JPH0564334B2 - - Google Patents

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JPH0564334B2
JPH0564334B2 JP4239585A JP4239585A JPH0564334B2 JP H0564334 B2 JPH0564334 B2 JP H0564334B2 JP 4239585 A JP4239585 A JP 4239585A JP 4239585 A JP4239585 A JP 4239585A JP H0564334 B2 JPH0564334 B2 JP H0564334B2
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JP
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protective coating
coating layer
layer
gelatin
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Juzo Muramatsu
Hisashi Shiraishi
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C11/00Auxiliary processes in photography
    • G03C11/08Varnishing, e.g. application of protective layers on finished photographic prints

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は保護被覆層を有する写真要素に関す
る。 先行技術とその問題点 一般にハロゲン化銀写真感光材料の最上層はゼ
ラチンを主たるバインダーとする親水性の保護層
であり、取り扱い中に引掻傷、水ねれによる表面
状態の変化、汚れなどが生じ易く、写真の魅力お
よび寿命を減少させることがある。そのため、今
までに多くの写真材料被覆物が開発されてきてい
る。 例えば、米国特許第4092173号および同第
4171979号に記載のアクリル化ウレタン、脂肪族
エチレン系不飽和カルボン酸および多官能性アク
リレートを含む放射線硬化可能な組成物や、米国
特許第4333998号に記載の上記の構成物にされに
シロキシ基を有するポリカルビノールを含ませた
組成物を挙げることができる。 これらの放射線で重合して得られたアクリレー
トなどの層はその疎水性のために、ゼラチンを主
体とする画像を担持するハロゲン化銀写真感光材
料の最上層との接着力が必ずしも充分に得られな
いことが多く、耐傷性はあるものの画像担持層か
らはがれやすいという欠点を有していた。 これらの欠点を解決する手段もいろいろ提案さ
れており、例えば特開昭53−57023号では、不飽
和カルボン酸を接着力強化のために含ませること
が開示されている。 上記の場合、接着力を向上させるために脂肪族
エチレン系不飽和カルボン酸を使用しているが、
この使用量と組成物中における接着力の向上とが
直線的な比較関係にあるのではなく、ある量以下
では接着力の向上がなくなり、使用量が増加する
とゼラチン膜が膨潤し、浸透効果が大きくなつて
内部の画像形成色素を溶解し画像を破壊したりす
るなどの悪影響が出てくる。さらには、生体への
安全性や悪臭および刺激臭などの点で問題があ
る。 また、シロキシ基を有するポリカルビノールを
含ませたものでは接着改良、指紋付着防止、拭き
取り易さの向上、スリ傷減少のいずれにおいても
効果が十分ではない。 さらに、この他の例として米国特許第4426431
号に記載の重合可能なエポキシ、エポキシ用のカ
チオン重合開始剤、重合可能なアクリル、ハロア
ルキル化芳香族ケトンであるラジカル重合開始剤
および重合可能なオルガノフアンクシヨナルシラ
ンを含む放射線硬化可能な組成物、米国特許第
4156046号に記載の末端エポキシシラン、脂肪族
ポリエポキシ、エポキシシランと重合しうるモノ
マーおよび紫外線吸収剤の反応生成物からなる組
成物、米国特許第4293606号に記載のエポキシ末
端シランを含む耐摩耗性被膜、米国特許第
4262072号に記載の架橋されたポリマーを含む組
成物などが挙げられる。 これらのものでも、カチオン重合系であるため
反応のコントロールが困難で保存中に反応性が変
化するなどして塗布が困難となつたり、一定の性
能が得られなかつたりすること、また化合物を入
手するのが困難であつたりすることなどの欠点が
多い。 上記のように保護被覆物として種々の試みがな
されているが、それぞれに難点があり改善が望ま
れていた。 発明の目的 本発明の目的は、接着性、耐傷性および耐水性
に優れ、他の物質への接着および指紋付着を防止
し、汚れの拭取りが容易で、かつ平面性が増し、
高級感のある画像を与える保護被覆層を有する写
真要素を提供することにある。 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によつて達成
される。 すなわち、本発明は、支持体上に少なくとも1
つの画像担持層および保護被覆層を有する写真要
素において、オリゴアクリレート、N−メチロー
ルアクリルアミドおよびゼラチン膨潤性の溶媒を
含む組成物をコーテイングし、次いで、この組成
物を放射線照射により硬化して保護被覆層を形成
したことを特徴とする保護被覆層を有する写真要
素である。 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について、詳細に説
明する。 本発明の保護被覆層を有する写真要素は、オリ
ゴアクリレート、N−メチロールアクリルアミド
およびゼラチン膨潤性の溶媒を含む組成物をコー
テイングし、次いでこの組成物を放射線照射によ
り硬化して保護被覆層を形成する。 本発明で用いるオリゴアクリレートは、数平均
分子量が300〜10000の種々のオリゴマーにアクリ
ル基を反応させて変性したオリゴマーを意味し下
記一般式(A−)、(A−)、(A−)、およ
び(A−)で表わされる。これらの化合物はそ
の一般式に従い、それぞれアクリル化オリゴエス
テル、アクリル化ウレタン、アクリル化アルキレ
ンオキシドオリゴマー、およびアクリル化エポキ
シオリゴマーとも呼ばれる。 本発明の放射線硬化性塗布組成物には、下記の
一般式(A−)、(A−)、(A−)、および
(A−)で表わされる化合物からなる群からえ
らばれる少なくとも1種のオリゴアクリレートを
用いる。 一般式 (A)―nE (A−) (A)―nU (A−) (A)―nP (A−) (A)―nG (A−) 上記一般式(A−)〜(A−)において、
Aはアクリル基(CH2=CHCO−)を表わし、E
はエステル結合を含有するn価のオリゴマー、U
はウレタン結合を含有するn価のオリゴマー、P
はアルキレンオキシド基(例えばエチレンオキシ
ド基、プロピレンオキシド基等)を含有するn価
のオリゴマー、そしてGはエポキシ基を含有する
化合物から誘導されるn価のオリゴマーをそれぞ
れ表わす。 また、nは1以上の整数を表わすが、特に1〜
6であることが好ましい。 以下に前記一般式(A−)〜(A−)で表
わされる化合物の具体例を示す。
【表】 (n〓12)

【表】
【表】 (n〓12)

オリゴアクリレートは保護被覆層の組成物のな
かの主たる化合物であり、放射線照射により光重
合してポリマー皮膜を形成するものである。 オリゴマーアクリレートは、保護被覆層の組成
物の完成量を100wt%とすると、アクリル化オリ
ゴエステルの場合5〜90wt%、より好ましくは
8〜70wt%、アクリル化ウレタンの場合は3〜
90wt%、より好ましくは5〜60wt%、アクリル
化アルキレンオキシドオリゴマーの場合は1〜
50wt%、より好ましくは3〜30wt%、アクリル
化エポキシオリゴマーの場合は5〜90wt%、よ
り好ましくは8〜70wt%含有させるのがよい。 また、これらのものを併用する場合は、全体で
1〜95wt%、より好ましくは5〜90wt%である。 また、本発明では保護被覆層形成用組成物にN
−メチロールアクリルアミドを含有させる。N−
メチロールアクリルアミドは、下記(B−1)の
構造式で示され、ゼラチンと反応する基としてメ
チロール基(−CH2OH)を有する重合性ビニル
モノマーである。 (B−1) CH2=CHCONHCH2OH N−メチロールアクリルアミドは、オリゴアク
リレートのポリマー皮膜と感光要素の主としてゼ
ラチンで構成された画像担持層側の最上層との接
着力を良化するためのものである。 重合性ビニルモノマーの含有量は、保護被覆層
の組成物の完成量を100wt%として1〜50wt%、
より好ましくは5〜30wt%とするのがよい。 ゼラチン膨潤性の溶媒としては、ゼラチンを膨
潤させる溶媒であればよく、具体的には水、それ
ぞれが置換されていてもよい飽和脂肪族アルコー
ル類(例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、エチレングリコール、グリセリン等)、
不飽和脂肪族アルコール類(例えばアリルアルコ
ール等)、芳香族アルコール類(例えばベンジル
アルコール等)、飽和脂肪酸類(例えばギ酸、酢
酸、トリクロル酢酸等)、不飽和脂肪酸類(例え
ばアクリル酸等)、芳香族カルボン酸類(例えば
安息香酸等)、ケトン類(例えばメチルエチルケ
トン等)、アルデヒド類(例えばホルムアルデヒ
ド等)、アミドおよびアミン類(例えばN,N−
ジメチルホルムアミド等)、 スルホキシド類(例えばジメチルスルホキシド
等)、 エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキ
サン等) などが挙げられる。 このなかで水、飽和脂肪族アルコール類、飽和
脂肪酸類、不飽和脂肪酸類、アミドおよびアミン
類、スルホキシド類およびエーテル類が好まし
く、特に水が好ましい。 また、これらのゼラチン膨潤性の溶媒は任意に
混合して用いてもよい。 ゼラチン膨潤性の溶媒は本発明の保護被覆層と
感光要素の主としてゼラチンで構成された画像担
持層の最上層との接着力をさらに強固にするため
に含有されるものである。 この溶媒の含有量は保護被覆層の組成物の完成
量を100wt%として0.1〜30wt%、より好ましく
は1〜20wt%とするのがよい。 本発明のポリマー皮膜から成る保護被覆層は支
持体の画像担持層側の最上層の上に設けるのが好
ましいが、支持体の反対側の最上層(バツク層)
の上に設けてもよい。 本発明の保護被覆層を形成する際の組成物には
多官能アクリレートの1種以上を含ませることが
好ましい。 多官能アクリレートとは、少なくとも2つのア
クリルエステル基を有するアクリル単量体であ
り、本発明に好ましく用いられる多官能性アクリ
レートは次式で表わされる。 式中、それぞれのR5は、水素原子および炭素
原子数1〜2のアルキル基の中から独立に選ば
れ、またそれぞれのR6は炭素原子数1〜6のア
ルキル基および次式で表わされるラジカルの中か
ら独立に選ばれる。 上記式中、R7は水素原子または炭素原子数1
〜2のアルキル基である。 以下に、具体的化合物を例示する。 ネオペンチルグリコール・ジアクリレート ペンタエリスリトール・トリアクリレート 1,6−ヘキサンジオール・ジアクリレート トリメチロールプロパン・トリアクリレート テトラエチレングリコール・ジアクリレート 1,3−ブチレングリコール・ジアクリレート トリメチロールプロパン・トリメタクリレート 1,3−ブチレングリコール・ジメタクリレート エチレングリコール・ジメタクリレート ペンタエリスリトール・テトラアクリレート 1,6−ヘキサンジオール・ジメタクリレート エチレングリコール・ジアクリレート ジエチレングリコール・ジアクリレート グリセロール・ジアクリレート グリセロール・トリアクリレート 1,3−プロパンジオール・ジアクリレート 1,3−プロパンジオール・ジメタクリレート 1,2,4−ブタントリオール・トリメタクリレ
ート 1,4−シクロヘキサンジオール・ジアクリレー
ト 1,4−シクロヘキサンジオール・ジメタクリレ
ート ペンタエリスリトール・ジアクリレート 1,5−ペンタンジオール・ジメタクリレート 多官能アクリレートは、ポリマー皮膜の強度を
高め、耐傷性を良化させるほかに光重合速度を大
きくするものである。 多官能性アクリレートの添加量は、保護被覆層
の組成物の完成量を100wt%として5〜95wt%、
より好ましくは10〜90wt%とするのがよい。 本発明の保護被覆層の組成物には、シリコーン
化合物の1種以上を含有させるのが好ましい。 シリコーン化合物としては、米国特許第
3042522号、同第3080317号、同第3489567号明細
書等に記載のジメチルシリコーンおよび特公昭53
−292号公報に記載の液状オルガノポリシロキサ
ンを好ましく用いることができる。 好ましく用いられる化合物の例を以下に示す。 シリコーン化合物はポリマー皮膜が形成された
後、取り扱い中などにポリマー皮膜表面が他の物
質に接着するのを防止し、ポリマー皮膜表面の滑
性および耐傷性を良化するものである。 シリコーン化合物の添加量は、保護被覆層の組
成物の完成量を100wt%として0.001〜2wt%、よ
り好ましくは0.003〜0.5wt%とするのがよい。 本発明の保護被覆層の組成物には含フツ素光重
合性ビニルモノマーの1種以上を含有させるのが
好ましい。 含フツ素光重合性ビニルモノマとしては下記一
般式(C−)および(C−)で表わされるも
のが用いられる。 一般式 上記一般式(C−)および(C−)におい
て、R1,R2およびR3はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子(例えば、F,Cl,Br,I等)、または
置換もしくは非置換の低級(炭素数1〜4)アル
キル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等)を表わし、B,B1およびB2
それぞれ置換もしくは非置換の連結基(後記)を
表わし、B1とB2とは同じでも異なつていてもよ
い。 また、pは1〜3の整数を、qは1〜4の整数
をそれぞれ表わす。 B,B1およびB2で表わされる連結基としては
以下のものが挙げられる。 −R− −CO− −CONR4− −CONR4−R− −CONR4−R−NH− −COO−R− −COO−R−NH− −SO2− −SO2NR4− −SO2NR4−R− −CONR4CONHCO− −CONR4−R−NHCO− −CONR4−R−CONH− −CONR4−R−COO− (ここで、R4は水素原子またはアルキル基を
表わし、水素原子が好ましい。また、Rはアルキ
レン基を表わす。)また、XF、およびRFはそれぞ
れ一部または全部がフツ素原子で置換されたアル
キル基、アルケニル基、アリール基もしくはアラ
ルキル基を表わし、XFとRFは同じでも異なつて
いてもよい。 以下に好ましく用いられる化合物の具体例を示
す。 (C−1) (C−2)C8F17CH2CH2OOCCH=CH2 (C−3)H(―CF2)6――CH2OOCCH=CH2 (C−4) C10F21CH2CH2OOCCH=CH2 (C−5) (C−6)C9F17O(CH2CH2O)8――OCCH=CH2 (C−7) (C−8) (C−9) (C−10) (C−11) 含フツ素光重合性ビニルモノマーはポリマー皮
膜の表面の撥水性を良化し、他の物質に皮膜表面
が接着するのを防ぐものである。 含フツ素光重合性ビニルモノマーの添加量は、
保護被覆層の組成物の完成量を100wt%とすると
0.01〜20wt%、より好ましくは0.1〜10wt%のと
するのがよい。 本発明の保護被覆層の組成物には紫外線吸収剤
の1種以上を含ませることが好ましい。 紫外線吸収剤としては例えば、アリール基で置
換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば米国
特許3533794号に記載のもの)、4−チアゾリドン
化合物(例えば米国特許3314794号、同3352681号
に記載のもの)、ベンゾフエノン化合物(例えば
特開昭46−2784号に記載のもの)、ケイヒ酸エス
テル化合物(例えば米国特許3705805号、同
3707375号に記載のもの)、ブタジエン化合物(例
えば米国特許4045229号に記載のもの)、あるい
は、ベンゾオキシドール化合物(例えば米国特許
3700455号に記載のもの)を用いることができる。
さらに、米国特許3499762号、特開昭54−48535号
に記載のものも用いることができる。紫外線吸収
性のカプラー(例えばα−ナフトール系のシアン
色素形成カプラー)や、紫外線吸収性のポリマー
などを用いてもよい。 紫外線吸収剤は、形成されたカラー画像を保存
した場合に生ずる光退色および光ステインを防止
するためのものである。オリゴアクリレートがポ
リマー皮膜を形成する際、光重合速度を遅らせる
という悪影響を及ぼすこともあるので、添加量
は、保護被覆層の組成物の完成量を100wt%とし
て0.1〜10wt%、より好ましくは0.3〜3wt%とす
るのがよい。 本発明の保護被覆層の組成物には光重合開始剤
の1種以上を含有させるのが好ましい。 本発明には光重合開始剤として知られているも
のを任意に用いることができるが、着色の少ない
ものが好ましい。例えば、特開昭56−91233号に
記載されているようなベンゾフエノン、またはベ
ンゾフエノンから誘導される芳香族ケトン化合物
たとえばアルキルベンゾフエノンなど;または、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフエニルケトン、 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプ
ロパン−1−オン、 1−(4−イソプロピルフエニル)−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロパン−1−オンなどが挙げ
られる。 光重合開始剤は、オリゴアクリレートがポリマ
ー皮膜を形成する際の光重合反応を促進するもの
である。 光重合開始剤の添加量は、保護被覆層の組成物
の完成量を100wt%とすると1〜20wt%、より好
ましくは2〜10wt%とするのがよい。 本発明の保護被覆層を有する写真要素において
画像担持層等に用いられる支持体、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤、カブリ防止剤、安定剤、化学増感
剤、分光増感色素、カラーカプラー、DIR化合
物、界面活性剤、バインダー、硬化剤、ポリマー
ラテツクス、退色防止剤、染料、マツト剤、可塑
剤および感光要素の製造方法、露光、現像処理方
法等については特に制限はなく、例えばリサー
チ・デイスクロージヤー176巻22〜31頁(1978年
12月)の記載を参考にすることができる。 本発明の保護被覆層を有する写真要素は、その
画像担持側へ放射線硬化可能な組成物をコートす
るに先立つて処理を行い可視画像を形成してお
く。このような処理は適当ないかなる方法で行つ
てもよい。例えば、一般に、黒白写真要素では現
像、定着および洗浄からなる一連の工程、カラー
プリントではカラー現像、漂白、定着(または漂
白−定着結合処理)および安定化からなる一連の
工程、ならびにカラー反転写真要素では黒白現
像、反転露光または化学的カブリ、カラー現像、
漂白、定着(または漂白−定着結合処理)および
安定化からなる一連の工程によつてそれぞ処理す
る。本発明を実施するための好ましい方法は、常
法に基づく写真処理操作において写真要素を乾燥
した後、最終工程として塗布およびキユアリング
を行い保護被覆層を形成することである。この塗
布およびキユアリングはバツチ式、準連続式およ
び連続式のいずれでも行うことができる。 放射線硬化可能な組成物を写真要素に塗布する
には常法に従つて行えばよい。例えば浸漬コーテ
イング、エアナイフコーテイング、ロールコーテ
イング、グラビアコーテイング、押出コーテイン
グ、ビーズコーテイング、カーテンコーテイン
グ、ワイヤー付コーテイングロツド使用法を利用
することができる。また、エアナイフ、適当な材
質を有するドクターブレードなどを用いて厚みを
一定化、および均等化する操作を施すことができ
る。通常、写真要素上に塗布する量は非常に薄い
塗膜を形成するに足る量であればよく、湿潤塗膜
として表面m2当り約2〜約20cm2、より一般的には
m2当り約3〜約10cm2、好ましくはm2当り約5cm2
ある。塗布する組成物の粘度は、採用する塗布法
に応じて広い範囲で変えることができる。一般
に、約25〜約1000センチポイズ、より好ましくは
約75〜約200センチポイズの粘度をもつ塗布組成
物を用いることによつて写真要素上に満足できる
塗膜を形成することができる。 放射線硬化可能な組成物に適当な放射線を照射
して硬化するのに使用する装置および方法は周知
であつて、本発明の実施に際しては適当ないかな
る照射硬化プロセスを用いることも可能である。
例えば、適当な強度をもつ紫外線照射により硬化
することができる。X−線、ガンマ線、ベータ線
および加速電子のような高エネルギー電離線も用
いることができる。一般に、放射線は塗膜層の全
厚を実質的に貫通するに十分な強度をもつべきで
ある。全線量は放射線硬化可能な組成物がキユア
して固体プラスチツクを形成するに十分でなけれ
ばならない。通常、線量は約0.2〜約50メガラド、
特に約0.5〜約20メガラドである。本発明で用い
る塗布組成物は実質的に完全に固体生成物に変換
する。 写真要素に組成物塗膜を形成するのは、写真要
素を裁断して最終サイズとする前であることが望
ましい。従つて、写真要素を現像処理、乾燥した
後、放射線硬化可能組成物を塗布し、放射線照射
し次いで裁断する。或る場合には、放射線硬化可
能な組成物は写真要素の画像含有層担持側のみま
たは支持体側のみに塗布するだけで足りる。その
他の場合は、放射線硬化可能な組成物は写真要素
の両面に塗布するのが好ましい。両面塗布は、塗
布方式に応じて、両面に同時に塗布する方法およ
び片面づつ順次塗布する方法いずれも採用でき
る。 放射線硬化可能な組成物は写真要素の画像担持
側および支持体側の両者に強固に接着する。通常
接着が困難な、写真要素の支持体として常用され
る三酢酸セルローズやポリエチレンテレフタレー
トおよび写真要素の画像担持側に常用されるゼラ
チン/ハロゲン化銀乳剤層またはゼラチン保護層
のような材料に接着するのに有効である。組成物
を照射硬化して透明で柔軟かつすり傷防止性に優
れた架橋重合体層を形成する際、画像が染料画像
からなるカラー写真要素であつても画像担持層に
悪影響を及ぼすことはない。 発明の具体的作用効果 本発明によれば、オリゴアクリレート、N−メ
チロールアクリルアミドおよびゼラチン膨潤性の
溶媒を含む組成物をコーテイングし、次いで、こ
の組成物を放射線照射により硬化して保護被覆層
を形成させているため、接着性、耐傷性および耐
水性に優れ、他の物質への接着および指紋付着を
防止し、汚れの拭取りが容易な保護被覆層を有す
る写真要素が得られる。そして、平面性が増し、
高級感のある画質を与えることが可能となる。 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明の
効果をさらに詳細に説明する。 実施例 1 ポリエチレンで両面ラミネートされた紙支持体
にハロゲン化銀乳剤層およびゼラチン層をもつカ
ラーペーパー写真感光材料を通常の方法により露
光し、現像処理し、乾燥してカラー画像を有する
処理済みのカラーペーパーを得た。この処理済み
の感光材料のハロゲン化銀乳剤層側に表1に示す
組成の放射線硬化型塗布組成物をそれぞれ膜厚が
10μになるようにコーテイングし、次いでこれへ
20cmの間隔をもつて設置された80W/cm高圧水銀
灯を約2秒照射して硬化膜に被覆されたカラーペ
ーパー写真感光材料を作製した。 このようにして作製した感光材料を試料101〜
105(表1)とする。 また、上述と同様にして下記のような特開昭53
−57023号の実施例1と同じ組成の塗布物をコー
テイングし、硬化膜とした感光材料を作製した。
これを試料106(比較)とする。 成分 wt% アクリル化ウレタン 26.4 ネオペンチルグリコール・ ジアクリレート 25.8 トリメチロールプロパン・ トリアクリレート 32.4 アクリル酸 8.2 メチルジエタノールアミン 4.3 ベンゾフエノン 2.9 さらに、比較試料としては放射線硬化性塗布組
成物を塗布していない処理済のカラーペーパーを
用いた。これを試料107(比較)とする。
【表】 * 東亜合成化学工業製製品名
以上の試料101〜107の硬化膜について以下に記
述する試験を行つた。 耐傷性試験 モーター駆動で水平方向へ直線的に10cmの長さ
を等速移動する水平板上に試料を硬化膜が上向き
になるように貼りつけた。この硬化膜に針先の半
径が0.05mmの水平方向が固定されたサフアイヤ針
を垂直に当てた。水平板を移動させるとこの針に
は10cm移動する間に0gから200gまで直線的か
つ連続的に増加する荷重がかゝるように設計して
ある。硬化膜面に傷がつくまでに試料が移動した
距離を測定して傷が発生した時に針にかゝつた荷
重を求め、これを試料の引掻強度を表わす目安と
した。荷重が大きいほど試料の耐傷性が優れるこ
とを示す。 水性インク拭き取り試験 未露光にて現像処理した試料の硬化膜の上に1
滴の黒色水性インクを滴下し、3分後に湿つた布
で拭き取り、インクを滴下した箇所の反射濃度
(Dv)を自記濃度計を用いて測定した。 接着性試験 硬化した塗布組成物に被覆された写真感光材料
の硬化膜にたて、よこ5mm間隔に6本づつ切れ目
を入れて25ケのます目を作り、この上に粘着テー
プ(住友スリーエム社、スコツチメンデイングテ
ープ)を貼りつけ、180゜方向に素早く引剥し、こ
れにより硬化膜の剥れたます目の数でゼラチン層
に対する硬化膜の接着性を評価した。剥離したま
す目の数が少ないほど接着力が強固であることを
示す。 この結果を表2に示す。
【表】
【表】 表2の結果について考察する。耐傷性、水性イ
ンク拭取り試験とも、試料107(非被覆感光材料)
に比較して試料101〜106(硬化膜で被覆された感
光材料)のほうが良好な結果を与える。接着性
は、試料104〜105に比較して試料101〜103のほう
が剥離したます目の数が減少しており、N−メチ
ロールアクリルアミド単独使用に対して、これに
ゼラチン膨潤性の溶媒を併用するほうがゼラチン
層への接着力が強固になることが明らかである。 特開昭53−57023の実施例1と同じである試料
106に比較して、N−メチロールアクリルアミド
とゼラチン膨潤性溶媒を用いた本発明の試料101
〜103のほうが、耐傷性と水性インク拭取り性は
ほぼ同じながら接着性が著しく向上しており、本
発明の組成の硬化膜に被覆された感光材料のほう
が大きく優れた写真要素であることが明らかであ
る。 実施例 2 ビニル基を有するモノマーを表3に記載のよう
に変更した以外は実施例1とほぼ同様にして試料
No.201〜204(表3)を作製した。また、耐傷性、
インク付着性、接着性について実施例1と全く同
様にして試験し評価を行つた。結果を表4に示
す。
【表】
【表】
【表】 表4の結果から、本発明のN−メチロールアク
リルアミドに比べて、アクリルアミドおよび2−
ヒドロキシエチルメタクリレートは接着性が劣る
ことが明らかであり、本発明が優れたものである
ことは明白である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体上に少なくとも1つの画像担持層およ
    び保護被覆層を有する写真要素において、オリゴ
    アクリレート、N−メチロールアクリルアミドお
    よびゼラチン膨潤性の溶媒を含む組成物をコーテ
    イングし、次いで、この組成物を放射線照射によ
    り硬化して保護被覆層を形成したことを特徴とす
    る保護被覆層を有する写真要素。
JP4239585A 1985-03-04 1985-03-04 保護被覆層を有する写真要素 Granted JPS61201249A (ja)

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