JPH0562149B2 - - Google Patents
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- JPH0562149B2 JPH0562149B2 JP60130156A JP13015685A JPH0562149B2 JP H0562149 B2 JPH0562149 B2 JP H0562149B2 JP 60130156 A JP60130156 A JP 60130156A JP 13015685 A JP13015685 A JP 13015685A JP H0562149 B2 JPH0562149 B2 JP H0562149B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- polyphenylene oxide
- resin composition
- ppo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔技術分野〕
この発明は、ポリフエニレンオキサイド系硬化
物の製法に関する。 〔背景技術〕 ポリフエニレンオキサイド(ポリフエニレンエ
ーテルともいう。以下、「PPO」と略す)は、高
周波特性にすぐれる等の理由で、近年、注目され
ている。しかし、PPO(変性PPOとして市販され
ているものも含めて)は、熱可塑性樹脂であり、
耐熱性、耐溶剤性、強度等が充分とは言えなかつ
た。 〔発明の目的〕 この発明は、以上の事情に鑑みて、耐熱性、耐
溶剤性、強度等を改良したPPO系硬化物の製法
を提供することを目的とする。 〔発明の開示〕 この発明は、上記目的を達成するために、
PPOを50〜95重量部、 スチレン・ブタジエンブロツクコポリマー、ス
チレン・イソプレンブロツクコポリマー、1,2
−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、マ
レイン変性ポリブタジエン、アクリル変性ポリブ
タジエン、および、エポキシ変性ポリブタジエン
からなる群から選ばれた少なくとも1種の架橋性
ポリマーとトリアリルシアヌレートおよびトリア
リルイソシアヌレートのうちの少なくとも1種の
架橋性モノマーとを合計で5〜50重量部(ただ
し、PPO、架橋性ポリマーおよび架橋性モノマ
ーの合計100重量部)、 下記の構造式で示される化合物からなる群から
選ばれた少なくとも1種の開始剤を0.1〜5.0重量
部(ただし、PPO、架橋性ポリマーおよび架橋
性モノマーの合計100重量部に対する割合)、それ
ぞれ含む、溶剤混合により得られた樹脂組成物を
硬化させるPPO系硬化物の製法を要旨とする。 R′−O−O−R−O−O−R″、 (Rは炭化水素基、R′、R″はそれぞれ炭化水素
基または水素であり、R′、R″とは同じてあつて
もよく、異なつてもよい。) 以下に、この発明を詳しく説明する。 この発明で使用されるPPOとは、たとえば、
つぎの一般式 〔ここに、Rは、水素または炭素数1〜3の炭化
水素基を表し、各Rは、同じであつてもよく、異
なつてもよい。〕 で表されるものであり、その一例としては、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フエニレンオキサ
イド)が挙げられる。 PPOは架橋型ではないため、単独では架橋が
起こらない。このため、この発明では架橋性ポリ
マーと架橋性モノマーの両方ともにPPOと併用
される。 この発明において使用される架橋性ポリマーと
しては、スチレン・ブタジエンブロツクコポリマ
ー、スチレン・イソプレンブロツクコポリマー、
1,2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエ
ン、マレイン変性ポリブタジエン、アクリル変性
ポリブタジエン、エポキシ変性ポリブタジエンが
挙げられ、それぞれ単独で、または、2つ以上混
合して用いられる。 この発明において使用される架橋性モノマーと
しては、トリアリルシアヌレート(以下、
「TAC」と略す)および/またはトリアリルイソ
シアヌレート(以下、「TAIC」と略す)が挙げ
られ、これらは、PPOとの相溶性がよく、成膜
性、架橋性、耐熱性および誘電特性の面で好まし
い。 この発明において使用される開始剤は、下記の
構造式、 R′−O−O−R−O−O−R″ ……() (〜式において、R炭化水素基、R′、R″は
それぞれ炭化水素基または水素であり、R′と
R″とは同じであつてもよく、異なつていてもよ
い。) で表される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種である。 ()式で表される化合物は、たとえば、2,2
−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)バレレート 2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン 2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイド
ロバーオキサイド α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イ
ソプロピル)ベンゼン{1,4(または1,3)−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロプル)ベン
ゼンともいう} 2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン 2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3 などがあるが、これらに限定されない。 ()式で表される化合物は、たとえば、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン などがあげられるが、これに限定されない。 ()式で表される化合物は、たとえば、ジ−t
−ブチルパーオキシイソフタレート などがあげられるが、これに限定されない。 上記の開始剤の中で、特に、()式で表され
る過酸化物である、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、α、
α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロ
ピル)ベンゼンが硬化(架橋)に効果がある。 硬化の過程は、たとえば、つぎのようである。
上記開始剤は、たとえば、()式で表されるも
のを代表にして説明すると、加熱、紫外線照射、
放射線照射などにより、O−Oの結合が切れて、 R′−O−O−R″ →R′−O・+・O−R−O・+・O−R″ のようにラジカルを生じて、 のように、ラジカル反応を進行させ、架橋性を高
めるのである。 上記原材料の配合割合は、樹脂組成物がPPO、
架橋性ポリマーおよび架橋性モノマーの合計100
重量部のうち、PPOを50〜95重量部、架橋性ポ
リマーおよび架橋性モノマーを5〜50重量部それ
ぞれ含むとともに、PPO、架橋性ポリマーおよ
び架橋性モノマーの合計100重量部に対する割合
で、開始剤を0.1〜5.0重量部含むようにする。 上記原材料から樹脂組成物を得る方法は、上記
原材料を溶媒(溶剤ともいう)に溶かして混合す
る溶剤混合である。なお、この際、樹脂組成物の
5〜50重量%溶液とするのが好ましい。得られた
樹脂組成物は、板状、フイルム状、シート状など
に成形されたのち硬化されるが、成形方法は射出
成形法、押出成形法、トランスフアー成形法、直
圧成形法など、どのような方法でもよい。たとえ
ば、樹脂組成物の溶液を通常の含浸法により基材
に含浸させてプリプレグ(樹脂含浸基材ともい
う)としたのち、または、キヤステイング法によ
り作製したフイルムとしたのち、硬化されるので
ある。なお、溶液混合法、含浸法、キヤステイン
グ法などで用いられる溶媒としては、たとえば、
トリクロロエチレン、トリクロロエタン、クロロ
ホルム、塩化メチレン、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素、クロロベンゼン、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素などがあ
り、これらをそれぞれ単独でまたは2つ以上混合
して用いることができるが、これらに限定されな
い。 前記キヤステイング法について詳しく述べれ
ば、上記樹脂組成物を溶媒に溶かして混合した溶
液を、鏡面処理した鉄板またはキヤステイング用
キヤリアーフイルムなどの上に、たとえば、5〜
700μmの厚みに流延(または、塗布)し、充分
に乾燥させて溶媒を除去することによりフイルム
を得るというものである。なお、ここでフイルム
とは、シート、膜、テープなどといわれているも
のを含む、厚み方向に直交する面の広がり、長さ
については特に限定はなく、厚みについても用途
などに応じて種々設定することが可能である。上
記キヤステイング用キヤリアーフイルムとして
は、特に限定するわけではないが、ポリエチレン
テレフタレート(以下、「PET」と略す)フイル
ム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイ
ルム、ポリイミドフイルムなど上記溶媒に不溶の
ものが好ましく、かつ、離型処理されているもの
が好ましい。キヤステイング用キヤリアーフイル
ムに流延(または、塗布)された上記樹脂組成物
の溶液は、風乾および/または熱風による乾燥な
どで溶媒を除去される。乾燥時の設定温度は、そ
の上限が溶媒の沸点よりも低いか、または、キヤ
ステイング用キヤリアーフイルムの耐熱温度より
も低いこと(キヤステイング用キヤリアーフイル
ム上で乾燥を行う場合)が好ましく、その下限が
乾燥時間や処理性などによつて決められ、たとえ
ば、トリクロロエチレンを溶媒とし、PETフイ
ルムをキヤステイング用キヤリアーフイルムとし
て用いる場合には、室温から80℃までの範囲が好
ましく、この範囲内で温度を高くすれば乾燥時間
の短縮が可能となる。 上記含浸法は、上記樹脂組成物の溶液を基材に
含浸させて乾燥させ、プリプレグを得るというも
のである。基材としては、ガラスクロス、ガラス
マツト、ポリエステルクロス、ポリエステルマツ
ト、アラミド繊維クロス、紙、不織布などがある
がこれらに限られない。このように、キヤステイ
ング法、含浸法によれば、低コストでしかも低温
で上記樹脂組成物のフイルム、プリプレグを得る
ことができる。 熱硬化させる場合の条件としては、たとえば、
温度120〜250℃、圧力10〜200Kg/cm2で30〜60分
間加熱成形(必要に応じて積層成形)し、上記の
ようなラジカル反応による硬化(架橋)を行うよ
うにするとよい。前記プリプレグおよび/または
フイルムの場合は、所定の設計厚みとなるよう
に、それぞれ単独でまたは両方組み合わせて所定
枚重ねて、上記硬化条件で熱硬化させてもよい。 このようにして得られたPPO系硬化物は、
PPOの特性が損なわれず、誘電特性等の高周波
特性が優れたものであつて、しかも、耐熱性、耐
溶剤性、強度が改良された優れたものになつてい
る。また、成形後に、成形品を放射線を照射して
放射線架橋を行えば、一層優れたものになる。 つぎに、実施例および比較例を示す 実施例 1 第1表に示されている配合原材料をトリクレン
(東亜合成化学工業(株)製トリクロロエチレン)中
で溶解混合して樹脂組成物の20重量%溶液とし
た。この溶液を離型フイルム上に厚み500μmで
塗布した後、乾燥して厚み約100μmのキヤステ
イングフイルムを得た。このフイルムを数枚重ね
て、温度220℃、圧力100Kg/cm2で30分間成形し、
PPO系硬化物を得た。 実施例 2 第1表に示されている配合原材料を実施例1と
同様に溶液とし、この溶液をガラスクロスに含浸
させ、プリプレグを作製した。このプリプレグを
数枚重ねて、温度20℃、圧力100Kg/cm2で60分間
成形し、PPO系硬化物を得た。 実施例 3 第1表に示されている配合原材料をトリクレン
(東亜合成化学工業(株)社製トリクロロエチレン)・
クロロホルム混合溶媒中で溶解混合して樹脂組成
物の20重量%溶液とした。この溶液を用いて実施
例1と同様にしてキヤステイングフイルムを得
た。このフイルムを数枚重ねて、温度200℃、圧
力50Kg/cm2で90分間成形し、PPO系硬化物を得
た。 実施例 4〜8 第1表に示されている配合原材料を実施例1と
同様に溶液としてキヤステイングフイルムを得
た。このフイルムを数枚重ねて、温度200℃、圧
力50Kg/cm2で30分間(実施例7は90分間)成形
し、PPO系硬化物を得た。 比較例 1〜4 第1表に示されている配合原材料を実施例4と
同様に溶液としてキヤステイングフイルムを得、
成形時間を比較例3では60分間とした以外は、実
施例5と同様にしてPPO系硬化物を得た。 なお、第1表中、SBS1およびSBS2はスチレ
ン・ブタジエンブロツクポリマー、1,2−PB
は1,1−ポリブタジエン、DCPはジクミルパ
ーオキサイド、Aは2,5−ジメチル−2,5−
ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3、B
は2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、Cはα、α′−ビス(t−
ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼ
ン、Dは2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、Eはジ−t−ブチル
パーオキシイソフタレート、をそれぞれあらわ
す。SBS1はソルプレンT406(旭化成工業(株)製)、
SBS2はタフプレンA(旭化成工業(株)製)、1,2
−PBはRB−810(日本曹達(株)製)をそれぞれ用い
た。
物の製法に関する。 〔背景技術〕 ポリフエニレンオキサイド(ポリフエニレンエ
ーテルともいう。以下、「PPO」と略す)は、高
周波特性にすぐれる等の理由で、近年、注目され
ている。しかし、PPO(変性PPOとして市販され
ているものも含めて)は、熱可塑性樹脂であり、
耐熱性、耐溶剤性、強度等が充分とは言えなかつ
た。 〔発明の目的〕 この発明は、以上の事情に鑑みて、耐熱性、耐
溶剤性、強度等を改良したPPO系硬化物の製法
を提供することを目的とする。 〔発明の開示〕 この発明は、上記目的を達成するために、
PPOを50〜95重量部、 スチレン・ブタジエンブロツクコポリマー、ス
チレン・イソプレンブロツクコポリマー、1,2
−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、マ
レイン変性ポリブタジエン、アクリル変性ポリブ
タジエン、および、エポキシ変性ポリブタジエン
からなる群から選ばれた少なくとも1種の架橋性
ポリマーとトリアリルシアヌレートおよびトリア
リルイソシアヌレートのうちの少なくとも1種の
架橋性モノマーとを合計で5〜50重量部(ただ
し、PPO、架橋性ポリマーおよび架橋性モノマ
ーの合計100重量部)、 下記の構造式で示される化合物からなる群から
選ばれた少なくとも1種の開始剤を0.1〜5.0重量
部(ただし、PPO、架橋性ポリマーおよび架橋
性モノマーの合計100重量部に対する割合)、それ
ぞれ含む、溶剤混合により得られた樹脂組成物を
硬化させるPPO系硬化物の製法を要旨とする。 R′−O−O−R−O−O−R″、 (Rは炭化水素基、R′、R″はそれぞれ炭化水素
基または水素であり、R′、R″とは同じてあつて
もよく、異なつてもよい。) 以下に、この発明を詳しく説明する。 この発明で使用されるPPOとは、たとえば、
つぎの一般式 〔ここに、Rは、水素または炭素数1〜3の炭化
水素基を表し、各Rは、同じであつてもよく、異
なつてもよい。〕 で表されるものであり、その一例としては、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フエニレンオキサ
イド)が挙げられる。 PPOは架橋型ではないため、単独では架橋が
起こらない。このため、この発明では架橋性ポリ
マーと架橋性モノマーの両方ともにPPOと併用
される。 この発明において使用される架橋性ポリマーと
しては、スチレン・ブタジエンブロツクコポリマ
ー、スチレン・イソプレンブロツクコポリマー、
1,2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエ
ン、マレイン変性ポリブタジエン、アクリル変性
ポリブタジエン、エポキシ変性ポリブタジエンが
挙げられ、それぞれ単独で、または、2つ以上混
合して用いられる。 この発明において使用される架橋性モノマーと
しては、トリアリルシアヌレート(以下、
「TAC」と略す)および/またはトリアリルイソ
シアヌレート(以下、「TAIC」と略す)が挙げ
られ、これらは、PPOとの相溶性がよく、成膜
性、架橋性、耐熱性および誘電特性の面で好まし
い。 この発明において使用される開始剤は、下記の
構造式、 R′−O−O−R−O−O−R″ ……() (〜式において、R炭化水素基、R′、R″は
それぞれ炭化水素基または水素であり、R′と
R″とは同じであつてもよく、異なつていてもよ
い。) で表される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種である。 ()式で表される化合物は、たとえば、2,2
−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)バレレート 2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン 2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイド
ロバーオキサイド α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イ
ソプロピル)ベンゼン{1,4(または1,3)−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロプル)ベン
ゼンともいう} 2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン 2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3 などがあるが、これらに限定されない。 ()式で表される化合物は、たとえば、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン などがあげられるが、これに限定されない。 ()式で表される化合物は、たとえば、ジ−t
−ブチルパーオキシイソフタレート などがあげられるが、これに限定されない。 上記の開始剤の中で、特に、()式で表され
る過酸化物である、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、α、
α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロ
ピル)ベンゼンが硬化(架橋)に効果がある。 硬化の過程は、たとえば、つぎのようである。
上記開始剤は、たとえば、()式で表されるも
のを代表にして説明すると、加熱、紫外線照射、
放射線照射などにより、O−Oの結合が切れて、 R′−O−O−R″ →R′−O・+・O−R−O・+・O−R″ のようにラジカルを生じて、 のように、ラジカル反応を進行させ、架橋性を高
めるのである。 上記原材料の配合割合は、樹脂組成物がPPO、
架橋性ポリマーおよび架橋性モノマーの合計100
重量部のうち、PPOを50〜95重量部、架橋性ポ
リマーおよび架橋性モノマーを5〜50重量部それ
ぞれ含むとともに、PPO、架橋性ポリマーおよ
び架橋性モノマーの合計100重量部に対する割合
で、開始剤を0.1〜5.0重量部含むようにする。 上記原材料から樹脂組成物を得る方法は、上記
原材料を溶媒(溶剤ともいう)に溶かして混合す
る溶剤混合である。なお、この際、樹脂組成物の
5〜50重量%溶液とするのが好ましい。得られた
樹脂組成物は、板状、フイルム状、シート状など
に成形されたのち硬化されるが、成形方法は射出
成形法、押出成形法、トランスフアー成形法、直
圧成形法など、どのような方法でもよい。たとえ
ば、樹脂組成物の溶液を通常の含浸法により基材
に含浸させてプリプレグ(樹脂含浸基材ともい
う)としたのち、または、キヤステイング法によ
り作製したフイルムとしたのち、硬化されるので
ある。なお、溶液混合法、含浸法、キヤステイン
グ法などで用いられる溶媒としては、たとえば、
トリクロロエチレン、トリクロロエタン、クロロ
ホルム、塩化メチレン、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素、クロロベンゼン、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素などがあ
り、これらをそれぞれ単独でまたは2つ以上混合
して用いることができるが、これらに限定されな
い。 前記キヤステイング法について詳しく述べれ
ば、上記樹脂組成物を溶媒に溶かして混合した溶
液を、鏡面処理した鉄板またはキヤステイング用
キヤリアーフイルムなどの上に、たとえば、5〜
700μmの厚みに流延(または、塗布)し、充分
に乾燥させて溶媒を除去することによりフイルム
を得るというものである。なお、ここでフイルム
とは、シート、膜、テープなどといわれているも
のを含む、厚み方向に直交する面の広がり、長さ
については特に限定はなく、厚みについても用途
などに応じて種々設定することが可能である。上
記キヤステイング用キヤリアーフイルムとして
は、特に限定するわけではないが、ポリエチレン
テレフタレート(以下、「PET」と略す)フイル
ム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイ
ルム、ポリイミドフイルムなど上記溶媒に不溶の
ものが好ましく、かつ、離型処理されているもの
が好ましい。キヤステイング用キヤリアーフイル
ムに流延(または、塗布)された上記樹脂組成物
の溶液は、風乾および/または熱風による乾燥な
どで溶媒を除去される。乾燥時の設定温度は、そ
の上限が溶媒の沸点よりも低いか、または、キヤ
ステイング用キヤリアーフイルムの耐熱温度より
も低いこと(キヤステイング用キヤリアーフイル
ム上で乾燥を行う場合)が好ましく、その下限が
乾燥時間や処理性などによつて決められ、たとえ
ば、トリクロロエチレンを溶媒とし、PETフイ
ルムをキヤステイング用キヤリアーフイルムとし
て用いる場合には、室温から80℃までの範囲が好
ましく、この範囲内で温度を高くすれば乾燥時間
の短縮が可能となる。 上記含浸法は、上記樹脂組成物の溶液を基材に
含浸させて乾燥させ、プリプレグを得るというも
のである。基材としては、ガラスクロス、ガラス
マツト、ポリエステルクロス、ポリエステルマツ
ト、アラミド繊維クロス、紙、不織布などがある
がこれらに限られない。このように、キヤステイ
ング法、含浸法によれば、低コストでしかも低温
で上記樹脂組成物のフイルム、プリプレグを得る
ことができる。 熱硬化させる場合の条件としては、たとえば、
温度120〜250℃、圧力10〜200Kg/cm2で30〜60分
間加熱成形(必要に応じて積層成形)し、上記の
ようなラジカル反応による硬化(架橋)を行うよ
うにするとよい。前記プリプレグおよび/または
フイルムの場合は、所定の設計厚みとなるよう
に、それぞれ単独でまたは両方組み合わせて所定
枚重ねて、上記硬化条件で熱硬化させてもよい。 このようにして得られたPPO系硬化物は、
PPOの特性が損なわれず、誘電特性等の高周波
特性が優れたものであつて、しかも、耐熱性、耐
溶剤性、強度が改良された優れたものになつてい
る。また、成形後に、成形品を放射線を照射して
放射線架橋を行えば、一層優れたものになる。 つぎに、実施例および比較例を示す 実施例 1 第1表に示されている配合原材料をトリクレン
(東亜合成化学工業(株)製トリクロロエチレン)中
で溶解混合して樹脂組成物の20重量%溶液とし
た。この溶液を離型フイルム上に厚み500μmで
塗布した後、乾燥して厚み約100μmのキヤステ
イングフイルムを得た。このフイルムを数枚重ね
て、温度220℃、圧力100Kg/cm2で30分間成形し、
PPO系硬化物を得た。 実施例 2 第1表に示されている配合原材料を実施例1と
同様に溶液とし、この溶液をガラスクロスに含浸
させ、プリプレグを作製した。このプリプレグを
数枚重ねて、温度20℃、圧力100Kg/cm2で60分間
成形し、PPO系硬化物を得た。 実施例 3 第1表に示されている配合原材料をトリクレン
(東亜合成化学工業(株)社製トリクロロエチレン)・
クロロホルム混合溶媒中で溶解混合して樹脂組成
物の20重量%溶液とした。この溶液を用いて実施
例1と同様にしてキヤステイングフイルムを得
た。このフイルムを数枚重ねて、温度200℃、圧
力50Kg/cm2で90分間成形し、PPO系硬化物を得
た。 実施例 4〜8 第1表に示されている配合原材料を実施例1と
同様に溶液としてキヤステイングフイルムを得
た。このフイルムを数枚重ねて、温度200℃、圧
力50Kg/cm2で30分間(実施例7は90分間)成形
し、PPO系硬化物を得た。 比較例 1〜4 第1表に示されている配合原材料を実施例4と
同様に溶液としてキヤステイングフイルムを得、
成形時間を比較例3では60分間とした以外は、実
施例5と同様にしてPPO系硬化物を得た。 なお、第1表中、SBS1およびSBS2はスチレ
ン・ブタジエンブロツクポリマー、1,2−PB
は1,1−ポリブタジエン、DCPはジクミルパ
ーオキサイド、Aは2,5−ジメチル−2,5−
ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3、B
は2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、Cはα、α′−ビス(t−
ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼ
ン、Dは2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、Eはジ−t−ブチル
パーオキシイソフタレート、をそれぞれあらわ
す。SBS1はソルプレンT406(旭化成工業(株)製)、
SBS2はタフプレンA(旭化成工業(株)製)、1,2
−PBはRB−810(日本曹達(株)製)をそれぞれ用い
た。
この発明にかかるPPO系硬化物の製法は、
PPO、上記に挙げた種類の架橋性ポリマー、上
記に挙げた架橋性モノマー、および、上記のよう
な開始剤をそれぞれ上記特定の割合で含み、溶剤
混合により得られた樹脂組成物を硬化させるの
で、高周波特性が優れているとともに、耐熱性、
耐溶剤性および強度が優れたPPO系硬化物を容
易に得ることができる。
PPO、上記に挙げた種類の架橋性ポリマー、上
記に挙げた架橋性モノマー、および、上記のよう
な開始剤をそれぞれ上記特定の割合で含み、溶剤
混合により得られた樹脂組成物を硬化させるの
で、高周波特性が優れているとともに、耐熱性、
耐溶剤性および強度が優れたPPO系硬化物を容
易に得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリフエニレンオキサイドを50〜95重量部、 スチレン・ブタジエンブロツクコポリマー、ス
チレン・イソプレンブロツクコポリマー、1,2
−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、マ
レイン変性ポリブタジエン、アクリル変性ポリブ
タジエン、および、エポキシ変性ポリブタジエン
からなる群から選ばれた少なくとも1種の架橋性
ポリマーとトリアリルシアヌレートおよびトリア
リルイソシアヌレートのうちの少なくとも1種の
架橋性モノマーとを合計で5〜50重量部(ただ
し、ポリフエニレンオキサイド、架橋性ポリマー
および架橋性モノマーの合計100重量部)、 下記の構造式で示される化合物からなる群から選
ばれた少なくとも1種の開始剤を0.1〜5.0重量部
(ただし、ポリフエニレンオキサイド、架橋性ポ
リマーおよび架橋性モノマーの合計100重量部に
対する割合)、 それぞれ含む、溶剤混合により得られた樹脂組成
物を硬化させるポリフエニレンオキサイド系硬化
物の製法。 R′−O−O−R−O−O−R″、 (Rは炭化水素基、R′、R″はそれぞれ炭化水素
基または水素であり、R′とR″とは同じであつて
もよく、異なつてもよい。) 2 硬化が樹脂組成物を基材に含浸させたのち行
われる特許請求の範囲第1項記載のポリフエニレ
ンオキサイド系硬化物の製法。 3 硬化が樹脂組成物をキヤステイング法により
フイルムにしたのち行われる特許請求の範囲第1
項記載のポリフエニレンオキサイド系硬化物の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13015685A JPS61287959A (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 | ポリフエニレンオキサイド系硬化物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13015685A JPS61287959A (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 | ポリフエニレンオキサイド系硬化物の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61287959A JPS61287959A (ja) | 1986-12-18 |
| JPH0562149B2 true JPH0562149B2 (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=15027324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13015685A Granted JPS61287959A (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 | ポリフエニレンオキサイド系硬化物の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61287959A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57145148A (en) * | 1981-03-05 | 1982-09-08 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Curable resin composition |
| JPS57185350A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-15 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Curable resin composition |
| EP0135124A3 (en) * | 1983-08-23 | 1986-11-20 | General Electric Company | Crosslinkable flame retardant composition of polyphenylene ether and elastomers |
-
1985
- 1985-06-15 JP JP13015685A patent/JPS61287959A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61287959A (ja) | 1986-12-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |