JPH055946B2 - - Google Patents
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- JPH055946B2 JPH055946B2 JP59060077A JP6007784A JPH055946B2 JP H055946 B2 JPH055946 B2 JP H055946B2 JP 59060077 A JP59060077 A JP 59060077A JP 6007784 A JP6007784 A JP 6007784A JP H055946 B2 JPH055946 B2 JP H055946B2
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Description
本発明は抱合力及び糊抜性が改善され、かつ従
来より少量の糊着量で充分な性能を発揮するポリ
エステル樹脂を主剤とする繊維糊剤に関する。 近時、従来の製織機における杼に代えて水の噴
射により経糸を飛送させることによつて、織物を
製造する方式のウオータージエツト式製織機が高
速運転が可能であり、著しく製織効率が向上する
ので一般に広く普及しつつある。 この方式においては水が多量に用いられるため
に、該製織機に適合する繊維糊剤としては乾燥後
の糊膜の充分な耐水性が要求されるとともに染色
加工等の後加工のために充分な糊抜性を有するこ
とも必要であり、ウオータージエツトルーム用糊
剤には耐水性と糊抜性という相矛盾する性質を充
分に満足し得るものでなければならない。 かかる糊剤として最も代表的なものはアクリル
酸エステル−アクリル酸共重合体系の糊剤である
が、ポリエステル系繊維等に対して抱合力が今一
つ不満足であり、効率的なサイジングが出来ない
のが実情である。かかる抱合力の不足は近年益々
大きな問題となつている。即ち、製織業界におい
ては更なる製織効率の向上のために前記ウオータ
ージエツト製織機の運転速度を一段と高速化しよ
うとする方向にあるが、かかる高速化に耐えうる
程の充分な抱合力を有する糊剤は未だ見当たらな
い。このため繊維に対する糊付量を方くして抱合
力を向上させる方法が専ら採用されているが、当
然のことながら糊剤の使用量が多くなり経済的に
大幅なロスとなるばかりでなく、又従来の前記共
重合体を用いた糊剤は糊付量を多くするため水溶
液濃度を高くしなければならず、その経過として
粘度上昇が激しく加温して粘度を下げなければな
らないという問題がある。更に糊付量を増すと製
織の高速勝と相伴つて多量の糊かすが生成し、織
布汚染を生じたり、糊抜性の低下が見られるなど
後処理の負担が大きくなるという欠点もあり、業
界では、少量の糊着量でもウオータージエツト製
織機の高速に対応できる優れた抱合力を有する繊
維糊剤が望まれているところである。 しかるに本発明者らが鋭意研究を続けた結果、
90〜40モル%がジカルボン酸(a1)、10〜60モル
%が無水トリメリツト酸(a2)である酸成分(a)と
グリコール成分(b)からなる酸価30〜200KOHmg/
gのポリエステル樹脂を主剤とする繊維糊剤であ
つて、かつ該樹脂が予めジカルボン酸(a1)とグ
リコール成分(b)を反応させてプレポリマーを製造
し、次いで該ポリマーに無水トリメリツト酸
(a2)を反応させて得られたものを使用する場合、
上記の問題は全く起らず、従来よりも更に少い糊
付量で優れた抱合力を発揮しうることを見出し、
本発明を完成するに到つた。 本発明においてはまず糊剤の主成分となるとこ
ろのポリエステル樹脂の樹脂組成は酸成分(a)中90
〜40モル%がジカルボン酸(a1)、10〜60モル%
が無水トリメリツト酸(a2)及びグリコール成分
(b)よりなり、かつ酸価が30〜200KOHmg/gでな
ければない。この範囲以外に、即ち多価カルボン
酸(a2)が10モル%より少いと水溶性の低下、糊
抜性の低下が見られ、一方60モル%以上になると
抱合力が低下する。又酸価が30KOHmg/g以下
では糊抜性が低下するし、200KOHmg/g以上で
は抱合力が低下する。更に本発明の前記の効果を
得るためにはポリエステル樹脂の組成ばかりでな
く、その製造法も上記の如き方法に限定しなけれ
ばならない。これ以外の方法、例えば酸成分(a)と
グリコール酸分(b)を一括仕込みし、ジカルボン
酸、無水トリメリツト酸及びグリコールを同時に
反応させてポリエステル樹脂を得ても、糊剤とし
て水溶性が劣つたり、あるいは充分な抱合力、糊
抜性が得られないのである。 本発明のポリエステル樹脂に用いられるジカル
ボン酸(a1)としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、こはく酸、グ
ルタール酸、アジピン酸、トリメチルアジピン
酸、ピメリン酸、2・2−ジメチルグルタール
酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマール酸、マ
レイン酸、イタコン酸、1・3−シクロペンタン
ジカルボン酸、1・2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、1・3−シクロペンタンジカルボン酸、
1・4−シクロヘキサンジカルボン酸、2・5−
ノルボルナンジカルボン酸、1・4−ナフタール
酸、ジフエニン酸、4・4′−オキシ安息香酸、ジ
グリコール酸、チオジプロピオン、及び2・5−
ナフタレンジカルボン酸等が挙げられる。 これらは酸無水物、エステル、クロライド等で
あつても良く、例えば1・4−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジメチル、2・6−ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル、イソフタール酸ジメチル、テレ
フタール酸ジメチル及びツレフタール酸ジフエニ
ルを含む。 又グリコール成分(b)としてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1・3−プロパン
ジオール、2・4−ジメチル−2−エチルヘキサ
ン−1・3−ジオール、2・2−ジメチル−1・
3−プロパンジオール(ネオペンチルグリコー
ル)、2−エチル−2−ブチル−1・3−プロパ
ンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1・
3−プロパンジオール、1・3−ブタンジオー
ル、1・4−ブタンジオール、1・5−ペンタン
ジオール、1・6−ヘキサンジオール、2・2・
4−トリメチル−1・6−ヘキサンジオール、
1・2−シクロヘキサンジメタノール、1・3−
シクロヘキサンジメタノール、1・4−シクロヘ
キサンジメタノール、2・2・4・4−テトラメ
チル−1・3−シクロブタンジオール、4・4′−
チオジフエノール、4・4′−メチレンジフエノー
ル、4・4′−(2−ノルボルニリデン)ジフエノ
ール、4・4′−ジヒドロキシビフエノール、o
−、m−及びp−ジヒドロキシベンゼン、4・
4′−イソプロピリデンジフエノール、4・4′−イ
ソプロピリデンビス(2・6−ジクロロフエノー
ル)、2・5−ナフタレンジオール及びp−キシ
レンジオールが挙げられる。 更に上記グリコール成分(b)の他に3官能以上の
多価アルコール、例えばペンタエリスリトール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールエタン等を必要に応じて使用しても良い。
本発明の前記組成を有するポリエステル樹脂はジ
カルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を反応させ
てプレポリマーを得る工程、次いで該プレポリマ
ーに無水トイメリツト酸(a2)を反応させる工程
の主として二段の工程からなる反応により得ら
れ。かかる製造の各々の工程について以下に説明
する。 まずジカルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を
反応させてプレポリマーを得る工程において、そ
の仕込量はジカルボン酸(a1)と後に仕込む無水
トリメリツト酸(a2)の合計量、即ち酸成分(a)に
対してグリコール成分(b)仕込量が0.9〜1.3倍モ
ル、より好ましくは1.0〜1.2倍モルである。グリ
コール成分(b)が0.9倍モルより少い場合には、プ
レポリマーは得られても、次の工程での反応が極
めて進み難く、又1.3倍モル以上では、最終的な
ポリエステル樹脂の繊維糊剤としての性能が著し
く低下する傾向があり、好ましくない。該工程に
おける反応は特別な操作は必要ではなく、所定量
のジカルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を触媒
とともに反応器に仕込み、140〜230℃に昇温して
脱水縮合を行う。かかる際に用いる触媒としては
酢酸亜鉛、塩化亜鉛、ラウリル第一錫、ジブチル
錫オキサイド等が使用され、これらは、通常ジカ
ルボン酸(a1)に対し、0.05〜0.15重量部仕込ま
れる。溶媒は特に必要でないが、必要ならば酢酸
エチル、ベンゼン、アセトン、キシレン、トルエ
ン等の不活性溶媒を使用しても良い。 上記の如くして得られたプリポレマー(通常水
酸基価が40〜300KOHmg/g)に対して無水トリ
メリツト酸(a2)を反応させる。該工程は、通常
上記反応に引き続き連続して行われるので、特に
溶媒置換は必要ない。該無水トリメリツト酸
(a2)を仕込む場合、温度150〜200℃にて行い、
1〜10時間反応させることにより、エステル化を
進行させる。かかる際無水トリメリツト酸(a2)、
一括に仕込んでも、又連続的に仕込んでもその方
法は任意である。同時に更に触媒を追加仕込みし
ても良い。 かくして得られたポリエステル樹脂を用いて糊
剤を調整するに際しては、通常アンモニア水等の
アルカリ水に溶解することが必要である。糊液の
固形分濃度は作業性等を考慮して5〜20重量%程
度、又その粘度は濃度10重量%において5〜
20cps(20℃で測定)程度の範囲になるようにする
のが適当である。該液には任意の繊維用加工剤、
柔軟剤、可塑剤、繊維助剤等を併用して差支えな
い。 又本発明の効果を失わない範囲で上記ポリエス
テル樹脂と共にアクリル系樹脂糊剤、ポリビニル
アルコール系樹脂糊剤、澱粉系糊剤、従来公知の
ポリエステル系樹脂糊剤等を併用しても良い。 本発明の糊剤は糊付糸の種類、例えば疎水性の
強弱の別、合成繊維、天然繊維の別、フイラメン
ト糸、紡績糸の別を問わず広く一般にウオーター
ジエツト式製織機を用いる製織時の製織用糊剤と
して極めて好適なものである。勿論かかる方式以
外の任意の方式での糊付にも実用されうるもので
ある。 次に実例を挙げて本発明を更に具体的に説明す
る。 尚、例中「%」とあるのは特にことわりのない
限り、重量基準である。 ポリエステル樹脂の製造例 テレフタル酸0.4モルとイソフタル酸0.4モル及
びエチレングリコール1.1モルを触媒の酢酸亜鉛
0.1部(対仕込酸分)とともに窒素導入管、温度
計、撹拌機及び生成する水分を分溜するための精
溜塔を附した反応器に仕込み、190〜220℃昇温
し、溜出する水を除去にしながら13時間反応し、
プレポリマーを得た。つぎに無水トリメリツト酸
0.2モルを仕込み、160℃で3時間反応した。 得られたポリエステル樹脂は酸価が66KOH
mg/gであつた。これを樹脂−1とする。 以下、第一表に示す如き仕込み条件で樹脂−1
の製造例に準じて樹脂−2〜5を製造した。 又比較のために樹脂−1の製造例において無水
トリメリツト酸を後仕込みせずにテレフタル酸、
イソフタル酸などと一括に仕込み、ポリエステル
樹脂(酸価65KOHmg/g)を得た。これを比較
樹脂−1とする。 実施例 上記によつて得られた樹脂−1〜5 100gを
ポリエステル樹脂中のカルボキシル基当量に等し
い量のアンモニア水(濃度28%)を含む895gの
水に溶解して10%濃度の水溶液を調製した。これ
をウオータージエツトローム用糊剤として使用
し、その性能を評価した。 結果を第1表に記す。 対照例 比較樹脂−1及び市販の2種類のアクイル系ウ
オータージエツトルーム用糊剤(これを比較樹脂
−2、3とする)を用いて実施例に準じて糊剤と
して使用した。しかしながら比較樹脂−1につい
ては、アンモニア水に対する溶解性が充分でな
く、均一な糊剤水溶液とするのは困難であつたの
で強い撹拌によつて一見均一に見える水溶液を用
いて直ちに糊付工程を行つた。 結果を第1表に併せて示す。 但し性能評価は以下の如くして行つた。 原糸;ポリエステル糸(50d/24フイラメント) 糊付条件; ○イ サイザー ワーピングスラツシヤー ○ロ 20℃ ○ハ 100m/min ○ニ 乾燥速度 チヤンバー 120℃ シリンダー 90℃ 付着率 糊付糸2〜3gを100倍量の0.5%炭酸ソーダ水
溶液に入れ90℃で3回糊抜きを行ない、水洗乾燥
後に重量を測定し、糊付糸と糊抜糸の重量差によ
り求めた。 絞り率 前記付着量(%)を糊付濃度(%)で除し、
100倍して求めた。 抱合力試験 松井精機製TM式抱合力試験機を用い、加重
100g、角度145°(10mm)で糸割れするまでの平均
摩擦回数を測定した。 尚、表中の略号は、次の意味である。 TPA:テレフタル酸、IPA:イソフタル酸、
AdA:アジピン酸、EG:エチレングリコール、
DEG:ジエチレングリコール、NPG:ネオペン
チルグリコールMA:アクリル酸メチル、AA:
アクリル酸、MMA:メタクリル酸メチル、
BA:アクリル酸ブチル、EA:アクリル酸エチ
ル、
来より少量の糊着量で充分な性能を発揮するポリ
エステル樹脂を主剤とする繊維糊剤に関する。 近時、従来の製織機における杼に代えて水の噴
射により経糸を飛送させることによつて、織物を
製造する方式のウオータージエツト式製織機が高
速運転が可能であり、著しく製織効率が向上する
ので一般に広く普及しつつある。 この方式においては水が多量に用いられるため
に、該製織機に適合する繊維糊剤としては乾燥後
の糊膜の充分な耐水性が要求されるとともに染色
加工等の後加工のために充分な糊抜性を有するこ
とも必要であり、ウオータージエツトルーム用糊
剤には耐水性と糊抜性という相矛盾する性質を充
分に満足し得るものでなければならない。 かかる糊剤として最も代表的なものはアクリル
酸エステル−アクリル酸共重合体系の糊剤である
が、ポリエステル系繊維等に対して抱合力が今一
つ不満足であり、効率的なサイジングが出来ない
のが実情である。かかる抱合力の不足は近年益々
大きな問題となつている。即ち、製織業界におい
ては更なる製織効率の向上のために前記ウオータ
ージエツト製織機の運転速度を一段と高速化しよ
うとする方向にあるが、かかる高速化に耐えうる
程の充分な抱合力を有する糊剤は未だ見当たらな
い。このため繊維に対する糊付量を方くして抱合
力を向上させる方法が専ら採用されているが、当
然のことながら糊剤の使用量が多くなり経済的に
大幅なロスとなるばかりでなく、又従来の前記共
重合体を用いた糊剤は糊付量を多くするため水溶
液濃度を高くしなければならず、その経過として
粘度上昇が激しく加温して粘度を下げなければな
らないという問題がある。更に糊付量を増すと製
織の高速勝と相伴つて多量の糊かすが生成し、織
布汚染を生じたり、糊抜性の低下が見られるなど
後処理の負担が大きくなるという欠点もあり、業
界では、少量の糊着量でもウオータージエツト製
織機の高速に対応できる優れた抱合力を有する繊
維糊剤が望まれているところである。 しかるに本発明者らが鋭意研究を続けた結果、
90〜40モル%がジカルボン酸(a1)、10〜60モル
%が無水トリメリツト酸(a2)である酸成分(a)と
グリコール成分(b)からなる酸価30〜200KOHmg/
gのポリエステル樹脂を主剤とする繊維糊剤であ
つて、かつ該樹脂が予めジカルボン酸(a1)とグ
リコール成分(b)を反応させてプレポリマーを製造
し、次いで該ポリマーに無水トリメリツト酸
(a2)を反応させて得られたものを使用する場合、
上記の問題は全く起らず、従来よりも更に少い糊
付量で優れた抱合力を発揮しうることを見出し、
本発明を完成するに到つた。 本発明においてはまず糊剤の主成分となるとこ
ろのポリエステル樹脂の樹脂組成は酸成分(a)中90
〜40モル%がジカルボン酸(a1)、10〜60モル%
が無水トリメリツト酸(a2)及びグリコール成分
(b)よりなり、かつ酸価が30〜200KOHmg/gでな
ければない。この範囲以外に、即ち多価カルボン
酸(a2)が10モル%より少いと水溶性の低下、糊
抜性の低下が見られ、一方60モル%以上になると
抱合力が低下する。又酸価が30KOHmg/g以下
では糊抜性が低下するし、200KOHmg/g以上で
は抱合力が低下する。更に本発明の前記の効果を
得るためにはポリエステル樹脂の組成ばかりでな
く、その製造法も上記の如き方法に限定しなけれ
ばならない。これ以外の方法、例えば酸成分(a)と
グリコール酸分(b)を一括仕込みし、ジカルボン
酸、無水トリメリツト酸及びグリコールを同時に
反応させてポリエステル樹脂を得ても、糊剤とし
て水溶性が劣つたり、あるいは充分な抱合力、糊
抜性が得られないのである。 本発明のポリエステル樹脂に用いられるジカル
ボン酸(a1)としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、こはく酸、グ
ルタール酸、アジピン酸、トリメチルアジピン
酸、ピメリン酸、2・2−ジメチルグルタール
酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマール酸、マ
レイン酸、イタコン酸、1・3−シクロペンタン
ジカルボン酸、1・2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、1・3−シクロペンタンジカルボン酸、
1・4−シクロヘキサンジカルボン酸、2・5−
ノルボルナンジカルボン酸、1・4−ナフタール
酸、ジフエニン酸、4・4′−オキシ安息香酸、ジ
グリコール酸、チオジプロピオン、及び2・5−
ナフタレンジカルボン酸等が挙げられる。 これらは酸無水物、エステル、クロライド等で
あつても良く、例えば1・4−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジメチル、2・6−ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル、イソフタール酸ジメチル、テレ
フタール酸ジメチル及びツレフタール酸ジフエニ
ルを含む。 又グリコール成分(b)としてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1・3−プロパン
ジオール、2・4−ジメチル−2−エチルヘキサ
ン−1・3−ジオール、2・2−ジメチル−1・
3−プロパンジオール(ネオペンチルグリコー
ル)、2−エチル−2−ブチル−1・3−プロパ
ンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1・
3−プロパンジオール、1・3−ブタンジオー
ル、1・4−ブタンジオール、1・5−ペンタン
ジオール、1・6−ヘキサンジオール、2・2・
4−トリメチル−1・6−ヘキサンジオール、
1・2−シクロヘキサンジメタノール、1・3−
シクロヘキサンジメタノール、1・4−シクロヘ
キサンジメタノール、2・2・4・4−テトラメ
チル−1・3−シクロブタンジオール、4・4′−
チオジフエノール、4・4′−メチレンジフエノー
ル、4・4′−(2−ノルボルニリデン)ジフエノ
ール、4・4′−ジヒドロキシビフエノール、o
−、m−及びp−ジヒドロキシベンゼン、4・
4′−イソプロピリデンジフエノール、4・4′−イ
ソプロピリデンビス(2・6−ジクロロフエノー
ル)、2・5−ナフタレンジオール及びp−キシ
レンジオールが挙げられる。 更に上記グリコール成分(b)の他に3官能以上の
多価アルコール、例えばペンタエリスリトール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールエタン等を必要に応じて使用しても良い。
本発明の前記組成を有するポリエステル樹脂はジ
カルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を反応させ
てプレポリマーを得る工程、次いで該プレポリマ
ーに無水トイメリツト酸(a2)を反応させる工程
の主として二段の工程からなる反応により得ら
れ。かかる製造の各々の工程について以下に説明
する。 まずジカルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を
反応させてプレポリマーを得る工程において、そ
の仕込量はジカルボン酸(a1)と後に仕込む無水
トリメリツト酸(a2)の合計量、即ち酸成分(a)に
対してグリコール成分(b)仕込量が0.9〜1.3倍モ
ル、より好ましくは1.0〜1.2倍モルである。グリ
コール成分(b)が0.9倍モルより少い場合には、プ
レポリマーは得られても、次の工程での反応が極
めて進み難く、又1.3倍モル以上では、最終的な
ポリエステル樹脂の繊維糊剤としての性能が著し
く低下する傾向があり、好ましくない。該工程に
おける反応は特別な操作は必要ではなく、所定量
のジカルボン酸(a1)とグリコール成分(b)を触媒
とともに反応器に仕込み、140〜230℃に昇温して
脱水縮合を行う。かかる際に用いる触媒としては
酢酸亜鉛、塩化亜鉛、ラウリル第一錫、ジブチル
錫オキサイド等が使用され、これらは、通常ジカ
ルボン酸(a1)に対し、0.05〜0.15重量部仕込ま
れる。溶媒は特に必要でないが、必要ならば酢酸
エチル、ベンゼン、アセトン、キシレン、トルエ
ン等の不活性溶媒を使用しても良い。 上記の如くして得られたプリポレマー(通常水
酸基価が40〜300KOHmg/g)に対して無水トリ
メリツト酸(a2)を反応させる。該工程は、通常
上記反応に引き続き連続して行われるので、特に
溶媒置換は必要ない。該無水トリメリツト酸
(a2)を仕込む場合、温度150〜200℃にて行い、
1〜10時間反応させることにより、エステル化を
進行させる。かかる際無水トリメリツト酸(a2)、
一括に仕込んでも、又連続的に仕込んでもその方
法は任意である。同時に更に触媒を追加仕込みし
ても良い。 かくして得られたポリエステル樹脂を用いて糊
剤を調整するに際しては、通常アンモニア水等の
アルカリ水に溶解することが必要である。糊液の
固形分濃度は作業性等を考慮して5〜20重量%程
度、又その粘度は濃度10重量%において5〜
20cps(20℃で測定)程度の範囲になるようにする
のが適当である。該液には任意の繊維用加工剤、
柔軟剤、可塑剤、繊維助剤等を併用して差支えな
い。 又本発明の効果を失わない範囲で上記ポリエス
テル樹脂と共にアクリル系樹脂糊剤、ポリビニル
アルコール系樹脂糊剤、澱粉系糊剤、従来公知の
ポリエステル系樹脂糊剤等を併用しても良い。 本発明の糊剤は糊付糸の種類、例えば疎水性の
強弱の別、合成繊維、天然繊維の別、フイラメン
ト糸、紡績糸の別を問わず広く一般にウオーター
ジエツト式製織機を用いる製織時の製織用糊剤と
して極めて好適なものである。勿論かかる方式以
外の任意の方式での糊付にも実用されうるもので
ある。 次に実例を挙げて本発明を更に具体的に説明す
る。 尚、例中「%」とあるのは特にことわりのない
限り、重量基準である。 ポリエステル樹脂の製造例 テレフタル酸0.4モルとイソフタル酸0.4モル及
びエチレングリコール1.1モルを触媒の酢酸亜鉛
0.1部(対仕込酸分)とともに窒素導入管、温度
計、撹拌機及び生成する水分を分溜するための精
溜塔を附した反応器に仕込み、190〜220℃昇温
し、溜出する水を除去にしながら13時間反応し、
プレポリマーを得た。つぎに無水トリメリツト酸
0.2モルを仕込み、160℃で3時間反応した。 得られたポリエステル樹脂は酸価が66KOH
mg/gであつた。これを樹脂−1とする。 以下、第一表に示す如き仕込み条件で樹脂−1
の製造例に準じて樹脂−2〜5を製造した。 又比較のために樹脂−1の製造例において無水
トリメリツト酸を後仕込みせずにテレフタル酸、
イソフタル酸などと一括に仕込み、ポリエステル
樹脂(酸価65KOHmg/g)を得た。これを比較
樹脂−1とする。 実施例 上記によつて得られた樹脂−1〜5 100gを
ポリエステル樹脂中のカルボキシル基当量に等し
い量のアンモニア水(濃度28%)を含む895gの
水に溶解して10%濃度の水溶液を調製した。これ
をウオータージエツトローム用糊剤として使用
し、その性能を評価した。 結果を第1表に記す。 対照例 比較樹脂−1及び市販の2種類のアクイル系ウ
オータージエツトルーム用糊剤(これを比較樹脂
−2、3とする)を用いて実施例に準じて糊剤と
して使用した。しかしながら比較樹脂−1につい
ては、アンモニア水に対する溶解性が充分でな
く、均一な糊剤水溶液とするのは困難であつたの
で強い撹拌によつて一見均一に見える水溶液を用
いて直ちに糊付工程を行つた。 結果を第1表に併せて示す。 但し性能評価は以下の如くして行つた。 原糸;ポリエステル糸(50d/24フイラメント) 糊付条件; ○イ サイザー ワーピングスラツシヤー ○ロ 20℃ ○ハ 100m/min ○ニ 乾燥速度 チヤンバー 120℃ シリンダー 90℃ 付着率 糊付糸2〜3gを100倍量の0.5%炭酸ソーダ水
溶液に入れ90℃で3回糊抜きを行ない、水洗乾燥
後に重量を測定し、糊付糸と糊抜糸の重量差によ
り求めた。 絞り率 前記付着量(%)を糊付濃度(%)で除し、
100倍して求めた。 抱合力試験 松井精機製TM式抱合力試験機を用い、加重
100g、角度145°(10mm)で糸割れするまでの平均
摩擦回数を測定した。 尚、表中の略号は、次の意味である。 TPA:テレフタル酸、IPA:イソフタル酸、
AdA:アジピン酸、EG:エチレングリコール、
DEG:ジエチレングリコール、NPG:ネオペン
チルグリコールMA:アクリル酸メチル、AA:
アクリル酸、MMA:メタクリル酸メチル、
BA:アクリル酸ブチル、EA:アクリル酸エチ
ル、
【表】
Claims (1)
- 1 90〜40モル%がジカルボン酸(a1)、10〜60
モル%が無水トリメリツト酸(a2)である酸成分
(a)とグリコール成分(b)からなる酸価30〜200KOH
mg/gのポリエステル樹脂を主剤とする繊維糊剤
であつて、かつ該樹脂が予めジカルボン酸(a1)
とグリコール成分(b)を反応させてプレポリマーを
製造し、次いで該ポリマーに無水トリメリツト酸
(a2)を反応させて得られたものであることを特
徴とする繊維糊剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59060077A JPS60209073A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維糊剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59060077A JPS60209073A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維糊剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60209073A JPS60209073A (ja) | 1985-10-21 |
| JPH055946B2 true JPH055946B2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=13131660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59060077A Granted JPS60209073A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維糊剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60209073A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2759453B2 (ja) * | 1987-08-25 | 1998-05-28 | 日本合成化学工業株式会社 | 水溶性樹脂及びその用途 |
| JP2683430B2 (ja) * | 1988-11-18 | 1997-11-26 | 花王株式会社 | 電子写真用現像剤組成物 |
| JPH04114030A (ja) * | 1990-09-03 | 1992-04-15 | Teijin Ltd | ポリエステルの製造法 |
| EP1942132B1 (en) | 2005-09-12 | 2011-09-07 | Toray Industries, Inc. | Laminate film |
| CN101605658B (zh) | 2007-02-14 | 2012-10-03 | 东丽株式会社 | 易粘合性叠层热塑性树脂膜 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551071B2 (ja) * | 1973-03-19 | 1980-12-22 |
-
1984
- 1984-03-27 JP JP59060077A patent/JPS60209073A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60209073A (ja) | 1985-10-21 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |