JPH05330261A - 記録シート - Google Patents

記録シート

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JPH05330261A
JPH05330261A JP4162078A JP16207892A JPH05330261A JP H05330261 A JPH05330261 A JP H05330261A JP 4162078 A JP4162078 A JP 4162078A JP 16207892 A JP16207892 A JP 16207892A JP H05330261 A JPH05330261 A JP H05330261A
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JP
Japan
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recording
recording sheet
image
substrate
resin
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JP4162078A
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Inventor
Yuji Kikuchi
勇治 菊池
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い熱エネルギで高濃度の画像記録や定着を
行っても変形が少ない記録シートを提供する。 【構成】 基体20には受像層22が形成されており、
基体24には受像層26,28が形成されている。熱転
写タイプの場合は、受像層28の代わりに搬送不良を防
止する重送防止層が形成されている。記録シートの基体
20,24としては、周知の透明性のあるプラスチック
フィルム等が用いられる。そして、150℃−30分加
熱時における熱収縮率が、縦方向で0.7%以下,横方
向で0.15%以下となっている。このような数値以下
とすることで、トナー転写記録又はインクの熱転写記録
処理中の加熱による変形が良好に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真あるいは熱転
写などの手法で文字,画像などの情報が記録され、この
記録処理中に加熱が行われる記録シートにかかり、更に
具体的には、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)に好
適な透明記録シートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】記録処理中に加熱が行われる記録シート
としては、電子写真の手法によってトナー像の転写,定
着を行うものや、熱転写の手法によってインクリボン上
のインクの転写を行うものがある。
【0003】まず、電子写真による記録シートとして
は、トナーの転写効率がよく、定着性に優れ、更にOH
Pで画像を投影したときに焦点ズレの原因となる変形
(カール)のないことが要求される。ところが、従来の
電子写真用の記録シートは、このようなカールの問題に
おいて必ずしも満足し得るものではなかった。すなわ
ち、図3に示すように、電子写真装置(図示せず)を用
いて記録シート10に画像を記録すると、トナーの定着
時に印加される熱によって記録シート10は多少なりと
も変形し、同図に破線で示すようになる。これをOHP
(図示せず)の原稿台上に置いて画像を投影すると、変
形量に応じた焦点ズレが生じ、投影しているスクリーン
面上で画像がボケることになる。特に、高濃度の画像が
記録されたものではこのような傾向が強い。
【0004】次に、熱転写による透明記録シートの場合
について説明すると、熱転写記録装置(図示せず)で
は、リボンベースの一方の面にインク層が設けられてい
るインクリボン(又はインクシート)と受像シートとが
対向するように重ね合わせられる。そして、インクリボ
ンのベース側からサーマルヘッド(図示せず)によって
熱を印加することで、インクリボンのインク層の色材を
受像シートに転写し、これによって画像が記録される。
このような熱転写記録装置において用いられるインクリ
ボンとしては、熱昇華性の染料を色材として用いた昇華
型のものや、熱溶融性の結着剤及び色材として顔料を用
いた溶融型のものがある。また、受像シートとしては、
紙のように転写画像を反射光によって観察するものと、
透明記録シートのように転写画像を透過光によって観察
するものがある。
【0005】このような熱転写による記録シートにおい
ても、インクの転写時に相当の熱が印加されるため、上
述した変形による焦点ズレの問題が生ずる。このような
変形現象を記録シート側で防ぐ従来の手段としては、 記録シートの基体の厚みを厚くする, 記録処理中,すなわちトナー定着時あるいはインク転
写時に印加される熱エネルギを押えて変形を防ぐ, ものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術には次のような不都合がある。 (1)記録シートの基体の厚みを厚くすると基体の剛性
が高くなり、電子写真装置や熱転写記録装置内における
シートの搬送性が低下し、紙づまりなどのトラブルの原
因になる。 (2)次に、熱エネルギを抑制する方法では、十分な記
録濃度を得ることができないという不都合がある。特に
最近では、記録シートに記録される画像は益々高画質と
なっており、結果的に記録の高濃度化が要求されてい
る。高濃度の記録画像を得るためには記録処理中の印加
熱エネルギを高くする必要がある。しかし、熱エネルギ
を高くすればするほど、記録シートが受ける熱変形も大
きくなってしまう。
【0007】本発明は、これらの点に着目したもので、
高い熱エネルギで高濃度の画像記録や定着を行っても変
形が少ない記録シートを提供することを、その目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】前記課題を解決す
るため、記録シートの基体の熱収縮率に着目して研究を
鋭意進めた結果、基体の150℃−30分加熱時におけ
る熱収縮率を、縦方向で0.7%以下,横方向で0.1
5%以下とすることによって変形が良好に低減されるこ
とが見い出された。
【0009】図1には、本発明を適用した記録シートの
構成が示されている。まず、同図(A)に示す記録シー
トは、透明基体20の一方の面にトナー又はインク色材
を受容する受像層22が形成された構成となっている。
同図(B)には、別の態様の記録シートが示されてい
る。トナー転写タイプの場合は、透明基体24の両面が
いずれもトナーを受容する受像層26,28となってい
る。しかし、熱転写タイプの場合は、一方の面26がイ
ンク色材を受容する受像層となっており、他方の面28
が熱転写記録装置内での搬送不良を防止するための重送
防止層となっている。
【0010】このような記録シートの基体20,24と
しては、周知の透明性のあるプラスチックフィルム等が
用いられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、芳香族
ポリアミド(アラミド)等の耐熱性プラスチックフィル
ムを挙げることができる。これらの中で、機械的強度,
熱的強度,寸法安定性,価格,透明性,種類の豊富さな
どの観点から、ポリエチレンテレフタレート(ポリエス
テル)フィルムが最も使用しやすい。更に、基体20,
24としては、150℃−30分加熱による熱収縮率
が、縦方向では0.7%以下,横方向では0.15%以
下であることが必要である。なお、縦方向とは製膜時の
フィルム引っ張り方向であり、横方向はそれに直交する
方向である。このような数値以上の熱収縮率を有する場
合には、トナー定着時又はインクの熱転写記録時の加熱
による変形が見られる。
【0011】次に、受像層について説明する。 トナーによる記録が行われる場合 トナーを用いた記録が行われる受像層22,26,28
には、特に限定されるものではないが、一般に塗膜形成
のベースとなる樹脂類,有機樹脂微粒子類、及びその他
の添加剤が含まれている。まず、透明な受像層を形成す
る樹脂類としては、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂,ある
いは放射線(紫外線や電子線等)硬化型樹脂等が用いら
れる。これら樹脂類は、塗工組成物として形成できれば
よく、基本的にはどのような樹脂でも使用可能である。
しかし、トナーの定着性及び耐久性という観点からする
と、熱可塑性の塗膜よりも熱硬化性の塗膜の方が好まし
い。具体的には、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラ
ール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリ酢酸ビニル
樹脂等の反応硬化膜や、不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂等の硬化
膜を挙げることができる。
【0012】次に、電子写真装置内での搬送性を改善す
るために添加する有機樹脂微粒子類としては、シリコー
ン樹脂微粒子、フッ素樹脂微粒子、アクリル樹脂微粒
子、ベンゾグアナミン樹脂微粒子、ポリエチレン樹脂微
粒子等を挙げることができる。これらのうち、シリコー
ン樹脂微粒子やフッ素樹脂微粒子が、滑性付与の点から
は好ましい。このようなシリコーン樹脂などによる有機
樹脂微粒子を添加した塗工膜は、無機顔料に比べて滑性
に優れており、しかも微粒子であるにも拘らず塗工液で
の分散性が非常によいことが特長であって、塗工液の作
成が容易である。
【0013】更に、添加する有機樹脂微粒子の粒径とし
ては、トナー受像層の塗膜面より突出するサイズのもの
が選択される。有機樹脂微粒子がトナー受像層の塗膜内
に埋まった状態では搬送性を改善する効果が小さい。一
般的には、粒径は、トナー受像層の塗膜厚みにもよる
が、0.1〜20μm程度,好ましくは1〜10μmの
ものが用いられる。また、このときの有機樹脂微粒子の
形状としては、針状,球状,薄片状,立方形状,柱状,
不定形状等いずれでも用いることができるが、形状は特
性への影響が大きく、トナー受像層の厚みや滑り性の程
度を考慮しながら選択する必要がある。添加量は、電子
写真装置の給紙装置や操作条件等によっても影響をうけ
るが、例えば、他のトナー受像層組成物に対して、0.
01〜50重量%,好ましくは0.1〜20重量%程度
である。
【0014】なお、その他の添加剤としては、帯電防止
剤,界面活性剤,分散剤,滑剤等を挙げることができ
る。例えば、帯電防止剤としては、一般的なものを用い
てよいが、具体的には、トナー受像層の組成物との相溶
性や、実際のトナー受像層における帯電防止効果を考慮
しながら選択される。燐酸エステル系の界面活性剤や、
アニオン系、カチオン系、あるいは非イオン系の界面活
性剤等を挙げることができる。
【0015】インクの熱転写が行われる場合 次に、インクの熱転写が行われる受像層22,26は、
特に限定されるものではないが、例えば、染着性を有す
る紫外線硬化型樹脂組成物,あるいは熱可塑性樹脂組成
物,又はそれら紫外線硬化型樹脂組成物と熱可塑性樹脂
組成物の混合組成物等によって形成される。
【0016】ここで、基本となる紫外線硬化型樹脂とし
ては、各種アクリレートオリゴマ,多官能アクリレート
などが用いられる。これらのオリゴマは、一般に高粘度
である。このため、グラビアコータやリバースコータ等
の周知の塗工法で基体上に塗工する場合には、その希釈
を行う必要がある。この場合は、メチルエチルケトンや
トルエンなどの一般的な溶剤によって希釈するか、反応
性希釈剤と呼ばれるモノマで希釈する。例えば、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート等がある。
【0017】また、紫外線硬化反応を起こすための光重
合開始剤を添加する。これは、一般的なものを用いてよ
い。例えば、自己開裂型のベンジルジメチルケタール
(市販名:イルガキュアー651)やベンゾイン、ベン
ゾインアルキルエーテル、水素引抜き型のベンゾフェノ
ン、ベンジル等が挙げられる。光重合開始剤の添加量
は、通常他の組成物に対してその0.1〜10重量%で
ある。
【0018】他方、熱可塑性樹脂としては、昇華性染料
との親和性が高い線状飽和ポリエステル樹脂が主として
用いられる。他には、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂等がある。更に、熱
転写記録用インクリボンのインク層との熱融着を防止す
るために離型剤が添加される。
【0019】これらの受像層組成物は、グラビアコー
タ,リバースコータ,ナイフコータ,あるいはドクター
ブレード等のよく知られた方法によって基体20又は2
4上に塗工される。塗工後、紫外線硬化樹脂を含む場合
には、紫外線照射によってその硬化処理が行なわれる。
これにより、極めて透明性が高く熱融着のない透明な受
像層22,26が得られる。
【0020】次に、重送防止層28は、上述したトナー
受像層と同様に塗工のベースとなる樹脂類、有機樹脂微
粒子類、その他の添加剤が含まれている。ベースとなる
樹脂類も、前記トナー受像層と同様で、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、あるいは放射線硬化型樹脂等が用いられ
る。しかし、例えば帯電防止剤を添加して塗工膜に帯電
防止性を付与する場合には、硬化膜より熱可塑膜の方が
好ましい。具体的には、熱可塑性樹脂として、セルロー
ス樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
アクリル樹脂等がある。熱硬化性樹脂としては、不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
アルキッド樹脂等がある。また、紫外線硬化型樹脂とし
ては、各種アクリレートオリゴマや多官能アクリレート
類がある。
【0021】その他、有機樹脂微粒子類や添加剤につい
ては、上述したトナー受像層の場合と同様である。以下
の実施例に示すように、本発明では、基体の150℃−
30分加熱時における熱収縮率が、縦方向で0.7%以
下,横方向で0.15%以下となるように設定される。
このような条件とすることで、記録処理中の加熱による
変形が抑制され、焦点ズレが低減されるようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明による記録シートの実施例につ
いて説明する。 <第1実施例>この実施例は、トナーによって記録が行
われる場合のものである。記録シートの基体として、1
50℃−30分加熱時の熱収縮率が縦方向で0.5%,
横方向で0.1%であって、厚さが100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(帝人社製;テトロンフ
ィルム−HSL)を用い、この基体の一方の面に表1に
示すトナー受像層組成物をドクターブレードにて塗工
し、80℃−30分の乾燥後、50℃−48時間の硬化
処理を行って記録シートを得た。乾燥後のトナー受像層
の膜厚は、2μmであった。
【0023】
【表1】
【0024】<第2実施例>次に、前記第1実施例の記
録シートの基体の代わりに、150℃−30分加熱時の
熱収縮率が縦方向で0.1%,横方向で0%あって、厚
さが同じ100μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(帝人社製;テトロンフィルム−HLA)を用い、
第1実施例と同様にして記録シートを得た。
【0025】<第1,第2比較例>次に、前記第1実施
例の記録シート基体の代わりに、第1比較例では、15
0℃−30分加熱時の熱収縮率が縦方向で0.8%,横
方向で0.2%であって厚さが同じ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(帝人社製;テトロンフ
ィルム−HS)を用い、第2比較例では、150℃−3
0分加熱時の熱収縮率が縦方向で1.8%,横方向で
0.6%であって厚さが同じ100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム(帝人社製;テトロンフィルム
−O)を用い、第1実施例と同様にしてそれぞれ記録シ
ートを得た。
【0026】そして、図2(A)に示すように、以上の
各実施例及び比較例の記録シート30に、通常の電子写
真装置を用いて黒ベタパターン32を記録し、記録シー
ト30の変形度及び実際のOHPで投影したときの焦点
ズレの程度を確認した。なお、変形度は、同図(B)に
示すように、定盤34上に記録後の記録シート30を静
置し、その四隅(表2中ではA,B,C,Dで表示)の
定盤面からの反り量x(mm)で表わしている。その結
果を、次の表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】この表2から明らかなように、第1及び第
2実施例の記録シートは、変形は少なくOHPで投影し
ても画像が焦点ズレを起こすことはなかった。これに対
し、第1及び第2比較例の記録シートは変形が激しく、
OHPで投影するとその周辺部は完全に焦点ずれを起こ
して実用にならないものであった。
【0029】<第3実施例>この実施例は、インクの熱
転写によって記録が行われる場合のものである。記録シ
ートの基体として、150℃−30分加熱時の熱収縮率
が縦方向で0.5%,横方向で0.1%であって、厚さ
が100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(帝人社製;テトロンフィルム−HSL)を用い、この
基体の一方の面に、表3に示す受像層組成物を硬化後の
膜厚が3μmになるようにドクターブレードにて塗工し
た。そして、乾燥後、高圧水銀灯(80W/cm,照射
距離10cm)で紫外線照射して硬化処理を行なった。
【0030】
【表3】
【0031】続いて、同じ基体の他方の面に、表4に示
す重送防止層組成物を同様の方法で塗工し、80℃−3
0分の乾燥処理を行なって記録シートを得た。乾燥後の
重送防止層の膜厚は2μmであった。
【0032】
【表4】
【0033】<第4実施例>第3実施例の記録シートの
基体の代わりに、150℃−30分加熱時の熱収縮率が
縦方向で0.1%,横方向で0%であって厚さが100
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人社
製;テトロンフィルム−HLA)を用い、実施例3と同
様にして記録シートを得た。
【0034】<第3,第4比較例>第3実施例の透明受
像シート基体の代わりに、第3比較例では、150℃−
30分加熱時の熱収縮率が縦方向で0.8%,横方向で
0.2%であって厚さが100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(帝人社製;テトロンフィルム−H
S)を用い、第4比較例では、150℃−30分加熱時
の熱収縮率が縦方向で1.8%,横方向で0.6%であ
って厚さが100μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(帝人社製;テトロンフィルム−O)を用い、第
3実施例と同様にしてそれぞれ記録シートを得た。
【0035】更に、以上の第3及び第4実施例,並びに
第3及び第4比較例の記録シートを評価するために、熱
転写記録用インクリボンを作成した。まず、耐熱滑性層
を塗工した6μm厚のポリエステルフィルムの耐熱滑性
層塗工面と反対側の面に、表5に示すインク組成物をグ
ラビアコータにて塗工し、熱転写記録用インクリボンを
得た。
【0036】
【表5】
【0037】そして、上記の各実施例及び比較例の記録
シートに対し、発熱抵抗体密度が11.8dot/mm
のサーマルヘッドを有する昇華型の通常の熱転写記録用
プリンタ装置を用いて画像の記録を行なって記録シート
の変形度及び実際のOHPで投影した時の焦点ズレを確
認した。その結果を表6に示す。
【0038】
【表6】
【0039】この表6の結果は上述した表2の結果と類
似しており、第3及び第4実施例の記録シートは、変形
は少なくOHPで投影しても画像が焦点ズレを起こすこ
とはなかった。これに対し、第3及び第4比較例の記録
シートは変形が激しく、OHPで投影するとその周辺部
は完全に焦点ずれを起こして実用にならないものであっ
た。
【0040】次に、表2及び表6の結果を総合的に考察
すると、縦方向の熱収縮率については、0.5では良好
な結果が得られているものの0.8以上では変形度が大
きく焦点ズレが生ずる。してみると、0.7以下程度で
あれば実用的に満足し得ると考えられる。横方向の熱収
縮率については、0.1では良好な結果が得られている
ものの0.2以上では変形度が大きく焦点ズレが生ず
る。してみると、0.15以下程度であれば実用的に満
足し得ると考えられる。
【0041】<その他の実施例>なお、本発明は何ら上
記実施例に限定されるものではない。例えば、OHPで
は通常記録シートに光を透過させてその記録情報を読み
出すようにしているが、この場合には記録シートの基体
は透明であることが必要である。しかし、光を反射させ
て記録情報を読み出すような場合には、必ずしも透明で
ある必要はない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録シートの基体の150℃−30分加熱時における熱
収縮率を、縦方向で0.7%以下,横方向で0.15%
以下としたので、高い熱エネルギで高濃度の画像記録を
行っても変形が少なく焦点ズレが良好に低減されるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される記録シートを示す説明図で
ある。
【図2】本発明の実施例における変形度の測定手法を示
す説明図である。
【図3】記録シートの変形の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
20,24…基体、22,26…受像層、28…受像層
又は重送防止層、30…記録シート、32…黒ベタパタ
−ン、34…定盤、x…反り量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の少なくとも一方の面に記録が行な
    われる受像層が形成されており、記録処理中に熱が印加
    される記録シートにおいて、150℃−30分加熱時に
    おける基体の熱収縮率を、縦方向で0.7%以下、横方
    向で0.15%以下としたことを特徴とする記録シー
    ト。
JP4162078A 1992-05-27 1992-05-27 記録シート Pending JPH05330261A (ja)

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