JPH06104940B2 - 艶消し模様箔糸原反の製造法 - Google Patents

艶消し模様箔糸原反の製造法

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JPH06104940B2
JPH06104940B2 JP2123618A JP12361890A JPH06104940B2 JP H06104940 B2 JPH06104940 B2 JP H06104940B2 JP 2123618 A JP2123618 A JP 2123618A JP 12361890 A JP12361890 A JP 12361890A JP H06104940 B2 JPH06104940 B2 JP H06104940B2
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善造 中塚
勝治 西原
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中塚工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は艶消し模様箔糸原反の製造法、特に、表面が斬
新なテクスチュアの艶消し模様を呈する、且つシルエッ
ト様の外観風合いの立体模様現出能を有する箔糸が得ら
れる艶消し模様箔糸原反の製造法に関する。
従来の技術 従来、表面が後述する如き斬新なテクスチュアの艶消し
模様を呈する、且つシルエット様の外観風合いの立体模
様現出能を有する箔糸が得られる艶消し模様箔糸原反の
製造法は未だ提案されていない。
本発明の目的は、後述する特殊な艶消し模様箔糸原反の
製造法を開発するにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は次の構成をとって
いる。
即ち、本発明は次に示す〔1〕から〔8〕の製造法に係
る。
〔1〕色付き樹脂塗材の塗工による模様状の盛上がり部
を内層部に有し、その盛上がり部で立体模様が表に発現
されている、且つ表面が金属光沢のあるシート状基材を
素材とし、該素材の表面に、切り紙が分布して介在する
状態下に、紙、プラスチックフィルム、布等のシート状
物を重ねて、挟圧ロール或いは挟圧プレートにより加圧
し、それにより表面を艶消しとすることを特徴とする艶
消し模様箔糸原反の製造法。
〔2〕切り紙を表面に分布状に貼着した紙、プラスチッ
クフィルム、布等のシート状物の当該表面を素材の表面
に重ねて、切り紙をシート状物と素材表面の間に介在さ
せる上記構成〔1〕記載の艶消し模様箔糸原反の製造
法。
〔3〕切り紙が分布し、重なり合った状態で、紙、プラ
スチックフィルム、布等のシート状物と素材表面の間に
介在される請求項記載の艶消し模様箔糸原反の製造
法。
〔4〕切り紙を分布し、重なり合った状態で表面に貼着
した紙、プラスチックフィルム、布等のシート状物の当
該表面を素材の表面に重ねて、切り紙を該シート状物と
素材表面の間に介在させる上記構成〔1〕記載の艶消し
模様箔糸原反の製造法。
〔5〕素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料または
顔料含浸性のものである上記構成〔1〕記載の艶消し模
様箔糸原反の製造法。
〔6〕素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料または
顔料含浸性のものであり、切り紙を表面に分布状に貼着
した紙、プラスチックフィルム、布等のシート状物の当
該表面を素材の表面に重ねて、切り紙を該シート状物と
素材表面の間に介在させる上記構成〔1〕記載の艶消し
模様箔糸原反の製造法。
〔7〕素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料または
顔料含浸性のものであり、切り紙が分布し、重なり合っ
た状態で、紙、プラスチックフィルム、布等のシート状
物と素材表面の間に介在される上記構成〔1〕記載の艶
消し模様箔糸原反の製造法。
〔8〕素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料または
顔料含浸性のものであり、切り紙を分布し、重なり合っ
た状態で表面に貼着した紙、プラスチックフィルム、布
等のシート状物の当該表面を素材の表面に重ねて、切り
紙を該シート状物と素材表面の間に介在させる上記構成
〔1〕記載の艶消し模様箔糸原反の製造法。
本明細書において、本発明に関しシート状基材、素材、
箔糸原反についての「表」或いは「表面」とは、文字通
りの「表」或いは「表面」だけでなく、文字通りの
「表」に対する反対側つまり「裏」、文字通りの「表
面」と反対側の面つまり「裏面」も指す。このことは、
特許請求の範囲の項の記載についても同じである。
本発明に係る「切り紙」とは、特許請求の範囲の項の記
載を含め、文字通りの切り紙つまり小さくまたは或る形
に切った紙、小さくまたは或る形に切った布紙または合
成紙またはフィルム、紙(布紙、合成紙を含む)または
フィルム地を任意の形(模様を含む)に打抜いたもの等
を指す。
上記「切り紙」と「シート状物」とは、地が同質であっ
てもなくてもよい。
作用 本発明においては、紙、プラスチックフィルム、布等の
シート状物を素材の表面に切り紙の介在下に重ねて、挾
圧ロール或いは挾圧プレートにより加圧するので、前記
シート状物及び切り紙が型付け具として働き、素材表面
の金属光沢を次のような斬新なテクスチュアの艶消し模
様にする。
素材の表面に、前記シート状物の地合いに従うテクスチ
ュアの艶消し模様を施し、それを地としてその上に切り
紙の輪郭及び地合いに従う輪郭及びテクスチュアの艶消
し模様を現出する。そして、切り紙の輪郭に沿った領域
のシート状物は、切り紙の介在の下、素材表面に対する
圧接度合いが他の部分のそれより弱くなるので、切り紙
の輪郭に沿った領域に相当する部位の素材表面の型付け
が他部より弱くなり、切り紙に面する部位の素材表面が
当該部位以外よりも強く艶消しされることと共に、切り
紙による艶消し模様が上記艶消し模様地に重複して浮出
したような視感の風合いで現出するという、テクスチュ
アの艶消し模様を発現する。また、当該艶消し地及び浮
出し様視感の艶消し模様は、それが素材表面の立体模様
部分では艶消しの度合いが強く、それ以外の部分では艶
消しの度合いが弱い。
切り紙が重なり合った状態で、シート状物と素材表面の
間に介在されていると、切り紙と切り紙が重なり合った
部分の輪郭に沿った領域に相当する部位の素材表面も艶
消し模様が浮出したような視感の風合いを呈する。ま
た、切り紙が重なり合った部分に相当する領域の素材表
面は、切り紙の重なり合った分、型付けが強くなり、そ
れによる艶消し模様が、重なり合った切り紙が同じ地合
いのものでも、切り紙の重なってない部位と異なるトー
ンのものとなる。
本発明の箔糸原反から得られる艶消し模様付き箔糸を織
り込んで織物に発現される模様は、艶消し模様地に艶消
し模様が重複して浮き出たような感じで現出され、それ
が立体模様部とそれ以外の部位とで強弱艶消しの度合い
が異なるという、箔糸原反の特異なテクスチュアの艶消
し模様に従うものである。
本発明による箔糸原反をスリットして得られた箔糸を絵
緯或いは絵経として織り込んで、立体模様を織物に織り
出すと、織物表面の立体模様は見る方向によってはシル
エット様の外観を呈する。その理由は必ずしも定かでは
ないが、織物に織り込まれている箔糸の立体模様部分
と、そうでない部分との間の地合いのテクチュアの相違
(立体模様部分は箔糸原反シート、色付き樹脂塗工及び
表面金属光沢の艶消しの組合わせになる地合い、そうで
ない部分は箔糸原反基材シート及び表面金属光沢の艶消
しの組み合わせになる地合いであり、両者はテクスチュ
アが異なる。)及び艶消しの差異のコントラストが、箔
糸の模様の立体性及び箔糸の織目の凹凸のために、三次
元で微妙且つ複雑に関連し合って、前示外観の風合を呈
することによるようである。
本発明に係る織物表面の立体模様のシルエット様外観
は、本発明箔糸原反の前示特異なテクスチュアの艶消し
模様に従う視感の風合いと輻輳した形で呈する。
箔糸原反のための素材の基材シートが色付き樹脂塗材の
染料または顔料含浸性のものであれば、該樹脂塗材に施
した色付けの染料或いは顔料が基材シートに含浸され
る。その含浸された染料または顔料の色は、箔糸のスリ
ットした側面において、織目の屈折の下、見え隠れし、
それによる箔糸側面の色模様が織物中の箔糸表面の艶消
し模様に重なる。
発明の効果 上記のように本発明によれば、表面の地合いが艶消し地
で、その艶消し地に艶消し模様が重複して浮出したよう
な視感の風合で現出され、それが立体模様部とそうでな
い部位とで強弱異なる艶消し模様として表れる、且つシ
ルエット様の外観風合いの立体模様現出能を有する箔糸
が得られる艶消し模様箔糸原反の製造法を体現できる。
実施例 次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
実施例1 公知の箔糸原反基材シートと同様な基材シート(1)、
例えば和紙、布地等染料または顔料を含浸する物性のも
のとかプラスチックフィルムの表面に、スクリーン印
捺、彫刻ロール印捺等により色付き樹脂塗材を模様状に
塗工する。
然る後、前記基材シート(1)の色付き樹脂塗材を模様
状に塗工してある側の面に表面が光沢のある金属箔層
(3)を形成する。表面が光沢のある金属箔層の形成に
は、真空メッキ即ち真空蒸着やスパッタリング、転写ホ
イルによる転写、表面光沢金属箔の積層による方法を有
利に適用できる。
こうして、色付き樹脂塗材の塗工による模様状の盛上り
部(2)を内層部に有し、その盛上り部(2)で立体模
様(4)が表に発現されている、且つ表面が金属光沢の
あるシート状基材(A−1)を得る(第1図)。
前記シート状基材(A−1)を素材とし、該素材の表面
〔または紙、プラスチックフィルム、布等のシート状物
(6)の上〕に切り紙(5)〔一般的には厚み10〜100
μm程度〕を後述する第5図に示すような配置または第
6図に示す如き分布、重なり合いの状態でおき、その上
からシート状物(6)〔または素材表面側〕を重ね、該
素材及びシート状物の重ね合せ体を、挾圧ロール、例え
ば金属ロール(表面の平滑なものとか表面が細かいしぼ
のもの)とゴムロール(シヨア硬度40〜95)のニップ中
を通過させることにより加圧する〔一般的には加圧圧力
(約120cm長さのロールでの線圧)10〜15トン程度、重
ね合せ体のランニング連度10m/min程度以下〕、或いは
挾圧プレートにより加圧する(加圧圧力;前記圧力に相
当する圧力)。加圧時には必要に応じ、それ自体公知の
方法により加熱〔一般的には挾圧ロールによる場合(前
記圧力、ランニング速度)で、60℃程度で十分〕する。
上記切り紙(5)は便宜上、形状を単純なものとして示
した。
こうして、シート状物(6)表面の地合いに従うテクス
チュアの艶消し地(イ)に、切り紙(5)の輪郭及び地
合いに従う輪郭及びテクスチュアの艶消し模様(ロ)、
またはそのような艶消し模様(ロ)及び切り紙(5)の
重なり合った部分に相当する且つ艶消し模様(ロ)と異
なるトーンの艶消し模様(ハ)が重なった艶消し模様で
あって、当該艶消し模様が素材表面の立体模様部分では
艶消しの度合いが強く、それ以外の部分では艶消しの度
合いが弱いテクスチュアの艶消し模様を表面に現出した
艶消し模様箔糸原反(図示せず)を得る。
なお、第5図の態様下に切り紙(5)を貼着したシート
状物(6)を適用しての素材表面に対する艶消し模様付
けを図に示すと(但し、素材表面の立体模様(4)に基
づく艶消し模様は省略する。)、第7図の如くであり、
第6図の態様下に切り紙(5)を貼着したシート状物
(6)を適用しての素材表面に対する艶消し模様付けを
図に示すと(但し、素材表面の立体模様(4)に基づく
艶消し模様は省略する。)第8図の如くである。
切り紙(5)を素材表面(またはシート状物(6)の
上)に分布して置き、その上からシート状物(6)〔ま
たは素材の表面側〕を重ねた場合による艶消し模様付け
は、第7図に示されたものと同様であり、切り紙(5)
を分布し、重なり合った状態で素材表面(またはシート
状物の上)に置き、その上からシート状物(または素材
の表面側)を重ねた場合による艶消し模様付けは、第8
図に示されたものと同様である。換言すると、切り紙
(5)を素材表面(またはシート状物(6)の上)に分
布状に置くのと、シート状物(6)に分布状に貼着する
のとに共通する切り紙配置態様が第5図に示され、切り
紙(5)を分布し、重なり合った状態で素材表面(また
はシート状物(6)の上)に置くのと、シート状物
(6)表面に分布し、重なり合った状態に貼着するのと
に共通する切り紙配置態様が第6図に示されている。
実施例1は、片側の表面にのみ艶消し模様を施す場合に
ついてのものであり、表面つまり片面艶消し模様タイプ
の箔糸原反より得られる箔糸は引き箔として特に好適で
ある。
実施例2 実施例1の基材シートと同様な基材シート(1)を用
い、実施例1について述べたと同じ様な仕様で、色付き
樹脂塗材(2)の塗工による模様状の盛上り部(2)を
素材の表裏両側の内層部に有し、該盛上り部(2)で表
裏に立体模様(4)が発現されている、且つ表裏両面が
金属光沢のあるシート状基材(A−3)〔第2図〕をつ
くる。これを素材とし、実施例1と同じ様な仕様で、該
素材の表裏面に艶消し模様付けをする。
ここに、艶消し模様付けが表裏両面に施された点を除
き、実施例1において得られたと同じ様な艶消し模様の
箔糸原反(図示せず)を得る。
実施例3 実施例1のシート状基材(A−1)を二枚、背合わせに
貼合せたものたものに相当するシート状基材(A−4)
〔第3図〕をつくる。
該シート状基材(A−4)を素材とし、実施例1と同様
な仕様で、該素材の表裏面に艶消し模様付けを施す。
ここに、艶消し模様が表裏に模様付けされた点を除き、
実施例1或いは2で得られたと同じような艶消し模様の
箔糸原反(図示せず)を得る。
実施例2及び3は表裏両面側に艶消し模様を施す場合に
ついてのものであり、表裏表面艶消し模様タイプの箔糸
原反より得られる箔糸は経箔として、特に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明法で使用する素材のそれぞれ
異なる例を示す拡大断面図、第4図は本発明法で使用す
る切り紙の平面図、第5図は切り紙を分布して貼着した
シート状物の平面図、第6図は切り紙を分布し、重なり
合った状態で貼着したシート状物の平面図、第7図は第
5図のシート状物を適用して得られる箔糸原反の切り紙
による艶消し模様付け態様を示す平面図、第8図は第6
図のシート状物を適用して得られる箔糸原反の切り紙に
よる艶消し模様付け態様を示す平面図である。 (A−1)、(A−3)、(A−4)……シート状基材 (1)……基材シート、(2)……盛上り部 (3)……金属箔層、(4)……立体模様 (5)……切り紙 (6)……切り紙を貼着したシート状物 (イ)……艶消し地 (ロ)(ハ)……切り紙による艶消し模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06Q 1/04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色付き樹脂塗材の塗工による模様状の盛上
    り部を内層部に有し、その盛上り部で立体模様が表に発
    現されている、且つ表面が金属光沢のあるシート状基材
    を素材とし、該素材の表面に、切り紙が分布して介在す
    る状態下に、紙、プラスチックフィルム、布等のシート
    状物を重ねて、挟圧ロール或いは挟圧プレートにより加
    圧し、それにより表面を艶消しとすることを特徴とする
    艶消し模様箔糸原反の製造法。
  2. 【請求項2】切り紙を表面に分布状に貼着した紙、プラ
    スチックフィルム、布等のシート状物の当該表面を素材
    の表面に重ねて、切り紙をシート状物と素材表面の間に
    介在させる請求項記載の艶消し模様箔糸原反の製造
    法。
  3. 【請求項3】切り紙が分布し、重なり合った状態で、
    紙、プラスチックフィルム、布等のシート状物と素材表
    面の間に介在される請求項記載の艶消し模様箔糸原反
    の製造法。
  4. 【請求項4】切り紙を分布し、重なり合った状態で表面
    に貼着した紙、プラスチックフィルム、布等のシート状
    物の当該表面を素材の表面に重ねて、切り紙を該シート
    状物と素材表面の間に介在させる請求項記載の艶消し
    模様箔糸原反の製造法。
  5. 【請求項5】素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料
    または顔料含浸性のものである請求項記載の艶消し模
    様箔糸原反の製造法。
  6. 【請求項6】素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料
    または顔料含浸性のものであり、切り紙を表面に分布状
    に貼着した紙、プラスチックフィルム、布等のシート状
    物の当該表面を素材の表面に重ねて、切り紙を該シート
    状物と素材表面の間に介在させる請求項記載の艶消し
    模様箔糸原反の製造法。
  7. 【請求項7】素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料
    または顔料含浸性のものであり、切り紙が分布し、重な
    り合った状態で、紙、プラスチックフィルム、布等のシ
    ート状物と素材表面の間に介在される請求項記載の艶
    消し模様箔糸原反の製造法。
  8. 【請求項8】素材の基材シートが色付き樹脂塗材の染料
    または顔料含浸性のものであり、切り紙を分布し、重な
    り合った状態で表面に貼着した紙、プラスチックフィル
    ム、布等のシート状物の当該表面を素材の表面に重ね
    て、切り紙を該シート状物と素材表面の間に介在させる
    請求項記載の艶消し模様箔糸原反の製造法。
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JPS62199869A (ja) * 1986-02-20 1987-09-03 中塚工業株式会社 織物に艶消しエンボス模様を表す方法

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