し、沸
点125〜130℃/0.2mmHg留分900gを得た。この
留分はNMR分析およびガスクロマトグラフ分析
の結果、α−メチルスチレンの線状二量体97%と
環状二量体3%の混合物であることが確認され
た。 この留分を製造例1と同様に水添し後処理する
ことにより、2,4−ジシクロヘキシル−2−メ
チルペンタンを主成分とするトラクシヨンドライ
ブ用流体を得た。このものの比重は0.90(15/4
℃)であり、動粘度20.20cSt(40℃)、0.580cSt
(100℃)、粘度指数13であつた。 実施例 3 製造例3で得た2,4−ジシクロヘキシル−2
−メチルペンタンを主成分とする流体(以下「流
体A−2」という。)73重量部と製造例2で得た
流体B−1 27重量部とを混合した流体(以下
「混合流体−3」という。)の性状を第2表に示
す。またこの混合流体−3のトラクシヨン係数と
温度との関係を第2図に示す。 比較例 3 製造例3で得た流体A−2の性状を第2表に示
し、またこのもののトラクシヨン係数と温度との
関係を第2図に示す。なお、第2表および第2図
には流体B−1の性状等についても参考のために
示す。
【表】 製造例 4 ((B)成分の製造) 製造例2において、触媒を予め220℃で20時間
焼成した活性白土150gに代えたこと以外は、製
造例2と同様に反応を行なつた。反応終了後、直
ちに触媒を別し、液から未反応のナフタレン
を留去した残渣を分析したところ、このものは1
−フエニル−1−ナフチルエタン32重量%、ビス
(1−フエネチル)ナフタレン43重量%、トリス
(1−フエネチル)ナフタレン23重量%の混合物
であることが確認された。この混合物をラネーニ
ツケル触媒(川研フアインケミカル(株)製、ラネー
ニツケルNDH)を用いて、製造例2と同様にし
て水素化して1−シクロヘキシル−1−デカリル
エタン32重量%、ビス(1−シクロヘキシルエチ
ル)デカリン43重量%、トリス(1−シクロヘキ
シルエチル)デカリン23重量%を含む流体を得
た。 実施例 4 製造例1で得た流体A−1 73重量部と製造例
4で得た流体(以下「流体B−2」という。)27
重量部とを混合した流体(以下「混合流体−4」
という。)の性状を第3表に示す。またこの混合
流体−4のトラクシヨン係数と温度との関係を第
3図に示す。 比較例 4 製造例4で得た流体B−2の性状を第3表に示
し、またこのもののトラクシヨン係数と温度との
関係を第3図に示す。なお、第3表および第3図
には流体A−1の性状等についても参考のために
示す。
【表】 製造例 5 ((A)成分の製造) 2の四つ口フラスコにトルエン500ml、ピリ
ジン150g(2モル)およびシクロドデカノール
396g(2モル)を入れ、撹拌下にシクロヘキサ
ンカルボニルクロライド293g(2モル)を45〜
75℃の温度で2.5時間かけて滴下し、さらに1時
間撹拌して反応を完結させた。この反応液を室温
まで冷却した後ピリジン塩酸塩をヌツチエで吸引
過し、得られた液よりトルエンを留去した残
渣を減圧蒸留を行なつて160〜170℃/0.2mmHg留
分445gを得た。このものを分析した結果、シク
ロドデカノールのシクロヘキサンカルボン酸エス
テルであることが確認された。 実施例 5 製造例5で得たシクロドデカノールのシクロヘ
キサンカルボン酸エステルを主成分とする流体
(以下「流体A−3」という。)86重量部と製造例
4で得た流体B−2 14重量部とを混合した流体
(以下「混合流体−5」という。)の性状を第4表
に示す。またこの混合流体−5のトラクシヨン係
数と温度との関係を第4図に示す。 比較例 5 製造例5で得た流体A−3の性状を第4表に示
し、またこのもののトラクシヨン係数と温度との
関係を第4図に示す。なお、第4表および第4図
には流体B−2の性状等についても参考のために
示す。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1,2,3および4図は、実施例および比較
例における流体のトラクシヨン係数と温度との関
係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)100℃における動粘度が8cSt以下の基油お
    よび(B)デカリン環に(i)少なくとも二つのシクロヘ
    キシルアルキル基、(ii)少なくとも二つのシクロヘ
    キシル基あるいは(iii)少なくとも一つのシクロヘキ
    シルアルキル基と少なくとも一つのシクロヘキシ
    ル基を結合してなるデカリン誘導体を主成分と
    し、かつ100℃における動粘度が3cSt以上である
    ことを特徴とするトラクシヨンドライブ用流体。 2 (A)基油100重量部に対して、(B)デカリン誘導
    体5〜250重量部の割合で配合してなる特許請求
    の範囲第1項記載のトラクシヨンドライブ用流
    体。 3 (A)基油がナフテン系基油、芳香族系基油、パ
    ラフイン系基油、シリコーン系基油、エステル系
    基油あるいはこれらの混合物である特許請求の範
    囲第1項記載のトラクシヨンドライブ用流体。 4 (B)デカリン誘導体が、 一般式 [式中、R1〜R8はそれぞれ水素あるいは炭素数
    1〜4のアルキル基を示し、p、q、r、sはそ
    れぞれ1〜3の整数を示す。また、m、nはそれ
    ぞれ0〜3の整数であり、かつ両者の和が2ある
    いは3である。] で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項
    記載のトラクシヨンドライブ用流体。
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