JPH06128382A - 耐放射線性樹脂成形体 - Google Patents
耐放射線性樹脂成形体Info
- Publication number
- JPH06128382A JPH06128382A JP28167592A JP28167592A JPH06128382A JP H06128382 A JPH06128382 A JP H06128382A JP 28167592 A JP28167592 A JP 28167592A JP 28167592 A JP28167592 A JP 28167592A JP H06128382 A JPH06128382 A JP H06128382A
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- JP
- Japan
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- radiation
- weight
- resistant resin
- parts
- crosslinking
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレン系ポリマー100重量部に対し、ジ
イソプロペニルベンゼン5〜50重量部を配合した混合
物を架橋してなる耐放射線性樹脂成形体。 【効果】 放射線に対して優れた耐性を有しているの
で、原子炉、放射性廃棄物処理施設あるいはイオン化放
射線発生器等に使用される有機高分子材料、例えば電
線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シール材
料、枠、ホース材料等として有用である。
イソプロペニルベンゼン5〜50重量部を配合した混合
物を架橋してなる耐放射線性樹脂成形体。 【効果】 放射線に対して優れた耐性を有しているの
で、原子炉、放射性廃棄物処理施設あるいはイオン化放
射線発生器等に使用される有機高分子材料、例えば電
線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シール材
料、枠、ホース材料等として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐放射線性に優れた樹脂
成形体に関する。
成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉、放射性廃棄物処理施設あるいは
イオン化放射線発生器等に使用される有機高分子材料、
例えば電線、ケーブル及び各種機器類はかなりの量の放
射線に暴露されている。従って、かかる使用目的の電
線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シール材
料、枠、ホース材料等に用いられる高分子組成物に対し
ては、経済上並びに安全上の見地から高度の耐放射線性
を有することが要求される。
イオン化放射線発生器等に使用される有機高分子材料、
例えば電線、ケーブル及び各種機器類はかなりの量の放
射線に暴露されている。従って、かかる使用目的の電
線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シール材
料、枠、ホース材料等に用いられる高分子組成物に対し
ては、経済上並びに安全上の見地から高度の耐放射線性
を有することが要求される。
【0003】耐放射線性を向上させる方法として、ベン
ゼン環を有するポリマーを組成物の一成物として含有さ
せる方法があることは公知となっている。ベンゼン環を
有するポリマーとしてはポリスチレンやポリスチレン誘
導体が使用される。具体的には、ポリスチレンをポリエ
チレンにブレンドする方法(特公昭38−20717
号、特願昭50−142651号、特願昭52−541
87号)、ポリエチレンにスチレンをグラフト共重合す
る方法(特開昭59−89345号)等が提案されてい
る。
ゼン環を有するポリマーを組成物の一成物として含有さ
せる方法があることは公知となっている。ベンゼン環を
有するポリマーとしてはポリスチレンやポリスチレン誘
導体が使用される。具体的には、ポリスチレンをポリエ
チレンにブレンドする方法(特公昭38−20717
号、特願昭50−142651号、特願昭52−541
87号)、ポリエチレンにスチレンをグラフト共重合す
る方法(特開昭59−89345号)等が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法には以下に示す問題点があることが判明した。即
ち、ポリスチレンをポリエチレンにブレンドする方法で
は、ポリスチレンとポリエチレンの相溶性が悪い、ま
た、ポリエチレンにスチレンをグラフト重合する方法で
は、耐放射線性が充分でない、という問題点である。
た方法には以下に示す問題点があることが判明した。即
ち、ポリスチレンをポリエチレンにブレンドする方法で
は、ポリスチレンとポリエチレンの相溶性が悪い、ま
た、ポリエチレンにスチレンをグラフト重合する方法で
は、耐放射線性が充分でない、という問題点である。
【0005】本発明者らは上記した従来技術の問題点に
鑑み、鋭意検討を行ったところ、エチレン系ポリマー
に、ジイソプロペニルベンゼンを配合した混合物を架橋
した樹脂成形体が、耐放射線性の面で優れていることを
見いだし、本発明に至った。
鑑み、鋭意検討を行ったところ、エチレン系ポリマー
に、ジイソプロペニルベンゼンを配合した混合物を架橋
した樹脂成形体が、耐放射線性の面で優れていることを
見いだし、本発明に至った。
【0006】即ち、本発明は、エチレン系ポリマー10
0重量部に対し、ジイソプロペニルベンゼン5〜50重
量部を配合した混合物を架橋してなることを特徴とする
耐放射線性樹脂成形体である。
0重量部に対し、ジイソプロペニルベンゼン5〜50重
量部を配合した混合物を架橋してなることを特徴とする
耐放射線性樹脂成形体である。
【0007】本発明におけるエチレン系ポリマーとして
は、各種密度のポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−エチルアルキレート共重合体、エチ
レン−プロピレンゴム等を挙げることができる。これら
は単独または2種以上を用いることができる。
は、各種密度のポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−エチルアルキレート共重合体、エチ
レン−プロピレンゴム等を挙げることができる。これら
は単独または2種以上を用いることができる。
【0008】ジイソプロペニルベンゼンは次式(化1)
【化1】 により表されるものである。本発明においてジイソプロ
ペニルベンゼンの配合量は、エチレン系ポリマー100
重量部に対し、5〜50重量部に設定される。5重量部
未満では耐放射線性を充分に改善できず、50重量部を
越えると伸び特性が低下するだけでなく押出加工性が低
下する。
ペニルベンゼンの配合量は、エチレン系ポリマー100
重量部に対し、5〜50重量部に設定される。5重量部
未満では耐放射線性を充分に改善できず、50重量部を
越えると伸び特性が低下するだけでなく押出加工性が低
下する。
【0009】本発明における架橋方法としては、有機過
酸化物による化学架橋、電子線架橋、シラン架橋を挙げ
ることができる。このうち、有機過酸化物による化学架
橋が適切であり、有機過酸化物としてはジクミルパーオ
キサイド、m−及び/又はp−(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)−イソプロペニルベンゼン、m−及び/
又はp−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)−イソ
プロピルベンゼン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン等が使用される。特に好まし
くは、m−及び/又はp−(t−ブチルパーオキシイソ
プロピル)−イソプロピルベンゼンが挙げられる。
酸化物による化学架橋、電子線架橋、シラン架橋を挙げ
ることができる。このうち、有機過酸化物による化学架
橋が適切であり、有機過酸化物としてはジクミルパーオ
キサイド、m−及び/又はp−(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)−イソプロペニルベンゼン、m−及び/
又はp−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)−イソ
プロピルベンゼン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン等が使用される。特に好まし
くは、m−及び/又はp−(t−ブチルパーオキシイソ
プロピル)−イソプロピルベンゼンが挙げられる。
【0010】さらに、タルク、クレー、金属水酸化物、
炭酸塩、カーボン等の充填剤や酸化防止剤等の添加剤を
適宣加えてもよい。
炭酸塩、カーボン等の充填剤や酸化防止剤等の添加剤を
適宣加えてもよい。
【0011】
【作用】エチレン系ポリマーに対しジイソプロペニルベ
ンゼンを配合した混和物を架橋して得られる樹脂成形体
が耐放射線性に優れている理由は、以下のように考えら
れる。即ち、本発明の樹脂成形体に含まれるジイソプロ
ペニルベンゼンは、架橋が行われる過程において、該エ
チレン系ポリマーにグラフトされる。結果的に、ベンゼ
ン環を有するポリマーをベースとする樹脂組成物の架橋
体が形成され、該樹脂組成物の架橋体が耐放射線性に優
れているものと考えられる。
ンゼンを配合した混和物を架橋して得られる樹脂成形体
が耐放射線性に優れている理由は、以下のように考えら
れる。即ち、本発明の樹脂成形体に含まれるジイソプロ
ペニルベンゼンは、架橋が行われる過程において、該エ
チレン系ポリマーにグラフトされる。結果的に、ベンゼ
ン環を有するポリマーをベースとする樹脂組成物の架橋
体が形成され、該樹脂組成物の架橋体が耐放射線性に優
れているものと考えられる。
【0012】特開昭59−89345号において、エチ
レン系ポリマーに次式(化2)
レン系ポリマーに次式(化2)
【化2】 (R1 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基) (R2 〜R6 はそれぞれ、水素原子、塩素原子又は炭素
数1〜4のアルキル基)で示される物質をグラフト共重
合して、耐放射線性に優れた樹脂組成物とすることが開
示されている。しかしながら、比較例3で示すように、
耐放射線性が充分でないという問題点がある。一方で、
実施例に示すように、本発明の樹脂成形体が耐放射線性
に優れている。その理由は、化2の物質はエチレン系ポ
リマーにグラフトするための炭素二重結合を分子構造中
に1つ有するのに対し、ジイソプロペニルベンゼンは炭
素二重結合を分子構造中に2つ有しているので、より効
果的なエチレン系ポリマーへのグラフトが可能になって
いることによるものと考えられる。
数1〜4のアルキル基)で示される物質をグラフト共重
合して、耐放射線性に優れた樹脂組成物とすることが開
示されている。しかしながら、比較例3で示すように、
耐放射線性が充分でないという問題点がある。一方で、
実施例に示すように、本発明の樹脂成形体が耐放射線性
に優れている。その理由は、化2の物質はエチレン系ポ
リマーにグラフトするための炭素二重結合を分子構造中
に1つ有するのに対し、ジイソプロペニルベンゼンは炭
素二重結合を分子構造中に2つ有しているので、より効
果的なエチレン系ポリマーへのグラフトが可能になって
いることによるものと考えられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を示す。表
1に示す通り、各種成分を配合した樹脂組成物をミキシ
ングロールを用いて良く混練し、この混和物を180
℃、80kg/mm2にて30分間プレス成形し、1mm厚のシ
ートを作成した。このようにして得られたシートにコバ
ルト−60線源を用いてγ線を常温、空気中で線量率
0.5Mrad/hr にて総線量200Mradを照射し、照射前
後の物性を評価し、結果を表1に示した。
1に示す通り、各種成分を配合した樹脂組成物をミキシ
ングロールを用いて良く混練し、この混和物を180
℃、80kg/mm2にて30分間プレス成形し、1mm厚のシ
ートを作成した。このようにして得られたシートにコバ
ルト−60線源を用いてγ線を常温、空気中で線量率
0.5Mrad/hr にて総線量200Mradを照射し、照射前
後の物性を評価し、結果を表1に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明の耐放射線性樹脂成形体は、表1
からわかるように、放射線に対して優れた耐性を有して
いるので、原子炉、放射性廃棄物処理施設あるいはイオ
ン化放射線発生器等に使用される有機高分子材料、例え
ば電線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シー
ル材料、枠、ホース材料等として極めて有用である。
からわかるように、放射線に対して優れた耐性を有して
いるので、原子炉、放射性廃棄物処理施設あるいはイオ
ン化放射線発生器等に使用される有機高分子材料、例え
ば電線、ケーブル等の被覆絶縁材料、パッキング、シー
ル材料、枠、ホース材料等として極めて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 エチレン系ポリマー100重量部に対
し、ジイソプロペニルベンゼン5〜50重量部を配合し
た混合物を架橋してなることを特徴とする耐放射線性樹
脂成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28167592A JPH06128382A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 耐放射線性樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28167592A JPH06128382A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 耐放射線性樹脂成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128382A true JPH06128382A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17642419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28167592A Pending JPH06128382A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 耐放射線性樹脂成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06128382A (ja) |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28167592A patent/JPH06128382A/ja active Pending
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