JPH0592A - 光学活性メチルコハク酸の製造方法 - Google Patents
光学活性メチルコハク酸の製造方法Info
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- JPH0592A JPH0592A JP3221614A JP22161491A JPH0592A JP H0592 A JPH0592 A JP H0592A JP 3221614 A JP3221614 A JP 3221614A JP 22161491 A JP22161491 A JP 22161491A JP H0592 A JPH0592 A JP H0592A
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/40—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carboxyl group including Peroxycarboxylic acids
- C12P7/44—Polycarboxylic acids
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- Y10S435/8215—Microorganisms
- Y10S435/911—Microorganisms using fungi
- Y10S435/921—Candida
- Y10S435/923—Candida lipolytica
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて光学純度の高い光学活性メチルコハク
酸の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 キャンディダ(Candida ) 属に属しスクアレ
ンを次の式(I): 【化1】 (式中、*印は不斉炭素原子であることを示す)で表わ
される光学活性メチルコハク酸に変換することができる
微生物を用いてスクアレンを光学活性メチルコハク酸に
転換し、そして該光学活性メチルコハク酸を採取するこ
とを特徴とする光学活性メチルコハク酸の製造方法。 【効果】 本発明によれば、特定の微生物を用いてスク
アレンから高純度の光学活性メチルコハク酸を製造する
ことができる。
酸の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 キャンディダ(Candida ) 属に属しスクアレ
ンを次の式(I): 【化1】 (式中、*印は不斉炭素原子であることを示す)で表わ
される光学活性メチルコハク酸に変換することができる
微生物を用いてスクアレンを光学活性メチルコハク酸に
転換し、そして該光学活性メチルコハク酸を採取するこ
とを特徴とする光学活性メチルコハク酸の製造方法。 【効果】 本発明によれば、特定の微生物を用いてスク
アレンから高純度の光学活性メチルコハク酸を製造する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学活性ジカルボン酸で
ある光学活性メチルコハク酸の製造方法に関する。本発
明の方法により製造される光学活性ジカルボン酸は不斉
炭素上にメチル基を有するキラル化合物として医薬、農
薬、その他の生理活性物質の合成原料として、また液晶
ポリマーの原料としても有用である。
ある光学活性メチルコハク酸の製造方法に関する。本発
明の方法により製造される光学活性ジカルボン酸は不斉
炭素上にメチル基を有するキラル化合物として医薬、農
薬、その他の生理活性物質の合成原料として、また液晶
ポリマーの原料としても有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性なメチルコハク酸を製造
する方法としては、例えばイタコン酸をキラルなホスフ
ィンを配位子とするロジウム錯体により不斉還元を行う
方法が知られているが光学純度は50%程度と低く、最
近の改良により純度が向上しているが最高でも90%程
度である。また使用するロジウムのコストが高いことも
工業生産において不利である。
する方法としては、例えばイタコン酸をキラルなホスフ
ィンを配位子とするロジウム錯体により不斉還元を行う
方法が知られているが光学純度は50%程度と低く、最
近の改良により純度が向上しているが最高でも90%程
度である。また使用するロジウムのコストが高いことも
工業生産において不利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は極めて光学純
度の高い光学活性メチルコハク酸の製造方法を提供する
ものである。
度の高い光学活性メチルコハク酸の製造方法を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは光学活性メ
チルコハク酸を微生物的に製造する方法を開発すべく種
々検討した結果、キャンディダ(Candida ) 属に属する
微生物を用いることによりスクアレンから光学活性メチ
ルコハク酸を通常光学純度95%、好ましくは98%、
最も好ましくは100%の高純度で生産することができ
ることを見いだし、本発明を完成した。
チルコハク酸を微生物的に製造する方法を開発すべく種
々検討した結果、キャンディダ(Candida ) 属に属する
微生物を用いることによりスクアレンから光学活性メチ
ルコハク酸を通常光学純度95%、好ましくは98%、
最も好ましくは100%の高純度で生産することができ
ることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、キャンディダ(Cand
ida ) 属に属しスクアレンを次の式(I):
ida ) 属に属しスクアレンを次の式(I):
【化2】 (式中、*印は不斉炭素原子であることを示す)で表わ
される光学活性メチルコハク酸に変換することができる
微生物を用いてスクアレンを光学活性メチルコハク酸に
転換し、そして該光学活性メチルコハク酸を採取するこ
とを特徴とする光学活性メチルコハク酸の製造方法に関
する。
される光学活性メチルコハク酸に変換することができる
微生物を用いてスクアレンを光学活性メチルコハク酸に
転換し、そして該光学活性メチルコハク酸を採取するこ
とを特徴とする光学活性メチルコハク酸の製造方法に関
する。
【0006】
【具体的な説明】本発明において使用するキャンディダ
(Candida ) 属に属する微生物は例えば次のような方法
により得ることができる。すなわちスクアレンを唯一の
炭素源とした培地に自然界に存在する分離源を添加して
培養を行い、その培養液よりスクアレンを炭素源として
利用可能な菌株を分離する。
(Candida ) 属に属する微生物は例えば次のような方法
により得ることができる。すなわちスクアレンを唯一の
炭素源とした培地に自然界に存在する分離源を添加して
培養を行い、その培養液よりスクアレンを炭素源として
利用可能な菌株を分離する。
【0007】ここで用いられる培地はスクアレンを唯一
の炭素源とする他は、通常使用されているいずれの培地
を使用することができ、菌株が生育に必要とする窒素
源、無機塩、および必要に応じ特殊な要求物質(例えば
ビタミン、アミノ酸、核酸塩基等)を含む。炭素源はス
クアレンを唯一の炭素源として培地1Lに対し0.1〜
100g、好ましくは1〜10g添加する。
の炭素源とする他は、通常使用されているいずれの培地
を使用することができ、菌株が生育に必要とする窒素
源、無機塩、および必要に応じ特殊な要求物質(例えば
ビタミン、アミノ酸、核酸塩基等)を含む。炭素源はス
クアレンを唯一の炭素源として培地1Lに対し0.1〜
100g、好ましくは1〜10g添加する。
【0008】窒素源としては、例えば硝酸カリウム、硝
酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、リン酸アンモニウム、アンモニア、尿素等の1種ま
たは2種以上が用いられる。添加割合は窒素源の種類に
より異なるが、通常培地1Lに対し、0.1〜10g、
好ましくは1〜3gである。無機塩としてはリン酸カリ
ウム、リン酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、
塩化鉄、塩化カルシウム等の1種または2種以上が用い
られる。添加割合は無機塩の種類により異なるが、通常
培地1Lに対し0.001〜10g、好ましくは0.0
1〜5gである。
酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、リン酸アンモニウム、アンモニア、尿素等の1種ま
たは2種以上が用いられる。添加割合は窒素源の種類に
より異なるが、通常培地1Lに対し、0.1〜10g、
好ましくは1〜3gである。無機塩としてはリン酸カリ
ウム、リン酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、
塩化鉄、塩化カルシウム等の1種または2種以上が用い
られる。添加割合は無機塩の種類により異なるが、通常
培地1Lに対し0.001〜10g、好ましくは0.0
1〜5gである。
【0009】必要に応じて特殊な要求物質としてビタミ
ン類、酵母エキス、ペプトン、コーンスチープリカー等
の1種または2種以上が用いることができる。添加割合
は物質の種類により異なるが、通常培地1Lに対し10
g以下、例えば0.05〜10g、好ましくは0.1〜
5gである。培地のpHは通常、2〜11、好ましくは3
〜6に調整する。
ン類、酵母エキス、ペプトン、コーンスチープリカー等
の1種または2種以上が用いることができる。添加割合
は物質の種類により異なるが、通常培地1Lに対し10
g以下、例えば0.05〜10g、好ましくは0.1〜
5gである。培地のpHは通常、2〜11、好ましくは3
〜6に調整する。
【0010】また特定の菌株を選択的に増殖させるため
に抗生物質、殺菌剤等を添加するのが好ましい。例を挙
げると酵母を選択的に増殖させるために細菌の増殖を抑
える目的でストレプトマイシンを0.1〜100mg/
L、好ましくは10〜50mg/L添加することができ
る。
に抗生物質、殺菌剤等を添加するのが好ましい。例を挙
げると酵母を選択的に増殖させるために細菌の増殖を抑
える目的でストレプトマイシンを0.1〜100mg/
L、好ましくは10〜50mg/L添加することができ
る。
【0011】分離源は微生物が存在していると思われる
環境の物質、例えば土壌、排水、腐った果実等を用いる
ことができる。分離源は培地1Lに対して1〜100
g、好ましくは30〜50g添加する。培養温度は15
〜80℃、好ましくは20〜35℃で行う。培養時間は
通常1日〜30日間、好ましくは4〜7日間培養を行
い、次いで新鮮な培地に植え継ぎ、同様に1〜30日
間、好ましくは4〜7日間培養を行い、これを2〜5回
繰り返す。通気条件は通常の好気性条件下で培養を行
う。
環境の物質、例えば土壌、排水、腐った果実等を用いる
ことができる。分離源は培地1Lに対して1〜100
g、好ましくは30〜50g添加する。培養温度は15
〜80℃、好ましくは20〜35℃で行う。培養時間は
通常1日〜30日間、好ましくは4〜7日間培養を行
い、次いで新鮮な培地に植え継ぎ、同様に1〜30日
間、好ましくは4〜7日間培養を行い、これを2〜5回
繰り返す。通気条件は通常の好気性条件下で培養を行
う。
【0012】菌株の増殖は培地の濁度の測定、および顕
微鏡観察により行う。OD610 0.1〜10、好ましく
は0.2〜1になったら分離操作を行うのが好ましい。
すなわち培養液中より当該菌株を純粋分離する。方法は
通常の純粋分離法である平板培養法を用いるのが好まし
い。平板培地としては寒天が0.1〜10%含有した培
地であればいずれの培地でもよく、例えば寒天2%含有
の酵母エキス麦芽エキス寒天培地(YM寒天培地)等が
用いられる。
微鏡観察により行う。OD610 0.1〜10、好ましく
は0.2〜1になったら分離操作を行うのが好ましい。
すなわち培養液中より当該菌株を純粋分離する。方法は
通常の純粋分離法である平板培養法を用いるのが好まし
い。平板培地としては寒天が0.1〜10%含有した培
地であればいずれの培地でもよく、例えば寒天2%含有
の酵母エキス麦芽エキス寒天培地(YM寒天培地)等が
用いられる。
【0013】上記の方法により得られた、本発明の化合
物の製造に使用することができる微生物の1例として、
酵母SQL349株を挙げることができる。この微生物
株SQL349は工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄第11653号(FERM P−11653)
として寄託されている。この微生物は下記の菌学的性質
を有する。
物の製造に使用することができる微生物の1例として、
酵母SQL349株を挙げることができる。この微生物
株SQL349は工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄第11653号(FERM P−11653)
として寄託されている。この微生物は下記の菌学的性質
を有する。
【0014】(a)形態 栄養細胞 球〜楕円形で多極出芽により増殖する。 液体培養 沈澱及び産膜を認める。(25℃、3日
間) 偽菌糸 形成する。(25℃、3日間) 真菌糸 形成する。(25℃、6日間) 子のう胞子 アダムス、ゴロドコバ、麦芽、YM、V−
8、ポテトデキストロースの各培地で形成を認めず。
間) 偽菌糸 形成する。(25℃、3日間) 真菌糸 形成する。(25℃、6日間) 子のう胞子 アダムス、ゴロドコバ、麦芽、YM、V−
8、ポテトデキストロースの各培地で形成を認めず。
【0015】(b)生理学的性質 糖の発酵性 グルコース − シュークロース − マルトース − ラクトース − ラフィノース − ガラクトース −
【0016】 資化性 硝酸塩 − イノシトール − エリスリトール + ガラクトース − グルコース + シュークロース − セロビオース − トレハロース − マルトース − ラクトース − ラフィノース −
【0017】 生育温度 25℃ + 30℃ + 37℃ − DBB呈色反応 − 油脂の分解 +
【0018】以上の結果SQL349株はキャンディダ
・リポリティカ(Candida lipolytica)と同定され
た。なおキャンディダ・リポリティカ(Candida lipo
lytica)はIFOで分類されているサッカロミコプシス
・リポリティカ(Saccharomycopsis lipolytica)の不
完全世代およびATCCで分類されているヤローウィア
・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)の不完全世代
を示しこれらの菌は分類学上全く同一のものである。
・リポリティカ(Candida lipolytica)と同定され
た。なおキャンディダ・リポリティカ(Candida lipo
lytica)はIFOで分類されているサッカロミコプシス
・リポリティカ(Saccharomycopsis lipolytica)の不
完全世代およびATCCで分類されているヤローウィア
・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)の不完全世代
を示しこれらの菌は分類学上全く同一のものである。
【0019】本発明の方法においては、前記の微生物の
ほかに、例えばサッカロミコプシス・リポリティカ(Sa
ccharomycopsis lipolytica)IFO 0746(ATCC 20114),I
FO 1209(ATCC 8662),IFO 1542(ATCC 20306),IFO 1632,I
FO 1741,IFO 10073(ATCC 48436),IFO 1742(ATCC 9773),
IFO 1195,IFO 1548(ATCC 18942),IFO 1549(ATCC 1894
5),IFO 1550(18943),IFO 1746,ATCC 20237,ATCC 20255,
ATCC 20362,ATCC 20363,ATCC 20460,ATCC 20461,ATCC 2
0496,ATCC 22421,ATCC 22422,ATCC 22423,ATCC 34922,A
TCC 44601,ATCC 46330,ATCC 46482,ATCC 46483,ATCC 46
484等を使用することができ、これらの菌株はIFO,
ATCC等から自由に入手することができる。
ほかに、例えばサッカロミコプシス・リポリティカ(Sa
ccharomycopsis lipolytica)IFO 0746(ATCC 20114),I
FO 1209(ATCC 8662),IFO 1542(ATCC 20306),IFO 1632,I
FO 1741,IFO 10073(ATCC 48436),IFO 1742(ATCC 9773),
IFO 1195,IFO 1548(ATCC 18942),IFO 1549(ATCC 1894
5),IFO 1550(18943),IFO 1746,ATCC 20237,ATCC 20255,
ATCC 20362,ATCC 20363,ATCC 20460,ATCC 20461,ATCC 2
0496,ATCC 22421,ATCC 22422,ATCC 22423,ATCC 34922,A
TCC 44601,ATCC 46330,ATCC 46482,ATCC 46483,ATCC 46
484等を使用することができ、これらの菌株はIFO,
ATCC等から自由に入手することができる。
【0020】前記化合物を製造するための培地は、例え
ば次の通りである。すなわち、生産菌が生育に必要な炭
素源、窒素源、無機塩、および必要であれば特殊な要求
物質(例えばビタミン、アミノ酸、核酸塩基等)を含
む。唯一の炭素源としてスクアレンを使用することがで
きるが、必要に応じて炭素源としてグルコース、エリス
リトール等の糖類、n−パラフィン等の炭化水素、エタ
ノール、プロパノール等のアルコール類を用いることが
できる。
ば次の通りである。すなわち、生産菌が生育に必要な炭
素源、窒素源、無機塩、および必要であれば特殊な要求
物質(例えばビタミン、アミノ酸、核酸塩基等)を含
む。唯一の炭素源としてスクアレンを使用することがで
きるが、必要に応じて炭素源としてグルコース、エリス
リトール等の糖類、n−パラフィン等の炭化水素、エタ
ノール、プロパノール等のアルコール類を用いることが
できる。
【0021】添加割合は炭素源の種類により異なるが通
常100g以下、例えば0.1〜100g、好ましくは
0.5〜10gである。窒素源としては、例えば硝酸カ
リウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、リン酸アンモニウム、アンモニア、尿素等
の1種または2種以上が用いられる。添加割合は窒素源
の種類により異なるが、通常培地1Lに対し、0.1〜
10g、好ましくは1〜3gである。
常100g以下、例えば0.1〜100g、好ましくは
0.5〜10gである。窒素源としては、例えば硝酸カ
リウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、リン酸アンモニウム、アンモニア、尿素等
の1種または2種以上が用いられる。添加割合は窒素源
の種類により異なるが、通常培地1Lに対し、0.1〜
10g、好ましくは1〜3gである。
【0022】無機塩としてはリン酸カリウム、リン酸ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、塩化鉄、塩化カ
ルシウム等の1種または2種以上が用いられる。添加割
合は無機塩の種類により異なるが、通常培地1Lに対し
0.001〜10g、好ましくは0.01〜5gであ
る。必要に応じて特殊な要求物質としてビタミン類、核
酸類、酵母エキス、ペプトン、コーンスチープリカー等
の1種または2種以上が用いることができる。添加割合
は物質の種類により異なるが、通常培地1Lに対し10
g以下、例えば0.05〜10g、好ましくは0.1〜
5gである。
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、塩化鉄、塩化カ
ルシウム等の1種または2種以上が用いられる。添加割
合は無機塩の種類により異なるが、通常培地1Lに対し
0.001〜10g、好ましくは0.01〜5gであ
る。必要に応じて特殊な要求物質としてビタミン類、核
酸類、酵母エキス、ペプトン、コーンスチープリカー等
の1種または2種以上が用いることができる。添加割合
は物質の種類により異なるが、通常培地1Lに対し10
g以下、例えば0.05〜10g、好ましくは0.1〜
5gである。
【0023】培地のpHは通常、2〜11、好ましくは3
〜6に調整する。培養時間と共に培養液のpHが低下する
ので必要に応じて例えばNaOH水溶液などのアルカリ
を添加することによりpHを調整する。上記の培地の他に
公知の細菌用のブイヨン培地、カビ・酵母用の酵母エキ
ス・麦芽エキス培地(YM培地)等を用いることができ
る。
〜6に調整する。培養時間と共に培養液のpHが低下する
ので必要に応じて例えばNaOH水溶液などのアルカリ
を添加することによりpHを調整する。上記の培地の他に
公知の細菌用のブイヨン培地、カビ・酵母用の酵母エキ
ス・麦芽エキス培地(YM培地)等を用いることができ
る。
【0024】上記の生産培地には出発原料としてのスク
アレンを添加するがこれは培養の開始時から培地中に存
在してもよく、あるいは培養中に間欠的または連続的に
添加してもよい。スクアレンの使用総量は培地1L当
り、例えば0.1〜100g、好ましくは2〜20gで
ある。
アレンを添加するがこれは培養の開始時から培地中に存
在してもよく、あるいは培養中に間欠的または連続的に
添加してもよい。スクアレンの使用総量は培地1L当
り、例えば0.1〜100g、好ましくは2〜20gで
ある。
【0025】目的物質を多量に製造するためには、大規
模な培養を行う必要があり、そのためには本培養(生産
培養)の前に前培養を行って生産菌をあらかじめ増殖さ
せておくことが好ましい。このための前培養培地として
は前記の培地を用いることができるが、出発原料として
のスクアレンを含有することは必ずしも必要でない。
模な培養を行う必要があり、そのためには本培養(生産
培養)の前に前培養を行って生産菌をあらかじめ増殖さ
せておくことが好ましい。このための前培養培地として
は前記の培地を用いることができるが、出発原料として
のスクアレンを含有することは必ずしも必要でない。
【0026】前培養及び本培養(生産培養)のための培
養条件は、15℃〜80℃、好ましくは20〜35℃の
温度であり、通常1日〜20日間、好ましくは2〜5日
間、振盪培養あるいは通気かくはん培養を行う。
養条件は、15℃〜80℃、好ましくは20〜35℃の
温度であり、通常1日〜20日間、好ましくは2〜5日
間、振盪培養あるいは通気かくはん培養を行う。
【0027】本発明によればまた、生産菌を一旦培養し
た後、培養菌体を水性媒体中、例えばリン酸バッファー
中で、好気条件下、例えば上記の培養の場合と同様の条
件下で、スクアレンと接触せしめることによっても目的
化合物を製造することができる。
た後、培養菌体を水性媒体中、例えばリン酸バッファー
中で、好気条件下、例えば上記の培養の場合と同様の条
件下で、スクアレンと接触せしめることによっても目的
化合物を製造することができる。
【0028】培養液または反応液から本化合物を得るた
めの方法は特に限定されないが、例えば以下の通りであ
る。すなわち、まず培養液または反応液から溶剤抽出し
て本発明の化合物が含まれる混合物を得る。その際、培
養液のpHを1〜6、好ましくは1〜3に調整して行うの
が好適である。
めの方法は特に限定されないが、例えば以下の通りであ
る。すなわち、まず培養液または反応液から溶剤抽出し
て本発明の化合物が含まれる混合物を得る。その際、培
養液のpHを1〜6、好ましくは1〜3に調整して行うの
が好適である。
【0029】ここで用いる溶剤は本発明の化合物が溶解
する化合物であればいずれの溶剤を使用することができ
る。例えば四塩化炭素、トリクロロエチレン、トルエ
ン、ベンゼン、ジクロルメタン、クロロホルム、ジエチ
ルエーテル、酢酸エチル等の有機溶媒が用いられ、好ま
しくはジクロルエタン、クロロホルム、ジエチルエーテ
ル、酢酸エチルが用いられる。
する化合物であればいずれの溶剤を使用することができ
る。例えば四塩化炭素、トリクロロエチレン、トルエ
ン、ベンゼン、ジクロルメタン、クロロホルム、ジエチ
ルエーテル、酢酸エチル等の有機溶媒が用いられ、好ま
しくはジクロルエタン、クロロホルム、ジエチルエーテ
ル、酢酸エチルが用いられる。
【0030】以上の抽出により得られた混合物より本発
明の化合物を分離精製するには吸着、溶出溶解、蒸留等
の通常の方法を用いることができる。例えば抽出混合物
を含む有機溶剤を留去後、シリカゲル、活性炭、スチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合ポリマー樹脂などを用いた
吸着クロマトグラフィー、強塩基性陰イオン交換樹脂、
弱塩基性陰イオン交換樹脂などを用いたイオン交換クロ
マトグラフィーなどにより精製を行うことができる。
明の化合物を分離精製するには吸着、溶出溶解、蒸留等
の通常の方法を用いることができる。例えば抽出混合物
を含む有機溶剤を留去後、シリカゲル、活性炭、スチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合ポリマー樹脂などを用いた
吸着クロマトグラフィー、強塩基性陰イオン交換樹脂、
弱塩基性陰イオン交換樹脂などを用いたイオン交換クロ
マトグラフィーなどにより精製を行うことができる。
【0031】また溶剤により抽出した混合物を通常のメ
チルエステル化の方法、例えば酸性触媒下、メタノール
で還流する方法によりメチルエステル化し、そのエステ
ル混合物を蒸留することにより本発明の化合物をメチル
エステル化物として分離精製することができる。
チルエステル化の方法、例えば酸性触媒下、メタノール
で還流する方法によりメチルエステル化し、そのエステ
ル混合物を蒸留することにより本発明の化合物をメチル
エステル化物として分離精製することができる。
【0032】本発明において、光学活性メチルコハク酸
の同定および光学純度の測定法は以下の方法に従って行
った。すなわち、本化合物がメチルコハク酸であること
の確認は赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共鳴スペク
トル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、及び質量分析法
により行った。
の同定および光学純度の測定法は以下の方法に従って行
った。すなわち、本化合物がメチルコハク酸であること
の確認は赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共鳴スペク
トル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、及び質量分析法
により行った。
【0033】また本化合物の絶対配置および光学純度は
比旋光度の文献値との比較およびL−メントールとのジ
アステレオマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析によ
り行った。すなわち(R)−(+)−メチルコハク酸の
比旋光度の文献値〔α〕20 D +16.88°(c2.1
g/100mL、エタノール)(Justus Liebigs Ann. Che
m., 538,1(1939))より、得られたメチルコハ
ク酸の絶対配置および光学純度を求めた。
比旋光度の文献値との比較およびL−メントールとのジ
アステレオマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析によ
り行った。すなわち(R)−(+)−メチルコハク酸の
比旋光度の文献値〔α〕20 D +16.88°(c2.1
g/100mL、エタノール)(Justus Liebigs Ann. Che
m., 538,1(1939))より、得られたメチルコハ
ク酸の絶対配置および光学純度を求めた。
【0034】また得られた化合物をL−メントールとp
−トルエンスルホン酸存在下で反応させジアステレオマ
ーを合成し、その13C核磁気共鳴スペクトルを測定しメ
チルコハク酸部分のR体、S体それぞれの3位の炭素の
シグナルの面積比より正確な光学純度を測定した。
−トルエンスルホン酸存在下で反応させジアステレオマ
ーを合成し、その13C核磁気共鳴スペクトルを測定しメ
チルコハク酸部分のR体、S体それぞれの3位の炭素の
シグナルの面積比より正確な光学純度を測定した。
【0035】本発明の化合物はカルボキシル基を有し、
従って塩を形成することができる。これらの塩として、
例えば、アルカリ金属塩、例えばリチウム塩、ナトリウ
ム塩、及びカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカ
ルシウム塩およびマグネシウム塩、並びにアンモニウム
塩、等が挙げられる。これらの塩は、遊離化合物から常
法に従って得ることができ、例えば遊離化合物を所望の
塩基で、中和することにより得ることができる。
従って塩を形成することができる。これらの塩として、
例えば、アルカリ金属塩、例えばリチウム塩、ナトリウ
ム塩、及びカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカ
ルシウム塩およびマグネシウム塩、並びにアンモニウム
塩、等が挙げられる。これらの塩は、遊離化合物から常
法に従って得ることができ、例えば遊離化合物を所望の
塩基で、中和することにより得ることができる。
【0036】また本発明の化合物はカルボキシル基を有
し、従って通常の方法例えば還元剤にリチウムアルミニ
ウムヒドリドなどを用いることによりアルデヒド、アル
コールに変換することができる。
し、従って通常の方法例えば還元剤にリチウムアルミニ
ウムヒドリドなどを用いることによりアルデヒド、アル
コールに変換することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、特定の微生物を用いて
スクアレンから高純度の光学活性メチルコハク酸を製造
することができる。
スクアレンから高純度の光学活性メチルコハク酸を製造
することができる。
【0038】
【実施例】次に、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明する。実施例1. 第1表の組成からなる培地50mLを、500
mL容量の坂口フラスコに入れ121℃、20分間蒸気殺
菌した。同培地に土壌(神奈川県三浦地区)を1g添加
し5日間、30℃で振盪培養を行い増殖の認められた培
養液より寒天2%を含んだ第2表の組成からなるYM平
板培地により菌株SQL349株(微工研菌寄第116
53号)を分離した。
に説明する。実施例1. 第1表の組成からなる培地50mLを、500
mL容量の坂口フラスコに入れ121℃、20分間蒸気殺
菌した。同培地に土壌(神奈川県三浦地区)を1g添加
し5日間、30℃で振盪培養を行い増殖の認められた培
養液より寒天2%を含んだ第2表の組成からなるYM平
板培地により菌株SQL349株(微工研菌寄第116
53号)を分離した。
【0039】この菌株をYM液体培地で24時間、30
℃で振盪培養し、その培養液を1容量%の割合で第1表
の組成からなる培地50mLに植菌し4日間30℃で振盪
培養を行った。ついで培養液を塩酸でpH2に調整し、ジ
エチルエーテルにより抽出を行い、無水硫酸ナトリウム
で脱水後、溶媒を留去した。ついでこの固形物をシリカ
ゲルカラムに吸着させヘキサン:ジエチルエーテル(1
00:10)、ヘキサン:ジエチルエーテル(80:2
0)、ヘキサン:ジエチルエーテル(60:40)の順
に溶出した。
℃で振盪培養し、その培養液を1容量%の割合で第1表
の組成からなる培地50mLに植菌し4日間30℃で振盪
培養を行った。ついで培養液を塩酸でpH2に調整し、ジ
エチルエーテルにより抽出を行い、無水硫酸ナトリウム
で脱水後、溶媒を留去した。ついでこの固形物をシリカ
ゲルカラムに吸着させヘキサン:ジエチルエーテル(1
00:10)、ヘキサン:ジエチルエーテル(80:2
0)、ヘキサン:ジエチルエーテル(60:40)の順
に溶出した。
【0040】ヘキサン:ジエチルエーテル(60:4
0)の画分を集め溶媒を留去した後、HP−2MG(三
菱化成社製)樹脂を担体としたカラムに吸着させ、水で
溶出し、本化合物の(R)−(+)−メチルコハク酸の
画分を得た。本化合物は白色の固体であり収量は培養液
1L当り170mgであった。
0)の画分を集め溶媒を留去した後、HP−2MG(三
菱化成社製)樹脂を担体としたカラムに吸着させ、水で
溶出し、本化合物の(R)−(+)−メチルコハク酸の
画分を得た。本化合物は白色の固体であり収量は培養液
1L当り170mgであった。
【0041】この化合物がメチルコハク酸であることの
確認は赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共鳴スペクト
ル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分析法により
行った。得られたメチルコハク酸の赤外吸収スペクトル
を第1図に、そして13C核磁気共鳴スペクトルを第2図
に示す。
確認は赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共鳴スペクト
ル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分析法により
行った。得られたメチルコハク酸の赤外吸収スペクトル
を第1図に、そして13C核磁気共鳴スペクトルを第2図
に示す。
【0042】得られた化合物の絶対配置および光学純度
は比旋光度の文献値との比較およびL−メントールとの
ジアステレオマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析に
より行った。すなわち得られた化合物の比旋光度は
〔α〕20 D +16.80°(c2.16g/100ml、
エタノール)であり(R)−(+)−メチルコハク酸の
文献値〔α〕20 D +16.88°(c2.16g/10
0ml、エタノール)(Justus Liebigs Ann. Chem., 53
8,1(1939))から光学純度は99.5%と計算さ
れた。
は比旋光度の文献値との比較およびL−メントールとの
ジアステレオマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析に
より行った。すなわち得られた化合物の比旋光度は
〔α〕20 D +16.80°(c2.16g/100ml、
エタノール)であり(R)−(+)−メチルコハク酸の
文献値〔α〕20 D +16.88°(c2.16g/10
0ml、エタノール)(Justus Liebigs Ann. Chem., 53
8,1(1939))から光学純度は99.5%と計算さ
れた。
【0043】また得られた化合物をL−メントールとp
−トルエンスルホン酸存在下で120℃、3時間反応さ
せジアステレオマーを合成し13C核磁気共鳴スペクトル
を測定し、メチルコハク酸のR体、S体各々の3位の炭
素のシグナルの面積比より求めた鏡像異性体過剰率は9
8%e.e.以上と確認された。
−トルエンスルホン酸存在下で120℃、3時間反応さ
せジアステレオマーを合成し13C核磁気共鳴スペクトル
を測定し、メチルコハク酸のR体、S体各々の3位の炭
素のシグナルの面積比より求めた鏡像異性体過剰率は9
8%e.e.以上と確認された。
【0044】
【0045】
【0046】実施例2.菌株SQL349株(微工研菌
寄第11653)をYM液体培地で16時間、30℃で
振盪培養し、その培養液を1容量%の割合で第1の組
成、但し、スクアレンは10.0g/Lおよびグルコー
スを1.0g/L添加した培地3Lが入った5L容量の
小型発酵槽に植菌し30℃、500rpm 、0.8VVM の
好気培養を64時間行った。本化合物の(R)−(+)
−メチルコハク酸の精製は実施例1の方法を反復した。
これにより培養液1L当り1.7gの(R)−(+)−
メチルコハク酸を得た。
寄第11653)をYM液体培地で16時間、30℃で
振盪培養し、その培養液を1容量%の割合で第1の組
成、但し、スクアレンは10.0g/Lおよびグルコー
スを1.0g/L添加した培地3Lが入った5L容量の
小型発酵槽に植菌し30℃、500rpm 、0.8VVM の
好気培養を64時間行った。本化合物の(R)−(+)
−メチルコハク酸の精製は実施例1の方法を反復した。
これにより培養液1L当り1.7gの(R)−(+)−
メチルコハク酸を得た。
【0047】この化合物が(R)−(+)−メチルコハ
ク酸であることは赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共
鳴スペクトル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分
析法、旋光度測定、及びL−メントールとのジアステレ
オマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析により確認
し、光学純度は98%以上であることがわかった。
ク酸であることは赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共
鳴スペクトル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分
析法、旋光度測定、及びL−メントールとのジアステレ
オマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析により確認
し、光学純度は98%以上であることがわかった。
【0048】実施例3.菌株SQL349株(微工研菌
寄第11653)をYM液体培地10mLで72時間、3
0℃で振とう培養し、培養液を遠心分離することにより
菌体を得た。この菌体を0.1Mリン酸バッファー(pH
7)で洗浄した後、同バッファー10mLに懸濁し、グル
コース10mg、スクアレンを20mg加え48時間、30
℃で振とうした。本化合物の(R)−(+)−メチルコ
ハク酸の精製は実施例1の方法を反復した。これにより
培養液1L当り240mgの(R)−(+)−メチルコハ
ク酸を得た。
寄第11653)をYM液体培地10mLで72時間、3
0℃で振とう培養し、培養液を遠心分離することにより
菌体を得た。この菌体を0.1Mリン酸バッファー(pH
7)で洗浄した後、同バッファー10mLに懸濁し、グル
コース10mg、スクアレンを20mg加え48時間、30
℃で振とうした。本化合物の(R)−(+)−メチルコ
ハク酸の精製は実施例1の方法を反復した。これにより
培養液1L当り240mgの(R)−(+)−メチルコハ
ク酸を得た。
【0049】この化合物が(R)−(+)−メチルコハ
ク酸であることは赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共
鳴スペクトル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分
析法、旋光度測定、及びL−メントールとのジアステレ
オマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析により確認
し、光学純度は98%以上であることがわかった。
ク酸であることは赤外吸収スペクトル法、 1H核磁気共
鳴スペクトル法、13C核磁気共鳴スペクトル法、質量分
析法、旋光度測定、及びL−メントールとのジアステレ
オマーの13C核磁気共鳴スペクトルの解析により確認
し、光学純度は98%以上であることがわかった。
【0050】実施例4.第3表に示した菌株を実施例2
と同様の方法により培養し第3表のように光学活性メチ
ルコハク酸を生産した。ただし小型発酵槽培養時間は第
3表に示したように菌株ごとに変えた。本化合物の精製
および光学純度の決定は実施例1の方法を反復した。
と同様の方法により培養し第3表のように光学活性メチ
ルコハク酸を生産した。ただし小型発酵槽培養時間は第
3表に示したように菌株ごとに変えた。本化合物の精製
および光学純度の決定は実施例1の方法を反復した。
【0051】 第3表 ───────────────────────────────── 培養時間 メチルコハク酸 立体配置 光学純度 hr 生産量 g/L % ───────────────────────────────── IFO 10073 72 2.2 R体 99以上 IFO 1209 99 1.3 R 99以上 IFO 1741 90 1.4 R 99以上 IFO 1742 163 0.6 R 99以上 IFO 0746 100 0.3 R 99以上 ─────────────────────────────────
【図1】本発明により得た(R)−(+)−メチルコハ
ク酸の赤外吸収スペクトルを示す。
ク酸の赤外吸収スペクトルを示す。
【図2】本発明により得た(R)−(+)−メチルコハ
ク酸の13C核磁気共鳴スペクトルを示す。
ク酸の13C核磁気共鳴スペクトルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャンディダ(Candida ) 属に属しスク
アレンを次の式(I): 【化1】 (式中、*印は不斉炭素原子であることを示す)で表わ
される光学活性メチルコハク酸に変換することができる
微生物を用いてスクアレンを光学活性メチルコハク酸に
転換し、そして該光学活性メチルコハク酸を採取するこ
とを特徴とする光学活性メチルコハク酸の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3221614A JPH0592A (ja) | 1990-10-19 | 1991-09-02 | 光学活性メチルコハク酸の製造方法 |
| US07/774,457 US5217887A (en) | 1990-10-19 | 1991-10-10 | Process for production of (r) methylsuccinic acid from squalene using candida lipolytica |
| EP91309453A EP0481712B1 (en) | 1990-10-19 | 1991-10-15 | Process for production of optically active methylsuccinic acid |
| DE69119025T DE69119025T2 (de) | 1990-10-19 | 1991-10-15 | Verfahren zur Herstellung von optisch aktiver Methyl-Bernsteinsäure |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-279099 | 1990-10-19 | ||
| JP27909990 | 1990-10-19 | ||
| JP3221614A JPH0592A (ja) | 1990-10-19 | 1991-09-02 | 光学活性メチルコハク酸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592A true JPH0592A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=26524408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3221614A Pending JPH0592A (ja) | 1990-10-19 | 1991-09-02 | 光学活性メチルコハク酸の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5217887A (ja) |
| EP (1) | EP0481712B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0592A (ja) |
| DE (1) | DE69119025T2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100413840C (zh) * | 2004-06-24 | 2008-08-27 | 复旦大学 | 一种甲基丁二酸的催化合成方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3843466A (en) * | 1969-11-10 | 1974-10-22 | Ajinomoto Kk | Method of producing dicarboxylic acids by fermentation |
| DE3226888A1 (de) * | 1982-07-17 | 1984-01-19 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur durchfuehrung elektromikrobieller reduktionen |
| JPS59141191A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | エレクトロ・ルミネツセンス装置 |
| DK40485A (da) * | 1984-03-02 | 1985-09-03 | Hoffmann La Roche | Prostaglandin-mellemprodukter |
| DE3540834A1 (de) * | 1985-11-18 | 1987-05-21 | Henkel Kgaa | Verfahren zur herstellung von dicarbonsaeuren |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP3221614A patent/JPH0592A/ja active Pending
- 1991-10-10 US US07/774,457 patent/US5217887A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-15 EP EP91309453A patent/EP0481712B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-15 DE DE69119025T patent/DE69119025T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0481712A3 (en) | 1993-04-21 |
| DE69119025T2 (de) | 1996-12-19 |
| DE69119025D1 (de) | 1996-05-30 |
| US5217887A (en) | 1993-06-08 |
| EP0481712A2 (en) | 1992-04-22 |
| EP0481712B1 (en) | 1996-04-24 |
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