JPH0589565A - 遊星ギヤ装置 - Google Patents

遊星ギヤ装置

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Publication number
JPH0589565A
JPH0589565A JP3248804A JP24880491A JPH0589565A JP H0589565 A JPH0589565 A JP H0589565A JP 3248804 A JP3248804 A JP 3248804A JP 24880491 A JP24880491 A JP 24880491A JP H0589565 A JPH0589565 A JP H0589565A
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contact
pattern
internal gear
gear
output
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JP3248804A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nozawa
勝也 野沢
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な構成で出力部の位置検出を正確
に行い、スペース性を向上させ、生産コストを削減す
る。 【構成】 遊星ギヤ2の自転により回転する内歯ギヤ3
及び遊星ギヤ3の公転により回転する出力板8には、そ
れぞれ第1及び第2の接点部が形成され、これらの接点
部は、内歯ギヤ3と出力板8の間隙に配置された基板1
2上下面のパターンa〜h上をトレースする。パターン
a,b,c及びe,f,gには所定の位置にシールド部
Sが形成された位置検出帯I 〜VIIIが設定され、シール
ド部Sに前記接点部10,11の各接点が接触する時オ
フ状態とる端子21,22,23,25,26,27が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットメカニズム、
CDメカニズム、DATメカニズム等において、1つの
駆動源から2系統の出力を得るために採用される遊星ギ
ヤ装置に関するものであり、特に遊星ギヤ装置の出力動
作の位置検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カセットメカニズム、CDメカ
ニズム、DATメカニズム等において、1つの駆動源か
ら2系統の出力を得る場合、遊星ギヤ装置が採用されて
いる。この遊星ギヤ装置を使用する場合、遊星ギヤ装置
の出力部の動作位置を検出することが必要とされてい
る。
【0003】そこで従来では、遊星ギヤの出力部以降に
リミットスイッチやロータリースイッチを設置し、これ
を用いて出力部の位置検出を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ミットスイッチやロータリースイッチ等のスイッチ類は
設置スペースが大きいため、遊星ギヤ装置が設けられる
メカニズム自体の小形化が困難となった。また、上記の
スイッチ類は高価であり、且つ設置作業も面倒であるた
め、コスト高を招いた。
【0005】本発明は以上のような課題を解決するため
に提案されたものであり、その目的は、極めて簡単な構
成で出力部の位置検出を正確に行うことができる遊星ギ
ヤ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の遊星ギヤ装置は、シャーシと、シャーシ
に支持された軸ピンと、軸ピンに回転可能に支持された
太陽ギヤと、軸ピンに回転可能に支持された回転部材
と、回転部材上に回転可能に支持され、前記太陽ギヤに
噛合う遊星ギヤと、軸ピンに回転可能に支持され、前記
遊星ギヤに噛合う内歯ギヤと、内歯ギヤに取付けられた
第1の出力軸と、回転部材に取付けられた第2の出力軸
と、内歯ギヤに形成され複数の接点が設けられた第1の
接点部と、回転部材に形成され複数の接点が設けられた
第2の接点部と、第1の接点部及び前記第2の接点部の
各接点に夫々接触可能なパターンが形成された基板と、
第1及び第2の接点部の各接点とパターンとを非接触と
するように各パターンに内歯ギヤ及び回転部材の回転方
向に沿って位置をずらして形成されたシールド部と、基
板のパターンに夫々接続され、第1の接点部及び前記第
2の接点部の各接点と前記基板のパターンとの接触・非
接触によってオンオフされる端子群とを備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成を有する本発明において、所定の駆
動源から太陽ギヤに駆動力が伝達されると、遊星ギヤの
原理に基づき、内歯ギヤ及び回転部材にかかる負荷の大
小によって、この駆動力が内歯ギヤもしくは回転部材に
出力される。
【0008】すなわち、内歯ギヤにかかる負荷よりも回
転部材にかかる負荷の方が大きい場合、太陽ギヤからの
回転力により遊星ギヤが自転し、その回転力が内歯ギヤ
に伝達されて、内歯ギヤが回転する。この時、内歯ギヤ
に形成された第1の接点部の各接点のうち、あるものは
パターンと接触し、あるものはパターンに形成されたシ
ールド部と接触する。
【0009】一方、回転部材にかかる負荷よりも内歯ギ
ヤにかかる負荷の方が大きい場合、太陽ギヤからの回転
力により遊星ギヤが公転し、遊星ギヤを支持する回転部
材が回転する。この時、回転部材に形成された第2の接
点部の各接点のうち、あるものはパターンと接触し、あ
るものはパターンに形成されたシールド部と接触する。
【0010】ところで、前記各接点とパターンとが接触
する場合、このパターンに接続された端子がオン状態と
なる。これに対して、各接点とシールド部が接触する場
合、接点とパターンとは非接触となるため、このパター
ンに接続された端子はオフ状態となる。シールド部は、
パターンごとに内歯ギヤ及び回転部材の回転方向に沿っ
て位置をずらして形成されるため、内歯ギヤ及び回転部
材の回転位置によって、シールド部と接触する接点の組
合わせは異なる。
【0011】従って、接点と接触もしくは非接触となる
パターンもまた、内歯ギヤ及び回転部材の回転位置によ
って変化することになる。前述したように、接点とパタ
ーンとの接触・非接触により端子のオンオフ状態が決ま
るため、内歯ギヤ及び回転部材の回転位置によって、端
子のオンオフ状態の組合わせが変化する。そこで、端子
のオンオフ状態の組合わせから内歯ギヤ及び回転部材の
回転位置を検出することができる。これにより内歯ギヤ
及び回転部材に取付けられた第1の出力軸及び第2の出
力軸の動作位置を検出できる。
【0012】
【実施例】以上述べた本発明の遊星ギヤ装置の実施例を
図面に基づいて説明する。
【0013】[遊星ギヤ装置の概要]まず、遊星ギヤ装
置の概要を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよ
うに、シャーシ18上には軸ピン16が支持され、この
軸ピン16の外周には、3つの段差がある略円筒形状の
ブッシュ7が回転可能に取付られる。このブッシュ7に
は基端部(下側)から先端部(上側)にかけて順番に、
出力板8、内歯ギヤ3、回転板5及び太陽ギヤ1が、シ
ャーシ18に対して水平に組付けられる。
【0014】このうち、回転板5及び出力板8はブッシ
ュ7に固定されて回転部材を構成するものであり、ブッ
シュ7と共に回転するようになっている。また、回転板
5には上方に突出して遊星ギヤピン6,6が取付けら
れ、遊星ギヤピン6には遊星ギヤ2が回動自在に支持さ
れる。
【0015】ところで、出力板8の下面には下方に突出
して第2の出力軸9が取付けられる。一方、出力板8上
面には第2の接点部10が形成されている。また、図2
に示すように、出力板8の外周は略分銅形であり、外周
に沿って外方に突出した取付部8bと、これに隣接して
内方に凹む溝部8aとが形成されている。前記第2の出
力軸9は、取付部8bにおいて溝部8aに近接する端部
に取付けられている。
【0016】一方、内歯ギヤ3及び太陽ギヤ1は、ブッ
シュ7に回転可能に支持されている。太陽ギヤ1の上側
外周には大径ギヤ1aが形成され、下側外周には小径ギ
ヤ1bが形成されている。大径ギヤ1aには駆動モータ
から回転力が伝達されるギヤ列の1つ(図示せず)が噛
合い、小径ギヤ1bには遊星ギヤ2が噛合っている。
【0017】ところで、内歯ギヤ3の内周にはギヤ部3
aが形成されている。このギヤ部3aには前記遊星ギヤ
2,2が噛合っている。また、内歯ギヤ3の上面には上
方に突出して第1の出力軸4が取付けられる。更に、内
歯ギヤ3の下面には第1の接点部11が形成されてい
る。図3に示すように、内歯ギヤ3の外周は略円形であ
り、外周に沿って外方に突出した取付部3bと、これに
隣接して内方に凹む溝部3cとが形成されている。前記
第1の出力軸4は、取付部3bにおいて溝部3cから遠
い側の端部に取付けられる。
【0018】また、内歯ギヤ3と出力板8の間には基板
12が配置されている。この基板12は図1中の左端部
に設けられた支持部12aによりシャーシ18上に固定
される。基板12の上下面には前記の第1の接点部11
及び第2の接点部10が当接するようになっており、こ
の当接する部分には、後述するパターンが形成されてい
る。
【0019】更に、基板12と出力板8との間には、支
軸17によってシャーシ18上に支持されたストッパプ
レート13が配置される。このストッパプレート13に
は上方に突出する第1のストッパピン14と、下方に突
出する第2のストッパピン15とが取付けられている。
第1のストッパピン14は内歯ギヤ3の溝部3cに係合
して内歯ギヤ3の回転を規制するようになっている。一
方、第2のストッパピン15は出力板8の溝部8aに係
合して出力板8の回転を規制するようになっている。
【0020】以上のような構成を有する遊星ギヤ装置の
動作を図4〜図7に基づいて説明する。図4は第2のス
トッパピン15が出力板8の溝部8aに係合され、出力
板8の回転が規制された状態を示している。この時、出
力板8と共にブッシュ7に固定された回転板5も、その
回転が規制される。一方、内歯ギヤ3は規制されておら
ず、負荷がないフリー状態となっている。
【0021】この様な状態から駆動モータ(図示せず)
からの駆動力によって太陽ギヤ1が時計回転方向に回転
すると、回転板5が第2のストッパピン15により規制
され、内歯ギヤ3がフリー状態であるため、小径ギヤ1
bと噛合う遊星ギヤ2は反時計回転方向に自転する。こ
れにより、ギヤ部3aが遊星ギヤ2と噛合う内歯ギヤ3
は時計回転方向に回転し、内歯ギヤ3に取付けられた第
1の出力軸4が時計回転方向に回転動作を行う。
【0022】次に内歯ギヤ3が図4の状態より時計回転
方向に回転すると、取付部3bにおける溝部3c側の端
面が、第1のストッパピン14に当接する(図5)。そ
して、内歯ギヤ3の回転力により第1のストッパピン1
4が押され、支軸17を中心にストッパプレート13が
時計回転方向に回転する(図6)。
【0023】この時、第2のストッパピン15と出力板
8の溝部8aとの係合が外れると同時に、第1のストッ
パピン14が内歯ギヤ3の溝部3cに係合する。これに
より、内歯ギヤ3の回転が規制され、出力板8の方に負
荷がかからないフリー状態となる。
【0024】この様な状態で、駆動モータ(図示せず)
によって太陽ギヤ1が時計回転方向に回転すると、内歯
ギヤ3が第1のストッパピン14により規制されている
ため、小径ギヤ1bと噛合う遊星ギヤ2はギヤ部3aに
沿って反時計回転方向に公転する。これにより、遊星ギ
ヤ2を支持する回転板5及びこれと一体的に設けられた
出力板8が反時計回転方向に回転する(図7)。その結
果、出力板8に取付けられた第2の出力軸9が反時計回
転方向に回転動作を行う。
【0025】ところで、駆動モータ(図示せず)が逆回
転し、太陽ギヤ1が反時計回転方向に回転する場合、前
述した動作と逆に、図7の状態より、遊星ギヤ2が内歯
ギヤ3のギヤ部3aに沿って時計回転方向に公転し、出
力板8は時計回転方向に回転する。そして、出力板8の
取付部8bにおける溝部8a側の端面が、第2のストッ
パピン15に当接する(図6)と、出力板8の回転力に
より第2のストッパピン15が押され、支軸17を中心
にストッパプレート13が反時計回転方向に回転する
(図5)。
【0026】この時、第1のストッパピン14と内歯ギ
ヤ3の溝部3cとの係合が外れると同時に、第1のスト
ッパピン14が出力板8の溝部8aに係合する。これに
より、内歯ギヤ3がフリー状態となり、内歯ギヤ3の回
転が可能となり、回転板5は出力板8と共に回転が規制
される。従って、回転板5に支持される遊星ギヤ2は反
時計回転方向に自転し、内歯ギヤ3は反時計回転方向に
回転して、図4の状態に戻る。
【0027】[内歯ギヤ及び出力板の回転位置の検出手
段]進んで、本実施例の主要部である、内歯ギヤ3及び
出力板8の回転位置の検出手段について、前記の図4〜
図7並びに図8及び図9を参照して説明する。なお、図
4及び図5は、内歯ギヤ3の回転位置の検出手段である
内歯ギヤ3下面の第1の接点部11と基板12上面のパ
ターンとを説明するものであり、図6及び図7は、出力
板8の回転位置の検出手段である基板12下面のパター
ンと出力板8上面の第2の接点部10とを説明するもの
である。
【0028】図4及び図5において、内歯ギヤ3下面に
形成された第1の接点部11は、略三角形のベース部分
に4本の足部が延びた形状であり、4つの足部の先端に
それぞれ接点11a,11b,11c,11dが備えら
れている。第1の接点部11の各接点は内歯ギヤ3の半
径方向に沿って一直線状に配置されている。また、各接
点は互いに導通している。
【0029】一方、基板12上面には2点鎖線で示す4
つのパターンa,b,c,dが形成されている。これら
パターンa,b,c,dは、軸ピン16を中心として同
心円状の半円を描いている。そのため、内歯ギヤ3が軸
ピン16を中心に回転する時、第1の接点部11の接点
11a,11b,11c,11dがパターンa,b,
c,d上をトレースする。また、パターンa,b,c,
dの図中左側の端部には、端子21,22,23,24
が設けられている。
【0030】内歯ギヤ3が回転して第1の接点部11の
各接点がパターン上をトレースし、各接点とパターンと
が接触する場合、各接点は互いに導通しているため、4
つのパターンは全て導通される。この時、パターンa,
b,cに設けられた端子21,22,23はオン状態と
なる。
【0031】ところで、図8に示すように、パターンd
を除いたパターンa,b,cには4つのシールド部S
(斜線部)が形成されている。シールド部Sの形状は、
第1の接点部11がトレースするパターンa,b,cの
範囲を円周方向に沿って8分割した略長方形状となる。
【0032】また、8分割されたパターンa,b,cに
渡って、半径方向に延びる扇状の8つの帯は、図中左側
から位置検出帯I 〜VIIIと設定される。各位置検出帯に
おけるシールド部Sの有無の組合わせは、位置検出帯ご
とに異なっており、パターンa,b,cに全くシールド
部Sがないもの(位置検出帯I =1通り)、パターン
a,b,cに1つずつシールド部Sがあるもの(位置検
出帯I 〜III =3通り)、パターンa,bまたはb,c
またはc,aにシールド部Sがあるもの(位置検出帯IV
〜VI=3通り)、パターンa,b,cの全てにシールド
部Sがあるもの(位置検出帯VIII=1通り)の合計8通
りである。
【0033】内歯ギヤ3が回転して第1の接点部11の
各接点が各パターン上をトレースする時、第1の接点部
11の各接点は内歯ギヤ3の半径方向に沿って一直線状
に配置されるため、接点11a,11b,11cがパタ
ーンa,b,cの各位置検出帯に同時に接触する。この
時、接点11a,11b,11cのいずれかがシールド
部Sに位置すると、接点とパターンとは非接触となり、
接点と接触しないパターンは、パターンdとの導通が切
れる。この時、パターンdに導通しないパターンの端子
はオフ状態となる。
【0034】各位置検出帯におけるシールド部Sの組合
わせは位置検出帯ごとに異なっているため、第1の接点
部11が接触する位置検出帯が変化すると、端子21,
22,23のオンオフ状態の組合わせが変化する。その
ため、端子21,22,23のオンオフ状態の組合わせ
から、第1の接点部11が基板12のパターン上のどこ
に位置しているかを把握することができる。端子21,
22,23のオンオフ状態の組合わせは、各位置検出帯
のシールド部Sの組合わせに対応して8通りであり、位
置検出帯I 〜VIIIと端子21,22,23のオンオフ状
態の関係を表にまとめると、図9に示すようになる。
【0035】以上のように基板12上面の第1の接点部
11の位置を把握することによって、第1の接点部11
を形成する内歯ギヤ3の回転位置が検出可能となる。そ
の結果、出力部である第1の出力軸4の動作位置もまた
検出することができる。
【0036】ところで、図6及び図7において、出力板
8上面に形成される第2の接点部10は、接点10a,
10b,10c,10dを備えており、第1の接点部1
1と同様の形状で、同様の役割を果たしている。
【0037】一方、基板12下面には2点鎖線で示す4
つのパターンe,f,g,hが形成されている。これら
パターンe,f,g,hは、パターンa,b,c,dと
ほぼ同様の形状であり、出力板8が軸ピン16を中心に
回転する時、第2の接点部10の接点10a,10b,
10c,10dがパターンe,f,g,h上をトレース
する。また、パターンe,f,g,hの図中左側の端部
には、端子25,26,27,28が設けられている。
【0038】出力板8が回転して第2の接点部10の各
接点がパターン上をトレースし、各接点とパターンとが
接触する場合、各接点は互いに導通しているため、4つ
のパターンは全て導通される。この時、パターンe,
f,gに設けられた端子25,26,27はオン状態と
なる。
【0039】また、パターンe,f,gにはパターン
a,b,cと全く同じように、8通りの組合わせでシー
ルド部S(図示せず)が形成され、8つの位置検出帯
(図示せず)が設定されている。出力板8が回転して第
2の接点部10の各接点が各パターン上をトレースする
時、接点10a,10b,10cがパターンe,f,g
の各位置検出帯に同時に接触する。
【0040】この時、接点10a,10b,10cのい
ずれかがシールド部Sに位置すると、接点とパターンと
は非接触となり、接点と接触しないパターンは、パター
ンhとの導通が切れる。この時、パターンhに導通しな
いパターンの端子はオフ状態となる。
【0041】各位置検出帯におけるシールド部Sの組合
わせに応じて変化する端子25,26,27のオンオフ
状態の組合わせは、前述した端子21,22,23のオ
ンオフ状態の組合わせと等しい。そのため、端子25,
26,27のオンオフ状態の組合わせから第2の接点部
10が基板12のパターン上のどこに位置しているかを
把握することができる。
【0042】以上のように、基板12下面の第2の接点
部10の位置を把握することによって、第2の接点部1
0を形成する出力板8の回転位置が検出可能となる。そ
の結果、出力部である第2の出力軸9の動作位置もまた
検出することができる。
【0043】なお、駆動モータが逆回転して、内歯ギヤ
3もしくは出力板8が逆回転した場合の回転位置も、上
記と同様にして、内歯ギヤ3もしくは出力板8の回転位
置を検出できることは言うまでもない。
【0044】以上述べたように、本実施例の遊星ギヤ装
置によれば、内歯ギヤ3と出力板8との回転位置が基板
12の上下面に設けられた端子のオンオフの組合わせで
検出することができるため、内歯ギヤ3及び出力板8に
取付けられた第1及び第2の出力軸4,9の動作位置を
正確に検出することができる。従って、出力軸以降にリ
ミットスイッチやロータリースイッチ等のスイッチ類を
利用する必要がなく、省スペースが可能となる。
【0045】しかも、内歯ギヤ3及び出力板8回転位置
の検出手段である接点部10,11及び基板12は、内
歯ギヤ3及び出力板8の間隙に配設されるため、厚さ方
向に寸法が殆ど増大することがない。そのため、遊星ギ
ヤ装置が採用されるCDメカニズムやDATメカニズム
等の小形化に貢献することができる。
【0046】また、本実施例は、基板12の片面に形成
される4つのパターンのうち、パターンa,b,cまた
はe,f,gの3つを回転位置検出用に使用し、残り1
つであるパターンdまたはhを導通チェック用のパター
ンとしている。そのため、回転動作する接点部10,1
1自体には導通チェック用のコード等を設ける必要がな
く構成の簡略化が容易であり、且つ端子21,22,2
3,25,26,27のオフ状態を確実に検知でき、優
れた回転位置の検出性能を発揮できる。更に、本実施例
は、構成部材数が減り、面倒な設置作業も不要であるた
め、生産コストが大幅に低下し、経済的に有利である。
【0047】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、基板のパターンや端子の数によって検出
位置は自由に変更することができ、検出位置を増やし
て、出力軸の動作検出をより細かく行うこともできる。
更に、本実施例では内歯ギヤ及び出力板の両方の回転位
置を検出する例を述べたが、どちらか片方の検出も可能
である。また、基板のパターンにシールド部を形成する
のではなく、パターンを断続的に形成することによっ
て、接点部の各接点との非接触を確保することも可能で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の遊星ギヤ装
置によれば、遊星ギヤの自転により回転する内歯ギヤも
しくは遊星ギヤの公転により回転する回転部材の回転位
置が基板に設けられた端子のオンオフの組合わせで検出
することができるため、出力動作検出用のスイッチ類が
不要となり、スペース性が向上し、かつ部材数が削減さ
れるため、生産コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊星ギヤ装置の一実施例の側面断面
図。
【図2】本実施例の出力板の外形を示す平面図。
【図3】本実施例の内歯ギヤの外形を示す平面図。
【図4】本実施例の基板に対する内歯ギヤ及び出力板の
動作を説明する平面図。
【図5】本実施例の基板に対する内歯ギヤ及び出力板の
動作を説明する平面図。
【図6】本実施例の基板に対する内歯ギヤ及び出力板の
動作を説明する平面図。
【図7】本実施例の基板に対する内歯ギヤ及び出力板の
動作を説明する平面図。
【図8】本実施例の基板のパターンの一部拡大平面図。
【図9】本実施例の位置検出帯と端子21,22,23
のオンオフ状態の関係を示す表。
【符号の説明】
1 太陽ギヤ 2 遊星ギヤ 3 内歯ギヤ 4 第1の出力軸 5 回転板 6 遊星ギヤピン 7 ブッシュ 8 出力板 9 第2の出力軸 10 第2の接点部 11 第1の接点部 12 基板 13 ストッパプレート 14 第1のストッパピン 15 第2のストッパピン 16 軸ピン 17 支軸 18 シャーシ 21,22,23,24,25,26,27,28端子 S シールド部 a,b,c,d,e,f,g,h パターン I 〜VIII 位置検出帯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、 前記シャーシに支持された軸ピンと、 前記軸ピンに回転可能に支持された太陽ギヤと、 前記軸ピンに回転可能に支持された回転部材と、 前記回転部材上に回転可能に支持され、前記太陽ギヤに
    噛合う遊星ギヤと、 前記軸ピンに回転可能に支持され、前記遊星ギヤに噛合
    う内歯ギヤと、 前記内歯ギヤに取付けられた第1の出力軸と、 前記回転部材に取付けられた第2の出力軸と、 前記内歯ギヤに形成され、複数の接点が設けられた第1
    の接点部と、 前記回転部材に形成され、複数の接点が設けられた第2
    の接点部と、 前記第1の接点部及び前記第2の接点部の各接点に夫々
    接触可能なパターンが形成された基板と、 前記第1の接点部及び前記第2の接点部の各接点と前記
    パターンとを非接触とするように、前記各パターンに前
    記内歯ギヤ及び前記回転部材の回転方向に沿って位置を
    ずらして形成されたシールド部と、 前記基板のパターンに夫々接続され、前記第1の接点部
    及び前記第2の接点部の各接点と前記基板のパターンと
    の接触・非接触によってオンオフされる端子群と、 を備えたことを特徴とする遊星ギヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記シールド部が前記パターンの断続に
    よって構成されることを特徴とする請求項1記載の遊星
    ギヤ装置。
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