JPH0547820B2 - - Google Patents

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JPH0547820B2
JPH0547820B2 JP61275589A JP27558986A JPH0547820B2 JP H0547820 B2 JPH0547820 B2 JP H0547820B2 JP 61275589 A JP61275589 A JP 61275589A JP 27558986 A JP27558986 A JP 27558986A JP H0547820 B2 JPH0547820 B2 JP H0547820B2
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electrophotographic photoreceptor
layer
shielding material
removal liquid
organic layer
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JP61275589A
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Itsupei Kuwayama
Itsupei Sakai
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真感光体の製造法に関し、さ
らに詳しくは、有機層を有する電子写真感光体で
あつて、該有機層端部が剥離されてなる電子写真
感光体の製造法に関する。
(従来の技術) 光導電性物質を感光材料として利用する電子写
真感光体において、該光導電性物質としては、セ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等
の無機光導電体及びフタロシアニン顔料、ジスア
ゾ系顔料等の有機光導電体が知るれており、導電
性支持体上にこれらの光導電体を含む層を形成し
て電子写真感光体とされる。
この場合、光導電体を含む層としては、酸化亜
鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等の無機光導電
体を樹脂に分散させた層、有機光導電体からなる
層、有機光導電体を樹脂に溶解又は分散させた層
などの有機層が利用される。セレンについては蒸
着層として使用するのが一般である。
また、上記光導電層の上に、電荷輸送層を設け
ることも知られている。
電荷輸送層としては、電荷輸送性物質を樹脂に
溶解又は分散させた有機層が利用されるのが一般
的である。
また、上記光導電層又は上記電荷輸送層の上に
表面保護のために樹脂を含む有機層(保護層)を
設けることもよく知られている。
上記した種々の有機層は、有機溶剤に必要成分
を分散及び/又は溶解した溶液を浸漬塗工、スプ
レーコート、ブレードコート、刷毛塗り、ロール
コート、ナイフコート、バーコート等の方法で塗
布して形成される。また、有機光導電体からなる
層は真空蒸着によつて形成することができる。
電子写真感光体は円筒状の場合が多いが、有機
層を上記の方法で形成した場合、有機層が端部ま
で形成される。このため、電子写真感光体を電子
複写機、レーザビームプリンタ等に挿着すると
き、複写機又はプリンタの嵌合部で有機層の剥離
が起こり、これが電子写真感光体の中央よりに有
機層を損傷する原因となる。また、上記の塗布法
によると感光体端部及び裏面(若しくは内側)に
塗液ダマリが発生し、上記した挿着を阻害するこ
とがある。さらに、電子写真感光体の端部は導電
処理されるため、この端部に有機層が存在すると
この導電処理が有効に行なわれない。
そこで、電子写真感光体の有機層端部は剥離さ
れるが、これを剥離する方法として、塗膜を有す
る電子写真感光体端部を有機溶剤に浸漬しつつ柔
軟性の板(例えば、ポリテトラフルオロエチレン
の板)で摺擦して塗膜端部を除去する方法(特開
昭60−170858号公報)、円筒状支持体上に光導電
層、絶縁層を有する電子写真感光体であつて、浸
漬塗工を行なつて形成した光導電層の下端部を溶
剤に浸漬しつつゴムブレードでかき落とした後、
研摩する方法(特開昭60−119562号公報)、樹脂
層又は感光層を有する電子写真感光体の端部を有
機溶剤に浸漬しつつ超音波を印加して樹脂層又は
感光層を除去する方法(特開昭59−142555号公
報)などが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 特開昭60−170858号公報に記載される方法で
は、電子写真感光体の必要な塗膜表面に有機溶剤
が飛散し、有機溶剤蒸気がたちこめるため、必要
な塗膜の膜厚むらを起こす。また、この方法では
除去境界線に塗膜カスが付着するだけでなく、溶
剤と接触しているために該境界線付近の塗膜が膨
潤し、溶解しやすい。さらに、この方法では、円
筒状電子写真感光体の内側に塗液だまりがある場
合、これを除去することができない。
特開昭60−119562号公報に記載される方法も上
記と同様の欠点があり、さらに、ゴムブレードを
使用するため、塩素系溶剤、アルカリ性の強い溶
剤または溶解力の強い溶剤を使用しないとかき落
としが困難な場合が多く、このような溶剤を使用
する場合は、上記の欠点が逆に助長される。ま
た、研摩により、研摩粉の付着等の問題が起こ
り、光導電層が除去される境界線付近の必要な部
分を損傷しやすい。
特開昭59−142555号公報に記載される方法で
は、超音波を印加した場合、溶剤表面が激しく波
立ち、これによつて溶剤の飛散も起こり、さらに
溶剤のミスト及び蒸発が盛んになる。この結果、
除去境界線の乱れ、必要な感光層又は樹脂層の膜
厚むら等が起こりやすい。また、感光層又は樹脂
層が乾燥・硬化したものである場合は超音波の印
加では感光層又は樹脂層を剥離することはできな
いことがある。
本発明は、このような問題点を解決するもので
あり、第1に必要な部分の損傷、膜厚むらを起こ
さずに有機層端部を除去する電子写真感光体の製
造法を提供するものであり、第2に、さらに除去
境界線の乱れのない電子写真感光体の製造法を提
供するものであり、第3に、さらに、塗液だまり
の除去を可能にする電子写真感光体の製造法を提
供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、導電性支持体の上に有機層を有する
電子写真感光体の該有機層の端部を除去するに際
し、該有機層の除去部と非除去部の境界に沿つて
非除去部を保護すべく遮蔽材を設け、除去部側よ
りも非除去部側を陽圧として除去部を除去するこ
とを特徴とする電子写真感光体の製造法に関す
る。
本発明において、導電性支持体の上に有機層を
有する電子写真感光体とは、次のものである。
導電性支持体としては、アルミニウム等の金属
からなる金属板、円筒形シリンダー(ドラム)
等、プラスチツク板又はプラスチツク円筒形シリ
ンダーにアルミニウム等の金属箔を積層したも
の、金属、プラスチツク等からなる基体に導電処
理した紙又はプラスチツクフイルムを積層したも
のなどがあり、円筒形状のものが最も一般的に使
用される。
なお、導電性支持体として導電処理した紙又は
プラスチツクフイルムそのものを使用してもよ
い。
上記電子写真感光体は、導電性支持体の上に光
導電層を有することを必須とし、必要に応じて、
この光導電層の上に保護層、光導電層の下に下引
き層、接着層、バリア層等を有するものである。
光導電層は、セレン、酸化亜鉛、酸化チタン、
硫化カドミウム等の無機光導電体又は後述する有
機光導電体を含む層であり、これらの光導電体の
皮膜、光導電体と樹脂結合剤を含む皮膜、電荷発
生層及び電荷輸送層からなる複合型皮膜等があ
る。
この光導電層において、樹脂結合剤を含むもの
及び有機光導電体からなる皮膜は、本発明におい
て有機層となるものである。
無機光導電体のうち、酸化亜鉛、酸化チタン、
硫化カドミウム等は、樹脂結合剤に分散させて使
用されることが多い。この樹脂結合剤としては、
後述するものがある。
セレンは、主に導電性支持体上に真空蒸着され
る。
無機光導電体を使用した場合にも、電荷発生層
と電荷輸送層からなる複合型皮膜を使用すること
ができ、例えば、セレン−テルル皮膜からなる電
荷発生層及びセレンからなる電荷輸送層の組合
せ、酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等を
樹脂結合剤に分散させてなる電荷発生層と後述の
有機電荷輸送層の組合せ等がある。
酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等と後
述の電荷輸送性物質を組合せて樹脂結合剤に分散
させ光導電層としてもよい。
上記有機光導電体としては公知のものが使用で
きる。また、有機光導電体としては電荷を発生す
る有機顔料と電荷輸送性物質を併用するのが好ま
しい。なお、複合型皮膜の場合、電荷発生層には
電荷を発生する有機顔料が含まれ、電荷輸送層に
は電荷輸送性物質が含まれる。
電荷を発生する有機顔料としては、アゾキシベ
ンゼン系、ジスアゾ系、トリスアゾ系、ベンズイ
ミダゾール系、多環キノン系、インジゴイド系、
キナクリドン系、ペリレン系、メチン系、α型、
β型、γ型、δ型、ε型、χ型等の各種結晶構造
を有する無金属タイプ又は金属タイプのフタロシ
アニン系などの電荷を発生することが知られてい
る顔料が使用できる。これらの顔料は、例えば、
特開昭47−37453号公報、特開昭47−37544号公
報、特開昭47−18543号公報、特開昭47−18544号
公報、特開昭48−43942号公報、特開昭48−70538
号公報、特開昭49−1231号公報、特開昭49−
105536号公報、特開昭50−75214号公報、特開昭
53−44028号公報、特開昭54−17732号公報などに
開示されている。
特に、長波長(800nm付近)にまで感度を有す
る点で特開昭58−182640号公報及びヨーロツパ特
許公開第92255号公報などに開示されているτ,
τ′,η及びη′型無金属フタロシアニンは好適であ
る。このようなもののほか、光照射により電荷担
体を発生する有機顔料はいずれも使用可能であ
る。
電荷輸送性物質としては高分子化合物のもので
はポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルインドロキノキサリン、ポリビニ
ルベンゾチオフエン、ポリビニルアントラセン、
ポリビニルアクリジン、ポリビニルピラリゾン等
が、低分子化合物のものではフルオレノン、フル
オレン、2,7−ジニトロ−9−フルオレノン、
4H−インデノ(1,2,6)チオフエン−4−
オン、3,7−ジニトロ−ジベンゾチオフエン−
5−キサイド、1−ブロムピレン、2−フエニル
ピレン、カルバゾール、3−フエニルカルバゾー
ル、2−フエニルインドール、2−フエニルナフ
タレン、オキサジアゾール、1−フエニル−3−
(4−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン、2−(p−ジメチルアミ
ノフエニル)−4−(p−ジエチルアミノフエニ
ル)−5−(o−クロルフエニル)−1,3−オキ
サゾール、イミダゾール、クリセン、テトラフエ
ン、アクリデン、トリフエニルアミン、これらの
誘導体等がある。
電荷を発生する有機顔料と電荷輸送性物質を混
合して使用する場合は、後者/前者が重量比で
10/1〜2/1の割合で配合するのが好ましい。
このとき、電荷輸送性物質が高分子化合物のもの
であれば、樹脂結合剤を使用しなくてもよいが、
この場合でも又は電荷輸送性物質が低分子化合物
の場合でも、樹脂結合剤をこれらの化合物全量に
対して500重量%以下で使用するのが好ましい。
また、電荷輸送性物質として低分子化合物を使用
する場合は、結合剤を30重量%以上使用するのが
好ましい。樹脂結合剤を使用する場合、さらに、
可塑剤、流動性付与剤、ピンホール抑制剤等の添
加剤を必要に応じて添加することができる。
樹脂結合剤としては、シリコーン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメタクリル
酸メチル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂等が挙げ
られる。また、熱及び/又は光によつて架橋され
る熱硬化型樹脂及び光硬化型樹脂も使用できる。
いずれにしても絶縁性で通常の状態で皮膜を形
成しうる樹脂、並びに熱及び/又は光によつて硬
化し、皮膜を形成する樹脂であれば特に制限はな
い。可塑剤としては、ハロゲン化パラフイン、ジ
メチルナフタリン、ジブチルフタレート等が挙げ
られる。流動性付与剤としては、モダフロー(モ
ンサントケミカル社製)、アクロナール4F(バス
フ社製)等が挙げられ、ピンホール抑制剤として
は、ベンゾイン、ジメチルフタレート等が挙げら
れる。これら適宜選択して使用され、その量も適
宜決定されればよい。
有機光導電体を使用する場合において電荷発生
層及び電荷輸送層からなる複合型の光導電層を形
成する場合、電荷発生層中には、前記した電荷を
発生する有機顔料が含有させられ、前記樹脂結合
剤を該有機顔料に対して500重量%以下の量で含
有させてもよく、また、前記した添加剤を該有機
顔料に対して、5重量%以下で添加してもよい。
また、電荷輸送層には、前記した電荷輸送性物質
が含有させられ、前記結合剤を該電荷輸送性物質
に対して500重量%以下で含有させてもよい。電
荷輸送性物質が低分子量化合物の場合は、結合剤
を該化合物に対して50重量%以上含有させるのが
好ましい。電荷輸送層には、前記した添加剤を電
荷輸送性物質に対して5重量%以下で含有させて
もよい。
複合型皮膜において、電荷発生層及び電荷輸送
層が、それぞれ、樹脂結合剤を含む場合、本発明
の有機層となり、電荷発生層については前記した
有機顔料からなる皮膜及び電荷輸送層については
前記した電荷輸送性物質からなる皮膜は、それぞ
れ本発明の有機層となる。
本発明における電子写真感光体は、前記した光
導層の上に保護層を形成したものでもよい。
保護層に用いる材料としては、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、フエノール樹脂、ウレタン
樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹
脂等の熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂若しくは光
硬化性樹脂がある。
熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂を用いる場合、
硬化触媒や硬化剤を樹脂に対して100重量%以下
で用いることができる。硬化触媒や硬化剤が多す
ぎると硬化後の塗膜がもろくなりやすい。
このような保護層は、本発明において有機層と
なる。
本発明の電子写真感光体において、光導電層の
厚さは5〜50μmが好ましい。光導電層として電
荷発生層及び電荷輸送層の複合型を使用する場
合、電荷発生層は好ましくは0.001〜10μm、特に
好ましくは0.2〜5μmの厚さにする。0.001μm未満
では、電荷発生層を均一に形成するのが困難にな
り、10μmを越えると、電子写真特性が低下する
傾向にある。電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜
50μm、特に好ましくは8〜20μmである。5μm未
満の厚さでは、初期電位が低くなり、50μmを越
えると、感度が低下する傾向がある。
必要に応じて積層される保護層の厚さは好まし
くは0.01〜10μm、特に好ましくは0.1〜5μmであ
る。0.01μm未満では、保護層としての硬化が少
なく、耐久性が劣り、5μmを越えると、感度が劣
り、残留電位が増大する傾向にある。
導電性支持体上に、光導電層を形成するには、
光導電体を導電性支持体に蒸着する方法、光導電
体、樹脂結合剤及び必要に応じその他の成分をア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、
テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、トルエ
ン、キシレン等の芳香族系溶剤、塩化メチレン、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶剤、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコー
ル系溶剤に均一に溶解又は分散させて導電性支持
体上に塗布し、乾燥する方法などがある。電荷発
生層及び電荷輸送層を形成する場合も同様に行な
うことができるが、この場合、電荷発生層と電荷
輸送層は、どちらを上層としてもよく、電荷発生
層を二層の電荷輸送層ではさむようにしてもよ
い。
保護層の形成は、光導電層の形成における塗
布・乾燥する方法と同様にすればよい。
上記において、光導電層等を形成する際に行な
われるこれらの材料の塗布の具体的方法として
は、浸漬塗布、スプレーコート、ブレードコー
ト、刷毛塗り、ロールコート、ナイフコート、バ
ーコート等のよく知られた方法が採用される。
本発明において、導電性支持体の上に有機層を
有する電子写真感光体とは、導電性支持体の上に
形成された光導電層全体が有機層であるもの、複
合型皮膜であれば、最上層のみが有機層であるも
の、保護層を積層したもの等があり、少なくとも
表面層が有機層であるものをいう。
以上で説明した導電性支持体の上に有機層を有
する電子写真感光体を図面を用いて説明する。
第1図は、円筒状導電性支持体(例えば、アル
ミニウムドラム)に光導電層を形成した電子写真
感光体の断面図を示す。
第1図において、円筒状導電性支持体1の外表
面に光導電層2が積層されている。この光導電層
2は上記した有機層からなるものである。
このような電子写真感光体の有機層端部を除去
した例を第2図に示す。
第2図においては、円筒状導電性支持体1の上
に形成された光導電層2のうち、除去部と非除去
部の境界線に沿つて上下両端部(不要部)が除去
されている。
また、円筒状導電性支持体の上端を把持密閉し
つつ、下端は開放したまま、光導電層形成溶液に
浸漬塗布して光導電層を形成した場合、得られる
電子写真感光体は小口部分3または支持体内側、
特にインロー部4(これは必ずしも必要でない)
に塗液だまりを有する。この例を第3図に示す。
第3図において、円筒状導電性支持体1に光導
電層2が形成されているが、光導電層の塗液だま
りが形成されている。このような電子写真感光体
については、有機層2の端部だけでなく、塗液だ
まりをも除去して、第2図に示すような構造にす
るのが好ましい。
以上の説明は、光導電層を有機層とする電子写
真感光体について説明したが、前記したように、
本発明において、有機層は適宜に形成されたもの
であり、形成された有機層に応じて第1〜3図に
示した構造は変りうることが理解されなければな
らない。
本発明に係る方法では、第1図又は第3図に示
すような電子写真感光体の有機層端部又はこれと
塗液だまりを除去するものであり、このとき、有
機層の除去部と非除去部の境界に沿つて遮蔽材を
設ける。遮蔽材は電子写真感光体に接触していて
も間隙を有していてもよいが、この場合、この遮
蔽材の電子写真感光体に接触する部分又は最接近
部(以下先端という)は、線状になるように又は
わずかな幅の面(好ましくは幅1mm以下の面)に
なるように構成されることが、除去液の有機層非
除去部への浸透を防ぐために好ましい。
遮蔽材の材質には、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリテト
ラフルオロエチレン等の耐除去液性の合成樹脂、
耐除去液性のゴム弾性体、ステンレス、セラミツ
ク等がある。
遮蔽材としては、O−リング、V−リング、平
形リング(幅広のもの)等のパツキング、シール
材等を遮蔽材の先端部分として使用したものでも
よい。このとき、遮蔽材と電子写真感光体を接触
させない場合と接触させる場合がある。前者の場
合には、O−リング、V−リング、平形リング等
の先端は、線状というよりも面的又は面状となる
ため、これらと感光体の間隙に除去液が浸透しや
すく、従つて、除去部と非除去部の境界線が不鮮
明になりやすい。後者の場合、O−リング、V−
リング、平形リング等のパツキング、シール材等
を締め付けて電子写真感光体と密着させると、上
記と同様に境界線の不鮮明だけでなく、境界線付
近の有機層の膜厚の増大、境界線付近の有機層の
除去むら及びこれに起因する非除去部の剥離、締
め付け解除時の有機層の剥離、シール自体の汚れ
が起こりやすく、このような遮蔽材を繰り返し使
用する場合にシール汚れの洗浄、遮蔽材の締付け
と解除が必要となるため電子写真感光体の量産に
は不適当となる。また、この場合、締付けと解除
をなくすため、O−リング、V−リング、平形リ
ング等パツキング又はシール材を電子写真感光体
と接触するような径のものとすると締付け及びこ
れの解除による欠点はなくなるが、上記と同様の
欠点があり、また、電子写真感光体の挿着に際
し、感光体端部の激突によりパツキング、シール
材等を破壊しやすく、引抜きに際し、導電性支持
体に折き傷が付きやすい。
以上のようなパツキング、シール材等は、本発
明の方法を繰り返す毎に取換えることは、電子写
真感光体の量産性を低下させる。パツキング、シ
ール材等の取換えが簡単なものとしては、ワンタ
ツチ・カプラーがあるが、これでは、有機層端部
も覆われ、使用不能である。
これに対し、前記した先端が線状又はわずかな
幅の面になるように構成される遮蔽材は、このよ
うな欠点を有しない。
本発明においては、除去部側よりも非除去部側
が陽圧とされるが、その方法としては、非除去部
側にフードを設け、フード内に送風装置から送風
を行なう方法があげられる。
例えば第17図の31、あるいは第18図の4
0のようなフードが設けられ、このフード内に送
風される。
この場合、フード内には、フイルター又はスク
リーンを配し、供給される気体の清浄化を行なう
のが好ましい。なお、フードは、電子写真感光体
の有機層のうち非除去部とは接触しないようにそ
の構造が設計される。また、遮蔽材が電子写真感
光体と接触し、フードが電子写真感光体全体を覆
うようになつている場合、電子写真感光体上端と
フードとをパツキン等を使用して閉塞することに
よつて、電子写真感光体、フード及び遮蔽材によ
つて囲まれる密閉構造とすることもできる。
また、除去部側を陰圧とし、または吸引しても
よい。
例えば第25図に示すように吸引ポンプ84に
より、除去液収容槽37を陰圧または吸引され
る。
また、除去部側を陰圧とし又は吸引する方法と
しては、有機層の端部を除去すべく電子写真感光
体を遮蔽材と接触するような密閉構造とし、これ
を陰圧又は吸引装置に連結して陰圧又は吸引装置
を駆動させることによつて行なうことができる。
電子写真感光体と遮蔽材の間に、間隙があつても
差支えない。
非除去部側の遮蔽材付近に気体を吹きつけても
よい。この場合吹きつけられた気体は遮蔽材の先
端と電子写真感光体との間に間隙がある場合には
一部除去部側に吹き込まれてもよい。
さらに、遮蔽材と電子写真感光体の間隙を通し
て遮蔽材より非除去部から除去部に向つて送風す
るには、前記の送風又は陰圧若しくは吸引におい
て、遮蔽材と電子写真感光体が接触していない場
合であつて、全体として気流が生じるように開放
系になつておればよい。また、遮蔽材と電子写真
感光体が接触していない場合に、非除去部側の遮
蔽材の付近に送風ノズルを設置するか除去部側の
遮蔽材の付近に吸引ノズルを設置することによつ
ても行なうことができる。
本発明においては、除去部側よりも非除去部側
を陽圧として有機層の端部が除去されるが、この
陽圧を、有機層の端部の除去後に電子写真感光体
を、除去の行なわれた装置から取出す際にも継続
することが除去部に付着した除去液の乾燥と電子
写真感光体の除去液から保護の点で好ましい。
本発明においては、除去部側よりも非除去部側
を陽圧にする手段には特に制限はなく、上記の方
法に限らず必要により各種の手段が組合せて採用
される。
電子写真感光体の有機層端部(除去部)を除去
するには、除去液の存在下に行なう方法、研摩材
を吹付ける方法等によつて行なうことができる。
除去部を、除去液の存在下に行なう場合、除去
液を噴射又は散布する方法、除去液に浸漬し、超
音波を印加する方法、これらの方法に除去具によ
る摺擦又は剥離を組み合わせる方法、除去具に除
去液を供給しつつ摺擦又は剥離する方法などがあ
る。また、除去液を噴射又は散布する場合、除去
液に不溶性の有機又は無機の微粒子を分散させて
おくことにより、有機層端部の除去効果を向上さ
せることができる。
除去液としては、有機層を溶解又は膨潤する作
用を有するものが好ましいが、噴射力を利用する
場合、除去具により主に除去する場合は、このよ
うな作用を有しないものでもよい。除去液として
は、例えばヘキサン、ヘプタン、イソヘキサン、
オクタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、石油エーテル、
ガソリン、ラツカ溶剤、石油ナフサ、ソルベント
ナフサなどの炭化水素系溶剤、塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、トリクロールエタン、
トリクロールエチレン、テトラクロールエチレ
ン、テトラクロルエタン、バークロルエチレン、
ジクロルブタン、クロルベンゼンなどのハロゲン
系溶剤、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、
アミルアルコール、シクロヘキサノールなどのア
ルコール系溶剤、エチルセロソルブエーテル、ブ
チルエーテル、メチルセロソルブ、セロソルズ、
ブチルセロソルブ、カルビトール類、ジオキサン
類、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピランな
どのエーテル系溶剤、アセトン、メチルアセト
ン、メチルプロピルケトン、ジメチルケトン、メ
チルブチルケトン、エチルブチルケトン、メチル
オキシド、シクロヘキサノンなどのケトン系溶
剤、ギ酸エチル、ギ酸アミル、ギ酸ブチル、醋酸
メチル、醋酸エチル、醋酸ブチル、醋酸イソブチ
ル、セロソルブアセテートなどのエステル系溶
剤、パラアルデヒド、クロトンアルデヒド、アセ
トニトリル、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチ
ルアセトアルデヒド、Nメチル2−ピロリドン、
水などである。これら単独で又は二種以上使用さ
れ、混合溶剤として使用してもよい。除去に際
し、電子写真感光体の有機層は、未乾燥のもので
もよく、乾燥硬化させたものでもよい。
除去部の除去を研摩材を吹付ける方法によつて
行なう場合は、研摩材を除去部に圧搾空気等の圧
搾気体によつて吹付ける方法がある。研摩材とし
ては、砂、金属、ガラス、ダイヤモンド等の無機
物の粉体又は粒体が使用される。
以下、図面を用いて本発明を説明する。
本発明に係る方法を第4図を用いて説明する。
第4図は本発明に係る方法を実施するための装
置の一例の断面図である。
除去液収容槽5に、遮蔽材6及びガイド7が設
置されており、遮蔽材6の上にフード8が設置さ
れている。フード8は流路9を通して送気装置
(図示せず)に連結されている。フード8内には
フイルター又はスクリーン10がフード内側を囲
繞するように設置されており、供給される気体が
清浄化されるようになつている。フイルター及び
スクリーンはなくてもよい。有機層を有する円筒
状電子写真感光体11は把持装置12に把持さ
れ、円筒状電子写真感光体11の下端がガイド7
によつて案内されて遮蔽材6の中央孔に挿入さ
れ、除去液収容槽5内にその下端が導入されてい
る。円筒状電子写真感光体11はその有機層の除
去部と非除去部の境界線が遮蔽材6の先端に位置
するように保持される。把持装置12は搬送装置
13により上下に移動可能である。円筒状電子写
真感光体11が導入されてから、フード8の上端
と円筒状電子写真感光体11の間隙がパツキン1
4によつて閉塞される。パツキン14は開閉可能
なものが使用され、パツキン14はねじ15,1
5′によつてフード8の上端に固定される。
除去液収容槽5内には、除去液供給ライン16
が導入され、その先端に除去液噴射口17,1
7′及び18,18′を有する。除去液噴射口1
7,17′及び18,18′から噴射される除去液
は、円筒状電子写真感光体11の下端の有機層を
除去液噴射により除去するが、遮蔽材6にはばま
れ、遮蔽材6の上部がフード8への陽圧気体の供
給により陽圧にされていることにより該感光体1
1上部の必要な有機層に除去液が飛散したり、そ
の表面が侵されるような蒸気をたち込めることが
ない。この噴射により除去液は、感光体11の下
端全周に吹き付けられるように構成されている。
除去液の排除は、除去液収容槽5に設けられた排
液口19から行なわれる。第4図において、遮蔽
材6の先端は円筒状電子写真感光体に接触してい
てもよいが、離れていてもよい。離れている場合
は、遮蔽材6の先端と円筒状電子写真感光体11
の間隔は、好ましくは5mm以下、特に好ましくは
2mm以下にされる。第4図において、除去液噴射
口18,18′は、前記したように円筒状電子写
真感光体11に塗液ダマリがある場合にこれを除
去するために設けられており、場合によりなくて
もよい。また、ガイド7は、必ずしも必要でな
い。なお、フード8には有機層の除去部の除去時
には陽圧気体が供給されている。
第4図において、除去液供給ライン16並びに
除去液噴射口17,17′及び18,18′をそれ
ぞれ、研摩材供給ライン並びに研摩材噴射口と
し、圧搾気体で研摩材を輸送し、噴射させること
ができる。この場合、第4図中、排液口19を研
摩材排出口として吸収等をすることにより研摩材
を排出することができる。以上のように、研摩材
を使用する場合に、遮蔽材が存在すること及び遮
蔽材の上部が陽圧にされていることにより、研摩
材及び有機層の除去部の除去粉から有機層非除去
部を保護することができる。
遮蔽材6は、円筒状電子写真感光体11の有機
層の除去部及び非除去部の境界線に沿つて非除去
部を除去液の飛散、蒸気のたち込め、研摩材の飛
散、除去粉の飛散等から保護する構造のものであ
れば、特に制限はない。
第4図の遮蔽材6の平面図を第5図に、第5図
のa−a′断面図を第6図に示す。さらに、遮蔽材
の他の態様を第7〜16図に、第6図と同様の断
面図として示す。
本発明の遮蔽材としては、第6〜13図のよう
な内面が下方凸状の円錐帯または球状帯のもの
が、電子写真感光体を除去液収容槽に挿入するに
際し、シユートガイドの機能を有し、これにより
電子写真感光体端部の遮蔽材先端部分への激突を
回避することができるため好ましい。このため
に、第6〜10図及び第13図の角度αは5〜40
度とするのが好ましく、特に10〜30度とするのが
好ましい。この角度が小さすぎると遮蔽材による
シユートガイドの機能を失われる。
本発明の遮蔽材としては、第6〜12図に示す
ような外面が下方凸状の円錐帯や球状帯のもの
が、電子写真感光体の有機層非除去部への除去液
の吹上り、飛散等を切り返す液返しの機能、すな
わちナイフ硬化を生じるため好ましい。また、こ
れにより、後述の必要により設けられる除去具に
より有機層端部を除去する場合、除去部と非除去
部の境界線に沿つて確実に除去部を摺擦又は剥離
することができる。
第6〜10図において、遮蔽材に適当な強度又
は弾性を付与するため、角度βは角度αに5〜15
度を加えた角度が好ましい。
第14〜16図のようにシユートガイド機能の
ないものは、開閉可能な機能の付加、内径を広く
すること、先端部分の保護機能の追加等を行なう
と好ましい。この場合、電子写真感光体の挿入後
の遮蔽性を完全にする必要がある。
第15図に示す遮蔽材は、遮蔽板20をバツク
アツプリング21及び22ではさみボルト23で
固定化したものである。
第16図に示す遮蔽材は、O−リング24をバ
ツクアツプリング25と26ではさみ、ボルト2
7で固定化したものである。
以上の遮蔽材は、除去液収容槽に一体的に、螺
合して又はボルト−ナツトによつて固定化しても
よく、他の手段で除去液収容槽とは別個に固定化
してもよい。
遮蔽材は、除去液収容槽と一体化することによ
り、有機溶剤の飛散、その蒸気の拡散を防ぎ、そ
の目的と共に作業環境の悪化を防止することがで
きる。また、遮蔽材を除去液収容槽と一体化しな
いときは、その目的を達成するよう、充分な拡が
りを持つか、除去液の散布、噴射等、除去液を充
分覆うように構成される。
第4図中、ガイド7は、遮蔽材のシユートガイ
ド機能と同様に、遮蔽材先端部の保護及び電子写
真感光体の除去液収容槽への挿着及び位置決めを
容易にして量産性を上げるために設けるのが好ま
しい。
ガイド7は、特に、前記シユートガイド機能と
組み合わせることにより、量産での速い電子写真
感光体の挿着を可能にする。
一般に、電子写真感光体の挿着は、ガイド機能
により案内されるのが好ましく、ガイド機能とし
ては上記以外に気流等を使用する方法があり、外
面の有機層の損傷がないように留意される。
第4図においては、有機層の下端の除去は、除
去液の噴射のみによつて行なうが、下端部を除去
液に浸漬し、超音波を印加する方法で行なつても
よい。これを第17図によつて説明する。
第17図に示す構造においては、除去液収容槽
28に遮蔽材29を連結し、除去液収容槽28に
は通気孔30が適宜の間隔で設けられている。遮
蔽材29の上にはフード31が設けられている。
フード31の内側にはフイルター又はスクリーン
32により囲繞されており、フード31は流路3
3にり送気装置(図示せず)に連結されている。
円筒状電子写真感光体34は、その下端が除去液
35に浸漬するように、フード31及び遮蔽材2
9の中央孔に導入されている。除去液収容槽28
の下方に超音波発振器36が設置されている。第
17図中、円筒状電子写真感光体34を把持する
装置及び搬送装置の図示は省略されている。この
図に示す構造において、フード31に供給された
陽圧気体は、遮蔽材29と円筒状電子写真感光体
34の間隙を通して遮蔽材29より上部から下部
に気流となつて通過し、通気孔30から排気され
る。また、フード31に供給された陽圧気体は、
フード31の上端と円筒状電子写真感光体34の
間隙から一部排気される。超音波が印加されたと
き、除去液の液面が波打つても、電子写真感光体
34の近辺は、遮蔽材29及び上記気流によつ
て、波打ち自体又はそれによる除去液35の飛散
を防ぐことができ、設定された境界線につて、き
れいに電子写真感光体の有機層下端を除去するこ
とができる。
第4図において、有機層下端の除去は除去液の
噴射のみによつて行なつているが、除去部をフエ
ルト、スポンジ、不織布、織布、金属又は非金属
のウール状物、ブラシ、刷毛等で摺擦し除去する
方法、ナイフ状物、ヘラ等により削り落す(剥離
する)方法等、除去具を用いて除去するのが好ま
しい。
除去部をブラシで擦り落とす方法を第18図に
示す。
除去液収容槽37に、遮蔽材38が連結され、
そのうえに、送風装置(図示せず)と流路39に
よつて連結されるフード40が設置されている。
除去液収容槽37の底面開孔部からブラシ回転軸
管41が挿入されており、該回転軸管41内に除
去液導入管42が挿入されており、回転軸管41
は回転自在にされ、モーター43の動力をベルト
44で伝え回転させられる。回転軸管41の先端
にはブラシ台45が連結され、ブラシ台45にブ
ラシ46及び47が連結され、これらが回転軸管
41の回転に従つて円筒状電子写真感光体48の
内外面下端部を擦り、有機層及び塗液だまりを除
去する。除去液導入管42の先端にはガイド49
が連結され、除去液導入管42を通過した除去液
は、つづいてガイド49内の流路50を通つて、
ブラシ47の上に流れ落ちるようになつている。
除去液収容槽37の側面上部から除去液供給ライ
ン51が導入され、その先端に散布器52が連結
されている。この散布器52から除去液が遮蔽材
38に吹き付けられ、この遮蔽材38の下面を伝
わつて除去液が円筒状電子写真感光体48の有機
層の除去部及びブラシ46に供給される。
第18図のブラシ台45及びブラシ46,47
のみの平面図を第19図に示す。
第19図において、ブラシ47を取りはずした
図を第20図に示す。第18図において、第20
図に示すブラシ台45及びブラシ46を用いても
よい。また、第18図において、除去液導入管4
2及びガイド49はなくてもよい。
第18図において、除去液の導入は、除去液導
入管42及び除去液供給ライン51を通じて行な
つたが、ブラシ回転軸管を通して行なうこともで
きる。これを第21図に示す。
除去液収容槽53の底部の開口部からブラシ回
転軸管54が回転自在に挿入されており、この回
転軸管54の先端にブラシ台55及びブラシ支持
体56,56′,57,57′が順次連結されてい
る。回転軸管54の内側に除去液を通し、この除
去液は、ブラシ台55内の流路58及びこれに連
結しているブラシ支持体56,56′及び57,
57′内の流路59,59′及び60,60′を通
り、ブラシ支持体56,56′及び57,57′の
開口部からブラシ61及び62に供給される。ブ
ラシ台55にはガイド63が連結されているが、
これはなくてもよい。なお、除去液収容槽53に
は、遮蔽材64が連結されており、そのうえに送
気装置(図示せず)に流路65を通して連結され
ているフード66が設置されている。これらの中
央孔に電子写真感光体66′装着されている。
第18図又は第21図において遮蔽材から除去
液を供給することもできる。
このための遮蔽材の一部断面図を第22図及び
第23図に示す。
第22図において、遮蔽材は保護板67、多孔
性のテフロン焼結体68及び非多孔性テフロン樹
脂69からなり、これらは一体成形して製造でき
る。非多孔性テフロン樹脂69には流路70が穿
孔されている。この流路70にはコネクター71
により、除去液導入管72が連結される。この遮
蔽材では、多孔性のテフロン焼結体68をとおし
て除去液がにじみ出る。保護板67は、除去液を
とおさないものであればよく、テフロン樹脂等の
プラスチツクフイルム、プラスチツク板、ステン
レス板、鋼板等の材質とされ、特に制限はない。
第23図において、遮蔽材73に、カバー74
が間隙を設けてボルト75によつて一体化されて
いる。カバー73には、除去液導入管76がカバ
ー73の除去液導入口77に連結されている。除
去液は、上記間隙を通して供給される。
第22図及び第23図のように除去液を遮蔽材
先端に供給できる機構を備えることにより、該先
端に付着した有機層の除去片等による汚れを自動
的に洗浄することができるため、精度及び量産性
の向上のために好ましい。
遮蔽材先端は、精度及び量産性向上のために、
本発明の方法を繰り返す毎に洗浄されるのが好ま
しい。このためには、上記したように、第22図
又は第23図に示すような遮蔽材を使用する方法
があり、また、第18図及び第21図においてブ
ラシ47及びブラシ62は、電子写真感光体が引
き抜かれた後に、洗浄の機能を有する。第18図
及び第21図においてブラシ47及びブラシ62
並びにこれらの支持及び有機溶剤の供給の別の態
様を第24図に示す。
第24図において、ブラシ78は、遮蔽材79
の先端を十分覆うようにされる。ブラシ78は、
有機溶剤供給管80とブラシ支持体81を介し、
一体的に連結されており、有機溶剤はブラシ78
上に流下するようになつている。この一体化され
たブラシ78、供給管80及びブラシ支持体81
は、適宜、上下に可動されるように構成される。
有機層下端部の除去が完了した円筒状電子写真
感光体は、把持装置と搬送装置により引き上げら
れ、次の工程に移行される。この引き上げ時に、
円筒状電子写真感光体の除去液でぬれた端部をフ
ードへの送風により乾燥することができる。
以上の説明において、遮蔽材より上部を陽圧す
るか、遮蔽材の上部に気体を供給して遮蔽材より
上部から下部に気流を生じさせる例を示した。
次に、遮蔽材より下部を陰圧に又は吸引する方
法について図面を用いて説明する。
第25図は、本発明に係る方法を実施するため
の装置の一例の断面図である。
第25図に示す例は、第4図において、フード
8、流路9を取り除き、除去液収容槽5に、開口
部82を設け、これに、凝集器83を介して吸引
ポンプ84を連結したものであり、他は、第4図
に関する説明と同じである。
第25図において、遮蔽板の先端が円筒状電子
写真感光体に接触している場合、吸引ポンプ84
の駆動により、除去液収容槽(遮蔽板より下部)
が減圧にされる。また、遮蔽板の先端が円筒状電
子写真感光体に接触していない場合、吸引ポンプ
84の駆動により、遮蔽板の先端と円筒状電子写
真感光体の間隙を通して遮蔽板より上部から下部
に気流が生じ、このときも除去液収容槽(遮蔽板
より下部)を減圧にすることができる。
また、第4図に示す装置と第25図に示す装置
を組み合わせることができる。すなわち、第4図
に示す装置において、除去液収容槽5に、第25
図に示すように開口部82を設け、これに必要に
応じ凝集器を介して吸引ポンプ84を連結するこ
とができる。
また、第4図において、フード8の代わりに、
気体吹込みノズルを使用することができる。これ
を第26図に示す。第26図において、気体吹込
み流路85が連結されている気体吹込みノズル8
6が遮蔽材の上に設置されている。他は第4図に
おける説明と同様である。
上記においては、円筒状電子写真感光体を垂直
としてその有機層の端部を除去する方法について
説明したが、電子写真感光体を水平にしてその有
機層の端部の除去を行なつてもよい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明するが、こ
れらにより本発明の実施内容や態様が限定される
ものではない。
以下の例中に用いる電子写真感光体の各材料を
次に列記する。括弧内は略号を示す。
(1) 電荷を発生する有機顔料 τ型無金属フタロシアニン(τ−H2Pc) (2) 電荷輸送性物質 2−(p−ジメチルアミノ)フエニル−4−(p
−ジメチルアミン)フエニル−5−(o−クロロ
フエニル)−1,3−オキサゾール(OXZ) (3) 結合剤 (A) 電荷発生層用結合剤 シリコンワニス:KR−255〔信越化学工業(株)商
品名〕 (B) 電荷輸送用結合剤 ポリエステル樹脂:バイロン200〔東洋紡績(株)商
品名〕 (4) 保護層用材料 (A) ブチルエーテル化メラミン・ホルムアルデヒ
ド樹脂(BMF) (BMFの合成) 攪拌機・還流冷却器、温度計を装着したフラス
コ中にメラミン126g、n−ブタノール444g及び
61%硝酸水溶液0.2gを入れ、100℃に昇温した
後、パラホルムアルデヒド16gを30分間に6回に
分けて等間隔を添加し、その後還流温度で30分間
反応させ、水分を除去し、加熱残分が50%になる
ように脱溶剤を行なつた。
得られた樹脂溶解の粘度は、ガードナー(25
℃)でBであつた。樹脂の数平均分子量はゲル透
過クロマトグラフイにより標準ポリスチレン換算
で1400であつた。
(B) ポリビニルブチラール樹脂 デンカブチラール#3000−1〔電気化学工業(株)〕 電子写真感光体A τ−H2Pc80g、シリコーンワニス(KR−
255)160g及びテトラヒドロフラン3760gをボー
ルミルを用いて10時間混練した。得られた顔料分
散液を外径80mm、肉厚2mm、長さ300mm、表面粗
度0.1Sのアルミニウムシリンダー上に浸漬法によ
り乾燥膜厚が約1.0μmになるよう塗工した。得ら
れた塗膜を100℃で30分間乾燥して電荷発生層を
形成した。
次にOXZ200gとポリエステル樹脂(バイロン
200)600gをテトラヒドロフラン3200gに混合
し、完全に溶解した。得られた溶液を前記の電荷
発生層の上に浸漬法で乾燥膜厚が15μmになるよ
う塗工した。得られた塗膜を100℃で30分間乾燥
して電荷輸送層を形成した。このようにしてアル
ミニウムシリンダー上に電荷発生層及び電荷輸送
層を順次積層した電子写真感光体Aを製造した。
電子写真感光体Bの製造 ブチルエーテル化メラミン・ホルムアルデヒド
樹脂(BMF)600gとポリビニルブチラール樹脂
(#3000−1)100g及びイソブチルアルコール
3300gを混合し、完全に溶解した。得られた溶液
を前記の電子写真感光体Aの上に浸漬法により乾
燥膜厚が3μmになるよう塗工した。得られた塗膜
を120℃、1時間加熱して保護層を形成した。こ
のようにして表面に保護層を設けた電子写真感光
体Bを製造した。
電子写真感光体A及びBは、第3図に示すよう
に有機層が形成されていた。
実施例 1 電子写真感光体Aを第18図に示す装置を用い
て処理し、その両端面の有機層及び塗液だまりを
除去した。
除去液(矢印で示す)は塩化メチレンを用い、
遮蔽材38の材質はポリテトラフルオロエチレン
(テフロン、デユポン社商品名)とした。また、
遮蔽材38の先端と電子写真感光体48の間隙を
0.3mmとした。除去具としては動物毛の刷毛46
を使用し、除去具は150回転/分の速度で回転さ
せた。電子写真感光体は遮蔽材の先端から10mmの
深さに挿入された。
フード40内の前方にフイルターを設けた流路
39より約40/minの乾燥空気を供給した。乾
燥空気はフード40の上方および除去液収容槽3
7の除去孔87より排気された。除去液は、除去
液導入管42および除去液供給ライン51から刷
毛46の位置に供給され、除去孔87より排出さ
れた。
有機層(電荷発生層及び電荷輸送層)の除去は
約10秒間で完了し、除去幅10±0.7mmで鮮明に除
去された。有機層が除去された部分(アルミニウ
ムシリンダー)は損傷なく鏡面を呈していた。
この電子写真感光体を用い、印字試験を行なつ
たところ良好であつた。
また、電子写真感光体Bを上記と同様にして処
理したところ、有機層(電荷発生層、電荷輸送層
及び保護層)の除去は20秒間で完了し、他は上記
と同様の結果が得られた。
実施例 2 電子写真感光体Aを第17図に示す装置を用い
て処理し、有機層両端面及び塗液だまりの除去を
行なつた。
除去液としては塩化メチレンを用い、これを除
去液収容槽28内に遮蔽材29の先端の下方3mm
まで満たした。遮蔽材先端と電子写真感光体34
の間隙は0mmになるようにした。電子写真感光体
は10mmの深さまで除去液35に浸漬された。超音
波発振器36により超音波は出力400W、周波数
38KHzとして、50秒間印加した。
超音波印加中、流路33より円筒状のテフロン
焼結フイルター32を備えたフード31内にヘパ
フイルタを通して清浄にされた乾燥空気を約40
/minとして供給した。供給された空気は電子
写真感光体の非除去部に吹きつけられた後に、上
方の間隙から排出された。
超音波による除去が終了後も上記の乾燥空気の
供給を継続しながら、有機層の端部の除去された
電子写真感光体を上記の装置の上方から取出し
た。
この結果、有機層(電荷発生層及び電荷輸送
層)は10±1mmの幅で鮮明に除去され、液ゆれや
ミスト発生の影響がなかつた。この電子写真感光
体を用いて印字試験を行なつたところ良好であつ
た。
比較例 1 第17図に示される装置において遮蔽材および
フードを省略したものを用いて実施例2に準じて
有機層の端部の除去を行なつた。
この結果、除去液の波打ちのため除去部と非除
去部の境界線は鮮明でなく、乱れており、除去幅
のバラツキ(最大幅と最小幅)の差は9mmであつ
た。また、非除去部はミストの影響により白濁リ
ングが発生しただけでなく、除去液の飛散付着に
より、その部分が侵されたため電子写真感光体と
しては使用不能になつた。
(発明の効果) 本発明によれば、電子写真感光体の有機層の必
要な部分(非除去部)を効率よく保護しつつその
端部が除去された電子写真感光体を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、有機層を有する円筒状電子写真感光
体の断面図、第3図は塗液だまり及び有機層を有
する円筒状電子写真感光体の断面図、第2図は有
機層端部が除去された円筒状電子写真感光体の断
面図、第4図は本発明に係る方法を実施するため
の装置の一例を示す断面図、第5図は遮蔽材の一
例を示す平面図、第6図は第5図のa−a′断面
図、第7〜16図は、遮蔽材の他の例を示す断面
図、第17図及び第18図は、本発明に係る方法
を実施するための他の例を示す断面図、第19図
及び第20図は、ブラシ台及びブラシからなる構
成の平面図、第21図は、本発明に係る方法を実
施するための装置の他の例を示す断面図、第22
図及び第23図は、遮蔽材の他の例を示す断面
図、第24図は遮蔽材と除去具及び除去液の供給
の関係を示す断面図並びに第25図及び第26図
は、本発明に係る方法を実施するための他の例を
示す断面図である。 符号の説明、5……除去液収容槽、6……遮蔽
材、7……ガイド、8……フード、9……流路、
10……フイルター又はスクリーン、11……円
筒状電子写真感光体、14……パツキン、15,
15′……ねじ、16……除去液供給ライン、1
2,13……除去液噴射口、17,17′,18,
18′……除去液噴射口、28……除去液収容槽、
29……遮蔽材、30……通気孔、31……フー
ド、32……フイルター又はスクリーン、33…
…流路、34……円筒状電子写真感光体、35…
…除去液、36……超音波発振器、37……除去
液収容槽、38……遮蔽材、39……流路、40
……フード、41……ブラシ回転軸管、42……
除去液導入管、43……モーター、44……ベル
ト、45……ブラシ台、46……刷毛、47……
ブラシ、48……円筒状電子写真感光体、49…
…ガイド、50……流路、51……除去液供給ラ
イン、52……散布器、53……除去液収容槽、
54……ブラシ回転軸管、55……ブラシ台、5
6,56′……ブラシ支持体、57,57′……ブ
ラシ支持体、58……流路、59,59′……流
路、60,60′……流路、61……ブラシ、6
2……ブラシ、63……ガイド、64……遮蔽
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性支持体の上に有機層を有する電子写真
    感光体の該有機層の端部を除去するに際し、該有
    機層の除去部と非除去部の境界に沿つて非除去部
    を保護すべく遮蔽材を設け除去部側よりも非除去
    部側を陽圧として除去部を除去することを特徴と
    する電子写真感光体の製造法。 2 除去部を除去液の存在下に除去する特許請求
    の範囲第1項記載の電子写真感光体の製造法。 3 除去部を除去具を用いて除去する特許請求の
    範囲第2項記載の電子写真感光体の製造法。 4 除去部を研摩材を吹付けることによつて除去
    する特許請求の範囲第1項記載の電子写真感光体
    の製造法。 5 遮蔽材がそれと電子写真感光体との接触部分
    又は最接近部分が線状又はわずかな幅の面である
    特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4
    項記載の電子写真感光体の製造法。
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