JPH0540347Y2 - - Google Patents

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JPH0540347Y2
JPH0540347Y2 JP1987063483U JP6348387U JPH0540347Y2 JP H0540347 Y2 JPH0540347 Y2 JP H0540347Y2 JP 1987063483 U JP1987063483 U JP 1987063483U JP 6348387 U JP6348387 U JP 6348387U JP H0540347 Y2 JPH0540347 Y2 JP H0540347Y2
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chain
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pulley
belt
link
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用V型ベルト式無段変速機
に使用することができる動力伝達用V型チエーン
ベルトに関する。
〔従来の技術〕
Vベルト型無段変速機として、リンクと、リン
クを無端に連結するピンとを有し、チエーンのリ
ンク間にブロツクを配置し、そのブロツクをプー
リ溝に係合させるチエーンベルト−プーリ式のも
のが知られている。チエーンベルトは一対の可変
溝幅V型プーリ間に配設される。プーリのV溝幅
は連続的に可変であり、無段変速が可能である。
プーリの回転の際にチエーンベルトはその回転数
に応じた一定の時間間隔でプーリ溝と係合するこ
とになるから、一定周期の作動騒音を発生する。
生理学上良く知られている通り、一定周期の音と
人間の耳には極めて不快な騒音となる。この騒音
はピツチノイズと称し、その周波数は、 ヘルト周速/チエーンピツチ によつて表される。ピツチノイズを消音するため
特開昭61−79045号では、ブロツクをピンの間だ
けではなくピン部にも配置したものを提案してい
る。そのため、ブロツクの間の距離が短縮され、
ブロツクがプーリ溝に噛み込む頻度を増やし、騒
音の平準化を狙つたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来構造(第21図)のものではピン100の
ところに設けたブロツク101と、ピン100の
間のブロツク102とにより隣接するブロツク間
の間隔を小さくし、ピツチノイズの抑制を図つた
ものである。ところが、プーリ回転軸の軸芯を中
心としピン100のところを通過する円弧と隣接
するピン100の中心を結ぶ直線との間にはΔの
差が存在する。そのため、ピン100の間のブロ
ツク102をプーリ溝に接触させるにはピン上の
ブロツク101とでその幅寸法に違いを持たせる
必要がある。そして、Δの値はプーリに対するベ
ルトの掛かり径Rにより変化し一定ではない。例
えば、第21図の状態よりベルト掛かり径が大き
くなれば、Δは小さくなり、ピン間のブロツク1
02はプーリ溝とは接触しなくなつてしまう。即
ち、中間のブロツク102をプーリ溝に接触させ
られるのは特定のベルト掛かり径のときに限定さ
れるため、騒音抑制機能が得られるのはこの特定
のベルト掛かり径のときだけであり、他の掛かり
径のときは騒音抑制機能は得られない。
この考案は無段変速機においてプーリ溝に対す
るベルトの掛かり径に関わりなく騒音抑制機能が
得られるようにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案によれば、(a)リンクと、(b)該リンクを
長手方向に連結するピンによつて無端状に連結さ
れ、互いに位相がずれて並列配置される複数のチ
エーン列と、(c)該それぞれのチエーン列を構成す
るピン位置の中間に配され、各チエーン列のうち
一方のチエーン列を挿通可能で且つ該一方のチエ
ーン列を構成するリンクとのみ長手方向において
係合可能に形成される係合部と、他方のチエーン
列側に延出するように形成されプーリからの挟持
力を受けると共に、他方のチエーン列とは長手方
向において非係合状態となる梁部とを有した複数
のブロツクと、からなることを特徴とする動力伝
達用V型チエーンベルトが提供される。
〔実施例〕
以下この考案を車両用の無段変速機に応用した
としたときについて説明する。第20図はこの考
案の無段変速機を備えた車両の伝動システムの全
体図で、無段変速機1はプーリ2及び3と、プー
リ2及び3を連結するチエーンベルト4とから構
成される。5は内燃機関、6はクラツチ、7はデ
イフアレンシヤル機構、8は車輪である。プーリ
2は軸方向可動プーリ部材2aと不動プーリ部材
2bとから成る。可動プーリ部材2aの回転軸は
クラツチ6を介し内燃機関5のクランク軸に連結
される。第2プーリ3は第1プーリ2と同様の構
造を持ち、可動プーリ部材3aと不動プーリ部材
3bとから成る。第1プーリ部材3aの回転軸は
デイフアレンシヤル機構7を介して車輪8に連結
される。これらの可動プーリ部材2aと不動プー
リ部材2bとの間の間隔及び可動プーリ部材3a
と不動プーリ部材3bとの間の間隔は図示しない
手段により連続制御が可能であり、これによりプ
ーリ溝幅が連続可変である。そのため、ベルト4
が係合するときのプーリ2及び3の半径位置を一
方が大きくなるときは他方が小さくなるように連
続的に変化させることができ、無段変速が可能と
なる。
この考案によれば、チエーンベルト4は第1の
チエーン4−1と第2のチエーン4−2との2列
のチエーンを有している(第3図)。夫々の列の
チエーン4−1,4−2は第1図に示すようにリ
ンク10とピン12とから成る。ピン12により
リンク10が無端に連結されチエーンが構成され
る。第6図に示すようにリンク10は一対のピン
孔16を有し、その中心間の間隔pがチエーンの
1ピツチとなつている。リンク16はその上面に
一つの鍔部18を有する。20はブロツクであ
り、各チエーン4−1,4−2において隣接する
ピン12間に配置される。第4図に示すように各
ブロツク20はベルトがプーリに係合したときに
おける半径内部及び外部の梁22及び24と左右
の柱部26,28とを有し、これらにより窓部3
0が形成される。窓部30に一つのチエーン4−
1又は4−2の一つのリンク節のリンク10が方
向を交互に逆にして鍔部18が外側の梁24を挟
みつつ係合するように挿入される。その結果、ブ
ロツク20は交互の鍔部18により挟まれ、プー
リ2,3からのスラスト力がブロツク20を介し
てリンク18に伝達される(第1図参照)。第4
図において、ブロツク20の縁部33はV型プー
リ溝の一方の内面1′(第20図)に係合する。
そして、窓部30は一つのプーリのチエーンの隣
接するリンク18の収容するのみの幅lを持つて
おり、下側の梁22のみが窓部30を超えて延び
ており、その端面34がプーリ溝の反対側の内面
1″(第20図)に係合するようになつている。
第2図参照。
第3図に示すように二列のチエーンの4−1と
4−2とは位相が違つて(チエーンのピツチpの
半分)設けられ、一方の列のチエーン4−1又は
4−2のピン12が他方の列のチエーン4−2又
は4−1のピン12の間に位置している。そし
て、一方の列のチエーン4−1又は4−2のブロ
ツク20は他方の列のチエーン4−2又は4−1
のピン12と干渉しないように対抗するプーリ溝
の内面に1′又は1″に向かつて延びている(第4
図)。そして、第6図に示すようにリンク18は
その片側のみに鍔部18が設けられ、下側には鍔
部が存在しないので、第10図に示すように一方
のチエーン列4−1又は4−2の内側の梁部22
は反対側のチエーン列4−2又は4−1のピン1
2に邪魔されることなく対抗するプーリ溝内面に
係合することができる。第8図に示すようにピン
12の頭部12aは径が拡大したフランジ部を呈
しており、この頭部12aはブロツク20の中心
部側に位置している。そのため、2列のチエーン
4−1及びチエーン4−2並びにブロツク20よ
り成るベルトを組立た状態においてピン12の抜
け止め機能が得られる。
この考案のチエーン・ベルトの組立時第9図に
示すように夫々の列のチエーン4−1及び4−2
が組立られる。即ち、一つのリンク節についてい
うと必要な枚数のリンク10がブロツク29の窓
30に交互に鍔24が上側の梁22を挟むように
挿入され、ピン12により無端に連結され、チエ
ーンが構成される。このようにして構成された
夫々のチエーン4−1,4−2は位相を半ピツチ
ずらして第9図の矢印の方向より幅方向より重ね
合わせられ、これによりチエーン・ベルト4が構
成される。完成状態では第2図、第10図で示す
ように一方のチエーンのブロツク20の梁部22
は他方のチエーンのピン12の下側に位置し、干
渉することはない。
以上述べた実施例においてチエーン・ベルトが
プーリを巡るときブロツク20はプーリ溝に係合
するが、そのときのスラストは鍔部18及びリン
ク10を介してチエーン4−1,4−2の一方に
加わる。即ち、ブロツク20はプーリ溝にプーリ
掛かり径の如何に関わらず係合する。チエーンの
他方は、ピン12はブロツク20の形状の工夫に
よりブロツク20と干渉することがない。即ち、
左右2列のチエーンを設けその位相をずらせるこ
とで、ベルト掛かり径の如何に関わらずトルクは
ブロツクよりその2列のチエーンに交互に伝達さ
れる。その結果、ブロツクの間隔を短縮すること
ができベルト掛かり径の如何に関わらず騒音を抑
えることができる。
これに対し、従来技術では第21図に示すよう
に、中間のブロツク102はピン100が描く円
弧に乗つていないため、プーリに係合させるには
その幅を他のブロツク101の幅と違えなければ
ならず、かつ幅を違えてもプーリ溝と係合させら
れるのは特定のベルト掛かり径のときのみであつ
たため有効な騒音対策とはならなかつた。この考
案では、左右に位相が異なる2列のチエーンを設
けそれを交互に動力伝達に寄与させるこで、従来
技術の中間のブロツクに相当するブロツクを常に
プーリ溝に係合させることができ、プーリの掛か
り径にかかわらず騒音の発生を良好に抑制するこ
とができる。そして、ブロツクの幅を2種に変え
る必要もない。
〔考案の効果〕
この考案では夫々がチエーンとピンにより構成
される2列のチエーンを設け、その2列のチエー
ンの位相を異ならせ、ブロツクはプーリの係合に
より発生するスラストを一方のチエーンに伝達す
る第1の部分と、他方のチエーンのピンとは干渉
させないような形状の第2の部分とを備えてい
る。ブロツク間のピツチは従来の半分となり、か
つブロツクをプーリ溝にベルトの掛かり径に関わ
らず係合維持することができる。そのため、プー
リの作動状態に関わらずその騒音を縮減すること
が実現される。加えて、本考案の構造では、一つ
のブロツク20は一つの左右のチエーンのうちの
一方のみを支持し、他方のチエーンの支持には関
与しておらず、いわば左右独立支持方式となつて
いる。このような左右独立支持方式により左右の
チエーンの位相の変化に係わらずチエーンがプー
リと噛み合いを行う際のチエーンの円滑な動きを
得ることができる。即ち、チエーンがプーリに係
合する際にチエーンは剛体としてのリンクをピン
で連結した構成となつているため多角形運動を行
うが、二つのチエーンの位相が異なつていても、
各チエーンが夫々の専用のブロツクで支持され、
一方のチエーンを支持するブロツクは他方のチエ
ーンの支持には関与していないため、チエーンが
プーリが係合する際の各チエーンの異なつた多角
形運動が相互に影響されなく行い得るためチエー
ンの円滑な動きが確保され、不安定な挙動が発生
する恐れがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のチエーン・ベルトの側面
図。第2図は第1図の−線に沿う図。第3図
はこの考案のチエーン・ベルトの上面図。第4図
はブロツクの正面図。第5図はブロツクの側面
図。第6図はリンクの正面図。第7図はリンクの
側面図。第8図はピンの側面図。第9図は2列の
チエーンよりのベルトの組立を説明する図。第1
0図は第1実施例のチエーン・ベルトの組立状態
を説明する斜視図。第11図はこの考案のチエー
ン・ベルトを備えた無段変速機付の車両伝動シス
テム全体図。第12図は従来のチエーン・ベルト
の作動を模式的に説明する側面図。 4……チエーン・ベルト、4−1,4−2……
チエーン、10……リンク、12……ピン、18
……鍔部、20……ブロツク、30……窓部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 (a)リンクと、(b)該リンクを長手方向に連結す
    るピンによつて無端状に連結され、互いに位相
    がずれて並列配置される複数のチエーン列と、
    (c)該それぞれのチエーン列を構成するピン位置
    の中間に配され、各チエーン列のうち一方のチ
    エーン列を挿通可能で且つ該一方のチエーン列
    を構成するリンクとのみ長手方向において係合
    可能に形成される係合部と、他方のチエーン列
    側に延出するように形成されプーリからの挟持
    力を受けると共に、他方のチエーン列とは長手
    方向において非係合状態となる梁部とを有した
    複数のブロツクと、からなることを特徴とする
    動力伝達用V型チエーンベルト。 2 前記リンクは少なくとも外周側に突出する鍔
    部を有し、該鍔部によつて前記ブロツクの係合
    部と長手方向に係合され該ブロツクからの動力
    を受け止めるように形成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲1に記載の動力
    伝達用V型チエーンベルト。 3 前記ピンの一端にリンクへの挿入部より径の
    拡大したフランジ部を有した実用新案登録請求
    の範囲2に記載の動力伝達用V型チエーンベル
    ト。 4 前記ブロツクの梁部は、他方のチエーン列を
    側方から挿通可能に開口形成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲1に記載の
    動力伝達用V型チエーンベルト。
JP1987063483U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0540347Y2 (ja)

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JPS63170635U JPS63170635U (ja) 1988-11-07
JPH0540347Y2 true JPH0540347Y2 (ja) 1993-10-13

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