JPH0594897A - X線制御装置 - Google Patents

X線制御装置

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JPH0594897A
JPH0594897A JP28060491A JP28060491A JPH0594897A JP H0594897 A JPH0594897 A JP H0594897A JP 28060491 A JP28060491 A JP 28060491A JP 28060491 A JP28060491 A JP 28060491A JP H0594897 A JPH0594897 A JP H0594897A
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Makoto Furuyama
誠 古山
Kokichi Nishiura
弘吉 西浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型・軽量化、低消費電力化する。 【構成】 設定管電圧値及び設定管電流時間積値は設定
可能なものをあらかじめ読み出し専用の記憶手段に記憶
しておき、それらの値の変更手段を操作したときのみそ
の記憶手段を動作状態としてそれらの値のうちの所望の
ものを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線制御装置に関
し、とくに小型・軽量化、低消費電力化の要求されるバ
ッテリ式回診用X線制御装置に好適なX線制御装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリ回診用X線制御装置で
は、クロックジェネレータ、マイクロプロセッサ、イン
タラプトコントローラ、バスアービター、プログラムメ
モリ、入出力用IC、A/Dコンバータ、D/Aコンバ
ータ等で構成されるマイクロコンピュータにより、管電
圧・管電流時間積の設定・変更・表示及びX線管短時間
定格・装置定格の管理等を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、管電圧・管電流時間積の設定・変更・表示及び
X線管短時間定格・装置定格の管理等のためにマイクロ
コンピュータを使用するのでは、オーバースペックであ
り、部品点数も多くなり、小型・軽量化が図り難く、ま
た高価になるという問題がある。さらにマイクロコンピ
ュータによる制御では、設定管電圧値変更キーや、設定
管電流値変更キーが押されていなくてもマイクロコンピ
ュータを常に動作させておかなければならないので、余
分な電力を消費するという問題もある。
【0004】この発明は、上記に鑑み、部品点数の減少
及び小型・軽量化を図ることができて、しかも安価にで
き、さらに、設定管電圧値変更キーや、設定管電流値変
更キーが押された場合のみ動作させるようにして低消費
電力化することができるよう改善したX線制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線制御装置においては、設定管電
圧値を変更する手段と、設定管電流時間積値を変更する
手段と、設定可能な設定管電圧値があらかじめ格納され
ており、上記の変更手段が操作されたときにのみ動作状
態となって所望の管電圧値を出力する読み出し専用の管
電圧値記憶手段と、この出力された設定管電圧値を保持
する手段と、保持された設定管電圧値に基づいて管電圧
を制御する手段と、設定可能な設定管電流時間積値があ
らかじめ格納されており、上記の変更手段が操作された
ときにのみ動作状態となって所望の管電流時間積値を出
力する読み出し専用の管電流時間積値記憶手段と、この
設定管電流時間積値を保持する手段と、上記の保持され
た設定管電圧値及び設定管電流時間積値を表示する手段
と、設定管電流時間積値に達したときにX線遮断信号を
発生するタイマ手段とを備えることが特徴となってお
り、設定管電圧値及び設定管電流時間積値は設定可能な
ものがあらかじめ読み出し専用の記憶手段に記憶され、
この記憶手段がそれらの値の変更手段が操作されたとき
のみ動作状態となるため、消費電力を少なくできるとと
もに、マイクロコンピュータを使用せずに設定管電圧
値、設定管電流時間積値の表示・変更及びX線管短時間
定格・装置定格の管理等を行なうことができ、部品点数
の減少及び小型・軽量化を図ることができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1、図2及び図3はこの
発明の一実施例にかかるX線制御装置の各部を示すブロ
ック図である。まず図1は設定・変更のための部分を示
すもので、この図に示すように4つのキースイッチ11
〜14が備えられている。キースイッチ11、12は管
電圧(KV)値を設定し、変更するためのもので、キー
スイッチ11を押すとプラス側に変更するKV+信号が
生じ、キースイッチ12を押すとマイナス側に変更する
KV−信号が生じる。また、キースイッチ13、14は
管電流時間積(mAs)値を設定し、変更するためのも
ので、キースイッチ13を押すとプラス側に変更するm
As+信号が生じ、キースイッチ14を押すとマイナス
側に変更するmAs−信号が生じる。
【0007】これらのキースイッチ11〜14のいずれ
かが押されると、図4の(イ)に示すように、KV+信
号、KV−信号、mAs+信号及びmAs−信号のいず
れかがLになる。これらの信号は最初a時点でHになっ
ており押されたb時点でLになる。すると、このb時点
で、図4の(ロ)に示すようにOR回路21の出力がH
になり、反転回路22から出力されるキーオン信号がL
になる。すなわち、キーオン信号がLになったことは、
いずれかのキースイッチが押されたことを意味する。O
R回路21の出力はワンショット回路23に送られて、
図4の(ヘ)に示すようにOR回路21の出力がHにな
ったb時点から一定時間Lになるラッチ信号が出力され
る。
【0008】図2はX線制御装置の記憶及び出力部を示
すもので、2つのROM(読み出し専用メモリ)31、
41と、ラッチ回路32、42とが備えられている。R
OM31及びラッチ回路32はKV用であり、ROM4
1及びラッチ回路42はmAs用である。すなわち、R
OM31にはあらかじめ設定可能な管電圧値が、たとえ
ば40KVから125KVまで1KV単位の値として書
き込まれている。またROM41には設定可能な管電流
時間積値が、たとえば0.5mAs(ポジション1)か
ら125mAs(ポジション25)まで1ポジション毎
に書き込まれる。これらの値は装置の出荷時あるいは調
整時に書き込まれる。
【0009】これらROM31、41はキーオン信号が
Lのときに(b時点から)動作状態となり、図4の
(ニ)に示すようにアドレス信号が入力されて(図の左
側の端子がアドレス入力端子となっている)、これによ
り指定されたアドレスから読み出された(出力端子は右
側である)値が図4の(ホ)のようにc時点から出力さ
れる。この出力信号はラッチ回路32、42に送られ、
ラッチ信号がLからHになるタイミング(d時点)でラ
ッチされる。すると、図4の(ト)に示すようにe時点
でラッチ回路32、42から設定管電圧値信号や設定管
電流時間積値信号が出力されるようになる。これら設定
管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号は、それぞれ
ROM31、41にアドレス信号の一部として送られ
て、f時点でアドレス入力として取り込まれる。
【0010】つまり、ROM31においては、KV+信
号、KV−信号により、前回設定時の設定管電圧値信号
によって指定されるアドレスからアドレスの変更がなさ
れ、KV+信号がLになったときは1KVプラスされた
管電圧値信号が読み出されることになり、KV−信号が
Lになったときは1KVマイナスされた管電圧値信号が
読み出されることになる。また、ROM41において
は、mAs+信号、mAs−信号により、前回設定時の
設定管電流時間積値信号によって指定されるアドレスか
らアドレスの変更がなされ、mAs+信号がLになった
ときは1ポジションプラス側の管電流時間積値信号が読
み出されることになり、mAs−信号がLになったとき
は1ポジションマイナスされた管電流時間積値信号が読
み出されることになる。
【0011】装置定格が図5のようであり、管球の短時
間定格が図6のようになっている場合、これらの定格が
それぞれ満たされる範囲で上記のような出力がROM3
1、41から読み出される。ROM31、41には、い
ずれも、設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号
がアドレス信号として入力されているため、この定格の
範囲であるかどうかの判断が行なわれていることにな
る。すなわち、これらの定格を越えるような設定をしよ
うとする場合、たとえばキースイッチ11を押してKV
+信号を入力してもKV値は1KVプラスされた値が出
力されず、前回設定された定格の最大値に相当するKV
値が読み出されるというように、定格の端ではKV値や
mAs値がプラスされたりマイナスされたりしなくな
る。
【0012】こうしてラッチ回路32、42にラッチさ
れた設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号は、
図3に示すように設定管電圧表示回路60及び設定管電
流時間積表示回路70にそれぞれ送られる。これらの表
示回路60、70は3桁の数字表示器65〜67、75
〜77と、その駆動回路62〜64、72〜74と、2
進の設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号を1
0進のそれに変換する変換回路61、71を備えてお
り、各設定値が3桁の10進数として表示される。
【0013】また、設定管電圧値信号はX線管電圧制御
回路のD/A変換回路51にも送られて、その設定値通
りの管電圧が発生させられる。設定管電流時間積値信号
は管電流時間積タイマ回路80に送られる。この管電流
時間積タイマ回路80は、設定管電流時間積値信号をタ
イマ回路82のカウント値に変換するための変換回路8
1と、タイマ回路82とを備えており、このタイマ回路
82はX線曝射信号に応じてカウントを開始し、そのカ
ウント値が変換回路81から出力されるカウント値に到
達したときにX線遮断信号を発生する。
【0014】キースイッチ11〜14のいずれもが押さ
れる前(a時点)ではキーオン信号はHに保たれ、ま
た、押された後g時点で離されると、なにも押されてい
ない状態に戻ってキーオン信号がHに戻る。ROM3
1、41はキーオン信号がLのときのみ動作状態とな
り、Hのときは非動作状態となってごく僅かの電力しか
消費しない状態となる。このROM31、41はこの回
路構成の種々のICの中でも最も電力を消費するもので
あるが、このようにキースイッチ11〜14が押されな
い限り電力消費しないよう構成されていることにより、
全体の消費電力を抑えることができる。
【0015】なお、ROM31、41としてこの実施例
では128kバイトのEPROMを用いたが、それ以上
の容量があればどのようなものでも使用可能である。ま
た、設定可能管電圧値を格納するROM31、設定可能
管電流時間積値を格納するROM41としてそれぞれ8
ビット出力のROMを用いているが、16ビット出力の
ものを使用すれば、これら2つのROM31、41を1
つのROMで構成することができる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線制御装置によれば、マイクロコンピュータ
制御なしに、設定管電圧値、設定管電流時間積値の変
更、表示及びX線管短時間定格・装置定格の管理等を行
なうことができ、部品点数の減少により小型・軽量化を
図ることができるとともに安価にできるので、胸部専用
撮影装置などの低価格X線制御装置に好適である。ま
た、部品点数の減少に伴って故障率を減少させることが
できる。さらに低消費電力とすることが可能であるた
め、バッテリの充電回数を減少させ、バッテリの寿命を
延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の一部分のブロック図。
【図2】同実施例の他の部分のブロック図。
【図3】同実施例の残部のブロック図。
【図4】同実施例の動作説明のためのタイムチャート。
【図5】同実施例の装置定格を示すグラフ。
【図6】同実施例のX線管球の短時間定格を示すグラ
フ。
【符号の説明】
11〜14 キースイッチ 21 OR回路 22 反転回路 23 ワンショット回路 31、41 ROM 32、42 ラッチ回路 51 D/A変換回路 60 設定管電圧表示回路 70 設定管電流時間積表示回路 80 管電流時間積タイマ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 X線制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線制御装置に関
し、とくに小型・軽量化、低消費電力化の要求されるバ
ッテリ式回診用X線制御装置に好適なX線制御装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリ回診用X線制御装置で
は、クロックジェネレータ、マイクロプロセッサ、イン
タラプトコントローラ、バスアービター、プログラムメ
モリ、入出力用IC、A/Dコンバータ、D/Aコンバ
ータ等で構成されるマイクロコンピュータにより、管電
圧・管電流時間積の設定・変更・表示及びX線管短時間
定格・装置定格の管理等を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、管電圧・管電流時間積の設定・変更・表示及び
X線管短時間定格・装置定格の管理等のためにマイクロ
コンピュータを使用するのでは、オーバースペックであ
り、部品点数も多くなり、小型・軽量化が図り難く、ま
た高価になるという問題がある。さらにマイクロコンピ
ュータによる制御では、設定管電圧値変更キーや、設定
管電流値変更キーが押されていなくてもマイクロコンピ
ュータを常に動作させておかなければならないので、余
分な電力を消費するという問題もある。
【0004】この発明は、上記に鑑み、部品点数の減少
及び小型・軽量化を図ることができて、しかも安価にで
き、さらに、設定管電圧値変更キーや、設定管電流値変
更キーが押された場合のみ動作させるようにして低消費
電力化することができるよう改善したX線制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線制御装置においては、設定管電
圧値を変更する手段と、設定管電流時間積値を変更する
手段と、設定可能な設定管電圧値があらかじめ格納され
ており、上記の変更手段が操作されたときにのみ動作状
態となって所望の管電圧値を出力する読み出し専用の管
電圧値記憶手段と、この出力された設定管電圧値を保持
する手段と、保持された設定管電圧値に基づいて管電圧
を制御する手段と、設定可能な設定管電流時間積値があ
らかじめ格納されており、上記の変更手段が操作された
ときにのみ動作状態となって所望の管電流時間積値を出
力する読み出し専用の管電流時間積値記憶手段と、この
設定管電流時間積値を保持する手段と、上記の保持され
た設定管電圧値及び設定管電流時間積値を表示する手段
と、設定管電流時間積値に達したときにX線遮断信号を
発生するタイマ手段とを備えることが特徴となってお
り、設定管電圧値及び設定管電流時間積値は設定可能な
ものがあらかじめ読み出し専用の記憶手段に記憶され、
この記憶手段がそれらの値の変更手段が操作されたとき
のみ動作状態となるため、消費電力を少なくできるとと
もに、マイクロコンピュータを使用せずに設定管電圧
値、設定管電流時間積値の表示・変更及びX線管短時間
定格・装置定格の管理等を行なうことができ、部品点数
の減少及び小型・軽量化を図ることができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1、図2及び図3はこの
発明の一実施例にかかるX線制御装置の各部を示すブロ
ック図である。まず図1は設定・変更のための部分を示
すもので、この図に示すように4つのキースイッチ11
〜14が備えられている。キースイッチ11、12は管
電圧(KV)値を設定し、変更するためのもので、キー
スイッチ11を押すとプラス側に変更するKV+信号が
生じ、キースイッチ12を押すとマイナス側に変更する
KV−信号が生じる。また、キースイッチ13、14は
管電流時間積(mAs)値を設定し、変更するためのも
ので、キースイッチ13を押すとプラス側に変更するm
As+信号が生じ、キースイッチ14を押すとマイナス
側に変更するmAs−信号が生じる。
【0007】これらのキースイッチ11〜14のいずれ
かが押されると、図4の(イ)に示すように、KV+信
号、KV−信号、mAs+信号及びmAs−信号のいず
れかがLになる。これらの信号は最初a時点でHになっ
ており押されたb時点でLになる。すると、このb時点
で、図4の(ロ)に示すようにOR回路21の出力がH
になり、反転回路22から出力されるキーオン信号がL
になる。すなわち、キーオン信号がLになったことは、
いずれかのキースイッチが押されたことを意味する。O
R回路21の出力はワンショット回路23に送られて、
図4の(ヘ)に示すようにOR回路21の出力がHにな
ったb時点から一定時間Lになるラッチ信号が出力され
る。
【0008】図2はX線制御装置の記憶及び出力部を示
すもので、2つのROM(読み出し専用メモリ)31、
41と、ラッチ回路32、42とが備えられている。R
OM31及びラッチ回路32はKV用であり、ROM4
1及びラッチ回路42はmAs用である。すなわち、R
OM31にはあらかじめ設定可能な管電圧値が、たとえ
ば40KVから125KVまで1KV単位の値として書
き込まれている。またROM41には設定可能な管電流
時間積値が、たとえば0.5mAs(ポジション1)か
ら125mAs(ポジション25)まで1ポジション毎
に書き込まれる。これらの値は装置の出荷時あるいは調
整時に書き込まれる。
【0009】これらROM31、41はキーオン信号が
Lのときに(b時点から)動作状態となり、図4の
(ニ)に示すようにアドレス信号が入力されて(図の左
側の端子がアドレス入力端子となっている)、これによ
り指定されたアドレスから読み出された(出力端子は右
側である)値が図4の(ホ)のようにc時点から出力さ
れる。この出力信号はラッチ回路32、42に送られ、
ラッチ信号がLからHになるタイミング(d時点)でラ
ッチされる。すると、図4の(ト)に示すようにe時点
でラッチ回路32、42から設定管電圧値信号や設定管
電流時間積値信号が出力されるようになる。これら設定
管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号は、それぞれ
ROM31、41にアドレス信号の一部として送られ
て、f時点でアドレス入力として取り込まれる。
【0010】つまり、ROM31においては、KV+信
号、KV−信号により、前回設定時の設定管電圧値信号
によって指定されるアドレスからアドレスの変更がなさ
れ、KV+信号がLになったときは1KVプラスされた
管電圧値信号が読み出されることになり、KV−信号が
Lになったときは1KVマイナスされた管電圧値信号が
読み出されることになる。また、ROM41において
は、mAs+信号、mAs−信号により、前回設定時の
設定管電流時間積値信号によって指定されるアドレスか
らアドレスの変更がなされ、mAs+信号がLになった
ときは1ポジションプラス側の管電流時間積値信号が読
み出されることになり、mAs−信号がLになったとき
は1ポジションマイナスされた管電流時間積値信号が読
み出されることになる。
【0011】装置定格が図5のようであり、管球の短時
間定格が図6のようになっている場合、これらの定格が
それぞれ満たされる範囲で上記のような出力がROM3
1、41から読み出される。ROM31、41には、い
ずれも、設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号
がアドレス信号として入力されているため、この定格の
範囲であるかどうかの判断が行なわれていることにな
る。すなわち、これらの定格を越えるような設定をしよ
うとする場合、たとえばキースイッチ11を押してKV
+信号を入力してもKV値は1KVプラスされた値が出
力されず、前回設定された定格の最大値に相当するKV
値が読み出されるというように、定格の端ではKV値や
mAs値がプラスされたりマイナスされたりしなくな
る。
【0012】こうしてラッチ回路32、42にラッチさ
れた設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号は、
図3に示すように設定管電圧表示回路60及び設定管電
流時間積表示回路70にそれぞれ送られる。これらの表
示回路60、70は3桁の数字表示器65〜67、75
〜77と、その駆動回路62〜64、72〜74と、2
進の設定管電圧値信号及び設定管電流時間積値信号を1
0進のそれに変換する変換回路61、71を備えてお
り、各設定値が3桁の10進数として表示される。
【0013】また、設定管電圧値信号はX線管電圧制御
回路のD/A変換回路51にも送られて、その設定値通
りの管電圧が発生させられる。設定管電流時間積値信号
は管電流時間積タイマ回路80に送られる。この管電流
時間積タイマ回路80は、設定管電流時間積値信号をタ
イマ回路82のカウント値に変換するための変換回路8
1と、タイマ回路82とを備えており、このタイマ回路
82はX線曝射信号に応じてカウントを開始し、そのカ
ウント値が変換回路81から出力されるカウント値に到
達したときにX線遮断信号を発生する。
【0014】キースイッチ11〜14のいずれもが押さ
れる前(a時点)ではキーオン信号はHに保たれ、ま
た、押された後g時点で離されると、なにも押されてい
ない状態に戻ってキーオン信号がHに戻る。ROM3
1、41はキーオン信号がLのときのみ動作状態とな
り、Hのときは非動作状態となってごく僅かの電力しか
消費しない状態となる。このROM31、41はこの回
路構成の種々のICの中でも最も電力を消費するもので
あるが、このようにキースイッチ11〜14が押されな
い限り電力消費しないよう構成されていることにより、
全体の消費電力を抑えることができる。
【0015】なお、ROM31、41としてこの実施例
では128kバイトのEPROMを用いたが、それ以上
の容量があればどのようなものでも使用可能である。ま
た、設定可能管電圧値を格納するROM31、設定可能
管電流時間積値を格納するROM41としてそれぞれ8
ビット出力のROMを用いているが、16ビット出力の
ものを使用すれば、これら2つのROM31、41を1
つのROMで構成することができる。
【0016】上記の実施例では設定可能な管電圧値は4
0KVから125KVまで1KV単位で85ポジション
ある。そのため、たとえば管電圧値を40KVから12
5KVまで変更するような場合には、85回もキースイ
ッチ11を押す必要があり、操作性が悪い。そこで第2
の実施例ではこれを改善し、操作性を良好にしている。
【0017】この第2の実施例では、図7のように、キ
ースイッチ11〜14からの信号が入力されるOR回路
21の出力をゲート付き発振回路24に送り、矩形波の
キーパルス信号を得て、このキーパルス信号により管電
圧値を連続的に変更するようにしている。なお、この図
7では第1の実施例と同一の部分は省いており、異なる
部分のみを示している。このゲート付き発振回路24は
主に4個の反転増幅回路により構成されており、入力が
Hになると発振を開始し、その発振周波数f1は、コン
デンサCと抵抗Rの値により f1=1/(2.2×C×R) で定まり、周期T1は T1=1/f1 となる。
【0018】ここではキースイッチ11が押されて図8
の(イ)に示すようにKV+信号がLになった(図8の
b時点)として説明する。このときOR回路21の出力
は図8の(ロ)で示すようにHになり、キーオン信号は
それを反転回路22で反転したものであるから図8の
(ハ)で示すようにLになる。キーオン信号がLになる
と、図8の(ニ)に示すようにROM31が動作状態と
なる。このとき、ROM31の左側(図7)のアドレス
入力端子に加えられている設定管電流時間積値信号と設
定管電圧値信号とが図8の(ホ)に示すようにアドレス
入力として取り込まれが、KV+信号がこのROM31
に直接加えられているため、これらアドレス入力によっ
て指定される値よりも1ポジション高い値が読み出され
て図の右側のデータ出力端子D0〜D6から図8の
(ヘ)のようにc時点より生じ、ラッチ回路32に入力
される。ROM31のもう一つのデータ出力端子D7
は、図8の(オ)に示すようにデータ出力端子D0〜D
6から出力が生じている間だけHになる。
【0019】一方、OR回路21の出力がHになるとゲ
ート付き発振回路24は発振を開始し、図8の(ト)に
示すように周期T1の矩形波のキーパルス信号を発生す
る。このキーパルス信号は反転回路29によって反転さ
れて図8の(チ)に示すような反転キーパルス信号とな
る。
【0020】このキーパルス信号はAND回路26に送
られるが、このAND回路26の他方の入力端子にはO
R回路21の出力が送られてきており、ここではOR回
路21の出力はb時点よりHであるためこのAND回路
26の出力はキーパルス信号と同等のものとなる。この
AND回路26の出力はフリップフロップ27のクロッ
ク端子に送られており、このAND回路26の立ち上が
りに応じてフリップフロップ27のQ端子出力が図8の
(リ)で示すようにHになる。
【0021】このHになったフリップフロップ27のQ
端子出力はAND回路28に送られるが、このAND回
路28の他方の入力には上記の反転キーパルス信号が送
られており、そのため、このAND回路28からは図8
の(ヌ)で示すような信号が得られ、これがラッチ回路
32にラッチ信号として送られる。このラッチ信号の立
ち上がり(d時点)に応じてラッチ回路32が、上記の
ROM31から入力された信号を保持するとともに、こ
れを図8の(ル)で示すようにe時点で設定管電圧値信
号として出力する。
【0022】この新たな設定管電圧値信号は、図8の
(ホ)で示すようにf時点からROM31にアドレス入
力として加えられ、このROM31からさらに1ポジシ
ョン進んだ値が、図8の(ヘ)に示すようにg時点から
出力される。ゲート付き発振回路24は発振を続けてお
り、反転キーパルス信号が再びHとなったh時点で、A
ND回路28からのラッチ信号がHとなるので、このR
OM31から新たに出力された値がこの時点でラッチ回
路32にラッチされるとともに、i時点で設定管電圧値
信号として出力されるようになる。そしてこの新たな設
定管電圧値信号は、j時点からROM31にアドレス入
力として加えられる、というようにして動作が繰り返さ
れ、設定管電圧値信号が1ポジションずつ自動的に上が
っていく。
【0023】上記のROM31のデータ出力端子D7の
出力は、上記の反転キーパルス信号とともにAND回路
91に入力されており、その結果、AND回路91の出
力は、両入力がHの間だけ、図8の(ワ)に示すように
Hとなる。このAND回路91の出力はカウンタ92の
クロック端子に送られており、その立ち上がりに応じて
カウンタ92がカウント動作を行なう。まずd時点でカ
ウンタ92が「1」をカウントし、図8の(カ)に示す
ように、そのQA出力端子がHになる。
【0024】AND回路91の出力はROM31のデー
タ出力端子D7がLになることに応じてLになるが、つ
ぎにこの出力端子D7がHになり、且つh時点で反転キ
ーパルス信号が再びHとなったとき、Hになる。これに
応じて、カウンタ92は「2」をカウントし、そのQA
端子が図8の(カ)に示すようにLになるとともにQB
出力端子が図8の(ヨ)に示すようにHになる。
【0025】このような動作が繰り返され、設定管電圧
値信号が1ポジションずつ自動的に上がっていくととも
に、カウンタ92の計数が1ずつ上昇する。このときの
繰り返し周期は上記のゲート付き発振回路24の発振周
期T1により定まっている。この動作が5回繰り返され
るとカウンタ92は「5」をカウントし、そのQA出力
端子、QC出力端子は、図8の(カ)、(タ)に示すよ
うにm時点より、ともにHになり、その結果、これらが
入力されているAND回路93の出力がHになる。この
AND回路93の出力はフリップフロップ94のクロッ
ク端子に加えられており、フリップフロップ94の反転
Q出力端子が図8の(レ)に示すようにm時点よりLに
なる。
【0026】すると、ゲート付き発振回路24のスイッ
チ25がオンになり、抵抗Rに抵抗R1が並列に接続さ
れることになる。そのため、このゲート付き発振回路2
4の発振周波数は次式に示すf2に変更される。 f2=1/[2.2×C×{R×R1/(R+R1)}] 発振周期T2は、 T2=1/f2 となる。R、R1>0であれば、T2<T1となって、
図8の(ト)に示すように発振周期は短くなり、管電圧
設定値が変更される速度が速くなる。そのため、キース
イッチ11を押し続けていれば、管電圧設定値は5ポジ
ション目までは比較的遅い速度で上昇し、6ポジション
以降高速で上昇することになる。
【0027】所望の管電圧設定値に到達したときキース
イッチ11を離すと、KV+信号はHになり、OR回路
21の出力がLになる。するとゲート付き発振回路24
は発振を停止し、その結果管電圧設定値の変更が停止さ
れる(図8のk時点)。OR回路21の出力がLになる
と、反転回路22の出力(キーオン信号)はHになりR
OM31は動作が停止させられる。このときラッチ回路
32より出力される設定管電圧値信号は、最後に(n時
点で)ラッチ回路32にラッチされた値となる。
【0028】この第2の実施例ではキースイッチ11、
12のいずれかを押し続けれることにより設定管電圧値
信号を連続的に変更し、且つあるポジション数だけ連続
的に変更されたときにその変更スピードが速まるように
しているが、設定管電流時間積値についても、キースイ
ッチ13、14のいずれかを押し続ければその連続的な
変更ができ、且つある時点からその変更速度を速めるこ
とも、図2のROM41、ラッチ回路42について図7
と同様の構成をとることにより、可能である。
【0029】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線制御装置によれば、マイクロコンピュータ
制御なしに、設定管電圧値、設定管電流時間積値の変
更、表示及びX線管短時間定格・装置定格の管理等を行
なうことができ、部品点数の減少により小型・軽量化を
図ることができるとともに安価にできるので、胸部専用
撮影装置などの低価格X線制御装置に好適である。ま
た、部品点数の減少に伴って故障率を減少させることが
できる。さらに低消費電力とすることが可能であるた
め、バッテリの充電回数を減少させ、バッテリの寿命を
延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の一部分のブロック図。
【図2】同実施例の他の部分のブロック図。
【図3】同実施例の残部のブロック図。
【図4】同実施例の動作説明のためのタイムチャート。
【図5】同実施例の装置定格を示すグラフ。
【図6】同実施例のX線管球の短時間定格を示すグラ
フ。
【図7】この発明の第2の実施例の一部分のブロック
図。
【図8】同第2の実施例の動作説明のためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】 11〜14 キースイッチ 21 OR回路 22、29 反転回路 23 ワンショット回路 24 ゲート付き発振回路 26、28、91、93 AND回路 27、94 フリップフロップ 31、41 ROM 32、42 ラッチ回路 51 D/A変換回路 60 設定管電圧表示回路 70 設定管電流時間積表示回路 80 管電流時間積タイマ回路 92 カウンタ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定管電圧値を変更する手段と、設定管
    電流時間積値を変更する手段と、設定可能な設定管電圧
    値があらかじめ格納されており、上記の変更手段が操作
    されたときにのみ動作状態となって所望の管電圧値を出
    力する読み出し専用の管電圧値記憶手段と、この出力さ
    れた設定管電圧値を保持する手段と、保持された設定管
    電圧値に基づいて管電圧を制御する手段と、設定可能な
    設定管電流時間積値があらかじめ格納されており、上記
    の変更手段が操作されたときにのみ動作状態となって所
    望の管電流時間積値を出力する読み出し専用の管電流時
    間積値記憶手段と、この設定管電流時間積値を保持する
    手段と、上記の保持された設定管電圧値及び設定管電流
    時間積値を表示する手段と、設定管電流時間積値に達し
    たときにX線遮断信号を発生するタイマ手段とを備える
    ことを特徴とするX線制御装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557300A (en) * 1978-10-24 1980-04-26 Toshiba Corp X-ray photographing apparatus
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