JPH06107973A - 海洋生物付着防止用導電塗料 - Google Patents
海洋生物付着防止用導電塗料Info
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- JPH06107973A JPH06107973A JP27950892A JP27950892A JPH06107973A JP H06107973 A JPH06107973 A JP H06107973A JP 27950892 A JP27950892 A JP 27950892A JP 27950892 A JP27950892 A JP 27950892A JP H06107973 A JPH06107973 A JP H06107973A
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- 239000012799 electrically-conductive coating Substances 0.000 title abstract 3
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Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、海水に接する鋼構造物等の金属表
面に絶縁塗膜を介して施される海洋生物付着防止用の導
電塗料に関し、特に導電塗膜への通電時に、上記絶縁塗
膜に多少のピンホールが存在していても十分な絶縁性を
保てるようにした導電塗料に関する。 【構成】 導電塗料に含まれる不溶解性導電顔料の含有
量を30〜65vol%にするとともに、同顔料の粒径を5〜3
00μmとして、絶縁塗膜におけるピンホールへの上記導
電顔料の充填を抑制することにより、上記絶縁塗膜の絶
縁性を確保できるようにした。
面に絶縁塗膜を介して施される海洋生物付着防止用の導
電塗料に関し、特に導電塗膜への通電時に、上記絶縁塗
膜に多少のピンホールが存在していても十分な絶縁性を
保てるようにした導電塗料に関する。 【構成】 導電塗料に含まれる不溶解性導電顔料の含有
量を30〜65vol%にするとともに、同顔料の粒径を5〜3
00μmとして、絶縁塗膜におけるピンホールへの上記導
電顔料の充填を抑制することにより、上記絶縁塗膜の絶
縁性を確保できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶,海洋構造物,海
水導入管等の海水に接する面に、絶縁塗膜を介し塗装を
施すための海洋生物付着防止用導電塗料に関する。
水導入管等の海水に接する面に、絶縁塗膜を介し塗装を
施すための海洋生物付着防止用導電塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶等の海洋鋼構造物の表面をエ
ポキシ系などの絶縁塗膜で覆い、その上に不溶解性導電
顔料をフィラーとした導電塗料を塗装して導電塗膜を形
成し、その導電塗膜を陽極として微少電流を流すことに
より、その表面上に海洋生物の付着を防止するのに有効
な成分を発生させて防汚することが行なわれている。
ポキシ系などの絶縁塗膜で覆い、その上に不溶解性導電
顔料をフィラーとした導電塗料を塗装して導電塗膜を形
成し、その導電塗膜を陽極として微少電流を流すことに
より、その表面上に海洋生物の付着を防止するのに有効
な成分を発生させて防汚することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鋼構造物の
表面に塗装した絶縁塗膜にピンホールがあると、それを
通して導電塗料と鋼構造物とがつながり、導電塗膜に流
した電流の多くがそれを通って鋼構造物に流れるため、
導電塗膜が分極せず導電塗膜の表面から発生する有効成
分が不足して防汚性能が低下するようになる。そこで、
その対策としてピンホールをなくすために絶縁塗膜の厚
さを厚くすると、大幅なコストアップを招くという問題
点がある。本発明は、このような問題点の解消をはかろ
うとするもので、金属面に施した絶縁塗膜にピンホール
が生じていても、この絶縁塗膜上に重ね塗りされた導電
塗膜への通電時に、同導電塗膜と上記金属面との間に電
流が流れないようにして、十分な防汚性能を維持できる
ようにした、海洋生物付着防止用導電塗料を提供するこ
とを目的とする。
表面に塗装した絶縁塗膜にピンホールがあると、それを
通して導電塗料と鋼構造物とがつながり、導電塗膜に流
した電流の多くがそれを通って鋼構造物に流れるため、
導電塗膜が分極せず導電塗膜の表面から発生する有効成
分が不足して防汚性能が低下するようになる。そこで、
その対策としてピンホールをなくすために絶縁塗膜の厚
さを厚くすると、大幅なコストアップを招くという問題
点がある。本発明は、このような問題点の解消をはかろ
うとするもので、金属面に施した絶縁塗膜にピンホール
が生じていても、この絶縁塗膜上に重ね塗りされた導電
塗膜への通電時に、同導電塗膜と上記金属面との間に電
流が流れないようにして、十分な防汚性能を維持できる
ようにした、海洋生物付着防止用導電塗料を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】鋼構造物等の表面に、絶
縁塗料を厚く塗らない限り絶縁塗膜に多少のピンホール
を生じるのはやむを得ないことであるが、このようなピ
ンホールがあっても、絶縁塗膜上の導電塗膜と鋼構造物
等とが電気的につながるのを防止することが、防汚性能
の維持には大切なことである。ところで、上述の電気的
なつながりは、絶縁塗膜におけるピンホール内に微粒の
グラファイト粒子のごとき導電顔料粒子が侵入し充填さ
れて、導電塗膜と鋼構造物等がつながるために起きるこ
とが判明した。
縁塗料を厚く塗らない限り絶縁塗膜に多少のピンホール
を生じるのはやむを得ないことであるが、このようなピ
ンホールがあっても、絶縁塗膜上の導電塗膜と鋼構造物
等とが電気的につながるのを防止することが、防汚性能
の維持には大切なことである。ところで、上述の電気的
なつながりは、絶縁塗膜におけるピンホール内に微粒の
グラファイト粒子のごとき導電顔料粒子が侵入し充填さ
れて、導電塗膜と鋼構造物等がつながるために起きるこ
とが判明した。
【0005】そこで、本発明の海洋生物付着防止用導電
塗料は、海水に接する金属製構造物の表面に絶縁塗料の
塗膜を介し導電塗料の塗膜を施して同導電塗料の塗膜に
通電し海洋生物の付着を防止するための導電塗料におい
て、不溶解性の導電顔料が30〜65vol%含有されるとと
もに、同導電顔料の粒径が5μm以上300μm以下に設定
されたことを特徴としている。なお、導電顔料の粒径を
5μm以上としたのは、絶縁塗料塗り重ね時のピンホー
ルの大きさを調査した結果、ほとんどのピンホールの粒
径が5μm未満であったからである。
塗料は、海水に接する金属製構造物の表面に絶縁塗料の
塗膜を介し導電塗料の塗膜を施して同導電塗料の塗膜に
通電し海洋生物の付着を防止するための導電塗料におい
て、不溶解性の導電顔料が30〜65vol%含有されるとと
もに、同導電顔料の粒径が5μm以上300μm以下に設定
されたことを特徴としている。なお、導電顔料の粒径を
5μm以上としたのは、絶縁塗料塗り重ね時のピンホー
ルの大きさを調査した結果、ほとんどのピンホールの粒
径が5μm未満であったからである。
【0006】一方、上記粒径を300μm以下としたのは、
作業性を考慮し、従来から使用されているエアレス塗装
機で詰まりがなく連続塗装を行なえるようにしたためで
ある。また、導電顔料の含有量を30〜65vol%としたの
は、30vol%以下とすると導電性が不足するからであ
り、また上記含有量を65vol%までとしたのは、それを
超えると導電塗膜の物性(絶縁塗膜との接着力,塗膜強
度)が極端に低下するためである。
作業性を考慮し、従来から使用されているエアレス塗装
機で詰まりがなく連続塗装を行なえるようにしたためで
ある。また、導電顔料の含有量を30〜65vol%としたの
は、30vol%以下とすると導電性が不足するからであ
り、また上記含有量を65vol%までとしたのは、それを
超えると導電塗膜の物性(絶縁塗膜との接着力,塗膜強
度)が極端に低下するためである。
【0007】
【作用】上述の本発明の海洋生物付着防止用導電塗料で
は、鋼構造物等の表面に絶縁塗膜を介し導電塗膜として
塗装された場合に、上記絶縁塗膜にピンホールが存在し
ていても、同ピンホールへの導電顔料の充填で防止され
る。したがって導電塗膜と鋼構造物等の金属表面とが電
気的につながることはなく、導電塗膜に通電して海洋生
物の付着を防止する作用が支障なく行なわれる。
は、鋼構造物等の表面に絶縁塗膜を介し導電塗膜として
塗装された場合に、上記絶縁塗膜にピンホールが存在し
ていても、同ピンホールへの導電顔料の充填で防止され
る。したがって導電塗膜と鋼構造物等の金属表面とが電
気的につながることはなく、導電塗膜に通電して海洋生
物の付着を防止する作用が支障なく行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例としての海
洋生物付着防止用導電塗料について説明すると、図1は
鋼板に絶縁塗膜と導電塗膜とを施したものの断面図であ
る。図1に示すように、鋼板1に絶縁塗料の塗膜2が20
0μmの厚さに施され、その上に高導電性金属薄板3が局
部的に貼付けられている。さらに、その上に、不溶解性
導電顔料としてのカーボン系フィラーを30〜65vol%含
有する海洋生物付着防止用導電塗料の塗膜4が、300μm
の厚さに施されており、上記フィラーの粒径は5μm以
上300μm以下に設定されている。そして、あらかじめ鋼
板1と高導電性の金属薄板3とにそれぞれ接続された導
線5,5を介し塗膜絶縁抵抗を計測したところ、完全に
絶縁されていることが認められた。
洋生物付着防止用導電塗料について説明すると、図1は
鋼板に絶縁塗膜と導電塗膜とを施したものの断面図であ
る。図1に示すように、鋼板1に絶縁塗料の塗膜2が20
0μmの厚さに施され、その上に高導電性金属薄板3が局
部的に貼付けられている。さらに、その上に、不溶解性
導電顔料としてのカーボン系フィラーを30〜65vol%含
有する海洋生物付着防止用導電塗料の塗膜4が、300μm
の厚さに施されており、上記フィラーの粒径は5μm以
上300μm以下に設定されている。そして、あらかじめ鋼
板1と高導電性の金属薄板3とにそれぞれ接続された導
線5,5を介し塗膜絶縁抵抗を計測したところ、完全に
絶縁されていることが認められた。
【0009】次に、実際に試験を行なった具体例につい
て説明する。長さ30cm,幅20cm,厚さ3mmの鋼板に、エ
アレス塗装で1回目130μm,2回目120μm,3回目110
μm,4回目130μmの絶縁塗膜を施した後、その片側上
部中央に電線をハンダ付けした幅5mm,厚さ100μmの銅
箔をはりつけ、その上に導電塗料を乾燥膜厚400μmまで
塗装し乾燥させ、それを陽極にするとともに、同じ寸法
の鋼板を陰極として、電解電流密度が0.5A/m2となるよ
う通電し電解試験をした。
て説明する。長さ30cm,幅20cm,厚さ3mmの鋼板に、エ
アレス塗装で1回目130μm,2回目120μm,3回目110
μm,4回目130μmの絶縁塗膜を施した後、その片側上
部中央に電線をハンダ付けした幅5mm,厚さ100μmの銅
箔をはりつけ、その上に導電塗料を乾燥膜厚400μmまで
塗装し乾燥させ、それを陽極にするとともに、同じ寸法
の鋼板を陰極として、電解電流密度が0.5A/m2となるよ
う通電し電解試験をした。
【0010】導電塗料は導電顔料としてカーボン粉を使
用している。従来の導電塗料は導電顔料として粒径が5
μm以下のカーボン微粉を20%含んでいるが、本発明の
導電塗料は粒径が5μm以下の微粉をカットし、導電顔
料の含有量は同じになるように調整した。その結果を
[表1]に示す。また、導電顔料の最低粒径を5μm以
下、5μmおよび10μmと変化させたときの陽極電位の変
化を図2に示す。最低粒径を10μm以上にすれば絶縁塗
膜をさらに薄くすることが可能であるが、導電顔料の最
低粒径を10μm以上にした導電塗料は、塗膜表面が凸凹
になったりクラックが発生したりするため、これらの発
生が見られないように最低粒径は5μmとした。
用している。従来の導電塗料は導電顔料として粒径が5
μm以下のカーボン微粉を20%含んでいるが、本発明の
導電塗料は粒径が5μm以下の微粉をカットし、導電顔
料の含有量は同じになるように調整した。その結果を
[表1]に示す。また、導電顔料の最低粒径を5μm以
下、5μmおよび10μmと変化させたときの陽極電位の変
化を図2に示す。最低粒径を10μm以上にすれば絶縁塗
膜をさらに薄くすることが可能であるが、導電顔料の最
低粒径を10μm以上にした導電塗料は、塗膜表面が凸凹
になったりクラックが発生したりするため、これらの発
生が見られないように最低粒径は5μmとした。
【0011】
【表1】 (絶縁された時の電位1400mv)
【0012】
【発明の効果】従来の導電塗膜を利用した防汚手段では
鋼構造物と導電塗膜とを完全に絶縁状態とするため絶縁
塗膜の厚さをエアレス塗装機を用いて3回塗装で平均膜
厚400μm程度に塗装していたが、本発明の海洋生物付着
防止用導電塗料を用いる場合は、絶縁塗料を2回塗装で
平均膜厚200〜250μmに塗装すれば十分であり、これに
より鋼構造物と導電塗膜とを完全に絶縁状態にすること
ができる。このようにして、本発明の海洋生物付着防止
用導電塗料によれば、従来のものと比べて絶縁塗料の使
用量が半減し、施工工数も低減するので、大幅なコスト
低減をもたらす効果がある。
鋼構造物と導電塗膜とを完全に絶縁状態とするため絶縁
塗膜の厚さをエアレス塗装機を用いて3回塗装で平均膜
厚400μm程度に塗装していたが、本発明の海洋生物付着
防止用導電塗料を用いる場合は、絶縁塗料を2回塗装で
平均膜厚200〜250μmに塗装すれば十分であり、これに
より鋼構造物と導電塗膜とを完全に絶縁状態にすること
ができる。このようにして、本発明の海洋生物付着防止
用導電塗料によれば、従来のものと比べて絶縁塗料の使
用量が半減し、施工工数も低減するので、大幅なコスト
低減をもたらす効果がある。
【図1】本発明の一実施例としての海洋生物付着防止用
導電塗料を絶縁塗膜を介して塗装された鋼板の断面図で
ある。
導電塗料を絶縁塗膜を介して塗装された鋼板の断面図で
ある。
【図2】最低粒径を変化させた場合の絶縁塗膜厚と陽極
電位との関係を示すグラフである。
電位との関係を示すグラフである。
1 鋼板 2 絶縁塗料の塗膜 3 高導電性金属薄板 4 導電塗料の塗膜 5 導線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 勉 長崎市深堀町五丁目717番1 長菱エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 山崎 弘 長崎市深堀町五丁目717番1 長菱エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 横田 実 長崎市深堀町五丁目717番1 長菱エンジ ニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 海水に接する金属製構造物の表面に絶縁
塗料の塗膜を介し導電塗料の塗膜を施して同導電塗料の
塗膜に通電し海洋生物の付着を防止するための導電塗料
において、不溶解性の導電顔料が30〜65vol%含有され
るとともに、同導電顔料の粒径が5μm以上300μm以下
に設定されたことを特徴とする、海洋生物付着防止用導
電塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27950892A JPH06107973A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 海洋生物付着防止用導電塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27950892A JPH06107973A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 海洋生物付着防止用導電塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06107973A true JPH06107973A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17612019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27950892A Withdrawn JPH06107973A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 海洋生物付着防止用導電塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06107973A (ja) |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP27950892A patent/JPH06107973A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |