JPH0586429B2 - - Google Patents

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JPH0586429B2
JPH0586429B2 JP60059470A JP5947085A JPH0586429B2 JP H0586429 B2 JPH0586429 B2 JP H0586429B2 JP 60059470 A JP60059470 A JP 60059470A JP 5947085 A JP5947085 A JP 5947085A JP H0586429 B2 JPH0586429 B2 JP H0586429B2
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JP
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bisphenol
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Kunihiko Miwa
Masami Yamada
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Artience Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、金属への防食性のポリプロピレンへ
の接着性の改良された缶用金属塗装板に関する。 (従来の技術) 従来、缶用金属塗装板としては、缶用素材とな
る金属板に防食性の観点からエポキシ−フエノー
ル系塗料あるいはエポキシ−ユリヤ系塗料などの
焼付塗料を塗装したものが用いられている。しか
しながら、これらの焼付塗膜によつて被覆された
金属板は、ポリオレフインを素材とするようなプ
ラスチツク複合缶の一部、例えば蓋部に使用する
ような場合には、ポリオレフインとの熱融着性な
いしは接着性がないので密封は不可能である。 特公昭55−44110号公報,特公昭59−49947号公
報には、カルボキシル基変性ポリプロピレンの溶
剤分散体からなる缶内面用塗料が開示されてい
る。このカルボキシル基変性ポリプロピレン塗装
された金属塗装板は、ポリプロピレンに対して優
れた接着性を示すが、缶内容物として金属への腐
食性の強い食品、例えば、食酢、しよう油、ソー
ス、トマトケチヤツプなどを多量に含む食品ある
いは、食塩含有量の多い水性食品などに対しては
防食性が劣る。また、金属板への効率的な塗装方
法であるロール塗装適性にも問題があつた。 特開昭53−13342号公報、特開昭54−85号公報
にはエポキシ系の均一な樹脂溶液にカルボキシル
基変性ポリプロピレンを分散させた接着剤が記載
されている。この組成物は、樹脂成分の一部が均
一溶剤系となつているので、ロールコート適性を
優れているが、ここに記載されている組成物を、
ポリプロピレンフイルムを積層することなく、単
なる塗料として用いると、折り曲げ加工、巻き締
め加工等の加工部分の塗膜密着性に問題があるこ
とが判明した。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、金属とポリプロピレンとの接着
性を低下させることがなく、しかも、缶用素材と
して実用的な防食性および加工性を有する缶用金
属塗装板について検討した結果、本発明に到達し
たものである。 〔発明の構成〕 すなわち、本発明は、ビスフエノールA型エポ
キシ樹脂(A)90〜40重量部、およびビスフエノール
Aと2官能性フエノールを必須成分とするレゾー
ル型フエノール樹脂(B)10〜60重量部からなる均一
な有機溶剤溶液に、カルボキシル基変性ポリプロ
ピレン樹脂(C)の分散体を、(A)および(B)の樹脂成分
100重量部に対して3〜100重量部を合してなる組
成物を、金属板上に塗布、乾燥してなるポリプロ
ピレンに対して接着性の優れた缶用金属塗装板で
ある。 本発明は、金属への密着性、防食性、耐薬品、
加工性等の優れた熱硬化性樹脂、特にエポキシ−
フエノール系樹脂に金属およびポリオレフイン系
樹脂に対し接着性を有するカルボキシル基変性ポ
リプロピレン分散体を配合し、両者の特性を生か
した樹脂組成物を用いることを特徴としている。 本発明におけるビスフエノールA型エポキシ樹
脂(A)とはエピクロルヒドリンと2,2−ビス(4
−ヒドロキシフエニル)プロパンの反応によつて
得られ、エポキシ当量から算出した平均分子量が
800以上のものが使用できるが2000〜4000の平均
分子量のものが好適である。 本発明におけるレゾール型フエノール樹脂(B)と
はビスフエノールAと2官能性フエノールを必須
成分とするレゾール型のフエノール樹脂であり、
ビスフエノールAと2官能性フエノールからなる
フエノール類とホルムアルデヒドとをアルカリ触
媒下で反応させて得られる。ここで2官能性フエ
ノールとは、パラクレゾール、オルソクレゾー
ル、パラターシヤリーブチルフエノール、パラメ
トキシフエノール、パラノニルフエノール等の通
常使用されているフエノール類であり、単独もし
くは2種以上混合して使用することができる。ビ
スフエノールAと2官能性フエノールの配合割合
は、モル比で1/4〜2/1が好ましい。アルカ
リ触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム、塩基性金属
塩、アンモニア、ヘキサメチレンテトラミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン等
を使用することができる。また、ホルムアルデヒ
ドとしては水溶液のもの、有機溶剤に溶解したも
の、有機溶剤水系に溶解したものを使用できる。 本発明においてはレゾール型フエノール樹脂(B)
の成分として、特定の成分、すなわち、ビスフエ
ノールAと2官能性フエノールの組み合わせを特
徴としている。これは、4官能性であるビスフエ
ノールAがフエノール樹脂中の分枝点となり、2
官能性フエノールが鎖延長されるので、レゾール
型フエノール樹脂成分が適度の密度を有する網目
構造となり、加工性、密着性のバランスが保たれ
るものと考えられる。また、ビスフエノールAは
ビスフエノールA型エポキシ樹脂と似かよつた化
学構造部分を有しているので、これを構成成分と
するフエノール樹脂はビスフエノールA型エポキ
シ樹脂との相溶性に優れ、強固な塗膜が形成され
るものと考えられる。 本発明におけるカルボキシル基変性ポリプロピ
レン(C)とはマレイン酸や無水マレイン酸のような
不飽和カルボン酸またはその酸無水物をグラフト
重合せしめたポリプロピレンであり、好ましく
は、これを有機溶媒中に分散せしめたものを溶剤
分散体の形で使用する。カルボキシル基変性ポリ
プロピレン分散体は、カルボキシル基変性ポリプ
ロピレンを物理的に粉砕し適当な溶媒中に分散せ
しめるか、またはキシレンのような溶剤中に熱時
溶解し、冷却して溶剤中に樹脂を分散させる方法
によつても得ることができる。 本発明に係るエポキシ−フエノール系樹脂成分
の組成は、ビスフエノールA型エポキシ樹脂85〜
40重量部に対し、レゾール型フエノール樹脂を15
〜60重量部を用いる。ビスフエノールA型エポキ
シ樹脂が85重量部より多いと、塗膜の耐蝕性が低
下し、また、45重量部より少ないと、塗膜の加工
性が低下する。 本発明の缶内面用樹脂組成物としては、上記エ
ポキシ−フエノール樹脂100重量部に対し、カル
ボキシル基変性ポリプロピレン樹脂3〜100重量
部の範囲で使用する。カルボキシル基変性ポリプ
ロピレン樹脂が3重量部より少ないと、ポリプロ
ピレンに対する接着性が低下し、100重量部より
多いと金属基材に対する接着性が低下する他、防
食性も低下してくるので好ましくない。 また、本発明の缶内面用樹脂組成物は、有機溶
剤に溶解および分散した形で使用する。この有機
溶剤としてはアセトン,メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソ
ホロン等のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、他のアルキルベンゼン等の芳香族類、メチ
ルセルソルブ、エチルセルソルブ、ブチルセルソ
ルブ等のセロソルブ類、メチルセロソルブアセテ
ート、ブチルセルソロブアセテート、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、イソプロピルア
ルコール、ブチルアルコール、ジアセトンアルコ
ール等のアルコール類など、またはこれらの混合
溶媒を用いることができる。 なお、本発明に係わる樹脂組成物には必要に応
じて顔料等の着色剤、充填剤、防錆剤、各種界面
活性剤等の添加剤が使用できる。 本発明に係わる缶内面用樹脂組成物は、アルミ
ニウム又はテインフリースチール等の鋼板上にロ
ーラー塗装、スプレー塗装等の方法により乾燥塗
膜として3〜10g/m2程度の塗布量で塗装する。
焼付条件としては約180〜220℃、5分〜15分で焼
付ける。 以下、本発明を実施例をもつて説明する。 (実施例) 実施例 1 ビスフエノールA0.3モルとp−tert−ブチルフ
エノール0.7モルをホルムアルデヒド(37%水溶
液)2.4モルに溶解しアンモニア(25%アンモニ
ア水)0.2モルを加え95℃で3時間反応した。得
られた縮合物をメチルイソブチルケトン、30重量
部、シクロヘキサノン30重量部、キシレン40重量
部からなる混合溶剤で抽出した水洗後−昼夜静置
し水層を分離して、60%固形分のレゾール型フエ
ノール樹脂溶液を合成した。 つぎに、上記組成からなる混合溶剤にエピコー
ト1007(油化シエル社製ビスフエノールA型エポ
キシ樹脂)を溶解し固形分60%の溶液を作成し
た。 エポキシ樹脂溶液80重量部に対し前記レゾール
型フエノール樹脂溶液20重量部を混合して60%固
形分のエポキシ−フエノール樹脂組成物を作成し
た。 一方、カルボキシル基変性ポリプロピレン樹脂
(東洋インキ製造株式会社製、商品名ライオセン)
14重量部をソルベツソ150、43重量部、シクロヘ
キサノン43重量部からなる有機溶剤中に140℃に
て加熱溶解し冷却して結晶を析出させ、分散機を
通して固形分14%の樹脂分散体を作成した。本分
散体中のカルボキシル変性ポリオレフイン粒子の
粒径は6ミクロン以下が90%を占めていた。この
ようにして作成したエポキシ−フエノール樹脂溶
液100重量部に対し、カルボキシル基変性ポリプ
ロピレン樹脂分散体を48重量部加えて缶内面用樹
脂組成物を作成した。 この組成物をテインフリースチール(以下
TFSと称す)上に約5g/m2の乾燥塗工量にな
るようにロールコーターにて塗工し200℃で13分
間焼付を行い塗装板を作成した。 実施例 2 実施例1のレゾール型フエノール樹脂の成分と
してのp−tert−ブチルフエノールに代えて、パ
ラクレゾールを同量使用したレゾール型フエノー
ル樹脂を用いて、エポキシ−フエノール樹脂溶液
を作成した。 このエポキシ−フエノール樹脂溶液100重量部
に対し、実施例1で作成したカルボキシル基変性
ポリプロピレン樹脂分散体を184重量部加えて缶
内面用樹脂組成物を作成した。 この組成物をテインフリースチール(以下
TFSと称す)上に約5g/m2の乾燥塗工量になる
ようにロールコーターにて塗工し200℃で13分間
焼付を行い塗装板を作成した。 実施例 3 実施例1のレゾール型フエノール樹脂の成分と
してのp−tert−ブチルフエノールに代えて、オ
ルトクレゾールを同量使用したレゾール型フエノ
ール樹脂を用いて、エポキシ−フエノール樹脂溶
液を作成した。 このエポキシ−フエノール樹脂溶液100重量部
に対し、実施例1で作成したカルボキシル基変性
ポリプロピレン樹脂分散体を357重量部加えて缶
内面用樹脂組成物を作成した。 この組成物をテインフリースチール(以下
TFSと称す)上に約5g/m2の乾燥塗工量になる
ようにロールコーターにて塗工し200℃で13分間
焼付を行い塗装板を作成した。 比較例 1 実施例1で作成したレゾール型フエノール樹脂
を用いたエポキシ−フエノール樹脂溶液を缶内面
用樹脂組成物として用い、実施例1と同様に
TFS上に塗工し塗装板を作成した。 比較例 2 実施例1で作成したカルボキシル基変性ポリプ
ロピレンの分散体を缶内面用樹脂組成物として用
い、TFS上に塗工し、200℃で2分間加熱し塗装
板を作成した。塗工量は3.5g/m2であつた。 比較例 3 パラクレゾール1.0モルとホルムアルデヒド2.4
モルから実施例1と同様にしてレゾール型フエノ
ール樹脂を作成した。このレゾール型フエノール
樹脂を用いて実施例1と同様にしてエポキシ−フ
エノール樹脂溶液を作成し、ついでカルボキシル
基変性ポリプロピレン樹脂分散体を加えて缶内面
用樹脂組成物とした。 実施例および比較例作成したそれぞれの塗装板
上に70ミクロンのポリプロピレンシートをのせ、
さらにカルボキシル基変性ポリプロピレンを焼付
塗装した塗装板を、塗装面が上記ポリプロピレン
シートに重なるようにのせ220℃にて2Kg/cm2
圧力にて5秒間熱圧着し、10mm巾に切断してTピ
ール強度を測定した。 接着強度試験の結果を表1に示す。
【表】 つぎに、実施例および比較例で作成した塗装板
について1T折り曲げ加工を行い常態、沸水処理
2時間後および5%酢酸水溶中に37℃にて10日間
と20日間保存した後のエナメルレーター価
(ERV)を日亜計測工業〓社製造エナメルレータ
ー試験器にて測定した。 また、5%酢酸水溶中20日間保存した後の錆の
発生状態を観察し、下記の基準で評価した。 △ …折り曲げ部にやや発生 × …折り曲げ部に錆発生 ××…折り曲げ部に錆発生大 表2に加工試験結果を示す。
〔発明の効果〕
本発明の缶用金属塗装板はビスフエノールAを
成分とするエポキシ−フエノール系樹脂のもつ密
着性、防食性、加工性、食品に対する耐内容物
性、衛生性等の諸物性を確保し、さらに金属やポ
リプロピレンへの接着性機能を有している。この
ような特性を生かし本発明の缶用金属塗装板は必
要に応じてポリプロピレンフイルムを熱圧着にて
貼合せて、防食性を確保したポリプロピレン被覆
材とすることも可能である。また、ポリプロピレ
ン系素材を缶の胴部に用いた複合容器蓋部に用い
ればポリプロピレンとの熱接着が可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(A)90〜40重
    量部、およびビスフエノールAと2官能性フエノ
    ールを必須成分とするレゾール型フエノール樹脂
    (B)10〜60重量部からなる均一な有機溶剤溶液に、
    カルボキシル基変性ポリプロピレン樹脂(C)の分散
    体を、(A)および(B)の樹脂成分100重量部に対して
    3〜100重量部を配合してなる組成物を、金属板
    上に塗布,乾燥してなるポリプロピレンに対して
    接着性の優れた缶用金属塗装板。
JP5947085A 1985-03-26 1985-03-26 缶用金属塗装板 Granted JPS61218663A (ja)

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