JPH0535736B2 - - Google Patents
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- JPH0535736B2 JPH0535736B2 JP60227746A JP22774685A JPH0535736B2 JP H0535736 B2 JPH0535736 B2 JP H0535736B2 JP 60227746 A JP60227746 A JP 60227746A JP 22774685 A JP22774685 A JP 22774685A JP H0535736 B2 JPH0535736 B2 JP H0535736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- sheet
- weight
- parts
- cell
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明はエチレン系樹脂連続気泡型発泡体シー
トの製造方法に係る。さらに詳しくは、エチレン
系樹脂、発泡剤、及びシリコーンブロツクコポリ
マーからなる発泡性組成物シートに電離性放射線
を照射後、発泡剤の分解温度以上に加熱すること
によりエチレン系樹脂連続気泡型発泡体シートを
製造する方法に関する。 本発明の方法により製造されるエチレン系樹脂
発泡体は通気性、吸水性、耐候性があり、連続気
泡型であるため独立気泡型より柔軟で、風合い、
触感が秀れた発泡体であり、その製造方法の特色
としては、電離性放射線の照射とその後の加熱に
よつて連続気泡型発泡体が得られる事であり、加
圧によつて破泡する工程を必要としない。この発
泡体の用途はクツシヨン、枕、マツト、防寒衣、
カーペツトの裏打ち、ボール、玩具、サポーター
あるいはフイルター等に緩衝材、断熱材、吸音
材、または材として使用される。 現在エチレン系樹脂からなる発泡体は断熱材、
梱包材、クツシヨン材などとして多量使用されて
いるが、それらは殆んど独立気泡系発泡体であ
り、吸水性、通気性などを必要とする用途には使
用されていない。通気性を有する連続気泡型発泡
体も一部には見られるが、気泡径が大きいもので
キメが荒く、手触りが悪く、商品価値の低いもの
に限られる。一方ゴムあるいはポリウレタン系連
続気泡系発泡体は、紫外線あるいはオゾンにより
急激に劣化する。 エチレン系樹脂からなる従来の連続気泡型発泡
体は、一旦独立気泡型発泡体を製造し、これを加
熱膨張させて発泡する方法が知られているが、こ
の方法によつて得た発泡体は「へたり」を生じ、
弾力がなく、均一な破泡が困難で気泡径も粗大で
ある。これを解決するため一旦独立気泡を成形
後、これを加圧破泡する方法が開発されたが、工
程が二段階となる上、得られた発泡体は厚さが薄
くなり、気泡は連続化されているが、気泡膜は重
なりあつて吸水性、通気性とも良好とは言えな
い。これを改善するために特公昭47−31695号に
おいては、独立気泡型発泡体をまずガラス転移温
度付近またはそれ以下の温度に冷却し、しかるの
ちにこれを圧縮して気泡膜を破壊する方法が提案
されたが、この方法ではポリエチレンの場合、液
体窒素等の高価な冷媒で冷却する事が必要とな
り、装置的にも高価なものとなる。 一方、特公昭55−42100号では一段工程で連続
気泡型のポリエチレン発泡体を得る方法としてポ
リエチレンに架橋剤と共に無定形ポリプロピレン
を相当多量に混合し、一段加圧、加熱プレス法が
提案された。しかしこの方法では無定形ポリプロ
ピレンを30〜50重量%混合する事が好ましいとさ
れ、20重量%以下では連続気泡率が低くなるとし
ている。無定形ポリプロピレンは結晶性ポリプロ
ピレン製造時副生するもので、従来より利用価値
がなく、廃棄されていたものであるから、これを
活用する事は意味があるが、一方無定形ポリプロ
ピレンは室温でも粘着性を用する粘土状物であつ
て、単独では成形品を得る事が困難であり、従来
から低価格発泡体の増量材として少量添加されて
いたもので、この特許に開示されているように多
量混合すると、発泡体の機械的特性や感触に悪影
響を及ぼす。 特公昭54−63172号の技術内容はポリオレフイ
ン樹脂100重量部に対し無機物粉末を30〜300重量
部分散混合させた上で発泡させて独立気泡型発泡
体とし、これに変形を与えて破泡させる事を特色
としている。しかもこの方法においては無機物界
面とポリマーとの接着力を積極的に低下せしめる
ような表面処理を無機物粉末に施す事によつて気
泡の連通化は一層効果的であるとしている。すな
わちこの発泡体は単に破泡のために多量の無機物
を混合する事が必要なのである。その無機物の存
在によつて発泡体の機械的性質や触感が本来のポ
リエチレン発泡体と異つたものとなる事は容易に
想像できる。そしてさらに重要なことは、連続気
泡型の発泡体をポリオレフインで製造する事が如
何に困難であるかを示すものである。 本願発明者らはこれらの先願技術が包含してい
る多くの問題点を解決するべく鋭意検討の結果、 (イ) 破泡のために別工程を用いる事なく (ロ) 多量の添加材によつてエチレン系樹脂自体の
特色を失う事もなく、吸水性、耐候性および感
触のすぐれたエチレン系樹脂連続気泡型発泡体
の製造方法を (ハ) シリコーンブロツクコポリマーの少量添加の
もとに、電離性放射線照射方法によつて可能な
らしめたものである。 従来、熱可塑性樹脂発泡シートの製造方法とし
て、発泡剤が混合された熱可塑性樹脂シートに電
離性放射線を照射して該樹脂シートを架橋させた
後、発泡剤の分解温度以上に加熱して樹脂シート
を発泡させる方法が知られている。 しかしながら、上記方法によつて得られる樹脂
発泡シートは、そのほとんどが、独立気泡率95%
以上の、いわゆる独立気泡型発泡シートであり、
吸水性がほとんど無く、通気性が低く、弾性率が
大きいため、柔軟性に乏しい等といつた性質のた
め、その用途が制限される場合があつた。 本発明者らは、エチレン系樹脂、発泡剤及びシ
リコーンブロツクコポリマーからなる発泡性組成
物シートに、電離性放射線を照射した後、発泡剤
に分解温度以上に加熱して上記発泡性シートを発
泡せしめる方法において、該シートの実質的に架
橋している箇所のゲル含量が40〜70%となるよう
に電離性放射線を照射することを特徴とする連続
気泡率5〜85%の発泡体シートの製造方法を見出
だした。 本発明によれば、吸水性があり、通気性があ
り、柔軟性に富んだ性質の連続気泡型発泡体を得
ることができる。 即ち、エチレン系樹脂発泡性組成物シートに電
離性放射線を照射して、該シートを70%以下のゲ
ル含量になるように架橋することにより、加熱時
の発泡性シートの流動性を適度に押さえ、かつ、
シリコーンブロツクコポリマーの適度な親油性の
バランスによる効果により、加熱により発泡剤が
分解して発泡が起つたとき、気泡の一部が破泡し
て、気泡は連続気泡型となるのである。 しかし、エチレン系樹脂発泡性組成物シートに
電離性放射線を照射して、該シートの架橋してい
る箇所のゲル含量が70%を超えると、シートを加
熱して発泡させた時、発泡倍率が低くなり、か
つ、ほとんど連続気泡型発泡体にはならず、吸水
をほとんどせず、柔軟性も低下してしまうのであ
る。一方、ゲル含量が低い場合は連続気泡型発泡
体となる。但し、ゲル含量が40%に満たない場合
は、シートを加熱して発泡させた時、樹脂の流動
により、シートが大変形を起こしてしまう場合が
あり、また、発泡体の耐熱性が低くなる事があ
り、好ましくない場合がある。 本発明に使用されるエチレン系樹脂とは、エチ
レンを主成分とする重合体であり、高圧法ポリエ
チレン、低圧法低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸アルキル共重合体、エチレ
ン−αオレフイン系共重合体、その他をいう。 本発明において使用される発泡剤は、発泡温度
が90℃以上のものが望ましい。促進剤あるいは助
剤を併用して分解温度を調節することもできる。
例として次のものが挙げられる。 アゾビスイソブチロニトリル、シアゾカーボン
アミド(助剤入)、P−トルエンスルホニルヒド
ラジド(助剤入)、4,4′−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)(助剤入)、m−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン。 本発明で使用されるシリコーンブロツクコポリ
マーは一般式 又は (上式において、Rは一価の炭化水素基、 Xは−(O)p−(CoH2oO)t−R′ R′はH、アルキル、アリール、アラルキル又
はカルバミル基から選択した基、 Pは0又は1 Yは(CoH2oO)t−R′ mは0から300 nは2から10 sは1から30 qは1から300 tは1から100 又、ここにおいて(CoH2oO)はオキシアルキ
レン基 又はかかる基の混合物である。) から選択されたシリコーンブロツクコポリマーで
ある。 本発明の発泡性組成物の各成分の比率を以下に
示す。 発泡剤は、エチレン系樹脂100重量部に対して、
1〜30重量部必要である。 1重量部未満では、発泡の効果がほとんどなく
30重量部より多いと、発泡時に無駄に大気中に逃
散する発泡剤分解物の量が増えるだけで、効率が
悪い。 シリコーンブロツクコポリマーの量は、0.1〜
5重量部必要である。0.1重量部より少ないと均
一微細な構造の気泡を与える効果がなく、5重量
部より多いとにじみ出しが著しく、発泡体の物性
に悪影響を与え、又、有効に作用しない。 本発明において組成物には必要により、酸化安
定剤、紫外線安定剤、無機充てん剤、顔料、難燃
剤、可塑剤、その他の添加剤あるいは他の樹脂、
ゴム類などを配合することができる。 本発明において発泡性シートを電離性放射線に
よつて照射する方法は公知の方法による。 本発明において架橋した発泡性シートを加熱す
る際の温度は、発泡に必要な温度以上であり、具
体的には約120〜250℃の間である。 本発明において加熱後、発泡体を冷却すること
により、構造が固定化される。 冷却温度は50℃以下が望ましい。 加熱の方法としては、電気などの加熱ガス、鉄
あるいはアルミニウムなどの加熱された金属との
直接あるいは間接の接触、赤外線、バーナ、電熱
などによる外部加熱のほか、高周波加熱などの内
部加熱も適用できる。 さらに、目的により常圧下で加熱することも、
加圧下で加熱することもできる。 以下に実施例を挙げて本発明の説明を行なう。
なお、発泡体の物性は、次のようにして測定し
た。 ゲル含量;発泡体(重量Waグラム)を325メツ
シユの金網(重量Wbグラム)で覆い、トルエ
ンで3時間、ソツクスレー抽出し、抽出残査を
金網ごと、50℃で24時間、真空乾燥し、ひよう
量した(重量Wcグラム)。次式によりゲル含量
xを算出した。 x(wt.%)=100(Wc−Wb)/Wa 見掛け密度;JISK6767によつた。 平均気泡径;JISK6402によつた。 連続気泡率;ASTMD−2856によつた。 最大吸水量;50mm×50mm角の発泡体を50℃で5時
間真空乾燥した後、寸法(体積V)と重量
(Wd)を測定した。この発泡体を水中に浸漬
し、発泡体中のガスが水と出来るだけ置換する
まで指で圧縮、除圧を繰り返した後、発泡体を
水中から取り出し、表面をガーゼでふいてか
ら、ひよう量した(重量Weグラム)。次式によ
り、最大吸水量Qmaxを算出した。 Qmax(g/cm3)=(We−Wd)/V 実施例 1 メルトインデツクス20、酢酸ビニル成分28重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ユニカ
ー製)100部に対し、助剤入りアゾジカーボンア
ミド「セルマイクCAP149」(発泡温度125℃;三
協化成製)10部、(a)式で表わされるシリコーンブ
ロツクコポリマー(日本ユニカー製;1300CS)
1部をバンバリーミキサーで80℃で5分間混練し
た後、ペレツト化した。 (CH3)Si〔O{(CH3)2SiO}3(C2H4O)20(C3H6O)2
5C4H9〕3(a) このペレツトを厚さ1mmのシートに圧縮成形し
たものに日新ハイボルテージ製電子線照射装置
ESP−750(加速電圧750kV)にて空気中でそれぞ
れ、2、4、6および10Mradの電子線を照射し
た。この照射シートを5cm×5cm角に切り、上部
をクリツプで止めて、加熱オーブン中につるし、
4分間加熱後取り出して放冷したところ、次のよ
うな発泡体が得られた。
トの製造方法に係る。さらに詳しくは、エチレン
系樹脂、発泡剤、及びシリコーンブロツクコポリ
マーからなる発泡性組成物シートに電離性放射線
を照射後、発泡剤の分解温度以上に加熱すること
によりエチレン系樹脂連続気泡型発泡体シートを
製造する方法に関する。 本発明の方法により製造されるエチレン系樹脂
発泡体は通気性、吸水性、耐候性があり、連続気
泡型であるため独立気泡型より柔軟で、風合い、
触感が秀れた発泡体であり、その製造方法の特色
としては、電離性放射線の照射とその後の加熱に
よつて連続気泡型発泡体が得られる事であり、加
圧によつて破泡する工程を必要としない。この発
泡体の用途はクツシヨン、枕、マツト、防寒衣、
カーペツトの裏打ち、ボール、玩具、サポーター
あるいはフイルター等に緩衝材、断熱材、吸音
材、または材として使用される。 現在エチレン系樹脂からなる発泡体は断熱材、
梱包材、クツシヨン材などとして多量使用されて
いるが、それらは殆んど独立気泡系発泡体であ
り、吸水性、通気性などを必要とする用途には使
用されていない。通気性を有する連続気泡型発泡
体も一部には見られるが、気泡径が大きいもので
キメが荒く、手触りが悪く、商品価値の低いもの
に限られる。一方ゴムあるいはポリウレタン系連
続気泡系発泡体は、紫外線あるいはオゾンにより
急激に劣化する。 エチレン系樹脂からなる従来の連続気泡型発泡
体は、一旦独立気泡型発泡体を製造し、これを加
熱膨張させて発泡する方法が知られているが、こ
の方法によつて得た発泡体は「へたり」を生じ、
弾力がなく、均一な破泡が困難で気泡径も粗大で
ある。これを解決するため一旦独立気泡を成形
後、これを加圧破泡する方法が開発されたが、工
程が二段階となる上、得られた発泡体は厚さが薄
くなり、気泡は連続化されているが、気泡膜は重
なりあつて吸水性、通気性とも良好とは言えな
い。これを改善するために特公昭47−31695号に
おいては、独立気泡型発泡体をまずガラス転移温
度付近またはそれ以下の温度に冷却し、しかるの
ちにこれを圧縮して気泡膜を破壊する方法が提案
されたが、この方法ではポリエチレンの場合、液
体窒素等の高価な冷媒で冷却する事が必要とな
り、装置的にも高価なものとなる。 一方、特公昭55−42100号では一段工程で連続
気泡型のポリエチレン発泡体を得る方法としてポ
リエチレンに架橋剤と共に無定形ポリプロピレン
を相当多量に混合し、一段加圧、加熱プレス法が
提案された。しかしこの方法では無定形ポリプロ
ピレンを30〜50重量%混合する事が好ましいとさ
れ、20重量%以下では連続気泡率が低くなるとし
ている。無定形ポリプロピレンは結晶性ポリプロ
ピレン製造時副生するもので、従来より利用価値
がなく、廃棄されていたものであるから、これを
活用する事は意味があるが、一方無定形ポリプロ
ピレンは室温でも粘着性を用する粘土状物であつ
て、単独では成形品を得る事が困難であり、従来
から低価格発泡体の増量材として少量添加されて
いたもので、この特許に開示されているように多
量混合すると、発泡体の機械的特性や感触に悪影
響を及ぼす。 特公昭54−63172号の技術内容はポリオレフイ
ン樹脂100重量部に対し無機物粉末を30〜300重量
部分散混合させた上で発泡させて独立気泡型発泡
体とし、これに変形を与えて破泡させる事を特色
としている。しかもこの方法においては無機物界
面とポリマーとの接着力を積極的に低下せしめる
ような表面処理を無機物粉末に施す事によつて気
泡の連通化は一層効果的であるとしている。すな
わちこの発泡体は単に破泡のために多量の無機物
を混合する事が必要なのである。その無機物の存
在によつて発泡体の機械的性質や触感が本来のポ
リエチレン発泡体と異つたものとなる事は容易に
想像できる。そしてさらに重要なことは、連続気
泡型の発泡体をポリオレフインで製造する事が如
何に困難であるかを示すものである。 本願発明者らはこれらの先願技術が包含してい
る多くの問題点を解決するべく鋭意検討の結果、 (イ) 破泡のために別工程を用いる事なく (ロ) 多量の添加材によつてエチレン系樹脂自体の
特色を失う事もなく、吸水性、耐候性および感
触のすぐれたエチレン系樹脂連続気泡型発泡体
の製造方法を (ハ) シリコーンブロツクコポリマーの少量添加の
もとに、電離性放射線照射方法によつて可能な
らしめたものである。 従来、熱可塑性樹脂発泡シートの製造方法とし
て、発泡剤が混合された熱可塑性樹脂シートに電
離性放射線を照射して該樹脂シートを架橋させた
後、発泡剤の分解温度以上に加熱して樹脂シート
を発泡させる方法が知られている。 しかしながら、上記方法によつて得られる樹脂
発泡シートは、そのほとんどが、独立気泡率95%
以上の、いわゆる独立気泡型発泡シートであり、
吸水性がほとんど無く、通気性が低く、弾性率が
大きいため、柔軟性に乏しい等といつた性質のた
め、その用途が制限される場合があつた。 本発明者らは、エチレン系樹脂、発泡剤及びシ
リコーンブロツクコポリマーからなる発泡性組成
物シートに、電離性放射線を照射した後、発泡剤
に分解温度以上に加熱して上記発泡性シートを発
泡せしめる方法において、該シートの実質的に架
橋している箇所のゲル含量が40〜70%となるよう
に電離性放射線を照射することを特徴とする連続
気泡率5〜85%の発泡体シートの製造方法を見出
だした。 本発明によれば、吸水性があり、通気性があ
り、柔軟性に富んだ性質の連続気泡型発泡体を得
ることができる。 即ち、エチレン系樹脂発泡性組成物シートに電
離性放射線を照射して、該シートを70%以下のゲ
ル含量になるように架橋することにより、加熱時
の発泡性シートの流動性を適度に押さえ、かつ、
シリコーンブロツクコポリマーの適度な親油性の
バランスによる効果により、加熱により発泡剤が
分解して発泡が起つたとき、気泡の一部が破泡し
て、気泡は連続気泡型となるのである。 しかし、エチレン系樹脂発泡性組成物シートに
電離性放射線を照射して、該シートの架橋してい
る箇所のゲル含量が70%を超えると、シートを加
熱して発泡させた時、発泡倍率が低くなり、か
つ、ほとんど連続気泡型発泡体にはならず、吸水
をほとんどせず、柔軟性も低下してしまうのであ
る。一方、ゲル含量が低い場合は連続気泡型発泡
体となる。但し、ゲル含量が40%に満たない場合
は、シートを加熱して発泡させた時、樹脂の流動
により、シートが大変形を起こしてしまう場合が
あり、また、発泡体の耐熱性が低くなる事があ
り、好ましくない場合がある。 本発明に使用されるエチレン系樹脂とは、エチ
レンを主成分とする重合体であり、高圧法ポリエ
チレン、低圧法低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸アルキル共重合体、エチレ
ン−αオレフイン系共重合体、その他をいう。 本発明において使用される発泡剤は、発泡温度
が90℃以上のものが望ましい。促進剤あるいは助
剤を併用して分解温度を調節することもできる。
例として次のものが挙げられる。 アゾビスイソブチロニトリル、シアゾカーボン
アミド(助剤入)、P−トルエンスルホニルヒド
ラジド(助剤入)、4,4′−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)(助剤入)、m−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン。 本発明で使用されるシリコーンブロツクコポリ
マーは一般式 又は (上式において、Rは一価の炭化水素基、 Xは−(O)p−(CoH2oO)t−R′ R′はH、アルキル、アリール、アラルキル又
はカルバミル基から選択した基、 Pは0又は1 Yは(CoH2oO)t−R′ mは0から300 nは2から10 sは1から30 qは1から300 tは1から100 又、ここにおいて(CoH2oO)はオキシアルキ
レン基 又はかかる基の混合物である。) から選択されたシリコーンブロツクコポリマーで
ある。 本発明の発泡性組成物の各成分の比率を以下に
示す。 発泡剤は、エチレン系樹脂100重量部に対して、
1〜30重量部必要である。 1重量部未満では、発泡の効果がほとんどなく
30重量部より多いと、発泡時に無駄に大気中に逃
散する発泡剤分解物の量が増えるだけで、効率が
悪い。 シリコーンブロツクコポリマーの量は、0.1〜
5重量部必要である。0.1重量部より少ないと均
一微細な構造の気泡を与える効果がなく、5重量
部より多いとにじみ出しが著しく、発泡体の物性
に悪影響を与え、又、有効に作用しない。 本発明において組成物には必要により、酸化安
定剤、紫外線安定剤、無機充てん剤、顔料、難燃
剤、可塑剤、その他の添加剤あるいは他の樹脂、
ゴム類などを配合することができる。 本発明において発泡性シートを電離性放射線に
よつて照射する方法は公知の方法による。 本発明において架橋した発泡性シートを加熱す
る際の温度は、発泡に必要な温度以上であり、具
体的には約120〜250℃の間である。 本発明において加熱後、発泡体を冷却すること
により、構造が固定化される。 冷却温度は50℃以下が望ましい。 加熱の方法としては、電気などの加熱ガス、鉄
あるいはアルミニウムなどの加熱された金属との
直接あるいは間接の接触、赤外線、バーナ、電熱
などによる外部加熱のほか、高周波加熱などの内
部加熱も適用できる。 さらに、目的により常圧下で加熱することも、
加圧下で加熱することもできる。 以下に実施例を挙げて本発明の説明を行なう。
なお、発泡体の物性は、次のようにして測定し
た。 ゲル含量;発泡体(重量Waグラム)を325メツ
シユの金網(重量Wbグラム)で覆い、トルエ
ンで3時間、ソツクスレー抽出し、抽出残査を
金網ごと、50℃で24時間、真空乾燥し、ひよう
量した(重量Wcグラム)。次式によりゲル含量
xを算出した。 x(wt.%)=100(Wc−Wb)/Wa 見掛け密度;JISK6767によつた。 平均気泡径;JISK6402によつた。 連続気泡率;ASTMD−2856によつた。 最大吸水量;50mm×50mm角の発泡体を50℃で5時
間真空乾燥した後、寸法(体積V)と重量
(Wd)を測定した。この発泡体を水中に浸漬
し、発泡体中のガスが水と出来るだけ置換する
まで指で圧縮、除圧を繰り返した後、発泡体を
水中から取り出し、表面をガーゼでふいてか
ら、ひよう量した(重量Weグラム)。次式によ
り、最大吸水量Qmaxを算出した。 Qmax(g/cm3)=(We−Wd)/V 実施例 1 メルトインデツクス20、酢酸ビニル成分28重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ユニカ
ー製)100部に対し、助剤入りアゾジカーボンア
ミド「セルマイクCAP149」(発泡温度125℃;三
協化成製)10部、(a)式で表わされるシリコーンブ
ロツクコポリマー(日本ユニカー製;1300CS)
1部をバンバリーミキサーで80℃で5分間混練し
た後、ペレツト化した。 (CH3)Si〔O{(CH3)2SiO}3(C2H4O)20(C3H6O)2
5C4H9〕3(a) このペレツトを厚さ1mmのシートに圧縮成形し
たものに日新ハイボルテージ製電子線照射装置
ESP−750(加速電圧750kV)にて空気中でそれぞ
れ、2、4、6および10Mradの電子線を照射し
た。この照射シートを5cm×5cm角に切り、上部
をクリツプで止めて、加熱オーブン中につるし、
4分間加熱後取り出して放冷したところ、次のよ
うな発泡体が得られた。
【表】
実施例 2
メルトインデツクス20、アクリル酸エチル成分
20重量%のエチレン−アクリル酸エチル共重合体
(日本ユニカー製)100部に対し、アゾジカーボン
アミド系発泡剤「セルマイクCAP124」(発泡温
度130℃;三協化成製)10部、(b)式で表わされる
シリコーンブロツクコポリマー(日本ユニカー
製;500CS)1.5部をバンバリーミキサーで80℃
で5分間混練した後、ペレツト化した。 (CH3)Si〔O{(CH3)2SiO}4(C2H4O)15C4H9〕3
(b) このペレツトを厚さ1mmのシートに圧縮成形し
たものに日新ハイボルテージ製電子線照射装置
ESP−750(加速電圧750kV)にて空気中でそれぞ
れ、2、4、6および10Mradの電子線を照射し
た。この照射シートを5cm×5cm角に切り、アル
ミ板にのせ、加熱オーブン中で5分間加熱後取り
出して放冷したところ、次のような発泡体が得ら
れた。
20重量%のエチレン−アクリル酸エチル共重合体
(日本ユニカー製)100部に対し、アゾジカーボン
アミド系発泡剤「セルマイクCAP124」(発泡温
度130℃;三協化成製)10部、(b)式で表わされる
シリコーンブロツクコポリマー(日本ユニカー
製;500CS)1.5部をバンバリーミキサーで80℃
で5分間混練した後、ペレツト化した。 (CH3)Si〔O{(CH3)2SiO}4(C2H4O)15C4H9〕3
(b) このペレツトを厚さ1mmのシートに圧縮成形し
たものに日新ハイボルテージ製電子線照射装置
ESP−750(加速電圧750kV)にて空気中でそれぞ
れ、2、4、6および10Mradの電子線を照射し
た。この照射シートを5cm×5cm角に切り、アル
ミ板にのせ、加熱オーブン中で5分間加熱後取り
出して放冷したところ、次のような発泡体が得ら
れた。
【表】
比較例 1
実施例1と同様にして、シリコーンブロツクコ
ポリマーを添加せずにシート化し、6Mradの電
子線を照射した。この照射シートを5cm×5cm角
に切り、上部をクリツプで止めて、加熱オーブン
中につるし、4分間加熱後取り出して放例したと
ころ、最大吸水量<0.01g/cm3の、独立気泡型発
泡体が得られた。
ポリマーを添加せずにシート化し、6Mradの電
子線を照射した。この照射シートを5cm×5cm角
に切り、上部をクリツプで止めて、加熱オーブン
中につるし、4分間加熱後取り出して放例したと
ころ、最大吸水量<0.01g/cm3の、独立気泡型発
泡体が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン系樹脂100重量部、発泡剤1〜30重
量部及び一般式 又は (上式において、Rは一価の炭化水素基、 Xは、−(O)p−(CoH2oO)t−R′ R′はH、アルキル、アリール、アラルキル又
はカルバミル基から選択した基、 Pは0又は1 Yは(CoH2oO)t−R′ mは0から300 nは2から10 sは1から30 qは1から300 tは1から100 又、ここにおいて(CoH2oO)はオキシアルキ
レンラジカル 又はかかるラジカルの混合物である。) から選択されたシリコーンブロツクコポリマー
0.1〜5重量部からなる発泡性組成物シートに、
電離性放射線を照射した後、発泡剤の分解温度以
上に加熱して上記発泡性シートを発泡せしめる方
法において、該シートの実質的に架橋している箇
所のゲル含量が40〜70%となるように電離性放射
線を照射することを特徴とする連続気泡率5〜85
%の発泡体シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22774685A JPS6289742A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 連続気泡型発泡体シ−トの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22774685A JPS6289742A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 連続気泡型発泡体シ−トの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289742A JPS6289742A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH0535736B2 true JPH0535736B2 (ja) | 1993-05-27 |
Family
ID=16865721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22774685A Granted JPS6289742A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 連続気泡型発泡体シ−トの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6289742A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124632A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-03 | Nippon Yunikaa Kk | 連続気泡型架橋エチレン系樹脂発泡体製造用組成物 |
-
1985
- 1985-10-15 JP JP22774685A patent/JPS6289742A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289742A (ja) | 1987-04-24 |
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