JPH1124275A - 感光性平版印刷版の製造方法及び感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版の製造方法及び感光性平版印刷版

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JPH1124275A
JPH1124275A JP17828197A JP17828197A JPH1124275A JP H1124275 A JPH1124275 A JP H1124275A JP 17828197 A JP17828197 A JP 17828197A JP 17828197 A JP17828197 A JP 17828197A JP H1124275 A JPH1124275 A JP H1124275A
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Shigeto Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光層の表面に描画したボールペン跡による
画像欠陥が改善され、かつ良好な現像性、耐刷性及び耐
薬品性を有する感光性平版印刷版とその製造方法(特
に、感光層を薄膜化しても上記効果が得られる)を提供
する。 【解決手段】支持体上に、光、活性放射線又は電子線
により酸又はラジカルを発生する化合物を含有する感光
層を含む複数の塗設層を設けた感光性平版印刷版(イ)
の製造方法であって、上記塗設層の最上層が、該最上層
の乾燥膜厚より平均粒径が小さいフィラーを含有し、該
乾燥膜厚が0.5μm以下で、かつ該最上層と、それ以
外の該塗設層の少なくとも1層をウェット−オン−ウェ
ット方式で塗布する。上記感光性平版印刷版(イ)に
おける最上層の平均表面粗さ(Ra)、10点平均粗さ
(Rz)及び最大表面粗さ(Rmax)が、Rz/Ra
≦8及びRmax/Ra≦14を満足する感光性平版印
刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性平版印刷版
及び感光性平版印刷版の製造方法に関し、更に詳しく
は、薄膜化によって生じる耐刷性及び耐薬品性の低下及
び見当合わせや目印のために感光層の表面にボールペン
で印を付けた跡が製版後の平版印刷版に残って支障とな
る問題の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版は、水と油とが本質的には混
じり合わない性質を巧みに利用した印刷方式である。ポ
ジ型感光性平版印刷版は、感光層に画像露光を施し、次
いで現像すると、露光部のインキ受容性である感光層は
除去されて親水性支持体の表面が露出する一方、露光さ
れない部分のインキ受容性である感光層は支持体上に残
留してインキ受容性を形成する。
【0003】ところで、処理廃液量の低減や処理の迅速
化のために感光層を薄膜化することが有効であるが、薄
膜化することによって耐刷性及び耐薬品性が低下する問
題がある。また、感光性平版印刷版を用いて平版印刷版
を作製する製版作業時に、感光性平版印刷版の感光層上
に見当合わせや目印のためにボールペンで印を付けるこ
とがある。その印を付けた部分は露光されると当然現像
され、親水性支持体の表面が露出しなければいけない
が、ボールペンインキが支持体表面に残ることがある
(以下「ボールペン残り」という)。また、逆に、ボー
ルペンで印を付けた部分が未露光部であるにもかかわら
ず露光部と同様に親水性支持体の表面が露出することが
ある(以下「ボールペンヤラレ」という)。
【0004】これらの問題を解決するために、本発明者
らは感光層の現像性を上げる方法で対処してきたが、感
光層の現像性を上げようとすると、耐刷性、階調性等に
問題を生じ、耐刷性を上げようとするとその逆の現象が
生じる問題がある。従って、ボールペン残り及びボール
ペンヤラレを改善し、かつ、良好な現像性、耐刷性及び
耐薬品性を兼ね備えるのは、特に感光層が薄膜になった
場合に非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ボールペン
残り及びボールペンヤラレが改善され、かつ良好な現像
性、耐刷性及び耐薬品性を有するポジ型感光性平版印刷
版及びその製造方法を提供することであり、また、特
に、処理廃液の低減や処理の迅速化のために感光層を薄
膜化した場合に上記の効果が得られる感光性平版印刷版
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は下記である。
【0007】(1) 支持体上に、光、活性放射線又は
電子線により酸又はラジカルを発生する化合物を含有す
る感光層を含む2層以上の塗設層を設ける感光性平版印
刷版の製造方法であって、該塗設層うちの最上層に該最
上層の乾燥膜厚より平均粒径が小さいフィラーを含有さ
せ、該最上層の乾燥膜厚を0.5μm以下とし、かつ該
最上層と、該最上層以外の上記塗設層の少なくとも1層
をウェット−オン−ウェット方式で塗布することを特徴
とする感光性平版印刷版の製造方法。
【0008】(2) 支持体上に、光、活性放射線又は
電子線により酸又はラジカルを発生する化合物を含有す
る感光層を含む2層以上の層を有する感光性平版印刷版
であって、上記2層以上の層のうちの最上層の平均表面
粗さ(Ra)、10点平均粗さ(Rz)及び最大表面粗
さ(Rmax)が、下記条件(a)及び(b)を満足す
ることを特徴とする感光性平版印刷版。
【0009】 (a)Rz/Ra≦8 (b)Rmax/Ra≦14 以下、本発明について詳述する。
【0010】請求項1又は2に係る発明の感光性平版印
刷版の支持体としては、感光性平版印刷版の支持体とし
て使用されるものであればよい。例えば、紙、プラスチ
ック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレンなど)ラミネート紙、アルミニウム(アルミニウ
ム合金も含む)、亜鉛、銅などのような金属の板、二酢
酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロ
ース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセター
ルなどのようなプラスチックのフィルム、上記の如き金
属がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチ
ックフィルム、アルミニウムもしくはクロームメッキが
施された鋼板などが挙げられ、これらのうち、特にアル
ミニウム及びアルミニウム被覆された複合支持体が好ま
しい。
【0011】アルミニウム材の表面は、保水性を高め、
感光層との密着性を向上させる目的で粗面化処理されて
いることが望ましい。
【0012】粗面化方法としては、公知のブラシ研磨
法、ボール研磨法、電解エッチング、化学的エッチン
グ、液体ホーニング、サンドブラスト等の方法及びこれ
らの組合せが挙げられ、好ましくはブラシ研磨法、電解
エッチング、化学的エッチング及び液体ホーニングが挙
げられ、これらのうちで、電解エッチングの使用を含む
粗面化方法が特に好ましい。また、電解エッチングの際
に用いられる電解浴としては、酸、アルカリ又はそれら
の塩を含む水溶液或いは有機溶剤を含む水性溶液が用い
られ、これらのうちで特に塩酸、硝酸又はそれらの塩を
含む電解液が好ましい。更に、粗面化処理の施されたア
ルミニウム板は、必要に応じて酸又はアルカリの水溶液
にてデスマット処理される。こうして得られたアルミニ
ウム板は、陽極酸化処理されることが望ましく、特に好
ましくは、硫酸又はリン酸を含む浴で処理する方法が挙
げられる。また、更に必要に応じて、ケイ酸アルカリや
熱水による処理、その他水溶性高分子化合物や弗化ジル
コニウム酸カリウム水溶液への浸漬などによる表面処理
を行うことができる。
【0013】請求項1又は2に係る発明において、支持
体上に塗設する感光層としては、感光性平版印刷版の感
光層として用いられる光、活性放射線又は電子線により
酸又はラジカルを発生する化合物を含有する感光性組成
物の層が挙げられる。該感光性組成物としては、例えば
o−キノンジアジド化合物を感光成分とするポジ型の感
光性組成物、感光性ジアゾニウム塩や感光性アジド化合
物を感光成分とするネガ型の感光性組成物、付加重合可
能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を主成分
とするラジカル光重合性の感光性組成物、桂皮酸やジメ
チルマレイミド基を含む光架橋性化合物などを感光成分
とするネガ型の感光性組成物が含まれる。
【0014】前記o−キノンジアジド化合物を感光成分
とするポジ形の感光性組成物に用いるo−キノンジアジ
ド化合物としては、例えば、o−ナフトキノンジアジド
スルホン酸と、フェノール類及びアルデヒド又はケトン
の重縮合樹脂とのエステル化合物が挙げられる。
【0015】上記フェノール類としては、例えば、フェ
ノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾ
ール、3,5−キシレノール、カルバクロール、チモー
ル等の一価フェノール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン等の二価フェノール、ピロガロール、フロログ
ルシン等の三価フェノール等が挙げられる。
【0016】上記アルデヒドとしては、ホルムアルデヒ
ド、べンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンア
ルデヒド、フルフラール等が挙げられる。これらのうち
好ましいものはホルムアルデヒド及びべンズアルデヒド
である。また、ケトンとしてはアセトン、メチルエチル
ケトン等が挙げられる。
【0017】前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂等が挙げられる。
【0018】オルトキノンジアジド化合物を感光性材料
として含有する感光層にはアルカリ可溶性樹脂を含有さ
せることが好ましい。該アルカリ可溶性樹脂としては、
ノボラック樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系
重合体、特開昭55−57841号公報に記載されてい
る多価フェノールとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂
等が挙げられる。
【0019】o−キノンジアジド化合物の感光層中に占
める割合は6〜60重量%が好ましく、特に好ましくは
10〜50重量%である。
【0020】o−キノンジアジド化合物を感光性材料と
して含有する感光層には、必要に応じて、可塑剤、界面
活性剤、有機酸、酸無水物などを添加することができ
る。更に、感光層の感脂性を向上させるために、例え
ば、p−tert−ブチルフェノールホルムアルデヒド
樹脂やp−n−オクチルフェノールホルムアルデヒド樹
脂や、或いはこれらの樹脂がo−キノンジアジド化合物
で部分的にエステル化されている樹脂などの感脂化剤を
添加することもできる。
【0021】o−キノンジアジド化合物を感光性成分と
する感光性組成物、又は光重合型若しくは光架橋型の感
光性成分を含有する感光性組成物には、露光により可視
画像を形成するプリントアウト材料を添加することがで
きる。プリントアウト材料は露光により酸もしくは遊離
基を生成する化合物と共に用いられ、露光により該化合
物から生成した酸又は遊離基と相互作用することによっ
てその色調を変え、色画像を形成する。
【0022】o−キノンジアジド化合物、又は光重合型
又は光架橋型の感光性成分を含有する感光性組成物から
なる感光層には、更に種々の添加物を加えることができ
る。例えば、塗布性を改良するためのアルキルエーテル
類(例えば、エチルセルロース、メチルセルロース)、
フッ素系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤〔例えば、
プルロニックL−64(旭電化(株)製)〕、塗膜の柔
軟性や耐摩耗性を付与するための可塑剤(例えば、ブチ
ルフタリル、ポリエチレングリコール、クエン酸トリブ
チル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、オレイン
酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸又はメタクリル
酸のオリゴマー及びポリマー)、画像部の感脂性を向上
させるための感脂化剤(例えば、特開昭55−527号
公報記載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコ
ールによるハーフエステル化物等)、安定剤〔例えば、
リン酸、亜リン酸、有機酸(クエン酸、シュウ酸、ベン
ゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、4−メトキシ
−2−ヒドロキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、酒
石酸等)等〕、現像促進剤(例えば、高級アルコール、
酸無水化物等)等が挙げられる。これらの添加剤の添加
量はその使用対象目的によって異なるが、一般に感光性
組成物の全固形分に対して、0.01〜30重量%であ
る。
【0023】上記感光性ジアゾニウム塩は、例えば、好
ましくは芳香族ジアゾニウム塩とホルムアルデヒド又は
アセトアルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂で
ある。特に好ましくは、p−ジアゾフェニルアミンとホ
ルムアルデヒド又はアセトアルデヒドとの縮合物の塩、
例えばヘキサフルオロホウ燐酸塩、テトラフルオロホウ
酸塩、過塩素酸塩又は過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反
応生成物であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許第3,3
00,309号明細書中に記載されているような、前記
縮合物とスルホン酸類との反応生成物であるジアゾ樹脂
有機塩等が挙げられる。更にジアゾ樹脂は、好ましくは
結合剤と共に使用される。かかる結合剤としては種々の
高分子化合物を使用することができるが、好ましくは特
開昭54−98613号公報に記載されているような芳
香族性水素酸基を有する単量体、例えばN−(4−ヒド
ロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)メタクリルアミド、o−、m−、又はp−
ヒドロキシスチレン、o−、m−、又はp−ヒドロキシ
フェニルメタクリレート等と他の単量体との共重合体、
米国特許第4,123,276号明細書中に記載されて
いるようなヒドロキシエチルアクリレート単位又はヒド
ロキシエチルメタリレート単位を主な繰り返し単位とし
て含むポリマー、シェラック、ロジン等の天然樹脂、ポ
リビニルアルコール、米国特許第3,751,257号
明細書中に記載されているような線状ポリウレタン樹
脂、ポリビニルアルコールのフタレート化樹脂、ビスフ
ェノールAとエピクロルドリンから縮合されたエポキシ
樹脂、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタレー
ト等のセルロース誘導体が包含される。
【0024】上記光重合型の感光性組成物としては、公
知の光重合型感光性組成物の何れをも本発明を適用する
ことができ、例えば、少なくとも2個の末端ビニル基を
有するビニル単量体、光重合開始剤及びバインダーとし
ての高分子化合物を主成分とする感光性組成物を適用す
ることができる。
【0025】上記ビニル単量体としては、例えば、特公
昭35−5093号、同35−14719号、同44−
28727号公報に記載されているものが用いられ、ポ
リオールのアクリル酸又はメタクリル酸エステル〔例え
ば、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート〕、メチレンビ
ス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アク
リルアミドのようなビス(メタ)アクリルアミド類、及
び、ウレタン基を含有する不飽和単量体、例えば、ジ−
(2′−メタクリロキシエチル)−2,4−トリレンジ
ウレタン、ジ−(2−アクリロキシエチル)トリメチレ
ンジウレタン等のようなジオールモノ(メタ)アクリレ
ートとジイソシアネートとの反応生成物等が挙げられ
る。
【0026】上記光重合開始剤としては、例えば、J.
Kosar著「ライト・センシシティブ・システムズ」
第5章に記載されているようなカルボニル化合物、有機
硫黄化合物、過硫化物、レドックス系化合物、アゾ及び
ジアゾ化合物、ハロゲン化合物、光還元性色素などが挙
げられる。具体的な光重合開始剤については、英国特許
第1,459,563号明細書に開示されており、該明
細書に開示の光重合開始剤を本発明の感光性平版印刷版
の感光層に適用することができる。
【0027】上記バインダーとして含有させる高分子化
合物としては、例えば、ポリエステル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポ
キシ樹脂、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重
合体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリアクリロニトリルブタジエン、ポリ酢
酸ビニル、水酸基を有する親油性高分子化合物(例え
ば、側鎖に脂肪族性水酸基を有するモノマー、例えば、
2−ヒドロキシエチルアクリレート又は2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート等と他の共重合し得るモノマーと
の共重合体)、芳香族性水酸基を有する単量体(例え
ば、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、
N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o
−、m−又はp−ヒドロキシスチレン、o−、m−又は
p−ヒドロキシフェニルメタクリレート)と他の共重合
し得るモノマーとの共重合体、ヒドロキシエチルアクリ
レート単位又はヒドロキシエチルメタクリレート単位を
主なる繰り返し単位として含むポリマー、シェラック、
ロジン等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド樹脂、線状ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール
のフタレート化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒ
ドリンを縮合したエポキシ樹脂、アルカリ可溶性樹脂
(例えば、ノボラック樹脂、フェノール性水酸基を有す
るビニル系重合体、多価フェノールとアルデヒド又はケ
トンとの縮合樹脂)等が挙げられる。上記ノボラック樹
脂としては、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂、クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、フェノール・
クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合樹脂、p−置換
フェノールとフェノールもしくは、クレゾールとホルム
アルデヒドとの共重縮合樹脂等が挙げられる。
【0028】これらの光重合性感光性組成物には、ジア
ゾ化合物、熱重合禁止剤、可塑剤、染料や顔料等公知の
添加剤を含有させることができる。
【0029】光架橋型の感光性材料としては、例えば、
光二量化可能な基を有する化合物を含有する感光性材料
を挙げることができる。上記化合物として、例えば、ケ
イ皮酸エステル、β−フリルアクリル酸エステル、α−
シアノケイ皮酸エステル、p−アジドケイ皮酸エステ
ル、β−スチリルアクリル酸エステル、α−シアノ−β
−スチリルアクリル酸エステル、p−フェニレンジアク
リル酸エステル、p−(2−ベンゾイルビニル)−ケイ
皮酸エステル、β−ナフチルアクリル酸エステル、シン
ナミリデンピルビン酸エステル、α−メチル−β−スチ
リルアクリル酸エステル、α−フェニル−β−スチリル
アクリル酸エステル、α−シアノ−β−フリルアクリル
酸エステル、p−ジメチルアミノケイ皮酸エステル、更
には上記のエステルに対応するアミド、カルコン、ベン
ジリデンアセトン、スチルバゾール、スチルベン、α−
フェニルマレイミド、クマリン、ピロン、アントラセ
ン、ジベンズアゼピン、或いはこれらの誘導等が挙げら
れる。
【0030】光架橋型の感光性化合物には、増感剤を併
用することができる。増感剤の代表的な例として、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、5−ニトロア
セナフテン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリ
ン、2−ニトロフルオレノン、1−ニトロピレン、N−
アセチル−4−ニトロ−1−ナフチルアミン、N−ベン
ゾイル−4−ニトロ−1−ナフチルアミン、ミヒラーズ
ケトン、N−ブチルアクリドン、5−べンゾイルアセナ
フテン、1,8−フタロイルナフタリン、1,2−ベン
ズアンスラセン、9,10−フェナントラキノン、クロ
ルベンズアンスロン、N−フェニルチオアクリドン、
1,2−ベンズアンスラキノン、N−メチル−2−ベン
ゾイルメチレン−β−ナフトチアゾール、2−クロルチ
オキサトン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4
−ジイソプロピルチオキサントン、エオシン、エリスト
シン、ピクラミド等を挙げることができる。
【0031】光架橋型の感光性化合物を用いた感光層に
は、形態保持性を与える等の目的で、必要に応じて無機
粉末やポリマーを含有させることもできる。該無機粉末
として有用なものは、光架橋型の感光性組成物に分散し
得るもので、代表例として、コロイダルシリカ、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン等を挙げることができる。また、
上記ポリマーとしては、光二量化可能な基を有する化合
物、更には増感剤と混合し得る性質を持っているなら
ば、通常のビニルポリマー、(メタ)アクリル酸エステ
ルポリマー、未加硫ゴム、ポリエーテル、ポリアミド、
ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ユリア樹
脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ガ
ムロジン、ポリテルペン、クマロン−インデン樹脂、更
にはこれらの混合物を広く使用することができる。
【0032】光重合型又は光架橋型の感光性組成物に
は、ジアゾ化合物を含有させることができる。ジアゾ化
合物としては特に制限はなく、公知のジアゾ化合物を用
いることができる。
【0033】上記感光層は、必要とする上記各成分を溶
媒に溶解させた塗布液を支持体又はその上に塗設した下
層の感光層の表面に塗布し乾燥し、感光層を形成するこ
とにより製造する。
【0034】上記各成分を溶解させる溶媒としては、メ
チルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチル
セロソルブ、エチルセロソルブアセテート、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、
ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコ
ール、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールジカルボン酸メチルエーテル、ジプロピレン
グリコールメチルエチルエーテル、ギ酸エチル、ギ酸プ
ロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチ
ル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサ
ン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトンアルコール、
アセチルアセトン、γ−ブチロラクトン等が挙げられ
る。これらの溶媒は、単独或いは2種以上混合して使用
することができる。
【0035】塗布方法としては、従来公知の回転塗布、
ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、
ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等を用いる
ことができる。
【0036】塗布液の濃度は1〜50重量%の範囲とす
ることが望ましい。この場合、塗布液の塗布量は、通
常、固形分として0.2〜10g/m2程度が適当であ
る。
【0037】請求項1又は2に係る発明において、前記
感光層を含む2層以上の層には、感光層以外の層も包含
される。そのような層として、感光層の上に塗設される
オーバーコート層が挙げられる。オーバーコート層とし
ては、感光層面を保護する目的に用いられ、皮膜形成性
を有し、現像前の洗浄工程で用いる洗浄水に溶解するも
の、ラジカル重合性の感光層の上に設け、空気中の酸素
の遮断性を有するポリビニルアルコールや酸性セルロー
ス類等のような高分子化合物で形成される層が包含され
る。
【0038】これらの層の最上層に含有させるフィラー
としては公知のものを使用することができ、例えば、ス
ズゾル、アルミナ、シリカ、酸化チタン等を用いること
ができる。これらは、AlO2、SiO2等で表面処理し
て用いることができる。
【0039】請求項1に係る発明において、支持体上に
塗設した前記2層以上の層のうちの最上層にフィラーを
含有させ、該最上層の乾燥膜厚を0.5μm以下とし、
かつ、該最上層の乾燥膜厚より該フィラーの平均粒径を
小とする。該最上層の乾燥膜厚が0.5μmを越える
と、感度、耐刷性及び耐薬品性が劣化し、該最上層の乾
燥膜厚より該フィラーの平均粒径が小でないと、耐刷
性、耐薬品性、ボールペン残り、ボールペンヤラレ及び
塗布性が何れも劣化する。
【0040】請求項1に係る発明において、「ウェット
−オン−ウェット」とは、支持体上に複数の層等を塗設
する方法において、塗布された下層が湿潤状態にある状
態でその上層の塗布液を塗布することをいう。
【0041】この方法に使用される塗布装置として、例
えば図1(a)〜(c)に示すようなダイコーターを用
いることができる。図1(a)〜(c)において、1は
矢印の方向へ搬送される支持体、2は下層、3は上層、
4はダイコーター、5は液溜まり部である。
【0042】請求項2に係る発明において、平均表面粗
さ(Ra)、10点平均粗さ(Rz)及び最大表面粗さ
(Rmax)は、JIS表面粗さ(B0601)による
測定値である。
【0043】Ra、Rz及びRmaxが前記条件(1)
Rz/Ra≦8、及び(2)Rmax/Ra≦14を満
足しない場合、耐刷性、耐薬品性、ボールペン残り、ボ
ールペンヤラレ及び塗布性が何れも劣化する。
【0044】請求項1に係る発明の製造方法によれば、
これらの条件を満足する感光性平版印刷版を得ることが
できる。
【0045】
【実施例】
(支持体の作成)厚さ0.3mmのアルミニウム板(材
質1050,調質H16)を、65℃に保たれた5%水
酸ナトリウム水溶液中で1分間脱脂処理を行った後水洗
し、25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に1分間浸漬
し、中和し、更に水洗した。このアルミニウム板を1.
0wt%の塩酸水溶液中において、温度25℃、電流密
度100A/dm2、処理時間60秒の条件で交流電流
により電解粗面化を行った。次いで、5%水酸化ナトリ
ウム水溶液中で60℃、10秒間のデスマット処理を行
い、その後、20%硫酸溶液中で、温度20℃、電流密
度3A/dm2、処理時間1分間の条件で陽極酸化処理
を行った。その後、80℃に保たれた1%亜硝酸ナトリ
ウム水溶液中に30秒間浸漬し、水洗後80℃で3分間
乾燥した。更に、85℃に保たれたカルボキシメチルセ
ルロースの水溶液(濃度0.1wt%)に30秒浸漬し
た後、80℃で5分間乾燥し、支持体を作成した。
【0046】 (上記用感光液A) ノボラック樹脂 (フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 6.7g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)と O−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリドの縮合物 (エステル化率30%) 1.5g ポリエチレングリコール#2000 0.2g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル) −S−トリアジン 0.15g FC−430(住友3M(株)製) 0.03g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 100ml 高分子化合物1 0.2g TiO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作製) 2.0g TiO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.25μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml (下層用感光液B) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 6.7g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)と O−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリドの縮合物 (エステル化率30%) 1.5g ポリエチレングリコール#2000 0.2g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル) −S−トリアジン 0.15g FC−430(住友3M(株)製) 0.03g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 100ml 高分子化合物1 0.2g 高分子化合物1 従来知られている合成方法により、ベンジルメタクリレ
ート/4−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド/アク
リロニトリル/メチルメタクリレート/メタクリル酸=
30/20/30/15/5の割合で重合させ、以下の
ような高分子化合物1を得る。
【0047】
【化1】
【0048】(感光性平版印刷版試料の作成)上記支持
体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを図1に示す2
スリットのダイコーターを用いて下層が湿潤状態にある
うちに、上層をウェット−オン−ウェット方式で塗布
し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試料を作成し
た。
【0049】なお感光層の乾燥膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0050】実施例2 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のSn
2分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0051】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0052】 SnO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g SnO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.25μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml 実施例3 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のTi
2分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0053】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.2μmであった。
【0054】 TiO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g TiO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.15μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml 実施例4 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のSn
2分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0055】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0056】 SnO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g SnO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.1μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml 実施例5 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のAl2
3分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0057】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0058】 Al23分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g Al23(ZrO2、SiO2で表面処理:ZrをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.1μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml 比較例1 実施例1と同様の塗布を用い、上記支持体上に下層用塗
布液Bをダイコーターを用いて塗布し、80℃で乾燥さ
せ、一旦巻き取った後、上層用塗布液をAをダイコータ
ーを用いて塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷
版試料を作成した。なお感光層の乾燥膜厚は下層が0.
5μm、上層が0.3μmであった。
【0059】比較例2 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のTi
2分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0060】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0061】 TiO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g TiO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.4μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml 比較例3 実施例1において、TiO2分散液にかえて下記のSn
2分散液を用いた以外は実施例1と同様の塗布液を用
い、上記支持体上に下層用塗布液B、上層用塗布液Aを
図1に示す2スリットのダイコーターを用いて下層が湿
潤状態にあるうちに、上層をウェット−オン−ウェット
方式で塗布し、80℃で乾燥させ、感光性平版印刷版試
料を作成した。
【0062】なお感光層の感光膜厚は下層が0.5μ
m、上層が0.3μmであった。
【0063】 SnO2分散液(下記組成でダイノミルを用いて作成) 2.0g SnO2(AlO2、SiO2で表面処理:AlをTiO2に対し8重量% SiをTiO2に対し2重量%) 平均粒径:0.1μm) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36、重量平均分子量4000) 0.85g シクロヘキサノン/メチルエチルケトン=70/30 30ml (評価方法) =感度= 試料に感度測定用ステップタブレット(イーストマンコ
ダック社製No.2、濃度差0.15ずつ21段階のグ
レースケール)を密着して、4kWメタルハライドラン
プ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)を
光源として90cmの距離から露光した。次に、この試
料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈し
た現像液で27℃にて20秒間現像した。
【0064】上記ステップタブレットの3.0段が完全
にクリアになる露光時間をもって感度とした。
【0065】=耐刷力= 試料に感度測定用ステップタブレット(イーストマンコ
ダック社製No.2、濃度差0.15ずつ21段階のグ
レースケール)を密着して、4kWメタルハライドラン
プ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)を
光源として90cmの距離から露光した。次に、この試
料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈し
た現像液で27℃にて20秒間現像した。
【0066】得られた平版印刷版をハイデルベルグ
(株)製印刷機GROにかけ、コート紙、印刷インキ
(東洋インキ製造(株)製ニューブライト紅)及び湿し
水(コニカ製SEU−3;2.5%)を使用し印刷を行
い、印刷物の画像のベタ部に着肉不良が現れるか又は非
画線部にインキが着肉するまで印刷を続け、その時の印
刷枚数を数えた。
【0067】=ボールペン残り= 試料に荷重50gをかけてパイロット製油性ボールペン
を用いて描画する。その後、4kWメタルハライドラン
プ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)を
光源として90cmの距離から露光した。次に、この試
料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈し
た現像液で27℃にて20秒間現像した。ボールペンイ
ンキの残り具合を目視評価した。
【0068】 ○:完全にボールペンインキが残っていない △:所々ボールペンインキが残っている ×:完全にボールペンインキが残っている。
【0069】=ボールペンヤラレ= 試料に荷重50gをかけてパイロット製油性ボールペン
を用いて描画する。次に、この試料をSDR−1(コニ
カ製)現像液を水で6倍に希釈した現像液で27℃にて
20秒間現像した。ボールペンインキの描画部の感光層
のヤラレ具合を目視評価した。
【0070】 ○:感光層のダメージなし △:一部の感光層がなくなり砂目が露出 ×:感光層が完全になくなり砂目が露出。
【0071】耐薬品性の評価 得られた感光性平版印刷版を、光源として4kWメタル
ハライドランプ使用し、50%平網原稿を密着して、8
mW/cm2で60秒間照射することにより露光した。
この露光済みの感光性平版印刷版を、市販されている現
像液(SDR−1、コニカ(株)製、6倍に希釈、現像
時間20秒、現像温度27℃)で現像した。得られた平
版印刷版をウルトラプレートクリーナー(ABCケミカ
ル社製)に浸漬して、画像部が損傷され始める時間を評
価した。
【0072】塗布性の評価 塗布の状態を目視で判定した。
【0073】 ○:塗布すじの発生なし △:一部に塗布すじが発生 ×:多量に塗布すじが発生。
【0074】Ra,Rz,Rmaxの評価 Ra,Rz,Rmaxは小坂研究所製の三次元素粗さ計
(3FK)にて測定した(カットオフは0.25m
m)。なおRa,Rz,Rmax定義はJIS表面粗さ
(B0601)によった。
【0075】結果を下記表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ボールペン残り及びボ
ールペンヤラレが改善され、かつ良好な現像性、耐刷性
及び耐薬品性を有する感光性平版印刷版及びその製造方
法が提供される。また、特に、処理廃液の低減や処理の
迅速化のために感光層を薄膜化した場合において、上記
の効果が得られる感光性平版印刷版及びその製造方法が
提供される。更に、請求項1に係る発明によれば、支持
体上の塗設層の塗布性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の製造方法に使用される塗布装置の例
であるダイコーターの概略図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 下層 3 上層 4 ダイコーター 5 液溜まり部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、光、活性放射線又は電子線
    により酸又はラジカルを発生する化合物を含有する感光
    層を含む2層以上の塗設層を設ける感光性平版印刷版の
    製造方法であって、該塗設層うちの最上層に該最上層の
    乾燥膜厚より平均粒径が小さいフィラーを含有させ、該
    最上層の乾燥膜厚を0.5μm以下とし、かつ該最上層
    と、該最上層以外の上記塗設層の少なくとも1層をウェ
    ット−オン−ウェット方式で塗布することを特徴とする
    感光性平版印刷版の製造方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に、光、活性放射線又は電子線
    により酸又はラジカルを発生する化合物を含有する感光
    層を含む2層以上の層を有する感光性平版印刷版であっ
    て、上記2層以上の層のうちの最上層の平均表面粗さ
    (Ra)、10点平均粗さ(Rz)及び最大表面粗さ
    (Rmax)が、下記条件(a)及び(b)を満足する
    ことを特徴とする感光性平版印刷版。 (a)Rz/Ra≦8 (b)Rmax/Ra≦14
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6564712B2 (en) * 2000-06-19 2003-05-20 Kimoto Co., Ltd. Lithographic plate material
JP2004310076A (ja) * 2003-03-26 2004-11-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポジ型感光性樹脂組成物並びに半導体装置及び表示素子
JP2008158007A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Jsr Corp 2層積層膜およびこれを用いたパターン形成方法
JP2009282512A (ja) * 2008-04-23 2009-12-03 Mitsubishi Rayon Co Ltd 感光性樹脂組成物およびパターン形成方法
JP2018069602A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 共同印刷株式会社 筆記シート

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