JPH0586135B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0586135B2 JPH0586135B2 JP61159202A JP15920286A JPH0586135B2 JP H0586135 B2 JPH0586135 B2 JP H0586135B2 JP 61159202 A JP61159202 A JP 61159202A JP 15920286 A JP15920286 A JP 15920286A JP H0586135 B2 JPH0586135 B2 JP H0586135B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- coil
- insulating
- wedge
- monitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
本発明は素線束上に未処理の絶縁テープを巻回
して絶縁層を設けかつその上に半導電性物質から
なる表面コロナ防止層並びに高抵抗性物質からな
るエンドコロナ防止層を施した成形コイルを、固
定子鉄心スロツトに半導電性物質からなる滑り及
び絶縁性物質からなるインターレイヤと共に2層
巻をなす如くに挿入して絶縁性物質からなるくさ
びで前記スロツト内に抑止し、前記各コイルを相
互に接続して固定子巻線を形成させた後熱硬化性
樹脂を真空加圧含浸硬化させて前記コイルの対地
絶縁層を形成する如くにした回転電機に関する。
この種の回転電機においては前記コイルの対地絶
縁形成時の作業管理が容易かつ正確であるととも
に、形成された前記コイルの対地絶縁が信頼性の
高いものであることが肝要である。
して絶縁層を設けかつその上に半導電性物質から
なる表面コロナ防止層並びに高抵抗性物質からな
るエンドコロナ防止層を施した成形コイルを、固
定子鉄心スロツトに半導電性物質からなる滑り及
び絶縁性物質からなるインターレイヤと共に2層
巻をなす如くに挿入して絶縁性物質からなるくさ
びで前記スロツト内に抑止し、前記各コイルを相
互に接続して固定子巻線を形成させた後熱硬化性
樹脂を真空加圧含浸硬化させて前記コイルの対地
絶縁層を形成する如くにした回転電機に関する。
この種の回転電機においては前記コイルの対地絶
縁形成時の作業管理が容易かつ正確であるととも
に、形成された前記コイルの対地絶縁が信頼性の
高いものであることが肝要である。
一般に定格電圧3kV以上の高圧回転電機におい
てその未処理の固定子コイルに対地絶縁のための
樹脂を含浸させる方法としてはコイル単体含浸方
式と全含浸方式とが知られている。前者の方式に
おいては各コイル毎に未処理のテープを巻回した
ものを所定のコイル金型に挿入し、熱硬化性エポ
キシ樹脂を類を真空加圧含浸して前記金型で締め
付け、更に加熱硬化炉で加熱硬化させて固定子コ
イルとしての対地絶縁層を形成させた後前記金型
から取り出し前記絶縁層の表面仕上げを行い、更
に前記絶縁層の表面に半導電性物質からなる表面
コロナ防止層並びに高抵抗物質からなるエンドコ
ロナ防止層を施して個々の固定子コイルを形成
し、固定子鉄心のスロツト内に挿入し適宜のくさ
びで抑止し結線を行つて固定子巻線を形成させる
如くにする。 これに対して後者の全含浸方式は、未処理のテ
ープを巻回したコイルに前記の如き表面コロナ防
止層並びに外部コロナ防止層を施し、固定子鉄心
のスロツトに半導電性物質からなり滑り並びに絶
縁性物質からなるインターレイヤと共に挿入し絶
縁性物質からなるくさびで抑止し、各コイルを相
互に結線して固定子巻線を形成させ、更に所要の
間隔片、ひもなどを用いて前記固定子コイルを緊
縛する最終段階において熱硬化性エポキシ樹脂の
類を真空加圧含浸を行い加熱硬化させて前記固定
子コイルの対地絶縁層を形成させる如くにする。 前記の如く前者のコイル単体含浸方式は個々の
コイルに対地絶縁層を形成させた後固定子鉄心の
スロツトに組み込むために工程が煩雑でそれだけ
コストの上昇を伴うのに対して、後者の全含浸方
式は個々のコイルを固定子鉄心に組み込んで固定
子巻線を形成させた後工程の最終段階で対地絶縁
層を形成させるため、工程が非常に簡易でそれだ
け回転電機のコストが低減される利点がある。 しかしその反面固定子コイルの絶縁性能の確認
に関しては、コイル単体含浸方式の場合は当然コ
イルを固定子鉄心に巻回する前に電気的非破壊特
性試験によつて誘電正接や部分放電の有無などを
測定して行うことができるから、仮に不良コイル
が検出された場合でもそのコイルだけを補修ある
いは新製するだけで済むのに対し、全含浸方式の
場合には固定子巻線の絶縁処理が完了した最終段
階でコイルの絶縁性能を確認しなければならない
から、仮に絶縁性能に欠陥のある部分が発見され
たとしても、固定子コイルが固定子鉄心に固着さ
れているため固定子コイルの対地絶縁層の健全な
部分を損傷することなく固定子鉄心から取り出す
ことは極めて困難で、結局は固定子巻線の絶縁を
全てやり直すことになり多大の労力と費用とを要
することを余儀なくされるという問題がある。 前記の如き問題を克服するためには全含浸方式
に使用する固定子コイルにおいてはその製造過程
における作業並びに品質管理が重要な役割を果す
ことになる。その点近年はコイルの樹脂含浸工程
における前記管理の手段として、コイルの絶縁層
内に含浸される樹脂の量を電気的な静電容量に置
換して樹脂の含浸状態を監視することが一般に行
われている。しかしこの場合同一絶縁材料により
絶縁の施されたコイルが巻回された1500kVAの
回転電機と290kVAの回転電機とについて、交流
1kHzで測定した前記静電容量の樹脂含浸時間に
対する変化を表示すると第8図のA曲線
(1500kVA回転電機)とB曲線(290kVA)との
如くになる。かくの如く実際の場合回転電機の固
定子コイルの対地絶縁層の厚さ、固定子鉄心長、
固定子巻線を構成するコイル数などによつて回転
電機毎に静電容量の樹脂含浸時間に対する変化特
性が異なるために、この種の測定だけで全ての回
転電機の固定子コイルにおける樹脂含浸状態を一
律に管理することは困難と言わざるを得ない上
に、この種の測定で極く微少な樹脂含浸不良を検
出することは殆んど不可能であることが知られて
おり、結局は固定子コイルの樹脂含浸が完了した
か否かを経験にもとづいて判断せざるを得ないと
いうのが現状である。その結果前記の判断を誤ま
ると前記の如く固定子コイルの全絶縁をやり直す
羽目になるか、あるいは最悪の場合には実際運転
において回転電機の重大事故を招き著しい損害を
生ずることにもなり兼ねない。 一方コイルに含浸された絶縁樹脂の硬化につい
ても実験室における実験結果と実際の回転電機製
作の経験にもとづいて硬化のための温度と時間と
を決めているが、例えば前記の同様に1500kVA
の回転電機と290kVAの回転電機について温度
140℃で6時間加熱硬化を行つた場合の印加電圧
に対する誘電正接の関係を求めたものでは、第9
図に表示する如く前者の場合のA曲線と後者の場
合のB曲線との間に相当の相違が生じている。こ
の場合1500kVA回転電機の場合のA曲線は印加
電圧の高いところで誘電正接の値が高くなつてお
り、含浸樹脂の硬化が不十分であると判断され
る。その原因は1500kVA回転電機の固定子鉄心
の熱容量が大であることにあるが、今仮にこの回
転電機をそのまま運転に供するとすると、運転に
よる温度上昇に伴なつて前記曲線に沿つて固定子
コイルの対地絶縁層の誘電損失も増加する結果該
対地絶縁層の温度が上昇し、対地絶縁層の温度が
上昇すると更に誘電損失が増加するという悪循環
が行われる結果、ついには前記絶縁層の破壊に至
り重大な損害を招くことになるから、この場合前
記1500kVA回転電機は再度コイルに含浸された
樹脂の加熱硬化処理をやり直すことも止むを得な
くなる。したがつてかくの如くコイル含浸樹脂の
硬化不足を防止するためには結局加熱温度及び加
熱時間が必要以上に過剰な条件下で加熱処理を行
う傾向が強まり、工程の延伸、加熱のためのエネ
ルギの消費の増大などが不可避となつて回転電機
の製作コスト増加の原因にもなる。 前記の如く従来の全含浸方式による回転電機に
おいてはそれぞれの容量などによつてコイルの絶
縁樹脂の含浸条件及び加熱硬化条件を一律に管理
することが著しく困難であり、その結果固定子コ
イルの対地絶縁層を正常に形成し得ない危険があ
り、場合によつては重大な損害を招く虞れがある
という欠点を免れない。
てその未処理の固定子コイルに対地絶縁のための
樹脂を含浸させる方法としてはコイル単体含浸方
式と全含浸方式とが知られている。前者の方式に
おいては各コイル毎に未処理のテープを巻回した
ものを所定のコイル金型に挿入し、熱硬化性エポ
キシ樹脂を類を真空加圧含浸して前記金型で締め
付け、更に加熱硬化炉で加熱硬化させて固定子コ
イルとしての対地絶縁層を形成させた後前記金型
から取り出し前記絶縁層の表面仕上げを行い、更
に前記絶縁層の表面に半導電性物質からなる表面
コロナ防止層並びに高抵抗物質からなるエンドコ
ロナ防止層を施して個々の固定子コイルを形成
し、固定子鉄心のスロツト内に挿入し適宜のくさ
びで抑止し結線を行つて固定子巻線を形成させる
如くにする。 これに対して後者の全含浸方式は、未処理のテ
ープを巻回したコイルに前記の如き表面コロナ防
止層並びに外部コロナ防止層を施し、固定子鉄心
のスロツトに半導電性物質からなり滑り並びに絶
縁性物質からなるインターレイヤと共に挿入し絶
縁性物質からなるくさびで抑止し、各コイルを相
互に結線して固定子巻線を形成させ、更に所要の
間隔片、ひもなどを用いて前記固定子コイルを緊
縛する最終段階において熱硬化性エポキシ樹脂の
類を真空加圧含浸を行い加熱硬化させて前記固定
子コイルの対地絶縁層を形成させる如くにする。 前記の如く前者のコイル単体含浸方式は個々の
コイルに対地絶縁層を形成させた後固定子鉄心の
スロツトに組み込むために工程が煩雑でそれだけ
コストの上昇を伴うのに対して、後者の全含浸方
式は個々のコイルを固定子鉄心に組み込んで固定
子巻線を形成させた後工程の最終段階で対地絶縁
層を形成させるため、工程が非常に簡易でそれだ
け回転電機のコストが低減される利点がある。 しかしその反面固定子コイルの絶縁性能の確認
に関しては、コイル単体含浸方式の場合は当然コ
イルを固定子鉄心に巻回する前に電気的非破壊特
性試験によつて誘電正接や部分放電の有無などを
測定して行うことができるから、仮に不良コイル
が検出された場合でもそのコイルだけを補修ある
いは新製するだけで済むのに対し、全含浸方式の
場合には固定子巻線の絶縁処理が完了した最終段
階でコイルの絶縁性能を確認しなければならない
から、仮に絶縁性能に欠陥のある部分が発見され
たとしても、固定子コイルが固定子鉄心に固着さ
れているため固定子コイルの対地絶縁層の健全な
部分を損傷することなく固定子鉄心から取り出す
ことは極めて困難で、結局は固定子巻線の絶縁を
全てやり直すことになり多大の労力と費用とを要
することを余儀なくされるという問題がある。 前記の如き問題を克服するためには全含浸方式
に使用する固定子コイルにおいてはその製造過程
における作業並びに品質管理が重要な役割を果す
ことになる。その点近年はコイルの樹脂含浸工程
における前記管理の手段として、コイルの絶縁層
内に含浸される樹脂の量を電気的な静電容量に置
換して樹脂の含浸状態を監視することが一般に行
われている。しかしこの場合同一絶縁材料により
絶縁の施されたコイルが巻回された1500kVAの
回転電機と290kVAの回転電機とについて、交流
1kHzで測定した前記静電容量の樹脂含浸時間に
対する変化を表示すると第8図のA曲線
(1500kVA回転電機)とB曲線(290kVA)との
如くになる。かくの如く実際の場合回転電機の固
定子コイルの対地絶縁層の厚さ、固定子鉄心長、
固定子巻線を構成するコイル数などによつて回転
電機毎に静電容量の樹脂含浸時間に対する変化特
性が異なるために、この種の測定だけで全ての回
転電機の固定子コイルにおける樹脂含浸状態を一
律に管理することは困難と言わざるを得ない上
に、この種の測定で極く微少な樹脂含浸不良を検
出することは殆んど不可能であることが知られて
おり、結局は固定子コイルの樹脂含浸が完了した
か否かを経験にもとづいて判断せざるを得ないと
いうのが現状である。その結果前記の判断を誤ま
ると前記の如く固定子コイルの全絶縁をやり直す
羽目になるか、あるいは最悪の場合には実際運転
において回転電機の重大事故を招き著しい損害を
生ずることにもなり兼ねない。 一方コイルに含浸された絶縁樹脂の硬化につい
ても実験室における実験結果と実際の回転電機製
作の経験にもとづいて硬化のための温度と時間と
を決めているが、例えば前記の同様に1500kVA
の回転電機と290kVAの回転電機について温度
140℃で6時間加熱硬化を行つた場合の印加電圧
に対する誘電正接の関係を求めたものでは、第9
図に表示する如く前者の場合のA曲線と後者の場
合のB曲線との間に相当の相違が生じている。こ
の場合1500kVA回転電機の場合のA曲線は印加
電圧の高いところで誘電正接の値が高くなつてお
り、含浸樹脂の硬化が不十分であると判断され
る。その原因は1500kVA回転電機の固定子鉄心
の熱容量が大であることにあるが、今仮にこの回
転電機をそのまま運転に供するとすると、運転に
よる温度上昇に伴なつて前記曲線に沿つて固定子
コイルの対地絶縁層の誘電損失も増加する結果該
対地絶縁層の温度が上昇し、対地絶縁層の温度が
上昇すると更に誘電損失が増加するという悪循環
が行われる結果、ついには前記絶縁層の破壊に至
り重大な損害を招くことになるから、この場合前
記1500kVA回転電機は再度コイルに含浸された
樹脂の加熱硬化処理をやり直すことも止むを得な
くなる。したがつてかくの如くコイル含浸樹脂の
硬化不足を防止するためには結局加熱温度及び加
熱時間が必要以上に過剰な条件下で加熱処理を行
う傾向が強まり、工程の延伸、加熱のためのエネ
ルギの消費の増大などが不可避となつて回転電機
の製作コスト増加の原因にもなる。 前記の如く従来の全含浸方式による回転電機に
おいてはそれぞれの容量などによつてコイルの絶
縁樹脂の含浸条件及び加熱硬化条件を一律に管理
することが著しく困難であり、その結果固定子コ
イルの対地絶縁層を正常に形成し得ない危険があ
り、場合によつては重大な損害を招く虞れがある
という欠点を免れない。
予め未処理のまま固定子鉄心に巻回されたコイ
ルに絶縁樹脂を含浸させる過程においてその絶縁
層内に含浸される前記樹脂量を静電容量の変化に
置換して含浸状態を監視し、前記樹脂の含浸完了
後に加熱硬化して前記コイルの対地絶縁を形成す
る如くにした従来の全含浸方式の回転電機に伴な
う前記の如き欠点に鑑み、本発明は簡単な手段に
より前記コイルの絶縁層における絶縁樹脂の含浸
状態と加熱硬化とを直接管理することにより、回
転電機の体格の大小を問わず前記コイルの良好な
対地絶縁を実現し得る全含浸式回転電機を提供す
ることを目的とする。
ルに絶縁樹脂を含浸させる過程においてその絶縁
層内に含浸される前記樹脂量を静電容量の変化に
置換して含浸状態を監視し、前記樹脂の含浸完了
後に加熱硬化して前記コイルの対地絶縁を形成す
る如くにした従来の全含浸方式の回転電機に伴な
う前記の如き欠点に鑑み、本発明は簡単な手段に
より前記コイルの絶縁層における絶縁樹脂の含浸
状態と加熱硬化とを直接管理することにより、回
転電機の体格の大小を問わず前記コイルの良好な
対地絶縁を実現し得る全含浸式回転電機を提供す
ることを目的とする。
前記の目的を達成するために本発明では首記の
回転電機において、前記固定子鉄心のスロツトに
挿入されるコイル抑止用くさびのうちの特定のく
さびの長さ方向の一部に形成した開溝部の底面に
設けられた導電性あるいは半導電性物質からなる
電極の上に、前記固定子鉄心に巻回される前記コ
イルに施された未処理の絶縁テープと同質のテー
プと同一の構成とからなる絶縁モニタ層を形成
し、該モニタ層の上側に半導電性物質からなる前
記電極の対電極を設け、更に該対電極の上側に適
宜の前記絶縁モニタ層を脱落防止手段を施してな
る絶縁モニタくさびを、前記脱落防止手段が前記
未処理コイルの表面をなす半導電性物質からなる
表面コロナ防止層に接する如くに前記スロツトに
挿入するとともに、前記電極並びに対電極それぞ
れに外部よりの測定のためのリード線を接続し得
る如くにすることにより、全含浸方式による固定
子コイルの絶縁樹脂の含浸並びに加熱硬化の過程
を、外部より前記絶縁層の静電容量及び誘電正接
を測定することにより個々の回転電機において管
理し得る如くにするものである。
回転電機において、前記固定子鉄心のスロツトに
挿入されるコイル抑止用くさびのうちの特定のく
さびの長さ方向の一部に形成した開溝部の底面に
設けられた導電性あるいは半導電性物質からなる
電極の上に、前記固定子鉄心に巻回される前記コ
イルに施された未処理の絶縁テープと同質のテー
プと同一の構成とからなる絶縁モニタ層を形成
し、該モニタ層の上側に半導電性物質からなる前
記電極の対電極を設け、更に該対電極の上側に適
宜の前記絶縁モニタ層を脱落防止手段を施してな
る絶縁モニタくさびを、前記脱落防止手段が前記
未処理コイルの表面をなす半導電性物質からなる
表面コロナ防止層に接する如くに前記スロツトに
挿入するとともに、前記電極並びに対電極それぞ
れに外部よりの測定のためのリード線を接続し得
る如くにすることにより、全含浸方式による固定
子コイルの絶縁樹脂の含浸並びに加熱硬化の過程
を、外部より前記絶縁層の静電容量及び誘電正接
を測定することにより個々の回転電機において管
理し得る如くにするものである。
次に図面に表わされた実施例にもとづいて本発
明の詳細を説明する。 第1図に例示する本発明に関わる回転電機の絶
縁モニタくさび1においては、フエノール積層板
あるいはガラス積層板などの絶縁性物質からなる
くさび材の幅方向のほぼ中央部に前記くさび材に
よつて固定子鉄心スロツト内に抑止されるコイル
の未処理絶縁層の厚さに等しい深さを有する望む
らくは幅10ないし20mmで長さ約300mmの溝15が
設けられており、該溝15の底面には銅、鉄、ア
ルミニウムなどの金属性導電材料あるいは半導電
性処理を行つたガラスクロスあるいはポリエステ
ル不織布などからなる電極2が配置されている。
電極2の上には固定子コイルに巻回された未処理
の絶縁層の構成材料と同一の構成材料即ちガラス
クロス裏打集成マイカテープ、ポリエステル不織
布裏打集成マイカテープ、ガラスクロス基材はが
しマイカテープ、ポリエステル不織布基材はがし
マイカテープなどから構成される同様に未処理の
絶縁モニタ層3が設けられる。更に絶縁モニタ層
3の上には内部の絶縁モニタ層3に対する樹脂含
浸を損うことのない如くに半導電性処理を行つた
ガラスクロスあるいはポリエステル不織布などか
らなる前記電極2に対応する対電極12を設け、
更にその上に絶縁モニタくさび1を固定子コイル
の抑止のためにスロツト内に挿入する場合に絶縁
モニタ層3、電極2並びに対電極12が当該くさ
び1から脱落するのを防止するための脱落防止層
4を施す。この場合脱落防止層4としては対電極
12と同様に絶縁モニタ層3に対する樹脂の含浸
を損うことのない如くにガラスクロスあるいはポ
リエステル不織布などを用い、脱落防止層4と絶
縁モニタくさび1とが接触する面をエポキシ樹脂
などの接着剤を用いて相互に固着させる如くにす
る。 更に第2図に示す別の実施例においては絶縁モ
ニタくさび11の長さ方向の一部に第1図に例示
したと同様の開溝部16を形成し、内部に電極
2、絶縁モニタ層3、対電極12を収めその上に
脱落防止層4を設けることは第1図の実施例の場
合と同様であるが、本実施例では絶縁モニタ層3
の両端面にエポキシ樹脂などの接着剤からなるシ
ール層5を形成し、絶縁モニタ層3に樹脂含浸を
行う際に絶縁モニタ層3の積層方向よりする樹脂
の含浸が有力になる如くにするものである。 更に第3図に例示する別の実施例においては絶
縁モニタくさび21の材料は前記のくさび1,1
1と同一であるが、当該くさび21の長さ方向に
一方の端面に開口する如くにした開溝部17が形
成され、開溝部17内には前記第1実施例、第2
実施例の場合と同質の物質からなる電極2、絶縁
モニタ層3、対電極12が収納され、その上に脱
落防止層4が同様の要領で設けられている。この
種の絶縁モニタくさび17は電極2並びに対電極
12からの測定用リード線6a及び6bの引き出
しが容易であるから主として固定子鉄心端部のく
さびとして使用すると都合が良い。 更に第4図に示す別の実施例においては、第1
図ないし第3図に例示した絶縁モニタくさびと同
質のくさび31の長さ方向のほぼ中央部に長さ方
向に形成された開溝部18を有し、内部電極2、
絶縁モニタ層3、対電極12が収納されその上に
脱落防止層4が設けられることは第3図の実施例
の絶縁モニタくさび21の場合と同様であるが、
この場合絶縁モニタくさび31の機械的強度が第
1図あるいは第2図の実施例の絶縁モニタくさび
の場合よりも向上して固定子コイル抑止のために
固定子鉄心のスロツト内に打ち込むことが容易に
なるから、複数個直列にして前記スロツト内に打
ち込まれるくさびの固定子鉄心の軸方向に中央部
分に使用すると有利である。 次に前記の如くにして形成された絶縁モニタく
さび1,11,21あるいは31を実際に固定子
鉄心スロツトに適用した場合を第1図に例示する
絶縁モニタくさび1を使用した場合のスロツト内
配置は第5図に例示する如くになる。即ち固定子
鉄心14のスロツト19内には素線束7の周囲に
絶縁テープを巻回してなる絶縁層8が設けられそ
の外側に表面コロナ防止層9が形成された固定子
コイル20が、上下に配置された所謂2層巻の固
定子巻線を形成している。その場合表面コロナ防
止層9は半導電性のグラフアイト紙あるいはガラ
スクロスなどの滑り10を介して鉄心14と電気
的に接続され、また2層巻の行われた固定子コイ
ル20単体相互の間にはフエノール積層板あるい
はガラスクロス積層体からなるインターレイヤ1
1が介在している。前記の如くにスロツト19内
に収まる固定子コイル20のスロツト19の開口
側に前記コイル20を抑止する如くに絶縁モニタ
くさび1が挿入され、その際絶縁モニタくさび1
の脱落防止層4が固定子コイル20の上面の表面
コロナ防止層9と接触する如くにする。前記の如
くに配置することにより、固定子に全含浸方式絶
縁を施す際に前記くさび1の絶縁モニタ層3に固
定子コイル20の絶縁層8と全く同一条件で絶縁
樹脂の含浸並びに加熱硬化を行うことができる。
したがつて絶縁モニタ層3の前後に位置する電極
2と12とにそれぞれ測定用リード線6a,6b
を設けて置くことにより、固定子コイル20の含
浸過程中にインピーダンスアナライザなどを介し
て絶縁モニタ層3の静電容量並びに誘電正接を測
定し、その結果にもとづいて固定子コイルの樹脂
含浸を監視し加熱硬化を管理することが可能にな
る。 前記の如く絶縁モニタ層3の前記測定と前記イ
ンピーダンスアナライザとによつて6kVの
1500kVAの回転電機と500kVAの回転電機につ
いて得られた樹脂含浸中の静電容量の変化と加熱
硬化時の誘電正接の変化とを示すとそれぞれ第6
図及び第7図に表示する如くになる。この場合両
回転電機における絶縁モニタくさびは同一絶縁モ
ニタ層を有するものでありかつ共に固定子鉄心の
軸方向にほぼ中央部に配置したもので、第6図及
び第7図におけるC曲線は1500kVA回転電機の
場合を、またD曲線は500kVA回転電機の場合を
示している。第6図において1500kVA回転電機
の静電容量の変化は500kVA回転電機のそれに比
較して遅いが静電容量の最大値は同一になる。こ
の様に回転電機の容量が異なる場合にも同様の絶
縁モニタくさびを適用することにより絶縁樹脂の
コイル内への含浸状態を測定された静電容量の値
から一律に比較することができ。このことは容易
に寸法からの計算で検出することもできる。 一方第7図においても1500kVAの回転電機と
500kVAの回転電機においては硬化時間に対する
誘電正接の変化は一様ではないが、これは固定子
鉄心の熱容量に起因するものである。何れにして
も最小誘電正接に達する時点を捕えて含浸樹脂の
硬化が終了したことを明確に判断することができ
る。 更にこの種の絶縁モニタくさびを備えた回転電
機においては、例えば第5図の固定子コイル20
の表面コロナ防止層9と対電極12との間の静電
容量を測定することにより、当該回転電機運転時
のコイル20と前記くさび1との間のギヤツプを
検出しコイル20の表面と固定子鉄心14のスロ
ツト19の内面との間に発生するスロツト放電を
予知する手段として利用し、また当該回転電機の
一定期間運転後に前記絶縁モニタくさび1を取り
出し、絶縁モニタ層における機械的強度あるいは
熱重量分析を行い固定子コイル20自体の絶縁の
劣化を判定するなどして、当該回転電機に生じ得
る事故を未然に防止する如くにすることができる
利点がある。 以上回転電機における本発明に関わる絶縁モニ
タ層の適用について説明したが、同様の技術的思
想をモールド変圧器などの他の高圧電気機器に適
用し得ることは論ずるまでもない。
明の詳細を説明する。 第1図に例示する本発明に関わる回転電機の絶
縁モニタくさび1においては、フエノール積層板
あるいはガラス積層板などの絶縁性物質からなる
くさび材の幅方向のほぼ中央部に前記くさび材に
よつて固定子鉄心スロツト内に抑止されるコイル
の未処理絶縁層の厚さに等しい深さを有する望む
らくは幅10ないし20mmで長さ約300mmの溝15が
設けられており、該溝15の底面には銅、鉄、ア
ルミニウムなどの金属性導電材料あるいは半導電
性処理を行つたガラスクロスあるいはポリエステ
ル不織布などからなる電極2が配置されている。
電極2の上には固定子コイルに巻回された未処理
の絶縁層の構成材料と同一の構成材料即ちガラス
クロス裏打集成マイカテープ、ポリエステル不織
布裏打集成マイカテープ、ガラスクロス基材はが
しマイカテープ、ポリエステル不織布基材はがし
マイカテープなどから構成される同様に未処理の
絶縁モニタ層3が設けられる。更に絶縁モニタ層
3の上には内部の絶縁モニタ層3に対する樹脂含
浸を損うことのない如くに半導電性処理を行つた
ガラスクロスあるいはポリエステル不織布などか
らなる前記電極2に対応する対電極12を設け、
更にその上に絶縁モニタくさび1を固定子コイル
の抑止のためにスロツト内に挿入する場合に絶縁
モニタ層3、電極2並びに対電極12が当該くさ
び1から脱落するのを防止するための脱落防止層
4を施す。この場合脱落防止層4としては対電極
12と同様に絶縁モニタ層3に対する樹脂の含浸
を損うことのない如くにガラスクロスあるいはポ
リエステル不織布などを用い、脱落防止層4と絶
縁モニタくさび1とが接触する面をエポキシ樹脂
などの接着剤を用いて相互に固着させる如くにす
る。 更に第2図に示す別の実施例においては絶縁モ
ニタくさび11の長さ方向の一部に第1図に例示
したと同様の開溝部16を形成し、内部に電極
2、絶縁モニタ層3、対電極12を収めその上に
脱落防止層4を設けることは第1図の実施例の場
合と同様であるが、本実施例では絶縁モニタ層3
の両端面にエポキシ樹脂などの接着剤からなるシ
ール層5を形成し、絶縁モニタ層3に樹脂含浸を
行う際に絶縁モニタ層3の積層方向よりする樹脂
の含浸が有力になる如くにするものである。 更に第3図に例示する別の実施例においては絶
縁モニタくさび21の材料は前記のくさび1,1
1と同一であるが、当該くさび21の長さ方向に
一方の端面に開口する如くにした開溝部17が形
成され、開溝部17内には前記第1実施例、第2
実施例の場合と同質の物質からなる電極2、絶縁
モニタ層3、対電極12が収納され、その上に脱
落防止層4が同様の要領で設けられている。この
種の絶縁モニタくさび17は電極2並びに対電極
12からの測定用リード線6a及び6bの引き出
しが容易であるから主として固定子鉄心端部のく
さびとして使用すると都合が良い。 更に第4図に示す別の実施例においては、第1
図ないし第3図に例示した絶縁モニタくさびと同
質のくさび31の長さ方向のほぼ中央部に長さ方
向に形成された開溝部18を有し、内部電極2、
絶縁モニタ層3、対電極12が収納されその上に
脱落防止層4が設けられることは第3図の実施例
の絶縁モニタくさび21の場合と同様であるが、
この場合絶縁モニタくさび31の機械的強度が第
1図あるいは第2図の実施例の絶縁モニタくさび
の場合よりも向上して固定子コイル抑止のために
固定子鉄心のスロツト内に打ち込むことが容易に
なるから、複数個直列にして前記スロツト内に打
ち込まれるくさびの固定子鉄心の軸方向に中央部
分に使用すると有利である。 次に前記の如くにして形成された絶縁モニタく
さび1,11,21あるいは31を実際に固定子
鉄心スロツトに適用した場合を第1図に例示する
絶縁モニタくさび1を使用した場合のスロツト内
配置は第5図に例示する如くになる。即ち固定子
鉄心14のスロツト19内には素線束7の周囲に
絶縁テープを巻回してなる絶縁層8が設けられそ
の外側に表面コロナ防止層9が形成された固定子
コイル20が、上下に配置された所謂2層巻の固
定子巻線を形成している。その場合表面コロナ防
止層9は半導電性のグラフアイト紙あるいはガラ
スクロスなどの滑り10を介して鉄心14と電気
的に接続され、また2層巻の行われた固定子コイ
ル20単体相互の間にはフエノール積層板あるい
はガラスクロス積層体からなるインターレイヤ1
1が介在している。前記の如くにスロツト19内
に収まる固定子コイル20のスロツト19の開口
側に前記コイル20を抑止する如くに絶縁モニタ
くさび1が挿入され、その際絶縁モニタくさび1
の脱落防止層4が固定子コイル20の上面の表面
コロナ防止層9と接触する如くにする。前記の如
くに配置することにより、固定子に全含浸方式絶
縁を施す際に前記くさび1の絶縁モニタ層3に固
定子コイル20の絶縁層8と全く同一条件で絶縁
樹脂の含浸並びに加熱硬化を行うことができる。
したがつて絶縁モニタ層3の前後に位置する電極
2と12とにそれぞれ測定用リード線6a,6b
を設けて置くことにより、固定子コイル20の含
浸過程中にインピーダンスアナライザなどを介し
て絶縁モニタ層3の静電容量並びに誘電正接を測
定し、その結果にもとづいて固定子コイルの樹脂
含浸を監視し加熱硬化を管理することが可能にな
る。 前記の如く絶縁モニタ層3の前記測定と前記イ
ンピーダンスアナライザとによつて6kVの
1500kVAの回転電機と500kVAの回転電機につ
いて得られた樹脂含浸中の静電容量の変化と加熱
硬化時の誘電正接の変化とを示すとそれぞれ第6
図及び第7図に表示する如くになる。この場合両
回転電機における絶縁モニタくさびは同一絶縁モ
ニタ層を有するものでありかつ共に固定子鉄心の
軸方向にほぼ中央部に配置したもので、第6図及
び第7図におけるC曲線は1500kVA回転電機の
場合を、またD曲線は500kVA回転電機の場合を
示している。第6図において1500kVA回転電機
の静電容量の変化は500kVA回転電機のそれに比
較して遅いが静電容量の最大値は同一になる。こ
の様に回転電機の容量が異なる場合にも同様の絶
縁モニタくさびを適用することにより絶縁樹脂の
コイル内への含浸状態を測定された静電容量の値
から一律に比較することができ。このことは容易
に寸法からの計算で検出することもできる。 一方第7図においても1500kVAの回転電機と
500kVAの回転電機においては硬化時間に対する
誘電正接の変化は一様ではないが、これは固定子
鉄心の熱容量に起因するものである。何れにして
も最小誘電正接に達する時点を捕えて含浸樹脂の
硬化が終了したことを明確に判断することができ
る。 更にこの種の絶縁モニタくさびを備えた回転電
機においては、例えば第5図の固定子コイル20
の表面コロナ防止層9と対電極12との間の静電
容量を測定することにより、当該回転電機運転時
のコイル20と前記くさび1との間のギヤツプを
検出しコイル20の表面と固定子鉄心14のスロ
ツト19の内面との間に発生するスロツト放電を
予知する手段として利用し、また当該回転電機の
一定期間運転後に前記絶縁モニタくさび1を取り
出し、絶縁モニタ層における機械的強度あるいは
熱重量分析を行い固定子コイル20自体の絶縁の
劣化を判定するなどして、当該回転電機に生じ得
る事故を未然に防止する如くにすることができる
利点がある。 以上回転電機における本発明に関わる絶縁モニ
タ層の適用について説明したが、同様の技術的思
想をモールド変圧器などの他の高圧電気機器に適
用し得ることは論ずるまでもない。
本発明は以上に説明した如く、素線束上に未処
理の絶縁テープを巻回して絶縁層を形成しかつそ
の上に半導電性物質からなる表面コロナ防止層並
びに高抵抗性物質からなるエンドコロナ防止層を
施した成形コイルを、固定子鉄心スロツトに半導
電性物質からなる滑り及び絶縁性物質からなるイ
ンターレイヤと共に2層巻をなす如くに挿入して
絶縁性物質からなるくさびで前記スロツト内に抑
止し、前記各コイルを接続して固定子巻線を形成
した後熱硬化性樹脂を真空加圧含浸硬化させて前
記コイルの対地絶縁層を形成する如くにした回転
電機において、前記固定子鉄心のスロツトに挿入
されるコイル抑止用くさびのうちの特定のくさび
の長さ方向の一部に形成した開溝部の底面に設け
られた導電性あるいは半導電性物質からなる電極
の上に、前記固定子鉄心に巻回される前記コイル
に施された未処理の絶縁テープと同質のテープと
同一の構成とからなる絶縁モニタ層を形成し、該
モニタ層の上側に半導電性物質からなる前記電極
の対電極を設け、更に該対電極の上側に適宜の前
記絶縁モニタ層の脱落防止手段を施してなる絶縁
モニタくさびを、前記脱落防止手段が前記未処理
コイルの表面をなす半導電性物質からなる表面コ
ロナ防止層に接する如くに前記スロツト内に挿入
するとともに前記電極並びに対電極それぞれに外
部よりの測定のためのリード線を接続し得る如く
にすることにより、全含浸方式により対地絶縁層
を形成する如くにした回転電機の固定子コイルに
対する絶縁樹脂の含浸と硬化の過程を前記絶縁モ
ニタ層を介して当該回転電機の容量に関係なく電
気的測定により監視し判定することができる上
に、前記絶縁樹脂の含浸硬化の終了時期を明確に
捕えることが可能であるから従来の如く専ら経験
に頼ることまた安全のために余剰の処理時間を消
費することなどによる作業管理の不安、工程の遅
延あるいはエネルギの浪費を解消し高品位で高い
信頼性を有する回転電機を経済的に提供できる効
果がある。
理の絶縁テープを巻回して絶縁層を形成しかつそ
の上に半導電性物質からなる表面コロナ防止層並
びに高抵抗性物質からなるエンドコロナ防止層を
施した成形コイルを、固定子鉄心スロツトに半導
電性物質からなる滑り及び絶縁性物質からなるイ
ンターレイヤと共に2層巻をなす如くに挿入して
絶縁性物質からなるくさびで前記スロツト内に抑
止し、前記各コイルを接続して固定子巻線を形成
した後熱硬化性樹脂を真空加圧含浸硬化させて前
記コイルの対地絶縁層を形成する如くにした回転
電機において、前記固定子鉄心のスロツトに挿入
されるコイル抑止用くさびのうちの特定のくさび
の長さ方向の一部に形成した開溝部の底面に設け
られた導電性あるいは半導電性物質からなる電極
の上に、前記固定子鉄心に巻回される前記コイル
に施された未処理の絶縁テープと同質のテープと
同一の構成とからなる絶縁モニタ層を形成し、該
モニタ層の上側に半導電性物質からなる前記電極
の対電極を設け、更に該対電極の上側に適宜の前
記絶縁モニタ層の脱落防止手段を施してなる絶縁
モニタくさびを、前記脱落防止手段が前記未処理
コイルの表面をなす半導電性物質からなる表面コ
ロナ防止層に接する如くに前記スロツト内に挿入
するとともに前記電極並びに対電極それぞれに外
部よりの測定のためのリード線を接続し得る如く
にすることにより、全含浸方式により対地絶縁層
を形成する如くにした回転電機の固定子コイルに
対する絶縁樹脂の含浸と硬化の過程を前記絶縁モ
ニタ層を介して当該回転電機の容量に関係なく電
気的測定により監視し判定することができる上
に、前記絶縁樹脂の含浸硬化の終了時期を明確に
捕えることが可能であるから従来の如く専ら経験
に頼ることまた安全のために余剰の処理時間を消
費することなどによる作業管理の不安、工程の遅
延あるいはエネルギの浪費を解消し高品位で高い
信頼性を有する回転電機を経済的に提供できる効
果がある。
第1図ないし第4図はそれぞれ本発明の全含浸
方式回転電機に関わる絶縁モニタくさびの概略横
断面図あるいは概略縦断面図を、第5図は第1図
の絶縁モニタくさびを使用した場合の固定子スロ
ツト内のコイルに対する関係を示す概略縦断面図
を、第6図、第7図はそれぞれ本発明の全含浸式
回転電機の固定子コイルにおける絶縁樹脂の含浸
時間に対する絶縁層の静電容量の関係と硬化時間
に対する絶縁層の誘電正接の関係とを容量の異な
つた回転電機において示す特性曲線を、第8図、
第9図はそれぞれ従来の全含浸方式の回転電機の
固定子コイルにおける絶縁樹脂の含浸時間に対す
る絶縁層の静電容量の関係と、印加電圧に対する
誘電正接の関係とを容量の異なつた回転電機にお
いて示す特性曲線を表わす。 1,11,21,31…絶縁モニタくさび、2
…電極、3…絶縁モニタ層、4…脱落防止層、5
…シール層、6a,6b…リード線、7…素線
束、8…絶縁層、9…表面コロナ防止層、10…
滑り、12…対電極、13…インターレイヤ、1
4…固定子鉄心、15,16,17,18…絶縁
モニタくさびの開溝部、19…固定子鉄心スロツ
ト、20…固定子コイル。
方式回転電機に関わる絶縁モニタくさびの概略横
断面図あるいは概略縦断面図を、第5図は第1図
の絶縁モニタくさびを使用した場合の固定子スロ
ツト内のコイルに対する関係を示す概略縦断面図
を、第6図、第7図はそれぞれ本発明の全含浸式
回転電機の固定子コイルにおける絶縁樹脂の含浸
時間に対する絶縁層の静電容量の関係と硬化時間
に対する絶縁層の誘電正接の関係とを容量の異な
つた回転電機において示す特性曲線を、第8図、
第9図はそれぞれ従来の全含浸方式の回転電機の
固定子コイルにおける絶縁樹脂の含浸時間に対す
る絶縁層の静電容量の関係と、印加電圧に対する
誘電正接の関係とを容量の異なつた回転電機にお
いて示す特性曲線を表わす。 1,11,21,31…絶縁モニタくさび、2
…電極、3…絶縁モニタ層、4…脱落防止層、5
…シール層、6a,6b…リード線、7…素線
束、8…絶縁層、9…表面コロナ防止層、10…
滑り、12…対電極、13…インターレイヤ、1
4…固定子鉄心、15,16,17,18…絶縁
モニタくさびの開溝部、19…固定子鉄心スロツ
ト、20…固定子コイル。
Claims (1)
- 1 素線束上に未処理の絶縁テープを巻回して絶
縁層を形成しかつその上に半導電性物質からなる
表面コロナ防止層並びに高抵抗物質からなるエン
ドコロナ防止層を施した成形コイルを、固定子鉄
心のスロツトに半導電性物質からなる滑り及び絶
縁性物質からなるインターレイヤと共に2層巻を
なす如くに挿入して絶縁性物質からなるくさびで
前記スロツト内に抑止し、前記各成形コイルを相
互に接続して固定子巻線を形成した後熱硬化性樹
脂を真空含浸硬化させて前記コイルの対地絶縁層
を形成する如くにした回転電機において、前記固
定子鉄心のスロツトに挿入されるコイル抑止用く
さびのうちの特定のくさびの長さ方向の一部に形
成した開溝部の底面に設けられた導電性あるいは
半導電性物質からなる電極の上に、前記固定子鉄
心に巻回される前記コイルに施された未処理の絶
縁テープと同質のテープと同一の構成とからなる
絶縁モニタ層を形成し、該モニタ層の上側に半導
電性物質からなる前記電極の対電極を設け、、更
に該対電極の上側に適宜の前記絶縁モニタ層の脱
落防止手段を施してなる絶縁モニタくさびを、前
記脱落防止手段が前記未処理コイルの表面をなす
半導電性物質からなる表面コロナ防止層を接する
如くに前記スロツト内に挿入するとともに、前記
電極並びに対電極それぞれに外部よりの電気的測
定を行うためのリード線を接続し得る如くにして
なることを特徴とする全含浸式回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61159202A JPS6315653A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 全含浸式回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61159202A JPS6315653A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 全含浸式回転電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6315653A JPS6315653A (ja) | 1988-01-22 |
| JPH0586135B2 true JPH0586135B2 (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15688553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61159202A Granted JPS6315653A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 全含浸式回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6315653A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5614881B2 (ja) | 2010-08-19 | 2014-10-29 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 電気機器 |
| CN103138494A (zh) * | 2013-03-27 | 2013-06-05 | 湘潭电机股份有限公司 | 一种电机定子测温装置及交流电机 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP61159202A patent/JPS6315653A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6315653A (ja) | 1988-01-22 |
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