JPH0548177B2 - - Google Patents

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JPH0548177B2
JPH0548177B2 JP60297650A JP29765085A JPH0548177B2 JP H0548177 B2 JPH0548177 B2 JP H0548177B2 JP 60297650 A JP60297650 A JP 60297650A JP 29765085 A JP29765085 A JP 29765085A JP H0548177 B2 JPH0548177 B2 JP H0548177B2
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JP
Japan
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mica
paper
sheet
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reinforcing sheet
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JP60297650A
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Yasushi Yoshida
Yoshiaki Tanaka
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Lignyte Co Ltd
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Lignyte Co Ltd
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Publication of JPS62151336A publication Critical patent/JPS62151336A/ja
Publication of JPH0548177B2 publication Critical patent/JPH0548177B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、マイカを基材とする電気絶縁板製造
方法に関するものである。 [従来の技術] 電気絶縁板は電気絶縁性能に優れた積層板によ
つて作成される。この積層板によつて作成される
電気絶縁板は、紙等の基材に熱硬化性樹脂のワニ
スなどを含浸させて乾燥することによつて作成し
たプリプレグを複数枚重ね、これを加熱加圧によ
る積層成形をおこなうことによつて製造される。
ここで、電気絶縁板の電気絶縁性能は基材に含浸
する樹脂に大きく左右されると共に基材自体によ
つても大きく影響を受ける。そこで、従来より基
材として紙を用いる他、特に電気絶縁性能を大き
く要求される積層板においては、基材としてガラ
ス繊維の織布や不織布で形成されるガラス布を使
用することがおこなわれている。 しかしながら、近年の電子部品の高密度実装化
などに伴つてさらに高い電気絶縁性能が要求され
るに至つており、このような高い電気絶縁性能を
満足することのできる基材材料としてマイカすな
わち雲母を用いることが注目されている。かかる
マイカは鱗片状の微小フレークの形態として提供
されており、マイカを基材材料として使用する場
合はマイカの鱗片を分散したスラリーを抄造し
て、マイカの鱗片を集成することによつてマイカ
ペーパーを作成し、このマイカペーパーを基材と
して使用することが考えられる。 [発明が解決しようとする問題点] ここで、基材に熱硬化性樹脂ワニスなどを含浸
させて乾燥することによつてプリプレグを作成す
るにあたつて、現在は長尺の基材を連続して送り
つつ熱硬化性樹脂ワニス中に通して浸漬すること
によつて基材中に熱硬化性樹脂ワニスを含浸さ
せ、さらに基材を連続して送りつつ乾燥機中に通
して加熱することによつて熱硬化性樹脂ワニスを
乾燥させ、そしてこれを定尺に切断することでお
こなわれるのが、一般的な製造工法となつてお
り、このような連続した工程によつてプリプレグ
の生産性を向上させることができるに至つてい
る。 しかしながらマイカペーパーを基材として用い
る場合において、マイカペーパーに熱硬化性樹脂
のワニスなどを含浸させるにあたつて、熱硬化性
樹脂ワニス中にマイカペーパーを浸漬すると、マ
イカペーパー内への熱硬化性樹脂ワニスの浸透に
伴つて集成されているマイカの鱗片が分離され、
ペーパー状の形態を保持できなくなつてしまうこ
とになり、またマイカペーパーに熱硬化性樹脂ワ
ニスを浸漬して乾燥機に連続して送る間にマイカ
ペーパーには張力が加わることになるが、熱硬化
性樹脂ワニスの浸透によつてマイカ鱗片が分離さ
れた状態にあるマイカペーパーはこの張力に到底
耐えることができず破れてしまうことになる。 従つてマイカペーパーを基材として用いる場合
においては、長尺のマイカペーパーを連続して送
りつつ熱硬化性樹脂ワニス中に浸漬させ、さらに
熱硬化性樹脂ワニスを含浸したマイカペーパーを
連続して送りつつ乾燥機中に通すというような工
法を採用することはできず、例えば定尺に切断し
たマイカペーパーの表面に熱硬化性樹脂ワニスを
刷毛塗りやスプレー等で塗布してマイカペーパー
に熱硬化性樹脂ワニスを含浸させ、次いでこの熱
硬化性樹脂ワニスを含浸したマイカペーパーを一
枚づつ乾燥するというような、連続工程によるこ
となく手作業に頼つてプリプレグを作成せざるを
得ず、非常に生産性の低い作業に頼らざるを得な
いことになるものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題を解決することを目的として
なされたものであつて、本発明に係る電気絶縁板
の製造方法は、マイカの鱗片を分散したスラリー
を丸網の表面に濾過して抄造すると共にこれを樹
脂液が浸透される補強シートの表面に転写させる
ことによつて、マイカの鱗片が集成されたマイカ
ペーパーと補強シートを積層したマイカシートを
作成し、このマイカシートに、熱硬化性樹脂液を
含浸して乾燥することによつてマイカシート基材
プリプレグを作成し、このマイカシート基材プリ
プレグを複数枚重ねて加熱加圧成形することを特
徴とするものである。 本発明の電気絶縁板においては、マイカ鱗片が
集成されたマイカペーパーが基材となつているも
のであつて、マイカの優れた電気絶縁性によつて
良好な電気的特性を具備するものであり、また本
発明の電気絶縁板の製造方法においては、熱硬化
性樹脂ワニスをマイカペーパーに含浸させた状態
においてもマイカペーパーは補強シートによる補
強効果でペーパーとしての形態や張力を保持させ
ることができ、マイカペーパーを電気絶縁板の基
材として用いるにあたつて、連続した工程で熱硬
化性樹脂の液を含浸させると共に乾燥させてプリ
プレグの作成をおこなうことが可能になるもので
ある。 以下本発明を詳細に説明する。 マイカ(雲母)としては、天然マイカと合成マ
イカのいずれでも用いることができ、特に限定さ
れるものではないが第1表にマイカの種類と化学
組成を示す。これらのものを単独であるいは複数
種を組み合わせて使用することができる。
【表】
【表】 このマイカは鱗片状に粉砕した状態で用いられ
るもので、その粒子は50メツシユ以下、好ましく
は100メツシユ以下に調整されるのがよい。粒径
が50メツシユを超える場合にはマイカ鱗片を集成
して作成されるマイカペーパーの表面が粗くなる
場合がある。 しかしてマイカ鱗片を接着剤等を用いることな
く集成することによつてマイカペーパーを作成す
ることができるが、本発明においてはこのマイカ
ペーパーの表面に補強シートを積層し、マイカペ
ーパーを補強シートによつて補強したマイカシー
トとして用いるものである。補強シートとして
は、マイカシートを電気絶縁板の基材として用い
る場合にマイカペーパーへの熱硬化性樹脂液の含
浸を阻害することがないように、樹脂液を浸透さ
せる性能を有する繊維質のものなどが用いられる
もので、例えば紙やガラス繊維の織布や不織布で
形成されるガラス布、その他天然繊維や合成繊維
の布、アスベスト布等を使用することができる。 またマイカペーパー1を補強シート2で補強し
てマイカシート3を作成するにあたつて、第2図
aに示すようにマイカペーパー1の片面に補強シ
ート2を積層するようにする他、第2図bに示す
ようにマイカペーパー1の両面に補強シート2を
積層するようにしても、また第2図cに示すよう
に二枚のマイカペーパー1,1の表面間にサンド
イツチされた状態で補強シート2を積層するよう
にしてもよい。さらに複数枚のマイカペーパー1
と複数枚の補強シート2とを交互に積層して多層
構成のマイカシート3を作成することもできるも
のであり、要するにマイカペーパー1と補強シー
ト2との組み合わせは何等限定されず任意であ
る。補強シート2はマイカペーパー1を補強する
に十分な厚みを有するものであればよい。 ここで、マイカペーパー1と補強シート2とを
積層してマイカシート3を作成するにあたつて、
マイカペーパー1と補強シート2とを接着剤を用
いることなく積層するのがよい。すなわち接着剤
を用いてマイカペーパー1と補強シート2とを接
着積層させるようにすると、接着剤の種類に電気
絶縁板の絶縁性能が影響を受けるおそれがあるか
らである。そこでマイカシート3の製造にあたつ
て、マイカ鱗片の水性スラリーを抄造することに
よつてマイカ鱗片を集成してマイカペーパー1を
作成すると同時に補強シート2との積層をおこな
つて接着剤を不要とした積層をおこなうようにす
るのがよい。第3図は抄造装置の一例を示すもの
で、バツト10には紙パルプやあるいはガラス繊
維などの繊維材を水に分散したスラリー15が供
給され、このスラリー15は丸網11の表面で濾
過されて繊維材が丸網11の表面に残留して抄造
され、この繊維材の抄造層16は無限帯状のフエ
ルト12の表面に転写される。またバツト13に
はマイカ鱗片を水に分散したスラリー17が供給
され、このスラリー17は丸網14の表面で濾過
されてマイカ鱗片が丸網14の表面に残留して抄
造され、そしてこのマイカ鱗片の抄造層18はフ
エルト12の表面に付着された繊維材の抄造層1
6の表面に転写される。このようにして第4図に
示すようにフエルト12の表面に繊維材の抄造層
16にマイカ鱗片の抄造層18を積層させた状態
の抄造シート19として付着させた状態でフエル
ト12の走行とともに送り、そして抄造シート1
9をフエルト12から剥離してロール等でプレス
して脱水し、さらに乾燥機等によつて乾燥したの
ちに巻き取ることによつて、マイカ鱗片の抄造層
18が乾燥されたマイカペーパー1と繊維材の抄
造層16が乾燥された補強シート2とが積層され
たマイカシート3を得ることができるものであ
る。このようにして、抄造の際にマイカペーパー
1と補強シート2とは積層されることになるため
に、接着剤を用いる必要なくマイカペーパー1と
補強シート2とを積層一体化してマイカシート3
を製造することができることになるものである。
第3図の装置においては第2図aに示すマイカシ
ート3を製造することができるが、繊維材のスラ
リー15を供給するバツト10を一対用いること
によつて第2図bに示すマイカシート3を、マイ
カ鱗片のスラリー17を供給するバツト13を一
対用いることによつて第2図cに示すマイカシー
ト3をそれぞれ製造することができる。 また、第3図の装置においては、マイカペーパ
ー1と補強シート2とをそれぞれ抄造する際に積
層するようにしたものであるが、第5図に示す装
置にあつては、フエルト12の表面に添わせて長
尺の補強シート2を供給し、マイカ鱗片のスラリ
ー17が供給されるバツト13において丸網14
にマイカ鱗片の抄造層18を抄造してこのマイカ
鱗片の抄造層18を補強シート2の表面に転写
し、このようにして補強シート2の表面にマイカ
鱗片の抄造層18を積層することで第6図に示す
ように作成される積層シート20をロール等でプ
レスして脱水し、さらに乾燥機等によつて乾燥し
たのちに巻き取ることによつて、マイカ鱗片の抄
造層18が乾燥されたマイカペーパー1と補強シ
ート2とが積層されたマイカシート3を得ること
ができるものである。このものにあつても抄造の
際にマイカペーパー1と補強シート2とは積層さ
れることになるために、接着剤を用いる必要なく
マイカペーパー1と補強シート2とを積層一体化
してマイカシート3を製造することができること
になるものである。第5図の装置においては第2
図aに示すマイカシート3を製造することができ
るが、補強シート2にマイカ鱗片の抄造層18を
積層させたのちにこの抄造層18の表面にさらに
補強シート2を重ねて積層させることによつて第
2図bに示すマイカシート3を、またフエルト1
2の表面にマイカ鱗片の抄造層18を付着させた
のちにこの抄造層18の表面に補強シート2を重
ねて積層させ、さらにこの補強シート2の表面に
マイカ鱗片の抄造層18を付着させて積層するこ
とによつて第2図cに示すマイカシート3をそれ
ぞれ得ることができる。 尚、第3図及び第5図は丸網式抄造装置を示す
ものであるが、バツト10,13を特殊ホーマー
に、丸網11,14を長網にそれぞれ変えること
で、長網式抄造装置を用いることもできる。 上記のようにしてマイカペーパー1と補強シー
ト2とを積層して製造したマイカシート3を基材
として用いて電気絶縁板を製造するにあたつて
は、マイカシート3によつてまずプリプレグ5を
作成する。第7図はプリプレグ5を作成する装置
の一例を示すもので、まず長尺のマイカシート3
を連続して繰り出しつつ、熱硬化性樹脂液4中に
通して浸漬させ、マイカシート3内に熱硬化性樹
脂液4を含浸させる。ここで、熱硬化性樹脂液4
としては、エポキシ樹脂、フエノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド・トリアジ
ン樹脂、フエノール・アラルキル樹脂など任意の
熱硬化性樹脂のワニスを、単独あるいは2種以上
組み合わせて用いることができる。そしてマイカ
シート3を熱硬化性樹脂液4中に浸漬すると、熱
硬化性樹脂液4はマイカペーパー1内に直接、あ
るいは液浸透性に形成される補強シート2を通し
てマイカペーパー1に浸透して含浸されることに
なり、このときマイカペーパー1への熱硬化性樹
脂液4の浸透によつてマイカペーパー1内のマイ
カ鱗片の集成力が弱められることになるが、マイ
カペーパー1は補強シート2の積層によつてマイ
カ鱗片の集成力が高められており、マイカペーパ
ー1は熱硬化性樹脂液4の浸透によつてペーパー
形態が保持されなくなるようなおそれはない。 このようにして熱硬化性樹脂液4を含浸したマ
イカシート3は連続して送られ、オーブンなどの
乾燥機21内に導入される。このように熱硬化性
樹脂液4を含浸したマイカシート3を乾燥機21
へと送るにあたつて、マイカシート3には張力が
加わることになるが、熱硬化性樹脂液4の含浸に
よつてマイカ鱗片の集成力が弱められているマイ
カペーパー1は上記のように補強シート2で補強
され、この張力を補強シート2によつて受けるこ
とができることになり、マイカペーパー1が破れ
てマイカシート3に破損が生じるようなことを防
止することができることになる。そしてマイカシ
ート3を乾燥機21内に通すことによつて加熱
し、マイカシート3に含浸した熱硬化性樹脂を乾
燥して半硬化させ、マイカシート3を基材とする
プリプレグ5を得ることができる。このプリプレ
グ5はさらに切断装置22によつて所定の寸法に
切断される。 次に、このようにして所定寸法に形成したマイ
カシート3を基材とするプリプレグ5を第1図a
のように所要の枚数で重ね、これを熱盤間にセツ
トして加熱加圧する積層成形をおこなうことによ
つて、プリプレグ5内の樹脂が溶融硬化して複数
枚のマイカシート3が積層接着され一体化された
電気絶縁板Aとしての積層板を第1図bのように
得ることができる。 ここで、マイカシート3を作成するにあたつ
て、マイカペーパー1と補強シート2との組み合
わせの数例を第2図a,b,cにおいて示した
が、第1図aは第2図aのマイカシート3を基材
としたプリプレグ5のみを用いて複数枚積層する
ようににしたものである。この他第8図aに示す
ように第2図bのマイカシート3を基材としたプ
リプレグ5のみを用いて複数枚積層することがで
き、また第8図bに示すように第2図cのマイカ
シート3を基材としたプリプレグ5のみを用いて
複数枚積層することもできる。さらにこれらのよ
うに同一種のマイカシート3のプリプレグ5のみ
を用いる他、異種のマイカシート3のプリプレグ
5を組み合わせて用いることもできる。第9図a
は第2図aと第2図bのそれぞれのマイカシート
3のプリプレグ5を組み合わせて用いることを示
すものであり、また第9図bは第2図aと第2図
cのそれぞれのマイカシート3のプリプレグ5を
組み合わせて用いることを、第9図cは第2図b
と第2図cのそれぞれのマイカシート3のプリプ
レグ5を組み合わせて用いることをそれぞれ示す
ものである。さらには第9図dのように第2図の
a,b,cのマイカシート3のプリプレグ5をそ
れぞれ組み合わせて用いることもできる。そして
第9図のような組み合わせにおいて、異なる種類
のマイカシート3のプリプレグ5は交互に積層し
たりあるいはランダムに積層したりその積層を任
意におこなうことができる。 上記のように形成される電気絶縁板Aにあつ
て、これらのものはマイカシート3を基材として
形成されているものであるために、高い電気絶縁
性を備えたものとすることができる。しかもマイ
カは鱗片板状の形態を有していて、マイカシート
3におけるマイカペーパー1ではこのマイカは層
状に集成された状態にあり、このためにマイカペ
ーパー1は面内等方性となつて成形後における反
りやねじれがないと共に寸法安定性に優れ、電気
絶縁板Aにおける反りやねじれを低減できると共
に寸法安定性を向上させることができることにな
る。加えてマイカはその硬度が低く、電気絶縁板
Aの後加工が容易になり、例えばスルーホールの
孔あけ加工時の発熱を小さく抑えることができて
スミアの発生を低減することができ、スルーホー
ルの信頼性を高めることができるものである。 [実施例] 次に本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 実施例 1〜6 マイカシートの製造 1000の水にクラフトパルプを25Kg配合したス
ラリー15を第3図に示す装置のバツト10に供
給し、また1000の水にマイカ鱗片(マスコバイ
ト、粒度が200メツシユ以下で粒径が10〜150μ)
を2Kg配合したスラリー17を第3図に示す装置
のバツト13に供給し、各スラリー15,17か
ら抄造した抄造層16,18を第4図のように積
層した状態でフエルト12の表面に付着させ、こ
の抄造層16,18が積層された抄造シート19
を100℃の乾燥機を用いて乾燥することによつて、
第2表に示す秤量のマイカペーパー1と補強シー
ト2としての紙とが積層一体化された第2図a,
b,cの層構成のマイカシート3を得た(マイカ
シートNo.1,No.2,No.3)。 また第5図に示す装置おいて、フエルト12の
表面に添わせて長尺の補強シート2としてのガラ
ス繊維を抄造したガラスペーパーを供給し、上記
と同様のマイカ鱗片のスラリー17が供給される
バツト13において丸網14にマイカ鱗片の抄造
層を抄造して補強シート2の表面に転写し、乾燥
することによつて、第2表に示す秤量のマイカペ
ーパー1と補強シート2としてのガラスペーパー
とが積層一体化された第2図aの層構成のマイカ
シート3を得た(マイカシートNo.4)。 プリプレグの製造 このようにして得たマイカシート3に第7図の
装置によつて第3表の樹脂ワニスを樹脂含量が55
%になるように含浸させ、さらに第3表の条件で
加熱乾燥すると共に所定寸法に切断することによ
つてマイカシート3を基材とするマイカシート基
材プリプレグ5を得た(プリプレグNo.1〜No.7)。
【表】
【表】 電気絶縁板の製造 得られたプリプレグ5を第4表の層構成で6枚
重ね、これを第4表の条件で加熱加圧成形し、厚
さ1.6mmの電気絶縁板を得た(実施例1〜6)。 比較例 1 秤量164g/m2のクラフト紙を基材として用い、
これに第3表のフエノール樹脂ワニスを含浸して
乾燥することによつて厚みが0.26mmの紙基材プリ
プレグを作成した。この紙基材プリプレグを6枚
重ね、第4表の実施例1と同様に成形して電気絶
縁板を得た。 比較例 2 市販のガラス布(日東紡績株式会社製WE18K
−ZB)を基材として用い、これに第3表のエポ
キシ樹脂ワニスを含浸して乾燥することによつて
厚みが0.27mmのガラス基材プリプレグを作成し
た。このガラス基材プリプレグを6枚重ね、第4
表の実施例2と同様に成形して電気絶縁板を得
た。 比較例 3 市販のガラス布(日東紡績株式会社製WE18K
−ZB)を基材として用い、これに第3表のポリ
イミド樹脂ワニスを含浸して乾燥することによつ
て厚みが0.27mmのガラス基材プリプレグを作成し
た。このガラス基材プリプレグを6枚重ね、第4
表の実施例5と同様に成形して電気絶縁板を得
た。 上記実施例1乃至6及び比較例1乃至3におい
て得た電気絶縁板について、種々の特性を測定し
た結果を第5表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 第5表の結果、マイカシートを基材として用い
た各実施例のものにあつては、体積抵抗率や表面
抵抗率の項目に見られるように紙やガラスを基材
とした比較例のものよりも電気絶縁性が大幅に向
上していることが確認される。しかも高周波特性
に関する誘電率や誘電正接の項目に見られるよう
に、各実施例のものは各比較例のものよりも特性
が向上されることが確認される。さらには吸水性
においても各実施例のものは各比較例のものより
も優れていることが確認される。 [発明の効果] 上述のように本発明は、マイカの鱗片が集成さ
れたマイカペーパーの表面に樹脂液が浸透される
補強シートを積層して形成されるマイカシート
に、熱硬化性樹脂液を含浸して乾燥することによ
つてマイカシート基材プリプレグを作成し、この
マイカシート基材プリプレグを複数枚重ねて加熱
加圧成形するようにしたものであるから、補強シ
ートによつて補強した状態でマイカペーパーを電
気絶縁板の基材として用いることができ、マイカ
ペーパーにおけるマイカの優れた電気絶縁性能に
よつて良好な電気的特性を有する電気絶縁板を得
ることができるものであり、そしてマイカペーパ
ーにおいては補強シートの積層によつてマイカ鱗
片の集成力が高められており、マイカシートを電
気絶縁板の基材として用いるにあたつて、熱硬化
性樹脂液を含浸させてもマイカペーパーは熱硬化
性樹脂液の浸透によつてペーパー形態が保持され
なくなるようなおそれがないと共に熱硬化性樹脂
液の浸透によるマイカペーパーの張力低下を補強
シートで補強することができ、この結果マイカシ
ートを基材としてプリプレグを作成するにあたつ
て熱硬化性樹脂液の含浸や乾燥を一連の連続した
工程においておこなうことができることになり、
マイカを基材として電気的特性の優れた電気絶縁
板を生産性よく製造することができるものであ
る。しかも、マイカペーパーに補強シートを積層
したマイカシートには樹脂は予め含浸されておら
ず、用途や所望される性能等に応じて熱硬化性樹
脂の種類を選んでマイカシートに含浸させること
によつてマイカシート基材プリプレグを作成する
ことができるものであり、一種のマイカシートを
用いて含浸樹脂の異なる各種の電気絶縁板を製造
することが可能になるものである。さらに加え
て、マイカの鱗片を分散したスラリーを丸網の表
面に濾過して抄造すると共にこれを樹脂液が浸透
される補強シートの表面に転写させることによつ
て、マイカの鱗片が集成されたマイカペーパーと
補強シートを積層したマイカシートを作成するよ
うにしたので、丸網式抄造の手法で樹脂バインダ
ーなどを用いる必要なくマイカペーパーを作成で
きると共にマイカペーパーと補強シートを積層す
ることができ、樹脂が予め含有されないマイカシ
ートを作成することが可能になり、このマイカシ
ートに用途や所望される性能等に応じて熱硬化性
樹脂の種類を選んで含浸させることによつてマイ
カシート基材プリプレグを得ることができ、一種
のマイカシートを用いて含浸樹脂の異なる各種の
電気絶縁板を製造することが可能になるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは電気絶縁板の製造の各工程の断
面図、第2図a,b,cは同上におけるマイカシ
ートの各態様の正面図、第3図はマイカシートの
製造の装置の一例を示す一部の概略図、第4図は
フエルトに抄造シートを抄き上げた状態の断面
図、第5図はマイカシートの製造の装置の他の一
例を示す一部の概略図、第6図は積層シートの断
面図、第7図はプリプレグの製造の装置を示す概
略図、第8図a,bは電気絶縁板の製造の各工程
の断面図、第9図a,b,c,dはそれぞれ各態
様のマイカシートから得たプリプレグの組み合わ
せを示す断面図である。 1はマイカペーパー、2は補強シート、3はマ
イカシート、4は熱硬化性樹脂液、5はプリプレ
グである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マイカの鱗片を分散したスラリーを丸網の表
    面に濾過して抄造すると共にこれを樹脂液が浸透
    される補強シートの表面に転写させることによつ
    て、マイカの鱗片が集成されたマイカペーパーと
    補強シートを積層したマイカシートを作成し、こ
    のマイカシートに熱硬化性樹脂液を含浸して乾燥
    することによつてマイカシート基材プリプレグを
    作成し、このマイカシート基材プリプレグを複数
    枚重ねて加熱加圧成形することを特徴とする電気
    絶縁板の製造方法。 2 マイカペーパーの片面に補強シートを積層し
    てマイカシートを作成することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電気絶縁板の製造方法。 3 マイカペーパーの両面に補強シートを積層し
    てマイカシートを作成することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電気絶縁板の製造方法。 4 2枚のマイカペーパーの間に補強シートを積
    層してマイカシートを作成することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の電気絶縁板の製造方
    法。
JP29765085A 1985-12-25 1985-12-25 電気絶縁板及びその製造方法 Granted JPS62151336A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29765085A JPS62151336A (ja) 1985-12-25 1985-12-25 電気絶縁板及びその製造方法

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