JPH05343601A - 集積回路の接続システム - Google Patents
集積回路の接続システムInfo
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- JPH05343601A JPH05343601A JP5036188A JP3618893A JPH05343601A JP H05343601 A JPH05343601 A JP H05343601A JP 5036188 A JP5036188 A JP 5036188A JP 3618893 A JP3618893 A JP 3618893A JP H05343601 A JPH05343601 A JP H05343601A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロストークを減少し、キャリヤの配線スペ
ースを効率的に利用した集積回路の接続システムを提供
する。 【構成】 複数の信号伝達用導体パターン7,53,5
6を含む集積回路搭載用キャリヤにおいて、実質上一定
の直流電位に保たれたコンダクター36,39,50を
前記信号伝達用導体パターン間に配設する。
ースを効率的に利用した集積回路の接続システムを提供
する。 【構成】 複数の信号伝達用導体パターン7,53,5
6を含む集積回路搭載用キャリヤにおいて、実質上一定
の直流電位に保たれたコンダクター36,39,50を
前記信号伝達用導体パターン間に配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチチップモジュー
ルやMCM等のキャリヤ上に搭載される集積回路同士を
接続するためのコンダクターシステムに関するものであ
る。
ルやMCM等のキャリヤ上に搭載される集積回路同士を
接続するためのコンダクターシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1および図2は、集積回路(IC)を
実装した多層セラミックモジュール(MCM)を示す。
MCMはプリント回路基板と同様に、ICを搭載し、I
C同士を接続するコンダクターを有している。このMC
Mは、図2に示すように、複数のコンダクター(導体パ
ターン)6が形成されたセラミック基板3からなり、こ
のコンダクター6はICのパッド4(図1)と導通して
いる。これらのコンダクターは2層に形成され、各層の
コンダクターは相互に交差(例えば直交)して配設され
る。交差するコンダクター同士間では平行コンダクター
同士間に比べ電磁波の相互影響が少ないためクロストー
クが減少する。
実装した多層セラミックモジュール(MCM)を示す。
MCMはプリント回路基板と同様に、ICを搭載し、I
C同士を接続するコンダクターを有している。このMC
Mは、図2に示すように、複数のコンダクター(導体パ
ターン)6が形成されたセラミック基板3からなり、こ
のコンダクター6はICのパッド4(図1)と導通して
いる。これらのコンダクターは2層に形成され、各層の
コンダクターは相互に交差(例えば直交)して配設され
る。交差するコンダクター同士間では平行コンダクター
同士間に比べ電磁波の相互影響が少ないためクロストー
クが減少する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンダクター構造は以下に述べるように2つの問題
点をもっている。その1つは、コンダクター同士間の間
隔を所定の最小限度以上に保たなければならないことで
ある。もしコンダクター同士がこの最小間隔より接近し
て設けられると、隣接コンダクターの信号同士が干渉し
あってクロストークが起こる。25から100メガヘル
ツ(MHz)の範囲の周波数では、図2に示す構造にお
いて、コンダクター6の幅を25マイクロメータ(μ
M)としたとき、コンダクター同士間の間隔は通常75
マイクロメータ(μM)以上必要となる。
来のコンダクター構造は以下に述べるように2つの問題
点をもっている。その1つは、コンダクター同士間の間
隔を所定の最小限度以上に保たなければならないことで
ある。もしコンダクター同士がこの最小間隔より接近し
て設けられると、隣接コンダクターの信号同士が干渉し
あってクロストークが起こる。25から100メガヘル
ツ(MHz)の範囲の周波数では、図2に示す構造にお
いて、コンダクター6の幅を25マイクロメータ(μ
M)としたとき、コンダクター同士間の間隔は通常75
マイクロメータ(μM)以上必要となる。
【0004】第2点は、隣接するコンダクター同士を並
列して配設できる長さが所定の上限値内に限られること
である。もしコンダクターがこの上限値を越えて並列配
置されると、コンダクター同士が相互にカップリングし
て別のクロストークが起こる。このような別のクロスト
ークを防止するためには、コンダクターの並列部分は1
0cmを越えないように形成しなければならない。
列して配設できる長さが所定の上限値内に限られること
である。もしコンダクターがこの上限値を越えて並列配
置されると、コンダクター同士が相互にカップリングし
て別のクロストークが起こる。このような別のクロスト
ークを防止するためには、コンダクターの並列部分は1
0cmを越えないように形成しなければならない。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであって、コンダクター同士間の間隔や並列配
置長さに対する制約を緩和し装置の小型化を可能とする
IC用MCM型キャリヤの提供を目的とする。本発明は
さらに、MCMのコンダクターシステムの改良を目的と
する。本発明はさらに、クロストークを減少させたIC
同士の接続システムの提供を目的とする。
れたものであって、コンダクター同士間の間隔や並列配
置長さに対する制約を緩和し装置の小型化を可能とする
IC用MCM型キャリヤの提供を目的とする。本発明は
さらに、MCMのコンダクターシステムの改良を目的と
する。本発明はさらに、クロストークを減少させたIC
同士の接続システムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、複数の信号伝達用導体パターン
を含む集積回路搭載用キャリヤにおいて、実質上一定の
直流電位に保たれたコンダクターを前記信号伝達用導体
パターン間に配設している。
め、本発明においては、複数の信号伝達用導体パターン
を含む集積回路搭載用キャリヤにおいて、実質上一定の
直流電位に保たれたコンダクターを前記信号伝達用導体
パターン間に配設している。
【0007】さらに詳しくいうと、本発明では、(a)
2層以下のコンダクター層を有し; (b)(i)一部のコンダクターを信号用コンダクター
として用い、(ii)残りのコンダクターを電源用コン
ダクターとして用いるとともに該電源用コンダクターに
より前記信号用コンダクター相互間をシールドするよう
に前記コンダクター層の各コンダクター同士を接続して
いる。
2層以下のコンダクター層を有し; (b)(i)一部のコンダクターを信号用コンダクター
として用い、(ii)残りのコンダクターを電源用コン
ダクターとして用いるとともに該電源用コンダクターに
より前記信号用コンダクター相互間をシールドするよう
に前記コンダクター層の各コンダクター同士を接続して
いる。
【0008】
【作用】前記本発明の1形態によれば、多層セラミック
モジュール(MCM)等のIC用キャリヤにおいて、3
つの作用、即ち(1)ICへの電源供給作用、(2)I
Cとの信号伝達交換作用、および(3)信号伝達してい
るコンダクターのシールド作用のすべてが、2つの層上
にのみ配設されたコンダクターによって、これらのコン
ダクター同士間の接続作用とともに行われる。
モジュール(MCM)等のIC用キャリヤにおいて、3
つの作用、即ち(1)ICへの電源供給作用、(2)I
Cとの信号伝達交換作用、および(3)信号伝達してい
るコンダクターのシールド作用のすべてが、2つの層上
にのみ配設されたコンダクターによって、これらのコン
ダクター同士間の接続作用とともに行われる。
【0009】
【実施例】図3は、本発明の1実施例を示す。この実施
例に基づいて、まず各構成部分を説明し次に各構成部分
同士の組立方法について説明する。図3は、図12に示
した大きな相互接続システムの一部を代表して示す。こ
のシステムは、IC間を連結する信号ラインと電源ライ
ンの両方を含み、各ラインはポート2に接続され、ここ
から信号および電力が他のMCM等の外部部品に接続さ
れる。
例に基づいて、まず各構成部分を説明し次に各構成部分
同士の組立方法について説明する。図3は、図12に示
した大きな相互接続システムの一部を代表して示す。こ
のシステムは、IC間を連結する信号ラインと電源ライ
ンの両方を含み、各ラインはポート2に接続され、ここ
から信号および電力が他のMCM等の外部部品に接続さ
れる。
【0010】図4から図6までは同じコンダクターの格
子パターンをそれぞれ別のコンダクターの組を説明上強
調して別々の図に示したものである。図4は、それぞれ
平行導体パターン13からなる2つの層9および12を
示す。各導体パターン13がコンダクターを構成する。
2つの層の導体パターン同士は交差するように配設さ
れ、その交差角15は好ましくは90度である。
子パターンをそれぞれ別のコンダクターの組を説明上強
調して別々の図に示したものである。図4は、それぞれ
平行導体パターン13からなる2つの層9および12を
示す。各導体パターン13がコンダクターを構成する。
2つの層の導体パターン同士は交差するように配設さ
れ、その交差角15は好ましくは90度である。
【0011】図4から図6に示すように、各層は2種類
の導体パターン、即ち信号パターンと電源パターンとに
より構成される。さらに、電源パターンには2種類あっ
て、1つはNチャンネルの電解効果トランジスタEFT
のソースに接続された電圧Vssに保たれ、他の1つは
PチャンネルのEFTのソースに接続された電圧Vdd
に保たれる。
の導体パターン、即ち信号パターンと電源パターンとに
より構成される。さらに、電源パターンには2種類あっ
て、1つはNチャンネルの電解効果トランジスタEFT
のソースに接続された電圧Vssに保たれ、他の1つは
PチャンネルのEFTのソースに接続された電圧Vdd
に保たれる。
【0012】図4において、Vssのパターン(4つご
とのパターン)は、黒塗りの線で示されている。上側の
層12のVssパターンは下側のVssのパターンとの
各交点においてバイア導体18を介して相互に接続され
る。このバイア導体18の詳細は図8に示されている。
図4のVssパターンはアース4に接地される。
とのパターン)は、黒塗りの線で示されている。上側の
層12のVssパターンは下側のVssのパターンとの
各交点においてバイア導体18を介して相互に接続され
る。このバイア導体18の詳細は図8に示されている。
図4のVssパターンはアース4に接地される。
【0013】同様に、Vddの電源パターン(同じく4
つごとのパターン)は、図5の点画線で示され、交点2
4においてバイア導体27を介して上下のパターン同士
が接続される。これらのVssおよびVddの導体パタ
ーンの組合せ状態は図6に示される。これら2つのセッ
トの電源パターンは、相互に同一であって、位置がずれ
た格子を形成する。一方の格子は黒塗りの線で示され、
他方の格子は点画線で示されている。位置ずれ量は、各
格子のコンダクター間の間隔Lに応じて定まる。即ち、
両格子は、XおよびY方向に関し、図示したように、L
/2の長さだけ位置ずれしている。
つごとのパターン)は、図5の点画線で示され、交点2
4においてバイア導体27を介して上下のパターン同士
が接続される。これらのVssおよびVddの導体パタ
ーンの組合せ状態は図6に示される。これら2つのセッ
トの電源パターンは、相互に同一であって、位置がずれ
た格子を形成する。一方の格子は黒塗りの線で示され、
他方の格子は点画線で示されている。位置ずれ量は、各
格子のコンダクター間の間隔Lに応じて定まる。即ち、
両格子は、XおよびY方向に関し、図示したように、L
/2の長さだけ位置ずれしている。
【0014】図6において、残りの白い線のパターンは
信号伝達用パターンである。しかしながら、この図6に
示す信号用パターンは最終的な組立形態ではなく説明開
始のために示した形態である。信号パターン7は、図7
に示すように、パターンを切断してバイア導体で再接続
し、信号パスを形成している。即ち、図6の信号パター
ンの格子配列は、切断されこれを適当な位置でバイア導
体を介して再接合することにより、前記電源格子の組の
間を織交じって信号パスの集合体を形成する。図7にお
いて、信号パスの一例が破線で示されている。また3つ
の別の信号パスが示されている。
信号伝達用パターンである。しかしながら、この図6に
示す信号用パターンは最終的な組立形態ではなく説明開
始のために示した形態である。信号パターン7は、図7
に示すように、パターンを切断してバイア導体で再接続
し、信号パスを形成している。即ち、図6の信号パター
ンの格子配列は、切断されこれを適当な位置でバイア導
体を介して再接合することにより、前記電源格子の組の
間を織交じって信号パスの集合体を形成する。図7にお
いて、信号パスの一例が破線で示されている。また3つ
の別の信号パスが示されている。
【0015】本発明の重要な特徴は以下のとおりであ
る。 1.本装置は、集積回路産業分野で周知の組立技術を用
いて組立られる。ICは、公知のワイヤボンディングあ
るいはテープ式自動ボンディング(TAB)の技術を用
いてMCMに接続される。
る。 1.本装置は、集積回路産業分野で周知の組立技術を用
いて組立られる。ICは、公知のワイヤボンディングあ
るいはテープ式自動ボンディング(TAB)の技術を用
いてMCMに接続される。
【0016】2.各信号パターンは、ほぼその全長にわ
たって、一対の電源格子により両側から挟まれる。これ
により各信号パターンがシールドされ、信号パターン間
のクロストークが減少する。即ち、例えば各信号パター
ンは概念的に以下の3つの部分に分けられる。
たって、一対の電源格子により両側から挟まれる。これ
により各信号パターンがシールドされ、信号パターン間
のクロストークが減少する。即ち、例えば各信号パター
ンは概念的に以下の3つの部分に分けられる。
【0017】(A)図7の水平部分30; (B)垂直部分33; (C)水平部分と垂直部分とを接続するバイア導体;こ
のバイア導体は、その長さが一対の層間の間隔Sに等し
い。このバイア導体の断面積は前記水平および垂直部分
の断面積より大きい。
のバイア導体は、その長さが一対の層間の間隔Sに等し
い。このバイア導体の断面積は前記水平および垂直部分
の断面積より大きい。
【0018】前述の両側から挟む構造に関し、これら3
つの部分(水平部分、垂直部分およびバイア導体)はそ
れぞれ電源供給格子の2つまたはそれ以上のコンダクタ
ーにより挟まれてシールドされる。一例を示せば、図8
において、水平部分30は2つのコンダクター36,3
9により挟まれ、垂直部分33は2つのコンダクター4
2,45により挟まれ、バイア導体は2つの電源パター
ン格子のバイア導体18,21により挟まれている。
つの部分(水平部分、垂直部分およびバイア導体)はそ
れぞれ電源供給格子の2つまたはそれ以上のコンダクタ
ーにより挟まれてシールドされる。一例を示せば、図8
において、水平部分30は2つのコンダクター36,3
9により挟まれ、垂直部分33は2つのコンダクター4
2,45により挟まれ、バイア導体は2つの電源パター
ン格子のバイア導体18,21により挟まれている。
【0019】このような組立構造において、2つの点を
注記する。1つは、信号パターンに一番近い(即ち挟ん
でいる)電源パターンがその信号パターンに対する大部
分のシールド作用を行うが、離れた位置の電源格子のパ
ターンもその信号パターンに対しいくらかのシールド効
果をもつという点である。
注記する。1つは、信号パターンに一番近い(即ち挟ん
でいる)電源パターンがその信号パターンに対する大部
分のシールド作用を行うが、離れた位置の電源格子のパ
ターンもその信号パターンに対しいくらかのシールド効
果をもつという点である。
【0020】第2点は、各電源パターンは2以上の信号
パターンに対してこれらを挟む位置の配置されることが
できる。例えば、図6のコンダクター50は、信号パタ
ーン53,56の2本のコンダクターに対し隣接してシ
ールドしている。
パターンに対してこれらを挟む位置の配置されることが
できる。例えば、図6のコンダクター50は、信号パタ
ーン53,56の2本のコンダクターに対し隣接してシ
ールドしている。
【0021】3.シールド作用の例を以下に説明する。
電源格子Vssはアース電位に保たれ、もう1つの電源
格子Vddは図6のバッテリ55により例えば5Vの電
圧に保たれる。このバッテリ55は、図示したように、
完全なVddの電圧源と、抵抗Rと、キャパシタCとに
より電源回路を構成することが望ましい。
電源格子Vssはアース電位に保たれ、もう1つの電源
格子Vddは図6のバッテリ55により例えば5Vの電
圧に保たれる。このバッテリ55は、図示したように、
完全なVddの電圧源と、抵抗Rと、キャパシタCとに
より電源回路を構成することが望ましい。
【0022】キャパシタCの容量は非常に大きく、高い
周波数の信号に対し、Vddの格子からアースまでのイ
ンピダンスを非常に小さくする。(この場合、インピダ
ンスは1/(C×f)である。ここでCは図6のキャパ
シタCの容量値であり、fは周波数である。)このよう
な構成により、交流電源を用いた場合(20〜100M
hz)には、Vddの格子は有効にアースに接地され、
直流電源の場合にはVddの格子はアースから絶縁され
る。
周波数の信号に対し、Vddの格子からアースまでのイ
ンピダンスを非常に小さくする。(この場合、インピダ
ンスは1/(C×f)である。ここでCは図6のキャパ
シタCの容量値であり、fは周波数である。)このよう
な構成により、交流電源を用いた場合(20〜100M
hz)には、Vddの格子は有効にアースに接地され、
直流電源の場合にはVddの格子はアースから絶縁され
る。
【0023】このようにして、Vddの格子はこれに集
められる高周波数信号をアースに落としてこれらの信号
が隣接する信号パターンに伝達されることを防止する。
言換えると、Vddの電源格子は、信号パターンから発
した電磁波を集めこれをアースに落とすアンテナの作用
を果す。
められる高周波数信号をアースに落としてこれらの信号
が隣接する信号パターンに伝達されることを防止する。
言換えると、Vddの電源格子は、信号パターンから発
した電磁波を集めこれをアースに落とすアンテナの作用
を果す。
【0024】一方、Vssの格子は直接アースに接続さ
れ、同様に高周波数信号に対する分流体(シャント)の
作用を果す。従って、図8において、信号パターンの水
平部分30、垂直部分33およびバイア導体(VIA)
はアース電位に挟まれることになる。
れ、同様に高周波数信号に対する分流体(シャント)の
作用を果す。従って、図8において、信号パターンの水
平部分30、垂直部分33およびバイア導体(VIA)
はアース電位に挟まれることになる。
【0025】上記アースに落とす作用に加え、電源格子
はさらに、信号パターンに対しファラデーシールドの効
果を有する。
はさらに、信号パターンに対しファラデーシールドの効
果を有する。
【0026】4.本発明は従来技術に比べ経済性の点で
優れている。即ち、従来技術においては、図9に示すよ
うに、導体板66,68を用いて図2のパターンを両側
から挟んでいる。これらの導体板が電源供給用の導通体
およびシールドとして作用する。このような構成におい
ては、前述の「発明が解決しようとする課題」の項で説
明したように、約25μMの幅の導体パターンに対し、
周波数が約20〜100Mhzの場合、隣接パターン間
の許容最小間隔は約75μMとなりこれ以上狭くできな
い。
優れている。即ち、従来技術においては、図9に示すよ
うに、導体板66,68を用いて図2のパターンを両側
から挟んでいる。これらの導体板が電源供給用の導通体
およびシールドとして作用する。このような構成におい
ては、前述の「発明が解決しようとする課題」の項で説
明したように、約25μMの幅の導体パターンに対し、
周波数が約20〜100Mhzの場合、隣接パターン間
の許容最小間隔は約75μMとなりこれ以上狭くできな
い。
【0027】このような従来技術によれば、MCM表面
のわずか1/4の面積が信号パターンとして用いられ、
残りの部分(即ち75μMの間隔部分)はブランクのま
まである。本発明においては、この無駄なブランクスペ
ースに電源格子を設けることによりスペースの有効利用
を図るとともに導体板を不要としている。即ち、例え
ば、図9のVddの導体板をなくして、図6のVddの
格子を形成したものである。
のわずか1/4の面積が信号パターンとして用いられ、
残りの部分(即ち75μMの間隔部分)はブランクのま
まである。本発明においては、この無駄なブランクスペ
ースに電源格子を設けることによりスペースの有効利用
を図るとともに導体板を不要としている。即ち、例え
ば、図9のVddの導体板をなくして、図6のVddの
格子を形成したものである。
【0028】このような構成により、3重の効果が得ら
れる。即ち、(1)大きさおよび重さを有しコストのか
かる導体板が不要になる。(2)従来無駄だった75μ
Mのスペースがなくなる。このスペースは電源格子形成
のために用いられる。(3)「発明が解決しようとする
課題」の項で説明したパターン平行部の長さ制限が緩和
される。これは信号パターンが電源格子によりシールド
されるためである。したがって、平行部の長さは実質上
MCMのサイズにより制限される。通常のMCMにおい
ては、この長さ制限は約6インチ(15,24cm)で
ある。
れる。即ち、(1)大きさおよび重さを有しコストのか
かる導体板が不要になる。(2)従来無駄だった75μ
Mのスペースがなくなる。このスペースは電源格子形成
のために用いられる。(3)「発明が解決しようとする
課題」の項で説明したパターン平行部の長さ制限が緩和
される。これは信号パターンが電源格子によりシールド
されるためである。したがって、平行部の長さは実質上
MCMのサイズにより制限される。通常のMCMにおい
ては、この長さ制限は約6インチ(15,24cm)で
ある。
【0029】さらに、電源格子が各コンダクター間に設
けられているためクロストークが緩和され、図7の導体
パターン70,72等の隣接信号パターン間のスペース
を前述の75μMより狭くすることができる。例えば、
20〜100MHzの範囲の信号に対して信号パターン
間のスペースを10μM〜25μMにすることができ
る。
けられているためクロストークが緩和され、図7の導体
パターン70,72等の隣接信号パターン間のスペース
を前述の75μMより狭くすることができる。例えば、
20〜100MHzの範囲の信号に対して信号パターン
間のスペースを10μM〜25μMにすることができ
る。
【0030】5.上述のように、図6に示すVddおよ
びVssの格子はアース面として作用する。しかしなが
ら、本発明の格子面積は、従来技術の図9の電源板面積
に比べ大幅に小さいため、キャパシタンスが従来技術に
比べ大幅に小さくなる。このため、本発明の信号伝達ラ
イン(図6の導体パターン53,56等)のインピダン
スが従来技術に比べ非常に大きくなる。これは、ライン
のインピダンスはラインのキャパシタンスの平方根に反
比例するからである。(本実施例では、インピダンスZ
0は√(L/C)に等しい。)インピダンスが高いと回
路からの少ない電流で信号ラインを駆動することができ
るため、インピダンスは高い程好ましい。
びVssの格子はアース面として作用する。しかしなが
ら、本発明の格子面積は、従来技術の図9の電源板面積
に比べ大幅に小さいため、キャパシタンスが従来技術に
比べ大幅に小さくなる。このため、本発明の信号伝達ラ
イン(図6の導体パターン53,56等)のインピダン
スが従来技術に比べ非常に大きくなる。これは、ライン
のインピダンスはラインのキャパシタンスの平方根に反
比例するからである。(本実施例では、インピダンスZ
0は√(L/C)に等しい。)インピダンスが高いと回
路からの少ない電流で信号ラインを駆動することができ
るため、インピダンスは高い程好ましい。
【0031】即ち、本発明の信号用導体パターンは、従
来技術に比べ、キャパシタンスが小さく従ってインピダ
ンスが大きい。
来技術に比べ、キャパシタンスが小さく従ってインピダ
ンスが大きい。
【0032】6.電源供給用の格子VssおよびVdd
は、同じ形状のユニットセルの周期的な繰り返し構造を
構成する。図10は1つのユニットセルを示す。セルの
縁部(例えばコンダクター36,39)は、異なる直流
ポテンシャル、即ちVddおよびVssに保たれたコン
ダクターにより形成される。しかしながら、これらの縁
部は、前述のように、高周波数の信号に対し、交流アー
スとして作用する。したがって、分流作用の点では、こ
れらのVddとVssの導体パターンは、図10の破線
で示すように、電気的に接続された1つの単位ユニット
セルを形成しているとみることができる。
は、同じ形状のユニットセルの周期的な繰り返し構造を
構成する。図10は1つのユニットセルを示す。セルの
縁部(例えばコンダクター36,39)は、異なる直流
ポテンシャル、即ちVddおよびVssに保たれたコン
ダクターにより形成される。しかしながら、これらの縁
部は、前述のように、高周波数の信号に対し、交流アー
スとして作用する。したがって、分流作用の点では、こ
れらのVddとVssの導体パターンは、図10の破線
で示すように、電気的に接続された1つの単位ユニット
セルを形成しているとみることができる。
【0033】別の観点からみると、図10の縁部のコン
ダクターのキャパシタンスおよびインダクタンスは、こ
れら縁部のコンダクターの直流電位に影響されない。こ
のキャパシタンスおよびインダクタンスによりそのパタ
ーンの信号伝達のインピーダンスが定まる。
ダクターのキャパシタンスおよびインダクタンスは、こ
れら縁部のコンダクターの直流電位に影響されない。こ
のキャパシタンスおよびインダクタンスによりそのパタ
ーンの信号伝達のインピーダンスが定まる。
【0034】このような周期的なセル構造により2つの
重要な効果が得られる。1つは、信号ラインについて図
12の入口ポート2からの伝達途上の周囲構成が全てほ
ぼ同様であるため、全ての信号用導体パターンのインピ
ダンスがほぼ同じになることである。第2点は、各信号
パターンに沿った局部的な点から点までのインピダンス
が一定の周期で変り、その変化は非常に小さいことであ
る。
重要な効果が得られる。1つは、信号ラインについて図
12の入口ポート2からの伝達途上の周囲構成が全てほ
ぼ同様であるため、全ての信号用導体パターンのインピ
ダンスがほぼ同じになることである。第2点は、各信号
パターンに沿った局部的な点から点までのインピダンス
が一定の周期で変り、その変化は非常に小さいことであ
る。
【0035】7.信号パターンが形成された後、図7に
おいて、前の信号パターン格子の余り片77は残され
る。この余り片を取除くことは困難である。しかしなが
ら、これらの余り片は、レーダのチャフがレーダ信号を
反射するように、信号を反射する。この反射作用を減少
させるために、余り片は電源格子VddまたはVssに
接続される。
おいて、前の信号パターン格子の余り片77は残され
る。この余り片を取除くことは困難である。しかしなが
ら、これらの余り片は、レーダのチャフがレーダ信号を
反射するように、信号を反射する。この反射作用を減少
させるために、余り片は電源格子VddまたはVssに
接続される。
【0036】この場合、全ての余り片をVddまたはV
ssの一方の格子にのみ接続させると、その格子の表面
積が大きくなってキャパシタンスが他方の格子のキャパ
シタンスより大きくなるため、一方の格子にのみ接続さ
せるべきではない。2つの格子の表面積が最終的に等し
くなるように余り片を各格子に平均して接続させること
が望ましい。
ssの一方の格子にのみ接続させると、その格子の表面
積が大きくなってキャパシタンスが他方の格子のキャパ
シタンスより大きくなるため、一方の格子にのみ接続さ
せるべきではない。2つの格子の表面積が最終的に等し
くなるように余り片を各格子に平均して接続させること
が望ましい。
【0037】表面積を等しくすることにより電源の格子
とアースの格子のインピダンスが等しくなりノイズが減
少する。
とアースの格子のインピダンスが等しくなりノイズが減
少する。
【0038】8.一般に、バイア導体は、図11に示す
ように、2つの信号パターンの接合部を構成する。この
接合部は4つの信号パスを形成する。しかしながら、通
常はこの内2つのパス、例えば81と82が用いられ
る。他の2つのパス(83と84)は削除される、即ち
例えばパス84の場合には点線85でカットされる。こ
のカットされた残りの部分86は、インダクタンスを小
さくするためにできるだけ短くすることが望ましい。好
ましくは、この残りの部分の長さは100μM以下であ
る。余り片77は、前述のようにVddまたはVssに
接続される。
ように、2つの信号パターンの接合部を構成する。この
接合部は4つの信号パスを形成する。しかしながら、通
常はこの内2つのパス、例えば81と82が用いられ
る。他の2つのパス(83と84)は削除される、即ち
例えばパス84の場合には点線85でカットされる。こ
のカットされた残りの部分86は、インダクタンスを小
さくするためにできるだけ短くすることが望ましい。好
ましくは、この残りの部分の長さは100μM以下であ
る。余り片77は、前述のようにVddまたはVssに
接続される。
【0039】9.信号パターン7が電源パターン格子に
挟まれない場合がある。即ち、信号パターンが図10の
ユニットセルの外側に設けられる場合である。このよう
な部分は、(1)図3のポート2とユニットセル列の
間、および(2)ユニットセル列とICとの間にでき
る。しかしながら、このような2つの部分は、信号パタ
ーン全体の長さの5〜10%以下であり実質上無視でき
る。
挟まれない場合がある。即ち、信号パターンが図10の
ユニットセルの外側に設けられる場合である。このよう
な部分は、(1)図3のポート2とユニットセル列の
間、および(2)ユニットセル列とICとの間にでき
る。しかしながら、このような2つの部分は、信号パタ
ーン全体の長さの5〜10%以下であり実質上無視でき
る。
【0040】10.上記実施例は、25〜100MHz
の基本周波数範囲の信号に対し適用するものとして説明
した。しかしながら、これらの信号はパルス形状である
ため、基本周波数の高調波信号が現われる。例えば10
00MHzの信号が伝搬される。このような場合でも本
発明においては大部分がシールドされる。
の基本周波数範囲の信号に対し適用するものとして説明
した。しかしながら、これらの信号はパルス形状である
ため、基本周波数の高調波信号が現われる。例えば10
00MHzの信号が伝搬される。このような場合でも本
発明においては大部分がシールドされる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、信号パターンを一対の電源パターンで挟むように導
体コンダクターの格子を形成したため、信号パターン間
の間隔を小さくすることができるとともに信号パターン
を並列して長く形成することができキャリヤ表面が有効
に利用される。またクロストークが減少しS/N比が良
好になる。
は、信号パターンを一対の電源パターンで挟むように導
体コンダクターの格子を形成したため、信号パターン間
の間隔を小さくすることができるとともに信号パターン
を並列して長く形成することができキャリヤ表面が有効
に利用される。またクロストークが減少しS/N比が良
好になる。
【図1】 従来のMCMの外観図である。
【図2】 従来のMCMの内部構成説明図である。
【図3】 本発明に係る2層コンダクター構造の透視図
である。
である。
【図4】 図3の構造の電源(アース)パターン格子の
説明図である。
説明図である。
【図5】 図3の構造の電源(電源供給)パターン格子
の説明図である。
の説明図である。
【図6】 図3の構造の組立状態の説明図である。
【図7】 本発明に係る信号パターン格子のコンダクタ
ーを切断し再接合して信号パスを形成する方法を示す説
明図である。
ーを切断し再接合して信号パスを形成する方法を示す説
明図である。
【図8】 信号導体パターン7の詳細構造説明図であ
る。
る。
【図9】 シールド用プレート66および68を用いた
従来の構造を示す説明図である。
従来の構造を示す説明図である。
【図10】 本発明に係る一対の電源パターンで構成さ
れるユニットセルの説明図である。
れるユニットセルの説明図である。
【図11】 バイア導体の説明図である。
【図12】 図3の構造の分解斜視図である。
7;信号用導体パターン、18,27;バイア導体、5
0,53,56;コンダクター、55;バッテリー。
0,53,56;コンダクター、55;バッテリー。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の信号伝達用導体パターンを含む集
積回路搭載用キャリヤにおいて、実質上一定の直流電位
に保たれたコンダクターを前記信号伝達用導体パターン
間に配設したことを特徴とする集積回路搭載用キャリヤ
を具備した集積回路の接続システム。 - 【請求項2】 (a)2層以下のコンダクター層を有
し; (b)i)一部のコンダクターを信号用コンダクターと
して用い、 ii)残りのコンダクターを電源用コンダクターとして
用いるとともに該電源用コンダクターにより前記信号用
コンダクター相互間をシールドするように前記コンダク
ター層の各コンダクター同士を接続したことを特徴とす
る集積回路搭載用キャリヤを具備した集積回路の接続シ
ステム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US829838 | 1992-02-03 | ||
| US07/829,838 US5288949A (en) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | Connection system for integrated circuits which reduces cross-talk |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05343601A true JPH05343601A (ja) | 1993-12-24 |
| JP3400004B2 JP3400004B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=25255697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03618893A Expired - Fee Related JP3400004B2 (ja) | 1992-02-03 | 1993-02-02 | 集積回路搭載用基板 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5288949A (ja) |
| JP (1) | JP3400004B2 (ja) |
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