JPH0578398B2 - - Google Patents
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- JPH0578398B2 JPH0578398B2 JP62095084A JP9508487A JPH0578398B2 JP H0578398 B2 JPH0578398 B2 JP H0578398B2 JP 62095084 A JP62095084 A JP 62095084A JP 9508487 A JP9508487 A JP 9508487A JP H0578398 B2 JPH0578398 B2 JP H0578398B2
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は、缶詰等の製造工程で缶胴に凹凸を生
じた缶、あるいは規定高さ外の缶等を検出して缶
の良、不良を検査する方法に関し、特に、内容物
を充填し密封した後における缶の検査に適した方
法に関する。 [従来の技術] 缶詰の製造工程においては、缶の口部にネツク
イン加工およびフランジ加工を行なう工程、さら
には、これら空缶に内容物を充填した後に行なう
蓋の巻締め工程などで、缶の軸方向に大きな荷重
のかかることがある。 一方、近年においては、缶の薄肉化が一層進め
られている。このため、缶詰の製造工程におい
て、缶胴に座屈等による凹凸を生じることがしば
しばある。 ところで、蓋の巻締め工程は、第5図に示すご
とく、リフタ3上の缶1に蓋2を載せ、リフタ3
とチヤツク4で缶1および蓋2を押圧固定してお
き、所定の高さに位置する第一および第二の巻締
めロール5,6で巻き締めることにより行なつて
いる。 この場合、缶1に凹凸を生じていなければ缶1
と蓋2の重合は、所定の長さのボデイフツクBH
を有した状態で第6図に示すように完全に行なわ
れる。しかし、缶1に凹凸があるときは、第7図
に示すごとく、缶外周の凹凸を有する部位の缶高
が基準より低くなつている。したがつて、この状
態で巻締めが行なわれると、第8図に示すよう
に、ボデイフツクBHが所定の長さに足りない不
完全な重合状態となる。 このように、缶1と蓋2の重合が不完全な缶詰
は、密封不良を生じる大きな原因となつていた。
このため、検査を行ない重合の完全でない缶詰、
すなわち、缶外周に座屈等の凹凸を生じた缶を不
良缶として排除する必要がある。 ところが、高速で多量の缶詰を製造する工程に
おいて、全部の缶詰を自動的に検査するための適
当な手段がないことから、従来は人間の目視によ
る検査が、一部缶詰の抜取り検査によつて缶の
良、不良を検査していた。 [解決すべき問題点] 上述のように、従来この種の缶検査は、人間の
目視によつて行なつていた。しかし、この検出方
法は、作業員の疲労あるいは不注意等による人的
な検査ミスを避けることができず、高精度の検査
を望めないといつた問題があつた。また、作業員
の目視による検査では、検査の高速化を図ること
が困難であるとともに、検査の自動化、ひいて
は、缶詰製造工程の自動化を図る上で大きな問題
があつた。 また、一部缶詰の抜取り検査では、検査の完全
化を図ることができなかつた。 本発明は上記の問題点にかんがみてなされたも
ので、巻締め不良を起す凹凸を生じた缶の検査
を、内容物を充填した実缶の段階でも確実におこ
なえるようにした缶の検査方法の提供を目視とす
る。 [問題点の解決手段] 上記目的を達成するため、本発明の缶の検査方
法は、次のような原理に着目して缶の良、不良を
検査するものである。 例えば、ビール、コーラ等の炭酸飲料を充填し
た後、蓋を缶に巻き締めた際に、缶1の外周に座
屈等による凹凸を生じている缶は、凹凸を生じて
いる部位の缶高が低いため(第7図参照)、その
部位のボデイフツクBHが短くなる(第8図参
照)。そして、その後における内圧の上昇によつ
て凹凸が消え、凹凸を有する部位の缶高が、ボデ
イフツクBHの短くなつた分だけ高くなる。した
がつて、この缶高の部分的変化を検知することに
より、缶の良、不良を検査することが可能とな
る。 すなわち、本発明の缶の検査方法は、外周に凹
凸を有する缶の内圧の上昇又は下降によつて、該
缶の凹凸を有する部分の缶高を変化させ、缶上面
全体の上部変位と缶下面全体の下部変位を測定し
て、変化した缶高の平均値を求め、または、上記
缶の外周方向における複数部分の缶高を測定し
て、上記缶高の変化によつて生じた缶高の高い部
分と低い部分の差を求め、これらの平均値または
差にもとづいて缶の良、不良を検査する方法とし
てある。 このように、外周に凹凸を有する缶の内圧を上
昇又は下降させることによつて缶の凹凸を有する
部分の缶高を変化させ、この変化によつて生じた
缶の外周方向における缶高の部分と低い部分を測
定して缶の検査を行なうことにより、巻締め不良
を起す凹凸を生じた缶の検査を内容物を充填した
実缶の段階で確実に行なうことができる。 また、缶高の高い部分と低い部分の差を求め、
この差にもどづいて缶の良、不良を判別する方法
によれば、測定装置の調整不良、例えば零点調整
が狂つていたとしても、缶高の高い部分と低い部
分の差の絶対値に大きな変化がない限り良缶を不
良缶と誤つて判別することがなく、それだけ信頼
性が向上する。 さらに、缶高の高い部分と低い部分の平均値
を、缶上面全体の上部変位と缶下面全体の下部変
位を測定して求め、この平均値にもとづいて良、
不良を判別しているので、測定誤差も平均化さ
れ、多少の測定誤差があつても、これに起因して
良缶を不良缶と判別することは起こらない。 なお、本発明は、蓋の巻締めにより缶の内圧が
上昇するビール、コーラ等の炭酸飲料の缶詰だけ
でなく、蓋の巻締め後に缶の内圧が下降し負圧と
なるような内容物の缶詰の検査にも適用できる。
この場合は、缶に生じた凹凸が蓋の巻締め後によ
り大きくなつて、凹凸を有する部位の缶高が一層
低くなる。したがつて、この低くなつた箇所を検
知することにより本発明を適用する。 したがつて、本発明における缶の検査方法と
は、これら種々の検査を含んだものをいう。 [実施例] 以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 まず、本発明の方法を実施するための装置例に
ついて図面を参照して説明する。 第1図は第一装置例によつて缶高を測定する際
の変位計の配置側面図、第2図は第一装置例の回
路図を示す。 第1図において、11は上部変位計、12は下
部変位計であり、例えば渦電流式の位置センサを
用いている。上部変位計11と下部変位計12の
間隔は、同種類の缶を検査している間は一定に保
持されている。13は非金属製のベルトコンベア
等からなる移送手段であり、炭酸飲料を充填し蓋
の巻締めが終了した後の実缶を上部変位計11と
下部変位計12の間に移送させる。14は位置検
出器で、缶が上部変位計11と下部変位計12の
間に到達したことを検知する。 上部および下部の変位計11,12は、缶の上
面および下面の全体を測定範囲とし、上部変位計
11と缶上面間の距離、下部変位計12と缶下面
間の距離をそれぞれ電圧として出力する。この場
合、上部および下部の変位計11,12は、缶1
の上面および下面の全体を測定範囲としているの
で、それぞれの変位計11,12の出力電圧は、
缶上面および缶下面の外周方向各部における、変
位計11,12までの距離の平均値となる。 第2図において、21および22は上部リニア
ライザと下部リニアライザであり、上部および下
部変位計11,12からの出力の直線性を改善す
る。30は加算器で、上部リニアライザ21と下
部リニアライザ22からの出力を加算することに
より、缶1の外周方向各部における缶高の平均値
を求める。 40は比較器であり、加算器30からの出力
と、設定器50からの設定値を比較し、出力が設
定値を越えている場合、すなわち、缶高が設定値
より高い場合に座屈缶検出信号を出力する。60
はゲートであり、上部変位計11と下部変位計1
2の間に缶1が位置したときに缶位置検出器14
から出力される信号によつて作動し、比較器40
からの座屈缶検出信号を出力する。 第1図および第2図に示す装置を用いた缶の検
査は次のようにして行なう。 炭酸飲料が充填され、蓋の巻締めの行なわれた
実缶は、ベルトコンベア13によつて上部変位計
11と下部変位計12の間に順次移送される。こ
のとき、座屈を生じた状態で巻締せの行なわれた
缶は、座屈を生じている部位の缶高が他より高く
なつている。 移送されてきた缶1の上面および下面までの距
離が上部および下部の変位計11,12によつて
測定され、缶1が変位計11,12間に丁度位置
したときに、缶1の外周方向における各部の上面
および下面までの距離の平均値が測定される。同
時に、缶位置検出器14から信号が出力される。 上部および下部の変位計11,12からの出力
は、それぞれのリニアライザ21,22を介して
加算器30に入力される。ここで、両変位計1
1,12からの出力が加算されて缶高が求められ
る。このようにして求められた缶高は、比較器4
0において設定値と比較される。比較の結果、測
定した缶高が設定値以内であれば良缶と判定さ
れ、設定値以上であれば座屈缶と判定され、その
旨の信号がゲート60に出力される。 このとき、上述したように、缶位置検出器14
からゲート60に信号が出力されているので、座
屈缶検出信号はゲート60を通過して検出装置の
外部に出力され、座屈缶の排出装置の作動信号、
あるいは検査員に座屈缶の検出を知らせるアラー
ム信号等として利用される。 第3図および第4図は、缶の外周方向における
四箇所の缶高を測定し、これら各部の缶高の差に
よつて座屈缶を検出する方法を実施するための装
置例を示すもので、第3図は変位計の配置例を示
す平面図、第4図は回路図である。 この第二装置例の場合、缶の外周方向に90度づ
つ隔てて上部変位計11a,11b,11c,1
1dと下部変位計12a,12b,12c,12
dが配置してある。これらの上部および下部変位
計11a,12a,11b,12b,11c,1
2c,11d,12dは、それぞれ缶外周方向四
箇所の部分的位置の缶高を測定する。 この第二装置例における回路は、基本的には第
一装置例のものと同じであるが、各部の変位計1
1a,11b,…,11d,12dからの出力に
もどづき、各加算器30a,…,30dで求めた
各部の缶高を比較する比較器70を有している。 このような第二装置例を用いた缶の検査は次の
ようにして行なう。 炭酸飲料充填後、蓋の巻締めの行なわれた実缶
がベルトコンベア13によつて各変位計11a,
12a,…,11d,12dの間に順次移送され
てくると、各変位計11a,12a,…,11
d,12dにより、缶外周の四箇所における上部
変位計11a,…,11dと缶上面各箇所までの
距離、および下部変位計12a,…,12dと缶
下面各箇所までの距離が測定される。同時に、缶
位置検出器14から信号が出力される。 各箇所の上部および下部の変位計11a,12
a,…,11d,12dからの出力は、それぞれ
のリニアライザ21a,22a,…,21d,2
2dを介して加算器30a,…,30dに入力さ
れ、ここで缶外周四箇所における缶高が測定され
る。 このようにして求められた缶外周四箇所におけ
る缶高は比較器70に入力され、最も高い部分が
他の部分よりどの程度高いかその差が求められ
る。次いで、ここで求められた差が比較器40に
入力され、ここで設定器50からの設定値と比較
される。比較した結果、各部缶高の差が設定値以
内であれば良缶と判定され、設定値以上であれば
座屈缶と判定され、その旨の信号がゲート60に
出力される。 本実施例においては、缶外周方向の四箇所の缶
高を測定しているので、座屈の検出をより一層確
実に行なうことができる。 また、内容物を充填し蓋の巻締めの終了した段
階での座屈の検出が可能となることから、最終製
品の検査をも兼ねることができる。さらに、渦電
流式の変位計を用いた実施例方法においては、渦
電流式の変位計で検出可能な材料からなる径方向
断面円状の缶、例えば、紙、プラスチツク、アル
ミニウム等の金属箔を積層してなる複合材料を用
いた弾力的、可撓的な缶などにも適用できる。 次に、缶外周の三箇所(間隔120度)の缶高を
測定した場合の実験例を示す。
じた缶、あるいは規定高さ外の缶等を検出して缶
の良、不良を検査する方法に関し、特に、内容物
を充填し密封した後における缶の検査に適した方
法に関する。 [従来の技術] 缶詰の製造工程においては、缶の口部にネツク
イン加工およびフランジ加工を行なう工程、さら
には、これら空缶に内容物を充填した後に行なう
蓋の巻締め工程などで、缶の軸方向に大きな荷重
のかかることがある。 一方、近年においては、缶の薄肉化が一層進め
られている。このため、缶詰の製造工程におい
て、缶胴に座屈等による凹凸を生じることがしば
しばある。 ところで、蓋の巻締め工程は、第5図に示すご
とく、リフタ3上の缶1に蓋2を載せ、リフタ3
とチヤツク4で缶1および蓋2を押圧固定してお
き、所定の高さに位置する第一および第二の巻締
めロール5,6で巻き締めることにより行なつて
いる。 この場合、缶1に凹凸を生じていなければ缶1
と蓋2の重合は、所定の長さのボデイフツクBH
を有した状態で第6図に示すように完全に行なわ
れる。しかし、缶1に凹凸があるときは、第7図
に示すごとく、缶外周の凹凸を有する部位の缶高
が基準より低くなつている。したがつて、この状
態で巻締めが行なわれると、第8図に示すよう
に、ボデイフツクBHが所定の長さに足りない不
完全な重合状態となる。 このように、缶1と蓋2の重合が不完全な缶詰
は、密封不良を生じる大きな原因となつていた。
このため、検査を行ない重合の完全でない缶詰、
すなわち、缶外周に座屈等の凹凸を生じた缶を不
良缶として排除する必要がある。 ところが、高速で多量の缶詰を製造する工程に
おいて、全部の缶詰を自動的に検査するための適
当な手段がないことから、従来は人間の目視によ
る検査が、一部缶詰の抜取り検査によつて缶の
良、不良を検査していた。 [解決すべき問題点] 上述のように、従来この種の缶検査は、人間の
目視によつて行なつていた。しかし、この検出方
法は、作業員の疲労あるいは不注意等による人的
な検査ミスを避けることができず、高精度の検査
を望めないといつた問題があつた。また、作業員
の目視による検査では、検査の高速化を図ること
が困難であるとともに、検査の自動化、ひいて
は、缶詰製造工程の自動化を図る上で大きな問題
があつた。 また、一部缶詰の抜取り検査では、検査の完全
化を図ることができなかつた。 本発明は上記の問題点にかんがみてなされたも
ので、巻締め不良を起す凹凸を生じた缶の検査
を、内容物を充填した実缶の段階でも確実におこ
なえるようにした缶の検査方法の提供を目視とす
る。 [問題点の解決手段] 上記目的を達成するため、本発明の缶の検査方
法は、次のような原理に着目して缶の良、不良を
検査するものである。 例えば、ビール、コーラ等の炭酸飲料を充填し
た後、蓋を缶に巻き締めた際に、缶1の外周に座
屈等による凹凸を生じている缶は、凹凸を生じて
いる部位の缶高が低いため(第7図参照)、その
部位のボデイフツクBHが短くなる(第8図参
照)。そして、その後における内圧の上昇によつ
て凹凸が消え、凹凸を有する部位の缶高が、ボデ
イフツクBHの短くなつた分だけ高くなる。した
がつて、この缶高の部分的変化を検知することに
より、缶の良、不良を検査することが可能とな
る。 すなわち、本発明の缶の検査方法は、外周に凹
凸を有する缶の内圧の上昇又は下降によつて、該
缶の凹凸を有する部分の缶高を変化させ、缶上面
全体の上部変位と缶下面全体の下部変位を測定し
て、変化した缶高の平均値を求め、または、上記
缶の外周方向における複数部分の缶高を測定し
て、上記缶高の変化によつて生じた缶高の高い部
分と低い部分の差を求め、これらの平均値または
差にもとづいて缶の良、不良を検査する方法とし
てある。 このように、外周に凹凸を有する缶の内圧を上
昇又は下降させることによつて缶の凹凸を有する
部分の缶高を変化させ、この変化によつて生じた
缶の外周方向における缶高の部分と低い部分を測
定して缶の検査を行なうことにより、巻締め不良
を起す凹凸を生じた缶の検査を内容物を充填した
実缶の段階で確実に行なうことができる。 また、缶高の高い部分と低い部分の差を求め、
この差にもどづいて缶の良、不良を判別する方法
によれば、測定装置の調整不良、例えば零点調整
が狂つていたとしても、缶高の高い部分と低い部
分の差の絶対値に大きな変化がない限り良缶を不
良缶と誤つて判別することがなく、それだけ信頼
性が向上する。 さらに、缶高の高い部分と低い部分の平均値
を、缶上面全体の上部変位と缶下面全体の下部変
位を測定して求め、この平均値にもとづいて良、
不良を判別しているので、測定誤差も平均化さ
れ、多少の測定誤差があつても、これに起因して
良缶を不良缶と判別することは起こらない。 なお、本発明は、蓋の巻締めにより缶の内圧が
上昇するビール、コーラ等の炭酸飲料の缶詰だけ
でなく、蓋の巻締め後に缶の内圧が下降し負圧と
なるような内容物の缶詰の検査にも適用できる。
この場合は、缶に生じた凹凸が蓋の巻締め後によ
り大きくなつて、凹凸を有する部位の缶高が一層
低くなる。したがつて、この低くなつた箇所を検
知することにより本発明を適用する。 したがつて、本発明における缶の検査方法と
は、これら種々の検査を含んだものをいう。 [実施例] 以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 まず、本発明の方法を実施するための装置例に
ついて図面を参照して説明する。 第1図は第一装置例によつて缶高を測定する際
の変位計の配置側面図、第2図は第一装置例の回
路図を示す。 第1図において、11は上部変位計、12は下
部変位計であり、例えば渦電流式の位置センサを
用いている。上部変位計11と下部変位計12の
間隔は、同種類の缶を検査している間は一定に保
持されている。13は非金属製のベルトコンベア
等からなる移送手段であり、炭酸飲料を充填し蓋
の巻締めが終了した後の実缶を上部変位計11と
下部変位計12の間に移送させる。14は位置検
出器で、缶が上部変位計11と下部変位計12の
間に到達したことを検知する。 上部および下部の変位計11,12は、缶の上
面および下面の全体を測定範囲とし、上部変位計
11と缶上面間の距離、下部変位計12と缶下面
間の距離をそれぞれ電圧として出力する。この場
合、上部および下部の変位計11,12は、缶1
の上面および下面の全体を測定範囲としているの
で、それぞれの変位計11,12の出力電圧は、
缶上面および缶下面の外周方向各部における、変
位計11,12までの距離の平均値となる。 第2図において、21および22は上部リニア
ライザと下部リニアライザであり、上部および下
部変位計11,12からの出力の直線性を改善す
る。30は加算器で、上部リニアライザ21と下
部リニアライザ22からの出力を加算することに
より、缶1の外周方向各部における缶高の平均値
を求める。 40は比較器であり、加算器30からの出力
と、設定器50からの設定値を比較し、出力が設
定値を越えている場合、すなわち、缶高が設定値
より高い場合に座屈缶検出信号を出力する。60
はゲートであり、上部変位計11と下部変位計1
2の間に缶1が位置したときに缶位置検出器14
から出力される信号によつて作動し、比較器40
からの座屈缶検出信号を出力する。 第1図および第2図に示す装置を用いた缶の検
査は次のようにして行なう。 炭酸飲料が充填され、蓋の巻締めの行なわれた
実缶は、ベルトコンベア13によつて上部変位計
11と下部変位計12の間に順次移送される。こ
のとき、座屈を生じた状態で巻締せの行なわれた
缶は、座屈を生じている部位の缶高が他より高く
なつている。 移送されてきた缶1の上面および下面までの距
離が上部および下部の変位計11,12によつて
測定され、缶1が変位計11,12間に丁度位置
したときに、缶1の外周方向における各部の上面
および下面までの距離の平均値が測定される。同
時に、缶位置検出器14から信号が出力される。 上部および下部の変位計11,12からの出力
は、それぞれのリニアライザ21,22を介して
加算器30に入力される。ここで、両変位計1
1,12からの出力が加算されて缶高が求められ
る。このようにして求められた缶高は、比較器4
0において設定値と比較される。比較の結果、測
定した缶高が設定値以内であれば良缶と判定さ
れ、設定値以上であれば座屈缶と判定され、その
旨の信号がゲート60に出力される。 このとき、上述したように、缶位置検出器14
からゲート60に信号が出力されているので、座
屈缶検出信号はゲート60を通過して検出装置の
外部に出力され、座屈缶の排出装置の作動信号、
あるいは検査員に座屈缶の検出を知らせるアラー
ム信号等として利用される。 第3図および第4図は、缶の外周方向における
四箇所の缶高を測定し、これら各部の缶高の差に
よつて座屈缶を検出する方法を実施するための装
置例を示すもので、第3図は変位計の配置例を示
す平面図、第4図は回路図である。 この第二装置例の場合、缶の外周方向に90度づ
つ隔てて上部変位計11a,11b,11c,1
1dと下部変位計12a,12b,12c,12
dが配置してある。これらの上部および下部変位
計11a,12a,11b,12b,11c,1
2c,11d,12dは、それぞれ缶外周方向四
箇所の部分的位置の缶高を測定する。 この第二装置例における回路は、基本的には第
一装置例のものと同じであるが、各部の変位計1
1a,11b,…,11d,12dからの出力に
もどづき、各加算器30a,…,30dで求めた
各部の缶高を比較する比較器70を有している。 このような第二装置例を用いた缶の検査は次の
ようにして行なう。 炭酸飲料充填後、蓋の巻締めの行なわれた実缶
がベルトコンベア13によつて各変位計11a,
12a,…,11d,12dの間に順次移送され
てくると、各変位計11a,12a,…,11
d,12dにより、缶外周の四箇所における上部
変位計11a,…,11dと缶上面各箇所までの
距離、および下部変位計12a,…,12dと缶
下面各箇所までの距離が測定される。同時に、缶
位置検出器14から信号が出力される。 各箇所の上部および下部の変位計11a,12
a,…,11d,12dからの出力は、それぞれ
のリニアライザ21a,22a,…,21d,2
2dを介して加算器30a,…,30dに入力さ
れ、ここで缶外周四箇所における缶高が測定され
る。 このようにして求められた缶外周四箇所におけ
る缶高は比較器70に入力され、最も高い部分が
他の部分よりどの程度高いかその差が求められ
る。次いで、ここで求められた差が比較器40に
入力され、ここで設定器50からの設定値と比較
される。比較した結果、各部缶高の差が設定値以
内であれば良缶と判定され、設定値以上であれば
座屈缶と判定され、その旨の信号がゲート60に
出力される。 本実施例においては、缶外周方向の四箇所の缶
高を測定しているので、座屈の検出をより一層確
実に行なうことができる。 また、内容物を充填し蓋の巻締めの終了した段
階での座屈の検出が可能となることから、最終製
品の検査をも兼ねることができる。さらに、渦電
流式の変位計を用いた実施例方法においては、渦
電流式の変位計で検出可能な材料からなる径方向
断面円状の缶、例えば、紙、プラスチツク、アル
ミニウム等の金属箔を積層してなる複合材料を用
いた弾力的、可撓的な缶などにも適用できる。 次に、缶外周の三箇所(間隔120度)の缶高を
測定した場合の実験例を示す。
【表】
この結果からも、炭酸飲料を充填し蓋を巻締め
た実缶は、座屈を生じている部位の缶高が、座屈
を生じていない部位の缶高より高くなつているこ
とが判る。 本発明は、上述した実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次のような変形例をも含むもの
である。 缶1を基準面に載せて、缶上面と上部変位計
間の距離のみを測定して缶の検査を行なう方
法。この場合、下部変位計が不要となる。 缶の外周方向における、二箇所、三箇所(実
験例)および五箇所以上の任意の箇所の缶高を
測定して缶の検査を行なう方法。 変位計として渦電流式位置センサ以外のセン
サを用いて缶高を測定し、缶の検査を行なう方
法。 判別回路として、上記以外の回路を用いて缶
の検査を行なうようにした方法。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、缶の良、不良検
査を自動的に、簡単かつ確実に行なうことができ
る。 特に、外周に凹凸を有した状態で蓋が巻締めら
れ密封不良を起す缶を、実缶の段階で確実に検査
することができる。
た実缶は、座屈を生じている部位の缶高が、座屈
を生じていない部位の缶高より高くなつているこ
とが判る。 本発明は、上述した実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次のような変形例をも含むもの
である。 缶1を基準面に載せて、缶上面と上部変位計
間の距離のみを測定して缶の検査を行なう方
法。この場合、下部変位計が不要となる。 缶の外周方向における、二箇所、三箇所(実
験例)および五箇所以上の任意の箇所の缶高を
測定して缶の検査を行なう方法。 変位計として渦電流式位置センサ以外のセン
サを用いて缶高を測定し、缶の検査を行なう方
法。 判別回路として、上記以外の回路を用いて缶
の検査を行なうようにした方法。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、缶の良、不良検
査を自動的に、簡単かつ確実に行なうことができ
る。 特に、外周に凹凸を有した状態で蓋が巻締めら
れ密封不良を起す缶を、実缶の段階で確実に検査
することができる。
第1図および第2図は、本発明の方法を実施す
る際に用いる第一装置例の変位計配置側面図と回
路図、第3図および第4図は、同じく本発明の方
法を実施する際に用いる第二装置例の変位計配置
平面図と回路図、第5図は正常缶の巻締め状態を
示す一部截断側面図、第6図は第5図における本
体と蓋の重合部の拡大断面図、第7図は座屈缶の
巻締め状態を示す一部截断側面図、第8図は第7
図における本体と蓋の重合部の拡大断面図を示
す。 11,11a,11b,11c,11d:上部
変位計、12,12a,12b,12c,12
d:下部変位計、14:缶位置検出器、21,2
1a,21b,21c,21d:上部リニアライ
ザ、22,22a,22b,22c,22d:下
部リニアライザ、30:加算器、40:比較器、
50:設定器、60:ゲート、70:比較器。
る際に用いる第一装置例の変位計配置側面図と回
路図、第3図および第4図は、同じく本発明の方
法を実施する際に用いる第二装置例の変位計配置
平面図と回路図、第5図は正常缶の巻締め状態を
示す一部截断側面図、第6図は第5図における本
体と蓋の重合部の拡大断面図、第7図は座屈缶の
巻締め状態を示す一部截断側面図、第8図は第7
図における本体と蓋の重合部の拡大断面図を示
す。 11,11a,11b,11c,11d:上部
変位計、12,12a,12b,12c,12
d:下部変位計、14:缶位置検出器、21,2
1a,21b,21c,21d:上部リニアライ
ザ、22,22a,22b,22c,22d:下
部リニアライザ、30:加算器、40:比較器、
50:設定器、60:ゲート、70:比較器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外周に凹凸を有する缶の内圧の上昇又は下降
によつて、該缶の凹凸を有する部分の缶高を変化
させ、 缶上面全体の上部変位と缶下面全体の下部変位
を測定し、 この測定結果から、変化した缶高の平均値を求
め、 この平均値にもとづいて缶の良、不良を判別す
ることを特徴とした缶の検査方法。 2 外周に凹凸を有する缶の内圧の上昇又は下降
によつて、該缶の凹凸を有する部分の缶高を変化
させ、 上記缶の外周方向における複数部分の缶高を測
定し、 この測定結果から上記缶高の変化によつて生じ
た缶高の高い部分と低い部分の差を求め、 この差にもとづいて缶の良、不良を判別するこ
とを特徴とした缶の検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62095084A JPS63264180A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 缶の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62095084A JPS63264180A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 缶の検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264180A JPS63264180A (ja) | 1988-11-01 |
| JPH0578398B2 true JPH0578398B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=14128075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62095084A Granted JPS63264180A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 缶の検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63264180A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60247111A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | Ono Sokki Co Ltd | 缶の巻締部の溝深さ測定装置 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP62095084A patent/JPS63264180A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63264180A (ja) | 1988-11-01 |
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