JPH0588320A - バラスト化スルホキシド及びスルホンを含んで成る写真カプラー組成物並びにその製造方法 - Google Patents

バラスト化スルホキシド及びスルホンを含んで成る写真カプラー組成物並びにその製造方法

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JPH0588320A
JPH0588320A JP4076756A JP7675692A JPH0588320A JP H0588320 A JPH0588320 A JP H0588320A JP 4076756 A JP4076756 A JP 4076756A JP 7675692 A JP7675692 A JP 7675692A JP H0588320 A JPH0588320 A JP H0588320A
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coupler
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sulfoxide
magenta dye
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Paul B Merkel
バレツト マーケル ポール
Edward Schofield
シヨフイールド エドワード
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)マゼンタ色素生成カプラー化合物、及
び(b)マゼンタ色素生成カプラー化合物より生成され
るマゼンタ色素の光安定性を改良するのに十分な量のス
ルホキシド化合物もしくはスルホン化合物、を含んで成
る写真カプラー組成物であって、スルホキシド化合物が
次式 【化1】 の化合物でありそしてスルホン化合物が次式 【化2】 の化合物である(上式中、R1 及びR2 は、置換もしく
は未置換の直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並
びにアルキレン基、そして置換もしくは未置換のフェニ
ル基から成る群より個別に選択される)。更に、R1
びR2 の組み合わせが、少なくとも12個の炭素原子を
含む。この写真カプラー組成物は、フェノール化合物を
含まない。 【効果】 このマゼンタ色素生成カプラー組成物は、改
良された光安定性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マゼンタ色素生成カプ
ラー化合物及びマゼンタ色素生成カプラー化合物より生
成されるマゼンタ色素の光安定性を改良するスルホキシ
ド化合物もしくはスルホン化合物を含んで成る写真カプ
ラー組成物に関する。また、本発明は、このようなカプ
ラー組成物を包含するカラー写真材料、本発明の新規カ
プラー組成物を使用する、マゼンタ色素の安定性を改良
する方法及びカラー画像の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像が、芳香族第1級アミン発色
現像主薬の酸化生成物とカプラーとの間のカプリング反
応により生成される着色された色素により形成されるこ
とは、カラー写真技術分野で周知である。各種のシア
ン、マゼンタ及びイエロー色素生成カプラーが、このよ
うなカプリング反応における使用について周知である。
このようなカプラーは、1つ以上の溶剤及び/もしくは
別の添加剤と組み合わせて用いられることが多い。例え
ば、アオキ(Aoki)他の米国特許第4,686,1
77号明細書は、有機溶剤に溶解可能なシアンカプラー
を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を開示して
いる。さらに、アオキ他は、使用してもよい数多くの有
機溶剤を開示している。特開昭61−51063号公報
は、カプラーがジメチルスルホキシドを初めとする有機
溶剤に溶解されるような組成物を開示している。
【0003】改良された特性、例えば、改良されたカプ
ラー活性、すなわち、カラー色素を生成する酸化された
現像主薬とカプラーとの反応の促進及び/もしくは得ら
れる着色された色素の色濃度における増強により表され
るような改良された着色能を備えたカプラー化合物を提
供することは、カラー写真分野で望ましいことが多い。
また、カプラー化合物と改良された光安定性を有する酸
化された現像主薬との反応より生成される色素を提供す
ることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充分な
色濃度を提供するために比較的多量のカプラーが必要と
される場合、カプラーと酸化された現像主薬との反応速
度が望ましくないほど低い場合、カプラー化合物と酸化
された現像主薬との反応から形成される着色画像が容認
しがたい光不安定性を示す場合などでは、多くのカプラ
ー組成物が不都合である。従って、カラー写真感光材料
及び方法での用途に対して、改良された特性を備えたカ
プラー組成物が、所望され続けている。
【0005】酸化された現像主薬との反応により、改良
された光安定性及び退色に対する耐性を示すカラー画像
を形成するカプラー組成物を提供することが本発明の目
的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】これら及び更なる目的
が、マゼンタ色素生成カプラー化合物、及びマゼンタ色
素生成カプラー化合物より生成されるマゼンタ色素の光
安定性を改良するのに十分な量のスルホキシド化合物も
しくはスルホン化合物、を含んで成る本発明の写真カプ
ラー組成物により提供される。スルホキシド化合物は、
次式
【0007】
【化3】
【0008】の化合物であり、そしてスルホン化合物
は、次式
【0009】
【化4】
【0010】の化合物である。上式中、R1 及びR
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びに
アルキレン基;アルコキシ基、アリールオキシ基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモ
イル基、及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つ
の置換基を含有する直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケ
ニル基並びにアルキレン基;フェニル基;並びにアルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモイル基
及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つの置換基
を含有するフェニル基;から成る群より個別に選択さ
れ、そして上式中、R1 及びR2 の組み合わせが、少な
くとも12個の炭素原子を含む。これらの写真カプラー
組成物は、単一フェノール化合物を含まない。
【0011】本発明のカプラー組成物に使用されるスル
ホキシド及びスルホン化合物が、マゼンタ色素生成カプ
ラー化合物から形成されるマゼンタカラー画像について
改良された光安定性を提供する、特にピラゾロトリアゾ
ールマゼンタ色素生成カプラー化合物から形成されるマ
ゼンタカラー画像について改良された光安定性を提供す
ることが見い出されている。更に、少なくとも若干の適
用で、本発明の組成物に含まれるスルホキシド及びスル
ホン化合物が、色素色相における浅色シフトを生じ、及
び/又、さもなければカプラー化合物、特にピラゾロト
リアゾールマゼンタ色素生成カプラー化合物で生じるか
もしれないスピード喪失を低減する。従って、本発明の
カプラー組成物は、改良されたハロゲン化銀カラー写真
感光材料及びカラー画像の形成についての改良方法での
使用に適する。
【0012】本発明の幾つかの組み合わせの更なる利点
とは、改良された光安定性を有するカラー画像を形成
し、そして生成する色素色相において浅色シフトを生じ
ること、及び/又はそれらが改良された光安定性を有す
るカラー画像を形成し、そして現像工程中に低減された
スピード喪失を示すことである。
【0013】下記特許によって具体的に説明されるよう
に、従来、硫黄含有化合物がカプラーと組み合わせて用
いられてきたが、本発明の組み合わせ及びそれに伴って
得られる効果は、従来技術文献に記載もしくは提案され
ていない。以下の特許は、本発明とは異なる方法で硫黄
化合物を使用するものである。
【0014】ヤマダ(Yamada)他の米国特許第
4,113,488号明細書は、少なくとも1つの耐光
性改良性フェノール系化合物及び少なくとも1つの共同
作用的耐光性改良性スルフィドもしくはスルホキシド化
合物を、マゼンタカラー画像を含む層へ組み入れること
によって、マゼンタカラー画像の耐光性を改良する方法
を開示している。タカハシ(Takahashi)他の
米国特許第4,770,987号明細書は、マゼンタカ
プラー及びステイン防止剤を親油性微粒子状で含んでな
るハロゲン化銀カラー写真材料を開示している。ステイ
ン防止剤は、スルホン化合物を含んで成り、そしてその
材料が、処理後、エージング等により無発色現像領域に
おける汚染生成を防止すると開示されている。リスチェ
ウスキイ(Lischewski)他の米国特許第4,
419,431号明細書は、感光性ジアゾニウム化合物
並びに、組成物のライトイメージング及び現像により形
成されるアゾ画像色素材料の光安定性を増強するための
スルフィド、スルホキシドもしくはスルホン化合物を含
んで成る組成物を開示している。ヒラタ(Hirat
a)他の米国特許第4,758,498号明細書は、画
像色素の退色及び白色背景領域の汚染を防止するための
スルホン化合物を含む写真組成物を開示している。
【0015】
【実施態様】本発明の写真カプラー組成物は、マゼンタ
色素生成カプラー化合物、及びマゼンタ色素生成カプラ
ー化合物より生成されるマゼンタ色素の光安定性を改良
するのに十分な量のスルホキシド化合物もしくはスルホ
ン化合物、を含んで成る。かかる組成物より形成される
カラー画像により示される改良された光安定性は、改良
されたカラー写真感光材料を示す。以下により詳細に記
載されるように、少なくとも若干の場合で、本発明の組
成物に含まれるスルホキシド及びスルホン化合物が、現
像中に生じるか、そして/又は色素色相に所望の浅色シ
フトを生成する低減されたスピード喪失を有するカプラ
ー組成物を提供する。
【0016】本発明のカプラー組成物に使用されるこれ
らのスルホキシド化合物及びスルホン化合物はカプラー
化合物類の溶剤として供給してもよく、そして/又は別
の溶剤と組み合わせて用いてもよい。本発明に使用され
るスルホキシド及びスルホン化合物が、それらの水溶
性、揮発性及び拡散率を最低限にするために十分なバラ
ストを含有することが、重要である。本発明のカプラー
組成物での使用に適するスルホキシド化合物は、次式
【0017】
【化5】
【0018】の化合物であり、同様に本発明の組成物で
の使用に適するスルホン化合物は、次式
【0019】
【化6】
【0020】の化合物である。上式中、R1 及びR
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びに
アルキレン基;アルコキシ基、アリールオキシ基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモ
イル基、及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つ
の置換基を含有する直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケ
ニル基並びにアルキレン基;フェニル基;並びにアルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモイル基
及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つの置換基
を含有するフェニル基;から成る群より個別に選択さ
れ、そして上式中、R1 及びR2 の組み合わせが少なく
とも12個の炭素原子を含む。
【0021】本発明のカプラー組成物に含まれるスルホ
キシド化合物もしくはスルホン化合物の好ましい態様で
は、R1 及びR2 が、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アル
ケニル基及びアルキレン基から成る群より個別に選択さ
れる。例えば、R1 及びR2 が同一のものであってもよ
く、それによってビス化合物を形成してもよく、又はR
1 及びR2 が、硫黄原子と一緒になって環を形成しても
よい。更に好ましい態様では、R1 及びR2 の組み合わ
せが、少なくとも14個の炭素原子を含有し、そして約
16個から約24個の炭素原子を含有することがより好
ましい。更に好ましい態様では、R1 及びR2 が各々有
枝アルキル基から成る。
【0022】限定されるものではないが、本発明のカプ
ラー組成物での使用に適するスルホキシド化合物及びス
ルホン化合物の具体例を以下に列挙する。
【0023】
【化7】
【0024】本発明の写真カプラー組成物は、フェノー
ル化合物を含まない。驚くべきことに、マゼンタ色素生
成カプラー化合物及びスルホキシドもしくはスルホン化
合物を含む本発明のカプラー組成物が、従来技術分野で
使用される光安定性改良性フェノール化合物の不存在
下、改良された光安定性を有するカプラー画像を提供す
ることを、本発明者らは発見している。
【0025】上述のように、本発明のカプラー組成物に
使用されるスルホキシド及びスルホン化合物は、色素生
成カプラー用の溶剤として作用させてもよい。また、カ
プラー化合物用の1つ以上の更なる有機溶剤を、本発明
の組成物に使用してもよい。一般的には、伝統的な有機
カプラー溶剤が当該技術分野で既知であり、そして本発
明のスルホキシド及びスルホン化合物が、カプラー化合
物の溶液を得るのに十分ではない添加量で用いられる場
合に、使用してもよい。本組成物に使用してもよい伝統
的な有機溶剤の具体例が、下記例に記載されている。
【0026】スルホキシド及びスルホン化合物は、色素
生成カプラーより生成されるマゼンタ色素の光安定性を
改良するのに十分な量で本発明のカプラー組成物に使用
される。大多数の適用では、色素生成カプラー及びスル
ホキシドもしくはスルホン化合物が、前述の光安定性に
おける増強を達成させるために、重量比約1:0.1か
ら約1:10で使用されることが好ましい。
【0027】上述のように、該カプラー組成物に含まれ
る色素生成カプラーがマゼンタ色素生成カプラーから成
ることが好ましい。酸化された発色現像主薬との反応で
マゼンタ色素を生成するカプラー類は、当該技術分野で
既知であり、そして代表的な特許及び刊行物、例えば、
米国特許第2,600,788号、同2,369,48
9号、同1,969,479号、同2,311,082
号、同3,061,432号、同3,725,067
号、同4,120,723号、同4,500,630
号、同2,343,703号、同2,311,082
号、同3,152,896号、同3,519,429
号、同3,062,653号、同2,908,573
号、同4,774,172号、同4,443,536
号、同3,935,015号、同4,540,654
号、及び同4,581,326号明細書、ヨーロッパ特
許第284,239号、同284,240号、同24
0,852号、同170,164号及び同177,76
5号明細書並びに「Farbkuppler-eine Literaturubersi
cht,」Agfa Mitteilungen 出版、Band III、126 〜156
ページ(1961)、に記載されており、これらの文献は、引
用することによって本明細書に組み入れられる。
【0028】この組成物での使用が好ましいマゼンタ色
素生成カプラーは、下記一般式のピラゾロトリアゾール
化合物を含んで成る。
【0029】
【化8】
【0030】上式中、R3 及びR4 は、水素、置換及び
未置換アルキル、置換及び未置換フェニル、置換及び未
置換アルコキシ、置換及び未置換アミノ、置換及び未置
換アニリノ、置換及び未置換アシルアミノ、ハロゲン並
びにポリマーに対して結合する基、から成る群より個別
に選択され、R3 もしくはR4 がどちらもポリマーに対
して結合する基でない場合に、R3 及びR4 に含まれる
総炭素原子数が、少なくとも10であることを条件と
し、そしてXは、水素もしくは、ハロゲン、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ア
シルオキシ、スルホナミド、カルボナミド、アリールア
ゾ、窒素含有複素環式基及びイミド基から成る群より選
ばれるカプリング脱離基である。カプリング脱離基は、
写真技術者らに周知である。一般的には、このような基
はカプラーの当量を決定しそしてカプラーの反応性を改
変する。また、カプリング脱離基は、カプラーから脱離
後、現像抑制、漂白促進、色修正及び現像促進などのよ
うな作用を行い、写真感光材料におけるカプラーが塗布
される層もしくは別の層に都合の良い影響を与えること
ができる。代表的なカプリング脱離基としては、上述の
ような、ハロゲン(例えば、クロロ)、アルコキシ、ア
リールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アシルオ
キシ、スルホナミド、カルボナミド、アリールアゾ、窒
素含有複素環式基(例えば、ピラゾリル及びイミダゾリ
ル)、並びにイミド基(例えば、スクシンイミド及びヒ
ダントイニル基)が挙げられる。ハロゲンを除いて、こ
れらの基は、米国特許第2,355,169号、同3,
227,551号、同3,432,521号、同3,4
76,563号、同3,617,291号、同3,88
0,661号、同4,052,212号及び同4,13
4,766号明細書、並びにイギリス特許第1,46
6,728号、同1,531,927号、同1,53
3,039号、同2,006,755A号及び同2,0
17,704A号明細書により詳細に記載されている。
これらの文献は、引用することにより本明細書に組み入
れられる。
【0031】写真技術分野で周知であるように、カプラ
ー化合物は、写真要素に組み入れられる場合、非拡散性
であるべきである。すなわち、カプラー化合物は、それ
が被覆される層からほとんど拡散性を示さないであろう
分子サイズ及び立体配置をとるべきである。
【0032】この成果を達成するために、R3 及びR4
の組み合わせに含まれる総炭素原子数が、少なくとも1
0であるべきである。好ましくは、R3 及びR4 の組み
合わせが10から約40個の炭素原子を含む。あるい
は、R3 もしくはR4 が、ポリマー鎖の連結基として供
給されてもよく、又はポリマー鎖の一部を形成してもよ
い。
【0033】好ましい態様では、マゼンタ色素生成カプ
ラー化合物が、式(M−1)もしくは(M−2)のピラ
ゾロトリアゾールである(式中、Xがハロゲン原子であ
り、最も好ましくは塩素であり、R4 がアルキル基であ
り、そして/又はR3 及びR 4 に含まれる総炭素原子数
が10から約40個である)。
【0034】限定されるものではないが、本発明の組成
物及び方法での使用に適するピラゾロトリアゾールマゼ
ンタ色素生成カプラー化合物としては、下記化合物(m
−i)〜(m−xii)が挙げられる。
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】本発明の写真カプラー組成物は、カラー写
真技術分野で周知の方法でカラー写真感光材料に使用さ
れる。例えば、マゼンタ色素生成カプラー化合物及びカ
プラー化合物から生成されるマゼンタ色素の光安定性を
改良するのに十分な量のスルホキシド化合物もしくはス
ルホン化合物を含んで成る本発明のカプラー組成物、並
びにハロゲン化銀乳剤を、支持体に塗布せしめてもよ
い。次いで写真感光材料をカラー写真技術分野で周知の
方法で像様露光し、続いて第一級アミン現像主薬で現像
してもよい。当該技術分野で更によく知られているよう
に、第一級アミン現像主薬の酸化生成物がカプラー化合
物と反応して着色された色素画像を形成する。
【0039】本発明の組成物が組み入れられる写真要素
は、単一要素もしくは多層多色要素でありうる。本発明
の組成物は、当該技術分野で既知である各種のハロゲン
化銀乳剤、例えば、微細もしくは粗粒子乳剤、平板状粒
子乳剤、塩臭化銀及び臭ヨウ化銀乳剤を含む層に組み入
れられうる。有用な平板状粒子乳剤が、リサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosure)、Item 22534、1
983年1月、及び米国特許第4,748,106号明細
書に記載されている。また、本発明の組成物が組み入れ
られる層が、別のカプラー成分、例えば、カラードマス
キングカプラー、画像変性カプラー(米国特許第3,1
48,062号、同3,227,554号、同3,73
3,201号、同4,409,323号及び同4,24
8,962号明細書に記載されるものを初めとするDI
Rカプラー並びにタイムド(timed)もしくはスウ
ィッチト(switched)DIRカプラーを包含す
る)、並びに漂白促進剤放出カプラー(ヨーロッパ特許
第193,389号明細書に記載されるものを包含す
る)、を含有してもよい。
【0040】更に、本発明のカプラー組成物は、所望で
あれば、特定の光安定剤、例えば、アルコキシベンゼン
誘導体類、アニリン類及びオキシアニリン類を包含する
伝統的な添加剤類を含んでもよい。
【0041】本発明の更なる具体的な態様を、以下に列
挙する。
【0042】R1 及びR2 が、同一のものである写真カ
プラー組成物。
【0043】R1 及びR2 が、硫黄原子と環を形成する
写真カプラー組成物。
【0044】R1 及びR2 の組み合わせが、少なくとも
炭素原子を14個含む写真カプラー組成物。
【0045】R1 及びR2 が、直鎖及び有枝鎖アルキル
基、アルケニル基及びアルキレン基から成る群より個別
に選ばれる写真カプラー組成物。
【0046】R1 及びR2 が、各々有枝アルキル基から
成り、そしてR1 及びR2 の組み合わせが、炭素原子を
約16個から約24個含む写真カプラー組成物。
【0047】マゼンタ色素生成カプラー化合物が、次式
【0048】
【化12】
【0049】(上式中、R3 及びR4 は、水素、置換及
び未置換アルキル、置換及び未置換フェニル、置換及び
未置換アルコキシ、置換及び未置換アミノ、置換及び未
置換アニリノ、置換及び未置換アシルアミノ、ハロゲン
並びにポリマーに対して結合する基から成る群より個別
に選択され、R3 もしくはR4 がどちらもポリマーに対
して結合する基でない場合に、R3 及びR4 に含まれる
総炭素原子数が、少なくとも10であることを条件と
し、そしてXは、水素もしくは、ハロゲン、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ア
シルオキシ、スルホナミド、カルボナミド、アリールア
ゾ、窒素含有複素環式基及びイミド基から成る群より選
ばれるカプリング脱離基である)より選ばれる構造のピ
ラゾロトリアゾールである写真カプラー組成物。
【0050】Xがハロゲンである写真カプラー組成物。
【0051】R4 がアルキル基である写真カプラー組成
物。
【0052】R3 及びR4 に含まれる総炭素原子数が、
10から約40個である写真カプラー組成物。
【0053】色素生成カプラー及びスルホキシドもしく
はスルホン化合物が、重量比約1:0.1から約1:1
0で含まれる写真カプラー組成物。
【0054】組成物が、有機溶剤を含んで成る第3成分
を更に含む写真カプラー組成物。
【0055】次式
【化13】 のスルホキシド化合物を含んで成る写真カプラー組成
物。
【0056】次式
【化14】 のスルホン化合物を含んで成る写真カプラー組成物。
【0057】(a)次式
【化15】
【0058】(上式中、R3 及びR4 は、水素、置換及
び未置換アルキル、置換及び未置換フェニル、置換及び
未置換アルコキシ、置換及び未置換アミノ、置換及び未
置換アニリノ、置換及び未置換アシルアミノ、ハロゲン
並びにポリマーに対して結合する基から成る群より個別
に選択され、R3 もしくはR4 がどちらもポリマーに対
して結合する基でない場合に、R3 及びR4 に含まれる
総炭素原子数が、少なくとも10であることを条件と
し、そしてXは、水素もしくは、ハロゲン、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ア
シルオキシ、スルホナミド、カルボナミド、アリールア
ゾ、窒素含有複素環式基及びイミド基から成る群より選
ばれるカプリング脱離基である)より選ばれる構造のピ
ラゾロトリアゾールを含んで成るマゼンタ色素生成カプ
ラー化合物、及び(b)マゼンタ色素生成カプラー化合
物より生成されるマゼンタ色素の光安定性を改良するの
に十分な量のスルホキシド化合物もしくはスルホン化合
物であって、スルホキシド化合物が次式
【0059】
【化16】 の化合物でありそしてスルホン化合物が次式
【0060】
【化17】
【0061】の化合物である化合物(上式中、R1 及び
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並び
にアルキレン基、から成る群より個別に選ばれ、そして
上式中R1 及びR2 の組み合わせが少なくとも12個の
炭素原子を含む)を含んで成る写真カプラー組成物であ
って、上記写真カプラー組成物がフェノール化合物を含
まない組成物。
【0062】R1 及びR2 が、各々有枝アルキル基から
成り、そしてR1 及びR2 の組み合わせが、約16から
約24個の炭素原子を含む写真カプラー組成物。
【0063】スルホキシド化合物もしくはスルホン化合
物と組み合わさった色素生成カプラー化合物を提供する
ことを含んでなる、カラー写真現像プロセスにおいてマ
ゼンタ色素生成カプラー化合物より生成されるマゼンタ
色素の光安定性の改良方法であって、スルホキシド化合
物もしくはスルホン化合物がマゼンタ色素の光安定性を
増強するのに十分な量で含まれており、スルホキシド化
合物が次式
【0064】
【化18】
【0065】の化合物でありそしてスルホン化合物が次
【化19】
【0066】の化合物であり(上式中、R1 及びR
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びに
アルキレン基;アルコキシ基、アリールオキシ基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモ
イル基、及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つ
の置換基を含有する直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケ
ニル基並びにアルキレン基;フェニル基;並びにアルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモイル基
及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つの置換基
を含有するフェニル基;より個別に選択され、そして上
式中、R1 及びR 2 の組み合わせが少なくとも12個の
炭素原子を含む)、さらに上記組み合わせがフェノール
化合物を含まないマゼンタ色素の光安定性の改良方法で
ある。
【0067】(a)マゼンタ色素生成カプラー化合物、
及び(b)マゼンタ色素生成カプラー化合物より生成さ
れるマゼンタ色素の光安定性を改良するのに十分な量の
スルホキシド化合物もしくはスルホン化合物、を含んで
成る写真カプラー組成物並びにハロゲン化銀乳剤が塗布
された支持体を含んで成るカラー写真感光材料であっ
て、スルホキシド化合物が次式
【0068】
【化20】
【0069】の化合物でありそしてスルホン化合物が次
【化21】
【0070】の化合物であり(上式中、R1 及びR
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びに
アルキレン基;アルコキシ基、アリールオキシ基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモ
イル基、及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つ
の置換基を含有する直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケ
ニル基並びにアルキレン基;フェニル基;並びにアルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモイル基
及びハロゲン原子より選ばれる少なくとも1つの置換基
を含有するフェニル基;から成る群より個別に選択さ
れ、そして上式中、R1 及びR2 の組み合わせが、少な
くとも12個の炭素原子を含む)、さらに上記カプラー
組成物がフェノール化合物を含まないカラー写真感光材
料。
【0071】(A)写真層を像様露光する工程、及び
(B)露光された画像を現像する工程、を含んで成るカ
ラー画像の形成方法であって、ここで写真感光層が、
(a)マゼンタ色素生成カプラー化合物、及び(b)マ
ゼンタ色素生成カプラー化合物より生成されるマゼンタ
色素の光安定性を改良するのに十分な量のスルホキシド
化合物もしくはスルホン化合物、を含んで成るカプラー
組成物並びにハロゲン化銀乳剤を含んで成り、スルホキ
シド化合物が次式
【0072】
【化22】
【0073】の化合物でありそしてスルホン化合物が次
【化23】
【0074】の化合物であり(上式中、R1 及びR
2 は、直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びに
アルキレン基;アルコキシ基、アリールオキシ基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバモ
イル基、及びハロゲン原子から成る群より選ばれる少な
くとも1つの置換基を含有する直鎖及び有枝鎖アルキル
基、アルケニル基並びにアルキレン基;フェニル基;並
びにアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
リール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
ルボニル基、アシルオキシ基、カルボナミド基、カルバ
モイル基及びハロゲン原子から成る群より選ばれる少な
くとも1つの置換基を含有するフェニル基;から成る群
より個別に選択され、そして上式中、R1 及びR2 の組
み合わせが、少なくとも12個の炭素原子を含む)、さ
らに上記カプラー組成物がフェノール化合物を含まない
カラー画像の形成方法。
【0075】
【実施例】本発明の組成物及び方法は、以下の例に具体
的に示されており、そして下記例では、特に断らない限
り表示は重量部である。実施例全般に亘って、関連する
カプラー溶剤(I)〜(XII)は、上記スルホキシド及び
スルホン化合物(I)〜(XII)を称するものであり、同
様に関連する標準カプラー溶剤S1及びS2は、各々混
合リン酸トリトリル及びフタル酸ジブチルから成る伝統
的なカプラー溶剤を称するものである。
【0076】例1 上記カプラー化合物(m−i)の乳化分散体を含んで成
るカプラー組成物を、溶剤として本発明のスルホキシド
及びスルホン化合物(I)〜(IV)を用いて、そして表
Iに記載されるように比較の目的で伝統的なカプラー溶
剤S1及びS2を用いて、製造した。詳細には、完全に
溶解するまで、カプラー化合物(m−i)3.4g、各
カプラー溶剤1.7g、及び2−(2−ブトキシエトキ
シ)酢酸エチルを含んで成る補助溶剤10.2gの混合
物を加熱することにより、油相を製造した。カプラー化
合物対非補助溶剤の重量比は、1:0.5であった。得
られた溶液を、12.5重量パーセント水性ゼラチン1
8.13g、10%水性アルカノール(Alkano
l)XC溶液2.27g、及び水2.08gを含む水性
溶液に添加した。次いで得られた混合物をコロイドミル
に3回かけて油相を分散し、そして得られた分散体を冷
却してヌードル化し、そして40℃で4時間洗浄して補
助溶剤を除去した。次いで得られた分散化カプラー組成
物を、下記フォーマットで増感臭ヨウ化銀乳剤(約0.
55μ、12%ヨウ化物)と一緒に1.5×10-4モル
/ft2 (108mg/ft2 すなわち1166.4mg/
2 )のレベルで酢酸酪酸セルロース支持体上に塗布し
た。
【0077】 ────────────────────────────── ゼラチン 250 mg/ft2 硬膜剤 1.75% 総ゲル量につき ────────────────────────────── ゼラチン 350 mg/ft2 カプラー(m−i) 1.5×10-4 モル/ft2 カプラー溶剤 1:0.5 (w/w) ハロゲン化銀乳剤 84.2 mg/ft2 テトラアザインデン 1.75 g/Ag1モル ────────────────────────────── 支持体 ────────────────────────────── 注:1mg/ft2 =10.8mg/m2
【0078】得られた生成物の硬化フィルムストリップ
を段階タブレットを介して露光し(1/25秒間、1B
感光計)、次いでコダック・フレキシカラー(Koda
kFlexicolor) 商用現像プロセスにかけた。
処理フィルムのステータスMグリーン濃度を、1週間フ
ィルターを介さずに5.4キロルクス デーライトイラ
ジエーションでの露光前後に測定した。イラジエーショ
ン後のステータスMグリーン濃度を、初濃度約1.0で
イラジエーション前の濃度と比較することにより、パー
セントフェードを測定した。パーセントフェード値を表
Iに示す。また、分光光度計で測定した最大吸収波長
(λmax )の値を表Iに示す。表Iに示されるように、
カプラー溶剤を2つの別個のコーティングセットA及び
Bで評価した。
【0079】
【表1】
【0080】表Iに得られた結果は、マゼンタ色素生成
カプラーと組み合わさったスルホキシド化合物もしくは
スルホン化合物を含む本発明のカプラー組成物が、伝統
的なカプラー溶剤を含む組成物から形成されるものと比
較して、低減されたパーセントフェードにより示される
ような、改良された光安定性を示すカプラー画像を提供
することを、具体的に示している。更に、本発明のカプ
ラー組成物より形成されるカラー画像は、色素色相にお
いてわずかな浅色シフトを示した。これらのシフトは、
マゼンタ色素による望ましくない赤色光の吸収を低減す
ることができる。
【0081】例2 上記カプラー化合物(m−ii)の乳化分散体を含んで成
るカプラー組成物を、本発明のスルホキシド化合物を用
いて、そして表IIに記載されるように比較の目的で伝統
的なカプラー溶剤を用いて、製造した。詳細には、カプ
ラー化合物(m−ii)0.90g、各カプラー溶剤0.
90g、及び例1に記載された補助溶剤2.70gを含
んで成る油相を、12.5%水性ゼラチン7.20g、
10%水性アルカノール(Alkanol)XC溶液0.90
g、及び水2.40gを含む水性相に添加した。カプラ
ー化合物対非補助カプラー溶剤の重量比は、1:1であ
った。混合物をコロイドミルにかけて油相を分散し、次
いで得られた分散体を、下記フォーマットで例1に記載
された臭ヨウ化銀乳剤84.2mg/ft2 (909.36
mg/m2 )と一緒に1.0×10-4モル/ft2 (65.
7mg/ft2 すなわち709.56mg/m2 )のレベルで
塗布した。
【0082】 ────────────────────────────── ゼラチン 250 mg/ft2 硬膜剤 1.75% 総ゲル量につき ────────────────────────────── ゼラチン 350 mg/ft2 カプラー(m−ii) 65.7 モル/ft2 カプラー溶剤 65.7 mg/ft2 ハロゲン化銀乳剤 84.2 mg/ft2 テトラアザインデン 1.75 g/Ag1モル ────────────────────────────── 注:1mg/ft2 =10.8mg/m2
【0083】得られたフィルムストリップを露光して例
1に記載される方法により処理した。更に、フィルムス
トリップのパーセントフェード値及びλmax 値を、例1
に記載された方法により測定した。得られたパーセント
フェード及びλmax 値を表IIに示す。
【0084】
【表2】
【0085】表IIに示された結果は、スルホキシド化合
物を含む本発明のカプラー組成物が、伝統的なカプラー
溶剤S1及びS2を含むカプラー組成物と比較して、十
分に低いフェードを示すカラー画像を形成することを、
具体的に示している。更にまた、本発明のカプラー組成
物から形成されるカラー画像によって示される色素色相
は、マゼンタ色素による望ましくない赤色吸収が低減さ
れることによって、より浅色側であった。(約2.5n
m)。
【0086】例3 本例では、上記ポリマーカプラー化合物(m−iii)の乳
化分散体を含んで成るカプラー組成物を、本発明のスル
ホキシド化合物を用いて、そして表IIに記載されるよう
に比較の目的で伝統的なカプラー溶剤を用いて製造し
た。詳細には、各カプラー溶剤3.0g及び酢酸エチル
1.1gを、12.5%水性ゼラチン15mL、10%水
性アルカノール(Alkanol)XC溶液1.9mL、
及び水9.1mLと共にミルにかけることによって、カプ
ラー化合物の分散体を製造した。各々別個のカプラー溶
剤分散体を、カプラー化合物(m−iii)のラテックス分
散体と組み合わせて、カプラー化合物対溶剤の重量比が
1:0.5となるようにした。得られた混合物を40℃
で3時間攪拌して、カプラー溶剤をラテックスへ添加せ
しめた。ポリマーカプラー化合物(m−iii)のカプラー
溶剤ラテックス配合分散体を、下記フォーマットで例1
に記載された臭ヨウ化銀乳剤と一緒に1.5×10-4
ル/ft2 (16.2モル/m2 )のレベルで塗布した。
【0087】 ────────────────────────────── ゼラチン 250 mg/ft2 硬膜剤 1.75% 総ゲル量につき ────────────────────────────── ゼラチン 350 mg/ft2 カプラー(m−iii) 1.5×10-4 モル/ft2 カプラー溶剤 1:0.5 (w/w) ハロゲン化銀乳剤 84.2 mg/ft2 テトラアザインデン 1.75 g/Ag1モル ────────────────────────────── 支持体 ────────────────────────────── 注:1mg/ft2 =10.8mg/m2
【0088】得られた生成物の硬化フィルムサンプル
を、例1の方法に従って処理した。また、各サンプルの
パーセントフェード及びλmax を、例1に記載された方
法により測定した。これらの測定値の結果を表III に示
す。
【0089】
【表3】
【0090】また、表III に示された結果は、本発明の
カプラー組成物が、伝統的なカプラー溶剤を含むカプラ
ー組成物より形成されるカラー画像と比較して、改良さ
れた光安定性を示すマゼンタカラー画像を形成したこと
を、具体的に示している。また、本発明のカプラー組成
物より形成されるマゼンタカラー画像は、所望の浅色色
相シフトを示した。
【0091】例4 本例は、写真現像プロセスにおける本発明のカプラー組
成物によって提供される写真スピードの改良を具体的に
示している。KITスピード、コントラスト・インディ
ペンデント・トウ・スピード(Kontrast Independent T
oe speed) 、当該技術分野で既知であり、上記Dmin
の濃度が、その点から0.6logE大きな露光量まで
の平均階調度の0.20倍である露光量として定義され
る特性、として、写真スピードを測定した。カラー画像
を形成する際に、分散体の例1に記載された塗布及び処
理操作に続いて、スルホキシド化合物II及び伝統的なカ
プラー溶剤S1及びS2を含むカプラー組成物より、そ
れぞれフィルムストリップを製造した。ステータスMグ
リーン濃度を露光の関数として測定し、そしてKITス
ピードを前記定義に従って測定した。KITスピード値
を、表IVに示す。列挙された値は、4つの個別の測定値
の平均を表し、そして0.005単位の標準偏差を有す
る。
【0092】
【表4】
【0093】表IVに示された結果は、本発明のカプラー
組成物が、伝統的な組成物と比較して写真スピードにお
ける著しい改良を意味する、0.04logE単位の増
強されたKITスピードを示したことを具体的に示して
いる。
【0094】例5 本例は、本発明のカプラー組成物の使用によって提供さ
れる例4に定義されたKITスピードにおける改良を、
更に具体的に説明するものである。詳細には、分散体
を、例2に記載された塗布及び処理操作し、続いてその
組成物からフィルムストリップを形成した。KITスピ
ード測定値を表Vに示す。
【0095】
【表5】
【0096】表Vに示された結果は、伝統的なカプラー
溶剤を含むカプラー組成物と比較して、本発明のカプラ
ー組成物の使用によって提供される写真スピードにおけ
る改良を、更に具体的に示している。
【0097】上記例は、本発明の特定の態様を具体的に
説明するために示されているが、本発明の組成物及び方
法の範囲を限定するものではない。特許請求された本発
明の範囲内で、更なる態様及び利点が、当業者に明らか
となるであろう。
【0098】
【発明の効果】本発明は、改良された光安定性を有する
マゼンタ色素生成カプラー組成物を提供する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)マゼンタ色素生成カプラー化合
    物、及び(b)マゼンタ色素生成カプラー化合物より生
    成されるマゼンタ色素の光安定性を改良するのに十分な
    量のスルホキシド化合物もしくはスルホン化合物、を含
    んで成る写真カプラー組成物であって、スルホキシド化
    合物が次式 【化1】 の化合物でありそしてスルホン化合物が次式 【化2】 の化合物であり(上式中、R1 及びR2 は、直鎖及び有
    枝鎖アルキル基、アルケニル基並びにアルキレン基;ア
    ルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、アルコキ
    シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル
    オキシ基、カルボナミド基、カルバモイル基、及びハロ
    ゲン原子より選ばれる少なくとも1つの置換基を含有す
    る直鎖及び有枝鎖アルキル基、アルケニル基並びにアル
    キレン基;フェニル基;並びにアルキル基、アルコキシ
    基、アリールオキシ基、アリール基、アルコキシカルボ
    ニル基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ
    基、カルボナミド基、カルバモイル基及びハロゲン原子
    より選ばれる少なくとも1つの置換基を含有するフェニ
    ル基;より個別に選択され、そして上式中、R1 及びR
    2 の組み合わせが、少なくとも12個の炭素原子を含
    む)、さらに上記写真カプラー組成物がフェノール化合
    物を含まない写真カプラー組成物。
JP4076756A 1991-04-01 1992-03-31 バラスト化スルホキシド及びスルホンを含んで成る写真カプラー組成物並びにその製造方法 Pending JPH0588320A (ja)

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