JPH057420B2 - - Google Patents
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- JPH057420B2 JPH057420B2 JP60135348A JP13534885A JPH057420B2 JP H057420 B2 JPH057420 B2 JP H057420B2 JP 60135348 A JP60135348 A JP 60135348A JP 13534885 A JP13534885 A JP 13534885A JP H057420 B2 JPH057420 B2 JP H057420B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
り、更に詳しくは相溶性の乏しい熱可塑性樹脂を
第3成分の配合により相溶させ、両樹脂の欠点を
改良すると共に優れた機械的特性、優れた成形加
工性を有する成形品を与える熱可塑性樹脂組成物
を提供するにある。 (従来の技術) 従来、性質の異なる熱可塑性樹脂をブレンドす
ることにより、それぞれの熱可塑性樹脂がもつ欠
点を解決しようとする試みも多くなされている。
しかしながら、異種ポリマーは通常相溶性が乏し
いため均一に混合せず、いわゆる「海−島」構造
を形成し、この「海−島」の界面は極めて弱い。
このため得られる組成物はもろく、機械的強度、
衝撃強度が低下する。 (発明が解決しようとする問題点) ポリフエニレンエーテルは、機械的性質、電気
的性質、耐熱性が優れており、しかも寸法安定性
が良いなど、全般にわたつてバランスのとれた優
れた性質を備えているためにエンジニアリングプ
ラスチツクとして多くの用途に用いられている
が、成形加工性、耐衝撃強度および耐薬品性が劣
るという大きな欠点を有している。一方、耐薬品
性の優れたエンジニアリングプラスチツクとし
て、熱可塑性ポリエステル樹脂(たとえば、ポリ
エチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタ
レート等)やポリアミド樹脂(たとえば、ナイロ
ン6やナイロン66等)がある。前者の熱可塑性ポ
リエステル樹脂は高い融点と優れた機械的強度を
有しているが、加重下の熱変形温度が極めて低い
ため、成形材料としては通常ガラス繊維を大量に
配合して使用されている。しかるにガラス繊維で
強化された熱可塑性ポリエステル樹脂は成形品の
表面特性が悪く、かつ成形時にガラス樹脂の配向
が起こり、成形品の強度異方性が極めて大きく、
また成形品の収縮率異方性のため、成形品がソリ
変形を生ずるなどの欠点を有している。 ポリフエニレンエーテルおよび熱可塑性ポリエ
ステル樹脂が持つこれらの欠点を解消するため
に、両者を溶融混合する試みも特公昭51−21664
号公報に提案されている。しかしながら得られた
組成物は両者の分子構造に由来する性質(たとえ
ばSP値などで表わされる)が大きく異なるため、
典型的な非相溶の性質を示す。すなわち、機械的
性質は両者の値から期待されるものより大幅に低
下し、さらにこの組成物より得られる成型品は、
単独のものに比べて外観も悪くなる。 一方ポリフエニレンエーテルの流動性を改良す
ることを目的としてポリアミド樹脂を配合するこ
とが特公昭45−997号公報に提案されているが、
ポリフエニレンエーテルとポリアミドとは極めて
相溶性が悪く、得られた樹脂組成物は機械的性質
の低下が著しく、流動性改良以外に特徴のある性
質は得られていない。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は性質の異なる相溶性の乏しい熱可
塑性樹脂のブレンドにおいて、第3成分の配合に
より両者を相溶させ、両樹脂が有している優れた
性質を低下させることなく、両樹脂の欠点を改良
するべく鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂(たと
えば熱可塑性ポリエステル樹脂やポリアミド樹脂
など)とエポキシ基非含有のスチレン系樹脂およ
び/または該スチレン系樹脂と分子相溶性を有す
る熱可塑性樹脂に、第3成分としてエポキシ基含
有のスチレン系樹脂を配合することにより、系全
体の相溶性を改良し、更に低分子量炭化水素樹脂
を配合することにより、成形加工性が改良できる
と共に優れた性能を有する樹脂組成物が得られる
という非常に興味のある事実を見い出し、本発明
を完成するに到つた。すなわち本発明はポリエス
テルまたはポリアミドである融点150〜300℃の熱
可塑性樹脂(A)5〜95重量%、エポキシ基を含有す
るスチレン系樹脂(B)0.01〜50重量%、ゴム変性ポ
リスチレンまたは水素化スチレン・ブタジエンブ
ロツク共重合体であるエポキシ基非含有のスチレ
ン系樹脂(C)0〜90%、該スチレン系樹脂(C)と分子
相溶性を有するポリフエニレンエーテル(D)5〜90
重量%を合計100重量%とし、さらに前記(A)〜(D)
の合計量100重量%に対してクマロン−インデン
樹脂またはスチレンオリゴマーである低分子量炭
化水素樹脂(E)を0.01〜50重量%含有していること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。 本発明における熱可塑性樹脂(A)としては、末端
にカルボキシル基、水酸基およびアミノ基から選
ばれた極性基の少くとも1種を有する融点が150
〜300℃の熱可塑性樹脂であり、たとえばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリオキ
シエトキシベンゾエート、ポリエチレンナフタレ
ート、上記ポリエステル構成成分と他の酸成分お
よび/またはグリコール成分、たとえばイソフタ
ル酸、P−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、グルタール酸、ジフエニルメタンジカルボ
ン酸、ダイマー酸のような酸成分、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ビスフエノールA、ネオペンチ
ルグリコールアルキレンオキシド付加体のような
グリコール成分を共重合したポリエステル、芳香
族ポリエステル・ポリエーテルブロツク共重合
体、芳香族ポリエステル・ポリラクトンブロツク
共重合体、ポリアリレート等の広義のポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,
9、ナイロン6,10、ナイロン6,12、ナイロン
6/6,6、ポリキシリレンアジパミド、ポリヘ
キサメチレンテレフタラミド、ポリフエニレンフ
タラミド、ポリキシリレンアジパミド/ヘキサメ
チレンアジパミド、ポリエステルアミドエラスト
マー、ポリエーテルアミドエラストマー、ポリエ
ーテルエステルアミドエラストマー、ダイマー酸
共重合ポリアミドのようなポリアミドが例示さ
れ、単独または複数樹脂のブレンドもしくはそれ
らの共重合体等であつてもよい。特に融点が200
℃以上のものが耐熱性の点から好ましい。通常、
上記ポリエステル樹脂はフエノール/テトラクロ
ロエタン混合溶媒(6/4重量比)中30℃で測定
して求めた固有粘度が0.4以上であることが好ま
しく、更には0.5以上であることが特に好ましい。
また、ポリアミドは通常相対粘度(JIS K6810−
1970に準じ98%硫酸中で測定)が1.8以上である
ことが好ましく、更には20以上であることが特に
好ましい。 また、本発明におけるエポキシ基を含有するス
チレン系樹脂(B)としては、グリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレート、ビニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレートのグリシジル
エーテル、ポリアルキレングリコール(メタ)ア
クリレートのグリシジルエーテル、グリシジルイ
タコネートのようなエポキシ基含有共重合性不飽
和単量体を共重合またはグラフト共重合したポリ
スチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、スチレン・ブタジエン共重合体のようなスチ
レン含有重合体が例示される。エポキシ基含有共
重合性不飽和単量体の含有量は樹脂(B)に対し、通
常0.5〜30重量%であり、好ましくは1〜20重量
%である。 また、本発明におけるエポキシ基非含有のスチ
レン系樹脂(C)としては、ブタジエン系ゴム変性ポ
リスチレン、スチレンブタジエン系ゴム変性ポリ
スチレン、EPDM系ゴム変性ポリスチレン、な
どのゴム変性ポリスチレンまたは水素化スチレン
−ブタジエンブロツク共重合体である。 更に、本発明におけるポリフエニレンエーテル
(D)としては、スチレン系樹脂(C)と分子相溶性(分
子オーダーで相溶し、スチレン系樹脂(C)のTgを
変化させ単一Tgを与えるブレンド)を有する樹
脂であり、一般式 で示される構成単位を有する樹脂があげられる。 ここで、R1,R2,R3およびR4は水素、ハロゲ
ン、炭化水素基、置換炭化水素基、シアノ基、ア
ルコキシ基、フエノキシ基又はニトロ基であり、
nは重合度を示す。R1,R2,R3およびR4の具体
例としては水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、
エチル、プロピル、アリル、フエニル、ベンジ
ル、メチルベンジル、クロルメチル、ブロムメチ
ル、シアノエチル、シアノ、メトキシ、エトキ
シ、フエノキシ、ニトロなどの基があげられる。
具体的にはたとえば、ポリ−2,6−ジメチル−
1,4−フエニレンエーテル、ポリ−2,6−ジ
エチル−1,4−フエニレンエーテル、ポリ−
2,6−ジプロピル−1,4−フエニレンエーテ
ル、ポリ−2,6−ジメトキシ−1,4−フエニ
レンエーテル、ポリ−2,6−ジクロメチル−
1,4−フエニレンエーテル、ポリ−2,6−ジ
ブロムメチル−1,4−フエニレンエーテル、ポ
リ−2,6−ジフエニル−1,4−フエニレンエ
ーテル、ポリ−2,6−ジトリル−1,4−フエ
ニレンエーテル、ポリ−2,6−ジクロル−1,
4−フエニレンエーテルおよびポリ−2,5−ジ
メチル−1,4−フエニレンエーテル、ポリ−
2,6−ジベンジル−1,4−フエニレンエーテ
ルなどがあげられる。 好ましいポリフエニレンエーテル樹脂は一般式
におけるR1とR4がアルキル基、特に炭素数1〜
4のアルキル基を有するポリマーであり、nは通
常50以上が好ましい。 成分(C)および成分(D)はいずれか一方の成分ポリ
マーの存在下に他方の成分のモノマーを重合させ
たものでもよい。 さらに本発明において優れた成形加工性を得る
ために、低分子量炭化水素樹脂(E)を含有する必要
がある。 本発明における低分子量炭化水素樹脂(E)として
は、クマロン−インデン樹脂、ポリスチレン樹脂
オリゴマーである。 さらに本発明の組成物には成分(B)におけるエポ
キシ基と成分(A)との反応性を促進するか、もしく
はエポキシ基の開環により、成分(A)との親和性を
向上させるため触媒を使用することが好ましい。
成分(A)とエポキシ基との反応は無触媒でも効果が
認められるが、触媒を使用するとより反応が著し
く促進される。触媒としては、一般にアミン類、
リン化合物、炭素原子数10以上のモノカルボン酸
および/またはジカルボン酸の元素周期律表−
aまたは−a族の金属塩類等を配合するのが好
ましい。特に好ましくは、トリブチルホスフイン
やトリフエニルホスフイン等の3価のリン化合物
およびステアリン酸カルシウムやステアリン酸ナ
トリウム等のステアリン酸の金属塩類である。こ
れらの触媒の使用に際しては、単独でも2種類以
上を併用してもよい。また、上記触媒は一括して
入れても分割して入れてもその効果は変わらな
い。その配合量は特に限定はないが、成分(A)100
重量部に対し、通常3重量部以下であり、好まし
くは0.03〜2重量部である。 上記成分(A)、(B)、(C)、(D)および(E)の配合割合は
所望する物性、目的、コスト等によつて適宜変え
ることができるが、通常成分(A)、(B)、(C)および(D)
の合計量を100重量%とし、成分(A)が5〜95重量
%、好ましくは20〜80重量%、成分(B)が0.01〜50
重量%、好ましくは0.05〜30重量%、成分(C)が0
〜90重量%、好ましくは0〜75重量%および成分
(D)が5〜90重量%、好ましくは5〜80重量%、か
つ成分(C)と成分(D)との合計量が5重量%以上であ
り、さらに成分(E)が、成分(A)〜(D)の合計量100重
量%に対し、0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜
30重量%含有される。 成分(A)の添加量が過少の場合耐薬品性が低下す
るなどの欠点を生じ、また成分(C)および/または
(D)が過少の場合成形収縮が増加すると共に成形品
にヒケ、ソリを生じ表面特性が悪化する欠点を生
じる。また、成分(B)が過少のときは成分(A)と成分
(C)および/または成分(D)との相溶性が劣り物性が
低下する欠点を生じる。成分(E)が過多の場合、耐
熱性(熱変形温度)が低下する欠点を生じる。 本発明の組成物には、用途、目的等に応じて更
に成分(A)の結晶核剤たとえばタルク、マイカ、酸
化チタン、カーボンブラツク等や結晶化促進剤、
たとえば成分(A)がエチレンテレフタレート系ポリ
エステルノ場合、該ポリエステルと相溶性を有す
るポリオキシアルキレン系化合物、多価アルコー
ル誘導体、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属
塩、多価カルボン酸エステル、高分子量脂肪族ポ
リカルボン酸塩、多価アルコールエステル等を配
合してもよい。通常結晶核剤の配合量は組成物に
対し50重量%程度までであり、また結晶化促進剤
は組成物に対し10重量%程度までが好ましい。 また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐加水分解
性改良剤のような安定剤、可塑剤、滑剤、難燃
剤、難燃助剤、帯電防止剤、着色剤、導電性付与
剤、摺動性改良剤(固体潤滑剤、液体潤滑剤)、
多官能性架橋剤、耐衝撃性改良剤(たとえばTg
が0℃以下、好ましくは−20℃以下のゴム状物
質、更に好ましくは反応性基含有ゴム)、上記以
外の無機充填剤、繊維状強化剤(たとえば、ガラ
ス繊維、カーボン繊維、グラフアイト繊維、炭化
珪素繊維、窒化珪素繊維、窒化硼素繊維、チタン
酸カリウイスカー、耐熱性有機繊維)、導電性付
与剤(たとえば金属繊維、ポリアセチレン繊維、
金属粉、リン鉄、カーボンブラツク、有機導電ポ
リマー等)の添加剤を配合することもできる。無
機充填剤、無機繊維を配合するときはシランカツ
プラー、チタンカツプラー、ジルコアルミネート
系カツプラー等を併用してもよい。 更に、本発明の目的を損なわない程度および種
類の他の樹脂をブレンドすることもできる。 本発明の組成物の製造法としては、特に限定さ
れるものではなく任意の方法で行われる。たとえ
ば押出機、ロールミル、バンバリーミキサー等で
機械的に混練することに配合することもできる。
成分(A)と成分(B)を混練後他の成分を混練するよう
な多段混練であつてもよい。 本発明の組成物は各種成形部品やフイルム、板
のようなシート状物、繊維状物、管状物、容器等
の成形品の成形に広く利用できるほか、被覆剤、
接着剤、封止剤、他の樹脂の改質剤等として利用
することもできる。また、フイルム、繊維等に成
形し、更に延伸成形したり、二次成形品とするこ
ともできる。 (作用) 本発明の組成物は成分(B)の存在によつて成分(A)
が変性され、成分(A)と成分(C)および/または成分
(D)および成分(E)との相溶性が改善されて均一ブレ
ンドが得られ、優れた機械的特性を持つた成形品
を与えると共に、成分(A)の成形収縮が減少するこ
とからヒケ、ソリ等の問題を解決して表面特性の
優れた成形品を与えること、成分(C)および/また
は(D)の耐薬品性が改良できること、更には成分(E)
を含有することにより、優れた成形加工性を付与
すること等の特長を有する。 (実施例) 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明するが本発明はこれにより限定されるもので
はない。 なお、実施例中の%は重量基準である。 また、例中の各種測定は以下の方法によつた。 (1) 曲げ試験 ASTM−D790に準じて測定した。 (2) 熱変形温度 ASTM D−648に準じ、下記のようにして測
定した。 すなわち、長さ126mm、巾12.6mm、厚さ6.3mmの
試験片に18.6Kg/cm2の曲げ応力を加えた状態で試
験片を毎分2℃で昇温させ、たわみ量が0.254mm
に達した時の温度を求めた。 (3) 成形加工性 第1図に示すスネークフロー金型で流動長を測
定し、成形加工性の評価とした。 実施例1〜8−2、比較例1〜4 〔η〕が0.63のポリエチレンテレフタレートま
たは〔η〕が1.2のポリブチレンテレフタレート
粉末、エポキシ基含有スチレン系樹脂、エポキシ
基非含有のスチレン系樹脂、〔η〕が0.58(クロロ
ホルム中、30℃で測定)のポリ−2,6−ジメチ
ル−1,4−フエニレンエーテル、および第1表
に示す低分子量炭化水素樹脂の所定量をそれぞれ
ブレンダーで混合し、30mmφ2軸押出機(池貝鉄
工社PCM−30)を使用してシリンダー温度295℃
で混練押出し、ペレツトとした。得られたペレツ
トは120℃真空乾燥機で5時間乾燥後、射出成形
機(日精樹脂工業社、FS−75型)で成形品とし
た。この時のシリンダー温度は280℃で、金型温
度は70℃であつた。 その結果を第1表に示す。
り、更に詳しくは相溶性の乏しい熱可塑性樹脂を
第3成分の配合により相溶させ、両樹脂の欠点を
改良すると共に優れた機械的特性、優れた成形加
工性を有する成形品を与える熱可塑性樹脂組成物
を提供するにある。 (従来の技術) 従来、性質の異なる熱可塑性樹脂をブレンドす
ることにより、それぞれの熱可塑性樹脂がもつ欠
点を解決しようとする試みも多くなされている。
しかしながら、異種ポリマーは通常相溶性が乏し
いため均一に混合せず、いわゆる「海−島」構造
を形成し、この「海−島」の界面は極めて弱い。
このため得られる組成物はもろく、機械的強度、
衝撃強度が低下する。 (発明が解決しようとする問題点) ポリフエニレンエーテルは、機械的性質、電気
的性質、耐熱性が優れており、しかも寸法安定性
が良いなど、全般にわたつてバランスのとれた優
れた性質を備えているためにエンジニアリングプ
ラスチツクとして多くの用途に用いられている
が、成形加工性、耐衝撃強度および耐薬品性が劣
るという大きな欠点を有している。一方、耐薬品
性の優れたエンジニアリングプラスチツクとし
て、熱可塑性ポリエステル樹脂(たとえば、ポリ
エチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタ
レート等)やポリアミド樹脂(たとえば、ナイロ
ン6やナイロン66等)がある。前者の熱可塑性ポ
リエステル樹脂は高い融点と優れた機械的強度を
有しているが、加重下の熱変形温度が極めて低い
ため、成形材料としては通常ガラス繊維を大量に
配合して使用されている。しかるにガラス繊維で
強化された熱可塑性ポリエステル樹脂は成形品の
表面特性が悪く、かつ成形時にガラス樹脂の配向
が起こり、成形品の強度異方性が極めて大きく、
また成形品の収縮率異方性のため、成形品がソリ
変形を生ずるなどの欠点を有している。 ポリフエニレンエーテルおよび熱可塑性ポリエ
ステル樹脂が持つこれらの欠点を解消するため
に、両者を溶融混合する試みも特公昭51−21664
号公報に提案されている。しかしながら得られた
組成物は両者の分子構造に由来する性質(たとえ
ばSP値などで表わされる)が大きく異なるため、
典型的な非相溶の性質を示す。すなわち、機械的
性質は両者の値から期待されるものより大幅に低
下し、さらにこの組成物より得られる成型品は、
単独のものに比べて外観も悪くなる。 一方ポリフエニレンエーテルの流動性を改良す
ることを目的としてポリアミド樹脂を配合するこ
とが特公昭45−997号公報に提案されているが、
ポリフエニレンエーテルとポリアミドとは極めて
相溶性が悪く、得られた樹脂組成物は機械的性質
の低下が著しく、流動性改良以外に特徴のある性
質は得られていない。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は性質の異なる相溶性の乏しい熱可
塑性樹脂のブレンドにおいて、第3成分の配合に
より両者を相溶させ、両樹脂が有している優れた
性質を低下させることなく、両樹脂の欠点を改良
するべく鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂(たと
えば熱可塑性ポリエステル樹脂やポリアミド樹脂
など)とエポキシ基非含有のスチレン系樹脂およ
び/または該スチレン系樹脂と分子相溶性を有す
る熱可塑性樹脂に、第3成分としてエポキシ基含
有のスチレン系樹脂を配合することにより、系全
体の相溶性を改良し、更に低分子量炭化水素樹脂
を配合することにより、成形加工性が改良できる
と共に優れた性能を有する樹脂組成物が得られる
という非常に興味のある事実を見い出し、本発明
を完成するに到つた。すなわち本発明はポリエス
テルまたはポリアミドである融点150〜300℃の熱
可塑性樹脂(A)5〜95重量%、エポキシ基を含有す
るスチレン系樹脂(B)0.01〜50重量%、ゴム変性ポ
リスチレンまたは水素化スチレン・ブタジエンブ
ロツク共重合体であるエポキシ基非含有のスチレ
ン系樹脂(C)0〜90%、該スチレン系樹脂(C)と分子
相溶性を有するポリフエニレンエーテル(D)5〜90
重量%を合計100重量%とし、さらに前記(A)〜(D)
の合計量100重量%に対してクマロン−インデン
樹脂またはスチレンオリゴマーである低分子量炭
化水素樹脂(E)を0.01〜50重量%含有していること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。 本発明における熱可塑性樹脂(A)としては、末端
にカルボキシル基、水酸基およびアミノ基から選
ばれた極性基の少くとも1種を有する融点が150
〜300℃の熱可塑性樹脂であり、たとえばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリオキ
シエトキシベンゾエート、ポリエチレンナフタレ
ート、上記ポリエステル構成成分と他の酸成分お
よび/またはグリコール成分、たとえばイソフタ
ル酸、P−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、グルタール酸、ジフエニルメタンジカルボ
ン酸、ダイマー酸のような酸成分、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ビスフエノールA、ネオペンチ
ルグリコールアルキレンオキシド付加体のような
グリコール成分を共重合したポリエステル、芳香
族ポリエステル・ポリエーテルブロツク共重合
体、芳香族ポリエステル・ポリラクトンブロツク
共重合体、ポリアリレート等の広義のポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,
9、ナイロン6,10、ナイロン6,12、ナイロン
6/6,6、ポリキシリレンアジパミド、ポリヘ
キサメチレンテレフタラミド、ポリフエニレンフ
タラミド、ポリキシリレンアジパミド/ヘキサメ
チレンアジパミド、ポリエステルアミドエラスト
マー、ポリエーテルアミドエラストマー、ポリエ
ーテルエステルアミドエラストマー、ダイマー酸
共重合ポリアミドのようなポリアミドが例示さ
れ、単独または複数樹脂のブレンドもしくはそれ
らの共重合体等であつてもよい。特に融点が200
℃以上のものが耐熱性の点から好ましい。通常、
上記ポリエステル樹脂はフエノール/テトラクロ
ロエタン混合溶媒(6/4重量比)中30℃で測定
して求めた固有粘度が0.4以上であることが好ま
しく、更には0.5以上であることが特に好ましい。
また、ポリアミドは通常相対粘度(JIS K6810−
1970に準じ98%硫酸中で測定)が1.8以上である
ことが好ましく、更には20以上であることが特に
好ましい。 また、本発明におけるエポキシ基を含有するス
チレン系樹脂(B)としては、グリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレート、ビニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレートのグリシジル
エーテル、ポリアルキレングリコール(メタ)ア
クリレートのグリシジルエーテル、グリシジルイ
タコネートのようなエポキシ基含有共重合性不飽
和単量体を共重合またはグラフト共重合したポリ
スチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、スチレン・ブタジエン共重合体のようなスチ
レン含有重合体が例示される。エポキシ基含有共
重合性不飽和単量体の含有量は樹脂(B)に対し、通
常0.5〜30重量%であり、好ましくは1〜20重量
%である。 また、本発明におけるエポキシ基非含有のスチ
レン系樹脂(C)としては、ブタジエン系ゴム変性ポ
リスチレン、スチレンブタジエン系ゴム変性ポリ
スチレン、EPDM系ゴム変性ポリスチレン、な
どのゴム変性ポリスチレンまたは水素化スチレン
−ブタジエンブロツク共重合体である。 更に、本発明におけるポリフエニレンエーテル
(D)としては、スチレン系樹脂(C)と分子相溶性(分
子オーダーで相溶し、スチレン系樹脂(C)のTgを
変化させ単一Tgを与えるブレンド)を有する樹
脂であり、一般式 で示される構成単位を有する樹脂があげられる。 ここで、R1,R2,R3およびR4は水素、ハロゲ
ン、炭化水素基、置換炭化水素基、シアノ基、ア
ルコキシ基、フエノキシ基又はニトロ基であり、
nは重合度を示す。R1,R2,R3およびR4の具体
例としては水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、
エチル、プロピル、アリル、フエニル、ベンジ
ル、メチルベンジル、クロルメチル、ブロムメチ
ル、シアノエチル、シアノ、メトキシ、エトキ
シ、フエノキシ、ニトロなどの基があげられる。
具体的にはたとえば、ポリ−2,6−ジメチル−
1,4−フエニレンエーテル、ポリ−2,6−ジ
エチル−1,4−フエニレンエーテル、ポリ−
2,6−ジプロピル−1,4−フエニレンエーテ
ル、ポリ−2,6−ジメトキシ−1,4−フエニ
レンエーテル、ポリ−2,6−ジクロメチル−
1,4−フエニレンエーテル、ポリ−2,6−ジ
ブロムメチル−1,4−フエニレンエーテル、ポ
リ−2,6−ジフエニル−1,4−フエニレンエ
ーテル、ポリ−2,6−ジトリル−1,4−フエ
ニレンエーテル、ポリ−2,6−ジクロル−1,
4−フエニレンエーテルおよびポリ−2,5−ジ
メチル−1,4−フエニレンエーテル、ポリ−
2,6−ジベンジル−1,4−フエニレンエーテ
ルなどがあげられる。 好ましいポリフエニレンエーテル樹脂は一般式
におけるR1とR4がアルキル基、特に炭素数1〜
4のアルキル基を有するポリマーであり、nは通
常50以上が好ましい。 成分(C)および成分(D)はいずれか一方の成分ポリ
マーの存在下に他方の成分のモノマーを重合させ
たものでもよい。 さらに本発明において優れた成形加工性を得る
ために、低分子量炭化水素樹脂(E)を含有する必要
がある。 本発明における低分子量炭化水素樹脂(E)として
は、クマロン−インデン樹脂、ポリスチレン樹脂
オリゴマーである。 さらに本発明の組成物には成分(B)におけるエポ
キシ基と成分(A)との反応性を促進するか、もしく
はエポキシ基の開環により、成分(A)との親和性を
向上させるため触媒を使用することが好ましい。
成分(A)とエポキシ基との反応は無触媒でも効果が
認められるが、触媒を使用するとより反応が著し
く促進される。触媒としては、一般にアミン類、
リン化合物、炭素原子数10以上のモノカルボン酸
および/またはジカルボン酸の元素周期律表−
aまたは−a族の金属塩類等を配合するのが好
ましい。特に好ましくは、トリブチルホスフイン
やトリフエニルホスフイン等の3価のリン化合物
およびステアリン酸カルシウムやステアリン酸ナ
トリウム等のステアリン酸の金属塩類である。こ
れらの触媒の使用に際しては、単独でも2種類以
上を併用してもよい。また、上記触媒は一括して
入れても分割して入れてもその効果は変わらな
い。その配合量は特に限定はないが、成分(A)100
重量部に対し、通常3重量部以下であり、好まし
くは0.03〜2重量部である。 上記成分(A)、(B)、(C)、(D)および(E)の配合割合は
所望する物性、目的、コスト等によつて適宜変え
ることができるが、通常成分(A)、(B)、(C)および(D)
の合計量を100重量%とし、成分(A)が5〜95重量
%、好ましくは20〜80重量%、成分(B)が0.01〜50
重量%、好ましくは0.05〜30重量%、成分(C)が0
〜90重量%、好ましくは0〜75重量%および成分
(D)が5〜90重量%、好ましくは5〜80重量%、か
つ成分(C)と成分(D)との合計量が5重量%以上であ
り、さらに成分(E)が、成分(A)〜(D)の合計量100重
量%に対し、0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜
30重量%含有される。 成分(A)の添加量が過少の場合耐薬品性が低下す
るなどの欠点を生じ、また成分(C)および/または
(D)が過少の場合成形収縮が増加すると共に成形品
にヒケ、ソリを生じ表面特性が悪化する欠点を生
じる。また、成分(B)が過少のときは成分(A)と成分
(C)および/または成分(D)との相溶性が劣り物性が
低下する欠点を生じる。成分(E)が過多の場合、耐
熱性(熱変形温度)が低下する欠点を生じる。 本発明の組成物には、用途、目的等に応じて更
に成分(A)の結晶核剤たとえばタルク、マイカ、酸
化チタン、カーボンブラツク等や結晶化促進剤、
たとえば成分(A)がエチレンテレフタレート系ポリ
エステルノ場合、該ポリエステルと相溶性を有す
るポリオキシアルキレン系化合物、多価アルコー
ル誘導体、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属
塩、多価カルボン酸エステル、高分子量脂肪族ポ
リカルボン酸塩、多価アルコールエステル等を配
合してもよい。通常結晶核剤の配合量は組成物に
対し50重量%程度までであり、また結晶化促進剤
は組成物に対し10重量%程度までが好ましい。 また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐加水分解
性改良剤のような安定剤、可塑剤、滑剤、難燃
剤、難燃助剤、帯電防止剤、着色剤、導電性付与
剤、摺動性改良剤(固体潤滑剤、液体潤滑剤)、
多官能性架橋剤、耐衝撃性改良剤(たとえばTg
が0℃以下、好ましくは−20℃以下のゴム状物
質、更に好ましくは反応性基含有ゴム)、上記以
外の無機充填剤、繊維状強化剤(たとえば、ガラ
ス繊維、カーボン繊維、グラフアイト繊維、炭化
珪素繊維、窒化珪素繊維、窒化硼素繊維、チタン
酸カリウイスカー、耐熱性有機繊維)、導電性付
与剤(たとえば金属繊維、ポリアセチレン繊維、
金属粉、リン鉄、カーボンブラツク、有機導電ポ
リマー等)の添加剤を配合することもできる。無
機充填剤、無機繊維を配合するときはシランカツ
プラー、チタンカツプラー、ジルコアルミネート
系カツプラー等を併用してもよい。 更に、本発明の目的を損なわない程度および種
類の他の樹脂をブレンドすることもできる。 本発明の組成物の製造法としては、特に限定さ
れるものではなく任意の方法で行われる。たとえ
ば押出機、ロールミル、バンバリーミキサー等で
機械的に混練することに配合することもできる。
成分(A)と成分(B)を混練後他の成分を混練するよう
な多段混練であつてもよい。 本発明の組成物は各種成形部品やフイルム、板
のようなシート状物、繊維状物、管状物、容器等
の成形品の成形に広く利用できるほか、被覆剤、
接着剤、封止剤、他の樹脂の改質剤等として利用
することもできる。また、フイルム、繊維等に成
形し、更に延伸成形したり、二次成形品とするこ
ともできる。 (作用) 本発明の組成物は成分(B)の存在によつて成分(A)
が変性され、成分(A)と成分(C)および/または成分
(D)および成分(E)との相溶性が改善されて均一ブレ
ンドが得られ、優れた機械的特性を持つた成形品
を与えると共に、成分(A)の成形収縮が減少するこ
とからヒケ、ソリ等の問題を解決して表面特性の
優れた成形品を与えること、成分(C)および/また
は(D)の耐薬品性が改良できること、更には成分(E)
を含有することにより、優れた成形加工性を付与
すること等の特長を有する。 (実施例) 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明するが本発明はこれにより限定されるもので
はない。 なお、実施例中の%は重量基準である。 また、例中の各種測定は以下の方法によつた。 (1) 曲げ試験 ASTM−D790に準じて測定した。 (2) 熱変形温度 ASTM D−648に準じ、下記のようにして測
定した。 すなわち、長さ126mm、巾12.6mm、厚さ6.3mmの
試験片に18.6Kg/cm2の曲げ応力を加えた状態で試
験片を毎分2℃で昇温させ、たわみ量が0.254mm
に達した時の温度を求めた。 (3) 成形加工性 第1図に示すスネークフロー金型で流動長を測
定し、成形加工性の評価とした。 実施例1〜8−2、比較例1〜4 〔η〕が0.63のポリエチレンテレフタレートま
たは〔η〕が1.2のポリブチレンテレフタレート
粉末、エポキシ基含有スチレン系樹脂、エポキシ
基非含有のスチレン系樹脂、〔η〕が0.58(クロロ
ホルム中、30℃で測定)のポリ−2,6−ジメチ
ル−1,4−フエニレンエーテル、および第1表
に示す低分子量炭化水素樹脂の所定量をそれぞれ
ブレンダーで混合し、30mmφ2軸押出機(池貝鉄
工社PCM−30)を使用してシリンダー温度295℃
で混練押出し、ペレツトとした。得られたペレツ
トは120℃真空乾燥機で5時間乾燥後、射出成形
機(日精樹脂工業社、FS−75型)で成形品とし
た。この時のシリンダー温度は280℃で、金型温
度は70℃であつた。 その結果を第1表に示す。
【表】
第1表中
1) ポリエチレンテレフタレート
2) グリシジルメタクリレート10モル%共重合し
たスチレン共重合体
3) ハイインパクトポリスチレン
4) ポリ−2,6−ジメチルフエニレン−1,4−エー
テル
5) クロマン−インデン樹脂
6) 水素化スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体
7) グリシジルメタクリレート10モル%共重合し
たアクリロニトリル・スチレン共重合体
8) グリシジルメタクリレート5モル%共重合した
スチレン共重合体
9) グリシジルメタクリレート30モル%共重合し
たスチレン共重合体
10) ポリブチレンテレフタレート
第1表より明らかなようにエポキシ変性スチレ
ン樹脂および低分子量炭化水素樹脂を配合した本
発明の組成物は優れた曲げ強度を示し、更に高い
熱変形温度を保持したまま優れた成形加工性を有
していることが判る。なお、本組成物は優れた耐
薬品性を有する等の利点が認められた。 実施例10〜12、比較例5,6 実施例1におけるポリエステルを相対粘度2.7
のナイロン6に代え、シリンダー温度を260℃に
した以外は実施例1と同様にして成形し、成形品
の特性を評価した。その結果を第2表に示す。
1) ポリエチレンテレフタレート
2) グリシジルメタクリレート10モル%共重合し
たスチレン共重合体
3) ハイインパクトポリスチレン
4) ポリ−2,6−ジメチルフエニレン−1,4−エー
テル
5) クロマン−インデン樹脂
6) 水素化スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体
7) グリシジルメタクリレート10モル%共重合し
たアクリロニトリル・スチレン共重合体
8) グリシジルメタクリレート5モル%共重合した
スチレン共重合体
9) グリシジルメタクリレート30モル%共重合し
たスチレン共重合体
10) ポリブチレンテレフタレート
第1表より明らかなようにエポキシ変性スチレ
ン樹脂および低分子量炭化水素樹脂を配合した本
発明の組成物は優れた曲げ強度を示し、更に高い
熱変形温度を保持したまま優れた成形加工性を有
していることが判る。なお、本組成物は優れた耐
薬品性を有する等の利点が認められた。 実施例10〜12、比較例5,6 実施例1におけるポリエステルを相対粘度2.7
のナイロン6に代え、シリンダー温度を260℃に
した以外は実施例1と同様にして成形し、成形品
の特性を評価した。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
第2表より明らかなように本発明の組成物は優
れた曲げ強度を示し、更に高い熱変形温度を保持
したまま優れた成形加工性を有していることが判
る。なお、本組成物は優れた耐薬品性を有するこ
とも認められた。
れた曲げ強度を示し、更に高い熱変形温度を保持
したまま優れた成形加工性を有していることが判
る。なお、本組成物は優れた耐薬品性を有するこ
とも認められた。
第1図は流動性評価の際に用いた成形金型の説
明図であり、巾10mm、厚み2mmのスネークフロー
金型を示しており、Aはフイルムゲートである。
明図であり、巾10mm、厚み2mmのスネークフロー
金型を示しており、Aはフイルムゲートである。
Claims (1)
- 1 ポリエステルまたはポリアミドである融点
150〜300℃の熱可塑性樹脂(A)5〜95重量%、エポ
キシ基を含有するスチレン系樹脂(B)0.01〜50重量
%、ゴム変性ポリスチレンまたは水素化スチレン
−ブタジエンブロツク共重合体であるエポキシ基
非含有のスチレン系樹脂(C)0〜90%、該スチレン
系樹脂(C)と分子相溶性を有するポリフエニレンエ
ーテル(D)5〜90重量%を合計100重量%とし、さ
らに前記(A)〜(D)の合計量100重量%に対してクマ
ロン−インデン樹脂またはスチレンオリゴマーで
ある低分子量炭化水素樹脂(E)を0.01〜50重量%含
有していることを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13534885A JPS61293260A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13534885A JPS61293260A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61293260A JPS61293260A (ja) | 1986-12-24 |
| JPH057420B2 true JPH057420B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=15149662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13534885A Granted JPS61293260A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61293260A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04100809A (ja) * | 1990-08-17 | 1992-04-02 | Sanyo Chem Ind Ltd | 樹脂用相溶化剤および樹脂組成物 |
| US5834565A (en) * | 1996-11-12 | 1998-11-10 | General Electric Company | Curable polyphenylene ether-thermosetting resin composition and process |
| US6197898B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-03-06 | General Electric Company | Melt-mixing thermoplastic and epoxy resin above Tg or Tm of thermoplastic with curing agent |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60260649A (ja) * | 1984-06-08 | 1985-12-23 | Eng Plast Kk | 樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP13534885A patent/JPS61293260A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61293260A (ja) | 1986-12-24 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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