JPH06104574B2 - 塗布膜タイプの磁気記録用磁性粉 - Google Patents

塗布膜タイプの磁気記録用磁性粉

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JPH06104574B2
JPH06104574B2 JP60262139A JP26213985A JPH06104574B2 JP H06104574 B2 JPH06104574 B2 JP H06104574B2 JP 60262139 A JP60262139 A JP 60262139A JP 26213985 A JP26213985 A JP 26213985A JP H06104574 B2 JPH06104574 B2 JP H06104574B2
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magnetic
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powder
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗布膜タイプの磁気記録用磁性粉に関し、更に
詳しくは、塗布膜タイプの高密度磁気記録媒体用に適用
する微細な粒子からなる六方晶系フェライト磁性粉に関
するものである。
(従来の技術) 近年、磁気記録に対する高密度化の要求に伴い磁気記録
媒体の厚味方向に磁界を記録する垂直磁気記録方式が注
目されている。このような垂直磁気記録方式において使
用される磁性材料は記録媒体表面に垂直な方向に磁化容
易軸を有することが必要である。
六方晶系で一軸磁化異方性を有するフェライト、例えば
Baフェライト(BaFe12O19)は六角板状の結晶であっ
て、板面に垂直な方向に磁化容易軸を有しており、塗布
膜タイプの垂直磁気記録用磁性材料として上記の要件を
満足するものである。該磁性材料としては適度な保磁力
(Hc,通常300〜2000Oe程度)とできるだけ大きな飽和磁
化(σs)を有している事、及び記録波長の関係から、
磁性粉の平均粒子径は0.3μm以下であることが必要で
ある。
ところで、Baフェライトは保磁力が5000Oe以上であり、
このままでは磁気記録用磁性材料としては大きすぎるの
で、Feの一部をCo及びTiで置換して、保磁力を低下させ
る方法が提案されている(例えば特開昭55−86103号公
報,特開昭59−175707号公報,IEEE Trans.on Magn.,MAG
−18,16(1982)P.1122など)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、Feの一部をCo及びTiで置換した公知の磁性粉
は、構成元素の組成比がほぼ同一であっても、磁性粉の
製造方法や製造条件が異なると、保磁力や飽和磁化は、
表1に示すとうり、全くまちまちである。このことは、
Feの一部をCo及びTiで置換しただけでは、保磁力の制御
はまだ不充分であることを示している。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、従来のこの様な欠点のない塗布膜タイプ
の垂直磁気記録用磁性粉を開発すべく鋭意検討した結
果、従来のCo及びTiの他に更に特定の金属を加える事が
効果的であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明により一般組成式 FeaCobTicMI dMII eOf (ここでMIはBa,Sr,Ca及びPbから選択される少なくとも
一種の金属元素を表わし、MIIはCd,Ag,Te,P,As,Bi及びS
iから選択される少なくとも一種の金属元素を表わし、
a,b,c,d,e及びfはそれぞれFe,Co,Ti,MI,MII及びOの
原子数であり、aは8〜11.8、bは0.05〜2.0,cは0.05
〜2.0,dは0.5〜3.0及びeは0.01〜2.0の値をとり、fは
他の元素の原子価を満足する酸素の原子数を表わす。)
で表わされ、且つ平均粒子径0.01〜0.3μmであること
を特徴とする塗布膜タイプの磁気記録用磁性粉が提供さ
れる。
本発明においては、磁性粉の各成分元素の原子数a〜e
が上記の数値範囲内にあることが必要で、この範囲外で
は磁気記録用磁性粉に適した保磁力や飽和磁化を持った
磁性粉は得られ難い。
好ましい磁性粉の各成分割合は、aは8〜11.8,bは0.1
〜1.5,cは0.1〜1.5,dは0.8〜2.0及びeは0.02〜1.0の値
をとり、fは他の元素の原子価を満足する酸素の原子数
である。本発明の磁性粉は、製造方法あるいは製造条件
などによっては得られる磁性粉粒子の結晶が正常な六角
板状を呈していない粒子が混在している場合もあるが、
該原子数が本発明の範囲内であれば、本発明の目的を充
分に達成することができる。
かかる本発明磁性粉によれば、製造方法や製造条件が異
なる場合であっても、磁気記録用磁性粉として具備され
ていなければならない保磁力及び飽和磁化を有してい
る。このことは、本発明に係る磁性粉が従来のCo及びTi
を含む磁性粉とは全く異なる機能を具備していることに
よるものと考えられる。
本発明による磁性粉は、この分野で公知のいろいろの方
法、例えば、ガラス結晶化法、共沈法、フラックス法、
水熱合成法等によって製造することができる。用いられ
る各元素の原料物質としては、酸化物、アンモニウム
塩、硝酸塩、炭酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物等の塩
類、遊離酸、酸無水物、縮合酸等を挙げることができ
る。
本発明に係る磁性粉は、六方晶C面に磁化容易軸を有す
る板状粒子であり、垂直磁気記録用磁性材料として好適
である。
本発明に係る磁性粉のうち、特に保磁力300〜2000Oe
で、且つ飽和磁化が40emu/g以上のものが賞用される。
以下の実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明す
る。なお実施例中の保磁力及び飽和磁化は、得られた磁
性粉を内径5mm、長さ5cmのガラス製試験管に充てんし、
直流磁化特性測定機を用い、最大印加磁場3500Oeで行っ
た。平均粒子径は、透過型電子顕微鏡で得られた写真か
ら400個の粒子の最大直径を測定し算術平均により算出
した。ここに掲げた実施例について、X線回折を行った
が、いずれも、磁性粉の結晶相はマグネトプランバイト
構造をもつ六方晶系フェライトであった。
また、実施例中に示す磁性粉の実験式は、原料調製時の
各金属の原子比を用いている。磁性粉成分中の酸素の表
示については、簡略化のため省略した。
実施例1 BaCl2・2H2O 0.55モル、TiCl4 0.375モル、CoCl2・6H2O
0.375モル、Cd(NO3)20.075モル及びFeCl3・6H2O 5.25
モルを10lの蒸留水にこの順に溶解し、これをA液とし
た。NaOH17.5モル及びNa2CO34.72モルを15lの室温の蒸
留水に溶解し、これをB液とした。50℃に熱したA液に
B液を徐々に加えた後、50℃で16時間攪拌した。攪拌後
のpHは10.8であった。こうして得られた共沈物を別し
充分水洗した後150℃で乾燥し、900℃で2時間電気炉で
焼成した。こうして得られたBa−フェライトはBa1.1Fe
10.5Co0.75Ti0.75Cd0.15で示される。
この微粒子粉末は平均粒径0.08μmの板状であり、保磁
力は765Oe、飽和磁化は56emu/gであった。
比較例1 硝酸カドミウムを除いた他は実施例1と全く同様の方法
でBa−フェライトを製造した。得られたBa−フェライト
はBa1.1Fe10.5Co0.75Ti0.75で示される。この微粒子粉
末は平均粒径0.25μmの板状であり、Hcは444Oe,σsは
35emu/gであった。
実施例2 BaCl2・2H2O0.55モル、TiCl40.375モル、CoCl2・6H2O0.
375モル、CdCl20.075モル及びFeCl3・6H2O5.25モルを、
10lの蒸留水にこの順に溶解し、これをA液とした。NaO
H17.5モル及びNa2CO34.72モルを15lの蒸留水に溶解し、
これをB液とした。50℃に熱したA液及びB液をオート
クレーブに加え300℃で4時間攪拌した後、これを室温
まで冷却した。この時のpHは10.9であった。こうして得
られた沈殿物を充分水洗後150℃で乾燥し、750℃で8時
間電気炉で熱処理した。
こうして得られるBa−フェライトは Ba1.1Fe10.5Co0.75Ti0.75Cd0.15で示される。
この微粒子粉末は、平均粒径0.11μmの板状であり、Hc
は、779Oe、σsは50emu/gであった。この結果から、本
実施例の水熱合成法を用いても、実施例1の共沈法を用
いても、ほぼ同じ磁気特性を有する磁性粉が得られるこ
とが分る。
比較例2 塩化カドミウムを除いた他は、実施例2と全く同様の方
法でBa−フェライトを製造した。得られたBa−フェライ
トはBa1.1Fe10.5Co0.75Ti0.75で示される。この微粒子
粉末の平均粒径は、0.33μmの板状であり、Hcは2250e,
σsは21emu/gであった。
実施例3 B液中のNaOHを25.0モルとした他は、実施例1と全く同
様の方法でBa−フェライトを製造した。
この微粒子粉末は、平均粒径0.11μmの板状であり、Hc
は、770Oe,σsは52emu/gであった。
比較例3 B液中のNaOHを25.0モルとした他は、比較例1と全く同
様の方法でBa−フェライトを製造した。
この微粒子粉末は、平均粒径0.13μmの板状であり、Hc
は920Oe、σsは23emu/gであった。
実施例1〜3の結果から、本発明に係る磁性粉は製造条
件が異ってもほぼ同一性能を有する磁性粉が得られるこ
とがわかる。
実施例4〜23 MI成分MII成分及び組成比を変えた他は、実施例1と同
様の方法によって表2に示す磁性粉を調製した。なお、
MI成分の原料は塩化物を使用し、MII成分の原料はAgは
硝酸銀、Teはオルトテルル酸、pはオルトリン酸、Asは
ヒ酸、Biは硝酸ビスマス、及びSiはケイ酸ナトリウムを
使用した。
なお、ケイ酸ナトリウムはB液中に溶解した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般組成式で表わされ、且つ平均粒
    子径0.01〜0.3μmであることを特徴とする塗布膜タイ
    プの磁気記録用磁性粉 FeaCobTicMI dMII eOf (ここでMIはBa、Sr、Ca及びPbから選択される少なくと
    も一種の金属元素を表わし、MIIはCd、Ag、Te、P、A
    s、Bi及びSiから選択される少なくとも一種の金属元素
    を表わし、a、b、c、d、e及びfはそれぞれFe、C
    o、Ti、MI、MII及びOの原子数であり、aは8〜11.8、
    bは0.05〜2.0、cは0.05〜2.0、dは0.5〜3.0及びeは
    0.01〜2.0の値をとり、fは他の元素の原子価を満足す
    る酸素の原子数である。)
JP60262139A 1985-11-21 1985-11-21 塗布膜タイプの磁気記録用磁性粉 Expired - Lifetime JPH06104574B2 (ja)

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