JPH0533237B2 - - Google Patents
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- JPH0533237B2 JPH0533237B2 JP12348084A JP12348084A JPH0533237B2 JP H0533237 B2 JPH0533237 B2 JP H0533237B2 JP 12348084 A JP12348084 A JP 12348084A JP 12348084 A JP12348084 A JP 12348084A JP H0533237 B2 JPH0533237 B2 JP H0533237B2
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- Japan
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- methyl
- formula
- pregnadiene
- dione
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は新規な21位シアノ化コルチコイド誘導
体およびその製法に関する。本発明に係る21位シ
アノ化コルチコイド誘導体は、全身性抗炎症作用
に比べ局所抗炎症作用が強く、急性慢性湿疹、脂
漏性湿疹、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾
癬などの疾患の治療に有用である。 また、21位シアノ化コルチコイド誘導体は局所
の抗炎症作用が極めて強い上に全身性副作用の指
標である胸腺萎縮作用が極めて弱いという特徴が
あり、安全性の高い皮膚疾患治療薬として有用で
ある。 (発明の要旨) 本発明の要旨は、下記一般式(I): (式中、Aは
体およびその製法に関する。本発明に係る21位シ
アノ化コルチコイド誘導体は、全身性抗炎症作用
に比べ局所抗炎症作用が強く、急性慢性湿疹、脂
漏性湿疹、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾
癬などの疾患の治療に有用である。 また、21位シアノ化コルチコイド誘導体は局所
の抗炎症作用が極めて強い上に全身性副作用の指
標である胸腺萎縮作用が極めて弱いという特徴が
あり、安全性の高い皮膚疾患治療薬として有用で
ある。 (発明の要旨) 本発明の要旨は、下記一般式(I): (式中、Aは
【式】を表わし;Yはハ
ロゲン原子を表わし;R1はα−位もしくはβ−
位の低級アルキル基を表わし;R2は炭素数1〜
8のアルキル基、を表わす。)で示される21位シ
アノ化コルチコイド誘導体およびその製法に存す
る。 (発明の構成) 本発明を詳細に説明すると、本発明の21位シア
ノ化コルチコイド誘導体は、下記一般式(I)で
示される。 上記式中、Aは
位の低級アルキル基を表わし;R2は炭素数1〜
8のアルキル基、を表わす。)で示される21位シ
アノ化コルチコイド誘導体およびその製法に存す
る。 (発明の構成) 本発明を詳細に説明すると、本発明の21位シア
ノ化コルチコイド誘導体は、下記一般式(I)で
示される。 上記式中、Aは
【式】を表わし、Yは
フツ素、塩素、臭素およびヨウ素から選ばれるハ
ロゲン原子を表わすが、特にフツ素および塩素が
好ましい。 R1はα−位もしくはβ−位のメチル、エチル、
プロピル等の低級アルキル基を表わすが、特にα
−メチル基およびβ−メチル基が好ましい。 R2は、メチル、エチル、プロピル、ブチル等
の炭素数1〜8のアルキル基を表わすが、特にエ
チル、プロピル、ブチル基が好ましい。 21位シアノ化コルチコイド誘導体の具体例とし
ては、たとえば21−シアノ−9α−フルオロ−16β
−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,17α
−ジオール−3,20−ジオン17α−アセテート、
21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−1,
4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール−3,
20−ジオン17α−プロピオネート、21−シアノ−
9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグナ
ジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオン
17α−ブチレート、21−シアノ−9α−フルオロ−
16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α−ジオール−3,20−ジオン17α−バレレー
ト、21−シアノ−9α−フルオロ−16α−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール
−3,20−ジオン17α−プロピオネート、9α−ク
ロロ−21−シアノ−16β−メチル−1,4−プレ
グナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジ
オン17α−プロピオネート、21−シアノ−9α−フ
ルオロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン
−11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−メ
チルカーボネート、等が挙げられ、これらのうち
で21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール
−3,20−ジオン17α−アセテート、21−シアノ
−9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオ
ン17α−プロピオネート、21−シアノ−9α−フル
オロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−
11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−ブチ
レート、21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチ
ル−1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオ
ール−3,20−ジオン17α−バレレート、21−シ
アノ−9α−フルオロ−16α−メチル−1,4−プ
レグナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−
ジオン17α−プロピオネート等の21位シアノ化コ
ルチコイド誘導体は局所抗炎症活性が高いので特
に好ましい。 つぎに本発明化合物の製法について述べる。 本発明に係る21位シアノ化コルチコイド誘導体
(I)は、下記反応式に示すとおり、21位ヒドロ
キシコルチコイド()を塩基の存在下、スルホ
ン酸ハライドまたはスルホン酸無水物誘導体と反
応させて得られる21位スルホン酸エステル誘導体
()を出発原料とし、これにシアンイオンを放
出する試剤を反応させることにより製造される。 (式中、A,Y,R1およびR2は上記一般式
(I)で定義したとおりであり、Zは炭素数1〜
10のアルキル基(メチル、エチル等)またはハロ
ゲン化アルキル基(クロロメチル、クロロエチル
等)を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。) 上記シアン化反応で使用されるシアンイオン放
出試剤としては、シアン化カリウム、シアン化ナ
トリウムなどが挙げられる。溶媒としてはジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシドなどの非プロトン性溶媒が使用さ
れ、反応は0〜120℃で1〜20時間行われる。 得られる21位シアノ化コルチコイド(I)は再
結晶等により精製することができる。 (発明の効果) 本発明の21位シアノ化コルチコイド誘導体
(I)は、後に述べるように局所抗炎症作用が強
く、かつ全身性副作用が低いため、特に局所抗炎
症剤として極めて有用である。 (実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、
これら実施例に限定されるものではない。 参考例(原料の製造例) 9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α,21−トリオール−3,
20−ジオン21−メタンスルホネート17α−プロ
ピオネートの合成: 9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α,21−トリオール−3,20
−ジオン17α−プロピオネート1.2gにピリジン15
mlを加え、氷冷下更にメタンスルホン酸クロリド
0.26mlを加え、50分後室温に戻し、更に2時間攪
拌した。 塩酸を含む氷水に反応液を注ぎ、塩化メチレン
を加え、有機層を2N−塩酸、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後乾燥する。 塩化メチレンを留去すると、9α−フルオロ−
16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α,21−トリオール−3,20−ジオン21−メタ
ンスルホネート17α−プロピオネート1.35gを無
定形固体として得た。薄層クロマトグラフイ−
〔シリカゲル0.25mm、ベンゼン−酢酸エチル
(1:1)〕による分析では、ほぼ1スポツトであ
り、更に精製することなく、次工程の原料とし
て、使用した。 実施例 1 21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオー
ル−3,20−ジオン17α−プロピオネート 参考例で得られた9α−フルオロ−16β−メチル
−14−プレグナジエン−11β,17α,21−トリオ
ール−3,20−ジオン21−メタンスルホネート
17α−プロピオネート1.35gにジメチルホルムア
ミド22mlおよびシアン化カリウム1.47gを加え、
80℃で9時間攪拌した。 減圧下ジメチルホルムアミドを留去し、塩化メ
チレンを加え、有機層を水でよく洗浄した後、乾
燥する。 溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルを用いた
クロマトグラフイ−(ベンゼン:酢酸エチル=
2:1)で精製し、21−シアノ−9α−フルオロ
−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α−ジオール−3,20−ジオン17α−プロピオ
ネート0.34gを得た。 (融点:256−258℃) 試験例 〈方法〉 本発明の化合物の薬理作用を明らかにするため
に、局所性抗炎症試験および全身性副作用の指標
である胸腺萎縮作用試験を下記の手順に従つて行
つた。 1 局所抗炎症試験 体重15〜20gの雄性ddy系マウスを無作為に10
匹ずつの群にわける。 蒸留水に塩化ナトリウム0.9%、Tween800.4
%、カルボキシメチルセルロース0.5%、ベンジ
ルアルコール0.9%を溶解もしくは懸濁させた液
を懸濁溶液として使用する。 被試験化合物を懸濁溶媒:ピリジン:ジエチル
エーテル=1:4:5の混合液に所定濃度溶解
し、等量の10%クロトン油含有ジエチルエーテル
と混合し、これを塗布液とする。 市販の厚さ5mmのフエルトを7mm×7mm片に切
り、瞬間接着剤を用いリングピンセツトに付着さ
せる。このフエルトを塗布液に浸し、無麻酔下で
マウス右耳に一定圧力でこすりつけ塗布する。左
耳は無処置とする。5時間後マウスを殺し、左右
耳を切断して重量を測定。浮腫率として、右耳重
量の左耳に対する増加率(%)を算出する。被試
験化合物の作用を、対照群で得られた値と比較し
て浮腫抑制率として表わす。 2 胸腺萎縮作用試験 体重120〜150gの雄性ウイスター系ラツトを無
作為に8匹ずつの群にわける。 被試験化合物をクロトン油:綿実油:エタノー
ル=1:89:10の液に所定濃度溶解し、これを注
入液とする。 エーテルを吸入させてラツトを麻酔し、細い注
射針を用い、ラツトの背部皮下組織内に空気20ml
を注入して卵形の空気嚢をつくる。ただちに上記
薬物溶液0.5mlを空気嚢内へ投与する。麻酔から
覚めたラツトに飼料、水を自由摂取させて飼育す
る。8日後、ラツトを放血致死させ、解剖して胸
腺を摘出し、その湿重量を測定する。被試験化合
物の作用を、対照群で得られた値と比較して胸腺
萎縮率として表わす。 〈結果〉 抗炎症作用、胸腺萎縮作用とも、標準物質とし
てベタメサゾン17,21−ジプロピオネートを使用
し、平行線検定法を用いてベタメサゾン17,21−
ジプロピオネートに対する抗炎症活性比および胸
腺萎縮活性比を算出した。 その結果を以下に示す。 ベタメサゾン17,21−ジプロピオネートの抗炎
症活性比および胸腺萎縮活性比をそれぞれ1.0と
すると、実施例で示した21−シアノ−9α−フル
オロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−
11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−プロ
ピオネートは、抗炎症活性比2.9;胸腺萎縮活性
比0.17;であり、ベタメサゾン17,21−ジプロピ
オネートに比べ抗炎症活性は大きく、全身性副作
用の指標である胸腺萎縮活性比は小さかつた。 また、抗炎症活性と全身性副作用の分離はR=
(抗炎症活性比)/(胸腺萎縮活性比)で定量的
に比較することができる。ベタメサゾン17,21−
ジプロピオネートのR=1.0に対し、21−シアノ
−9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオ
ン17α−プロピオネートはR=17.1であり、ベタ
メサゾン17,21−ジプロピオネートに比べ抗炎症
活性と全身性副作用の分離が大きいことを示して
いる。 以上より明らかなように本発明化合物は、ベタ
メサゾン17,21−ジプロピオネートに比べ強い抗
炎症活性を示し、更に全身性副作用が弱く局所の
抗炎症剤として有用である。
ロゲン原子を表わすが、特にフツ素および塩素が
好ましい。 R1はα−位もしくはβ−位のメチル、エチル、
プロピル等の低級アルキル基を表わすが、特にα
−メチル基およびβ−メチル基が好ましい。 R2は、メチル、エチル、プロピル、ブチル等
の炭素数1〜8のアルキル基を表わすが、特にエ
チル、プロピル、ブチル基が好ましい。 21位シアノ化コルチコイド誘導体の具体例とし
ては、たとえば21−シアノ−9α−フルオロ−16β
−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,17α
−ジオール−3,20−ジオン17α−アセテート、
21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−1,
4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール−3,
20−ジオン17α−プロピオネート、21−シアノ−
9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグナ
ジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオン
17α−ブチレート、21−シアノ−9α−フルオロ−
16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α−ジオール−3,20−ジオン17α−バレレー
ト、21−シアノ−9α−フルオロ−16α−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール
−3,20−ジオン17α−プロピオネート、9α−ク
ロロ−21−シアノ−16β−メチル−1,4−プレ
グナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジ
オン17α−プロピオネート、21−シアノ−9α−フ
ルオロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン
−11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−メ
チルカーボネート、等が挙げられ、これらのうち
で21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオール
−3,20−ジオン17α−アセテート、21−シアノ
−9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオ
ン17α−プロピオネート、21−シアノ−9α−フル
オロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−
11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−ブチ
レート、21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチ
ル−1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオ
ール−3,20−ジオン17α−バレレート、21−シ
アノ−9α−フルオロ−16α−メチル−1,4−プ
レグナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−
ジオン17α−プロピオネート等の21位シアノ化コ
ルチコイド誘導体は局所抗炎症活性が高いので特
に好ましい。 つぎに本発明化合物の製法について述べる。 本発明に係る21位シアノ化コルチコイド誘導体
(I)は、下記反応式に示すとおり、21位ヒドロ
キシコルチコイド()を塩基の存在下、スルホ
ン酸ハライドまたはスルホン酸無水物誘導体と反
応させて得られる21位スルホン酸エステル誘導体
()を出発原料とし、これにシアンイオンを放
出する試剤を反応させることにより製造される。 (式中、A,Y,R1およびR2は上記一般式
(I)で定義したとおりであり、Zは炭素数1〜
10のアルキル基(メチル、エチル等)またはハロ
ゲン化アルキル基(クロロメチル、クロロエチル
等)を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。) 上記シアン化反応で使用されるシアンイオン放
出試剤としては、シアン化カリウム、シアン化ナ
トリウムなどが挙げられる。溶媒としてはジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシドなどの非プロトン性溶媒が使用さ
れ、反応は0〜120℃で1〜20時間行われる。 得られる21位シアノ化コルチコイド(I)は再
結晶等により精製することができる。 (発明の効果) 本発明の21位シアノ化コルチコイド誘導体
(I)は、後に述べるように局所抗炎症作用が強
く、かつ全身性副作用が低いため、特に局所抗炎
症剤として極めて有用である。 (実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、
これら実施例に限定されるものではない。 参考例(原料の製造例) 9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α,21−トリオール−3,
20−ジオン21−メタンスルホネート17α−プロ
ピオネートの合成: 9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α,21−トリオール−3,20
−ジオン17α−プロピオネート1.2gにピリジン15
mlを加え、氷冷下更にメタンスルホン酸クロリド
0.26mlを加え、50分後室温に戻し、更に2時間攪
拌した。 塩酸を含む氷水に反応液を注ぎ、塩化メチレン
を加え、有機層を2N−塩酸、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後乾燥する。 塩化メチレンを留去すると、9α−フルオロ−
16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α,21−トリオール−3,20−ジオン21−メタ
ンスルホネート17α−プロピオネート1.35gを無
定形固体として得た。薄層クロマトグラフイ−
〔シリカゲル0.25mm、ベンゼン−酢酸エチル
(1:1)〕による分析では、ほぼ1スポツトであ
り、更に精製することなく、次工程の原料とし
て、使用した。 実施例 1 21−シアノ−9α−フルオロ−16β−メチル−
1,4−プレグナジエン−11β,17α−ジオー
ル−3,20−ジオン17α−プロピオネート 参考例で得られた9α−フルオロ−16β−メチル
−14−プレグナジエン−11β,17α,21−トリオ
ール−3,20−ジオン21−メタンスルホネート
17α−プロピオネート1.35gにジメチルホルムア
ミド22mlおよびシアン化カリウム1.47gを加え、
80℃で9時間攪拌した。 減圧下ジメチルホルムアミドを留去し、塩化メ
チレンを加え、有機層を水でよく洗浄した後、乾
燥する。 溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルを用いた
クロマトグラフイ−(ベンゼン:酢酸エチル=
2:1)で精製し、21−シアノ−9α−フルオロ
−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−11β,
17α−ジオール−3,20−ジオン17α−プロピオ
ネート0.34gを得た。 (融点:256−258℃) 試験例 〈方法〉 本発明の化合物の薬理作用を明らかにするため
に、局所性抗炎症試験および全身性副作用の指標
である胸腺萎縮作用試験を下記の手順に従つて行
つた。 1 局所抗炎症試験 体重15〜20gの雄性ddy系マウスを無作為に10
匹ずつの群にわける。 蒸留水に塩化ナトリウム0.9%、Tween800.4
%、カルボキシメチルセルロース0.5%、ベンジ
ルアルコール0.9%を溶解もしくは懸濁させた液
を懸濁溶液として使用する。 被試験化合物を懸濁溶媒:ピリジン:ジエチル
エーテル=1:4:5の混合液に所定濃度溶解
し、等量の10%クロトン油含有ジエチルエーテル
と混合し、これを塗布液とする。 市販の厚さ5mmのフエルトを7mm×7mm片に切
り、瞬間接着剤を用いリングピンセツトに付着さ
せる。このフエルトを塗布液に浸し、無麻酔下で
マウス右耳に一定圧力でこすりつけ塗布する。左
耳は無処置とする。5時間後マウスを殺し、左右
耳を切断して重量を測定。浮腫率として、右耳重
量の左耳に対する増加率(%)を算出する。被試
験化合物の作用を、対照群で得られた値と比較し
て浮腫抑制率として表わす。 2 胸腺萎縮作用試験 体重120〜150gの雄性ウイスター系ラツトを無
作為に8匹ずつの群にわける。 被試験化合物をクロトン油:綿実油:エタノー
ル=1:89:10の液に所定濃度溶解し、これを注
入液とする。 エーテルを吸入させてラツトを麻酔し、細い注
射針を用い、ラツトの背部皮下組織内に空気20ml
を注入して卵形の空気嚢をつくる。ただちに上記
薬物溶液0.5mlを空気嚢内へ投与する。麻酔から
覚めたラツトに飼料、水を自由摂取させて飼育す
る。8日後、ラツトを放血致死させ、解剖して胸
腺を摘出し、その湿重量を測定する。被試験化合
物の作用を、対照群で得られた値と比較して胸腺
萎縮率として表わす。 〈結果〉 抗炎症作用、胸腺萎縮作用とも、標準物質とし
てベタメサゾン17,21−ジプロピオネートを使用
し、平行線検定法を用いてベタメサゾン17,21−
ジプロピオネートに対する抗炎症活性比および胸
腺萎縮活性比を算出した。 その結果を以下に示す。 ベタメサゾン17,21−ジプロピオネートの抗炎
症活性比および胸腺萎縮活性比をそれぞれ1.0と
すると、実施例で示した21−シアノ−9α−フル
オロ−16β−メチル−1,4−プレグナジエン−
11β,17α−ジオール−3,20−ジオン17α−プロ
ピオネートは、抗炎症活性比2.9;胸腺萎縮活性
比0.17;であり、ベタメサゾン17,21−ジプロピ
オネートに比べ抗炎症活性は大きく、全身性副作
用の指標である胸腺萎縮活性比は小さかつた。 また、抗炎症活性と全身性副作用の分離はR=
(抗炎症活性比)/(胸腺萎縮活性比)で定量的
に比較することができる。ベタメサゾン17,21−
ジプロピオネートのR=1.0に対し、21−シアノ
−9α−フルオロ−16β−メチル−1,4−プレグ
ナジエン−11β,17α−ジオール−3,20−ジオ
ン17α−プロピオネートはR=17.1であり、ベタ
メサゾン17,21−ジプロピオネートに比べ抗炎症
活性と全身性副作用の分離が大きいことを示して
いる。 以上より明らかなように本発明化合物は、ベタ
メサゾン17,21−ジプロピオネートに比べ強い抗
炎症活性を示し、更に全身性副作用が弱く局所の
抗炎症剤として有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(I): (式中、Aは【式】を表わし;Yはハ ロゲン原子を表わし;R1はα−位もしくはβ−
位の低級アルキル基を表わし;R2は炭素数1〜
8のアルキル基を表わす。)で示される21位シア
ノ化コルチコイド誘導体。 2 下記一般式() (式中、Aは【式】を表わし;Yはハ ロゲン原子を表わし;R1はα−位もしくはβ−
位の低級アルキル基を表わし;R2は炭素数1〜
8のアルキル基を表わし;Zは炭素数1〜10のア
ルキル基を表わす。)で示される化合物を、シア
ンイオンを放出する試剤と反応させることを特徴
とする下記の一般式(I): (式中、A,Y,R1およびR2は上記一般式
()で定義したとおりである。)で示される21−
シアノ化コルチコイド誘導体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12348084A JPS615093A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 新規な21位シアノ化コルチコイド誘導体およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12348084A JPS615093A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 新規な21位シアノ化コルチコイド誘導体およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS615093A JPS615093A (ja) | 1986-01-10 |
| JPH0533237B2 true JPH0533237B2 (ja) | 1993-05-19 |
Family
ID=14861672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12348084A Granted JPS615093A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 新規な21位シアノ化コルチコイド誘導体およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS615093A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2747680B1 (fr) * | 1996-04-18 | 1998-07-03 | Roussel Uclaf | Nouveaux steroides, leur application a titre de medicaments, leur procede de preparation, les intermediaires de ce procede et les compositions pharmaceutiques les renfermant |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP12348084A patent/JPS615093A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS615093A (ja) | 1986-01-10 |
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