JPH0585498B2 - - Google Patents
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- JPH0585498B2 JPH0585498B2 JP60187714A JP18771485A JPH0585498B2 JP H0585498 B2 JPH0585498 B2 JP H0585498B2 JP 60187714 A JP60187714 A JP 60187714A JP 18771485 A JP18771485 A JP 18771485A JP H0585498 B2 JPH0585498 B2 JP H0585498B2
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、多層配線基板等の材料として使用
される絶縁性磁器組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、多層回路基板の材料には、主として絶縁
性に優れたアルミナ系磁器組成物が使用されてい
た。この磁器組成物は約96%のAl2O3粉末と、
SiO2,MgO,CaO等の粉末からなる磁器原料を
還元雰囲気において、1500〜1600℃の温度で焼成
することにより得られる。また、基板内部の導体
の印刷にはMoやWを主体とした導電ペーストが
使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来のアルミナ磁器組成物は、熱膨張係数
が7.5×10-6/℃(線膨張係数)以上と大きいた
め、熱衝撃に弱く、これから作られた多層回路基
板に数十度以上の温度差の熱衝撃を与えると、ク
ラツクが発生するという欠点があつた。このた
め、多層配線基板に電子部品を半田付けする際に
は、同基板を予め半田の溶融温度に近い温度ま
で、ゆつくり時間をかけて加熱していく、いわゆ
る予熱工程を必要とした。 この発明は、従来のアルミナ系絶縁性磁器組成
物における上記の問題を解決すべくなされたもの
で、従来の磁器組成物に比べて熱膨張係数が小さ
く、電気部品の半田付け等に伴う熱衝撃によつ
て、多層配線基板にクラツク等の損傷が生じにく
い絶縁性磁器組成物を提供することを目的とす
る。 〔問題を解決するための手段〕 この発明の絶縁性磁器組成物は、SiO2を12.8〜
65.6モル%と、Al2O3を1〜40モル%と、MgOを
1〜40.7モル%と、ZrO2を1〜30.3モル%と、
Li2Oを0.5〜10モル%と、CaO,SrO,BaO,
ZnOのグループから選ばれた一種以上を5〜45モ
ル%と、Mn3O4,Co3O4,NiO,CuOのグループ
から選ばれた1種以上を0.3〜7モル%の比率で
混合したものを、酸化雰囲気で焼成してなるもの
である。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例ついて説明する。 まず下表に掲げる各試料の製作方法と条件につ
いて、試料1を例にとつて説明すると、SiO2粉
末を50.3g、Al2O3粉末を5.9g、MgO粉末を3.0
g、ZrO2粉末を7.0g、Li2CO3粉末を10.3g、
CaCO3粉末を24.5g、及びMn3O4粉末を4.3gず
つ秤量した。なお、上記Ca,Liの炭酸塩粉末は、
何れも空気中で安定なものを使用した。 上記粉末をボールミルに入れ、約15時間ボール
ミリングすることにより、これらを湿式混合し
た。 次に、上記混合粉末に対して、ポリビニルブチ
ラール樹脂を8重量%、ジブチルフタレートを8
重量%、アセトンを40重量%、オレイン酸を0.5
重量%ずつ加えて攪拌し、スラリーを作つた。次
で、このスラリーをドクターブレード法によつて
延伸し、厚さ0.25mmの長尺な未焼結磁器シートを
作り、これを10cm角に切断した。 そして切断された未焼結磁器シートから次の3
種類のテストピースを作つた。第一のテストピー
スは、上記シートを直径16mmの円板形に打ち抜い
たものである。第二のテストピースは、上記シー
トを17枚重ねて圧着したものを、長さ36mm、幅4
mmの寸法に切断したもので、その厚さは約4mmで
ある。第三のテストピースは、上記シートにPd
を主成分とする導電ペーストを用いて配線パター
ンを印刷し、これを6枚重ねて圧着し、長さ30
mm、幅15mmに切断したもので、厚さは約1.5mmで
ある。 これらテストピースを、空気中で毎時100℃の
割合で1000℃まで昇温させ、この温度を2時間維
持した後、常温まで毎時200℃の割合で冷却する
というプロフアイルで焼成した。 続いて、焼成後のテストピースについて、それ
ぞれ次の方法で試験を行つた。 第一の円板形のテストピースについては、その
両主面にIn−Ga合金を塗布して、直径10mmの電
極を設け、比誘電率ε、クオリテイフアクタQ及
び抵抗率ρ(Ωcm)を測定した。比誘電率εは、
25℃の温度下において1MHzの周波数で測定した
静電容量により算出し、Qは、上記静電容量と同
様の条件で測定した。また抵抗率ρは、500Vの
直流電圧を印加し、印加開始から60秒後の絶縁抵
抗値から算出した。 17枚の磁器シートを積層して作られた第二のテ
ストピースについては、温度20〜500℃における
線膨張係数α(/℃)を測定した。 Pdの配線パターンが印刷された第三のテスト
ピースについては、予熱せずに常温から250℃の
溶融半田に3秒間浸漬した後、引き上げ、常温ま
で自然冷却させて、クラツク等の発生の有無を調
べた。また、このテストピースを使用し、内部の
配線パターンが肉眼で透けて見えるか否かで遮光
性を調べた。そして、透けて見えないものを遮光
性良好とし、透けて見えるものを遮光性不良とし
た。 以下、試料2〜78についても、下表の各欄に示
すような組成を有する磁器組成物から、3種類の
テストピースを作り、それぞれ試料1と同様の方
法と条件で試験を行つた。但し、焼成温度FTは、
各々異なり、別表各欄に示す温度で実施した。 下表から明らかな通り、これら1〜78までの試
料は、焼成温度FTが950〜1250℃、線膨張係数α
が3.5〜6.5×10-6/℃であつた。また、何れも溶
融半田への浸漬試験においてクラツク等の発生は
認められず、遮光性も良好であつた。なお、下表
に具体的な数値の掲載を省略したが、これら試料
の非誘電率εは6〜9、Qは500〜2000、抵抗率
ρは1×1013〜5×1014Ωcmであつた。 また、上記実施例との比較のため、次の表の試
料No.79〜92のように、本発明の組成要件を満たさ
ない磁器組成物から、3種類のテストピースを作
つた。そして、それらのそれぞれについて、試料
No.1〜78と同様の方法と条件で試験を行い、その
結果を焼成温度FTと共に表の試料No.79〜92の欄
に示した。
される絶縁性磁器組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、多層回路基板の材料には、主として絶縁
性に優れたアルミナ系磁器組成物が使用されてい
た。この磁器組成物は約96%のAl2O3粉末と、
SiO2,MgO,CaO等の粉末からなる磁器原料を
還元雰囲気において、1500〜1600℃の温度で焼成
することにより得られる。また、基板内部の導体
の印刷にはMoやWを主体とした導電ペーストが
使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来のアルミナ磁器組成物は、熱膨張係数
が7.5×10-6/℃(線膨張係数)以上と大きいた
め、熱衝撃に弱く、これから作られた多層回路基
板に数十度以上の温度差の熱衝撃を与えると、ク
ラツクが発生するという欠点があつた。このた
め、多層配線基板に電子部品を半田付けする際に
は、同基板を予め半田の溶融温度に近い温度ま
で、ゆつくり時間をかけて加熱していく、いわゆ
る予熱工程を必要とした。 この発明は、従来のアルミナ系絶縁性磁器組成
物における上記の問題を解決すべくなされたもの
で、従来の磁器組成物に比べて熱膨張係数が小さ
く、電気部品の半田付け等に伴う熱衝撃によつ
て、多層配線基板にクラツク等の損傷が生じにく
い絶縁性磁器組成物を提供することを目的とす
る。 〔問題を解決するための手段〕 この発明の絶縁性磁器組成物は、SiO2を12.8〜
65.6モル%と、Al2O3を1〜40モル%と、MgOを
1〜40.7モル%と、ZrO2を1〜30.3モル%と、
Li2Oを0.5〜10モル%と、CaO,SrO,BaO,
ZnOのグループから選ばれた一種以上を5〜45モ
ル%と、Mn3O4,Co3O4,NiO,CuOのグループ
から選ばれた1種以上を0.3〜7モル%の比率で
混合したものを、酸化雰囲気で焼成してなるもの
である。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例ついて説明する。 まず下表に掲げる各試料の製作方法と条件につ
いて、試料1を例にとつて説明すると、SiO2粉
末を50.3g、Al2O3粉末を5.9g、MgO粉末を3.0
g、ZrO2粉末を7.0g、Li2CO3粉末を10.3g、
CaCO3粉末を24.5g、及びMn3O4粉末を4.3gず
つ秤量した。なお、上記Ca,Liの炭酸塩粉末は、
何れも空気中で安定なものを使用した。 上記粉末をボールミルに入れ、約15時間ボール
ミリングすることにより、これらを湿式混合し
た。 次に、上記混合粉末に対して、ポリビニルブチ
ラール樹脂を8重量%、ジブチルフタレートを8
重量%、アセトンを40重量%、オレイン酸を0.5
重量%ずつ加えて攪拌し、スラリーを作つた。次
で、このスラリーをドクターブレード法によつて
延伸し、厚さ0.25mmの長尺な未焼結磁器シートを
作り、これを10cm角に切断した。 そして切断された未焼結磁器シートから次の3
種類のテストピースを作つた。第一のテストピー
スは、上記シートを直径16mmの円板形に打ち抜い
たものである。第二のテストピースは、上記シー
トを17枚重ねて圧着したものを、長さ36mm、幅4
mmの寸法に切断したもので、その厚さは約4mmで
ある。第三のテストピースは、上記シートにPd
を主成分とする導電ペーストを用いて配線パター
ンを印刷し、これを6枚重ねて圧着し、長さ30
mm、幅15mmに切断したもので、厚さは約1.5mmで
ある。 これらテストピースを、空気中で毎時100℃の
割合で1000℃まで昇温させ、この温度を2時間維
持した後、常温まで毎時200℃の割合で冷却する
というプロフアイルで焼成した。 続いて、焼成後のテストピースについて、それ
ぞれ次の方法で試験を行つた。 第一の円板形のテストピースについては、その
両主面にIn−Ga合金を塗布して、直径10mmの電
極を設け、比誘電率ε、クオリテイフアクタQ及
び抵抗率ρ(Ωcm)を測定した。比誘電率εは、
25℃の温度下において1MHzの周波数で測定した
静電容量により算出し、Qは、上記静電容量と同
様の条件で測定した。また抵抗率ρは、500Vの
直流電圧を印加し、印加開始から60秒後の絶縁抵
抗値から算出した。 17枚の磁器シートを積層して作られた第二のテ
ストピースについては、温度20〜500℃における
線膨張係数α(/℃)を測定した。 Pdの配線パターンが印刷された第三のテスト
ピースについては、予熱せずに常温から250℃の
溶融半田に3秒間浸漬した後、引き上げ、常温ま
で自然冷却させて、クラツク等の発生の有無を調
べた。また、このテストピースを使用し、内部の
配線パターンが肉眼で透けて見えるか否かで遮光
性を調べた。そして、透けて見えないものを遮光
性良好とし、透けて見えるものを遮光性不良とし
た。 以下、試料2〜78についても、下表の各欄に示
すような組成を有する磁器組成物から、3種類の
テストピースを作り、それぞれ試料1と同様の方
法と条件で試験を行つた。但し、焼成温度FTは、
各々異なり、別表各欄に示す温度で実施した。 下表から明らかな通り、これら1〜78までの試
料は、焼成温度FTが950〜1250℃、線膨張係数α
が3.5〜6.5×10-6/℃であつた。また、何れも溶
融半田への浸漬試験においてクラツク等の発生は
認められず、遮光性も良好であつた。なお、下表
に具体的な数値の掲載を省略したが、これら試料
の非誘電率εは6〜9、Qは500〜2000、抵抗率
ρは1×1013〜5×1014Ωcmであつた。 また、上記実施例との比較のため、次の表の試
料No.79〜92のように、本発明の組成要件を満たさ
ない磁器組成物から、3種類のテストピースを作
つた。そして、それらのそれぞれについて、試料
No.1〜78と同様の方法と条件で試験を行い、その
結果を焼成温度FTと共に表の試料No.79〜92の欄
に示した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
以上説明した通り、この発明の絶縁磁器組成物
では、3.5〜6.5×10-6/℃と小さい線膨張係数α
が得られる。従つてこの磁器組成物から作られた
多層回路基板は、電子部品の半田付け工程で通常
受ける230℃程度の温度差による熱衝撃によつて、
クラツクが発生しない。これにより、多層配線基
板に電子部品を半田付けする際に、従来必要とさ
れていた予熱工程を省くことができる。
では、3.5〜6.5×10-6/℃と小さい線膨張係数α
が得られる。従つてこの磁器組成物から作られた
多層回路基板は、電子部品の半田付け工程で通常
受ける230℃程度の温度差による熱衝撃によつて、
クラツクが発生しない。これにより、多層配線基
板に電子部品を半田付けする際に、従来必要とさ
れていた予熱工程を省くことができる。
Claims (1)
- 1 SiO2を12.8〜65.6モル%と、Al2O3を1〜40
モル%と、MgOを1〜40.7モル%と、ZrO2を1
〜30.3モル%と、Li2Oを0.5〜10モル%と、CaO,
SrO,BaO,ZnOのグループから選ばれた一種以
上を5〜45モル%と、Mn3O4,Co3O4,NiO,
CuOのグループから選ばれた1種以上を0.3〜7
モル%の比率で混合したものを、酸化雰囲気で焼
成してなる絶縁性磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60187714A JPS6246954A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 絶縁性磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60187714A JPS6246954A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 絶縁性磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6246954A JPS6246954A (ja) | 1987-02-28 |
| JPH0585498B2 true JPH0585498B2 (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=16210886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60187714A Granted JPS6246954A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 絶縁性磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6246954A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3030558B2 (ja) * | 1987-11-28 | 2000-04-10 | ティーディーケイ株式会社 | 誘電体磁器材料 |
| JP4714986B2 (ja) * | 2000-12-06 | 2011-07-06 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物及びそれを用いた多層基板 |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP60187714A patent/JPS6246954A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246954A (ja) | 1987-02-28 |
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