JPH0575744U - エレクトロクロミックディスプレイ装置 - Google Patents
エレクトロクロミックディスプレイ装置Info
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- JPH0575744U JPH0575744U JP2194992U JP2194992U JPH0575744U JP H0575744 U JPH0575744 U JP H0575744U JP 2194992 U JP2194992 U JP 2194992U JP 2194992 U JP2194992 U JP 2194992U JP H0575744 U JPH0575744 U JP H0575744U
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- electrolytic solution
- sealing material
- pipe
- sealed
- electrolyte
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 封止構造を密封される電解液の種別に影響さ
れることのない確実なものとする。 【構成】 シール材6に電解液4を注入するための熱可
塑性樹脂からなるパイプ7をあらかじめ貫通固定し、シ
ール材6で囲繞された2枚の基板1,1間にパイプ7を
介して電解液4を注入した後にこの熱可塑性樹脂のパイ
プ7を熱融着することによって、セルの封止を行なう。
このとき、シール材6が硬化した後に電解液4が触れる
ので、たとえ電解液4が非水溶液系であっても接着剤6
が溶出したり、電解液4が漏洩する虞もない。
れることのない確実なものとする。 【構成】 シール材6に電解液4を注入するための熱可
塑性樹脂からなるパイプ7をあらかじめ貫通固定し、シ
ール材6で囲繞された2枚の基板1,1間にパイプ7を
介して電解液4を注入した後にこの熱可塑性樹脂のパイ
プ7を熱融着することによって、セルの封止を行なう。
このとき、シール材6が硬化した後に電解液4が触れる
ので、たとえ電解液4が非水溶液系であっても接着剤6
が溶出したり、電解液4が漏洩する虞もない。
Description
【0001】
本考案はエレクトロクロミックディスプレイ(以下、ECDと言う)装置に関 する。更に詳述すると、本考案は、ECD装置の封止構造の改良に関する。
【0002】
ECD装置は、通常図2に示すように、透明電極103,104とエレクトロ クロミック材(以下、EC材と言う)105,106とを成膜した2枚の透明基 板101,102を向い合せ、それらの間に環状のシール材107を充填して背 景材108と電解質109を封入する空間を形成するセル構造とされている。シ ール材107はあらかじめ一部が切り欠かれており、その切欠き部分から電解質 109を注入した後封止材110で密閉するように設けられている。
【0003】 電解質109としては、一般に水溶液系、有機溶媒を用いた非水溶液系及び固 体電解質系がある。この中で、非水溶液系の電解液を使用する場合、セル内への 電解液注入後の封止に接着剤を直接使用することは極めて困難である。硬化前の 接着剤が有機溶媒と接触すると、接着剤の硬化が阻害されたり、たとえ硬化し得 ても接着剤が溶出してしまいセルの信頼性が低下するからである。
【0004】 このため、非水溶液系電解質を使用する従来のECD装置における封止材11 0としては、特公平3-61169 号や特公平3-61171 号に示すように、低融点ガラス や半田などが使用されている。
【0005】
しかしながら、低融点といえども溶けたガラスや半田の使用は高温であり、作 業者の火傷などの危険を伴うばかりでなく、温度差に因る透明基板101,10 2の割れを伴う虞がある。また、低融点ガラスや半田は高温であるため、電解液 109と接触すると気泡を発生させる可能性があり、ECD装置の表示品位の低 下に繋がる問題がある。更に、半田を封止材110として使用する場合、電解液 109と直接接触することにより半田が腐蝕し、セル中の電解液109の抜けが 生じる虞がある。
【0006】 本考案は、密封される電解液の種別に影響されることのない確実な封止構造の ECD装置を提供することを目的とする。
【0007】
かかる目的を達成するため、本考案は、シール材で封止された2枚の電極間に 少なくとも電解液とエレクトロクロミック膜とを封入してなるECD装置におい て、シール材には電解液を注入するための熱可塑性樹脂からなるパイプを貫通固 定させ、このパイプをヒートシールすることによって電解液を密封するようにし ている。
【0008】
したがって、シール材を貫通する注入用パイプから電解液をセル内に注入した 後、注入用パイプをヒートシール等によって加熱溶着させることによって封止す る。シール材は硬化した後に電解液と触れるので、たとえ電解液が非水溶液系で あっても接着剤が溶出することがない。
【0009】
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1に本考案のECD装置の一実施例を示す。該図において、1は基板、2は 透明電極(ITO)、3はEC材の膜、4は電解液、5はろ紙等から成る背景板 、6はシール材、7は注入用パイプである。
【0011】 基板1の少なくともいずれか一方はガラスやプラスチック等の透明基板が一般 に使用され、内部のEC材が構成する表示意匠を外部から透視できるように配慮 されている。この基板1の上には透明電極2が公知の導電膜材料例えば酸化錫や 酸化インジウム等によって表示しようとする意匠に対応する位置及び形状でそれ ぞれ形成されている。更に、透明電極2の上にはEC材3が成膜されて所望の表 示意匠を構成するように設けられている。
【0012】 EC材3としては、通常、WO3 系、混合原子価錯体系の無機材料系あるいは ビオロゲン系、テトラチアフルバレン系、スチリル系、アントラキノンリピラゾ リン系、ランタノイド・ジフタロシアニン系、導電性高分子系等の公知の有機材 料系、更に、4.4'- ビピリジン、0-フェナントロリンなどの有機物質とFe、R uなどの金属イオンとにより形成される有機金属錯体系EC材が挙げられ、金属 フタロシアニン誘導体、プルシアンブルー(PB)、酸化タングステン、金属フ ェナントロリン錯体等の使用が好ましい。また、対向極側となるEC材としては 、表示極と同様に公知のあるいは新規のEC材の中から表示側と同じEC材ある いは異なる種類のEC材が適宜選択される。
【0013】 電解液としては、例えばアセトニトリル、プロピレンカーボネート、γ−ブチ ロラクトン等の非水溶剤系電解液が使用される。
【0014】 シール材6は2枚の基板1,1の周縁部分を接着して、それらの間に電解液4 と背景材5とを封入する密閉空間を形成する。このシール材6としては、電解液 4に侵されることの接着材例えばエポキシ系接着剤の使用が好ましい。シール材 6には電解液4を注入するための注入用パイプ7が貫通した状態であらかじめ固 着されている。注入用パイプ7はシール材6に対し接着され、それらの間から電 解液4が漏れ出したり空気が侵入しないように設けられている。この注入用パイ プ7は、電解液4に侵されずかつヒートシールの可能な合成樹脂例えばポリエチ レン等によって形成されている。しかし、このポリエチレンに特に限定されるも のではなく、耐溶剤性が高く熱可塑性の樹脂であれば他の樹脂でも使用可能であ る。尚、本実施例では直径1〜3mm程度の注入用パイプ7が使用されているが 、特に限定されるものではない。
【0015】 以上のように構成されたECD装置は、次のようにして製造される。
【0016】 まず、基板1,1の表面に公知の薄膜形成技術及びエッチング技術によって所 望形状の透明電極(ITO)2,2が形成される。そして、各透明電極2,2を 洗浄してから、各電極2,2上へ選択したEC材料を例えば電解析出法などによ って成膜し、所望パターンのEC材の膜3,3を形成する。次いで、この基板1 ,1を向い合せにしてそれらの間に背景材5とパイプ7を置いてからシール材6 によって2枚の基板1,1の全周縁を接着しセルを作製する。このとき、パイプ 7はシール材6を貫通し、シール材6のなかに埋め込まれるようにして固定され る(図1の(A)参照)。
【0017】 シール材6の硬化後、注入用パイプ7を利用してセル内に電解液4を注入する 。電解液4の注入方法は、例えば減圧注入法やシリンジ注入法のいずれの方法も 取り得る。減圧注入法の場合には、真空容器内にセルを移して15〜30分程度 減圧してセル内を真空にしてから同真空容器内の電解液の中に浸漬し、その後常 圧に戻してセル内に電解液を流入させる。但し、シリンジにより注入する場合に は図示していないがエア抜き用のパイプを電解液注入用とは別に設ける必要があ る。
【0018】 電解液の注入が完了した後、パイプ7の先端を熱融着により封止する(図1の (B)参照)。これによって、ECD装置を完成する。
【0019】 尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるも のではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例 えば、電解液として本実施例では非水溶液系電解質を使用しているものについて 主に説明したが特にこれに限定されるものではなく、塩化カルシウム等の公知の 電解質を含む水溶液系の電解液にも使用可能であることは言うまでもない。
【0020】
以上の説明より明らかなように、本考案のECD装置は、シール材に電解液を 注入するための熱可塑性樹脂からなるパイプをあらかじめ貫通固定しているので 、シール材で囲繞された2枚の基板間にパイプを介して電解液を注入した後にこ の熱可塑性樹脂のパイプを熱融着するだけで、セルの封止が容易かつ安全に実施 できる。しかも、このECD装置は、シール材が硬化した後に電解液が触れるの で、たとえ電解液が非水溶液系であっても接着剤が溶出することがなく、電解液 の漏洩の虞もない。また、本ECD装置は非水溶液を電解液として使用する場合 にもECDセルの封止が容易となったため、電解液の選択の幅が広がる。また、 本ECD装置は、電解液選択の幅が広がったため、水溶液系電解質よりも融点が 低い物あるいは沸点が高い物を非水溶液系電解質から選択することが可能となる 。したがって、ECDセルの耐環境性が向上する。更に、本ECD装置は、電解 液選択の幅が広がったため、水溶液系では従来使用が困難であったEC材料も使 用可能となり、ECD装置の課題である多色化を推進できる。また、本考案のE CD装置は、化学的にかなり活性であり不純物の除去が困難である水を、非水溶 剤に置き換えることが可能となるため、ECDセルの信頼性が向上する。
【図1】本考案のECDセルの構造を示す断面図で、
(A)は封止前のセル構造、(B)は封止後のセル構造
を示す。
(A)は封止前のセル構造、(B)は封止後のセル構造
を示す。
【図2】従来のECDセル構造を示す縦断面図である。
1 基板 2 透明電極 3 EC材の膜 4 電解液 6 シール材 7 注入用パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 シール材で封止された2枚の基板の電極
間に少なくとも電解液とエレクトロクロミック膜とを封
入してなるエレクトロクロミックディスプレイ装置にお
いて、上記シール材には電解液を注入するための熱可塑
性樹脂からなるパイプを貫通固定させ、このパイプをヒ
ートシールすることによって電解液を密封することを特
徴とするエレクトロクロミックディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2194992U JPH0575744U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2194992U JPH0575744U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575744U true JPH0575744U (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=12069318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2194992U Pending JPH0575744U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0575744U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60195525A (ja) * | 1984-03-17 | 1985-10-04 | Hitachi Maxell Ltd | エレクトロクロミツク表示素子の製造方法 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP2194992U patent/JPH0575744U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60195525A (ja) * | 1984-03-17 | 1985-10-04 | Hitachi Maxell Ltd | エレクトロクロミツク表示素子の製造方法 |
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