JPH0542492B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0542492B2 JPH0542492B2 JP8644623A JP4462386A JPH0542492B2 JP H0542492 B2 JPH0542492 B2 JP H0542492B2 JP 8644623 A JP8644623 A JP 8644623A JP 4462386 A JP4462386 A JP 4462386A JP H0542492 B2 JPH0542492 B2 JP H0542492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum alloy
- foil
- formability
- aluminum
- strength
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
産業上の利用分野
この発明は、例えば食品が化粧品の包装容器あ
るいは電子部品等に単体であるいはラミネート箔
として使用されるアルミニウム合金箔、特に成形
性に優れたアルミニウム合金箔に関する。 従来の技術及び問題点 上記のような用途に使用されるアルミニウム合
金箔としては従来、圧延性の良い例えば1N30合
金等の純アルミニウムや、あるいは8011合金を素
材とするものが一般的であつた。そしてこれらア
ルミニウム合金箔の上記包装器等への成形は、一
般に深絞り加工により行われていた。 ところが最近では、成形加工方式が深絞り加工
から生産性に優れた張出し加工へと移行してきて
おり、しかもコスト面からアルミニウム箔の薄肉
化が要請されるようになつてきている。しかるに
従来のアルミニウム合金箔では、延性に劣り張出
し加工に際して充分な張出し高さに成形すること
が困難であるのみならず、強度の点でも問題があ
り、薄肉化の要請にも充分対処することができな
かつた。 一方、結晶粒を微細化して延性、強度を向上す
るために、Fe含有量の多い8079合金を用いたり、
CAL(連続焼鈍炉)等を使用した急速焼鈍の実施
がなされているが、807合金で急速焼鈍を実施す
ると逆に結晶粒の粗大化現象を生じ、却つて延性
ひいては成形性を劣化させる場合があるというよ
うな問題があつた。 この発明はこのような背景のもとになされたも
のであつて、強度が高く、成形性の優れたアルミ
ニウム合金箔の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段 而してこの発明は、Fe:0.7〜2.0wt%、Mn:
0.05〜0.2wt%を含み、残部がアルミニウム及び
不可避不純物からなることを特徴とする成形性に
優れたアルミニウム合金箔を要旨とするものであ
る。 上記アルミニウム合金箔の組成において、Fe
は再結晶粒の微細化に効果を有するものである
が、0.7wt%未満ではその効果に乏しく、逆に
2.0wt%を超えて含有されると粗大化合物の増大
を来たし延性を低下させる。Feの望ましい含有
量は1.0〜1.5wt%の範囲である。 MnはFeの固溶限を少なくし、結晶粒の微細化
を助長する効果があるとともに、急速焼鈍時の結
晶粒粗大化防止に有効である。また箔の強度の向
上にも寄与するものである。Mnが0.05wt%未満
ではこれらの効果に乏しく、逆に0.2wt%を超え
るとn値(加工硬化係数)が低下し、延性(一様
伸び)の低下を派生する。 なおアルミニウム合金中の不可避不純物は少な
い方が好ましいが、Siは0.2wt%程度まで、他の
元素は0.05wt%程度までそれ等の含有が許容され
る。 上記のアルミニウム合金箔の製造は、一般的に
は、アルミニウム合金鋳塊に熱間圧延、箔圧延を
含む冷間圧延、最終焼鈍の各必須工程を順次的に
実施することにより行うが、必要に応じて冷間圧
延の途中、すなわち1次冷間圧延と2次冷間圧延
との間で中間焼鈍を施したり、熱間圧延前に均質
化処理を施すことも行われる。 発明の効果 この発明による限定組成のアルミニウム合金箔
は、後述の実施例によつても明らかなように、結
晶粒が微細で強度、伸びが高く、成形性に更に一
層優れたものとなる。従つて該箔の実用に際して
の一層の薄肉化を可能とし、コストダウンに貢献
しうるとともに、成形性の向上により箔単体であ
るいはラミネート材の素材として成形可能な範囲
を増大し、食品や化粧品の包装容器や電子部品等
への適用可能な範囲を拡大しうる。 実施例 次にこの発明の実施例を比較例との対比におい
て示す。 第1表に示す各種組成のAl―Fe―Mn合金を常
法により鋳塊に製造したのち、580℃×10時間の
均質化処理を施した。次いで、これらの鋳塊を厚
ま4mmまで熱間圧延したのち、厚さ0.6mmまで1
次冷間圧延を施し、続いて400℃×1時間の中間
焼鈍を行つた。さらにその後、各試料を厚さ0.05
mmまで2次間圧延を施したのち、370℃×1時間
で最終焼鈍を施した。
るいは電子部品等に単体であるいはラミネート箔
として使用されるアルミニウム合金箔、特に成形
性に優れたアルミニウム合金箔に関する。 従来の技術及び問題点 上記のような用途に使用されるアルミニウム合
金箔としては従来、圧延性の良い例えば1N30合
金等の純アルミニウムや、あるいは8011合金を素
材とするものが一般的であつた。そしてこれらア
ルミニウム合金箔の上記包装器等への成形は、一
般に深絞り加工により行われていた。 ところが最近では、成形加工方式が深絞り加工
から生産性に優れた張出し加工へと移行してきて
おり、しかもコスト面からアルミニウム箔の薄肉
化が要請されるようになつてきている。しかるに
従来のアルミニウム合金箔では、延性に劣り張出
し加工に際して充分な張出し高さに成形すること
が困難であるのみならず、強度の点でも問題があ
り、薄肉化の要請にも充分対処することができな
かつた。 一方、結晶粒を微細化して延性、強度を向上す
るために、Fe含有量の多い8079合金を用いたり、
CAL(連続焼鈍炉)等を使用した急速焼鈍の実施
がなされているが、807合金で急速焼鈍を実施す
ると逆に結晶粒の粗大化現象を生じ、却つて延性
ひいては成形性を劣化させる場合があるというよ
うな問題があつた。 この発明はこのような背景のもとになされたも
のであつて、強度が高く、成形性の優れたアルミ
ニウム合金箔の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段 而してこの発明は、Fe:0.7〜2.0wt%、Mn:
0.05〜0.2wt%を含み、残部がアルミニウム及び
不可避不純物からなることを特徴とする成形性に
優れたアルミニウム合金箔を要旨とするものであ
る。 上記アルミニウム合金箔の組成において、Fe
は再結晶粒の微細化に効果を有するものである
が、0.7wt%未満ではその効果に乏しく、逆に
2.0wt%を超えて含有されると粗大化合物の増大
を来たし延性を低下させる。Feの望ましい含有
量は1.0〜1.5wt%の範囲である。 MnはFeの固溶限を少なくし、結晶粒の微細化
を助長する効果があるとともに、急速焼鈍時の結
晶粒粗大化防止に有効である。また箔の強度の向
上にも寄与するものである。Mnが0.05wt%未満
ではこれらの効果に乏しく、逆に0.2wt%を超え
るとn値(加工硬化係数)が低下し、延性(一様
伸び)の低下を派生する。 なおアルミニウム合金中の不可避不純物は少な
い方が好ましいが、Siは0.2wt%程度まで、他の
元素は0.05wt%程度までそれ等の含有が許容され
る。 上記のアルミニウム合金箔の製造は、一般的に
は、アルミニウム合金鋳塊に熱間圧延、箔圧延を
含む冷間圧延、最終焼鈍の各必須工程を順次的に
実施することにより行うが、必要に応じて冷間圧
延の途中、すなわち1次冷間圧延と2次冷間圧延
との間で中間焼鈍を施したり、熱間圧延前に均質
化処理を施すことも行われる。 発明の効果 この発明による限定組成のアルミニウム合金箔
は、後述の実施例によつても明らかなように、結
晶粒が微細で強度、伸びが高く、成形性に更に一
層優れたものとなる。従つて該箔の実用に際して
の一層の薄肉化を可能とし、コストダウンに貢献
しうるとともに、成形性の向上により箔単体であ
るいはラミネート材の素材として成形可能な範囲
を増大し、食品や化粧品の包装容器や電子部品等
への適用可能な範囲を拡大しうる。 実施例 次にこの発明の実施例を比較例との対比におい
て示す。 第1表に示す各種組成のAl―Fe―Mn合金を常
法により鋳塊に製造したのち、580℃×10時間の
均質化処理を施した。次いで、これらの鋳塊を厚
ま4mmまで熱間圧延したのち、厚さ0.6mmまで1
次冷間圧延を施し、続いて400℃×1時間の中間
焼鈍を行つた。さらにその後、各試料を厚さ0.05
mmまで2次間圧延を施したのち、370℃×1時間
で最終焼鈍を施した。
【表】
上記により得られた各箔材につき、結晶粒径、
引張強さ、伸びを調べるとともに、張出し加工を
施して張出し高さを調べ、成形性を評価した。な
お張出し高さはポンチ径50mm、ダイス径57mm、ポ
ンチ速度75mm/分の加工条件での破断までの成形
高さで示した。その結果を第2表に示す。
引張強さ、伸びを調べるとともに、張出し加工を
施して張出し高さを調べ、成形性を評価した。な
お張出し高さはポンチ径50mm、ダイス径57mm、ポ
ンチ速度75mm/分の加工条件での破断までの成形
高さで示した。その結果を第2表に示す。
【表】
上記結果から明らかなように、本発明のアルミ
ニウム合金箔は、その条件を逸脱する比較例のも
のに較べ、強度、成形性いずれにも優れ、また結
晶粒も微細であることがわかる。
ニウム合金箔は、その条件を逸脱する比較例のも
のに較べ、強度、成形性いずれにも優れ、また結
晶粒も微細であることがわかる。
Claims (1)
- 1 Fe:0.7〜2.0wt% Mn:0.05〜0.2wt%を含
み、残部がアルミニウム及び不可避不純物からな
ることを特徴とする成形性に優れたアルミニウム
合金箔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4462386A JPS62149838A (ja) | 1985-12-24 | 1986-02-28 | 成形性に優れたアルミニウム合金箔 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29558285A JPS62149857A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 成形性に優れたアルミニウム合金箔の製造方法 |
| JP4462386A JPS62149838A (ja) | 1985-12-24 | 1986-02-28 | 成形性に優れたアルミニウム合金箔 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29558285A Division JPS62149857A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 成形性に優れたアルミニウム合金箔の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62149838A JPS62149838A (ja) | 1987-07-03 |
| JPH0542492B2 true JPH0542492B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=26384570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4462386A Granted JPS62149838A (ja) | 1985-12-24 | 1986-02-28 | 成形性に優れたアルミニウム合金箔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62149838A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62250143A (ja) * | 1986-04-21 | 1987-10-31 | Showa Alum Corp | 包装用アルミニウム合金箔 |
| US6533877B1 (en) | 1998-02-18 | 2003-03-18 | Alcan International Limited | Process of manufacturing high strength aluminum foil |
| JP2012052158A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Toyo Aluminium Kk | アルミニウム箔と容器 |
| JP5917807B2 (ja) * | 2011-02-02 | 2016-05-18 | 東洋アルミニウム株式会社 | 包装材料 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3571910A (en) * | 1967-08-11 | 1971-03-23 | Reynolds Metals Co | Method of making wrought aluminous metal articles |
| JPS5118362A (ja) * | 1974-08-07 | 1976-02-13 | Sanyo Electric Co | Gyoshufujobunrisochi |
| JPS528244A (en) * | 1975-07-09 | 1977-01-21 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Floating wave power plant with propeller turbine |
| JPS55122603A (en) * | 1979-03-15 | 1980-09-20 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Kk | Manufacture of aluminum foil |
| JPS57155340A (en) * | 1981-03-20 | 1982-09-25 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Al alloy for fin of heat exchanger excellent in workability |
| JPS57164951A (en) * | 1981-04-02 | 1982-10-09 | Toyo Alum Kk | Aluminum product and its manufacture |
| JPS60145346A (ja) * | 1984-01-09 | 1985-07-31 | Kobe Steel Ltd | 引裂き強度の低いアルミニウム合金薄板 |
| JPS61170549A (ja) * | 1985-01-25 | 1986-08-01 | Sukai Alum Kk | アルミニウム箔地の製造方法 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4462386A patent/JPS62149838A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62149838A (ja) | 1987-07-03 |
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