JPH0546471B2 - - Google Patents
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- JPH0546471B2 JPH0546471B2 JP60205110A JP20511085A JPH0546471B2 JP H0546471 B2 JPH0546471 B2 JP H0546471B2 JP 60205110 A JP60205110 A JP 60205110A JP 20511085 A JP20511085 A JP 20511085A JP H0546471 B2 JPH0546471 B2 JP H0546471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- seal lip
- thread groove
- cylindrical body
- thread
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は同心に組合わされた二回転部材間を密
封するのに用いられる回転オイルシール、特にシ
ール面にねじ溝を設けたシールリツプを有するオ
イルシール及びその製造方法に関する。
封するのに用いられる回転オイルシール、特にシ
ール面にねじ溝を設けたシールリツプを有するオ
イルシール及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
従来この種のオイルシールとしては、たとえば
第8図に示すようなものがある(米国特許第
3985487号明細書)。すなわち、100は板状の四フ
ツ化エチレン樹脂(以下PTFEという)によつて
成形された樹脂製のシールリツプであり、基端部
101がハウジング102内周に嵌合される支持
部材103に組付けられている。シールリツプ1
00は回転軸104に向つて傾斜して延びてお
り、その先端部が回転軸104に摺接してシール
部105が形成されている。このシールリツプ1
00の大気側側面にはリツプ先端から所定幅だけ
ねじ溝106が設けられており、回転軸104と
シールリツプ100との相対回転に伴うねじポン
プ作用によりシール部105から大気側に漏れ出
す流体を密封流体側に押し戻してシール性を向上
させていた。
第8図に示すようなものがある(米国特許第
3985487号明細書)。すなわち、100は板状の四フ
ツ化エチレン樹脂(以下PTFEという)によつて
成形された樹脂製のシールリツプであり、基端部
101がハウジング102内周に嵌合される支持
部材103に組付けられている。シールリツプ1
00は回転軸104に向つて傾斜して延びてお
り、その先端部が回転軸104に摺接してシール
部105が形成されている。このシールリツプ1
00の大気側側面にはリツプ先端から所定幅だけ
ねじ溝106が設けられており、回転軸104と
シールリツプ100との相対回転に伴うねじポン
プ作用によりシール部105から大気側に漏れ出
す流体を密封流体側に押し戻してシール性を向上
させていた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし斯かる従来例の場合には、ねじ溝106
がシールリツプ100のリツプ先端から大気側に
かけてシール面107全長にわたつて連続して設
けられ、ねじ溝106を介して密封流体側と大気
側とが連通しているので、シールリツプ100と
回転軸104との相対回転時にはねじポンプ作用
が働くものの静止時にはねじ溝106伝つて密封
流体Oが大気側に漏れるという問題があつた。
がシールリツプ100のリツプ先端から大気側に
かけてシール面107全長にわたつて連続して設
けられ、ねじ溝106を介して密封流体側と大気
側とが連通しているので、シールリツプ100と
回転軸104との相対回転時にはねじポンプ作用
が働くものの静止時にはねじ溝106伝つて密封
流体Oが大気側に漏れるという問題があつた。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ね
じポンプ機能を保持しつつ静止時の流体の漏れを
防止し得るオイルシールを提供すると共に、合わ
せてその簡易な製造方法を提供することにある。
また別の目的として、非柔軟性である樹脂製の板
状のシールリツプに回転軸等の回転部材の偏心に
対する追随性を生じさせるオイルシールおよびそ
の製造方法を提供する。
になされたもので、その目的とするところは、ね
じポンプ機能を保持しつつ静止時の流体の漏れを
防止し得るオイルシールを提供すると共に、合わ
せてその簡易な製造方法を提供することにある。
また別の目的として、非柔軟性である樹脂製の板
状のシールリツプに回転軸等の回転部材の偏心に
対する追随性を生じさせるオイルシールおよびそ
の製造方法を提供する。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明のオイルシ
ールにあつては、全長にわたつてねじ溝を備えた
樹脂製で板状のシールリツプのシール面にねじ無
し領域を設けると共に、上記ねじ溝の深さを上記
支持部材側に向つて深くしたものから成つてい
る。
ールにあつては、全長にわたつてねじ溝を備えた
樹脂製で板状のシールリツプのシール面にねじ無
し領域を設けると共に、上記ねじ溝の深さを上記
支持部材側に向つて深くしたものから成つてい
る。
また本発明のオイルシールの製造方法にあつて
は、樹脂製の円筒体の端面を、該円筒体の中心軸
線と直交する軸線に対して所定角度だけ傾斜して
切断して形成したテーパ面とし、該テーパ面に、
ねじ切り手段により螺旋状のねじ溝を一部にねじ
無し領域を残して刻設するねじ切り工程と、上記
円筒体の端部を所定幅で切断して環状でテーパ面
を有するテーパ形状の板状のシールリツプを形成
する工程と、上記シールリツプのねじ溝を設けた
側をシール面として支持部材に組付ける工程とか
ら成り、上記所定角度を、ねじ切り工程によつて
刻設されるねじ溝の深さが上記支持部材側に向つ
て深くなるように設定している。
は、樹脂製の円筒体の端面を、該円筒体の中心軸
線と直交する軸線に対して所定角度だけ傾斜して
切断して形成したテーパ面とし、該テーパ面に、
ねじ切り手段により螺旋状のねじ溝を一部にねじ
無し領域を残して刻設するねじ切り工程と、上記
円筒体の端部を所定幅で切断して環状でテーパ面
を有するテーパ形状の板状のシールリツプを形成
する工程と、上記シールリツプのねじ溝を設けた
側をシール面として支持部材に組付ける工程とか
ら成り、上記所定角度を、ねじ切り工程によつて
刻設されるねじ溝の深さが上記支持部材側に向つ
て深くなるように設定している。
(実施例)
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。本発明の一実施例に係るオイルシールを示す
第1図において、1はシールリツプ2を備えた外
周金属形のオイルシールで、シールリツプ2はた
とえばPTFE等の樹脂板により成形されており、
その基端部2aがハウジング3内周に固着される
支持部材4に組付けられている。支持部材4はた
とえばハウジング3に嵌合される外筒5と外筒5
内周に嵌合される内筒6とから成り、外筒5側縁
の大気側フランジ5aと内筒6側縁の大気側フラ
ンジ6aとの間にシールリツプ2基端部2aを挟
圧して外筒5の密封流体側(図中右側)の側縁を
かしめて組付けられている。
る。本発明の一実施例に係るオイルシールを示す
第1図において、1はシールリツプ2を備えた外
周金属形のオイルシールで、シールリツプ2はた
とえばPTFE等の樹脂板により成形されており、
その基端部2aがハウジング3内周に固着される
支持部材4に組付けられている。支持部材4はた
とえばハウジング3に嵌合される外筒5と外筒5
内周に嵌合される内筒6とから成り、外筒5側縁
の大気側フランジ5aと内筒6側縁の大気側フラ
ンジ6aとの間にシールリツプ2基端部2aを挟
圧して外筒5の密封流体側(図中右側)の側縁を
かしめて組付けられている。
シールリツプ2はその基端部2aから密封流体
側に延びており、リツプ先端部がハウジング3と
相対回転する(本実施例ではハウジング3が固定
で軸7が回転する)回転軸7表面に密封接触して
シール部8を形成している。
側に延びており、リツプ先端部がハウジング3と
相対回転する(本実施例ではハウジング3が固定
で軸7が回転する)回転軸7表面に密封接触して
シール部8を形成している。
すなわちシールリツプ2の内径は回転軸7外径
よりも小になつており、回転軸7に組付けた際に
リツプ先端部2bが拡径され、リツプ先端部2b
の先端から所定幅の部分が軸表面に接触してシー
ル面10となつている。このシールリツプ2のシ
ール面10にはねじ溝9が刻設されている。ねじ
溝9のリツプ先端側の始端は、リツプ先端から所
定幅Lだけ大気側から形成され、リツプ先端から
ねじ溝9始端までの領域がねじ無し領域10aと
なつている。したがつてシール面10はねじ無し
領域10aにおいては回転軸7表面に全周にわた
つて隙間なく密着している。ねじ溝9の終端はシ
ールリツプ2のシール面10から大気側側面1
0′の基端部2a付近まで延びてそして、ねじ溝
9の深さは支持部材4側に向つて、すなわち基端
部2aの方に向つて深くなつている。
よりも小になつており、回転軸7に組付けた際に
リツプ先端部2bが拡径され、リツプ先端部2b
の先端から所定幅の部分が軸表面に接触してシー
ル面10となつている。このシールリツプ2のシ
ール面10にはねじ溝9が刻設されている。ねじ
溝9のリツプ先端側の始端は、リツプ先端から所
定幅Lだけ大気側から形成され、リツプ先端から
ねじ溝9始端までの領域がねじ無し領域10aと
なつている。したがつてシール面10はねじ無し
領域10aにおいては回転軸7表面に全周にわた
つて隙間なく密着している。ねじ溝9の終端はシ
ールリツプ2のシール面10から大気側側面1
0′の基端部2a付近まで延びてそして、ねじ溝
9の深さは支持部材4側に向つて、すなわち基端
部2aの方に向つて深くなつている。
上記構成のオイルシールにあつては、回転軸7
とシールリツプ2との相対回転時にはシール部8
のねじ無し領域10aから大気側に漏れる流体O
はねじ無し領域10aに続くねじ溝9のねじポン
プ作用により密封流体側に押し戻されて流体の漏
れが防止される。さらに回転軸7とシールリツプ
2が相対的に静止している場合には、大気側と密
封流体側とがねじ無し領域10aにより遮断され
ているので流体の漏れが防止また、ねじ溝9の深
さが支持部材4側に向つて深くしているので、非
柔軟性の樹脂製のシールリツプ2は撓み易くなる
ため、柔軟性を持ち、回転軸7の偏心に対する追
随性を生じさせることができる。
とシールリツプ2との相対回転時にはシール部8
のねじ無し領域10aから大気側に漏れる流体O
はねじ無し領域10aに続くねじ溝9のねじポン
プ作用により密封流体側に押し戻されて流体の漏
れが防止される。さらに回転軸7とシールリツプ
2が相対的に静止している場合には、大気側と密
封流体側とがねじ無し領域10aにより遮断され
ているので流体の漏れが防止また、ねじ溝9の深
さが支持部材4側に向つて深くしているので、非
柔軟性の樹脂製のシールリツプ2は撓み易くなる
ため、柔軟性を持ち、回転軸7の偏心に対する追
随性を生じさせることができる。
上記実施例においてはねじ無し領域10aをシ
ールリツプ2先端に設けたが、シール面10のう
ちの一部がねじ無し領域となつていればよい。
ールリツプ2先端に設けたが、シール面10のう
ちの一部がねじ無し領域となつていればよい。
つぎに本発明のオイルシールの製造方法につい
て第2図を参照して説明する。図において11は
PTFE等の樹脂円筒体であり、施盤等にその中心
軸線を中心に回転自在に取付けられている。この
樹脂円筒体11の外周には樹脂円筒体11の端部
を板状に切り出す切削手段12と、端面に螺旋状
のねじ溝を刻設するねじ切り手段13とが配設さ
れている。切削手段12による切削は、樹脂円筒
体11の中心軸線(以下X軸という)と直交する
軸線(以下Y軸という)に対して角度αだけ傾斜
したA線方向に沿つて樹脂円筒体11の外周側か
ら半径方向内方に向つて切削するようになつてお
り、樹脂円筒体11の端面は内径側に角度αだけ
傾斜するテーパ面となつている。ねじ切り手段1
3は上記Y軸方向に沿つて樹脂円筒体11の内周
側から外周側に向つて移動するようになつてい
る。
て第2図を参照して説明する。図において11は
PTFE等の樹脂円筒体であり、施盤等にその中心
軸線を中心に回転自在に取付けられている。この
樹脂円筒体11の外周には樹脂円筒体11の端部
を板状に切り出す切削手段12と、端面に螺旋状
のねじ溝を刻設するねじ切り手段13とが配設さ
れている。切削手段12による切削は、樹脂円筒
体11の中心軸線(以下X軸という)と直交する
軸線(以下Y軸という)に対して角度αだけ傾斜
したA線方向に沿つて樹脂円筒体11の外周側か
ら半径方向内方に向つて切削するようになつてお
り、樹脂円筒体11の端面は内径側に角度αだけ
傾斜するテーパ面となつている。ねじ切り手段1
3は上記Y軸方向に沿つて樹脂円筒体11の内周
側から外周側に向つて移動するようになつてい
る。
ねじ切り手段13によるねじ切り工程にあつて
は、ねじ切り手段13先端の刃先の位置を樹脂円
筒体11の中心軸線方向の内周端縁位置と外周端
縁位置との間に位置決めして、Y軸方向に等速に
移動させる。移動させるにつれ樹脂円筒体11端
面の内周端から所定幅だけ進んだ位置でねじ切り
手段13の刃先が樹脂円筒体11端面に当接して
ねじを切り始め、樹脂円筒体11の回転とねじ切
り手段13の移動が相俟つて螺旋状に一条ねじ溝
9が刻設され、所定幅だけねじ溝9を刻設した後
ねじ切り手段13を樹脂円筒体11端面から離し
てねじ切りが終了する。この結果樹脂円筒体11
端面には内周端縁から所定幅だけねじ無し領域1
0aが自動的に形成され、それに続いて所定幅だ
けねじ溝9が形成されることになる。ねじ溝9は
角度αだけ傾斜したテーパ面となつていることか
ら第3図に示すように内径側は浅く外径側に向つ
て深く刻設される。上記ねじ無し領域10aの幅
は、上記ねじ切り手段13のX軸位置を樹脂円筒
体11端面側に近づければねじ溝9の切り始めが
早くなるので狭く、遠ざければねじ溝9の切り始
めが遅くなるので広くなり、容易に調整すること
ができる。なおねじ切り手段13を複数使用すれ
ば複数条のねじ溝9を形成することができる。
は、ねじ切り手段13先端の刃先の位置を樹脂円
筒体11の中心軸線方向の内周端縁位置と外周端
縁位置との間に位置決めして、Y軸方向に等速に
移動させる。移動させるにつれ樹脂円筒体11端
面の内周端から所定幅だけ進んだ位置でねじ切り
手段13の刃先が樹脂円筒体11端面に当接して
ねじを切り始め、樹脂円筒体11の回転とねじ切
り手段13の移動が相俟つて螺旋状に一条ねじ溝
9が刻設され、所定幅だけねじ溝9を刻設した後
ねじ切り手段13を樹脂円筒体11端面から離し
てねじ切りが終了する。この結果樹脂円筒体11
端面には内周端縁から所定幅だけねじ無し領域1
0aが自動的に形成され、それに続いて所定幅だ
けねじ溝9が形成されることになる。ねじ溝9は
角度αだけ傾斜したテーパ面となつていることか
ら第3図に示すように内径側は浅く外径側に向つ
て深く刻設される。上記ねじ無し領域10aの幅
は、上記ねじ切り手段13のX軸位置を樹脂円筒
体11端面側に近づければねじ溝9の切り始めが
早くなるので狭く、遠ざければねじ溝9の切り始
めが遅くなるので広くなり、容易に調整すること
ができる。なおねじ切り手段13を複数使用すれ
ば複数条のねじ溝9を形成することができる。
ねじ加工した後、切削手段12により樹脂円筒
体11端部を所定の厚さで板状に切り出す。すな
わち切削手段12のX軸方向の位置を樹脂円筒体
11の端面から所定厚さ分内側に設定し、樹脂円
筒体11を回転させながらA線方向に沿つて切削
手段12を移動させ、環状のテーア面を有するテ
ーパ形状の板状のシールリツプ2を切り出す。さ
らにこのシールリツプ2をたとえば上記した第1
図に示すような支持部材4に組付ける。第1図に
示すオイルシールについて説明すると、外筒5の
密封流体側側端からシールリツプ2を嵌込み、さ
らに内筒6を嵌込んでシールリツプ2の基端部2
aを外筒5および内筒6の大気側フランジ5a,
6aにより挟圧し、外筒5の密封流体側側端縁を
半径方向内方にかしめてオイルシールの組付けが
完了する。このように、ねじ溝9が内径側は浅く
外径側に向つて深く刻設したシールリツプ2を支
持部材4に組付けることにより、ねじ溝9の深さ
は支持部材4側に向つて深くなる、したがつて、
ねじ溝9の深さを支持部材4側に向つて深くする
加工は、上記説明したように角度αだけ傾斜して
切断して形成したテーパ面に、ねじ切り手段13
によりY軸方向にのみ移動させてねじ切りを行な
うことによつて容易にできる。
体11端部を所定の厚さで板状に切り出す。すな
わち切削手段12のX軸方向の位置を樹脂円筒体
11の端面から所定厚さ分内側に設定し、樹脂円
筒体11を回転させながらA線方向に沿つて切削
手段12を移動させ、環状のテーア面を有するテ
ーパ形状の板状のシールリツプ2を切り出す。さ
らにこのシールリツプ2をたとえば上記した第1
図に示すような支持部材4に組付ける。第1図に
示すオイルシールについて説明すると、外筒5の
密封流体側側端からシールリツプ2を嵌込み、さ
らに内筒6を嵌込んでシールリツプ2の基端部2
aを外筒5および内筒6の大気側フランジ5a,
6aにより挟圧し、外筒5の密封流体側側端縁を
半径方向内方にかしめてオイルシールの組付けが
完了する。このように、ねじ溝9が内径側は浅く
外径側に向つて深く刻設したシールリツプ2を支
持部材4に組付けることにより、ねじ溝9の深さ
は支持部材4側に向つて深くなる、したがつて、
ねじ溝9の深さを支持部材4側に向つて深くする
加工は、上記説明したように角度αだけ傾斜して
切断して形成したテーパ面に、ねじ切り手段13
によりY軸方向にのみ移動させてねじ切りを行な
うことによつて容易にできる。
上記実施例ではシールリツプ2の内径側から外
径側まで全幅にわたつてテーパ状に成形したが、
第4図に示すように内径側のみをテーパ形状とし
てもよい。この場合には樹脂円筒体11端面の内
径側をテーパ面に成形しておき、ねじ切り手段1
3により、上記実施例と同様の方法でねじ溝9を
刻設してねじ無し領域10aおよびねじ溝9を形
成し、ねじ溝9の深さを内径側は浅く外径側に向
つて深く刻設される。ねじ溝9を設けた後切削手
段12により板状のシールリツプ2が切り出され
るが、切削方向は傾斜をつけずに樹脂円筒体11
の中心軸線に対して直交する方向に切削する。そ
の後支持部材4にシールリツプ2を一体に組付け
る。
径側まで全幅にわたつてテーパ状に成形したが、
第4図に示すように内径側のみをテーパ形状とし
てもよい。この場合には樹脂円筒体11端面の内
径側をテーパ面に成形しておき、ねじ切り手段1
3により、上記実施例と同様の方法でねじ溝9を
刻設してねじ無し領域10aおよびねじ溝9を形
成し、ねじ溝9の深さを内径側は浅く外径側に向
つて深く刻設される。ねじ溝9を設けた後切削手
段12により板状のシールリツプ2が切り出され
るが、切削方向は傾斜をつけずに樹脂円筒体11
の中心軸線に対して直交する方向に切削する。そ
の後支持部材4にシールリツプ2を一体に組付け
る。
このようにして成形されたシールリツプ2を有
するオイルシールにあつては、第5図に示すよう
にリツプ先端部2bが肉薄形状となつており、薄
肉部の剛性は小さいために緊迫力は小さく摺動抵
抗が低減される。またリツプ先端部2bは回転軸
7に装着する際に延ばされるが、薄肉のために延
びやすく、回転軸7表面となじみやすくなつて良
好なシール性能が得られる。
するオイルシールにあつては、第5図に示すよう
にリツプ先端部2bが肉薄形状となつており、薄
肉部の剛性は小さいために緊迫力は小さく摺動抵
抗が低減される。またリツプ先端部2bは回転軸
7に装着する際に延ばされるが、薄肉のために延
びやすく、回転軸7表面となじみやすくなつて良
好なシール性能が得られる。
上記実施例ではシールリツプ2が回転軸7に摺
接するタイプのものについて説明したが、第6図
に示すようなシールリツプ2がハウジング3内周
に摺接するタイプのオイルシールの場合には、第
7図に示すように樹脂円筒体11の端面を内径側
が外径側より突出するテーパ形状に成形してお
き、上記実施例と同様にしてねじ切り手段13を
外周側から内周側に向つてY軸方向に移動させる
ことにより、自動的にねじ無し領域10aを形成
することができ、ねじ溝9の深さを外径側は浅く
内径側に向つて深く刻設される。すなわち、支持
部材4側に向つて深くなつている。
接するタイプのものについて説明したが、第6図
に示すようなシールリツプ2がハウジング3内周
に摺接するタイプのオイルシールの場合には、第
7図に示すように樹脂円筒体11の端面を内径側
が外径側より突出するテーパ形状に成形してお
き、上記実施例と同様にしてねじ切り手段13を
外周側から内周側に向つてY軸方向に移動させる
ことにより、自動的にねじ無し領域10aを形成
することができ、ねじ溝9の深さを外径側は浅く
内径側に向つて深く刻設される。すなわち、支持
部材4側に向つて深くなつている。
またねじ無し領域10aの成形については、上
記実施例では樹脂円筒体11の端面をテーパ形状
にしてこの傾斜を利用して形成するようにした
が、たとえばねじ切り手段13によるねじ切り途
中においてねじ切り手段13を樹脂円筒体11端
面から一時離間させることにより形成するという
ように、ねじ切り手段13の移動を制御するよう
にしてもよい。
記実施例では樹脂円筒体11の端面をテーパ形状
にしてこの傾斜を利用して形成するようにした
が、たとえばねじ切り手段13によるねじ切り途
中においてねじ切り手段13を樹脂円筒体11端
面から一時離間させることにより形成するという
ように、ねじ切り手段13の移動を制御するよう
にしてもよい。
(発明の効果)
本発明は以上の構成および作用から成るもの
で、本発明のオイルシールにあつては、ねじ溝が
設けられたシールリツプのシール面にねじ無し領
域を設けたので、ねじ無し領域は回転軸等の回転
部材に全周にわたつて隙間なく密接され、シール
リツプと回転部材とが相対的に静止している場合
の流体の漏れを防止することができると共に、相
対回転時にあつてはねじ無し領域から大気側に漏
れる流体はねじ溝のねじポンプ作用により押し戻
され良好なシール性能を確保することができると
いう効果が得られる。そして、ねじ溝の深さを支
持部材側に向つて深くしていることから、非柔軟
性の樹脂製のシールリツプは撓み易くなり柔軟性
を持つことになる。したがつて、回転部材の偏心
に対する追随性を生じさせることができる。
で、本発明のオイルシールにあつては、ねじ溝が
設けられたシールリツプのシール面にねじ無し領
域を設けたので、ねじ無し領域は回転軸等の回転
部材に全周にわたつて隙間なく密接され、シール
リツプと回転部材とが相対的に静止している場合
の流体の漏れを防止することができると共に、相
対回転時にあつてはねじ無し領域から大気側に漏
れる流体はねじ溝のねじポンプ作用により押し戻
され良好なシール性能を確保することができると
いう効果が得られる。そして、ねじ溝の深さを支
持部材側に向つて深くしていることから、非柔軟
性の樹脂製のシールリツプは撓み易くなり柔軟性
を持つことになる。したがつて、回転部材の偏心
に対する追随性を生じさせることができる。
また本発明のオイルシールの製造方法にあつて
は、シールリツプのねじ溝およびねじ無し領域を
ねじ切り手段によつて容易に加工することがで
き、さらにねじ溝を支持部材側に向つて深く刻設
する際、樹脂製の円筒体の端面を、円筒体の中心
軸線と直交する軸線に対して支持部材側に向つて
ねじ溝が深くなるような所定角度だけ傾斜して切
断して形成したテーパ面に、ねじ切り手段により
上記軸線方向のみ移動させてねじ切りを行なうこ
とによつて容易に加工することができ、また円筒
体を切削して連続的にシールリツプを成形するこ
とができるので生産性が高く安価にオイルシール
を製造することができるという効果が得られる。
は、シールリツプのねじ溝およびねじ無し領域を
ねじ切り手段によつて容易に加工することがで
き、さらにねじ溝を支持部材側に向つて深く刻設
する際、樹脂製の円筒体の端面を、円筒体の中心
軸線と直交する軸線に対して支持部材側に向つて
ねじ溝が深くなるような所定角度だけ傾斜して切
断して形成したテーパ面に、ねじ切り手段により
上記軸線方向のみ移動させてねじ切りを行なうこ
とによつて容易に加工することができ、また円筒
体を切削して連続的にシールリツプを成形するこ
とができるので生産性が高く安価にオイルシール
を製造することができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例に係るオイルシール
の要部縦断面図、第2図は本発明の一実施例に係
るオイルシールの製造方法を使用した製造装置の
概略斜視図、第3図は第2図の装置により成形さ
れたシールリツプの要部縦断面図、第4図は第2
図の装置を使用して成形されたシールリツプの他
の態様を示す要部縦断面図、第5図は第4図のシ
ールリツプを備えたオイルシールの使用状態を示
す要部縦断面図、第6図は本発明の他の実施例に
係るオイルシールの要部縦断面図、第7図は第6
図のオイルシールのシールリツプを成形する製造
装置の概略斜視図、第8図は従来のオイルシール
の要部縦断面図である。 符号の説明、1……オイルシール、2……シー
ルリツプ、4……支持部材、9……ねじ溝、10
……シール面、10a……ねじ無し領域、11…
…樹脂円筒体(円筒体)、12……切削手段、1
3……ねじ切り手段。
の要部縦断面図、第2図は本発明の一実施例に係
るオイルシールの製造方法を使用した製造装置の
概略斜視図、第3図は第2図の装置により成形さ
れたシールリツプの要部縦断面図、第4図は第2
図の装置を使用して成形されたシールリツプの他
の態様を示す要部縦断面図、第5図は第4図のシ
ールリツプを備えたオイルシールの使用状態を示
す要部縦断面図、第6図は本発明の他の実施例に
係るオイルシールの要部縦断面図、第7図は第6
図のオイルシールのシールリツプを成形する製造
装置の概略斜視図、第8図は従来のオイルシール
の要部縦断面図である。 符号の説明、1……オイルシール、2……シー
ルリツプ、4……支持部材、9……ねじ溝、10
……シール面、10a……ねじ無し領域、11…
…樹脂円筒体(円筒体)、12……切削手段、1
3……ねじ切り手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シール面に全長にわたつてねじ溝を備えた樹
脂製で板状のシールリツプを支持部材に組付けた
オイルシールにおいて、 上記シールリツプのシール面にねじ無し領域を
設けると共に、上記ねじ溝の深さを上記支持部材
側に向つて深くしたことを特徴とするオイルシー
ル。 2 樹脂製の円筒体の端面を、該円筒体の中心軸
線と直交する軸線に対して所定角度だけ傾斜して
切断して形成したテーパ面とし、該テーパ面に、
ねじ切り手段により螺旋状のねじ溝を一部にねじ
無し領域を残して刻設するねじ切り工程と、上記
円筒体の端部を所定幅で切断して環状でテーパ面
を有するテーパ形状の板状のシールリツプを形成
する工程と、上記シールリツプのねじ溝を設けた
テーパ面側をシール面として支持部材に組付ける
工程とから成り、上記所定角度を、ねじ切り工程
によつて刻設されるねじ溝の深さが上記支持部材
側に向つて深くなるように設定したオイルシール
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205110A JPS6267372A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | オイルシ−ルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205110A JPS6267372A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | オイルシ−ルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6267372A JPS6267372A (ja) | 1987-03-27 |
| JPH0546471B2 true JPH0546471B2 (ja) | 1993-07-14 |
Family
ID=16501586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60205110A Granted JPS6267372A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | オイルシ−ルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6267372A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005155694A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Nok Corp | 密封装置 |
| JP2006170269A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Nok Corp | 粉体用シール |
| JP2006266343A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Nok Corp | 密封装置 |
| US8376369B2 (en) | 2006-02-10 | 2013-02-19 | Freudenberg-Nok General Partnership | Seal with spiral grooves and contamination entrapment dams |
| US8925927B2 (en) * | 2006-02-10 | 2015-01-06 | Freudenberg-Nok General Partnership | Seal with controllable pump rate |
| US7494130B2 (en) * | 2006-02-13 | 2009-02-24 | Freudenberg-Nok General Partnership | Bi-directional pattern for dynamic seals |
| JP4800158B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2011-10-26 | 三菱電線工業株式会社 | 回転軸シール |
| US8919782B2 (en) | 2012-10-19 | 2014-12-30 | Freudenberg-Nok General Partnership | Dynamic lay down lip seal with bidirectional pumping feature |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57186665A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-17 | Akira Washida | Preparation of oil seal by die setting and oil seal |
| JPS5818895A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-03 | 松下電器産業株式会社 | 加熱調理器 |
| US4501431A (en) * | 1983-12-19 | 1985-02-26 | Chicago Rawhide Manufacturing Company | Composite teflon helix seal |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP60205110A patent/JPS6267372A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6267372A (ja) | 1987-03-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |