JPH0561585B2 - - Google Patents
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- JPH0561585B2 JPH0561585B2 JP87335787A JP33578787A JPH0561585B2 JP H0561585 B2 JPH0561585 B2 JP H0561585B2 JP 87335787 A JP87335787 A JP 87335787A JP 33578787 A JP33578787 A JP 33578787A JP H0561585 B2 JPH0561585 B2 JP H0561585B2
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- sample fluid
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、サンプル流体(例えば大気や工場排
気などの)中に含まれる同系成分である第1成分
と第2成分(例えば、CH4とそれ以外のノンメタ
ンHC、あるいは、NOとNO2など)、およびそれ
ら両成分の総和として定義される第3成分(トー
タルHC、または、トータルNO)について、前
記第3成分の濃度(トータルHC濃度、または、
トータルNO濃度)と前記第1成分の単独濃度
(CH4濃度、または、NO濃度)とを同種の検出
器(HC検出器、または、NO検出器)により直
接測定する一方、それら両濃度の差から前記第2
成分の単独濃度(ノンメタンHC濃度、または、
NO2濃度)を間接的に測定するという所謂差量
法を用いることにより、前記3成分の濃度を同時
にかつ連続測定可能に構成されている3成分同時
連続測定用流体分析装置に係り、更に詳しくは、
かかる3成分同時連続測定用流体分析装置に対し
て、マルチ流体変調方式(これは本発明者らの名
付けた名称である)という従来からなかつた特異
な手法を応用をすることによつて、従来よりも少
ないただ1個の検出器を用いるだけでありなが
ら、それら3成分を同時にかつ連続的に分析する
ことができる、全く新規な流体分析装置を提供せ
んとしてなされたものである。
気などの)中に含まれる同系成分である第1成分
と第2成分(例えば、CH4とそれ以外のノンメタ
ンHC、あるいは、NOとNO2など)、およびそれ
ら両成分の総和として定義される第3成分(トー
タルHC、または、トータルNO)について、前
記第3成分の濃度(トータルHC濃度、または、
トータルNO濃度)と前記第1成分の単独濃度
(CH4濃度、または、NO濃度)とを同種の検出
器(HC検出器、または、NO検出器)により直
接測定する一方、それら両濃度の差から前記第2
成分の単独濃度(ノンメタンHC濃度、または、
NO2濃度)を間接的に測定するという所謂差量
法を用いることにより、前記3成分の濃度を同時
にかつ連続測定可能に構成されている3成分同時
連続測定用流体分析装置に係り、更に詳しくは、
かかる3成分同時連続測定用流体分析装置に対し
て、マルチ流体変調方式(これは本発明者らの名
付けた名称である)という従来からなかつた特異
な手法を応用をすることによつて、従来よりも少
ないただ1個の検出器を用いるだけでありなが
ら、それら3成分を同時にかつ連続的に分析する
ことができる、全く新規な流体分析装置を提供せ
んとしてなされたものである。
例えば、サンプル流体の一例である大気中に含
まれる自動車排気ガスなどの有害成分(特にノン
メタンHCやNO2など)の濃度(ひいては量)を
分析するような流体分析を行うに際しては、前述
したような差量法を用いた3成分同時連続測定用
流体分析装置が用いられるが、従来一般の3成分
同時測定用流体分析装置よつてそれを実現するた
めには、どうしても、第3成分濃度(トータル濃
度)を検出するための検出器と、第1成分単独濃
度を検出するための検出器との2個の検出器(セ
ンサー)が必要であつた。
まれる自動車排気ガスなどの有害成分(特にノン
メタンHCやNO2など)の濃度(ひいては量)を
分析するような流体分析を行うに際しては、前述
したような差量法を用いた3成分同時連続測定用
流体分析装置が用いられるが、従来一般の3成分
同時測定用流体分析装置よつてそれを実現するた
めには、どうしても、第3成分濃度(トータル濃
度)を検出するための検出器と、第1成分単独濃
度を検出するための検出器との2個の検出器(セ
ンサー)が必要であつた。
即ち、サンプル流体中のHC成分のうちの特に
有害な成分であるノンメタンHC(第2成分)を
連続測定する場合には、第7図イに示すように、
サンプル流体Sを2つの流路に第1サンプル流体
S1および第2サンプル流体S2として分流し、
一方の流路には第1サンプル流体S1中のノンメ
タンHC(第2成分)のみを燃焼させて除去する
処理を行うための触媒装置等から成るコンバータ
ーCを介装することにより、その変換処理された
第1サンプル流体S1中のCH4(第1成分)の濃
度をそれ単独で測定するための第1HC検出器D
1(例えばフレームイオン検出器:FID)を有す
る第1分析部A1を設け、他方の流路には上記の
ようなコンバーターは設けないで、第2サンプル
流体S中のトータルHC濃度(前記第1成分と第
2成分の総和としての第3成分の濃度)を測定す
るための第2HC検出器D2(同じくフレームイ
オン検出器:FID)を有する第2分析部A2を設
ける、というように2個の分析部A1,A2およ
びHC検出器D1,D2が必要である。なお、前
記第2成分としてのノンメタンHCの単独濃度
は、前記第2分析部A2の第2HC検出器D1に
接続された第2信号処理回路B2により得られる
第3成分濃度(トータルHC濃度)から、前記第
1分析部A1の第1HC検出器D1に接続された
第1信号処理回路B1により得られる第1成分単
独濃度(CH4濃度)を減算処理する減算回路Gか
らの出力として得ることができる。
有害な成分であるノンメタンHC(第2成分)を
連続測定する場合には、第7図イに示すように、
サンプル流体Sを2つの流路に第1サンプル流体
S1および第2サンプル流体S2として分流し、
一方の流路には第1サンプル流体S1中のノンメ
タンHC(第2成分)のみを燃焼させて除去する
処理を行うための触媒装置等から成るコンバータ
ーCを介装することにより、その変換処理された
第1サンプル流体S1中のCH4(第1成分)の濃
度をそれ単独で測定するための第1HC検出器D
1(例えばフレームイオン検出器:FID)を有す
る第1分析部A1を設け、他方の流路には上記の
ようなコンバーターは設けないで、第2サンプル
流体S中のトータルHC濃度(前記第1成分と第
2成分の総和としての第3成分の濃度)を測定す
るための第2HC検出器D2(同じくフレームイ
オン検出器:FID)を有する第2分析部A2を設
ける、というように2個の分析部A1,A2およ
びHC検出器D1,D2が必要である。なお、前
記第2成分としてのノンメタンHCの単独濃度
は、前記第2分析部A2の第2HC検出器D1に
接続された第2信号処理回路B2により得られる
第3成分濃度(トータルHC濃度)から、前記第
1分析部A1の第1HC検出器D1に接続された
第1信号処理回路B1により得られる第1成分単
独濃度(CH4濃度)を減算処理する減算回路Gか
らの出力として得ることができる。
また、サンプル流体中のNOXのうちの特に有
害な成分であるNO2(第2成分)を連続測定する
場合には、第7図ロに示すように、サンプル流体
Sを2つの流路に第1サンプル流体S1および第
2サンプル流体S2として分流し、一方の流路に
は第1サンプル流体S1中のNO2(第2成分)を
NO(第1成分)に変換する(還元)処理を行う
ための触媒装置等から成るコンバーターCを介装
することにより、その変換処理された第1サンプ
ル流体S1中のトータルON濃度(前記第1成分
と第2成分の総和としての第3成分の濃度)を測
定するための第1NO検出器D1(例えばケミカ
ルルミネツセンス検出器:CLD)を有する第1
分析部A1を設け、他方の流路には上記のような
コンバーターは設けないで、第2サンプル流体S
中のNO(第1成分)濃度をそれ単独で測定する
ための第2NO検出器D2(同じくケミカルルみ
ネツセンス検出器:CLD)を有する第2分析部
A2を設ける、というように2個の分析部A1,
A2およびNO検出器D1,D2が必要である。
なお、前記第2成分としてのNO2の単独濃度は、
前記第1分析部A1の第1NO検出器D1に接続
された第1信号処理回路B1により得られる第3
成分濃度(トータルNO濃度)から、前記第2分
析部A2の第2NO検出器D2に接続された第2
信号処理回路B2により得られる第1成分単独濃
度(NO濃度)を減算処理する減算回路Gからの
出力として得ることができる。
害な成分であるNO2(第2成分)を連続測定する
場合には、第7図ロに示すように、サンプル流体
Sを2つの流路に第1サンプル流体S1および第
2サンプル流体S2として分流し、一方の流路に
は第1サンプル流体S1中のNO2(第2成分)を
NO(第1成分)に変換する(還元)処理を行う
ための触媒装置等から成るコンバーターCを介装
することにより、その変換処理された第1サンプ
ル流体S1中のトータルON濃度(前記第1成分
と第2成分の総和としての第3成分の濃度)を測
定するための第1NO検出器D1(例えばケミカ
ルルミネツセンス検出器:CLD)を有する第1
分析部A1を設け、他方の流路には上記のような
コンバーターは設けないで、第2サンプル流体S
中のNO(第1成分)濃度をそれ単独で測定する
ための第2NO検出器D2(同じくケミカルルみ
ネツセンス検出器:CLD)を有する第2分析部
A2を設ける、というように2個の分析部A1,
A2およびNO検出器D1,D2が必要である。
なお、前記第2成分としてのNO2の単独濃度は、
前記第1分析部A1の第1NO検出器D1に接続
された第1信号処理回路B1により得られる第3
成分濃度(トータルNO濃度)から、前記第2分
析部A2の第2NO検出器D2に接続された第2
信号処理回路B2により得られる第1成分単独濃
度(NO濃度)を減算処理する減算回路Gからの
出力として得ることができる。
しかしながら、上記したように、同一サンプル
流体中に含まれる同系成分である第1成分と第2
成分、および、それら両成分の総和として定義さ
れる第3成分の3成分の同時連続分析を行うに際
して、前記従来装置におけるように2個の検出器
(センサート)および分析部を用いなければなら
ないということは、 (ア) 分析装置が大型化すると共に製造コストが高
くつく、 という問題のみならず、 (イ) 2個の検出器夫々についてゼロ・スパン調整
などの調整を必要とするので、測定に要する手
間が大きく非常に面倒である、 (ウ) 各検出器の調整が十分で無く、2個の検出器
の間にゼロ調整誤差や感度差が存在する場合
や、あるいはそれら2個の検出器の化に相互干
渉が生じる場合が往々にしてあり、そのため
に、非常に大きな測定誤差が生じることにな
る、といつた種々の問題を引き起こす。
流体中に含まれる同系成分である第1成分と第2
成分、および、それら両成分の総和として定義さ
れる第3成分の3成分の同時連続分析を行うに際
して、前記従来装置におけるように2個の検出器
(センサート)および分析部を用いなければなら
ないということは、 (ア) 分析装置が大型化すると共に製造コストが高
くつく、 という問題のみならず、 (イ) 2個の検出器夫々についてゼロ・スパン調整
などの調整を必要とするので、測定に要する手
間が大きく非常に面倒である、 (ウ) 各検出器の調整が十分で無く、2個の検出器
の間にゼロ調整誤差や感度差が存在する場合
や、あるいはそれら2個の検出器の化に相互干
渉が生じる場合が往々にしてあり、そのため
に、非常に大きな測定誤差が生じることにな
る、といつた種々の問題を引き起こす。
そこで、このような問題を避けるために、ただ
1個の検出器を備えた流体分析装置を用いて、同
一サンプル流体中の2成分(第1成分と第3成
分)を交互に測定するという、言わばバツチ処理
的な分析方法によることも考えられるが、その場
合には、同時連続測定を行えないために、測定デ
ータが不連続になつてしまうと共に、前記第1成
分の濃度測定結果と第3成分の濃度測定結果との
間に時間差があるために、それらの差として演算
により得られる第2成分の濃度測定結果の信頼性
は大きく劣ることになるという欠点がある。従つ
て、単に検出器の個性を節約するためにのみ、こ
のようなバツチ処理的分析方法を採用すること
は、流体分析の本来の目的を大きく犠牲にするこ
とになりかねず、得策とは言えない。
1個の検出器を備えた流体分析装置を用いて、同
一サンプル流体中の2成分(第1成分と第3成
分)を交互に測定するという、言わばバツチ処理
的な分析方法によることも考えられるが、その場
合には、同時連続測定を行えないために、測定デ
ータが不連続になつてしまうと共に、前記第1成
分の濃度測定結果と第3成分の濃度測定結果との
間に時間差があるために、それらの差として演算
により得られる第2成分の濃度測定結果の信頼性
は大きく劣ることになるという欠点がある。従つ
て、単に検出器の個性を節約するためにのみ、こ
のようなバツチ処理的分析方法を採用すること
は、流体分析の本来の目的を大きく犠牲にするこ
とになりかねず、得策とは言えない。
本発明は、かかる従来実情に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、従来よりも少ないただ
1個の検出器を用いるだけの簡素かつ安価に構成
できるものでありながら、サンプル流体中におけ
る前記のような3成分を、同時にかつ連続的に、
しかも、精度良く分析することができる3成分同
時連続測定用分析装置を開発せんとすることにあ
る。
のであつて、その目的は、従来よりも少ないただ
1個の検出器を用いるだけの簡素かつ安価に構成
できるものでありながら、サンプル流体中におけ
る前記のような3成分を、同時にかつ連続的に、
しかも、精度良く分析することができる3成分同
時連続測定用分析装置を開発せんとすることにあ
る。
上記目的を達成するために、本発明は、第1図
イ,ロに夫々示す基本的概念図(クレーム対応
図)から明らかなように、 サンプル流体Sを2つの流路に第1サンプル流
体S1および第2サンプル流体S2として分流す
るように構成し、 前記第1サンプル流体S1の流路は、第1図イ
に示すようにその第1サンプル流体S1中の第2
成分を除去するかあるいは第1図ロに示すように
第1成分に変換するコンバーターCを介装するこ
とにより、第1成分単独濃度測定用ラインまたは
第3成分濃度(トータル濃度)測定ラインとし、 前記第2サンプル流体S2の流路は、上記のよ
うなコンバーターを設けないで、第3成分濃度
(トータル濃度)測定ラインまたは第1成分単独
濃度測定用ラインとし、 前記変換された第1サンプル流体S1および変
換されない第2サンプル流体S2を、夫々、比較
流体R1,R2により互いに異なる周波数F1,
F2(ヘルツ)で流体変調するための流体変調手
段V1,V2を前記両流路に設け、 前記第1成分の濃度および第3成分の濃度の何
れをも検出可能なただ1個の検出器Dを有すると
共に、前記両流路において夫々流体変調された両
サンプル流体S1,S2が同時にかつ連続的に供
給される分析部Aを設け、 前記分析部Aにおける前記検出器Dからの出力
信号Oを、前記各サンプル流体S1,S2に対す
る各変調周波数F1,F2(ヘルツ)の信号成分
O1,O2に分離して夫々整流および平滑化処理
することにより、前記第1成分の単独濃度および
第3成分の濃度(トータル濃度)を各別に測定可
能に構成されると共に、それら両濃度測定結果の
差から前記第2成分の単独濃度を測定可能に構成
された信号処理手段Bを設けてある、 という特徴を備えているマルチ流体変調方式およ
び差量法を用いた3成分同時連続測定用流体分析
装置を提供するものである。
イ,ロに夫々示す基本的概念図(クレーム対応
図)から明らかなように、 サンプル流体Sを2つの流路に第1サンプル流
体S1および第2サンプル流体S2として分流す
るように構成し、 前記第1サンプル流体S1の流路は、第1図イ
に示すようにその第1サンプル流体S1中の第2
成分を除去するかあるいは第1図ロに示すように
第1成分に変換するコンバーターCを介装するこ
とにより、第1成分単独濃度測定用ラインまたは
第3成分濃度(トータル濃度)測定ラインとし、 前記第2サンプル流体S2の流路は、上記のよ
うなコンバーターを設けないで、第3成分濃度
(トータル濃度)測定ラインまたは第1成分単独
濃度測定用ラインとし、 前記変換された第1サンプル流体S1および変
換されない第2サンプル流体S2を、夫々、比較
流体R1,R2により互いに異なる周波数F1,
F2(ヘルツ)で流体変調するための流体変調手
段V1,V2を前記両流路に設け、 前記第1成分の濃度および第3成分の濃度の何
れをも検出可能なただ1個の検出器Dを有すると
共に、前記両流路において夫々流体変調された両
サンプル流体S1,S2が同時にかつ連続的に供
給される分析部Aを設け、 前記分析部Aにおける前記検出器Dからの出力
信号Oを、前記各サンプル流体S1,S2に対す
る各変調周波数F1,F2(ヘルツ)の信号成分
O1,O2に分離して夫々整流および平滑化処理
することにより、前記第1成分の単独濃度および
第3成分の濃度(トータル濃度)を各別に測定可
能に構成されると共に、それら両濃度測定結果の
差から前記第2成分の単独濃度を測定可能に構成
された信号処理手段Bを設けてある、 という特徴を備えているマルチ流体変調方式およ
び差量法を用いた3成分同時連続測定用流体分析
装置を提供するものである。
かかる特徴構成により発揮される作用は次の通
りである。
りである。
即ち、上記本発明に係る装量法およびマルチ流
体変調方式を用いた3成分同時連続測定用流体分
析装置においては、後述する実施例の記載からも
より一層明らかとなるように、サンプル流体Sを
第1サンプルS1および第2サンプル流体S2に
分流すると共に、その第1サンプル流体S1に対
してはコンバーターCによりその中の第2成分を
除去するかあるいは第1成分に変換する処理を行
つてから分析部Aへ供給する一方、第2サンプル
流体S2はそのまま分析部Aへ供給する、という
3成分同時連続測定のための基本的構成を備えた
流体分析装置において、前記第1サンプル流体S
および第2サンプル流体S2を、夫々、例えばロ
ータリーバルブとか3方切換電磁弁あるいは4方
切換電磁弁などで構成される適宜流体変調手段V
1,V2を用いて、比較流体R1,R2により互
いに異なる周波数F1,F2で夫々流体変調して
から、ただ1個の検出器Dを有する分析部Aへ同
時にかつ連続的に供給することにより、先ず、そ
のただ1個の検出器Dから、両サンプル流体S
1,S2に対応する個々の測定信号成分(O1,
O2)が一括的に重畳されたひとつの測定信号の
O(=O1+O2)を得る、という従来常識では全
く考えられなかつた特異な手法(マルチ流体変調
方式)を採用し、そして、前記ただ1個の検出器
Dからの出力信号Oを、例えば第1図イ,ロに模
式的に例示しているように適宜周波数分離手段と
信号整流・平滑手段と減算手段とを組み合わせて
構成された信号処理手段Bを用いることにより、
前記各サンプル流体S1,S2に対する各変調周
波数F1,F2の信号成分O1,O2に分離して
夫々整流および平滑化処理するという信号処理を
行うことによつて、前記各サンプル流体S1,S
2に関する分析値、つまり、第1(3)成分の濃度お
よび第3(1)成分濃度の測定結果を得るようにし、
更に、そのようにして得られた第3成分濃度(ト
ータル濃度)と第1成分単独濃度との差を演算し
て第2成分の単独濃度の測定結果を得るように構
成してあるから、サンプル流体S中に含まれる同
系成分である第1成分と第2成分、および、それ
ら両成分の総和として定義される第3成分の同時
連続分析を行うに際しては、ただ1個の分析部A
および検出器(センサー)を設けるだけで済み、
従つて、2個の検出器を必要としていた従来一般
の3成分同時連続測定用流体分析装置の場合に比
べて、装置全体の小型化および簡素化ならびにコ
スト低減を容易に図れると共に、検出器の調整を
容易かつ短時間に行え、かつ、従来のように2個
の検出器間のゲロ調整誤差や感度差あるいは相互
干渉は生じ得ないことから、常に良好な測定精度
を確保することができる。
体変調方式を用いた3成分同時連続測定用流体分
析装置においては、後述する実施例の記載からも
より一層明らかとなるように、サンプル流体Sを
第1サンプルS1および第2サンプル流体S2に
分流すると共に、その第1サンプル流体S1に対
してはコンバーターCによりその中の第2成分を
除去するかあるいは第1成分に変換する処理を行
つてから分析部Aへ供給する一方、第2サンプル
流体S2はそのまま分析部Aへ供給する、という
3成分同時連続測定のための基本的構成を備えた
流体分析装置において、前記第1サンプル流体S
および第2サンプル流体S2を、夫々、例えばロ
ータリーバルブとか3方切換電磁弁あるいは4方
切換電磁弁などで構成される適宜流体変調手段V
1,V2を用いて、比較流体R1,R2により互
いに異なる周波数F1,F2で夫々流体変調して
から、ただ1個の検出器Dを有する分析部Aへ同
時にかつ連続的に供給することにより、先ず、そ
のただ1個の検出器Dから、両サンプル流体S
1,S2に対応する個々の測定信号成分(O1,
O2)が一括的に重畳されたひとつの測定信号の
O(=O1+O2)を得る、という従来常識では全
く考えられなかつた特異な手法(マルチ流体変調
方式)を採用し、そして、前記ただ1個の検出器
Dからの出力信号Oを、例えば第1図イ,ロに模
式的に例示しているように適宜周波数分離手段と
信号整流・平滑手段と減算手段とを組み合わせて
構成された信号処理手段Bを用いることにより、
前記各サンプル流体S1,S2に対する各変調周
波数F1,F2の信号成分O1,O2に分離して
夫々整流および平滑化処理するという信号処理を
行うことによつて、前記各サンプル流体S1,S
2に関する分析値、つまり、第1(3)成分の濃度お
よび第3(1)成分濃度の測定結果を得るようにし、
更に、そのようにして得られた第3成分濃度(ト
ータル濃度)と第1成分単独濃度との差を演算し
て第2成分の単独濃度の測定結果を得るように構
成してあるから、サンプル流体S中に含まれる同
系成分である第1成分と第2成分、および、それ
ら両成分の総和として定義される第3成分の同時
連続分析を行うに際しては、ただ1個の分析部A
および検出器(センサー)を設けるだけで済み、
従つて、2個の検出器を必要としていた従来一般
の3成分同時連続測定用流体分析装置の場合に比
べて、装置全体の小型化および簡素化ならびにコ
スト低減を容易に図れると共に、検出器の調整を
容易かつ短時間に行え、かつ、従来のように2個
の検出器間のゲロ調整誤差や感度差あるいは相互
干渉は生じ得ないことから、常に良好な測定精度
を確保することができる。
以下、本発明の具体的実施例を図面(第2図な
いし第7図)に基いて説明する。
いし第7図)に基いて説明する。
第2図ないし第4図は、第1実施例に係る差量
法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時
連続測定用流体分析装置の一例としての、HC濃
度分析装置を示している。これは、例えば、大気
や自動車排気あるいは工場排気などのサンプル流
体S中に含まれるHC成分のうち、特に有害な成
分であるノンメタンHC(第2成分)濃度を分析
するような場合に用いられ、そのために、第1成
分であるメタン(CH4)の単独濃度、および、そ
れら第1、第2両成分の総和として定義される第
3成分の濃度(トータルHC濃度)を直接測定
し、それら両濃度測定結果の差から前記第2成分
であるノンメタンHCの単独濃度を間接的に測定
する構成とされている。
法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時
連続測定用流体分析装置の一例としての、HC濃
度分析装置を示している。これは、例えば、大気
や自動車排気あるいは工場排気などのサンプル流
体S中に含まれるHC成分のうち、特に有害な成
分であるノンメタンHC(第2成分)濃度を分析
するような場合に用いられ、そのために、第1成
分であるメタン(CH4)の単独濃度、および、そ
れら第1、第2両成分の総和として定義される第
3成分の濃度(トータルHC濃度)を直接測定
し、それら両濃度測定結果の差から前記第2成分
であるノンメタンHCの単独濃度を間接的に測定
する構成とされている。
さて、第2図の全体概略構成図に示しているよ
うに、サンプル流体Sを、第1サンプル流体S1
および第2サンプル流体S2として、2つの流路
に分流するように構成すると共に、前記第1サン
プル流体S1の流路は、その第1サンプル流体S
1中の第2成分であるノンメタンHCを燃焼させ
て除去するための触媒装置等から成るコンバータ
ーCを介装することにより、第1成分であるメタ
ン(CH4)の単独濃度を測定するためのラインと
し、一方、前記第2サンプル流体S2の流路は、
上記のようなコンバーターを設けないで、第3成
分濃度(トータルHC濃度)を測定するためのラ
インにするように構成されている。
うに、サンプル流体Sを、第1サンプル流体S1
および第2サンプル流体S2として、2つの流路
に分流するように構成すると共に、前記第1サン
プル流体S1の流路は、その第1サンプル流体S
1中の第2成分であるノンメタンHCを燃焼させ
て除去するための触媒装置等から成るコンバータ
ーCを介装することにより、第1成分であるメタ
ン(CH4)の単独濃度を測定するためのラインと
し、一方、前記第2サンプル流体S2の流路は、
上記のようなコンバーターを設けないで、第3成
分濃度(トータルHC濃度)を測定するためのラ
インにするように構成されている。
そして、前記コンバーターCにより変換された
(つまり、ノンメタンHCが除去されて、HCとし
てはメタンのみを含んでいる)第1サンプル流体
S1、および、変換されない第2サンプル流体S
2(つまり、ノンメタンHCおよびメタンの両方
を含んでいる元のサンプル流体Sと同じもの)の
両サンプル流体S1,S2を、夫々、流体変調手
段V1,V2を用いて、比較流体R1,R2(一
般にはゼロガスが使用される)により、互いに異
なる周波数F1,F2(ヘルツ)(この例では、
F1=1Hz,F2=2Hz)で流体変調した(つま
り、サンプル流体と比較流体とを所定の周波数で
交互に通過させた)後、それら流体変調された各
サンプル流体S1,S2(R1,R2)を、ただ
1個の検出器D(センサー)を有する分析部Aへ、
同時にかつ連続的に供給するように構成してあ
る。なお、この場合には、前記分析部Aにおける
検出器Dとしては、一般に、HC検出用のフレー
ムイオン検出器(FID)のようにサンプル流体が
直接通過するタイプのものが用いられるため、前
記流体変調された両サンプル流体S1,S2(R
1,R2)は、混合状態で前記検出器Dへ供給さ
れる。
(つまり、ノンメタンHCが除去されて、HCとし
てはメタンのみを含んでいる)第1サンプル流体
S1、および、変換されない第2サンプル流体S
2(つまり、ノンメタンHCおよびメタンの両方
を含んでいる元のサンプル流体Sと同じもの)の
両サンプル流体S1,S2を、夫々、流体変調手
段V1,V2を用いて、比較流体R1,R2(一
般にはゼロガスが使用される)により、互いに異
なる周波数F1,F2(ヘルツ)(この例では、
F1=1Hz,F2=2Hz)で流体変調した(つま
り、サンプル流体と比較流体とを所定の周波数で
交互に通過させた)後、それら流体変調された各
サンプル流体S1,S2(R1,R2)を、ただ
1個の検出器D(センサー)を有する分析部Aへ、
同時にかつ連続的に供給するように構成してあ
る。なお、この場合には、前記分析部Aにおける
検出器Dとしては、一般に、HC検出用のフレー
ムイオン検出器(FID)のようにサンプル流体が
直接通過するタイプのものが用いられるため、前
記流体変調された両サンプル流体S1,S2(R
1,R2)は、混合状態で前記検出器Dへ供給さ
れる。
従つて、プリアンプ2を介して前記検出器Dか
ら出力される信号Oは、図中模式的に示している
ように、両サンプル流体S1,S2に対応する
個々の測定信号成分(O1,O2)が一括的に重
畳されたひとつの測定信号(O=O1+O2)とし
て得られることになる。
ら出力される信号Oは、図中模式的に示している
ように、両サンプル流体S1,S2に対応する
個々の測定信号成分(O1,O2)が一括的に重
畳されたひとつの測定信号(O=O1+O2)とし
て得られることになる。
そこで、前記検出器Dからの出力信号Oを、こ
の第2図においては概念的に例示しているよう
に、周波数分離手段Eと信号整流手段Fと減算手
段Gとを組み合わせて構成された信号処理手段B
を用いて、前記各サンプル流体S1,S2に対す
る各変調周波数F1,F2の信号成分O1,O2
に分離して夫々整流処理および平滑化処理すると
いう信号処理を行うことにより、前記各サンプル
流体S1,S2に関する分析値、つまり、前記第
1成分(メタン)の単独濃度および前記第3成分
の濃度(トータルHC濃度)の測定結果を各別に
かつ直接的に得られるように構成されると共に、
それら両濃度測定結果の差から前記第2成分(ノ
ンメタンHC)の単独濃度を間接的に測定できる
ように構成されている。
の第2図においては概念的に例示しているよう
に、周波数分離手段Eと信号整流手段Fと減算手
段Gとを組み合わせて構成された信号処理手段B
を用いて、前記各サンプル流体S1,S2に対す
る各変調周波数F1,F2の信号成分O1,O2
に分離して夫々整流処理および平滑化処理すると
いう信号処理を行うことにより、前記各サンプル
流体S1,S2に関する分析値、つまり、前記第
1成分(メタン)の単独濃度および前記第3成分
の濃度(トータルHC濃度)の測定結果を各別に
かつ直接的に得られるように構成されると共に、
それら両濃度測定結果の差から前記第2成分(ノ
ンメタンHC)の単独濃度を間接的に測定できる
ように構成されている。
而して、前記信号処理手段Bの具体的な回路構
成は第3図のブロツク回路構成図に示すようなも
のとされている。
成は第3図のブロツク回路構成図に示すようなも
のとされている。
即ち、前記プリアンプ2を介して検出器Dから
出力された信号Oを、互いに並列に設けられた2
系列の信号処理系列に分岐し、一方の信号処理系
列には、サンプル流体S1に対する変調周波数F
1(1Hz)の信号O1のみを分離して取り出す
(通過させる)ためのバンドパスフイルターa1
を設けると共に、その後段に、サンプル流体S1
に対する流体変調手段V1に付設された同期信号
発生器1aからの同期信号(流体変調手段V1に
よる実際の流体変調動作を表す信号:1Hz)によ
り、前記バンドパスフイルターa1のみでは不十
分である虞れがある周波数分離作用を補足してよ
り一層精度の良い周波数分離を行えると同時に、
分離された交流を直流に変換できるように、前記
バンドパスフイルターa1からの出力信号O1を
同時整流するための同期検波整流器b1を設け、
更に、その後段に、前記同期検波整流器b1から
の出力信号を平滑化すると共に高周波ノズルを除
去するための平滑素子c1としてのローパスフイ
ルター(L.P.F)を設け、また、他方の信号処理
系列には、サンプル流体S2に対する変調周波数
F2(2Hz)の信号O2のみを分離して取り出す
(通過させる)ためのバンドパスフイルターa2
を設けると共に、その後段に、サンプル流体S2
に対する流体変調手段V2に付設された同期信号
発生器1bからの同期信号(流体変調手段V2に
よる実際の流体変調動作を表す信号:2Hz)によ
り、前記バンドパスフイルターa2のみでは不十
分である虞れがある周波数分離作用を補足してよ
り一層精度の良い周波数分離を行えると同時に、
分離された交流を直流に変換できるように、前記
バンドパスフイルターa2からの出力信号O2を
同期整流するための同期検波整流器b2を設け、
更に、その後段に、前記同検波整流器b2からの
出力信号を平滑化すると共に高周波ノイズを除去
するための平滑素子c2としてのローパスフイル
ター(L.P.F)を設け、更に、前記サンプル流体
S1に関する信号処理系における平滑素子c1か
らの出力信号を−入力とし、かつ、前記サンプル
流体S2に関する信号処理系における平滑素子c
2からの出力信号+入力とする減算手段としての
減算器Gを設けたものである。従つて、前記平滑
素子c1からは第1成分であるメタンの単独濃度
の測定結果が出力され、また、前記平滑素子c2
からは第3成分の濃度(トータルHC濃度)の測
定結果が出力され、そして、前記減算器Gからは
第2成分であるノンメタンHCの単独濃度の測定
結果が出力される。
出力された信号Oを、互いに並列に設けられた2
系列の信号処理系列に分岐し、一方の信号処理系
列には、サンプル流体S1に対する変調周波数F
1(1Hz)の信号O1のみを分離して取り出す
(通過させる)ためのバンドパスフイルターa1
を設けると共に、その後段に、サンプル流体S1
に対する流体変調手段V1に付設された同期信号
発生器1aからの同期信号(流体変調手段V1に
よる実際の流体変調動作を表す信号:1Hz)によ
り、前記バンドパスフイルターa1のみでは不十
分である虞れがある周波数分離作用を補足してよ
り一層精度の良い周波数分離を行えると同時に、
分離された交流を直流に変換できるように、前記
バンドパスフイルターa1からの出力信号O1を
同時整流するための同期検波整流器b1を設け、
更に、その後段に、前記同期検波整流器b1から
の出力信号を平滑化すると共に高周波ノズルを除
去するための平滑素子c1としてのローパスフイ
ルター(L.P.F)を設け、また、他方の信号処理
系列には、サンプル流体S2に対する変調周波数
F2(2Hz)の信号O2のみを分離して取り出す
(通過させる)ためのバンドパスフイルターa2
を設けると共に、その後段に、サンプル流体S2
に対する流体変調手段V2に付設された同期信号
発生器1bからの同期信号(流体変調手段V2に
よる実際の流体変調動作を表す信号:2Hz)によ
り、前記バンドパスフイルターa2のみでは不十
分である虞れがある周波数分離作用を補足してよ
り一層精度の良い周波数分離を行えると同時に、
分離された交流を直流に変換できるように、前記
バンドパスフイルターa2からの出力信号O2を
同期整流するための同期検波整流器b2を設け、
更に、その後段に、前記同検波整流器b2からの
出力信号を平滑化すると共に高周波ノイズを除去
するための平滑素子c2としてのローパスフイル
ター(L.P.F)を設け、更に、前記サンプル流体
S1に関する信号処理系における平滑素子c1か
らの出力信号を−入力とし、かつ、前記サンプル
流体S2に関する信号処理系における平滑素子c
2からの出力信号+入力とする減算手段としての
減算器Gを設けたものである。従つて、前記平滑
素子c1からは第1成分であるメタンの単独濃度
の測定結果が出力され、また、前記平滑素子c2
からは第3成分の濃度(トータルHC濃度)の測
定結果が出力され、そして、前記減算器Gからは
第2成分であるノンメタンHCの単独濃度の測定
結果が出力される。
なお、上記信号処理手段Bとしては、フーリエ
解析(周波数分離処理に相当する)および絶対値
平均処理(整流・平滑化処理に相当する)ならび
に減算処理などの数値解析の演算処理が可能なコ
ンピユーターを用いるとか、あるいは、ロツクイ
ンアツプと減算器などの他の電気回路構成を用い
るというように、種々のソフトあるいはハードに
よる適宜手段で構成することが可能であるが、本
発明装置においては、特に、上記のように、バン
ドパスフイルターa1,a2と同期検波整流器b
1,b2と平滑素子c1,c2とを直列接続して
成る信号処理系列を2系列並列に設けた構成とし
てあるため、上記のようなコンピユーターあるい
はロツクインアンプ等を用いる手段に比べて、非
常に簡単でかつ安価に構成できるのみならず、バ
ンドパスフイルターa1,a2のみでは不十分で
ある虞れがある周波数分離作用を同期検波整流器
b1,b2により補足してより一層精度の良い周
波数分離を行えるように構成してあるから、例え
ば、ただ単にバンドパスフイルターのみで周波数
分離した後で直ちに絶対値整流するだけの構成の
ものに比べて、格段に優れた信号処理性能(S/
N比)を得ることができるという利点がある。
解析(周波数分離処理に相当する)および絶対値
平均処理(整流・平滑化処理に相当する)ならび
に減算処理などの数値解析の演算処理が可能なコ
ンピユーターを用いるとか、あるいは、ロツクイ
ンアツプと減算器などの他の電気回路構成を用い
るというように、種々のソフトあるいはハードに
よる適宜手段で構成することが可能であるが、本
発明装置においては、特に、上記のように、バン
ドパスフイルターa1,a2と同期検波整流器b
1,b2と平滑素子c1,c2とを直列接続して
成る信号処理系列を2系列並列に設けた構成とし
てあるため、上記のようなコンピユーターあるい
はロツクインアンプ等を用いる手段に比べて、非
常に簡単でかつ安価に構成できるのみならず、バ
ンドパスフイルターa1,a2のみでは不十分で
ある虞れがある周波数分離作用を同期検波整流器
b1,b2により補足してより一層精度の良い周
波数分離を行えるように構成してあるから、例え
ば、ただ単にバンドパスフイルターのみで周波数
分離した後で直ちに絶対値整流するだけの構成の
ものに比べて、格段に優れた信号処理性能(S/
N比)を得ることができるという利点がある。
ところで、前記各流体変調手段V1(V2)
は、サンプル流体S1(S2)と比較流体R1
(R2)とを所定の周波数で交互に切り換え得る
ものでありさえすれば、その構成は任意であり、
例えば、第4図イに示すようなロータリーバルブ
で構成してもよく、あるいは、第4図ロに示すよ
うな4方切換電磁弁で構成してもよく、また、図
示はしていないが、3方切換電磁弁を用いて構成
しても差し支え無い。
は、サンプル流体S1(S2)と比較流体R1
(R2)とを所定の周波数で交互に切り換え得る
ものでありさえすれば、その構成は任意であり、
例えば、第4図イに示すようなロータリーバルブ
で構成してもよく、あるいは、第4図ロに示すよ
うな4方切換電磁弁で構成してもよく、また、図
示はしていないが、3方切換電磁弁を用いて構成
しても差し支え無い。
第5図および第6図は、第2実施例に係る差量
法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時
連続測定用流体分析装置の一例としての、NOX
濃度分析装置を示している。これも、例えば、大
気や自動車排気あるいは工場排気などのサンプル
流体S中に含まれるNOX成分のうち、特に有害
な成分であるNO2(第2成分)の濃度を分析する
ような場合に用いられ、そのために、第1成分で
あるNOの単独濃度、および、それら第1、第2
両成分の総和として定義される第3成分の濃度
(トータルNO濃度)を直接測定し、それら両濃
度測定結果の差から前記第2成分であるNO2の
単独濃度を間接的に測定する構成とされている。
法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時
連続測定用流体分析装置の一例としての、NOX
濃度分析装置を示している。これも、例えば、大
気や自動車排気あるいは工場排気などのサンプル
流体S中に含まれるNOX成分のうち、特に有害
な成分であるNO2(第2成分)の濃度を分析する
ような場合に用いられ、そのために、第1成分で
あるNOの単独濃度、および、それら第1、第2
両成分の総和として定義される第3成分の濃度
(トータルNO濃度)を直接測定し、それら両濃
度測定結果の差から前記第2成分であるNO2の
単独濃度を間接的に測定する構成とされている。
この第2実施例装置の場合には、第5図の全体
概構成略図から明らかなように、第1サンプル流
体S1の流路に介装されるコンバーターCとし
て、第2成分であるNO2を第1成分であるNOに
変換する(還元)処理を行うための触媒装置等を
使用すると共に、分析部Aにおける検出器Dとし
てケミカルルミネツセンス検出器(CLD)など
のNO検出器を用いている。
概構成略図から明らかなように、第1サンプル流
体S1の流路に介装されるコンバーターCとし
て、第2成分であるNO2を第1成分であるNOに
変換する(還元)処理を行うための触媒装置等を
使用すると共に、分析部Aにおける検出器Dとし
てケミカルルミネツセンス検出器(CLD)など
のNO検出器を用いている。
従つて、この場合には、第1サンプル流体S1
の流路が、その第1サンプル流体S1中の第3成
分濃度(トータルNO濃度)を測定するためのラ
インとなり、第2サンプル流体S2の流路が第1
成分であるNOの単独濃度を測定するためのライ
ンとなり、第6図に示す信号処理手段Bのブロツ
ク回路構成図からも明らかなように、第1サンプ
ル流体S1の系の平滑素子c1からは第3成分濃
度(トータルNO濃度)の測定結果が出力され、
また、第1サンプル流体S1の系の平滑素子c2
からは第1成分であるNOの単独濃度の測定結果
が出力され、そして、前記減算器Gからは第2成
分であるNO2の単独濃度の測定結果が出力され
ることになる。
の流路が、その第1サンプル流体S1中の第3成
分濃度(トータルNO濃度)を測定するためのラ
インとなり、第2サンプル流体S2の流路が第1
成分であるNOの単独濃度を測定するためのライ
ンとなり、第6図に示す信号処理手段Bのブロツ
ク回路構成図からも明らかなように、第1サンプ
ル流体S1の系の平滑素子c1からは第3成分濃
度(トータルNO濃度)の測定結果が出力され、
また、第1サンプル流体S1の系の平滑素子c2
からは第1成分であるNOの単独濃度の測定結果
が出力され、そして、前記減算器Gからは第2成
分であるNO2の単独濃度の測定結果が出力され
ることになる。
この第2実施例におけるその他の構成等につい
ては、上記第1実施例のものと同様であるから、
同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付する
ことにより、その説明は省略する。
ては、上記第1実施例のものと同様であるから、
同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付する
ことにより、その説明は省略する。
なお、本発明は、上述した両実施例のものに限
らず、例えばCOX(CO,CO2,トータルOC)な
ど他の種類の3成分測定についても適用可能であ
ることは言うまでもない。
らず、例えばCOX(CO,CO2,トータルOC)な
ど他の種類の3成分測定についても適用可能であ
ることは言うまでもない。
以上詳述したところから明らかなように、本発
明に係る差量法およびマルチ流体変調方式を用い
た3成分同時連続測定用流体分析装置によれば、
サンプル流体を第1サンプル流体および第2サン
プル流体に分流すると共に、その第1サンプル流
体に対してはコンバーターによりその中の第2成
分を除去するかあるいは第1成分に変換する処理
を行つてから分析部へ供給する一方、第2サンプ
ル流体はそのまま分析部へ供給する、という3成
分同時連続測定のための基本的構成を備えた流体
分析装置に対して、前記第1サンプル流体および
第2サンプル流体を、夫々、流体変調手段を用い
て、比較流体により互いに異なる周波数で夫々流
体変調してから、ただ1個の検出器を有する分析
部へ同時にかつ連続的に供給することにより、先
ず、そのただ一個の検出器から、両サンプル流体
に対応する個々の測定信号成分が一括的に重畳さ
れたひとつの測定信号を得る、という特異なマル
チ流体変調方式を適用し、そして、前記ただ一個
の検出器からの出力信号を、適宜周波数分離手段
と信号整流・平滑手段と減算手段とを組み合わせ
て構成された信号処理手段を用いることにより、
前記各サンプル流体に対する各変調周波数の信号
成分に分離して夫々整流および平滑化処理すると
いう信号処理を行うことによつて、前記各サンプ
ル流体に関する分析値、つまり、第1(3)成分の濃
度および第3(1)成分濃度の測定結果を得るように
し、更に、そのようにして得られた第3成分濃度
(トータル濃度)と第1成分単独濃度との差を演
算して第2成分の単独濃度の測定結果を得るよう
に構成したことにより、ただ1個の分析部および
検出器(センサー)を設けるだけの非常に簡素か
つ安価に構成できるものでありながら、サンプル
流体中に含まれる同系成分である第1成分と第2
成分、および、それら両成分の総和として定義さ
れる第3成分の同時連続分析を行うことができる
ようになり、従つて、2個の検出器を必要として
いた従来一般の3成分同時連続測定用流体分析装
置の場合に比べて、装置全体の小型化および簡素
化ならびにコスト低減を容易に図れると共に、検
出器の調整を容易かつ短時間に行え、かつ、従来
のように複数の検出器間のゼロ調整誤差や感度差
あるいは相互干渉は生じ得ないことから、常に良
好な測定精度を確保できる、という顕著に優れた
効果が発揮される。
明に係る差量法およびマルチ流体変調方式を用い
た3成分同時連続測定用流体分析装置によれば、
サンプル流体を第1サンプル流体および第2サン
プル流体に分流すると共に、その第1サンプル流
体に対してはコンバーターによりその中の第2成
分を除去するかあるいは第1成分に変換する処理
を行つてから分析部へ供給する一方、第2サンプ
ル流体はそのまま分析部へ供給する、という3成
分同時連続測定のための基本的構成を備えた流体
分析装置に対して、前記第1サンプル流体および
第2サンプル流体を、夫々、流体変調手段を用い
て、比較流体により互いに異なる周波数で夫々流
体変調してから、ただ1個の検出器を有する分析
部へ同時にかつ連続的に供給することにより、先
ず、そのただ一個の検出器から、両サンプル流体
に対応する個々の測定信号成分が一括的に重畳さ
れたひとつの測定信号を得る、という特異なマル
チ流体変調方式を適用し、そして、前記ただ一個
の検出器からの出力信号を、適宜周波数分離手段
と信号整流・平滑手段と減算手段とを組み合わせ
て構成された信号処理手段を用いることにより、
前記各サンプル流体に対する各変調周波数の信号
成分に分離して夫々整流および平滑化処理すると
いう信号処理を行うことによつて、前記各サンプ
ル流体に関する分析値、つまり、第1(3)成分の濃
度および第3(1)成分濃度の測定結果を得るように
し、更に、そのようにして得られた第3成分濃度
(トータル濃度)と第1成分単独濃度との差を演
算して第2成分の単独濃度の測定結果を得るよう
に構成したことにより、ただ1個の分析部および
検出器(センサー)を設けるだけの非常に簡素か
つ安価に構成できるものでありながら、サンプル
流体中に含まれる同系成分である第1成分と第2
成分、および、それら両成分の総和として定義さ
れる第3成分の同時連続分析を行うことができる
ようになり、従つて、2個の検出器を必要として
いた従来一般の3成分同時連続測定用流体分析装
置の場合に比べて、装置全体の小型化および簡素
化ならびにコスト低減を容易に図れると共に、検
出器の調整を容易かつ短時間に行え、かつ、従来
のように複数の検出器間のゼロ調整誤差や感度差
あるいは相互干渉は生じ得ないことから、常に良
好な測定精度を確保できる、という顕著に優れた
効果が発揮される。
第1図イ,ロは、夫々、本発明に係る差量法お
よびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時連続
測定用流体分析装置の基本的概念の説明図(クレ
ーム対応図)を示している。また、第2図ないし
第6図は本発明装置の各種具体的実施例を示し、
第2図は第1実施例の全体概略構成図、第3図は
その信号処理手段のブロツク回路構成図、第4図
イ,ロは夫々その流体変調手段の模式的例示図で
あり、第5図は第2実施例の全体概略構成図、第
6図はその信号処理手段のブロツク回路構成図で
ある。 そして、第7図イ,ロは、本発明の技術的背景
ならびに従来技術の問題点を説明するためのもの
であつて、夫々、従来例に係る3成分同時連続測
定用流体分析装置の全体概略構成図を示してい
る。 S:サンプル流体、S1:第1サンプル流体、
S2:第2サンプル流体、R1,R2:比較流
体、F1,F2:変調周波数、V1,V2:流体
変調手段、A:分析部、D:検出器、B:信号処
理手段、C:コンバーター、O:検出器Dからの
出力信号、O1,O2:各サンプル流体S1,S
2,に対する各変調周波数F1,F2の信号成
分。
よびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時連続
測定用流体分析装置の基本的概念の説明図(クレ
ーム対応図)を示している。また、第2図ないし
第6図は本発明装置の各種具体的実施例を示し、
第2図は第1実施例の全体概略構成図、第3図は
その信号処理手段のブロツク回路構成図、第4図
イ,ロは夫々その流体変調手段の模式的例示図で
あり、第5図は第2実施例の全体概略構成図、第
6図はその信号処理手段のブロツク回路構成図で
ある。 そして、第7図イ,ロは、本発明の技術的背景
ならびに従来技術の問題点を説明するためのもの
であつて、夫々、従来例に係る3成分同時連続測
定用流体分析装置の全体概略構成図を示してい
る。 S:サンプル流体、S1:第1サンプル流体、
S2:第2サンプル流体、R1,R2:比較流
体、F1,F2:変調周波数、V1,V2:流体
変調手段、A:分析部、D:検出器、B:信号処
理手段、C:コンバーター、O:検出器Dからの
出力信号、O1,O2:各サンプル流体S1,S
2,に対する各変調周波数F1,F2の信号成
分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 サンプル流体中に含まれる同系成分である第
1成分と第2成分、および、それら両成分の総和
として定義される第3成分について、前記第3成
分の濃度(トータル濃度)と前記第1成分の単独
濃度とを同種の検出器により直接測定する一方、
それら両濃度の差から前記第2成分の単独濃度を
間接的に測定するという所謂差量法を用いること
により、前記3成分の濃度を同時測定可能に構成
されている3成分同時連続測定溶流体分析装置に
おいて、 前記サンプル流体を2つの流路に第1サンプル
流体および第2サンプル流体として分流するよう
に構成し、 前記第1サンプル流体の流路は、その第1サン
プル流体中の第2成分を除去するかあるいは第1
成分に変換するコンバーターを介装することによ
り、第1成分単独濃度測定用ラインまたは第3成
分濃度(トータル濃度)測定ラインとし、 前記第2サンプル流体の流路は、上記のような
コンバーターを設けないで、第3成分濃度(トー
タル濃度)測定ラインまたは第1成分単独濃度測
定用ラインとし、 前記変換された第1サンプル流体および変換さ
れない第2サンプル流体を、夫々、比較流体によ
り互いに異なる周波数で流体変調するための流体
変調手段を前記両流路に設け、 前記第1成分の濃度および第3成分の濃度の何
れをも検出可能なただ1個の検出器を有すると共
に、前記両流路において夫々流体変調された両サ
ンプル流体が同時にかつ連続的に供給される分析
部を設け、 前記分析部における前記検出器からの出力信号
を、前記各サンプル流体に対する各変周波数の信
号成分に分離して夫々整流および平滑化処理する
ことにより、前記第1成分の単独濃度および第3
成分の濃度(トータル濃度)を各別に測定可能に
構成されると共に、それら両濃度測定結果の差か
ら前記第2成分の単独濃度を測定可能に構成され
た信号処理手段を設けてある、 ことを特徴とする差量法およびマルチ流体変調方
式を用いた3成分同時連続測定用流体分析装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62335787A JPH01174962A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 差量法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時連続測定用流体分析装置 |
| US07/278,046 US5102806A (en) | 1987-12-11 | 1988-11-30 | Method for analyzing fluid by multi-fluid modulation mode |
| EP19880120269 EP0319887B1 (en) | 1987-12-11 | 1988-12-05 | Method and apparatus for analyzing fluids by multi-fluid modulation modes |
| AT88120269T ATE87739T1 (de) | 1987-12-11 | 1988-12-05 | Verfahren und vorrichtung zur analysierung von fluessigkeiten mittels mehrfluessigkeitenmodulationsverfahren. |
| DE19883879897 DE3879897T2 (de) | 1987-12-11 | 1988-12-05 | Verfahren und Vorrichtung zur Analysierung von Flüssigkeiten mittels Mehrflüssigkeitenmodulationsverfahren. |
| US07/820,146 US5255072A (en) | 1987-12-11 | 1992-01-13 | Apparatus for analyzing fluid by multi-fluid modulation mode |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62335787A JPH01174962A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 差量法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時連続測定用流体分析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174962A JPH01174962A (ja) | 1989-07-11 |
| JPH0561585B2 true JPH0561585B2 (ja) | 1993-09-06 |
Family
ID=18292437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62335787A Granted JPH01174962A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-29 | 差量法およびマルチ流体変調方式を用いた3成分同時連続測定用流体分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01174962A (ja) |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62335787A patent/JPH01174962A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174962A (ja) | 1989-07-11 |
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