JPH0569516B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0569516B2 JPH0569516B2 JP14582085A JP14582085A JPH0569516B2 JP H0569516 B2 JPH0569516 B2 JP H0569516B2 JP 14582085 A JP14582085 A JP 14582085A JP 14582085 A JP14582085 A JP 14582085A JP H0569516 B2 JPH0569516 B2 JP H0569516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bitoxin
- neosurgatoxin
- producing
- bacteria
- prosulgatoxin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、バイ毒素すなわちエオスルガトキシ
ンおよび(または)プロスルガトキシンの製造法
に関するものである。 従来の技術 ネオスルガトキシンおよびプロスルガトキシン
は、食中毒原因となつた食用巻貝・バイ
(Babylonia japonica、別名「海つぼ」)の中腸
腺から原因毒素として単離され、次のような構造
を有することが確認されている生理活性物質であ
る(海洋科学、16、576、1984;動物と自然、14、
No.5、25、1984)。
ンおよび(または)プロスルガトキシンの製造法
に関するものである。 従来の技術 ネオスルガトキシンおよびプロスルガトキシン
は、食中毒原因となつた食用巻貝・バイ
(Babylonia japonica、別名「海つぼ」)の中腸
腺から原因毒素として単離され、次のような構造
を有することが確認されている生理活性物質であ
る(海洋科学、16、576、1984;動物と自然、14、
No.5、25、1984)。
【化】
但し、
ネオスルガトキシン:
【化】
プルスルガトキシン:
(a) 形態
培養の対数増殖期前期〜中期には桿状を呈
し、その他の時期にいては球状を呈する。(第
1図ないし第4図参照) 無芽胞 グラム陽性 抗酸性 − (b) 倍地における生育状況 トリプトソイブイヨン培地(栄研製;組成:
トリプトン17g/、ソイペプトン3g/、
ブドウ糖2.5g/、K2HPO42.5g/、
NaCl5g/;PH:7.3)で、温度:30℃で振
盪培養を行うと良好な生育を示す。 (c) 生理学的性質 硝酸塩の還元性 − VPテスト − クエン酸利用能 − カタラーゼ + 好気性 ブドウ糖から酸を生成しない エスクリン加水分解能 − 溶血性(馬血液) − 耐熱性(63℃、30分) − 好塩性 運動性 − カゼイン分解能 + ゼラチン分解能 + この細菌・YIT−6013は、臭素化合物、好ま
しくは臭化ナトリウム、臭化カリウムなどアルカ
リ金属の臭化物を含有する培地で、3〜7日間好
気的条件下で培養すると、菌体外にバイ毒素を産
生する。なおこの菌株はネオスルガトキシンとプ
ロスルガトキシンとの両方を産生するものと思わ
れるが、細菌・YIT−6013以外に、ネオスルガ
トシンのみを産生し、生成したネオスルガトキシ
ンの一部が培養液中でプロスルガトキシンに変化
することによりネオスルガトキシンおよびプロス
ルガトキシンを与える菌株も存在するものと思わ
れ、かかる菌株もまた本発明の製造法において使
用することができる(細菌・YIT−6013の場合
も、生成したネオスルガトキシンの一部が培養液
中でプロスルガトキシンに変化する可能性があ
る。)。 培養用の培地組成は、臭素化合物を必須成分と
することを除けば特に限定されるものではない
が、好ましいのは、ペプトン類を主栄養成分とし
て含有する培地である。好ましい臭素化合物濃度
はNaBrとして約0.01〜0.5%であるが、この臭素
化合物の全部または一部は海水(Br-約70ppmを
含む)の形で培地に導入してもよい。培養液のPH
は6.5〜7.5、培養温度は25〜33℃が、それぞれ適
当である。 培養終了後、培養液からバイ毒素を採取するに
は、菌体を遠心分離により除いた後、たとえばセ
フアデツクスG−25のカラムを通して、バイ毒素
の存在を示すフラクシヨンを採取する。なお分離
の指標としては、マウスの瞳孔散大活性(日本水
産誌、33、661、1967)が適当である。得られた
活性フラクシヨンを高速液体クロマトグラフイー
により更に精製すると、ネオスルガトキシンとプ
ロスルガトキシンとが、分離した状態で得られ
る。 上述のような本発明の製法により得られるネオ
スルガトキシンおよびプルスルガトキシンは、毒
化バイから得られたネオスルガトキシンおよびプ
ロスルガトキシンと薬理作用において完全に一致
する。 実施例 以下実施例を示して本発明を説明する。 実施例 1 トリプトン17g、ソイペプトン3g、ブドウ糖
2.5g、K2HPO42.5g、NaCl15g、NaBr1g、酵
母エキス3g、蒸留水3600mlおよび海水2400mlか
らなるPH7.3の培地3に細菌・YIT−6013を接
種し、28℃で5日間振とう培養した。 培養終了後、培養液を遠心分離して菌体を除い
た後、セフアデツクスG−25のカラムを通してバ
イ毒素活性を有するフラクシヨンを採取し、得ら
れた活性フラクシヨンを更に高速液体クロマトグ
ラフイーにより分離した。 以上の方法により、ネオスルガトキシン約60n
gおよびプルスルガトキシン約60ngが得られ
た。これらは、高速液体クロマトグラフイーおよ
びモルモツト摘出回腸に対する抗ニコチン活性に
おいて、毒化バイより得られたネオスルガトキシ
ンおよびプロスルガトキシンの標品と一致するも
のであつた。 発明の効果 本発明によれば、供給が不安定な毒化バイに依
存することなしに、何時でも必要な量だけバイ毒
素を製造することが可能になる。したがつて本発
明により、バイ毒素を研究用試薬あるいは医薬と
して実用化することが初めて可能になり、さらに
は毒化バイによる中毒の発生を防止するための研
究が進展するものと期待される。
し、その他の時期にいては球状を呈する。(第
1図ないし第4図参照) 無芽胞 グラム陽性 抗酸性 − (b) 倍地における生育状況 トリプトソイブイヨン培地(栄研製;組成:
トリプトン17g/、ソイペプトン3g/、
ブドウ糖2.5g/、K2HPO42.5g/、
NaCl5g/;PH:7.3)で、温度:30℃で振
盪培養を行うと良好な生育を示す。 (c) 生理学的性質 硝酸塩の還元性 − VPテスト − クエン酸利用能 − カタラーゼ + 好気性 ブドウ糖から酸を生成しない エスクリン加水分解能 − 溶血性(馬血液) − 耐熱性(63℃、30分) − 好塩性 運動性 − カゼイン分解能 + ゼラチン分解能 + この細菌・YIT−6013は、臭素化合物、好ま
しくは臭化ナトリウム、臭化カリウムなどアルカ
リ金属の臭化物を含有する培地で、3〜7日間好
気的条件下で培養すると、菌体外にバイ毒素を産
生する。なおこの菌株はネオスルガトキシンとプ
ロスルガトキシンとの両方を産生するものと思わ
れるが、細菌・YIT−6013以外に、ネオスルガ
トシンのみを産生し、生成したネオスルガトキシ
ンの一部が培養液中でプロスルガトキシンに変化
することによりネオスルガトキシンおよびプロス
ルガトキシンを与える菌株も存在するものと思わ
れ、かかる菌株もまた本発明の製造法において使
用することができる(細菌・YIT−6013の場合
も、生成したネオスルガトキシンの一部が培養液
中でプロスルガトキシンに変化する可能性があ
る。)。 培養用の培地組成は、臭素化合物を必須成分と
することを除けば特に限定されるものではない
が、好ましいのは、ペプトン類を主栄養成分とし
て含有する培地である。好ましい臭素化合物濃度
はNaBrとして約0.01〜0.5%であるが、この臭素
化合物の全部または一部は海水(Br-約70ppmを
含む)の形で培地に導入してもよい。培養液のPH
は6.5〜7.5、培養温度は25〜33℃が、それぞれ適
当である。 培養終了後、培養液からバイ毒素を採取するに
は、菌体を遠心分離により除いた後、たとえばセ
フアデツクスG−25のカラムを通して、バイ毒素
の存在を示すフラクシヨンを採取する。なお分離
の指標としては、マウスの瞳孔散大活性(日本水
産誌、33、661、1967)が適当である。得られた
活性フラクシヨンを高速液体クロマトグラフイー
により更に精製すると、ネオスルガトキシンとプ
ロスルガトキシンとが、分離した状態で得られ
る。 上述のような本発明の製法により得られるネオ
スルガトキシンおよびプルスルガトキシンは、毒
化バイから得られたネオスルガトキシンおよびプ
ロスルガトキシンと薬理作用において完全に一致
する。 実施例 以下実施例を示して本発明を説明する。 実施例 1 トリプトン17g、ソイペプトン3g、ブドウ糖
2.5g、K2HPO42.5g、NaCl15g、NaBr1g、酵
母エキス3g、蒸留水3600mlおよび海水2400mlか
らなるPH7.3の培地3に細菌・YIT−6013を接
種し、28℃で5日間振とう培養した。 培養終了後、培養液を遠心分離して菌体を除い
た後、セフアデツクスG−25のカラムを通してバ
イ毒素活性を有するフラクシヨンを採取し、得ら
れた活性フラクシヨンを更に高速液体クロマトグ
ラフイーにより分離した。 以上の方法により、ネオスルガトキシン約60n
gおよびプルスルガトキシン約60ngが得られ
た。これらは、高速液体クロマトグラフイーおよ
びモルモツト摘出回腸に対する抗ニコチン活性に
おいて、毒化バイより得られたネオスルガトキシ
ンおよびプロスルガトキシンの標品と一致するも
のであつた。 発明の効果 本発明によれば、供給が不安定な毒化バイに依
存することなしに、何時でも必要な量だけバイ毒
素を製造することが可能になる。したがつて本発
明により、バイ毒素を研究用試薬あるいは医薬と
して実用化することが初めて可能になり、さらに
は毒化バイによる中毒の発生を防止するための研
究が進展するものと期待される。
図面は細菌・YIT−6013の増殖過程における
形態変化を示す顕微鏡写真(倍率2500倍)であつ
て、第1図は接種菌、第2図は対数増殖期前期、
第3図は対数増殖期中期、第4図は対数増殖期後
期以降を、それぞれ示す。
形態変化を示す顕微鏡写真(倍率2500倍)であつ
て、第1図は接種菌、第2図は対数増殖期前期、
第3図は対数増殖期中期、第4図は対数増殖期後
期以降を、それぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バイ毒素産生能を有するアースロバクター属
細菌を臭素化合物含有培地で培養し、培養液より
バイ毒素を採取することを特徴とするバイ毒素の
製造法。 2 バイ毒素産生能を有するアースロバクター属
細菌としてYIT−6013(微工研菌寄第8325号)を
用いる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 バイ毒素がネオスルガトキシンもしくはプロ
スルガトキシンまたはこれらの両方である特許請
求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14582085A JPS6219097A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | バイ毒素の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14582085A JPS6219097A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | バイ毒素の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6219097A JPS6219097A (ja) | 1987-01-27 |
| JPH0569516B2 true JPH0569516B2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=15393888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14582085A Granted JPS6219097A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | バイ毒素の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6219097A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06181423A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | Kawasaki Steel Corp | ディジタルフィルタ |
-
1985
- 1985-07-04 JP JP14582085A patent/JPS6219097A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6219097A (ja) | 1987-01-27 |
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