JPH0583777B2 - - Google Patents
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- JPH0583777B2 JPH0583777B2 JP1060084A JP6008489A JPH0583777B2 JP H0583777 B2 JPH0583777 B2 JP H0583777B2 JP 1060084 A JP1060084 A JP 1060084A JP 6008489 A JP6008489 A JP 6008489A JP H0583777 B2 JPH0583777 B2 JP H0583777B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless
- endless carrier
- pair
- carrier
- pin
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、一対のプーリ間に巻き掛けられてそ
れらの間で動力を伝達する動力伝達用無端ベルト
に関するものである。
れらの間で動力を伝達する動力伝達用無端ベルト
に関するものである。
従来の技術
帯状の無端キヤリアと、外周側へ突き出す一対
の柱状部間にその無端キヤリアを受け入れた状態
で、無端キヤリアに沿つて隙間なく取り付けられ
た多数のVブロツクとを備え、一対のプーリ間に
巻き掛けられてそれらの間で動力を伝達する形式
の動力伝達用無端ベルトが知られている。このよ
うな形式の無端ベルトでは、Vブロツクが無端キ
ヤリアに対してその周方向において摺動するだけ
でなく、横方向へも摺動する場合があるので、帯
状の無端キヤリアの側端縁とVブロツクの柱状部
の対向面とが接触し、無端キヤリアの側端縁が損
傷を受ける場合があつた。
の柱状部間にその無端キヤリアを受け入れた状態
で、無端キヤリアに沿つて隙間なく取り付けられ
た多数のVブロツクとを備え、一対のプーリ間に
巻き掛けられてそれらの間で動力を伝達する形式
の動力伝達用無端ベルトが知られている。このよ
うな形式の無端ベルトでは、Vブロツクが無端キ
ヤリアに対してその周方向において摺動するだけ
でなく、横方向へも摺動する場合があるので、帯
状の無端キヤリアの側端縁とVブロツクの柱状部
の対向面とが接触し、無端キヤリアの側端縁が損
傷を受ける場合があつた。
発明が解決しようとする課題
これに対し、実開昭60−10943号公報に記載さ
れているように、帯状の無端キヤリアの側端部に
それを覆う保護部材を設けるようにした無端ベル
トが提案されている。これによれば、無端キヤリ
アの側端部とVブロツクの柱状部の対向面との直
接的な接触が保護部材によつて防止されるため、
無端キヤリアの側端縁の損傷が回避される利点が
ある。しかしながら、かかる形式の無端ベルトに
よれば、保護部材の無端キヤリアの側縁部に当接
する側部を連結する連結部がその無端キヤリアの
内周側に位置するように構成されていることか
ら、プーリのV溝内において所定の曲率で無端ベ
ルトが曲げられた状態では無端キヤリアが滑らか
な円弧形状とならず、保護部材の連結部の上に位
置する部分の無端キヤリアに局部的な曲げが繰り
返し加えられるので、金属疲労により耐久性が損
なわれるおそれがあつた。
れているように、帯状の無端キヤリアの側端部に
それを覆う保護部材を設けるようにした無端ベル
トが提案されている。これによれば、無端キヤリ
アの側端部とVブロツクの柱状部の対向面との直
接的な接触が保護部材によつて防止されるため、
無端キヤリアの側端縁の損傷が回避される利点が
ある。しかしながら、かかる形式の無端ベルトに
よれば、保護部材の無端キヤリアの側縁部に当接
する側部を連結する連結部がその無端キヤリアの
内周側に位置するように構成されていることか
ら、プーリのV溝内において所定の曲率で無端ベ
ルトが曲げられた状態では無端キヤリアが滑らか
な円弧形状とならず、保護部材の連結部の上に位
置する部分の無端キヤリアに局部的な曲げが繰り
返し加えられるので、金属疲労により耐久性が損
なわれるおそれがあつた。
また、上記従来の無端ベルトにおける無端キヤ
リアの保護部材は、合成樹脂製であることから、
きわめて薄い金属帯である無端キヤリアの側端縁
に当接する部分の耐久性が得られなかつた。そし
て、その保護部材の耐久性を高めるために複数の
Vブロツクにまたがる長手状の保護部材をプレス
部品で構成する場合には、保護部材自体に曲げが
繰り返し加えられるので、その耐久性が得られ
ず、また、Vブロツク毎に独立した保護部材をプ
レス部品にて構成することにより耐久性を高めよ
うとすると、無端ベルトの張力が低下したときに
発生し易いVブロツクの傾きにより無端キヤリア
の側端縁が保護部材の角部と接触して損傷を受け
るおそれがあつたのである。
リアの保護部材は、合成樹脂製であることから、
きわめて薄い金属帯である無端キヤリアの側端縁
に当接する部分の耐久性が得られなかつた。そし
て、その保護部材の耐久性を高めるために複数の
Vブロツクにまたがる長手状の保護部材をプレス
部品で構成する場合には、保護部材自体に曲げが
繰り返し加えられるので、その耐久性が得られ
ず、また、Vブロツク毎に独立した保護部材をプ
レス部品にて構成することにより耐久性を高めよ
うとすると、無端ベルトの張力が低下したときに
発生し易いVブロツクの傾きにより無端キヤリア
の側端縁が保護部材の角部と接触して損傷を受け
るおそれがあつたのである。
本発明は以上の実情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、無端キヤリア
および保護部材の損傷がなく、耐久性に優れた無
端ベルトを提供することにある。
であり、その目的とするところは、無端キヤリア
および保護部材の損傷がなく、耐久性に優れた無
端ベルトを提供することにある。
課題を解決するための手段
かかる目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、帯状の無端キヤリアと、外周側へ突
き出す一対の柱状部間にその無端キヤリアを受け
入れた状態で、その無端キヤリアに沿つて隙間な
く取り付けられた多数のVブロツクとを備え、一
対のプーリ間に巻き掛けられてそれらの間で動力
を伝達する動力伝達用無端ベルトであつて、(1)前
記一対の柱状部の対向面と前記無端キヤリアの側
端縁との間に位置し且つその側端縁に向かつて突
き出す凸形状に形成された一対の側部と、その側
部をその無端キヤリアの外周側において相互に連
結する連結部と、ピン貫通穴を有して前記Vブロ
ツクの柱状部と平行に直立する直立部とを一体的
に備えて、プレス部品から構成された複数の保護
部材と、(2)前記ピン貫通穴に差し通された状態で
前記一対の柱状部間に装着されることにより、前
記保護部材を相互に独立した状態で前記Vブロツ
クにそれぞれ固定するピンを、と含むことにあ
る。
るところは、帯状の無端キヤリアと、外周側へ突
き出す一対の柱状部間にその無端キヤリアを受け
入れた状態で、その無端キヤリアに沿つて隙間な
く取り付けられた多数のVブロツクとを備え、一
対のプーリ間に巻き掛けられてそれらの間で動力
を伝達する動力伝達用無端ベルトであつて、(1)前
記一対の柱状部の対向面と前記無端キヤリアの側
端縁との間に位置し且つその側端縁に向かつて突
き出す凸形状に形成された一対の側部と、その側
部をその無端キヤリアの外周側において相互に連
結する連結部と、ピン貫通穴を有して前記Vブロ
ツクの柱状部と平行に直立する直立部とを一体的
に備えて、プレス部品から構成された複数の保護
部材と、(2)前記ピン貫通穴に差し通された状態で
前記一対の柱状部間に装着されることにより、前
記保護部材を相互に独立した状態で前記Vブロツ
クにそれぞれ固定するピンを、と含むことにあ
る。
作用および発明の効果
このようにすれば、保護部材の連結部は無端キ
ヤリアの外周側において保護部材の側部を連結し
ているので、無端キヤリアの上記連結部に対応す
る位置に局部的な曲げを繰り返し加えることが防
止されて無端キヤリアの耐久性が高められる。ま
た、保護部材はプレス部品により構成されている
ため、従来の合成樹脂製の保護部材に比較して薄
い金属帯である無端キヤリアとの当接部分が損な
われず、極めて高い耐久性が得られるのに加え
て、保護部材がVブロツクに独立して設けられて
いるので、複数のVブロツクにまたがる長手状の
保護部材をプレス部品で構成する場合に比較して
保護部材自体の繰り返しの曲げによる金属疲労が
なくなつて耐久性が高められるとともに、保護部
材の側部が無端キヤリアの側端縁に向かつて突き
出す凸形状に形成されているので、Vブロツクの
傾きが発生しても保護部材の角部により無端キヤ
リアの側端縁が損傷を受けることが防止される。
ヤリアの外周側において保護部材の側部を連結し
ているので、無端キヤリアの上記連結部に対応す
る位置に局部的な曲げを繰り返し加えることが防
止されて無端キヤリアの耐久性が高められる。ま
た、保護部材はプレス部品により構成されている
ため、従来の合成樹脂製の保護部材に比較して薄
い金属帯である無端キヤリアとの当接部分が損な
われず、極めて高い耐久性が得られるのに加え
て、保護部材がVブロツクに独立して設けられて
いるので、複数のVブロツクにまたがる長手状の
保護部材をプレス部品で構成する場合に比較して
保護部材自体の繰り返しの曲げによる金属疲労が
なくなつて耐久性が高められるとともに、保護部
材の側部が無端キヤリアの側端縁に向かつて突き
出す凸形状に形成されているので、Vブロツクの
傾きが発生しても保護部材の角部により無端キヤ
リアの側端縁が損傷を受けることが防止される。
実施例
以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図、第2図、および第3図は本発明の一実
施例に係わる動力伝達用無端ベルトを示す図であ
つて、第1図は周方向に沿つた断面図(第3図の
I−I視図)、第2図は幅中心を通る面による縦
断面図、第3図は第2図の−視断面図(周方
向に直角な断面図)である。
施例に係わる動力伝達用無端ベルトを示す図であ
つて、第1図は周方向に沿つた断面図(第3図の
I−I視図)、第2図は幅中心を通る面による縦
断面図、第3図は第2図の−視断面図(周方
向に直角な断面図)である。
車両用無段変速機においては本発明の動力伝達
用無端ベルト10が巻き掛けられる一対の駆動側
プーリおよび従動側プーリが設けられており、1
は、上記一対の駆動側プーリおよび従動側プーリ
のうちの一方を示している。このプーリ1は、図
示しない油圧シリンダにより溝幅が変更され得る
断面V字形の周溝2を有し、軸3を中心として回
転するように設けられている。無端ベルト10
は、複数枚の金属ストリツプが積層されて環帯状
に形成された無端キヤリア11と、この無端キヤ
リア11によりその周方向に沿つて摺動可能に且
つ互いに隣接して隙間なく取り付けられて支持さ
れた多数の金属製のVブロツク12とを備えてい
る。
用無端ベルト10が巻き掛けられる一対の駆動側
プーリおよび従動側プーリが設けられており、1
は、上記一対の駆動側プーリおよび従動側プーリ
のうちの一方を示している。このプーリ1は、図
示しない油圧シリンダにより溝幅が変更され得る
断面V字形の周溝2を有し、軸3を中心として回
転するように設けられている。無端ベルト10
は、複数枚の金属ストリツプが積層されて環帯状
に形成された無端キヤリア11と、この無端キヤ
リア11によりその周方向に沿つて摺動可能に且
つ互いに隣接して隙間なく取り付けられて支持さ
れた多数の金属製のVブロツク12とを備えてい
る。
Vブロツク12は、第3図に詳しく示されてい
るように、上下が反転した等脚台形形状を成す板
状部13と、この板状部13と一体に形成され且
つその両側部15,16から中心線14と平行に
外周側へ突き出す一対の柱状部17,18とから
成り、それら柱状部17,18間には、ピン21
が中心線14に垂直な軸線20まわりに回転可能
に柱状部17,18間に架設されている。
るように、上下が反転した等脚台形形状を成す板
状部13と、この板状部13と一体に形成され且
つその両側部15,16から中心線14と平行に
外周側へ突き出す一対の柱状部17,18とから
成り、それら柱状部17,18間には、ピン21
が中心線14に垂直な軸線20まわりに回転可能
に柱状部17,18間に架設されている。
上記Vブロツク12は、中心線14に対して対
称に等しい角度にて傾斜した両側面22,23に
てプーリ1の周溝2と摩擦接触し、中心軸線14
に垂直な方向へ伸び且つピン21に対向するキヤ
リア係合面(摺動面)24において無端キヤリア
11の内周面25と摺動可能に接触している。前
後のVブロツク12の位置決めを行うために、第
4図に示すように、Vブロツク12の一方の端面
(無端ベルト10進行方向の後ろ側の端面)26
には、柱状部17,18の板状部13との接続部
2に近接した位置において軸線20と平行な方向
へ延びる一対の窪み27,28が設けられてい
る。また、Vブロツク12の他方の端面(無端ベ
ルト10進行方向の前側の端面)29には、軸線
20に平行な方向へ連なり且つ無端ベルト10の
進行方向前方向へ向けて突き出す一対の突起3
0,31が設けられている。それら突起30,3
1が隣接するVブロツク12の一方の端面26に
形成された窪み27,28にそれぞれ嵌め入れら
れることにより、プーリ1の径方向におけるVブ
ロツク12間相互のずれが防止される。なお、上
記一対の突起30,31は、第4図に示すよう
に、両側面22,23から寸法lだけ内方へ離間
した位置に設けられており、Vブロツク12がプ
ーリ1に噛み込まれる際、突起30,31が周溝
2に接触しないようにして突起30,31の早期
摩耗を防止している。
称に等しい角度にて傾斜した両側面22,23に
てプーリ1の周溝2と摩擦接触し、中心軸線14
に垂直な方向へ伸び且つピン21に対向するキヤ
リア係合面(摺動面)24において無端キヤリア
11の内周面25と摺動可能に接触している。前
後のVブロツク12の位置決めを行うために、第
4図に示すように、Vブロツク12の一方の端面
(無端ベルト10進行方向の後ろ側の端面)26
には、柱状部17,18の板状部13との接続部
2に近接した位置において軸線20と平行な方向
へ延びる一対の窪み27,28が設けられてい
る。また、Vブロツク12の他方の端面(無端ベ
ルト10進行方向の前側の端面)29には、軸線
20に平行な方向へ連なり且つ無端ベルト10の
進行方向前方向へ向けて突き出す一対の突起3
0,31が設けられている。それら突起30,3
1が隣接するVブロツク12の一方の端面26に
形成された窪み27,28にそれぞれ嵌め入れら
れることにより、プーリ1の径方向におけるVブ
ロツク12間相互のずれが防止される。なお、上
記一対の突起30,31は、第4図に示すよう
に、両側面22,23から寸法lだけ内方へ離間
した位置に設けられており、Vブロツク12がプ
ーリ1に噛み込まれる際、突起30,31が周溝
2に接触しないようにして突起30,31の早期
摩耗を防止している。
ピン21は、一端にて柱状部17および18の
一方に設けられた貫通孔32に回転可能に嵌め入
れられたニードル33と、一端にてニードル33
の他端を軸線20に沿つて往復動可能に収納する
円筒体34と、中央部にフランジ35を有し一端
にて柱状部17および18の他方に設けられた貫
通孔36に回転可能に嵌め入れられ他端にて円筒
体34の他端に圧入により固定されたニードル3
7と、円筒体34内にてニードル33の他端とニ
ードル37の他端との間に圧縮状態で介挿された
圧縮コイルばね38とより成つている。ピン21
の円筒体34はVブロツク12のキヤリア係合面
24から所定距離だけ離隔されており、それらの
間に無端キヤリア11および後述の保護部材40
が位置させられている。なお、各ピン21は、そ
のフランジ35の中心線14に対する位置が隣接
するブロツク毎に交互に向きを反転してVブロツ
ク12に取り付けられている。
一方に設けられた貫通孔32に回転可能に嵌め入
れられたニードル33と、一端にてニードル33
の他端を軸線20に沿つて往復動可能に収納する
円筒体34と、中央部にフランジ35を有し一端
にて柱状部17および18の他方に設けられた貫
通孔36に回転可能に嵌め入れられ他端にて円筒
体34の他端に圧入により固定されたニードル3
7と、円筒体34内にてニードル33の他端とニ
ードル37の他端との間に圧縮状態で介挿された
圧縮コイルばね38とより成つている。ピン21
の円筒体34はVブロツク12のキヤリア係合面
24から所定距離だけ離隔されており、それらの
間に無端キヤリア11および後述の保護部材40
が位置させられている。なお、各ピン21は、そ
のフランジ35の中心線14に対する位置が隣接
するブロツク毎に交互に向きを反転してVブロツ
ク12に取り付けられている。
そして、ベルト全周上のVブロツク12には、
無端キヤリア11の端面11aとの接触を防止す
る保護部材40が取り付けられている。
無端キヤリア11の端面11aとの接触を防止す
る保護部材40が取り付けられている。
上記保護部材40は、第5図乃至第8図に示す
ように、保護部41と保持部45との2部材から
構成されている。
ように、保護部41と保持部45との2部材から
構成されている。
保護部41は、前記Vブロツク12の幅方向
(第5図の左右方向)に伸び且つ前記無端キヤリ
ア11の外周面の一部を覆う水平基部42と、こ
の水平基部42の両端部から内周側へ折り曲げら
れた一対の直立部43とを備え、内周側に開口し
たコの字形状を成している。直立部43の内周面
は、前記キヤリア端面11aとの接触面44を成
している。そして、この接触面44は、第7図に
示す如く、無端キヤリア11の長手方向(周方
向)に沿つて湾曲し、且つキヤリア端面側(内
側)に凸となる半径Rの曲面形状とされている。
本実施例では、上記一対の直立部43は、柱状部
17および18の対向面と無端キヤリア11の側
端縁(端面11a)との間にそれぞれ位置する一
対の側部に対応し、上記水平基部42が上記一対
の側部を連結する連結部に対応している。
(第5図の左右方向)に伸び且つ前記無端キヤリ
ア11の外周面の一部を覆う水平基部42と、こ
の水平基部42の両端部から内周側へ折り曲げら
れた一対の直立部43とを備え、内周側に開口し
たコの字形状を成している。直立部43の内周面
は、前記キヤリア端面11aとの接触面44を成
している。そして、この接触面44は、第7図に
示す如く、無端キヤリア11の長手方向(周方
向)に沿つて湾曲し、且つキヤリア端面側(内
側)に凸となる半径Rの曲面形状とされている。
本実施例では、上記一対の直立部43は、柱状部
17および18の対向面と無端キヤリア11の側
端縁(端面11a)との間にそれぞれ位置する一
対の側部に対応し、上記水平基部42が上記一対
の側部を連結する連結部に対応している。
一方、保持部45は、前記保護部41の水平基
部42と対応する水平基部46と、この水平基部
46から前記保護部41の直立部43とは逆に外
周側へ折り曲げられた直立部47とを備えた外周
側へ開口したコの字形状を成している。この直立
部47には、第8図に示す如くピン挿通用のピン
貫通孔48が貫通して形成されている。
部42と対応する水平基部46と、この水平基部
46から前記保護部41の直立部43とは逆に外
周側へ折り曲げられた直立部47とを備えた外周
側へ開口したコの字形状を成している。この直立
部47には、第8図に示す如くピン挿通用のピン
貫通孔48が貫通して形成されている。
この保護部41および保持部45は、製造容易
なプレス加工部品とされており、両者は互いに水
平基部を背中合わせにして、第6図に示す位置W
にてスポツト溶接されて一体的に固着されてい
る。
なプレス加工部品とされており、両者は互いに水
平基部を背中合わせにして、第6図に示す位置W
にてスポツト溶接されて一体的に固着されてい
る。
そして、上記の構成からなる保護部材40は、
第1図および第3図に示すように、保護部41の
直立部43がキヤリア側端面11aとVブロツク
12の柱状部の対向面17aおよび18aとの間
に位置するように配設され、保持部45の直立部
47に形成したピン貫通孔48を貫通した状態
で、一旦縮められたピン21のニードル33およ
び37が貫通孔32および36内に伸び出て嵌合
することによつて、Vブロツク12に取り付けら
れている。こうして、保護部材40はピン21の
軸線20まわりに回転不能に簡単に取り付けられ
る。また、直立部43に形成した接触面44とキ
ヤリア側端面11aとの間には、無端キヤリア1
1のVブロツク12に対するベルト幅方向の相対
運動を許容する隙間ΔSが設けられており、駆動
プーリと従動プーリとの中心が軸方向へずれたと
きでも無端ベルト10に捩れなどを生じさせるこ
となく、吸収できるようになつている。
第1図および第3図に示すように、保護部41の
直立部43がキヤリア側端面11aとVブロツク
12の柱状部の対向面17aおよび18aとの間
に位置するように配設され、保持部45の直立部
47に形成したピン貫通孔48を貫通した状態
で、一旦縮められたピン21のニードル33およ
び37が貫通孔32および36内に伸び出て嵌合
することによつて、Vブロツク12に取り付けら
れている。こうして、保護部材40はピン21の
軸線20まわりに回転不能に簡単に取り付けられ
る。また、直立部43に形成した接触面44とキ
ヤリア側端面11aとの間には、無端キヤリア1
1のVブロツク12に対するベルト幅方向の相対
運動を許容する隙間ΔSが設けられており、駆動
プーリと従動プーリとの中心が軸方向へずれたと
きでも無端ベルト10に捩れなどを生じさせるこ
となく、吸収できるようになつている。
なお、保護部材40の取り付け個数について
は、上記第1図の実施例においてはVブロツク1
2の個数に対応して同数の保護部材40が設けら
れているが、必ずしもその必要はなく、少数を均
等に分散して配設してもよい。しかし、3個以下
では保護部材40自体が強度上激しい状態下に置
かれるだけでなく、無端キヤリア11の保護の観
点においても実効が上がらないことが多いため、
4個以上とすることが望ましい。
は、上記第1図の実施例においてはVブロツク1
2の個数に対応して同数の保護部材40が設けら
れているが、必ずしもその必要はなく、少数を均
等に分散して配設してもよい。しかし、3個以下
では保護部材40自体が強度上激しい状態下に置
かれるだけでなく、無端キヤリア11の保護の観
点においても実効が上がらないことが多いため、
4個以上とすることが望ましい。
また、キヤリア側端面11aとの接触面44を
有する直立部43の板厚や材質を選ぶことによ
り、直立部43にベルト幅方向に弾性を持たせる
ようにすれば、その弾性による緩衝作用によつて
無端キヤリア11の耐久性の向上を期待すること
ができる。
有する直立部43の板厚や材質を選ぶことによ
り、直立部43にベルト幅方向に弾性を持たせる
ようにすれば、その弾性による緩衝作用によつて
無端キヤリア11の耐久性の向上を期待すること
ができる。
上記のように、本実施例によれば、保護部材4
0がピン21によつてVブロツク12に固定され
るので、保護部材40が周方向へ移動することが
防止される一方、保護部材40をVブロツク12
の柱状部17および18間に嵌め入れた後にピン
21を柱状部17および18間に装着することに
より組付けが完了するので、伸縮性のない金属製
無端キヤリア11を用いて無端ベルト10を組み
立てることができる。
0がピン21によつてVブロツク12に固定され
るので、保護部材40が周方向へ移動することが
防止される一方、保護部材40をVブロツク12
の柱状部17および18間に嵌め入れた後にピン
21を柱状部17および18間に装着することに
より組付けが完了するので、伸縮性のない金属製
無端キヤリア11を用いて無端ベルト10を組み
立てることができる。
また、本実施例によれば、保護部材40の連結
部である水平基部42は無端キヤリア11の外周
側において保護部材40の直立部43を連結して
いるので、無端キヤリア11の上記水平基部42
に対応する位置に局部的な曲げを繰り返し加える
ことが防止されて無端キヤリア11の耐久性が高
められる。
部である水平基部42は無端キヤリア11の外周
側において保護部材40の直立部43を連結して
いるので、無端キヤリア11の上記水平基部42
に対応する位置に局部的な曲げを繰り返し加える
ことが防止されて無端キヤリア11の耐久性が高
められる。
また、本実施例の保護部材40は金属板材から
プレスにより成形されたプレス部品により構成さ
れているため、従来の合成樹脂製の保護部材に比
較して薄い金属帯である無端キヤリア11との当
接部分が損なわれず、極めて高い耐久性が得られ
る。また、保護部材40がVブロツク12に独立
して設けられているので、複数のVブロツク12
にまたがる長手状の保護部材をプレス部品で構成
する従来の場合に比較して保護部材40自体の繰
り返しの曲げによる金属疲労がなくなつて耐久性
が高められる。
プレスにより成形されたプレス部品により構成さ
れているため、従来の合成樹脂製の保護部材に比
較して薄い金属帯である無端キヤリア11との当
接部分が損なわれず、極めて高い耐久性が得られ
る。また、保護部材40がVブロツク12に独立
して設けられているので、複数のVブロツク12
にまたがる長手状の保護部材をプレス部品で構成
する従来の場合に比較して保護部材40自体の繰
り返しの曲げによる金属疲労がなくなつて耐久性
が高められる。
また、本実施例によれば、保護部材40におけ
る直立部43に形成したキヤリア側端面11aと
の接触面44を、その無端キヤリア11の長手方
向(周方向)に沿つて湾曲し且つキヤリア端面1
1a側に凸となる曲面形状としたので、仮にVブ
ロツク12が中心線14を軸として微小角度回転
し、ベルト進行方向に対して傾きを有して動く場
合であつても、キヤリア端面11aが直立部43
の角部と接触摺動することがない。したがつて、
キヤリア端面11aにバリが発生することをより
確実に防止できる。
る直立部43に形成したキヤリア側端面11aと
の接触面44を、その無端キヤリア11の長手方
向(周方向)に沿つて湾曲し且つキヤリア端面1
1a側に凸となる曲面形状としたので、仮にVブ
ロツク12が中心線14を軸として微小角度回転
し、ベルト進行方向に対して傾きを有して動く場
合であつても、キヤリア端面11aが直立部43
の角部と接触摺動することがない。したがつて、
キヤリア端面11aにバリが発生することをより
確実に防止できる。
また、保護部材40は、保持部45の直立部4
7にそれぞれ形成したピン貫通孔48によりピン
21と一体化されているため、無端ベルト10の
回転時にVブロツク12と一体で運動する保護部
材40に遠心力が作用しても、保護部材40がV
ブロツク12から脱落および飛散することがな
い。
7にそれぞれ形成したピン貫通孔48によりピン
21と一体化されているため、無端ベルト10の
回転時にVブロツク12と一体で運動する保護部
材40に遠心力が作用しても、保護部材40がV
ブロツク12から脱落および飛散することがな
い。
また、保護部材40は、ピン21により各Vブ
ロツク12に、他のVブロツク12と干渉しない
ように個々に取り付けられるので、保護部材40
がプーリ1の円弧上を移動する際にも不要な力を
一切受けず、また、応力集中による疲労を生じる
ことがなく、しかも、ベルトの伝達効率を低下さ
せることがない。更にまた、各Vブロツク12そ
れぞれの独立した運動を規制することがなく、プ
ーリ1間の移動を円滑に行うことができる。
ロツク12に、他のVブロツク12と干渉しない
ように個々に取り付けられるので、保護部材40
がプーリ1の円弧上を移動する際にも不要な力を
一切受けず、また、応力集中による疲労を生じる
ことがなく、しかも、ベルトの伝達効率を低下さ
せることがない。更にまた、各Vブロツク12そ
れぞれの独立した運動を規制することがなく、プ
ーリ1間の移動を円滑に行うことができる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
したが、その他の態様においても本発明が適用さ
れる。
したが、その他の態様においても本発明が適用さ
れる。
たとえば、前述の実施例における保護部材40
は2部材より構成されていたが、単一部材からな
るものでもよい。
は2部材より構成されていたが、単一部材からな
るものでもよい。
なお、本発明は、上述の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された範囲で
種々の実施態様が包含されるものである。
のではなく、特許請求の範囲に記載された範囲で
種々の実施態様が包含されるものである。
第1図は、本発明の一実施例に係わる動力伝達
用無端ベルトにおける無端キヤリアとVブロツク
と保護部材との配設関係を示す無端キヤリアの周
方向に沿つた断面図(第3図のI−I視)であ
る。第2図は第1図の実施例の縦断面図である。
第3図は第2図の−視断面図である。第4図
は、第1図の無端ベルトにおいてピンを外したV
ブロツクの斜視図である。第5図は第1図の無端
ベルトの保護部材の正面図である。第6図、第7
図、および第8図は、第5図の保護部材の平面
図、底面図、および側面図をそれぞれ示す図であ
る。 10……動力伝達用無端ベルト、11……無端
キヤリア、12……Vブロツク、17,18……
柱状部、17a,18a……柱状部の対向面、2
1……ピン、40……保護部材、42……水平基
部(連結部)、43……直立部(側部)、47……
直立部、48……ピン貫通孔。
用無端ベルトにおける無端キヤリアとVブロツク
と保護部材との配設関係を示す無端キヤリアの周
方向に沿つた断面図(第3図のI−I視)であ
る。第2図は第1図の実施例の縦断面図である。
第3図は第2図の−視断面図である。第4図
は、第1図の無端ベルトにおいてピンを外したV
ブロツクの斜視図である。第5図は第1図の無端
ベルトの保護部材の正面図である。第6図、第7
図、および第8図は、第5図の保護部材の平面
図、底面図、および側面図をそれぞれ示す図であ
る。 10……動力伝達用無端ベルト、11……無端
キヤリア、12……Vブロツク、17,18……
柱状部、17a,18a……柱状部の対向面、2
1……ピン、40……保護部材、42……水平基
部(連結部)、43……直立部(側部)、47……
直立部、48……ピン貫通孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 帯状の無端キヤリアと、外周側へ突き出す一
対の柱状部間に該無端キヤリアを受け入れた状態
で、該無端キヤリアに沿つて隙間なく取り付けら
れた多数のVブロツクとを備え、一対のプーリ間
に巻き掛けられてそれらの間で動力を伝達する動
力伝達用無端ベルトであつて、 前記一対の柱状部の対向面と前記無端キヤリア
の側端縁との間に位置し且つ該側端縁に向かつて
突き出す凸形状に形成された一対の側部と、該側
部を該無端キヤリアの外周側において相互に連結
する連結部と、ピン貫通穴を有して前記Vブロツ
クの柱状部と平行に直立する直立部とを一体的に
備えて、プレス部品から構成された複数の保護部
材と、 前記ピン貫通穴に差し通された状態で前記一対
の柱状部間に装着されることにより、前記保護部
材を相互に独立した状態で前記Vブロツクにそれ
ぞれ固定するピンと、 を含むことを特徴とする動力伝達用無端ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6008489A JPH02199340A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 動力伝達用無端ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6008489A JPH02199340A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 動力伝達用無端ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02199340A JPH02199340A (ja) | 1990-08-07 |
| JPH0583777B2 true JPH0583777B2 (ja) | 1993-11-29 |
Family
ID=13131865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6008489A Granted JPH02199340A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 動力伝達用無端ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02199340A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6010943U (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-25 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機用駆動ベルト |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP6008489A patent/JPH02199340A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02199340A (ja) | 1990-08-07 |
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