JPH0574633B2 - - Google Patents

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JPH0574633B2
JPH0574633B2 JP23979285A JP23979285A JPH0574633B2 JP H0574633 B2 JPH0574633 B2 JP H0574633B2 JP 23979285 A JP23979285 A JP 23979285A JP 23979285 A JP23979285 A JP 23979285A JP H0574633 B2 JPH0574633 B2 JP H0574633B2
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monomer
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polymerization
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water
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Tetsuji Sugii
Yutaka Moroishi
Ken Noda
Michio Satsuma
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Nitto Denko Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明はアクリル系の水分散型感圧接着剤組
成物に関する。 〔従来の技術〕 近年、アクリル系感圧性接着剤は、そのすぐれ
た接着特性ないし耐久性から、従来の天然ゴム
系、合成ゴム系の感圧性接着剤に代わつて広く普
及してきた。また、この種の接着剤の中でも、最
近では有機溶剤を使用しない水分散型のものが省
資源、環境衛生などの観点から研究開発されてい
る。 このような水分散型の接着剤は一般に乳化重合
法により調製されている。すなわち、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを必要に応じてアクリ
ル酸、スチレン、酢酸ビニルなどの改質用単量体
とともに水媒体中で乳化重合させることにより調
製されており、この方法で得られる室温で粘着性
を有するアクリル系ポリマーは、溶液重合で得ら
れるポリマーに較べて比較的大きな分子量を有す
るものとなるため、感圧性接着剤として比較的高
い凝集力が得られることが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかるに、上記従来のアクリル系の水分散型接
着剤は、これを高度の凝集力が望まれる用途に適
用する場合にはなお満足できるものとはいえず、
また接着箇所が比較的高温度下におかれるときに
は、凝集力が著しく低下し、ほとんど使用に供し
えなかつた。そこで、この種の接着剤の凝集力を
さらに向上させるために、乳化重合後の重合体エ
マルジヨンに有機溶剤タイプにおけるのと同様の
外部架橋剤、たとえばメラミン化合物、エポキシ
化合物、金属塩などを配合する試みがなされてき
た。 ところが、このような改良手段では、架橋剤の
種類ないし使用量の選択に煩わしさがあり、また
架橋のための熱エネルギーも無視できないなど生
産性の面での問題があるうえに、一般に架橋が不
均一となつて架橋の程度に較べて凝集力がそれほ
ど大きくならず、また仮に凝集力を大きくできた
としてもこれに伴つて接着力の低下がみられ、結
局高接着力でかつ高凝集力を有するような感圧性
接着剤組成物を得ることは難しかつた。 さらに、上記の如き手段にて凝集力を大きくし
た場合、接着力の低下とは別に接着剤としての耐
反発生に劣つたものとなるという問題もあつた。
すなわち、たとえば曲面を持つた被着体に金属板
やプラスチツク板などを屈曲状態に接着させる用
途などにあつては、屈曲された金属板やプラスチ
ツク板に復元力が働くため、この復元力に抗しう
るような耐反発性にすぐれたものであることが要
求され、この耐反発性は接着力と凝集力とのバラ
ンス特性にて表されるものであるが、このような
耐反発性を高度に満足させることはできなかつた
のである。 このように、前記従来のアクリル系の水分散型
接着剤では、接着力とともに凝集力を高度に満足
し、しかも耐反発性にすぐれたものを得にくいと
いう問題があつた。その上、この種の接着剤は、
乳化重合時に重合体粒子の安定化のために乳化剤
を使用しているため、この乳化剤が接着剤組成物
中に混入し、その結果耐湿、耐水性に乏しいもの
となつて接着特性に悪影響をおよぼす問題をも有
していた。 したがつて、この発明は、上記接着特性低下の
原因となる乳化剤を一切含まない水分散型感圧性
接着剤組成物であつて、かつ外部架橋剤をあえて
配合しなくても高接着力と高凝集力とを発揮し、
その上耐反発性にすぐれたアクリル系の水分散型
感圧性接着剤組成物を提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明者らは、上記の目的を達成するために
鋭意検討した結果、従来の乳化重合の代わりに、
特定の重合開始剤を用いることによつて乳化剤の
使用を排除した水媒体中での二段階重合を採用
し、第一段目の重合としてその一部成分が自己架
橋性単量体である特定のアクリル系単量体混合物
を用いて重合体粒子のゲル分率が特定範囲となる
ような重合体エマルジヨンを生成し、これにさら
に特定のアクリル系単量体を加えて第二段目の重
合を行わせるようにしたときには、乳化剤を含ま
ないため耐湿,耐水性にすぐれ、しかも外部架橋
剤を配合しなくても高接着力でかつ高凝集力を発
揮し、その上耐反発性にすぐれたアクリル系の水
分散型感圧性接着剤組成物が得られるものである
ことを知り、この発明を完成するに至つた。 すなわち、この発明は、アルキル基の炭素数が
1〜14個の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
単独またはこのエステルとこれと共重合可能な分
子内に官能基を有しない不飽和単量体とからなる
そのホモポリマーまたはコポリマーが感圧接着性
を示すガラス転移点が250°K以下となりうる主単
量体に、自己架橋性単量体としてN−メチロール
基またはN−アルコキシメチル基含有の不飽和単
量体を加えてなる単量体混合物を、水媒体中過硫
酸塩の存在下が乳化剤を用いることなく重合させ
て得られるゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子
を含む重合体エマルジヨンに、アルキル基の炭素
数が1〜14個の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル単独またはこのエステルとこれと共重合可能
な不飽和単量体とからなるそのホモポリマーまた
はコポリマーが感圧接着性を示すガラス転移点が
250°K以下となりうる後重合用単量体を加えて重
合させて得られる重合体エマルジヨンをベースと
した水分散型感圧性接着剤組成物に係るものであ
る。 このように、この発明においては、水媒体中で
の重合を重合開始剤として特に過硫酸塩を用いる
ことによつて乳化剤を使用しないで行うようにし
たもので、上記の過硫酸塩はその分解によつてイ
オン性末端基を生成し、これが重合安定性とさら
に重合後のエマルジヨンの安定性に大きく寄与す
るものである。したがつて、この方法にて得られ
る重合体エマルジヨンをベースとする感圧性接着
剤組成物は、乳化剤を含まないために耐湿、耐水
性にすぐれたものとなるとともに、乳化剤を用い
た従来のこの種組成物に比し遜色のないエマルジ
ヨンの安定性に非常にすぐれたものとなる。 また、この発明では、上記の如き水媒体中での
重合を二段階に分け、第一段目の重合用単量体と
して前記特定の自己架橋性単量体を含むアクリル
系単量体混合物を用いることによつて、ゲル分率
が規制された特定の重合体粒子を含むエマルジヨ
ンを生成し、これにさらに第二段目の感圧接着性
にすぐれるアクリル系単量体を加えて後重合させ
るようにしているから、つまりこの方法にて生成
する重合体粒子はその内部が架橋構造を有してか
つその周囲部分としてアクリル系の感圧接着性ポ
リマーが生成した構造を有するものと推定され、
かかる粒子構造によりこの粒子を構成するポリマ
ー全体のゲル分率が特定範囲に規制されているこ
とにより、この重合体粒子を含むエマルジヨンを
ベースとした接着剤組成物は、これに外部架橋剤
をあえて配合しなくても高接着力でかつ高凝集力
を発揮し、その上耐反発生に非常にすぐれたもの
となるのである。 なお、この明細書における重合体粒子のゲル分
率とは、重合体粒子を構成するポリマーがどの程
度架橋結合に関与しているかどうかを示す指標と
なるものであり、これは上記ポリマーの溶剤不溶
分(重量%)を測定することにより表される。具
体的には、重合体粒子を含むエマルジヨンからポ
リマー被膜を形成し、これを溶剤中に浸漬して架
橋結合に関与しないポリマーを溶出させ、残存す
る溶剤不溶分を測定することにより、実測され
る。この測定は後記の実施例にて示されるとおり
である。 なおまた、この明細書において、(メタ)アク
リル酸とあるはアクリル酸および/またはメタク
リル酸を、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
とあるはアクリル酸アルキルエステルおよび/ま
たはメタクリル酸アルキルエステルを、(メタ)
アクリレートとあるはアクリレートおよび/また
はメタクリレートを、それぞれ意味する。 〔発明の構成・作用〕 この発明においては、まず第一段目の重合用単
量体を用いて、これを水媒体中過硫酸塩の存在下
で乳化剤を用いることなく重合させることによ
り、ゲル分率が特定範囲に規制された重合体粒子
を含む重合体エマルジヨンを生成する。 上記の重合用単量体は、アルキル基の炭素数が
1〜14個の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
単独またはこのエステルとこれと共重合可能な分
子内に官能基を有しない不飽和単量体とからなる
主単量体に、自己架橋性単量体としてN−メチロ
ール基またはN−アルコキシメチル基含有の不飽
和単量体を加えてなる単量体混合物が用いられ
る。 主単量体としての(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとしては、接着特性の観点から、アルキ
ル基の炭素数が1〜14個のものが用いられ、特に
好適な例としては、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸イソノニル、アクリル酸イソデシル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸ラウリルなどが挙げられる。また、共重合可
能な分子内に可能基を有しない不飽和単量体とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
酢酸ビニル、スチレンまたはその誘導体などが挙
げられ、これら単量体は重合体粒子を構成するポ
リマーの凝集力を高める成分として主に寄与する
ものである。 このような(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル単独またはこれと上記共重合可能な不飽和単量
体とからなる主単量体は、そのホモポリマーまた
はコポリマーが感圧接着性を示すようなガラス転
移点が250℃K以下となるような組成とされてい
ることが必要である。このような組成とされてい
ることにより、高凝集力であるとともに高接着力
である接着剤組成物の調製が可能となる。このた
めにも、上記共重合可能な不飽和単量体は(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルに対して少量に
抑えられているのがよく、一般には主単量体と自
己架橋性単量体とからなる単量体混合物中上記共
重合可能な不飽和単量体が通常10重量%以下であ
るのがよい。 この主単量体と併用する自己架橋性単量体は、
重合体粒子を適当なゲル分率を有するものとする
ために必要不可欠な成分であり、N−メチロール
基またはN−アルコキシメル基含有の不飽和単量
体を使用する。これら単量体の使用量は、単量体
混合物中1〜10重量%の範囲内で、その種類に応
じてまた重合体粒子の所望ゲル分率に応じて適宜
決定する。この使用量が少なすぎると重合体粒子
のゲル分率を所望範囲に設定できず、また逆に多
くなりすぎると重合体粒子のゲル分率が高くなり
すぎて接着力および耐反発性の面で難点が生じ
る。 N−メチロール基またはN−アルコキシメチル
基含有の不飽和単量体の具体例としては、N−メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルア
ミド、N−n−ブトキシメチルメタクリルアミド
などが挙げられる。N−アルコキシメチル基のア
ルコキシ基の炭素数としては、通常5個程度まで
のものが反応性の面で望ましい。 第一段目の重合は、通常水に重合開始剤として
の過硫酸塩を添加溶解し、これを60〜90℃の温度
に加温しておき、この水媒体中に攪拌下前記の単
量体混合物を所定の滴下速度で滴下し、上記温度
に保ちながら所定時間反応させればよい。 ここで使用する過硫酸塩としては、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウムな
どがある。この過硫酸塩は、重合開始剤としての
働きを有して生成ポリマーの分子量やさらにゲル
分率に影響を与えるとともに、その分解により生
成するイオン性末端基が水媒体中での重合安定性
および重合後のエマルジヨンの安定性に寄与する
ものである。また、この過硫酸塩は、通常この後
の工程に係る第二段目の重合を行う際の重合開始
剤としての働きや重合安定性、エマルジヨンの安
定性にも関与するものである。 したがつて、上記過硫酸塩の使用量は、上述の
観点から、つまり生成ポリマーの分子量、ゲル分
率および上記安定性の観点から、適宜の範囲に設
定することが望ましい。一般には、第一段目の重
合に用いる前記単量体混合物100重量部に対して、
過硫酸塩が0.1〜5重量部となるような割合とす
るのがよい。 このようにして得られる重合体エマルジヨン
は、これに含まれる重合体粒子のゲル分率が20〜
60重量%の範囲に設定されていることが肝要であ
る。この設定は、主として前記自己架橋性単量体
の種類や量を調節することにより、またこれに加
えて上述した過硫酸塩の使用量や重合条件を適宜
選択することにより、容易に行えるものである。 重合体粒子のゲル分率を上記範囲内に設定する
ことにより、はじめて高接着力でかつ高凝集力を
有し、しかも耐反発性にすぐれた接着剤組成物が
得られるのであり、このゲル分率が20重量%未満
では凝集力が低下し、また60重量%を超えてしま
うと接着力の低下をきたすうえに、耐反発性にす
ぐれた接着剤組成物を得ることが難しくなる。 なお、この第一段目の重合にて得られる重合体
エマルジヨンの固型分濃度、つまり重合体粒子の
濃度は特に限定されないものであるが、第二段目
の重合用単量体の使用量を勘案して、第一段およ
び第二段目の重合安定性、エマルジヨンの安定性
を確保しうるように、一般には20〜50重量%程度
となるように調整されているのがよい。 この発明においては、上記の如くして得られる
ゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子を含む重合
体エマルジヨンに、さらに後重合用単量体を加え
て第二段目の重合を行うことにより、適当に架橋
された構造の重合体粒子を含む重合体エマルジヨ
ンを生成する。 上記の後重合用単量体は、アルキル基の炭素数
が1〜14個の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル単独またはこのエステルとこれと共重合可能な
不飽和単量体とからなるものである。(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとしては、前記第一段
目のものと同様の単量体が用いられる。また、こ
れと共重合可能な不飽和単量体としては、(メタ)
アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン
酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン、酢酸ビニルなどが挙げられる。 このような後重合用単量体は、前記第一段目の
主単量体の場合と同様にそのホモポリマーまたは
コポリマーが感圧接着性を示すようなガラス転移
点が250°K以下となるような組成とされている必
要があり、上記ガラス転移点より高いポリマーを
与えるものでは接着力の面で問題を生じやすい。
したがつて、前記(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとともにこれと共重合可能な不飽和単量体
を用いる場合でも、後者の単量体の使用量は後重
合用単量体中10重量%以下となる範囲内で、上記
ガラス転移点を満足するような使用割合とすべき
である。 この後重合用単量体の使用量は、第一段目の重
合に用いた単量体混合物の組成やこの混合物から
構成される重合体粒子のゲル分率などに応じて、
また最終固型分濃度が適当な割合となるように、
適宜決められるものであり、通常は上記第一段目
の単量体混合物100重量部に対して後重合用単量
体が10〜500重量部となるような割合とするのが
よい。 第二段目の重合は、上記の後重合用単量体を第
一段目で生成した重合体エマルジヨン中に攪拌下
所定の滴下速度で滴下する方法で行われる。この
際の重合温度は第一段目の場合と同様に60〜90℃
の範囲とすればよい。なお、この第二段目の重合
に際して、重合開始剤としての過硫酸塩はあえて
添加しなくてもよい。しかし、特に望むなら添加
してもよいものである。 このようにして得られる重合体エマルジヨン
は、これに含まれる適度な架橋構造を有する重合
体粒子の濃度、つまり固型分濃度が、エマルジヨ
ンの安定性、粘度特性などの観点から、一般に50
〜70重量%の範囲に設定されているのが望まし
い。 この発明の水分散型感圧性接着剤組成物は、上
記第二段目の重合にて得られる重合体エマルジヨ
ンをベースとするものであり、この組成物には必
要に応じて着色剤、充てん剤、老化防止剤、粘着
付与剤などの従来公知の添加剤を適宜配合するこ
とができる。その配合量は通常の量でよい。ま
た、上記組成物はこれ単独で高接着力でかつ高凝
集力を発揮するが、凝集力のさらに一層の増大を
望むならこの発明の特徴を損なわない範囲内で従
来公知の各種外部架橋剤を配合しても差し支えな
い。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の水分散型感圧性接着
剤組成物は、乳化剤を含まないため乳化剤に起因
した耐湿、耐水性の低下に基づく接着特性の劣化
がみられず、しかも外部架橋剤をあえて配合しな
くても高接着力でかつ高凝集力を発揮し、特に高
温下での凝集力の低下がみられず、その上耐反発
性に非常にすぐれたものであるという特徴を有し
ており、一般の感圧性接着テープ、シート、ラベ
ル類などの用途のほか、耐反発性が特に要求され
る用途に対しても非常に有用である。 〔実施例〕 以下に、この発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。なお、以下において部とあるは重
量部を、%とあるは重量%を、それぞれ意味す
る。また、接着力、凝集力、耐反発性およびゲル
分率は、下記の方法にて測定したものである。 <接着力> 25μm厚のポリエステルフイルムの両面に感圧
性接着剤組成物を乾燥後の厚みが片面50μmとな
るように塗布し、100℃で3分間乾燥して両面接
着テープをつくり、JIS Z−1528により180度引
き剥がし接着力(g/20mm幅)を測定した。 <凝集力> 接着力試験と同様の両面接着テープをつくり、
これを2枚のベークライト板に25mm×25mmの接着
面積で貼り合わせ、40℃および80℃で1Kgの荷重
をかけてベークライト板が落下するまでの時間
(分)を測定した。 <耐反発性> 0.3mm厚のアルミニウム板の片面に感圧性接着
剤組成物を乾燥後の厚みが50μmとなるように塗
布し、100℃で3分間乾燥したのち、10mm×80mm
の大きさに切断して試験片をつくり、この試験片
を50mm径のアルミニウム製円柱に屈曲して貼りつ
け、その後40℃で24時間保存したときに、試験片
が円柱から浮き上がつた距離(mm)を測定した。 <ゲル分率> 25μm厚のポリエステルフイルムの片面に重合
体エマルジヨンを乾燥後の厚みが50μmとなるよ
うに塗布し、100℃で3分間乾燥したのち、50mm
×50mmの大きさに切断して試験片をつくり、この
試験片を加熱アセトン中に24時間浸漬して、下記
の方法にてゲル分率を求めた。 ゲル分率(%)=At−P/Ao−P×100 At;試験片の浸漬後の乾燥重量 Ao;試験片の浸漬前の重量 P;試験片を構成するポリエステルフイルムの
重量 実施例 1 温度計、攪拌器、窒素導入管および還流冷却管
を備えた500mlの反応器内に、過硫酸カリウム0.5
部を溶解してなる蒸留水100部を投入し、窒素気
流下で80℃に加温したのち、アクリル酸n−ブチ
ル44部とアクリル酸2−エチルヘキシル53部とか
らなる主単量体(コポリマーのガラス転移点
210°K)にN−n−ブトキシメチルメタクリルア
ミド3部を加えてなる単量体混合物を、上記温度
を保ちながら5時間かけて連続的に滴下し、滴下
後さらに80°に2時間保持して、第一段目の重合
体エマルジヨンを得た。このエマルジヨンに含ま
れる重合体粒子のゲル分率は27.5%であつた。 つぎに、上記の重合体エマルジヨンに、これを
窒素気流下て80°に加温したのち、アクリル酸n
−ブチル21部、アクリル酸2−エチルヘキシル27
部およびメタクリル酸1.5部からなる後重合用単
量体(コポリマーのガラス転移点213°K)を、上
記温度を保ちながら3時間かけて連続的に滴下、
滴下後さらに80℃に2時間保持して、第二段目の
重合を行つた。 このようにして得られた重合体エマルジヨンの
固型分濃度は59.8%であり、このエマルジヨンを
そのままこの発明の水分散型感圧性接着剤組成物
とした。 比較例 1 第一段目の単量体混合物のうちN−n−ブトキ
シメチルメタクリルアミドの使用を省いた以外
は、実施例1と全く同様にして水分散型感圧性接
着剤組成物を得た。なお、第一段目の重合にて得
られたエマルジヨンの重合体粒子のゲル分率は0
%であつた。 比較例 2 第一段目の単量体混合物として、アクリル酸n
−ブチル45.8部とアクリル酸2−エチルヘキシル
54部とからなる主単量体にN−n−ブトキシメチ
ルメタクリルアミド0.2部を加えてなるものを用
いた以外は、実施例1と全く同様にして水分散型
感圧性接着剤組成物を得た。なお、第一段目の重
合にて得られたエマルジヨンの重合体粒子のゲル
分率は11.5%であつた。 比較例 3 第一段目の単量体混合物として、アクリル酸n
−ブチル42部とアクリル酸2−エチルヘキシル43
部とからなる主単量体にN−n−ブトキシメチル
メタクリルアミド15部を加えてなるものを用いた
以外は、実施例1と全く同様にして水分散型感圧
性接着剤組成物を得た。なお、第一段目の重合に
て得られたエマルジヨンの重合体粒子ゲル分率は
70.5%であつた。 実施例 2〜6 第一段目の単量体混合物として、下記の第1表
に示されるものを用いた以外は、実施例1と全く
同様にして第一段目の重合体エマルジヨンを得
た。このエマルジヨンに含まれる重合体粒子のゲ
ル分率は第1表に併記されるとおりであつた。な
お、第1表中、Aは主単量体、Bは自己架橋性単
量体であり、またガラス転移点は主単量体からな
るコポリマーのガラス転移点を意味するものであ
る。
【表】 つぎに、上記第一段目の重合体エマルジヨンに
対して、下記の第2表に示される後重合用単量体
を用いるようにした以外は、実施例1と同様にし
て第二段目の重合体エマルジヨンを得た。このエ
マルジヨンをそのままこの発明の水分散型感圧性
接着剤組成物とした。なお、第二段目の重合体エ
マルジヨンにおける固型分濃度は、第2表に併記
されるとおりであつた。また、第2表中のガラス
転移点は後重合用単量体からなるコポリマーのガ
ラス転移点を意味するものである。
【表】 以上の実施例1〜6および比較例1〜3の各接
着剤組成物の接着力、凝集力および耐反発性を調
べた結果は、下記の第3表に示されるとおりであ
つた。
【表】 上記から結果から明らかなように、この発明の
水分散型感圧性接着剤組成物は、高接着力でかつ
高凝集力を有し、この上耐反発性に非常にすぐれ
たものであり、乳化剤を含まないため耐湿、耐水
性にすぐれることと相俟つて実用価値の極めて高
い接着剤組成物であることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルキル基の炭素数が1〜14個の(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステル単独またはこのエステ
    ルとこれと共重合可能な分子中に官能基を有しな
    い不飽和単量体とからなるそのホモポリマーまた
    はコポリマーが感圧接着性を示すガラス転移点が
    250°K以下となりうる主単量体に、自己架橋性単
    量体としてN−メチロール基またはN−アルコキ
    シメチル基含有の不飽和単量体を加えてなる単量
    体混合物を、水媒体中過硫酸塩の存在下が乳化剤
    を用いることなく重合させて得られるゲル分率が
    20〜60重量%の重合体粒子を含む重合体エマルジ
    ヨンに、アルキル基の炭素数が1〜14個の(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル単独またはこの
    エステルとこれと共重合可能な不飽和単量体とか
    らなるそのホモポリマーまたはコポリマーが感圧
    接着性を示すガラス転移点が250°K以下となりう
    る後重合用単量体を加えて重合させて得られる重
    合体エマルジヨンをベースとした水分散型感圧性
    接着剤組成物。 2 ゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子を含む
    重合体エマルジヨンを得るための単量体混合物に
    おいて、自己架橋性単量体が上記混合物中1〜10
    重量%である特許請求の範囲第1項記載の水分散
    型感圧性接着剤組成物。 3 ゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子を含む
    重合体エマルジヨンを得るための単量体混合物
    100重量部に対して過硫酸塩が0.1〜5重量部であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の水分
    散型感圧性接着剤組成物。 4 ゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子を含む
    重合体エマルジヨンを得るための単量体混合物
    100重量部に対して後重合用単量体が10〜500重量
    部である特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに
    記載の水分散型感圧性接着剤組成物。 5 ゲル分率が20〜60重量%の重合体粒子を含む
    重合体エマルジヨンを得るための重合温度が60〜
    90℃である特許請求の範囲第1〜4項のいずれか
    に記載の水分散型感圧性接着剤組成物。 6 後重合用単量体を加えて重合させて得られる
    重合体エマルジヨンにおいて、その固型分濃度が
    上記エマルジヨン中50〜70重量%である特許請求
    の範囲第1〜5項のいずれかに記載の水分散型感
    圧性接着剤組成物。
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