JPH059407B2 - - Google Patents
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- JPH059407B2 JPH059407B2 JP58013374A JP1337483A JPH059407B2 JP H059407 B2 JPH059407 B2 JP H059407B2 JP 58013374 A JP58013374 A JP 58013374A JP 1337483 A JP1337483 A JP 1337483A JP H059407 B2 JPH059407 B2 JP H059407B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された腸溶性コーテイング製剤の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
従来、腸溶性コーテイング製剤を製造する方法
としては、錠剤、顆粒剤、あるいはカプセル剤に
腸溶性コーテイング基剤を有機溶媒に溶かしたコ
ーテイング液を用いてコーテイングする方法が公
知とされている。しかしこの場合、多量の有機溶
媒が使用されるため、火災、爆発の危険性、作業
員の安全衛生上の問題、さらには有機溶媒の大気
中への逸散による環境汚染の問題があるほか、コ
スト的に不利であるという欠点がある。
としては、錠剤、顆粒剤、あるいはカプセル剤に
腸溶性コーテイング基剤を有機溶媒に溶かしたコ
ーテイング液を用いてコーテイングする方法が公
知とされている。しかしこの場合、多量の有機溶
媒が使用されるため、火災、爆発の危険性、作業
員の安全衛生上の問題、さらには有機溶媒の大気
中への逸散による環境汚染の問題があるほか、コ
スト的に不利であるという欠点がある。
このため、有機溶媒を使用しないで腸溶性コー
テイング製剤を製造する技術の開発が望まれてお
り、本発明者らはかかる観点から先に平均粒子径
100μm以下のヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート粉末をトリアセチンを含む25℃以下
の水に分散させてなる被覆液を用いて固形薬剤を
被覆することによる腸溶性被覆薬剤の製造方法
(特開昭55−98120参照)、ひきつづいてこれに関
連し、平均粒子径100μm以下の粉末状腸溶性コー
テイング基剤をクエン酸トリエチルを含む水媒体
中に分散させてなる固形薬剤用腸溶性コーテイン
グ剤組成物を提案した。
テイング製剤を製造する技術の開発が望まれてお
り、本発明者らはかかる観点から先に平均粒子径
100μm以下のヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート粉末をトリアセチンを含む25℃以下
の水に分散させてなる被覆液を用いて固形薬剤を
被覆することによる腸溶性被覆薬剤の製造方法
(特開昭55−98120参照)、ひきつづいてこれに関
連し、平均粒子径100μm以下の粉末状腸溶性コー
テイング基剤をクエン酸トリエチルを含む水媒体
中に分散させてなる固形薬剤用腸溶性コーテイン
グ剤組成物を提案した。
これらの方法、組成物を用いてコーテイング操
作を行えばたしかに従来の有機溶媒を用いる方法
による場合とほとんど同等の性能を有する腸溶性
コーテイング製剤が得られるが、一方でコーテイ
ング操作時、コーテイング液では温度上昇により
凝集する性質があるため、コーテイング液が供給
される配管中あるいはスプレーガン中で閉塞を起
こすというトラブルを経験することがある。その
ためコーテイング液はなるべく低い温度(たとえ
ば25℃以下)で貯蔵し、コーテイング液の供給さ
れる径路はなるべく温度が上昇しないような工夫
をすることが必要であるという問題点がある。
作を行えばたしかに従来の有機溶媒を用いる方法
による場合とほとんど同等の性能を有する腸溶性
コーテイング製剤が得られるが、一方でコーテイ
ング操作時、コーテイング液では温度上昇により
凝集する性質があるため、コーテイング液が供給
される配管中あるいはスプレーガン中で閉塞を起
こすというトラブルを経験することがある。その
ためコーテイング液はなるべく低い温度(たとえ
ば25℃以下)で貯蔵し、コーテイング液の供給さ
れる径路はなるべく温度が上昇しないような工夫
をすることが必要であるという問題点がある。
本発明者らはかゝる問題を改善すべく、研究を
重ねた結果、著しく効果のある手法を見出した。
重ねた結果、著しく効果のある手法を見出した。
すなわち、本発明は固形剤に対して、一方のス
プレーガンから腸溶性コーテイング基剤の粉末の
水性分散液を、また他方のスプレーガンから可塑
剤の水溶液または水性分散液を、それぞれ同時に
または交互にスプレーすることを特徴とする腸溶
性コーテイング製剤の製造方法に関するものであ
る。
プレーガンから腸溶性コーテイング基剤の粉末の
水性分散液を、また他方のスプレーガンから可塑
剤の水溶液または水性分散液を、それぞれ同時に
または交互にスプレーすることを特徴とする腸溶
性コーテイング製剤の製造方法に関するものであ
る。
本発明の方法にしたがえば、通常のコーテイン
グ操作において気温が高い場合でもスプレーする
液を冷却したりするような特別の注意を払うこと
なく、固形薬剤上にトラブルを伴うことなく腸溶
性コーテイング層を形成することができ、そのコ
ーテイング製剤は腸溶性製剤として十分な性能、
すなわち耐胃液性にすぐれ、腸液ですみやかに崩
壊する性質を有するものである。またコーテイン
グ液の調製に当つてもほとんど特別の注意を払う
ことなく均一性にすぐれたものを得ることができ
る。
グ操作において気温が高い場合でもスプレーする
液を冷却したりするような特別の注意を払うこと
なく、固形薬剤上にトラブルを伴うことなく腸溶
性コーテイング層を形成することができ、そのコ
ーテイング製剤は腸溶性製剤として十分な性能、
すなわち耐胃液性にすぐれ、腸液ですみやかに崩
壊する性質を有するものである。またコーテイン
グ液の調製に当つてもほとんど特別の注意を払う
ことなく均一性にすぐれたものを得ることができ
る。
本発明に使用される腸溶性コーテイング基剤と
しては従来公知のものが使用でき、これはヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート
(HPMCP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スのサクシニルおよびアセチル混成エステル
(HPMCAS)、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、
カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、
メタアクリル酸−メタアクリル酸エステル共重合
体等が例示されるが、これは必要に応じふるい分
けあるいは公知の方法で粉砕するなどにより粉末
とする。その平均粒子径としては100μm以下のも
のであることが望ましく、平均粒子径の大きいあ
らい粉末状のものを用いると、それを用いた分散
液は固形薬剤のコーテイングに応用するに当つ
て、一般に使用されるスプレーガンのノズルを閉
塞する原因ともなり、また目的のコーテイング膜
の形成が困難になる。したがつて特には50μm以
下の微粉末であることが望ましい。
しては従来公知のものが使用でき、これはヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート
(HPMCP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スのサクシニルおよびアセチル混成エステル
(HPMCAS)、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、
カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、
メタアクリル酸−メタアクリル酸エステル共重合
体等が例示されるが、これは必要に応じふるい分
けあるいは公知の方法で粉砕するなどにより粉末
とする。その平均粒子径としては100μm以下のも
のであることが望ましく、平均粒子径の大きいあ
らい粉末状のものを用いると、それを用いた分散
液は固形薬剤のコーテイングに応用するに当つ
て、一般に使用されるスプレーガンのノズルを閉
塞する原因ともなり、また目的のコーテイング膜
の形成が困難になる。したがつて特には50μm以
下の微粉末であることが望ましい。
本発明においては上記した腸溶性コーテイング
基剤のうちでも特にHPMCP、HPMCASまたは
CMECが望ましい。
基剤のうちでも特にHPMCP、HPMCASまたは
CMECが望ましい。
本発明に使用される可塑剤としてはクエン酸ト
リエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン
酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリアセチレン、ジアセチン、モノアセチン、ベ
ンジルアルコール、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、グリセリンフタレート、ポリエチ
レングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類が
例示される。これらは単独又は2種以上の混合物
として使用される。
リエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン
酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリアセチレン、ジアセチン、モノアセチン、ベ
ンジルアルコール、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、グリセリンフタレート、ポリエチ
レングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類が
例示される。これらは単独又は2種以上の混合物
として使用される。
本発明において腸溶性コーテイング基剤の微粉
末の水性分散液を作る方法としては、所定量の水
にかくはんしながら前記した腸溶性コーテイング
剤粉末の所定量をそのまま加えることにより所定
の組成の分散液とする方法によればよい。腸溶性
コーテイング基剤粉末の使用量は水性分散液中に
おけるこの濃度が5〜30重量%の範囲となるよう
にするのが適当である。
末の水性分散液を作る方法としては、所定量の水
にかくはんしながら前記した腸溶性コーテイング
剤粉末の所定量をそのまま加えることにより所定
の組成の分散液とする方法によればよい。腸溶性
コーテイング基剤粉末の使用量は水性分散液中に
おけるこの濃度が5〜30重量%の範囲となるよう
にするのが適当である。
また本発明において可塑剤の水溶液または水性
分散液を作る方法としては、所定量の水に前記し
た各種可塑剤の所定量を加えることにより、所定
の組成の水溶液または水性分散液とすればよい。
特に水性分散液とする場合、グリセリン脂肪酸エ
ステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル類を分散助剤として使用す
ることは自由である。前記腸溶性コーテイング基
剤の微粉末の水性分散液あるいは可塑剤の水溶液
または水性分散液にはそのいずれかあるいはその
両方にポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビ
アゴム;メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
スなどの水溶性セルロース誘導体、合成樹脂エマ
ルジヨン類などのフイルム形成助剤、シリコーン
樹脂等の消泡剤、食用色素、食用レーキ色素、天
然色素、酸化チタン等の着色剤を加えることは自
由である。
分散液を作る方法としては、所定量の水に前記し
た各種可塑剤の所定量を加えることにより、所定
の組成の水溶液または水性分散液とすればよい。
特に水性分散液とする場合、グリセリン脂肪酸エ
ステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル類を分散助剤として使用す
ることは自由である。前記腸溶性コーテイング基
剤の微粉末の水性分散液あるいは可塑剤の水溶液
または水性分散液にはそのいずれかあるいはその
両方にポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビ
アゴム;メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
スなどの水溶性セルロース誘導体、合成樹脂エマ
ルジヨン類などのフイルム形成助剤、シリコーン
樹脂等の消泡剤、食用色素、食用レーキ色素、天
然色素、酸化チタン等の着色剤を加えることは自
由である。
本発明において可塑剤は、固形薬剤表面上で、
乾燥用空気の熱の作用を受け、水が蒸発するにし
たがい、腸溶性コーテイング基剤粒子の中に浸透
し、これをゲル化させてフイルムを形成させる作
用を有するものである。これが従来は同一のコー
テイング液中に可塑剤と腸溶性コーテイング基剤
粒子を存在させたものを用いて達成されたわけで
あるが、本発明の方法においても十分にこのフイ
ルム形成がなされるのである。本発明の方法にお
いてこのような効果を十分に期待するためには、
可塑剤としては腸溶性コーテイング基剤に対し
て、5重量%以上使用することが望ましい。すな
わち、可塑剤の使用量は多量にすれば可塑化作用
により得られるフイルムは均一に、またより柔軟
性に富むものになるので、複雑な形状の固形薬剤
のコーテイングには可塑剤は多量に用いることが
有利であり、場合によつては、腸溶性コーテイン
グ基剤の使用量に対し100重量%以上とすること
も許容されるが、通常は腸溶性コーテイング基剤
の使用量に対し、10〜50重量%の範囲で使用する
のが望ましい。
乾燥用空気の熱の作用を受け、水が蒸発するにし
たがい、腸溶性コーテイング基剤粒子の中に浸透
し、これをゲル化させてフイルムを形成させる作
用を有するものである。これが従来は同一のコー
テイング液中に可塑剤と腸溶性コーテイング基剤
粒子を存在させたものを用いて達成されたわけで
あるが、本発明の方法においても十分にこのフイ
ルム形成がなされるのである。本発明の方法にお
いてこのような効果を十分に期待するためには、
可塑剤としては腸溶性コーテイング基剤に対し
て、5重量%以上使用することが望ましい。すな
わち、可塑剤の使用量は多量にすれば可塑化作用
により得られるフイルムは均一に、またより柔軟
性に富むものになるので、複雑な形状の固形薬剤
のコーテイングには可塑剤は多量に用いることが
有利であり、場合によつては、腸溶性コーテイン
グ基剤の使用量に対し100重量%以上とすること
も許容されるが、通常は腸溶性コーテイング基剤
の使用量に対し、10〜50重量%の範囲で使用する
のが望ましい。
目的とする腸溶性コーテイング製剤は、錠剤、
顆粒剤あるいはカプセル剤等の固形薬剤に、従来
公知の装置、たとえばパンコーテイング装置、通
気乾燥機構をとり入れたコーテイング装置、流動
コーテイング装置を用いてコーテイング操作を行
えばよいが、その際少くとも2個以上のスプレー
ガンを用い、2種の異なる液をそれぞれのスプレ
ーガンに供給する点を除けば、従来公知の方式で
操作すればよい。この際2つの液はそれぞれ同数
のスプレーガンに供給するという必然性はなく両
者が数において異つてもよい。またスプレーされ
るミストは2種類のそれが同一の円形状またはだ
円形の中に集中させるのが好ましい。2種類の液
のスプレーは両者同時にまたは交互のいずれでも
よく、たとえば両者連続スプレーでも、あるいは
どちらか一方を断続スプレーとするなど適宜の方
法によればよい。
顆粒剤あるいはカプセル剤等の固形薬剤に、従来
公知の装置、たとえばパンコーテイング装置、通
気乾燥機構をとり入れたコーテイング装置、流動
コーテイング装置を用いてコーテイング操作を行
えばよいが、その際少くとも2個以上のスプレー
ガンを用い、2種の異なる液をそれぞれのスプレ
ーガンに供給する点を除けば、従来公知の方式で
操作すればよい。この際2つの液はそれぞれ同数
のスプレーガンに供給するという必然性はなく両
者が数において異つてもよい。またスプレーされ
るミストは2種類のそれが同一の円形状またはだ
円形の中に集中させるのが好ましい。2種類の液
のスプレーは両者同時にまたは交互のいずれでも
よく、たとえば両者連続スプレーでも、あるいは
どちらか一方を断続スプレーとするなど適宜の方
法によればよい。
コーテイング量は固形薬剤の種類によつて異な
るが、固形分で固形薬剤の重量に対し、おおむね
3〜50重量%とすればよい。固形薬剤をコーテイ
ングする場合には、それに先立つて該固形薬剤を
別のコーテイング基剤、たとえばヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースなどの胃溶性コーテイング
基剤溶液を用いてコーテイングを行つてもよく、
これによれば衝撃により摩損しやすい固形薬剤に
対しても、本発明の方法によるコーテイング操作
が容易となり、またより少ないコーテイング量
で、耐胃液性を満足する腸溶性コーテイング製剤
を得ることができる。
るが、固形分で固形薬剤の重量に対し、おおむね
3〜50重量%とすればよい。固形薬剤をコーテイ
ングする場合には、それに先立つて該固形薬剤を
別のコーテイング基剤、たとえばヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースなどの胃溶性コーテイング
基剤溶液を用いてコーテイングを行つてもよく、
これによれば衝撃により摩損しやすい固形薬剤に
対しても、本発明の方法によるコーテイング操作
が容易となり、またより少ないコーテイング量
で、耐胃液性を満足する腸溶性コーテイング製剤
を得ることができる。
また、コーテイング操作終了後は常法による乾
燥、単に熱をかける熱処理、公知の方法によるつ
や出し、糖衣がけ、さらには他のコーテイング基
剤を用いるコーテイング等適宜行つてもよい。
燥、単に熱をかける熱処理、公知の方法によるつ
や出し、糖衣がけ、さらには他のコーテイング基
剤を用いるコーテイング等適宜行つてもよい。
つぎに、具体的実施例をあげるが、以下の記載
において単に″部″とあるのはいずれも重量部を示
したものである。
において単に″部″とあるのはいずれも重量部を示
したものである。
実施例 1
乳糖およびコーンスターチを主成分とする直径
9.0mm、1錠当り重量270mgの錠剤に次のような条
件でコーテイングを行い、腸溶性コーテイング錠
剤を得た。腸溶性コーテイング基剤としては
HPMCP微粉末(HP−55F、信越化学工業製、
平均粒子径5.6μm、最大粒子径約15μm)を用い
た。可塑剤としてはクエン酸トリエチルを用い
た。
9.0mm、1錠当り重量270mgの錠剤に次のような条
件でコーテイングを行い、腸溶性コーテイング錠
剤を得た。腸溶性コーテイング基剤としては
HPMCP微粉末(HP−55F、信越化学工業製、
平均粒子径5.6μm、最大粒子径約15μm)を用い
た。可塑剤としてはクエン酸トリエチルを用い
た。
コーテイング液A
(腸溶性コーテイング基剤分散液):
HPMCP微粉末 ……10部
ヒドロキシプロピルセルロース ……0.05部
水 ……89.95部
コーテイング液B(可塑剤分散液):
クエン酸トリエチル ……15部
日本薬局方ポリソルベート80 ……0.04部
水 ……84.96部
以上の2種類のコーテイング液を用い、次の操
作条件にしたがつてコーテイング操作を行つた。
作条件にしたがつてコーテイング操作を行つた。
コーテイング操作条件:
コーテイング装置:英国マネステイー社製、24
インチアクセラコーター スプレーガン:ノズル径1.2mmのエアスプレー
型2基を設置した。一方のガンにコーテイ
ング液Aを他方にコーテイング液Bを供給
した。
インチアクセラコーター スプレーガン:ノズル径1.2mmのエアスプレー
型2基を設置した。一方のガンにコーテイ
ング液Aを他方にコーテイング液Bを供給
した。
液送ポンプ:チユーブ式ポンプ
錠剤仕込量:10Kg
コーテイング液A,Bの温度:30℃
乾燥空気温度:70〜75℃
スプレー空気量:それぞれのガンに90/分
コーテイング液A供給速度:45g/分
(連続スプレー)
コーテイング液B供給速度:9g/分
(連続スプレー)
(HPMCPとクエン酸トリエチルの使用量は
100:30に相当する。) コーテイング時間:160分 HPMCP使用量:700g(対錠剤7%) コーテイング品の外観はなめらかで且つ美麗で
あつた。またこれを日本薬局方の腸溶性製剤の崩
壊試験を適用したところ、第一液による試験で変
化はなく、第二液による試験では9〜12分で完全
に崩壊し、腸溶性製剤としての性能を満足した。
100:30に相当する。) コーテイング時間:160分 HPMCP使用量:700g(対錠剤7%) コーテイング品の外観はなめらかで且つ美麗で
あつた。またこれを日本薬局方の腸溶性製剤の崩
壊試験を適用したところ、第一液による試験で変
化はなく、第二液による試験では9〜12分で完全
に崩壊し、腸溶性製剤としての性能を満足した。
実施例 2
腸溶性コーテイング基剤にHPMCAS(ヒドロ
キシプロポキシル基MS,0.26、メトキシル基
DS,1.87、アセチル基DS,0.45、サクシニル基
DS,0.32)を粉砕し、平均粒子径5.7μm(最大粒
子径約16μm)としたものを用い、また可塑剤に
はクエン酸トリエチルを用い次のようなコーテイ
ング液を調製した。
キシプロポキシル基MS,0.26、メトキシル基
DS,1.87、アセチル基DS,0.45、サクシニル基
DS,0.32)を粉砕し、平均粒子径5.7μm(最大粒
子径約16μm)としたものを用い、また可塑剤に
はクエン酸トリエチルを用い次のようなコーテイ
ング液を調製した。
コーテイング液A
(腸溶性コーテイング基剤分散液):
HPMCAS ……10部
ヒドロキシプロピルセルロース ……0.05部
水 ……89.95部
コーテイング液B(可塑剤分散液):
クエン酸トリエチル ……15部
日本薬局方ポリソルベート80 ……0.04部
水 ……84.96部
コーテイングにはパンクレアチンを主成分とす
る球形造粒品の12〜32メツシユの部分を用い、こ
の顆粒5Kgをグラツト流動コーテイング装置
WSG−5(大川原製作所製)に仕込み、次の操作
条件にしたがつてコーテイング操作を行つた。
る球形造粒品の12〜32メツシユの部分を用い、こ
の顆粒5Kgをグラツト流動コーテイング装置
WSG−5(大川原製作所製)に仕込み、次の操作
条件にしたがつてコーテイング操作を行つた。
コーテイング操作条件:
スプレーガン:ノズル径1.2mmのエアスプレー
型2基を設置、一方のガンにコーテイング
液Aを、他方にコーテイング液Bを供給し
た。
型2基を設置、一方のガンにコーテイング
液Aを、他方にコーテイング液Bを供給し
た。
液送ポンプ:チユーブ式ポンプ
流動空気温度:70℃
コーテイング液A,Bの温度:27℃
スプレー空気量:それぞれのガンに100/分
コーテイング液A供給速度:65g/分
コーテイング液B供給速度:8.7g/分
(HPMCASとクエン酸トリエチルの使用量は
100:20に相当する) コーテイング時間:160分 HPMCAS使用量:1000g (対顆粒20%) コーテイング品の外観は美麗であり、従来の有
機溶媒系でコーテイングしたものと差はなかつ
た。またこれを日本薬局方の腸溶性製剤の崩壊試
験を適用したところ、第一液による試験で変化は
なく、第二液による試験では5〜6分で完全に崩
壊し、腸溶性製剤としての性能を満足した。
100:20に相当する) コーテイング時間:160分 HPMCAS使用量:1000g (対顆粒20%) コーテイング品の外観は美麗であり、従来の有
機溶媒系でコーテイングしたものと差はなかつ
た。またこれを日本薬局方の腸溶性製剤の崩壊試
験を適用したところ、第一液による試験で変化は
なく、第二液による試験では5〜6分で完全に崩
壊し、腸溶性製剤としての性能を満足した。
実施例 3
実施例1のコーテイング液の対照例として次の
コーテイング液Cを調製した。
コーテイング液Cを調製した。
コーテイング液C:
HPMCP微粉末 ……10部
ヒドロキシプロピルセルロース ……0.05部
クエン酸トリエチル ……3部
日本薬局方ポリソルベート80 ……0.008部
水を加えて ……100部
実施例1のコーテイング液A,Bおよび本項の
対照用コーテイング液Cをそれぞれ30℃でかくは
んしながら5時間放置した。ついでコーテイング
液A,Bについては実施例1に準じた方法で、ま
たコーテイング液Cについては実施例1において
スプレーガン1基に供給する以外は同様に操作を
行つた。この結果コーテイング液A,Bについて
は何ら問題は生じなかつたが、コーテイング液C
については、一部に凝集が認められ、直ちにスプ
レーガンにおいて閉塞を起し、スプレーすること
が不可能となつた。
対照用コーテイング液Cをそれぞれ30℃でかくは
んしながら5時間放置した。ついでコーテイング
液A,Bについては実施例1に準じた方法で、ま
たコーテイング液Cについては実施例1において
スプレーガン1基に供給する以外は同様に操作を
行つた。この結果コーテイング液A,Bについて
は何ら問題は生じなかつたが、コーテイング液C
については、一部に凝集が認められ、直ちにスプ
レーガンにおいて閉塞を起し、スプレーすること
が不可能となつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固形剤に対して、一方のスプレーガンから腸
溶性コーテイング基剤の粉末の水性分散液を、ま
た他方のスプレーガンから可塑剤の水溶液または
水性分散液を、それぞれ同時にまたは交互にスプ
レーすることを特徴とする腸溶性コーテイング製
剤の製造方法。 2 前記腸溶性コーテイング基剤の粉末が平均粒
子径100μm以下のものである特許請求の範囲第1
項記載の腸溶性コーテイング製剤の製造方法。 3 前記腸溶性コーテイング基剤がヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースのサクシニルおよびア
セチル混成エステル、カルボキシメチルエチルセ
ルロースである特許請求の範囲第1項記載の腸溶
性コーテイング製剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1337483A JPS59139266A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 腸溶性コ−テイング製剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1337483A JPS59139266A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 腸溶性コ−テイング製剤の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59139266A JPS59139266A (ja) | 1984-08-10 |
| JPH059407B2 true JPH059407B2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=11831317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1337483A Granted JPS59139266A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 腸溶性コ−テイング製剤の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59139266A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0634807B2 (ja) * | 1989-06-08 | 1994-05-11 | 信越化学工業株式会社 | 医薬用硬質カプセルの製造方法 |
| JP4181738B2 (ja) | 2000-08-25 | 2008-11-19 | 信越化学工業株式会社 | 腸溶性コーティング製剤の製造方法 |
| JP2004339162A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 難溶性薬物を含む医薬用固形製剤とその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5484020A (en) * | 1977-11-21 | 1979-07-04 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | Composition for coating medicine and method for coating the same |
| JPS5598120A (en) * | 1979-01-16 | 1980-07-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Preparation of drug having enteric coating |
| JPS5914090Y2 (ja) * | 1979-12-29 | 1984-04-25 | 京葉ブランキング工業株式会社 | セグメントのサイドプレ−ト素材等の切断装置 |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP1337483A patent/JPS59139266A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59139266A (ja) | 1984-08-10 |
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