JPH0597408A - イオン伝導体薄膜の製造方法 - Google Patents
イオン伝導体薄膜の製造方法Info
- Publication number
- JPH0597408A JPH0597408A JP3287060A JP28706091A JPH0597408A JP H0597408 A JPH0597408 A JP H0597408A JP 3287060 A JP3287060 A JP 3287060A JP 28706091 A JP28706091 A JP 28706091A JP H0597408 A JPH0597408 A JP H0597408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- alloy
- film
- ceramic
- ion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
て、μmオーダ、またはそれ以下の厚みでしかも特性の
良好なイオン伝導性セラミックからなるイオン伝導体薄
膜を高い成膜レートで形成する。 【構成】予めZr(ジルコニウム)とY(イットリウ
ム)の合金のZr−Yのターゲットを作製し、このZr
−Yのターゲットを用いて、Zr−Yのスパッタリング
を行い、得られた合金薄膜を焼成酸化してイオン伝導性
酸化物セラミックとする。
Description
性セラミック薄膜を用いたイオン伝導体薄膜の製造方法
に係り、特にイオン伝導性を利用した限界電流式酸素セ
ンサに好適なイオン伝導体薄膜の製造方法に関する。
ンサが実用化されつつあるが、この種のイオン伝導性セ
ラミックは、薄板化すればするほど良好なイオン伝導特
性を得ることが可能であり、酸素センサの小型化も可能
となる。また、イオン伝導性セラミックは、応答性に温
度特性があり、通常加熱して使用する。この点でも、イ
オン伝導性セラミックを薄板化することは特性の改善に
寄与する。
ラミックを薄板化しようとする場合、従来は、酸化物イ
オン伝導性セラミックの原材料であるイオン伝導性の良
好なZrO2 −8mol%Y2 O3 等のジルコニアパウダ
をプレス成型した後、それを焼成し、最終工程で機械的
にカットおよびラッピングを行うことによって、薄板状
のイオン伝導性セラミックを形成する方法が主流であっ
た。しかしながら、この方法の場合、薄板状のイオン伝
導性セラミックの製造の歩留まりまで考慮すると、70
μm程度の厚みが製作できる限界であり、それ以上の薄
板化はは非常に困難で、もしも得られてもクラックやピ
ンホールが発生し易い。よって、この方法による薄板化
は、例えば数μmまたは数Å(オングストロ−ム)オー
ダの薄膜のレベルまでは至っていない。
方法として、いわゆるグリーンシート法がある。グリー
ンシート法は、セラミックスの薄い成形体を連続して得
る方法の一つであり、セラミック原料粉末に成形助剤
(結合剤、可塑剤、分散剤)、溶剤などを加えて充分に
混合したスラリを、例えばドクタブレード法等の成形手
法によりキャリア上にシート状に成形してシート状成形
体すなわちグリーンシートとし、このグリーンシートを
適宜なる寸法・形状に加工するとともに焼成してシート
状のセラミックを得る方法である。ドクタブレード法で
は、上述のスラリを、キャリアフィルム上に供給し、こ
のスラリの乗ったキャリアフィルムを移動させ、このキ
ャリアフィルムの上方に配設されたドクタブレードによ
って、スラリを一定の厚みに薄く延ばして引き出さして
グリーンシートを成形する。グリーンシートの厚みを精
度よく制御するためにドクタブレードを2枚設けること
も少なくない。
述のスラリに代えて、1種以上の無機質を分散相とし水
を分散媒とするとともに必要に応じて有機質バインダを
含ませたコロイドを調整し、このコロイドからその分散
媒を離脱して生成したゲルを用いてグリーンシートをつ
くることも行われる。このグリーンシート法は、有機樹
脂を用いたフィルム化の手法に非常に似ており、大面積
化することも可能であるが、この場合も30μm程度の
厚みが限界であるし、得られる膜も密度が小さく緻密で
ないために、イオン伝導性が低下する。
ローム)オーダの薄膜を実現する方法としては、スパッ
タ、蒸着等のドライプロセスによる薄膜形成が考えられ
る。しかしながら、ドライプロセスの場合、単一な材料
の薄膜、例えばAl(アルミニウム)またはAu(金)
のみのターゲットを用いる場合であれば非常に良好なも
のが得られるが、イオン伝導性セラミックのように酸化
物混合体をターゲットとする場合は、成膜レートの不均
一が生じるため均一な薄膜を得ることが困難である。
ーダ、もしくはそれ以下の厚みの、イオン伝導体薄膜を
作製するためには、スパッタ、蒸着等のドライプロセス
を用いることが考えられるが、ZrO2 −8 mol%Y2
O3 のように、酸化物であって、しかも単一成分でなく
多成分系(この場合2成分系)の場合、ZrO2 とY2
O3 との分別蒸留による成膜レートの違いで、適切な成
分比のものが得られなかったり、全般的に酸化物をター
ゲットとするために、金属等に比べ、成膜レートが低
く、結果的に成膜するのに時間がかかるという問題があ
った。
たもので、多成分系の成分比をコントロールして、μm
オーダ、またはそれ以下の厚みでしかも特性の良好なイ
オン伝導性セラミックからなる薄膜を製造し得るイオン
伝導体薄膜の製造方法を提供することを目的としてい
る。
体薄膜の製造方法は、少なくとも2成分にて成立する金
属酸化物イオン伝導性セラミックからなるイオン伝導体
薄膜の製造方法において、前記少なくとも2成分を構成
する金属による合金を製作し、この合金材料の薄膜を形
成させた後に、前記合金層を酸化させることによって、
金属酸化物イオン伝導性セラミックの薄膜を形成するこ
とを特徴としている。
は、予め例えばZr(ジルコニウム)とY(イットリウ
ム)の合金、あるいはZrとYb(イットリビウム)の
合金等の合金の薄膜を形成させた後に、その合金薄膜を
焼成等の方法で酸化させるので、容易にしかも非常に高
い成膜レートで良好な特性の酸化物イオン伝導性セラミ
ックの薄膜を形成することができる。金属合金ターゲッ
トの場合、合金を構成する各金属の成膜レートは非常に
高く、大差ないばかりか、合金を構成する金属の成分比
の調整も容易であるために、最終的に得られる多成分系
の金属酸化物セラミックの組成の調整も容易に行うこと
ができる。
明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るイオン伝
導体の製造過程を示している。すなわち、予め、Zrと
Yの合金のターゲットを作製しておき、このターゲット
を用いて、通常のRF(radio frequency 〜高周波)の
マグネトロンスパッタ装置により、基板1上にZr−Y
の合金薄膜2を形成させる。このようにして得られた形
成体を、スーパーカンタル炉に入れて1600℃、3h
rの条件で焼成・酸化を行って、Zr−Yの合金薄膜2
をZrO2 −Y2 O3 のイオン伝導体酸化物セラミック
の薄膜3とする。
2 O3 、すなわちジルコニア−イットリアの充分に薄い
薄膜3が形成されたイオン伝導体を作製することができ
る。
加した場合の焼成酸化物により、高いイオン伝導性を得
ることができた。結果的に、合金のスパッタの場合、Z
rもYも同様なレートでスパッタされていることがわか
る。したがって、この場合のイオン伝導性酸化物セラミ
ックは次式により形成されることになる。
ン伝導体の製造過程を示している。第1の実施例の場合
と同様に、予め、ZrとYbの合金のターゲットを作製
しておき、このターゲットを用いて、マグネトロンスパ
ッタ装置により、基板11上にZr−Ybの合金薄膜1
2を形成させる。このようにして得られた形成体を、ス
ーパーカンタル炉に入れて1600℃、3hrの条件で
焼成・酸化を行って、Zr−Ybの合金薄膜12をジル
コニア−酸化イットリアのイオン伝導体酸化物セラミッ
クの薄膜13とする。こうして、基板11上にジルコニ
ア−酸化イットリアの充分に薄い薄膜13が形成された
イオン伝導体を作製することができる。
bを8 mol%添加した場合の焼成酸化物により、良好な
イオン伝導性が得られることがわかった。
いることにより、非常に高い成膜レートで薄膜を形成す
ることが可能である。また、合金ターゲットの場合、合
金を構成する各金属の成膜レートは非常に高く、大差な
いため、組成の調整も合金を構成する金属の構成比を変
えるだけでよく、非常に容易である。合金薄膜を形成
後、後処理で、焼成等により酸化させるだけで、非常に
イオン伝導性の高い酸化物を得ることができる。
薄膜が充分な強度を有する場合には、セラミック薄膜形
成後、すなわち焼成酸化後に基板1,11等を取り除い
てもよい。なお、金属薄膜を形成するにあたり、金属の
スパッタリングに代えて他の金属蒸着プロセスを用いて
もよい。
め合金の薄膜を形成させた後に、その合金薄膜を焼成等
の方法で酸化させることにより、多成分系の場合にも成
分比をコントロールして、良好な特性の酸化物イオン伝
導性セラミックの薄膜を形成することができ、μmオー
ダ、またはそれ以下の厚みのイオン伝導性セラミックか
らなる薄膜を高い成膜レートで製造し得るイオン伝導体
薄膜の製造方法を提供することができる。
膜の製造工程を説明するための図である。
膜の製造工程を説明するための図である。
イットリア薄膜、12…Zr−Yb薄膜、13…ジルコ
ニア−酸化イットリビウム薄膜。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2成分にて成立する金属酸化
物イオン伝導性セラミックからなるイオン伝導体薄膜の
製造方法において、前記少なくとも2成分を構成する金
属による合金を製作し、この合金材料の薄膜を形成させ
た後に、前記合金層を酸化させることによって、金属酸
化物イオン伝導性セラミックの薄膜を形成することを特
徴とするイオン伝導体薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287060A JP2625053B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | イオン伝導体薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287060A JP2625053B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | イオン伝導体薄膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597408A true JPH0597408A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2625053B2 JP2625053B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17712536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3287060A Expired - Fee Related JP2625053B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | イオン伝導体薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2625053B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061168A3 (en) * | 2000-10-24 | 2003-03-13 | Honeywell Int Inc | Methods of forming sputtering targets |
| CN111499381A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-08-07 | 河北东同光电科技有限公司 | 一种磁控溅射用高致密性导电氧化锆陶瓷靶材的制备方法 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5366836A (en) * | 1976-11-26 | 1978-06-14 | Tokyo Shibaura Electric Co | Preparation of heat radiation blank |
| JPS53115694A (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-09 | Sumitomo Chem Co Ltd | Method for producing beta-alumina film |
| JPS637360A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-13 | Konica Corp | 金属酸化物膜の形成方法および装置 |
| JPH01222046A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-05 | Mitsubishi Electric Corp | 薄膜形成方法 |
| JPH0247254A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-16 | Canon Inc | 導電性金属酸化物の製造方法 |
| JPH0312312A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-21 | Koyo Seiko Co Ltd | 超伝導薄膜の製造方法 |
| JPH0360405A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-15 | Sumitomo Cement Co Ltd | 酸化物超伝導薄膜の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3287060A patent/JP2625053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5366836A (en) * | 1976-11-26 | 1978-06-14 | Tokyo Shibaura Electric Co | Preparation of heat radiation blank |
| JPS53115694A (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-09 | Sumitomo Chem Co Ltd | Method for producing beta-alumina film |
| JPS637360A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-13 | Konica Corp | 金属酸化物膜の形成方法および装置 |
| JPH01222046A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-05 | Mitsubishi Electric Corp | 薄膜形成方法 |
| JPH0247254A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-16 | Canon Inc | 導電性金属酸化物の製造方法 |
| JPH0312312A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-21 | Koyo Seiko Co Ltd | 超伝導薄膜の製造方法 |
| JPH0360405A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-15 | Sumitomo Cement Co Ltd | 酸化物超伝導薄膜の製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061168A3 (en) * | 2000-10-24 | 2003-03-13 | Honeywell Int Inc | Methods of forming sputtering targets |
| US6833058B1 (en) | 2000-10-24 | 2004-12-21 | Honeywell International Inc. | Titanium-based and zirconium-based mixed materials and sputtering targets |
| CN111499381A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-08-07 | 河北东同光电科技有限公司 | 一种磁控溅射用高致密性导电氧化锆陶瓷靶材的制备方法 |
| CN111499381B (zh) * | 2020-04-26 | 2022-04-29 | 河北东同光电科技有限公司 | 一种磁控溅射用高致密性导电氧化锆陶瓷靶材的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2625053B2 (ja) | 1997-06-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3365555B2 (ja) | 焼結柔軟性無機セラミックシート状構造物 | |
| US5695828A (en) | Method for inducing electrical conductivity in zirconia ceramic surfaces | |
| Wersing et al. | PZT-based multilayer piezoelectric ceramics with AgPd-internal electrodes | |
| US5889234A (en) | Zirconia ceramic members with laser induced electrical conductivity in surfaces thereof | |
| JP2617204B2 (ja) | 固体電解質の製造方法 | |
| JPS61138486A (ja) | 板状セラミツクスヒ−タ | |
| JPH0597408A (ja) | イオン伝導体薄膜の製造方法 | |
| JP2002255646A (ja) | 低温焼成化誘電体セラミックス、積層型誘電体素子、誘電体セラミックスの製造方法および助剤酸化物 | |
| US6594875B2 (en) | Method for producing a piezoelectric/electrostrictive actuator | |
| JPH0597552A (ja) | イオン伝導体およびイオン伝導体薄膜の製造方法 | |
| JP2585595B2 (ja) | セラミックス焼結体の製造方法 | |
| KR102955753B1 (ko) | 압전세라믹 분말 제조방법, 이를 이용하여 제조된 압전세라믹 소결체 및 압전세라믹 소결체 제조방법 | |
| JP3290000B2 (ja) | 傾斜機能成形材とその焼結品 | |
| JP4017220B2 (ja) | スパッタリング用BaxSr1−xTiO3−yターゲット材 | |
| JP3323923B2 (ja) | ジルコニア多結晶体薄膜及びその製造方法 | |
| JP2006096626A (ja) | 圧電磁器の製造方法、圧電素子の製造方法、圧電素子 | |
| JP2514591B2 (ja) | 限界電流式酸素センサ | |
| JP3137128B2 (ja) | セラミック皮膜の製造方法 | |
| JP6426416B2 (ja) | 圧電セラミックス及びその製造方法 | |
| JP2000169245A (ja) | 酸化物系セラミック焼結体の製造方法 | |
| JPH06160334A (ja) | 限界電流式酸素センサ | |
| JPH02199023A (ja) | 酸化物超電導厚膜の製造方法 | |
| JPH06258281A (ja) | イオン伝導体デバイスの製造方法 | |
| KR100289604B1 (ko) | 압전/전왜 액츄에이터 및 그의 제조방법 | |
| JP2000124516A (ja) | 圧電/電歪アクチュエ―タ及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |