JPH055027A - 全芳香族ポリエステルの製造方法 - Google Patents
全芳香族ポリエステルの製造方法Info
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- JPH055027A JPH055027A JP16037191A JP16037191A JPH055027A JP H055027 A JPH055027 A JP H055027A JP 16037191 A JP16037191 A JP 16037191A JP 16037191 A JP16037191 A JP 16037191A JP H055027 A JPH055027 A JP H055027A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、芳香族ジオール化合物と芳香族ジカ
ルボン酸とをエステル化反応させて全芳香族ポリエステ
ルを製造するに際して、例えば、原料として、パラヒド
ロキシ安息香酸、ビフェノール、4,4'- ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、テレフタル酸、ジフェニルテレフタ
レートおよびジフェニルカーボネートを用い、また、好
ましくは触媒として 【化1】 で表わされる化合物を用いることを特徴としている。 【効果】本発明の方法では、製造過程で酢酸などが副生
しないので、ポリエステル製造装置は腐食されない。ま
た、得られる全芳香族ポリエステルは、曲げ弾性などの
機械的特性、耐熱性等に優れ、しかも溶融成形可能であ
る。
ルボン酸とをエステル化反応させて全芳香族ポリエステ
ルを製造するに際して、例えば、原料として、パラヒド
ロキシ安息香酸、ビフェノール、4,4'- ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、テレフタル酸、ジフェニルテレフタ
レートおよびジフェニルカーボネートを用い、また、好
ましくは触媒として 【化1】 で表わされる化合物を用いることを特徴としている。 【効果】本発明の方法では、製造過程で酢酸などが副生
しないので、ポリエステル製造装置は腐食されない。ま
た、得られる全芳香族ポリエステルは、曲げ弾性などの
機械的特性、耐熱性等に優れ、しかも溶融成形可能であ
る。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は全芳香族ポリエステルの製
造方法に関し、さらに詳しくは溶融成形可能な全芳香族
ポリエステルの製造方法に関する。
造方法に関し、さらに詳しくは溶融成形可能な全芳香族
ポリエステルの製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景ならびにその問題点】パラオキシ安
息香酸ポリエステル等の全芳香族ポリエステルは一般
に、耐熱性等の特性に優れているが溶融成形性に劣る傾
向がある。そのためかかる全芳香族ポリエステルの特性
を改良しようとする試みが種々なされている。
息香酸ポリエステル等の全芳香族ポリエステルは一般
に、耐熱性等の特性に優れているが溶融成形性に劣る傾
向がある。そのためかかる全芳香族ポリエステルの特性
を改良しようとする試みが種々なされている。
【0003】例えば、特開昭55ー94930号公報に
は、塊状重合法による芳香族ポリエステルの製造法が開
示されている。この方法では、ポリエステルを製造する
に際し、3段階の重合方法が採用されている。
は、塊状重合法による芳香族ポリエステルの製造法が開
示されている。この方法では、ポリエステルを製造する
に際し、3段階の重合方法が採用されている。
【0004】すなわち、下記一般式(II)、(II
I)および(IV)で表わされる化合物群;一般式
I)および(IV)で表わされる化合物群;一般式
【0005】
【化2】
【0006】(式中R1は水素原子、ベンジル基、低級
アルキル基、またはフェニル基である。)で表わされる
化合物、一般式
アルキル基、またはフェニル基である。)で表わされる
化合物、一般式
【0007】
【化3】
【0008】(式中R2は水素原子、ベンジル基、低級
アルキル基、またはフェニル基である。)で表わされる
化合物、および一般式
アルキル基、またはフェニル基である。)で表わされる
化合物、および一般式
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Xは−O−、−S0−、−S−お
よび−CO−、mおよびnは0または1の整数を表わ
す。)で表わされる化合物からなる群から選ばれた化合
物を出発原料として用い、塊状重縮合法によって一般式
(I)
よび−CO−、mおよびnは0または1の整数を表わ
す。)で表わされる化合物からなる群から選ばれた化合
物を出発原料として用い、塊状重縮合法によって一般式
(I)
【0011】
【化5】
【0012】(式中、p=0のときq=r=3〜60
0、q=r=0のときp=3〜600、p+q+r=3
〜600であり、m,nおよびXは一般式(IV)で定
義したとおりである。)で表わされる芳香族ポリエステ
ルを製造するに際して、第1段階の反応槽において一般
式(II),(III),および(IV)で表わされる
化合物群から選ばれた化合物と酸無水物とを反応させ
て、アセチル化反応を行いモノマーを調製し、その際副
生する酸を除去し、さらに該モノマーの一部または全部
からオリゴマーを生成させまたは生成させないで、つい
で第1段階の反応生成物を第2段階の反応槽に移し、第
2段階の反応槽においてモノマーおよびまたはオリゴマ
ーを重縮合させプレポリマーを生成させ、ついで第2段
階の反応生成物を第3段階の反応槽に移し、第3段階の
反応槽においてプレポリマーを高分子量化している。
0、q=r=0のときp=3〜600、p+q+r=3
〜600であり、m,nおよびXは一般式(IV)で定
義したとおりである。)で表わされる芳香族ポリエステ
ルを製造するに際して、第1段階の反応槽において一般
式(II),(III),および(IV)で表わされる
化合物群から選ばれた化合物と酸無水物とを反応させ
て、アセチル化反応を行いモノマーを調製し、その際副
生する酸を除去し、さらに該モノマーの一部または全部
からオリゴマーを生成させまたは生成させないで、つい
で第1段階の反応生成物を第2段階の反応槽に移し、第
2段階の反応槽においてモノマーおよびまたはオリゴマ
ーを重縮合させプレポリマーを生成させ、ついで第2段
階の反応生成物を第3段階の反応槽に移し、第3段階の
反応槽においてプレポリマーを高分子量化している。
【0013】このように特開昭55−94930号公報
に開示された方法においては、モノマー調製の際に酸が
副生するが、この副生した酸が製造装置を腐食させると
いう問題があり、しかもこの方法には製造工程が多く複
雑であるという問題点がある。
に開示された方法においては、モノマー調製の際に酸が
副生するが、この副生した酸が製造装置を腐食させると
いう問題があり、しかもこの方法には製造工程が多く複
雑であるという問題点がある。
【0014】また、この特開昭55ー94930号公報
においては、式(III)で表される化合物として、例
えばジフェニルテレフタレートが挙げられているが、か
かる実施例は具体的に記載されていない。
においては、式(III)で表される化合物として、例
えばジフェニルテレフタレートが挙げられているが、か
かる実施例は具体的に記載されていない。
【0015】また、本願出願人が先に開示した特開昭6
3−10624号公報には、特定の芳香族オキシカルボ
ン酸残基、芳香族ジオール残基、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル残基および芳香族ジカルボン酸残
基を含有してなり、これらの残基が特定の割合で含まれ
た、溶融成形可能な全芳香族ポリエステルが開示されて
いる。このポリエステルは耐熱性、および曲げ強度等の
機械的強度など各種特性に著しく優れたものであった。
しかしながらこの公報の実施例に記載された方法により
全芳香族ポリエステルを製造すると、酢酸が副生し、こ
の副生した酢酸が製造装置を腐食させることが本発明者
らによって見い出された。
3−10624号公報には、特定の芳香族オキシカルボ
ン酸残基、芳香族ジオール残基、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル残基および芳香族ジカルボン酸残
基を含有してなり、これらの残基が特定の割合で含まれ
た、溶融成形可能な全芳香族ポリエステルが開示されて
いる。このポリエステルは耐熱性、および曲げ強度等の
機械的強度など各種特性に著しく優れたものであった。
しかしながらこの公報の実施例に記載された方法により
全芳香族ポリエステルを製造すると、酢酸が副生し、こ
の副生した酢酸が製造装置を腐食させることが本発明者
らによって見い出された。
【0016】そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、
芳香族ジカルボン酸のジアリールエステルと芳香族ジヒ
ドロキシ化合物との重縮合反応により芳香族ポリエステ
ルを製造する方法において、触媒として特定のスズ化合
物を用い、しかも好ましくは芳香族ジカルボン酸のジア
リールエステルとして特定の化合物を用いると、色相等
に優れた高重合度の芳香族ポリエステルが、簡易な工程
で短時間に得られ、しかもカルボン酸等の副性もないこ
と等を見い出し、既に提案している(特願平2ー606
84号参照)。
芳香族ジカルボン酸のジアリールエステルと芳香族ジヒ
ドロキシ化合物との重縮合反応により芳香族ポリエステ
ルを製造する方法において、触媒として特定のスズ化合
物を用い、しかも好ましくは芳香族ジカルボン酸のジア
リールエステルとして特定の化合物を用いると、色相等
に優れた高重合度の芳香族ポリエステルが、簡易な工程
で短時間に得られ、しかもカルボン酸等の副性もないこ
と等を見い出し、既に提案している(特願平2ー606
84号参照)。
【0017】しかしながら、さらに鋭意研究したとこ
ろ、上記したような特定の芳香族ジカルボン酸あるいは
そのジアリールエステルと共に、特定のモノマー成分を
組み合わせて用いると、曲げ弾性率等の機械的特性、耐
熱性、溶融成形性などに優れた全芳香族ポリエステルが
得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
ろ、上記したような特定の芳香族ジカルボン酸あるいは
そのジアリールエステルと共に、特定のモノマー成分を
組み合わせて用いると、曲げ弾性率等の機械的特性、耐
熱性、溶融成形性などに優れた全芳香族ポリエステルが
得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0018】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に伴う問
題点を解決しようとするものであって、副生物が製造装
置を腐食させることがなく、曲げ弾性率などの機械的特
性、耐熱性、等に優れ、しかも溶融成形可能な全芳香族
ポリエステルの製造方法を提供することを目的としてい
る。
題点を解決しようとするものであって、副生物が製造装
置を腐食させることがなく、曲げ弾性率などの機械的特
性、耐熱性、等に優れ、しかも溶融成形可能な全芳香族
ポリエステルの製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【発明の概要】本発明に係る全芳香族ポリエステルの製
造方法は、芳香族ジオール化合物と芳香族ジカルボン酸
とをエステル化反応させて全芳香族ポリエステルを製造
するに際して、下記化合物(Y)と共に下記化合物
(A)と(B)とを用い、あるいは、下記化合物(Y)
と共に下記化合物(A)と(C)を用い、あるいは下記
化合物(Y)と共に下記化合物(A)と(B)と(C)
とを用いることを特徴としている。 下記式(Y) Ar51−OOC−Ar52−COO−Ar53 ・・・(Y) (式(Y)中、Ar51とAr53は、それぞれ独立に、フ
ェニル基および水素の内から選ばれる基または原子であ
り、Ar52はフェニレン基であり、Ar51、Ar53およ
びAr52はアルキル基等の置換基を有していてもよ
い)、で表されるカルボン酸化合物。 下記式(A) ROOC−Ar11−OH ・・・(A) (式(A)中、Rは水素またはフェニル基であり、Ar
11は二価の芳香族炭化水素基であり、RまたはAr11は
アルキル基等の置換基を有していてもよい)、で表され
る芳香族オキシカルボン酸。 下記式(B) HO−Ar21−OH ・・・(B) (式(B)中、Ar21は芳香族基であり、アルキル基な
どの置換基を有していてもよい)、で表される芳香族ジ
オール。 下記式(C) HO−Ar31−O−Ar31−OH ・・・(C) (式(C)中、Ar31はフェニレン基であり、アルキル
基等の置換基を有していてもよい)で表される4,4'-ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル。
造方法は、芳香族ジオール化合物と芳香族ジカルボン酸
とをエステル化反応させて全芳香族ポリエステルを製造
するに際して、下記化合物(Y)と共に下記化合物
(A)と(B)とを用い、あるいは、下記化合物(Y)
と共に下記化合物(A)と(C)を用い、あるいは下記
化合物(Y)と共に下記化合物(A)と(B)と(C)
とを用いることを特徴としている。 下記式(Y) Ar51−OOC−Ar52−COO−Ar53 ・・・(Y) (式(Y)中、Ar51とAr53は、それぞれ独立に、フ
ェニル基および水素の内から選ばれる基または原子であ
り、Ar52はフェニレン基であり、Ar51、Ar53およ
びAr52はアルキル基等の置換基を有していてもよ
い)、で表されるカルボン酸化合物。 下記式(A) ROOC−Ar11−OH ・・・(A) (式(A)中、Rは水素またはフェニル基であり、Ar
11は二価の芳香族炭化水素基であり、RまたはAr11は
アルキル基等の置換基を有していてもよい)、で表され
る芳香族オキシカルボン酸。 下記式(B) HO−Ar21−OH ・・・(B) (式(B)中、Ar21は芳香族基であり、アルキル基な
どの置換基を有していてもよい)、で表される芳香族ジ
オール。 下記式(C) HO−Ar31−O−Ar31−OH ・・・(C) (式(C)中、Ar31はフェニレン基であり、アルキル
基等の置換基を有していてもよい)で表される4,4'-ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル。
【0020】本発明では、原料として、上記カルボン酸
化合物(Y)とともに、上記化合物(A)と(B)、上
記化合物(A)と(C)、あるいは上記化合物(A)と
(B)と(C)を用いているので、特に曲げ弾性率、引
張強度、耐衝撃強度などの機械的性質に優れ、しかも耐
熱性および耐加水分解性に優れ、溶融成形可能な全芳香
族ポリエステルが得られる傾向がある。
化合物(Y)とともに、上記化合物(A)と(B)、上
記化合物(A)と(C)、あるいは上記化合物(A)と
(B)と(C)を用いているので、特に曲げ弾性率、引
張強度、耐衝撃強度などの機械的性質に優れ、しかも耐
熱性および耐加水分解性に優れ、溶融成形可能な全芳香
族ポリエステルが得られる傾向がある。
【0021】しかも、製造過程で副生する化合物がポリ
エステル製造装置を腐食させることはない。また、本発
明の好ましい態様においては、上記のような原料を用い
て全芳香族ポリエステルを製造する際に、触媒として、
下記一般式[S]
エステル製造装置を腐食させることはない。また、本発
明の好ましい態様においては、上記のような原料を用い
て全芳香族ポリエステルを製造する際に、触媒として、
下記一般式[S]
【0022】
【化6】
【0023】(式[S]中,R1〜R4はアルキル基また
はアリール基を示し、X1、X2はヒドロキシ基、アルコ
キシ基、またはアリールオキシ基をそれぞれ示す。)で
表わされるスズ化合物を用いることが好ましい。
はアリール基を示し、X1、X2はヒドロキシ基、アルコ
キシ基、またはアリールオキシ基をそれぞれ示す。)で
表わされるスズ化合物を用いることが好ましい。
【0024】このようなスズ化合物を用いると、特に重
合の初期反応が均質反応となり、オリゴマー化、さらに
は固相重合反応が容易に進行して、機械的物性等に優れ
たポリマーが得られる傾向がある。
合の初期反応が均質反応となり、オリゴマー化、さらに
は固相重合反応が容易に進行して、機械的物性等に優れ
たポリマーが得られる傾向がある。
【0025】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る全芳香族ポリ
エステルの製造方法について具体的に説明する。
エステルの製造方法について具体的に説明する。
【0026】本発明においては、芳香族ジオール化合物
と芳香族ジカルボン酸とをエステル化反応させて全芳香
族ポリエステルを製造するに際して、芳香族ジカルボン
酸として、下記式(Y) Ar51−OOC−Ar52−COO−Ar53 ・・・(Y) (式(Y)中、Ar51とAr53は、それぞれ独立に、フ
ェニル基および水素の内から選ばれる基または原子であ
り、Ar52はフェニレン基であり、Ar51、Ar53およ
びAr52はアルキル基等の置換基を有していてもよい)
で表されるカルボン酸化合物が用いられる。
と芳香族ジカルボン酸とをエステル化反応させて全芳香
族ポリエステルを製造するに際して、芳香族ジカルボン
酸として、下記式(Y) Ar51−OOC−Ar52−COO−Ar53 ・・・(Y) (式(Y)中、Ar51とAr53は、それぞれ独立に、フ
ェニル基および水素の内から選ばれる基または原子であ
り、Ar52はフェニレン基であり、Ar51、Ar53およ
びAr52はアルキル基等の置換基を有していてもよい)
で表されるカルボン酸化合物が用いられる。
【0027】カルボン酸化合物(Y)としては、具体的
には、テレフタル酸、4,4'-ジカルボキシジフェニルエ
ーテル、3,4'-ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4'-
ジカルボキシジフェニル、イソフタル酸、2,6-ジカルボ
キシナフタレン、2,7-ジカルボキシナフタレン、ジフェ
ニルテレフタレート、フェニルテレフタレート、ジフェ
ニルイソフタレート、ジフェニル(4,4'-ジカルボキシ
ジフェニル)、ジフェニル(3,4'-ジカルボキシジフェ
ニル)、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェニル)エ
ーテル]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェニル)
メタン]、ジフェニル[2,2-ビス(4-カルボキシフェニ
ル)プロパン]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェ
ニル)ケトン]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェ
ニル)スルホン]、ジフェニル1,4-ナフタリンジカルボ
ン酸、ジフェニル1,5-ナフタリンジカルボン酸、ジフェ
ニル1,6-ナフタリンジカルボン酸、ジフェニル1,7-ナフ
タリンジカルボン酸、ジフェニル2,7-ナフタリンジカル
ボン酸、などが挙げられる。
には、テレフタル酸、4,4'-ジカルボキシジフェニルエ
ーテル、3,4'-ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4'-
ジカルボキシジフェニル、イソフタル酸、2,6-ジカルボ
キシナフタレン、2,7-ジカルボキシナフタレン、ジフェ
ニルテレフタレート、フェニルテレフタレート、ジフェ
ニルイソフタレート、ジフェニル(4,4'-ジカルボキシ
ジフェニル)、ジフェニル(3,4'-ジカルボキシジフェ
ニル)、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェニル)エ
ーテル]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェニル)
メタン]、ジフェニル[2,2-ビス(4-カルボキシフェニ
ル)プロパン]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェ
ニル)ケトン]、ジフェニル[ビス(4-カルボキシフェ
ニル)スルホン]、ジフェニル1,4-ナフタリンジカルボ
ン酸、ジフェニル1,5-ナフタリンジカルボン酸、ジフェ
ニル1,6-ナフタリンジカルボン酸、ジフェニル1,7-ナフ
タリンジカルボン酸、ジフェニル2,7-ナフタリンジカル
ボン酸、などが挙げられる。
【0028】これらのカルボン酸化合物の内では、テレ
フタル酸、ジフェニルテレフタレート、ジフェニル1,
6−ナフタレンジカルボン酸が好ましく用いられる。こ
のようなカルボン酸化合物は1種または2種以上組み合
わせて用いられる。本発明においては全芳香族ポリエス
テルを製造する際に、このようなカルボン酸化合物を用
いているので、酢酸などのような製造装置を腐食させる
ような化合物が副生しない。特にカルボン酸化合物とし
て、テレフタル酸、ジフェニルテレフタレートを用いる
と曲げ弾性率等の機械的性質に優れ、しかも耐熱性に優
れ、溶融成形性が良好な芳香族ポリエステルとなる傾向
がある。
フタル酸、ジフェニルテレフタレート、ジフェニル1,
6−ナフタレンジカルボン酸が好ましく用いられる。こ
のようなカルボン酸化合物は1種または2種以上組み合
わせて用いられる。本発明においては全芳香族ポリエス
テルを製造する際に、このようなカルボン酸化合物を用
いているので、酢酸などのような製造装置を腐食させる
ような化合物が副生しない。特にカルボン酸化合物とし
て、テレフタル酸、ジフェニルテレフタレートを用いる
と曲げ弾性率等の機械的性質に優れ、しかも耐熱性に優
れ、溶融成形性が良好な芳香族ポリエステルとなる傾向
がある。
【0029】本発明においては全芳香族ポリエステルを
形成する際に、上記カルボン酸化合物(Y)とともに、
少なくとも下記化合物(A)と(B)、下記化合物
(A)と(C)あるいは下記化合物(A)と(B)と
(C)が用いられる。
形成する際に、上記カルボン酸化合物(Y)とともに、
少なくとも下記化合物(A)と(B)、下記化合物
(A)と(C)あるいは下記化合物(A)と(B)と
(C)が用いられる。
【0030】すなわち、下記式(A) ROOC−Ar11−OH ・・・(A) (式(A)中、Rは水素またはフェニル基であり、Ar
11は二価の芳香族炭化水素基であり、RまたはAr11は
アルキル基等の置換基を有していてもよい)、で表され
る芳香族オキシカルボン酸が用いられる。
11は二価の芳香族炭化水素基であり、RまたはAr11は
アルキル基等の置換基を有していてもよい)、で表され
る芳香族オキシカルボン酸が用いられる。
【0031】上記式(A)で表わされる芳香族オキシカ
ルボン酸としては、例えばp-オキシ安息香酸、m-オキシ
安息香酸あるいは6-オキシ-2-ナフトエ酸等を挙げる
ことができる。本発明においてはこのような芳香族オキ
シカルボン酸から誘導されるエステルを用いることもで
きる。このような化合物としては、これらの芳香族オキ
シカルボン酸のオキシ基においてエステル結合を形成し
たエステル、例えば炭素数2〜6の低級アルカノイルエ
ステル、ベンゾイルエステル、あるいはこれらの芳香族
オキシカルボン酸のカルボキシル基においてエステル結
合を形成したエステル、例えば炭素数2〜6の低級アル
キルエステル、フェニルエステル、ベンゾイルエステル
等を挙げることができる。このような化合物の内ではパ
ラヒドロキシ安息香酸、6-オキシ2-ナフトエ酸などが
好ましく用いられる。
ルボン酸としては、例えばp-オキシ安息香酸、m-オキシ
安息香酸あるいは6-オキシ-2-ナフトエ酸等を挙げる
ことができる。本発明においてはこのような芳香族オキ
シカルボン酸から誘導されるエステルを用いることもで
きる。このような化合物としては、これらの芳香族オキ
シカルボン酸のオキシ基においてエステル結合を形成し
たエステル、例えば炭素数2〜6の低級アルカノイルエ
ステル、ベンゾイルエステル、あるいはこれらの芳香族
オキシカルボン酸のカルボキシル基においてエステル結
合を形成したエステル、例えば炭素数2〜6の低級アル
キルエステル、フェニルエステル、ベンゾイルエステル
等を挙げることができる。このような化合物の内ではパ
ラヒドロキシ安息香酸、6-オキシ2-ナフトエ酸などが
好ましく用いられる。
【0032】なお、上記式(A)中、RおよびA11がフ
ェニル基であるパラヒドロキシ安息香酸フェニルは、例
えば、パラヒドロキシ安息香酸とジフェニルカーボネー
トとを反応させることにより得られる。 下記式(B) HO−Ar21−OH ・・・(B) (式(B)中、Ar21は芳香族基、好ましくはp-フェニ
レン基叉は4,4'-ジフェニレン基等の二価の芳香族基で
あり、該芳香族基はアルキル基などの置換基を有してい
てもよい)、で表わされる芳香族ジオールが用いられ
る。
ェニル基であるパラヒドロキシ安息香酸フェニルは、例
えば、パラヒドロキシ安息香酸とジフェニルカーボネー
トとを反応させることにより得られる。 下記式(B) HO−Ar21−OH ・・・(B) (式(B)中、Ar21は芳香族基、好ましくはp-フェニ
レン基叉は4,4'-ジフェニレン基等の二価の芳香族基で
あり、該芳香族基はアルキル基などの置換基を有してい
てもよい)、で表わされる芳香族ジオールが用いられ
る。
【0033】上記(B)で表わされる芳香族ジオールと
しては、ハイドロキノン、4,4'-ジヒドロキシジフェニ
ルなどを挙げることができる。また芳香族ジオールから
誘導される化合物、例えば、炭素数2〜6の低級アルカ
ノイルエステルあるいはベンゾイルエステルを用いるこ
ともできる。
しては、ハイドロキノン、4,4'-ジヒドロキシジフェニ
ルなどを挙げることができる。また芳香族ジオールから
誘導される化合物、例えば、炭素数2〜6の低級アルカ
ノイルエステルあるいはベンゾイルエステルを用いるこ
ともできる。
【0034】上記以外の他のジオールとしては、例えば
レゾルシン、3,4'-ジヒドロキシジフェニル、2,6-ジヒ
ドロキシナフタレン、3,4'-ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、フェニルハイドロキノン、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフ
ェニル)プロパンのような炭素数6〜15の芳香族ジオ
ールを好ましい化合物として挙げることができる。
レゾルシン、3,4'-ジヒドロキシジフェニル、2,6-ジヒ
ドロキシナフタレン、3,4'-ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、フェニルハイドロキノン、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフ
ェニル)プロパンのような炭素数6〜15の芳香族ジオ
ールを好ましい化合物として挙げることができる。
【0035】これらのジオールの誘導体としては、例え
ば炭素数1〜6の低級アルカノイルエステルあるいはベ
ンゾイルエステルを挙げることができる。これらの化合
物の内ではハイドロキノン、4,4'-ジヒドロキシジフェ
ニルなどが好ましく用いられる。
ば炭素数1〜6の低級アルカノイルエステルあるいはベ
ンゾイルエステルを挙げることができる。これらの化合
物の内ではハイドロキノン、4,4'-ジヒドロキシジフェ
ニルなどが好ましく用いられる。
【0036】また、下記式(C) HO−Ar31−O−Ar31−OH ・・・(C) (式(C)中、Ar31はフェニレン基であり、アルキル
基等の置換基を有していてもよい)で表される4,4'-ジ
ヒドロキシジフェニルエーテルが用いられる。
基等の置換基を有していてもよい)で表される4,4'-ジ
ヒドロキシジフェニルエーテルが用いられる。
【0037】また、4,4'-ジヒドロキシジフェニルエー
テルから誘導される化合物を用いることもでき、このよ
うな化合物としては、例えば上記式(C)で表わされる
4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテルから誘導される
炭素数2〜6の低級アルカノイルエステルあるいはベン
ゾイルエステルが挙げられる。このような化合物の内で
は4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテルが好ましく用
いられる。
テルから誘導される化合物を用いることもでき、このよ
うな化合物としては、例えば上記式(C)で表わされる
4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテルから誘導される
炭素数2〜6の低級アルカノイルエステルあるいはベン
ゾイルエステルが挙げられる。このような化合物の内で
は4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテルが好ましく用
いられる。
【0038】本発明においては上記したような原料を用
いて全芳香族ポリエステルを製造するが、このように全
芳香族ポリエステルを製造する際に、必要に応じて触媒
として、下記一般式[S]
いて全芳香族ポリエステルを製造するが、このように全
芳香族ポリエステルを製造する際に、必要に応じて触媒
として、下記一般式[S]
【0039】
【化7】
【0040】で表わされるスズ化合物、あるいはアルカ
リまたはアルカリ土類金属の水酸化物例えば水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムなどを用いる
ことができる。
リまたはアルカリ土類金属の水酸化物例えば水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムなどを用いる
ことができる。
【0041】ただし、式[S]中、R1 〜R4 はそれぞ
れ独立にアルキル基またはアリール基を表し、X1 、X
2 はそれぞれ独立にヒドロキシ基、アルコキシ基または
アリールオキシ基を表す。
れ独立にアルキル基またはアリール基を表し、X1 、X
2 はそれぞれ独立にヒドロキシ基、アルコキシ基または
アリールオキシ基を表す。
【0042】上記式[S]で示されるスズ化合物として
は、具体的には、例えば、下記のような化合物を挙げる
ことができる。
は、具体的には、例えば、下記のような化合物を挙げる
ことができる。
【0043】
【化8】
【0044】
【化9】
【0045】など。これらの触媒は単独で、または2種
以上を組み合わせて使用することができる。このような
触媒の内ではスズ化合物を用いることが望ましく、中で
も
以上を組み合わせて使用することができる。このような
触媒の内ではスズ化合物を用いることが望ましく、中で
も
【0046】
【化10】
【0047】で表わされるスズ化合物を用いると、特に
初期反応が均質反応となり、オリゴマー化、さらには固
相重合反応が容易に進行して、機械的物性に優れたコポ
リマーが得られる傾向がある。
初期反応が均質反応となり、オリゴマー化、さらには固
相重合反応が容易に進行して、機械的物性に優れたコポ
リマーが得られる傾向がある。
【0048】本発明においては、このような原料および
必要により上記触媒、特に{(C4H9)2−Sn−O−
(フェニレン)}2Oで表わされるスズ化合物などを用
いて、例えば、2段階で全芳香族ポリエステルを製造す
ることができる。
必要により上記触媒、特に{(C4H9)2−Sn−O−
(フェニレン)}2Oで表わされるスズ化合物などを用
いて、例えば、2段階で全芳香族ポリエステルを製造す
ることができる。
【0049】すなわち、第1段階では、上記原料すなわ
ちカルボン酸化合物(Y)と、必要により、例えば上記
(A)〜(C)の化合物とを、通常、180〜300
℃、好ましくは200〜250℃の温度で、3〜20時
間、好ましくは5〜10時間程度反応させ、さらに反応
内容物を200〜400℃、好ましくは250〜350
℃の温度で、必要により減圧下に、0.1〜10時間、
好ましくは0.5〜5時間程度反応させて、極限粘度
[η](ペンタフロロフェノール中、60℃で測定)が
4.0dl/g以下、好ましくは0.2〜3.0dl/
g、さらに好ましくは0.3〜2.0dl/gであり、
溶融温度Tm1(昇温1度目の吸熱ピーク)が200〜4
50℃、好ましくは250〜400℃であるようなオリ
ゴマーを形成させる。
ちカルボン酸化合物(Y)と、必要により、例えば上記
(A)〜(C)の化合物とを、通常、180〜300
℃、好ましくは200〜250℃の温度で、3〜20時
間、好ましくは5〜10時間程度反応させ、さらに反応
内容物を200〜400℃、好ましくは250〜350
℃の温度で、必要により減圧下に、0.1〜10時間、
好ましくは0.5〜5時間程度反応させて、極限粘度
[η](ペンタフロロフェノール中、60℃で測定)が
4.0dl/g以下、好ましくは0.2〜3.0dl/
g、さらに好ましくは0.3〜2.0dl/gであり、
溶融温度Tm1(昇温1度目の吸熱ピーク)が200〜4
50℃、好ましくは250〜400℃であるようなオリ
ゴマーを形成させる。
【0050】なお、上記反応を行う際には、例えば、原
料モノマー100モル%中、カルボン酸化合物(Y)を
10〜35モル%、好ましくは15〜30モル%の量で
用い、上記芳香族オキシカルボン酸(A)を30〜80
モル%、好ましくは50〜70モル%の量で、芳香族ジ
オール(B)を1〜20モル%、好ましくは3〜16モ
ル%の量で、4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル
(C)を1〜32モル%、好ましくは3〜25モル%の
量で用いることが望ましい。
料モノマー100モル%中、カルボン酸化合物(Y)を
10〜35モル%、好ましくは15〜30モル%の量で
用い、上記芳香族オキシカルボン酸(A)を30〜80
モル%、好ましくは50〜70モル%の量で、芳香族ジ
オール(B)を1〜20モル%、好ましくは3〜16モ
ル%の量で、4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル
(C)を1〜32モル%、好ましくは3〜25モル%の
量で用いることが望ましい。
【0051】上述したような量で上記原料を用いると、
特に曲げ弾性率、引張強度、耐衝撃強度などの機械的性
質に優れ、しかも耐熱性および耐加水分解性に優れ、溶
融成形可能な全芳香族ポリエステルが得られる傾向があ
る。
特に曲げ弾性率、引張強度、耐衝撃強度などの機械的性
質に優れ、しかも耐熱性および耐加水分解性に優れ、溶
融成形可能な全芳香族ポリエステルが得られる傾向があ
る。
【0052】本発明において、触媒の使用量は特に限定
されないが、通常、原料モノマー100重量部に対し
て、0.001〜5重量部、好ましくは0.01〜0.
5重量部の量で用いられる。このような量で触媒を用い
ると、特に初期反応が均質反応となり、生成オリゴマ
ー、さらにコポリマーの高分子量化が容易となる傾向が
ある。
されないが、通常、原料モノマー100重量部に対し
て、0.001〜5重量部、好ましくは0.01〜0.
5重量部の量で用いられる。このような量で触媒を用い
ると、特に初期反応が均質反応となり、生成オリゴマ
ー、さらにコポリマーの高分子量化が容易となる傾向が
ある。
【0053】次いで、第2段階では、第1段階で得られ
たオリゴマーを反応器から取り出して、固相重合用オー
ブン等の重合器に移して重合反応、好ましくは固相重合
反応により共縮合させることが好ましい。固相重合反応
は、通常、得られる全芳香族ポリエステル(コポリマ
ー)の融点より30〜100℃程度低い温度、好ましく
は40〜60℃程度低い温度で、100〜250-Nl
/minN2気流下で、0.5〜40時間、好ましくは
1〜15時間程度行われる。このように、固相重合反応
を行うと、極限粘度[η](ペンタフロロフェノール
中、60℃で測定)が7.0dl/g以下、好ましくは
3.0〜6.0dl/g、さらに好ましくは2.5〜
5.0dl/gであり、溶融温度Tm1(昇温1度目の吸
熱ピーク)が200〜450℃、好ましくは250〜4
00℃の範囲内にあるような全芳香族ポリエステルが得
られる。
たオリゴマーを反応器から取り出して、固相重合用オー
ブン等の重合器に移して重合反応、好ましくは固相重合
反応により共縮合させることが好ましい。固相重合反応
は、通常、得られる全芳香族ポリエステル(コポリマ
ー)の融点より30〜100℃程度低い温度、好ましく
は40〜60℃程度低い温度で、100〜250-Nl
/minN2気流下で、0.5〜40時間、好ましくは
1〜15時間程度行われる。このように、固相重合反応
を行うと、極限粘度[η](ペンタフロロフェノール
中、60℃で測定)が7.0dl/g以下、好ましくは
3.0〜6.0dl/g、さらに好ましくは2.5〜
5.0dl/gであり、溶融温度Tm1(昇温1度目の吸
熱ピーク)が200〜450℃、好ましくは250〜4
00℃の範囲内にあるような全芳香族ポリエステルが得
られる。
【0054】このようにして得られた全芳香族ポリエス
テル100モル%中には、カルボン酸化合物(Y)から
誘導される成分単位、例えばテレフタル酸成分成分単位
は10〜35モル%、好ましくは15〜30モル%の量
で、さらに必要により上記芳香族オキシカルボン酸
(A)から誘導される成分単位は30〜80モル%、好
ましくは50〜70モル%の量で、芳香族ジオール
(B)から誘導される成分単位は1〜20モル%、好ま
しくは3〜16モル%の量で、4,4'-ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル(C)から誘導される成分単位は1〜3
2モル%、好ましくは3〜25モル%の量で含まれてい
ることが望ましい。
テル100モル%中には、カルボン酸化合物(Y)から
誘導される成分単位、例えばテレフタル酸成分成分単位
は10〜35モル%、好ましくは15〜30モル%の量
で、さらに必要により上記芳香族オキシカルボン酸
(A)から誘導される成分単位は30〜80モル%、好
ましくは50〜70モル%の量で、芳香族ジオール
(B)から誘導される成分単位は1〜20モル%、好ま
しくは3〜16モル%の量で、4,4'-ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル(C)から誘導される成分単位は1〜3
2モル%、好ましくは3〜25モル%の量で含まれてい
ることが望ましい。
【0055】本発明の方法により得られる全芳香族ポリ
エステルは、好ましくは該全芳香族ポリエステルの融点
よりも30℃高い温度および100sec-1 のずり速度で
測定した溶融粘度の値が、通常、102 〜107 ポイ
ズ、好ましくは2×102〜105ポイズ、好ましくは5
×102〜105ポイズを示す。
エステルは、好ましくは該全芳香族ポリエステルの融点
よりも30℃高い温度および100sec-1 のずり速度で
測定した溶融粘度の値が、通常、102 〜107 ポイ
ズ、好ましくは2×102〜105ポイズ、好ましくは5
×102〜105ポイズを示す。
【0056】この全芳香族ポリエステルの融点の測定が
困難である場合には、上記の融点に替えて軟化点を指標
にして、上記と同様の溶融粘度範囲を規定することがで
きる。
困難である場合には、上記の融点に替えて軟化点を指標
にして、上記と同様の溶融粘度範囲を規定することがで
きる。
【0057】本発明の方法により得られる上記全芳香族
ポリエステルは、実質的に線状であることが好ましい。
また、このポリマーの末端には例えば前記残基(A)〜
(C)、(Y)のいずれが位置してしてもよい。また、
得られたポリマーは、常法により、その末端カルボキシ
ル基が、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ールのような1価の低級アルコールあるいはフェノー
ル、クレゾールのような一価の芳香族ヒドロキシ化合物
でエステル化されていてもよく、また末端ヒドロキシル
基が、例えば酢酸、プロピオン酸、安息香酸のような1
価のカルボン酸でエステル化されていてもよい。
ポリエステルは、実質的に線状であることが好ましい。
また、このポリマーの末端には例えば前記残基(A)〜
(C)、(Y)のいずれが位置してしてもよい。また、
得られたポリマーは、常法により、その末端カルボキシ
ル基が、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ールのような1価の低級アルコールあるいはフェノー
ル、クレゾールのような一価の芳香族ヒドロキシ化合物
でエステル化されていてもよく、また末端ヒドロキシル
基が、例えば酢酸、プロピオン酸、安息香酸のような1
価のカルボン酸でエステル化されていてもよい。
【0058】本発明により得られる全芳香族ポリエステ
ルのガラス転移温度(Tg)は、通常、示差走査熱量計
(DSC)では検出されず、DSCによって測定した融
点(Tm)は通常200〜450℃、好ましくは250
〜400℃の範囲である。
ルのガラス転移温度(Tg)は、通常、示差走査熱量計
(DSC)では検出されず、DSCによって測定した融
点(Tm)は通常200〜450℃、好ましくは250
〜400℃の範囲である。
【0059】本発明により得られる全芳香族ポリエステ
ルは、耐熱性および曲げ弾性率、引張強度、耐衝撃強度
等の機械的強度に優れ、耐熱性、耐高温加水分解性に優
れ、さらに溶融成形性に優れているので、このような特
性を利用して各種成形体あるいは繊維を製造することが
できる。
ルは、耐熱性および曲げ弾性率、引張強度、耐衝撃強度
等の機械的強度に優れ、耐熱性、耐高温加水分解性に優
れ、さらに溶融成形性に優れているので、このような特
性を利用して各種成形体あるいは繊維を製造することが
できる。
【0060】
【発明の効果】本発明においては、芳香族ジオール化合
物と芳香族ジカルボン酸とをエステル化反応させて全芳
香族ポリエステルを製造するに際して、上記のような原
料を用いているので酢酸のようなカルボン酸が副生する
ことがなく、製造装置は腐食されない。
物と芳香族ジカルボン酸とをエステル化反応させて全芳
香族ポリエステルを製造するに際して、上記のような原
料を用いているので酢酸のようなカルボン酸が副生する
ことがなく、製造装置は腐食されない。
【0061】特に、上述したような2段階の工程で全芳
香族ポリエステルを製造すれば、簡易な工程で全芳香族
ポリエステルが得られる。また、得られた全芳香族ポリ
エステルは、曲げ弾性などの機械的特性、耐熱性、等に
優れ、しかも溶融成形可能である。
香族ポリエステルを製造すれば、簡易な工程で全芳香族
ポリエステルが得られる。また、得られた全芳香族ポリ
エステルは、曲げ弾性などの機械的特性、耐熱性、等に
優れ、しかも溶融成形可能である。
【0062】以下、本発明に係る全芳香族ポリエステル
の製造方法を実施例によって具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例になんら限定されない。
の製造方法を実施例によって具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例になんら限定されない。
【0063】
【実施例】なお、該芳香族コポリエステルの性能評価は
次の方法に従った。 Tg,Tm:パーキンエルマー社製示差走査熱量計(D
SC II型)を用いて、芳香族ポリエステルの試料量
約10mgを、50℃から450℃まで20℃/分の速度
で昇温し、次いで50℃まで20℃/分で降温し、再び
450℃まで20℃/分で昇温し、吸熱サーモグラムを
測定した。融点Tm(℃)は昇温1度目と2度目の吸熱
ピーク値から、ガラス転移点Tg(℃)は昇温2度目の
値(最初の変曲点)から求めた。
次の方法に従った。 Tg,Tm:パーキンエルマー社製示差走査熱量計(D
SC II型)を用いて、芳香族ポリエステルの試料量
約10mgを、50℃から450℃まで20℃/分の速度
で昇温し、次いで50℃まで20℃/分で降温し、再び
450℃まで20℃/分で昇温し、吸熱サーモグラムを
測定した。融点Tm(℃)は昇温1度目と2度目の吸熱
ピーク値から、ガラス転移点Tg(℃)は昇温2度目の
値(最初の変曲点)から求めた。
【0064】溶融粘度:島津製作所(株)製キャピラリ
ー型レオメータを用いて、ずり速度100sec-1 で測定
した。但し、昇温2度目の融点(Tm)から30℃高い
温度で測定した。<LCPの物性測定条件> ・試料の調製 ・装 置:東洋機械金属(株)製プランジャー式小型
射出成形機 (TU-05 )スクリュー径:20mm 型締力:5.0ton 射出量:〜3.0 cm3 バレル温度:MAX.450 ℃ 金型温度:MAX.250 ℃ ・形 状:矩形試験片(L=100 、W=5.0 、T=1.0mm ) ・成形温度:320 〜400 ℃ ・曲げ試験 ・ASTM D790-84a に準拠 但し、スパン間距離:32.0mm 変形温度:t/2mm/分(t=
試料の厚み) ・装 置:インストロン万能試験機 ・試 料:射出試験片(100*5*1mm ) ・T−HDT試験(Tensile Heat Distortion Temperat
ure ) ・ASTM D1637に準拠 但し、荷重:3.45Kg/cm2 昇温速度:2.0 ℃/分 チャック間距離:70mm2.0% 伸び温度をT-HDT としてい
る。
ー型レオメータを用いて、ずり速度100sec-1 で測定
した。但し、昇温2度目の融点(Tm)から30℃高い
温度で測定した。<LCPの物性測定条件> ・試料の調製 ・装 置:東洋機械金属(株)製プランジャー式小型
射出成形機 (TU-05 )スクリュー径:20mm 型締力:5.0ton 射出量:〜3.0 cm3 バレル温度:MAX.450 ℃ 金型温度:MAX.250 ℃ ・形 状:矩形試験片(L=100 、W=5.0 、T=1.0mm ) ・成形温度:320 〜400 ℃ ・曲げ試験 ・ASTM D790-84a に準拠 但し、スパン間距離:32.0mm 変形温度:t/2mm/分(t=
試料の厚み) ・装 置:インストロン万能試験機 ・試 料:射出試験片(100*5*1mm ) ・T−HDT試験(Tensile Heat Distortion Temperat
ure ) ・ASTM D1637に準拠 但し、荷重:3.45Kg/cm2 昇温速度:2.0 ℃/分 チャック間距離:70mm2.0% 伸び温度をT-HDT としてい
る。
【0065】・装 置:当社製作試験機 ・試 料:射出試験片(100*5*1mm )
【0066】
【実施例1】撹拌機、窒素吹込み口、留出口および底部
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
パラヒドロキシ安息香酸338.1g(2.45モ
ル)、ビフェノール32.6g(0.175モル)、4,
4'- ジヒドロキシジフェニルエーテル70.7g(0.
35モル)、ジフェニルテレフタレート167.0g
(0.525モル)、ジフェニルカーボネート576.
7g(2.695モル)および触媒として
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
パラヒドロキシ安息香酸338.1g(2.45モ
ル)、ビフェノール32.6g(0.175モル)、4,
4'- ジヒドロキシジフェニルエーテル70.7g(0.
35モル)、ジフェニルテレフタレート167.0g
(0.525モル)、ジフェニルカーボネート576.
7g(2.695モル)および触媒として
【0067】
【化11】
【0068】で表わされる化合物0.654g(0.9
8×10-3モル)を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間撹拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して300℃に昇温して300℃
で3時間保持した。
8×10-3モル)を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間撹拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して300℃に昇温して300℃
で3時間保持した。
【0069】さらに反応系内を30分を要して1mmHgに
減圧して、撹拌下、300℃の温度で圧力を1mmHgで、
0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマー)は
300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10分を要
して抜出した。
減圧して、撹拌下、300℃の温度で圧力を1mmHgで、
0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマー)は
300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10分を要
して抜出した。
【0070】該オリゴマーの極限粘度[η]は1.06
(dl/g )[ペンタフロロフェノール中、60℃で測定
した値]であった。該オリゴマーはウィレークラッシャ
ーで30メッシュ以下の粒状として常圧固相重合用オー
ブンに入れ、200Nl/分(標準状態換算量)、窒素気
流下で5時間を要して270℃まで昇温し、その温度で
3時間固相重合反応を行って、コポリエステルを得た。
(dl/g )[ペンタフロロフェノール中、60℃で測定
した値]であった。該オリゴマーはウィレークラッシャ
ーで30メッシュ以下の粒状として常圧固相重合用オー
ブンに入れ、200Nl/分(標準状態換算量)、窒素気
流下で5時間を要して270℃まで昇温し、その温度で
3時間固相重合反応を行って、コポリエステルを得た。
【0071】該コポリエステルはラクガン状を呈してい
たが固く融着することなく簡単に固相重合前の粒状にほ
ぐすことができた。該コポリエステルの極限粘度[η]
は3.38(dl/g )であり、DSC測定によるTm1は
322℃であった。
たが固く融着することなく簡単に固相重合前の粒状にほ
ぐすことができた。該コポリエステルの極限粘度[η]
は3.38(dl/g )であり、DSC測定によるTm1は
322℃であった。
【0072】該コポリエステルの射出成形物による曲げ
弾性率は153×103 Kg/cm2 であり、曲げ強度は1
790Kg/cm2 であり、T−HDTは258℃であっ
た。
弾性率は153×103 Kg/cm2 であり、曲げ強度は1
790Kg/cm2 であり、T−HDTは258℃であっ
た。
【0073】
【比較例1】実施例1において、Sn系触媒を用いなか
った以外は実施例1と同じ処方でオリゴマーの合成を行
った。
った以外は実施例1と同じ処方でオリゴマーの合成を行
った。
【0074】オリゴマー化最終段階で内容物は均一溶融
物であり、該オリゴマーの極限粘度[η]は0.65
(dl/g)であった。また該オリゴマーを実施例1に
準じて固相重合を行い、コポリマーを得たが、該コポリ
マーは、ペンタフロロフェノールに不溶な物があり、そ
の極限粘度[η]の測定は不能であった。
物であり、該オリゴマーの極限粘度[η]は0.65
(dl/g)であった。また該オリゴマーを実施例1に
準じて固相重合を行い、コポリマーを得たが、該コポリ
マーは、ペンタフロロフェノールに不溶な物があり、そ
の極限粘度[η]の測定は不能であった。
【0075】
【実施例2】実施例1において、第1表に示すモノマー
量および触媒として
量および触媒として
【0076】
【化12】
【0077】で表わされる化合物0.80g(1.2×
10-3モル)を仕込んだ。オリゴマー化最終条件および
ポリマー化最終条件を第2表に示すように変えた他は実
施例1に準じた。該オリゴマーおよびコポリマーの見掛
け性状は実施例1と変わらなかった。
10-3モル)を仕込んだ。オリゴマー化最終条件および
ポリマー化最終条件を第2表に示すように変えた他は実
施例1に準じた。該オリゴマーおよびコポリマーの見掛
け性状は実施例1と変わらなかった。
【0078】
【実施例3】実施例1においての触媒と触媒量、第1表
に示すモノマー量を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して310℃に昇温して常圧のま
ま、攪拌下310℃の温度で4時間反応を行った。
に示すモノマー量を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して310℃に昇温して常圧のま
ま、攪拌下310℃の温度で4時間反応を行った。
【0079】該オリゴマーの極限粘度[η]は0.23
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーはウィレークラッシ
ャーで30メッシュ以下の粒状として常圧固相重合用オ
ーブンにいれ、200Nl/分(標準状態換算量)、窒
素気流下で5時間を要して260℃まで昇温し、その温
度で16時間固相重合反応を行って、コポリエステルを
得た。
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーはウィレークラッシ
ャーで30メッシュ以下の粒状として常圧固相重合用オ
ーブンにいれ、200Nl/分(標準状態換算量)、窒
素気流下で5時間を要して260℃まで昇温し、その温
度で16時間固相重合反応を行って、コポリエステルを
得た。
【0080】該コポリエステルはラクガン状を呈してい
たが固く融着することなく簡単に固相重合前の粒状にほ
ぐすことができた。該コポリエステルの極限粘度[η]
は3.65(dl/g)であり、DSC測定によるTm
1は321℃であった。
たが固く融着することなく簡単に固相重合前の粒状にほ
ぐすことができた。該コポリエステルの極限粘度[η]
は3.65(dl/g)であり、DSC測定によるTm
1は321℃であった。
【0081】該オリゴマーおよびポリマーの物性を第2
表に示す。
表に示す。
【0082】
【実施例4】実施例1においての触媒の触媒量、第1表
に示すモノマー量を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して350℃に昇温して常圧のま
ま攪拌下350℃の温度で1.0時間反応を行った。
に示すモノマー量を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で8時間反応を行った。この間パラヒドロキ
シ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素およびフ
ェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となった。
しかるのち2時間を要して350℃に昇温して常圧のま
ま攪拌下350℃の温度で1.0時間反応を行った。
【0083】該オリゴマーの極限粘度[η]は0.66
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。ポリマー化最終条件を第2表に示
すように変えた他は実施例1に準じた。
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。ポリマー化最終条件を第2表に示
すように変えた他は実施例1に準じた。
【0084】該オリゴマーおよびコポリマーの物性を第
2表に示す。
2表に示す。
【0085】
【実施例5】攪拌機、窒素吹込み口、留出口および底部
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
パラヒドロキシ安息香酸338.1g(2.45モ
ル)、ビフェノール32.6g(0.175モル)、4,
4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル70.7g(0.
35モル)、テレフタル酸87.2g(0.525モ
ル)、ジフェニルカーボネート913.8g(4.27
モル)および触媒として
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
パラヒドロキシ安息香酸338.1g(2.45モ
ル)、ビフェノール32.6g(0.175モル)、4,
4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル70.7g(0.
35モル)、テレフタル酸87.2g(0.525モ
ル)、ジフェニルカーボネート913.8g(4.27
モル)および触媒として
【0086】
【化13】
【0087】で表わされる化合物0.654g(0.9
8×10-3モル)を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で10時間反応を行った。この間パラヒドロ
キシ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素および
フェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となっ
た。しかるのち2時間を要して300℃に昇温して30
0℃で3時間保持した。
8×10-3モル)を仕込み、内容物を190℃に昇温し
て190℃で1時間攪拌した。続いて225℃に昇温し
て225℃で10時間反応を行った。この間パラヒドロ
キシ安息香酸フェニルの生成に伴い、二酸化炭素および
フェノールが留去して内容物は透明な均一溶液となっ
た。しかるのち2時間を要して300℃に昇温して30
0℃で3時間保持した。
【0088】さらに反応系内を30分要して1mmHgに
減圧して、攪拌下、300℃の温度で圧力を1mmHg
で、0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマ
ー)は300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10
分を要して抜出した。
減圧して、攪拌下、300℃の温度で圧力を1mmHg
で、0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマ
ー)は300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10
分を要して抜出した。
【0089】該オリゴマーの極限粘度[η]は0.48
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーを実施例1に準じて
270℃で3時間固相重合反応を行って、コポリエステ
ルを得た。
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーを実施例1に準じて
270℃で3時間固相重合反応を行って、コポリエステ
ルを得た。
【0090】該コポリマーの物性を第2表に示す。
【0091】
【比較例2】実施例5において、Sn系触媒を用いなか
った以外は実施例5と同じ処方でオリゴマーの合成を行
った。
った以外は実施例5と同じ処方でオリゴマーの合成を行
った。
【0092】オリゴマー化最終段階で内容物は均一溶融
物であり、該オリゴマーの極限粘度[η]は0.47
(dl/g)であった。また該オリゴマーを実施例1に
準じて固相重合を行い、コポリマーを得たが、該コポリ
マーはペンタフロロフェノールに不溶な物があり、その
極限粘度[η]の測定は不能であった。
物であり、該オリゴマーの極限粘度[η]は0.47
(dl/g)であった。また該オリゴマーを実施例1に
準じて固相重合を行い、コポリマーを得たが、該コポリ
マーはペンタフロロフェノールに不溶な物があり、その
極限粘度[η]の測定は不能であった。
【0093】
【実施例6】攪拌機、窒素吹込み口、留出口および底部
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
テレフタル酸87.2g(0.525モル)、ジフェニ
ルカーボネート337.1g(1.575モル)および
触媒として
オリゴマー抜出し口を備えた容量2リットルの反応器に
テレフタル酸87.2g(0.525モル)、ジフェニ
ルカーボネート337.1g(1.575モル)および
触媒として
【0094】
【化14】
【0095】で表わされる化合物0.654g(0.9
8×10-3モル)を仕込み、内容物を200℃に昇温し
て200℃で1時間攪拌した。続いて300℃に1時間
を要して昇温し、300℃で2時間反応を行った。この
間テレフタル酸ジフェニルの生成に伴い、二酸化炭素お
よびフェノールが留去して内容物は透明な均一溶液とな
った。内容物を冷却した後、反応器にパラヒドロキシ安
息香酸338.1g(2.45モル)、ビフェノール3
2.6g(0.175モル)、4,4'-ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル70.7g(0.35モル)、ジフェニ
ルカーボネート576.7g(2.695モル)を仕込
み、内容物を190℃に昇温して190℃で1時間攪拌
した。続いて225℃に昇温して225℃で8時間反応
を行った。この間パラヒドロキシ安息香酸フェニルの生
成に伴い、二酸化炭素およびフェノールが留去して内容
物は透明な均一溶液となった。しかるのち2時間を要し
て300℃に昇温して300℃で3時間保持した。
8×10-3モル)を仕込み、内容物を200℃に昇温し
て200℃で1時間攪拌した。続いて300℃に1時間
を要して昇温し、300℃で2時間反応を行った。この
間テレフタル酸ジフェニルの生成に伴い、二酸化炭素お
よびフェノールが留去して内容物は透明な均一溶液とな
った。内容物を冷却した後、反応器にパラヒドロキシ安
息香酸338.1g(2.45モル)、ビフェノール3
2.6g(0.175モル)、4,4'-ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル70.7g(0.35モル)、ジフェニ
ルカーボネート576.7g(2.695モル)を仕込
み、内容物を190℃に昇温して190℃で1時間攪拌
した。続いて225℃に昇温して225℃で8時間反応
を行った。この間パラヒドロキシ安息香酸フェニルの生
成に伴い、二酸化炭素およびフェノールが留去して内容
物は透明な均一溶液となった。しかるのち2時間を要し
て300℃に昇温して300℃で3時間保持した。
【0096】さらに反応系内を30分要して1mmHgに
減圧して、攪拌下、300℃の温度で圧力を1mmHg
で、0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマ
ー)は300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10
分を要して抜出した。
減圧して、攪拌下、300℃の温度で圧力を1mmHg
で、0.5時間反応を行った。反応内容物(オリゴマ
ー)は300℃で底部抜出し口よりフレーク状に約10
分を要して抜出した。
【0097】該オリゴマーの極限粘度[η]は0.68
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーを実施例1に準じて
270℃で5時間固相重合反応を行い、コポリマーを得
た。
(dl/g)[ペンタフロロフェノール中、60℃で測
定した値]であった。該オリゴマーを実施例1に準じて
270℃で5時間固相重合反応を行い、コポリマーを得
た。
【0098】該コポリマーの物性を第2表に示す。な
お、表中、POBはパラヒドロキシ安息香酸、BPはビ
フェノール、HQはハイドロキノン、DHPEは4,4’-
ジヒドロキシフェニルエーテル、TAはテレフタル酸、
DPTはジフェニルテレフタレート、DPCはジフェニ
ルカーボネートをそれぞれ示す。
お、表中、POBはパラヒドロキシ安息香酸、BPはビ
フェノール、HQはハイドロキノン、DHPEは4,4’-
ジヒドロキシフェニルエーテル、TAはテレフタル酸、
DPTはジフェニルテレフタレート、DPCはジフェニ
ルカーボネートをそれぞれ示す。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧 本 和 幸 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】芳香族ジオール化合物と芳香族ジカルボン
酸とをエステル化反応させて全芳香族ポリエステルを製
造するに際して、下記化合物(Y)と共に、下記化合物
(A)と(B)、下記化合物(A)と(C)あるいは下
記化合物(A)と(B)と(C)を用いることを特徴と
する全芳香族ポリエステルの製造方法。 下記式(Y) Ar51−OOC−Ar52−COO−Ar53 ・・・(Y) (式(Y)中、Ar51とAr53は、それぞれ独立に、フ
ェニル基および水素の内から選ばれる基または原子であ
り、Ar52はフェニレン基であり、Ar51、Ar53およ
びAr52はアルキル基等の置換基を有していてもよ
い)、で表されるカルボン酸化合物。 下記式(A) ROOC−Ar11−OH ・・・(A) (式(A)中、Rは水素またはフェニル基であり、Ar
11は二価の芳香族炭化水素基であり、RまたはAr11は
アルキル基等の置換基を有していてもよい)、で表され
る芳香族オキシカルボン酸。 下記式(B) HO−Ar21−OH ・・・(B) (式(B)中、Ar21は芳香族基であり、アルキル基な
どの置換基を有していてもよい)、で表される芳香族ジ
オール。 下記式(C) HO−Ar31−O−Ar31−OH ・・・(C) (式(C)中、Ar31はフェニレン基であり、アルキル
基等の置換基を有していてもよい)で表される4,4'-ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル。 【請求項2】全芳香族ポリエステルを製造するに際し
て、触媒として、下記一般式[S] 【化1】 (式[S]中、R1〜R4はアルキル基またはアリール基
であり、X1、X2はそれぞれヒドロキシ基、アルコキシ
基、またはアリールオキシ基である。)で表わされるス
ズ化合物を用いることを特徴とする請求項1記載の全芳
香族ポリエステルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16037191A JPH055027A (ja) | 1991-03-22 | 1991-07-01 | 全芳香族ポリエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5916791 | 1991-03-22 | ||
| JP3-59167 | 1991-03-22 | ||
| JP16037191A JPH055027A (ja) | 1991-03-22 | 1991-07-01 | 全芳香族ポリエステルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055027A true JPH055027A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=26400221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16037191A Pending JPH055027A (ja) | 1991-03-22 | 1991-07-01 | 全芳香族ポリエステルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055027A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013221117A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Kaneka Corp | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
| KR20190062046A (ko) * | 2017-11-28 | 2019-06-05 | 롯데케미칼 주식회사 | 폴리에스테르 카보네이트 공중합체 및 제조방법과 이를 이용한 성형품 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP16037191A patent/JPH055027A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013221117A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Kaneka Corp | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
| KR20190062046A (ko) * | 2017-11-28 | 2019-06-05 | 롯데케미칼 주식회사 | 폴리에스테르 카보네이트 공중합체 및 제조방법과 이를 이용한 성형품 |
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