JPH0587359U - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
- Publication number
- JPH0587359U JPH0587359U JP2877692U JP2877692U JPH0587359U JP H0587359 U JPH0587359 U JP H0587359U JP 2877692 U JP2877692 U JP 2877692U JP 2877692 U JP2877692 U JP 2877692U JP H0587359 U JPH0587359 U JP H0587359U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- shaft
- shaft structure
- oil seal
- bearing
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- Withdrawn
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- General Details Of Gearings (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案の目的は、デファレンシャル装置のオイ
ルシール部からのオイル漏れを防止することにある。 【構成】デファレンシャルケース11の内部にオイルが
収容されている。デファレンシャルケース11に、シャ
フト構体35がテーパローラベアリング16によって回
転自在に支持されている。シャフト構体35は、シャフ
ト37とコンパニオンフランジ38とからなる。シャフ
ト構体35の端部にオイルシール50が設けられてい
る。シャフト構体35にフィン付き回転体60が設けら
れている。この回転体60のフィン62は、自動車が前
進する方向にシャフト構体35が回転する時に、オイル
シール50の近傍に存在するオイルをベアリング16側
に戻すポンプ作用をなすようになっている。
ルシール部からのオイル漏れを防止することにある。 【構成】デファレンシャルケース11の内部にオイルが
収容されている。デファレンシャルケース11に、シャ
フト構体35がテーパローラベアリング16によって回
転自在に支持されている。シャフト構体35は、シャフ
ト37とコンパニオンフランジ38とからなる。シャフ
ト構体35の端部にオイルシール50が設けられてい
る。シャフト構体35にフィン付き回転体60が設けら
れている。この回転体60のフィン62は、自動車が前
進する方向にシャフト構体35が回転する時に、オイル
シール50の近傍に存在するオイルをベアリング16側
に戻すポンプ作用をなすようになっている。
Description
【0001】
本考案は、例えばトラック等のように動力伝達系にプロペラシャフトを使用す る自動車において、プロペラシャフトの後部に設けられるデファレンシャル装置 に関する。
【0002】
自動車の動力伝達系に使われるデファレンシャル装置は、エンジンの出力を伝 えるプロペラシャフトの後端側に設けられており、差動歯車機構によってプロペ ラシャフトの回転を減速して後車軸に伝えるようにしている。
【0003】 図5は従来のデファレンシャル装置100 の一部を示しており、デファレンシャ ルケース101 の内部に周知の差動歯車機構とオイルが収容されている。デファレ ンシャルケース101 の中心部にシャフト103 が通っている。シャフト103 は、テ ーパローラベアリング104 によって回転自在に支持されている。シャフト103 の 端部に、コンパニオンフランジ105 とオイルシール106 が設けられている。コン パニオンフランジ105 は図示しないプロペラシャフトに連結されており、プロペ ラシャフトが回転することにより、デファレンシャル装置100 のシャフト103 が 回転するようになっている。
【0004】 上記構成のデファレンシャル装置100 は、シャフト103 の回転に伴って差動歯 車機構が回転することにより、デファレンシャルケース101 の内部のオイルが跳 ね上げられて各部にオイルが供給されるようにしている。このオイルはテーパロ ーラベアリング104 にも供給される。テーパローラベアリング104 はある程度の ポンプ作用を発揮するため、オイルの一部はオイルシール106 側にも流れる。
【0005】
上記従来装置100 においては、オイルシール106 の近傍にオイルが溜まりやす い。特に、低温時のようにオイルの粘度が高い時には、オイルシール106 の近傍 に溜まるオイルが孔110 を通りにくくなるため、オイルの戻りが不十分となり、 オイルシール106 とコンパニオンフランジ105 との接触箇所からオイルが漏れる 原因になり得る。
【0006】 このような問題に対処するために、テーパローラベアリング104 とオイルシー ル106 との間に円板状のオイルセパレータを設けることも考えられるが、単なる 円板ではシャフト103 が回転する際にテーパローラベアリング104 から押し出さ れてくるオイルを完全に仕切ることは困難である。
【0007】 従って本考案の目的は、シャフトが回転する際にオイルシールが設けられてい る箇所からオイルが漏れることを防止できるようなデファレンシャル装置を提供 することにある。
【0008】
上記目的を果たすために開発された本考案のデファレンシャル装置は、内部に オイルが収容されるデファレンシャルケースと、上記デファレンシャルケースに ベアリングによって回転自在に支持されるシャフトおよびこのシャフトの端部に 設けられたコンパニオンフランジを有するシャフト構体と、上記シャフト構体と デファレンシャルケースとの間に設けられたオイルシールとを備えるデファレン シャル装置において、上記シャフト構体の上記ベアリングと上記オイルシールと の間にシャフト構体と一体に回転する回転体を設け、この回転体にはシャフトの 回転時に上記オイルシールと上記ベアリングとの間に存在するオイルをベアリン グ側に戻すことの可能な形状のフィンを設けたことを特徴とするものである。
【0009】
エンジンの回転によって上記シャフト構体が回転すると、デファレンシャルケ ース内部で差動歯車機構が回転し、オイルが跳ね上がるなどして各部にオイルが 供給される。オイルは上記ベアリングにも供給され、このベアリングを通ってオ イルシール側に流れる。自動車が前進する方向にシャフト構体が回転すると、シ ャフト構体と一体にフィン付き回転体が回転し、オイルシール付近に存在するオ イルをフィンのポンプ作用によってオイルシールから離す方向に排出する。
【0010】
以下に本考案の一実施例について、図1ないし図4を参照して説明する。 図2に示されるデファレンシャル装置10は、従来装置と同様のデファレンシ ャルケース11(一部のみ図示する)と、このケース11に収容された差動歯車 機構12を備えている。デファレンシャルケース11の内部には所定量のオイル が収容されている。
【0011】 デファレンシャルケース11の前部に筒状のベアリング保持部15が設けられ ている。このベアリング保持部15の内周部に、前後一対のテーパローラベアリ ング16,17が設けられている。前側のベアリング16は、インナレース20 とローラ21とアウタレース22などを備えている。後側のベアリング17も、 インナレース25とローラ26とアウタレース27を備えている。インナレース 20,25間にカラー28が設けられている。前側のベアリング16の近傍に、 デファレンシャルケース11の下部に連通する孔30が開口している。
【0012】 上記ベアリング16,17によって、シャフト構体35が回転自在に支持され ている。シャフト構体35は、リダクションギヤセットの一部を構成するピニオ ン36を有するシャフト37と、このシャフト37の外端に設けられたコンパニ オンフランジ38などからなる。コンパニオンフランジ38とシャフト37はス プライン部40において互いに嵌合させられており、ナット41を締付けること によって互いに固定されている。
【0013】 図1に示されるように、コンパニオンフランジ38の周壁面45とベアリング 保持部15との間にオイルシール50が設けられている。オイルシール50は、 周知のリップ部を備えたゴム状弾性体からなるシールボディ51と、シールボデ ィ51を外側から締付けるガータスプリング52と、金属枠53などからなる。 オイルシール50の外側にダストカバー55が設けられている。
【0014】 ベアリング16のインナレース20とコンパニオンフランジ38との間にフィ ン付き回転体60が設けられている。図示例の回転体60は、インナレース20 の端面とコンパニオンフランジ38の端面との間に挟まれており、ナット41に よってコンパニオンフランジ38と一体に共締めされている。図3に示されるよ うに、フィン付き回転体60は、金属製の円板本体61と、この円板本体61の 周縁部に設けられた複数のフィン62とを備えている。フィン62は、円板本体 61の周方向に等間隔で設けられている。円板本体61の中央部に、シャフト3 7を通すためのセンタ孔63が設けられている。
【0015】 図4に示されるように、フィン62は、この回転体60が矢印A方向に回転す る時に、矢印B方向にオイルの流れを生じさせることができるようなポンプ作用 を発揮する形状に作られている。すなわち、このデファレンシャル装置10を備 えている自動車が前進する方向にシャフト構体35が回転する時、回転体60が 上記矢印A方向に回転するようにしている。
【0016】 次に、上記構成のデファレンシャル装置10の作用について説明する。 エンジンが回転し、シャフト構体35が回転すると、デファレンシャルケース 11に収容されているオイルが差動歯車機構12の回転によって跳ね上げられる などして、潤滑を要する各部にオイルが供給される。このオイルは、テーパロー ラベアリング16にも供給され、ベアリング16の潤滑と冷却をなす。テーパロ ーラベアリング16は、ある程度のポンプ作用を発揮するため、このベアリング 16に供給されたオイルの一部はオイルシール50の方向に押し出される。
【0017】 自動車が前進する方向にシャフト構体35が回転すると、シャフト構体35の 回転に伴ってフィン付き回転体60も同じ方向に回転する。この回転体60の回 転により、フィン62がポンプ作用をなし、オイルシール50と回転体60との 間に存在するオイルをベアリング16側に戻す。このオイルは、孔30を通って デファレンシャルケース11の底部側に戻される。
【0018】 従って、シャフト構体35の回転に伴ってオイルシール50側に押し出される オイルが過剰な圧力を伴ってオイルシール50に作用することが防止され、オイ ルシール50とシャフト構体35との接触部におけるオイル漏れが回避される。 なお、この自動車が後進する際にはフィン付き回転体60の回転方向が上記とは 逆になるが、このような後進時にはシャフト構体35の回転が遅く、しかも逆方 向の回転が持続する時間も短いため、オイルの逆流は問題にならない。
【0019】
本考案によれば、シャフトの回転時にオイルがベアリングを通ってオイルシー ル側に流れても、オイルシール近傍のオイルを排除できるため、オイルシールが 設けられている箇所でのオイル漏れの発生を防止できる。
【図1】本考案の一実施例を示すデファレンシャル装置
の一部の断面図。
の一部の断面図。
【図2】図1に示されたデファレンシャル装置の全体構
造を示す断面図。
造を示す断面図。
【図3】図1に示されたデファレンシャル装置に使われ
る回転体の平面図。
る回転体の平面図。
【図4】図1に示されたデファレンシャル装置に使われ
る回転体の側面図。
る回転体の側面図。
【図5】従来のデファレンシャル装置の一部を示す断面
図。
図。
10…デファレンシャル装置、11…デファレンシャル
ケース、16…テーパローラベアリング、20…インナ
レース、30…孔、35…シャフト構体、37…シャフ
ト、38…コンパニオンフランジ、50…オイルシー
ル、60…フィン付き回転体、62…フィン。
ケース、16…テーパローラベアリング、20…インナ
レース、30…孔、35…シャフト構体、37…シャフ
ト、38…コンパニオンフランジ、50…オイルシー
ル、60…フィン付き回転体、62…フィン。
Claims (1)
- 【請求項1】内部にオイルが収容されるデファレンシャ
ルケースと、上記デファレンシャルケースにベアリング
によって回転自在に支持されるシャフトおよびこのシャ
フトの端部に設けられたコンパニオンフランジを有する
シャフト構体と、上記シャフト構体とデファレンシャル
ケースとの間に設けられたオイルシールとを備えるデフ
ァレンシャル装置において、 上記シャフト構体の上記ベアリングと上記オイルシール
との間にシャフト構体と一体に回転する回転体を設け、
この回転体にはシャフトの回転時に上記オイルシールと
上記ベアリングとの間に存在するオイルをベアリング側
に戻すことの可能な形状のフィンを設けたことを特徴と
するデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2877692U JPH0587359U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2877692U JPH0587359U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587359U true JPH0587359U (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=12257813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2877692U Withdrawn JPH0587359U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587359U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101497816B1 (ko) * | 2013-07-08 | 2015-03-02 | 현대다이모스(주) | 철도차량용 감속기의 이물질 차단장치 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP2877692U patent/JPH0587359U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101497816B1 (ko) * | 2013-07-08 | 2015-03-02 | 현대다이모스(주) | 철도차량용 감속기의 이물질 차단장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |