JPH0571441A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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- JPH0571441A JPH0571441A JP23200391A JP23200391A JPH0571441A JP H0571441 A JPH0571441 A JP H0571441A JP 23200391 A JP23200391 A JP 23200391A JP 23200391 A JP23200391 A JP 23200391A JP H0571441 A JPH0571441 A JP H0571441A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タペットローラの両開口縁とタペットピンの
外周との摺動部分に十分な潤滑油を供給して、焼き付き
・摩耗等を防止する。 【構成】 第2潤滑油通路32の本体下部2c側の開口
部32aは、タペットローラ6の両開口端の円周状の縁
部6aとタペットピン4の外周4aとの摺動部分SPの
上方に開口されている。この開口部32aは、タペット
ピン4の軸方向に直交して細長く形成されており、その
長さはタペットピン4の直径以下にされることが望まし
い。また、開口部32aの幅は、開口部32aより落ち
る潤滑油がタペットローラ6の縁部6aとタペットピン
4の外周4aとの摺動部分SPに直接流出可能に形成さ
れている。そのため、開口部32aより流出した潤滑油
により摺動部分SPにおける潤滑油膜は十分に確保さ
れ、焼き付き・摩耗を防止することができる。
外周との摺動部分に十分な潤滑油を供給して、焼き付き
・摩耗等を防止する。 【構成】 第2潤滑油通路32の本体下部2c側の開口
部32aは、タペットローラ6の両開口端の円周状の縁
部6aとタペットピン4の外周4aとの摺動部分SPの
上方に開口されている。この開口部32aは、タペット
ピン4の軸方向に直交して細長く形成されており、その
長さはタペットピン4の直径以下にされることが望まし
い。また、開口部32aの幅は、開口部32aより落ち
る潤滑油がタペットローラ6の縁部6aとタペットピン
4の外周4aとの摺動部分SPに直接流出可能に形成さ
れている。そのため、開口部32aより流出した潤滑油
により摺動部分SPにおける潤滑油膜は十分に確保さ
れ、焼き付き・摩耗を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関、特にディー
ゼル機関の燃料噴射装置に関し、更に詳しくはカムの作
動をプランジャに伝達するタペット機構における潤滑油
供給構造の改良に関する。
ゼル機関の燃料噴射装置に関し、更に詳しくはカムの作
動をプランジャに伝達するタペット機構における潤滑油
供給構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼル機関の排気ガス浄
化対策として、燃料噴射装置の高圧化が盛んに進められ
ている。しかし、その高圧化に伴い、高圧を発生させる
プランジャの駆動部、すなわちタペット機構、カム等に
かかる負荷が増大して焼き付き・摩耗が発生し易くなっ
ていた。
化対策として、燃料噴射装置の高圧化が盛んに進められ
ている。しかし、その高圧化に伴い、高圧を発生させる
プランジャの駆動部、すなわちタペット機構、カム等に
かかる負荷が増大して焼き付き・摩耗が発生し易くなっ
ていた。
【0003】この焼き付き・摩耗を防止するために、タ
ペット機構に潤滑油を供給することが考えられている。
例えば、カム室に溜められている潤滑油を回転するカム
により掻く上げて、タペットピン、タペットローラ、タ
ペット本体を潤滑するようにしたものが考えられてい
る。
ペット機構に潤滑油を供給することが考えられている。
例えば、カム室に溜められている潤滑油を回転するカム
により掻く上げて、タペットピン、タペットローラ、タ
ペット本体を潤滑するようにしたものが考えられてい
る。
【0004】しかし、カムによって掻き上げるだけで
は、タペット機構に潤滑油が十分には行き渡らないの
で、タペット本体に穴を開け、タペットローラの上に潤
滑油を落とすようにしたものが知られている。図5
(a)及び(b)にその従来の構成を示す。
は、タペット機構に潤滑油が十分には行き渡らないの
で、タペット本体に穴を開け、タペットローラの上に潤
滑油を落とすようにしたものが知られている。図5
(a)及び(b)にその従来の構成を示す。
【0005】筒状のタペットローラ101が、タペット
ピン103に回動自在に支承されており、タペットピン
103はタペット本体105の下部で保持されている。
タペット本体105の上部は、図示しないプランジャに
当接している。そして、タペット本体105の上部と下
部とを連通する潤滑油供給孔107が穿設されており、
この供給孔107より潤滑油が、タペットローラ101
外周の、厚さ方向の中間付近に落ちるようにされてい
る。
ピン103に回動自在に支承されており、タペットピン
103はタペット本体105の下部で保持されている。
タペット本体105の上部は、図示しないプランジャに
当接している。そして、タペット本体105の上部と下
部とを連通する潤滑油供給孔107が穿設されており、
この供給孔107より潤滑油が、タペットローラ101
外周の、厚さ方向の中間付近に落ちるようにされてい
る。
【0006】タペットローラ101外周に落ちた潤滑油
は、図5(b)中の矢印に示すように、タペットローラ
101の外周を伝って下方に流れ、カム109とタペッ
トローラ101との間の潤滑を行う。また、特開平2−
215966号公報には、タペットピンとタペットロー
ラとの間を潤滑するものが開示されている。これは、タ
ペットピン内部に潤滑油供給孔を設け、タペットローラ
101内周の、厚さ方向の中間付近に流出するようにし
たものである。
は、図5(b)中の矢印に示すように、タペットローラ
101の外周を伝って下方に流れ、カム109とタペッ
トローラ101との間の潤滑を行う。また、特開平2−
215966号公報には、タペットピンとタペットロー
ラとの間を潤滑するものが開示されている。これは、タ
ペットピン内部に潤滑油供給孔を設け、タペットローラ
101内周の、厚さ方向の中間付近に流出するようにし
たものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、カ
ム109とタペットローラ101間の潤滑は、潤滑油供
給孔107を設けることで確保されるが、他にも焼き付
き・摩耗が発生し易い部位があることが判った。特に、
筒状のタペットローラ101の両開口部に形成されてい
る円周状の縁111とタペットピン103とが当接する
部分は、カム109の作動によりタペットローラ101
がタペットピン103の外周を摺動する際、接触圧力が
高くなる。そのため、タペットピン103の外周に沿っ
て、焼き付き・摩耗が生じ易くなるのである。
ム109とタペットローラ101間の潤滑は、潤滑油供
給孔107を設けることで確保されるが、他にも焼き付
き・摩耗が発生し易い部位があることが判った。特に、
筒状のタペットローラ101の両開口部に形成されてい
る円周状の縁111とタペットピン103とが当接する
部分は、カム109の作動によりタペットローラ101
がタペットピン103の外周を摺動する際、接触圧力が
高くなる。そのため、タペットピン103の外周に沿っ
て、焼き付き・摩耗が生じ易くなるのである。
【0008】しかしながら、潤滑油供給孔107から潤
滑油を供給したり、あるいは、カム室に溜められている
潤滑油をカムにより掻き上げても、上述した、タペット
ローラ101の両開口部の円周状の縁111とタペット
ピン103とが当接する部分には潤滑油がなかなか行き
渡らない。
滑油を供給したり、あるいは、カム室に溜められている
潤滑油をカムにより掻き上げても、上述した、タペット
ローラ101の両開口部の円周状の縁111とタペット
ピン103とが当接する部分には潤滑油がなかなか行き
渡らない。
【0009】また、特開平2−215966号公報に示
されているものは、タペットローラ内周とタペットピン
との間に潤滑油が確保できるが、その為に、タペットピ
ン内部に精密な孔あけ加工をしなければならない。更
に、このタペットピン内部へ潤滑油を供給するための給
油孔をハウジング側にも加工しなければならず、構造的
に複雑となり、コストが上昇するという不具合がある。
されているものは、タペットローラ内周とタペットピン
との間に潤滑油が確保できるが、その為に、タペットピ
ン内部に精密な孔あけ加工をしなければならない。更
に、このタペットピン内部へ潤滑油を供給するための給
油孔をハウジング側にも加工しなければならず、構造的
に複雑となり、コストが上昇するという不具合がある。
【0010】そこで、本発明は上記の課題を解決するこ
とを目的とし、簡素な機構により、回転するタペットロ
ーラの両開口縁とタペットピンの外周との摺動部分に十
分な潤滑油を供給して装置の耐久性を向上させることの
できる燃料噴射装置を提供することにある。
とを目的とし、簡素な機構により、回転するタペットロ
ーラの両開口縁とタペットピンの外周との摺動部分に十
分な潤滑油を供給して装置の耐久性を向上させることの
できる燃料噴射装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明の燃料噴射装置は、タペットピンに
回動自在に支承された筒状のタペットローラと、前記タ
ペットピンを保持するタペット本体とを有し、カムの作
動をプランジャに伝達するタペット機構を備えた燃料噴
射装置において、前記カムの作動により回転する前記タ
ペットローラの両開口縁と前記タペットピンの外周との
摺動部分の上方に開口された潤滑油通路を前記タペット
本体に設け、該潤滑油通路に供給された潤滑油を、前記
摺動部分に直接流出可能に構成したことを要旨とする。
めになされた本発明の燃料噴射装置は、タペットピンに
回動自在に支承された筒状のタペットローラと、前記タ
ペットピンを保持するタペット本体とを有し、カムの作
動をプランジャに伝達するタペット機構を備えた燃料噴
射装置において、前記カムの作動により回転する前記タ
ペットローラの両開口縁と前記タペットピンの外周との
摺動部分の上方に開口された潤滑油通路を前記タペット
本体に設け、該潤滑油通路に供給された潤滑油を、前記
摺動部分に直接流出可能に構成したことを要旨とする。
【0012】
【作用】潤滑油通路に供給された潤滑油は、その開口部
分より、カムの作動により回転するタペットローラの両
開口縁とタペットピンの外周との摺動部分に直接流出す
る。そして、その摺動部分での潤滑油膜を確保し、焼き
付き・摩耗等を防止する。なお、タペットローラとカム
との接触面などは従来の方法で潤滑される。
分より、カムの作動により回転するタペットローラの両
開口縁とタペットピンの外周との摺動部分に直接流出す
る。そして、その摺動部分での潤滑油膜を確保し、焼き
付き・摩耗等を防止する。なお、タペットローラとカム
との接触面などは従来の方法で潤滑される。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。一般に、この種の燃料噴射装置はエンジンの
クランク軸により駆動されるカム軸に固定したカムと燃
料の圧送を行うプランジャとをタペット機構を介して連
結した構成となっている。
説明する。一般に、この種の燃料噴射装置はエンジンの
クランク軸により駆動されるカム軸に固定したカムと燃
料の圧送を行うプランジャとをタペット機構を介して連
結した構成となっている。
【0014】図1は本発明の一実施例である燃料噴射装
置の正面断面図、図2はそのA−A断面図である。タペ
ット機構1は、延出部2aを有するタペット本体2と、
延出部2aに両端を嵌合された円柱状のタペットピン4
と、タペットピン4に回動自在に支承された筒状のタペ
ットローラ6とから構成されている。
置の正面断面図、図2はそのA−A断面図である。タペ
ット機構1は、延出部2aを有するタペット本体2と、
延出部2aに両端を嵌合された円柱状のタペットピン4
と、タペットピン4に回動自在に支承された筒状のタペ
ットローラ6とから構成されている。
【0015】そして、タペット本体2は、燃料噴射装置
ハウジング8の気筒8a内に摺動可能に収納されてい
る。図1では、2個の気筒8aを有する列型の燃料噴射
装置を示しており、各気筒8aにタペット機構1が収納
されている。タペットローラ6はカム10の面に接触し
ている。カム10はカム軸12に固設されており、図示
しないクランク軸に連結されている。本実施例のカム1
0は図2に示すように、120度おきに形成された3つ
の山10aを備えている、そして、隣合うカム10とは
60度づつずらされており、一方のカム10の山10a
がタペットローラ6と当接している際には、他方のカム
10の谷10bがタペットローラ6と当接するよう構成
されている。
ハウジング8の気筒8a内に摺動可能に収納されてい
る。図1では、2個の気筒8aを有する列型の燃料噴射
装置を示しており、各気筒8aにタペット機構1が収納
されている。タペットローラ6はカム10の面に接触し
ている。カム10はカム軸12に固設されており、図示
しないクランク軸に連結されている。本実施例のカム1
0は図2に示すように、120度おきに形成された3つ
の山10aを備えている、そして、隣合うカム10とは
60度づつずらされており、一方のカム10の山10a
がタペットローラ6と当接している際には、他方のカム
10の谷10bがタペットローラ6と当接するよう構成
されている。
【0016】タペット機構1を挟み、カム10の反対側
にはプランジャ14が配置されており、その下部は下部
ばね受け16に係合され、下部ばね受け16がタペット
本体2の上部に当接されている。一方、プランジャ14
の上部は図示しないシリンダとの間で圧縮室を形成し、
図1及び図2で上下方向に摺動することにより、燃料の
圧送に寄与している。
にはプランジャ14が配置されており、その下部は下部
ばね受け16に係合され、下部ばね受け16がタペット
本体2の上部に当接されている。一方、プランジャ14
の上部は図示しないシリンダとの間で圧縮室を形成し、
図1及び図2で上下方向に摺動することにより、燃料の
圧送に寄与している。
【0017】下部ばね受け16と図示しない上部ばね受
けとの間にはプランジャスプリング18が配設され、プ
ランジャ14を図1及び図2で下方に付勢している。カ
ム10の回転によりカム面上をタペットローラ6が転動
し、これにともないプランジャスプリング18が伸縮し
て、タペット機構1はハウジング8の気筒8a内を上下
往復運動する。従って、プランジャ14が往復運動して
燃料噴射を行う。
けとの間にはプランジャスプリング18が配設され、プ
ランジャ14を図1及び図2で下方に付勢している。カ
ム10の回転によりカム面上をタペットローラ6が転動
し、これにともないプランジャスプリング18が伸縮し
て、タペット機構1はハウジング8の気筒8a内を上下
往復運動する。従って、プランジャ14が往復運動して
燃料噴射を行う。
【0018】また、図2に示すように、ハウジング8に
は、タペット機構1が往復運動を行う工程の任意の位置
に、ハウジング8外部と一方の気筒8a内とを連通する
潤滑油入口通路20が設けられている。そして、潤滑油
入口通路20より供給された潤滑油は、両気筒8a同士
を連通する連通孔22を介して他方の気筒8a内にも供
給可能にされている。
は、タペット機構1が往復運動を行う工程の任意の位置
に、ハウジング8外部と一方の気筒8a内とを連通する
潤滑油入口通路20が設けられている。そして、潤滑油
入口通路20より供給された潤滑油は、両気筒8a同士
を連通する連通孔22を介して他方の気筒8a内にも供
給可能にされている。
【0019】一方、タペット本体2には、上述した下部
ばね受け16と当接している本体上部2bと、タペット
ピン4及びタペットローラ6が配置されている本体下部
2cとを連通する2種類の通路が形成されている。1つ
は、従来より知られているカム・ローラ間潤滑用の第1
潤滑油通路30で、もう1つは後述する摺動部潤滑用の
第2潤滑油通路32である。
ばね受け16と当接している本体上部2bと、タペット
ピン4及びタペットローラ6が配置されている本体下部
2cとを連通する2種類の通路が形成されている。1つ
は、従来より知られているカム・ローラ間潤滑用の第1
潤滑油通路30で、もう1つは後述する摺動部潤滑用の
第2潤滑油通路32である。
【0020】まず、第1潤滑油通路30を簡単に説明し
ておく。図1〜図3に示すように、第1潤滑油通路30
はタペットローラ6の厚さ方向の中間付近かつ、タペッ
トローラ6の中心軸の上方から図2で左にずれた位置に
おいて、上下方向に穿設されている。そして、第1潤滑
油通路30を通過した潤滑油は、タペットローラ6の厚
さ方向の中間付近に落ち、タペットローラ6の外周を伝
って下方に流れるようにされている。
ておく。図1〜図3に示すように、第1潤滑油通路30
はタペットローラ6の厚さ方向の中間付近かつ、タペッ
トローラ6の中心軸の上方から図2で左にずれた位置に
おいて、上下方向に穿設されている。そして、第1潤滑
油通路30を通過した潤滑油は、タペットローラ6の厚
さ方向の中間付近に落ち、タペットローラ6の外周を伝
って下方に流れるようにされている。
【0021】一方、第2潤滑油通路32は、図1及び、
タペット機構1を上方から見た図3からも判るように、
タペットピン4の真上に2つ並んで、上下方向に穿設さ
れている。そして、第2潤滑油通路32の本体下部2c
側の開口部32aは、図1に示すように、タペットロー
ラ6の両開口端の円周状の縁部6aとタペットピン4の
外周4aとの摺動部分SPの上方に開口されている。そ
のため、開口部32aより落ちる潤滑油はその摺動部分
SPに直接流出可能に形成されている。
タペット機構1を上方から見た図3からも判るように、
タペットピン4の真上に2つ並んで、上下方向に穿設さ
れている。そして、第2潤滑油通路32の本体下部2c
側の開口部32aは、図1に示すように、タペットロー
ラ6の両開口端の円周状の縁部6aとタペットピン4の
外周4aとの摺動部分SPの上方に開口されている。そ
のため、開口部32aより落ちる潤滑油はその摺動部分
SPに直接流出可能に形成されている。
【0022】ここで言う直接流出可能とは、開口部32
aより落ちる潤滑油がタペットローラ6の外周面に落
ち、外周面を伝ってくるのではなく、上述した摺動部分
SPに直接落ちるか、あるいは少なくとも、タペットロ
ーラ6の側面6bを伝って摺動部分SPに確実に到達す
ることを意味する。
aより落ちる潤滑油がタペットローラ6の外周面に落
ち、外周面を伝ってくるのではなく、上述した摺動部分
SPに直接落ちるか、あるいは少なくとも、タペットロ
ーラ6の側面6bを伝って摺動部分SPに確実に到達す
ることを意味する。
【0023】さらに本実施例では、この開口部32a自
体は、図3に示すように、タペットピン4の軸方向に直
交して細長く形成されている。そして、潤滑油を摺動部
分SPに確実に到達させる意味においても、その長さは
タペットピン4の直径以下にされることが望ましい。
体は、図3に示すように、タペットピン4の軸方向に直
交して細長く形成されている。そして、潤滑油を摺動部
分SPに確実に到達させる意味においても、その長さは
タペットピン4の直径以下にされることが望ましい。
【0024】また、図2に示すように、ハウジング8の
気筒8a内の壁面には上下方向のガイド溝40が設けら
れている。そして、タペット本体2に取付ピン42を介
して固定されたスライダ44がガイド溝40に対し摺動
可能に収容されている。さらに、スライダ44及びガイ
ド溝40の長さは、タペット本体2の往復運動に見合っ
た寸法に設定されている。
気筒8a内の壁面には上下方向のガイド溝40が設けら
れている。そして、タペット本体2に取付ピン42を介
して固定されたスライダ44がガイド溝40に対し摺動
可能に収容されている。さらに、スライダ44及びガイ
ド溝40の長さは、タペット本体2の往復運動に見合っ
た寸法に設定されている。
【0025】従って、スライダ44はタペット本体2が
その往復運動方向を軸として回動するのを防止してい
る。これは、タペットピン4とカム軸12とを平行に維
持するためである。次に、上記構成を有する本実施例の
燃料噴射装置の作動、主に潤滑油の流れについて説明す
る。タペット機構1が上下往復運動する過程において、
潤滑油入口通路20から供給される潤滑油の一部は、気
筒8aの内壁を伝って流れ、タペット本体2と気筒8a
間の潤滑を行う。
その往復運動方向を軸として回動するのを防止してい
る。これは、タペットピン4とカム軸12とを平行に維
持するためである。次に、上記構成を有する本実施例の
燃料噴射装置の作動、主に潤滑油の流れについて説明す
る。タペット機構1が上下往復運動する過程において、
潤滑油入口通路20から供給される潤滑油の一部は、気
筒8aの内壁を伝って流れ、タペット本体2と気筒8a
間の潤滑を行う。
【0026】一方、潤滑油の大部分はタペット本体2の
本体上部2bに流出する。なお、図1における右側の気
筒8aに対しては、連通孔22を介して潤滑油が供給さ
れ、同様にタペット本体2の本体上部2bに流出する。
そして、潤滑油は各タペット本体2に設けられた第1潤
滑油通路30及び第2潤滑油通路32に流れ込んでい
く。第1潤滑油通路30を通過した潤滑油は、図4の矢
印に示すように、タペットローラ6の厚さ方向の中間付
近に落ち、タペットローラ6の外周を伝って下方に流れ
る。
本体上部2bに流出する。なお、図1における右側の気
筒8aに対しては、連通孔22を介して潤滑油が供給さ
れ、同様にタペット本体2の本体上部2bに流出する。
そして、潤滑油は各タペット本体2に設けられた第1潤
滑油通路30及び第2潤滑油通路32に流れ込んでい
く。第1潤滑油通路30を通過した潤滑油は、図4の矢
印に示すように、タペットローラ6の厚さ方向の中間付
近に落ち、タペットローラ6の外周を伝って下方に流れ
る。
【0027】この際、タペットローラ6はカム10の作
動にともなって回転し、タペットローラ6の外周を伝っ
て流れる間に潤滑油膜が広がる。そのため、カム10と
タペットローラ6間の潤滑を確実に行い、焼き付き・摩
耗を防止することができる。一方、第2潤滑油通路32
に流れ込んだ潤滑油は、本体下部2c側の開口部32a
より流れ落ち、図4の矢印に示すように、タペットロー
ラ6の両開口端の縁部6aとタペットピン4の外周4a
との摺動部分SPに直接落ちる。あるいは、例えば潤滑
油の量が少なくて、第2潤滑油通路32の壁面を伝って
下方に落ちる潤滑油であっても、タペットローラ6の側
面6bを伝って摺動部分SPに確実に到達する。
動にともなって回転し、タペットローラ6の外周を伝っ
て流れる間に潤滑油膜が広がる。そのため、カム10と
タペットローラ6間の潤滑を確実に行い、焼き付き・摩
耗を防止することができる。一方、第2潤滑油通路32
に流れ込んだ潤滑油は、本体下部2c側の開口部32a
より流れ落ち、図4の矢印に示すように、タペットロー
ラ6の両開口端の縁部6aとタペットピン4の外周4a
との摺動部分SPに直接落ちる。あるいは、例えば潤滑
油の量が少なくて、第2潤滑油通路32の壁面を伝って
下方に落ちる潤滑油であっても、タペットローラ6の側
面6bを伝って摺動部分SPに確実に到達する。
【0028】このタペットローラ6の両開口端の縁部6
aとタペットピン4の外周4aとの摺動部分SPは、特
に接触圧力が高くて焼き付き・摩耗が生じ易い部位であ
るが、上述したように、その摺動部分SPにおける潤滑
油膜は確保され、焼き付き・摩耗を防止することができ
る。
aとタペットピン4の外周4aとの摺動部分SPは、特
に接触圧力が高くて焼き付き・摩耗が生じ易い部位であ
るが、上述したように、その摺動部分SPにおける潤滑
油膜は確保され、焼き付き・摩耗を防止することができ
る。
【0029】なお、この部位に潤滑油を確保することに
より、タペットピン4の外周4a部と、タペットピン4
が嵌合しているタペット本体2の延出部2aの開口端の
縁部との摺動部分SPにおける潤滑油膜も同時に確保さ
れ、同様に焼き付き・摩耗を防止することができる。
より、タペットピン4の外周4a部と、タペットピン4
が嵌合しているタペット本体2の延出部2aの開口端の
縁部との摺動部分SPにおける潤滑油膜も同時に確保さ
れ、同様に焼き付き・摩耗を防止することができる。
【0030】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例で
は潤滑油入口通路20を片方の気筒8aにのみ設け、連
通孔22を介して他方の気筒8aにも供給するようにし
ているが、各気筒8a毎に潤滑油入口通路20をそれぞ
れ設けてもよい。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例で
は潤滑油入口通路20を片方の気筒8aにのみ設け、連
通孔22を介して他方の気筒8aにも供給するようにし
ているが、各気筒8a毎に潤滑油入口通路20をそれぞ
れ設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の燃料噴射装
置は、潤滑油通路に供給された潤滑油が、カムの作動に
より回転するタペットローラの両開口縁とタペットピン
の外周との摺動部分に直接流出して、特に接触圧力の高
いその摺動部分での潤滑油膜を十分に確保することがで
きるため、油膜切れによる焼き付き・摩耗等を防止する
ことができ、装置の耐久性を向上させることができると
いう効果を奏する。
置は、潤滑油通路に供給された潤滑油が、カムの作動に
より回転するタペットローラの両開口縁とタペットピン
の外周との摺動部分に直接流出して、特に接触圧力の高
いその摺動部分での潤滑油膜を十分に確保することがで
きるため、油膜切れによる焼き付き・摩耗等を防止する
ことができ、装置の耐久性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例である燃料噴射装置の正面断
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施例のタペット機構の上面図である。
【図4】本実施例における潤滑油の流れを示す説明図で
ある。
ある。
【図5】(a)は従来のタペット機構の上面図、(b)
はそのB−B断面図である。
はそのB−B断面図である。
SP…摺動部分 1…タペット機構 2
…タペット本体 4…タペットピン 4a…(タペットピンの)外周 6…タペットローラ 6a…(開口端の)縁部 8…ハウジング 8a…気筒 10…
カム 12…カム軸 14…プランジャ 18
…プランジャスプリング 20…潤滑油入口通路 30…第1潤滑油通路 3
2…第2潤滑油通路 32a…開口部
…タペット本体 4…タペットピン 4a…(タペットピンの)外周 6…タペットローラ 6a…(開口端の)縁部 8…ハウジング 8a…気筒 10…
カム 12…カム軸 14…プランジャ 18
…プランジャスプリング 20…潤滑油入口通路 30…第1潤滑油通路 3
2…第2潤滑油通路 32a…開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 タペットピンに回動自在に支承された筒
状のタペットローラと、前記タペットピンを保持するタ
ペット本体とを有し、カムの作動をプランジャに伝達す
るタペット機構を備えた燃料噴射装置において、 前記カムの作動により回転する前記タペットローラの両
開口縁と前記タペットピンの外周との摺動部分の上方に
開口された潤滑油通路を前記タペット本体に設け、該潤
滑油通路に供給された潤滑油を、前記摺動部分に直接流
出可能に構成したことを特徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23200391A JPH0571441A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23200391A JPH0571441A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571441A true JPH0571441A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16932422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23200391A Pending JPH0571441A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571441A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005068823A1 (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | Bosch Corporation | 燃料供給用ポンプ |
| JP2009209800A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Yanmar Co Ltd | 燃料噴射ポンプ |
| JP2009236033A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Denso Corp | 燃料噴射ポンプ |
| JP2010533818A (ja) * | 2007-07-20 | 2010-10-28 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ローラタペットを有する燃料高圧ポンプ |
| KR101439038B1 (ko) * | 2013-06-26 | 2014-09-05 | 현대자동차주식회사 | 커먼레일 시스템용 고압펌프의 윤활장치 |
| WO2017072006A1 (en) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | Delphi International Operations Luxembourg S.À R.L. | High pressure fuel pump |
| WO2017167761A1 (en) * | 2016-04-01 | 2017-10-05 | Delphi International Operations Luxembourg S.À R.L. | Tappet, high pressure pump comprising at least one tappet, engine comprising at least one tappet, engine comprising a high pressure pump having at least one tappet and method of lubricating a surface of a cam |
| JP2017210950A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 杭州新坐標科技股▲ふん▼有限公司 | 高圧燃料ポンプローラータペット |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP23200391A patent/JPH0571441A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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