JPH06130616A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH06130616A
JPH06130616A JP28021892A JP28021892A JPH06130616A JP H06130616 A JPH06130616 A JP H06130616A JP 28021892 A JP28021892 A JP 28021892A JP 28021892 A JP28021892 A JP 28021892A JP H06130616 A JPH06130616 A JP H06130616A
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JP
Japan
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water
tank
film
cleaning
photosensitive material
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Pending
Application number
JP28021892A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oinuma
誠 生沼
Yutaka Takashima
豊 高嶋
Michimasa Nakatsugawa
道正 中津川
Kunihiro Yamamoto
晋宏 山本
Satoshi Matsunaga
聡 松永
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽内での水藻の発生を防止した感光材料
処理装置を得る。 【構成】 装置の電源が投入されると最初のステップ2
00で2.5分の間給水ポンプを作動させて、リンス槽
へ水を供給する。これによって、80mlのリンス槽内に
225mlの水が供給される。また、ステップ204から
ステップ208によってフィルムの処理中であることが
確認されると給水ポンプを作動し、フィルムが処理され
ていないときは、ステップ210からステップ214に
よって15分毎に給水ポンプを作動させてリンス槽へ9
0mlづつの水を流す。ステップ216、218では、装
置の稼動が終了したことを確認すると、1分間の給水ポ
ンプの作動を2回行った後に終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を処理する際
に、感光材料の搬送に伴うひとつの処理槽から後段の処
理槽への処理液のキャリーオーバーを防止すると共に、
クロスオーバー部のローラを洗浄するための洗浄槽を備
えた感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付けられた感光材料は、感光材
料処理装置によって、現像液、定着液、水洗水等の処理
液によって順に処理され、この後乾燥されて仕上げられ
る。このような感光材料処理装置では、上流側の処理液
が感光材料に付着して下流側の処理槽に混入するのを防
止したり、処理槽間のクロスオーバー部のローラに付着
した処理液成分が転写することによって感光材料に処理
むらが生ずるのを防止したりするために、感光材料やロ
ーラの表面に付着した処理液を洗い流す洗浄槽を設けた
ものがある。
【0003】例えば、現像槽、定着槽、水洗槽を感光材
料の搬送路に沿って順に配置した感光材料処置装置に、
現像槽と定着槽の間及び定着槽と水洗槽の間に、感光材
料を洗浄する洗浄液を貯留した洗浄槽(以下「リンス
槽」と言う)を設けたものがある。このような装置のリ
ンス槽に貯留される洗浄液は、主に水を使用したものが
あり、これらのリンス槽内の洗浄水(以下「リンス液」
と言う)に感光材料を搬送するためのローラの一部を浸
した状態にしている。このリンス液に浸かったローラが
感光材料と接触するとき、ローラによって汲み上げられ
たリンス液によって感光材料を洗浄すると共に、ローラ
自体を洗浄するようにしている。
【0004】一般に、感光材料処理装置には、定着処理
の終了した感光材料を洗浄するための水洗槽が設けられ
ている。この水洗槽では、感光材料の表面から定着液の
成分を完全に除去して、後段の乾燥部で乾燥された感光
材料の表面に定着液成分が析出しないようにしている。
このため水洗槽には多量の水が供給されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リンス
槽には、感光材料の表面に付着した現像液、定着液等を
除去するのに必要な量しか供給しておらず、リンス槽内
及びリンス槽へ給水するための配管内に水藻が発生して
しまうことがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
であり、洗浄槽(リンス槽)内での水藻の発生を抑えた
感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料処理装置は、感光材料を処理する処理液が貯留
された複数の処理槽の間に配置され洗浄水を貯留可能な
洗浄槽と、装置内で使用する水を貯留する貯水槽と、前
記貯水槽から前記洗浄槽へ洗浄水を供給する給水手段
と、を備えた感光材料処理装置であって、前記給水手段
によって所定時間内に前記洗浄槽内の洗浄水を入れ換え
可能な量の洗浄水を洗浄槽へ供給すると共に、前記感光
材料の処理中は前記給水手段が連続して作動することを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
は、請求項1の感光材料処理装置であって、前記感光材
料処理装置の立ち上げ時及び装置の停止時に前記給水手
段が所定時間作動することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る感光材料処理装置
は、請求項1又は請求項2の感光材料処理装置であっ
て、前記感光材料処理装置のスタンバイ時に前記給水手
段が間欠的に作動することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る感光材料処理装置
は、請求項1から請求項3の何れかの感光材料処理装置
であって、前記貯水槽内に水藻防止剤を入れ、前記給水
手段が水藻防止剤によって処理された水を前記洗浄槽へ
供給することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る感光材料処理装置
は、請求項1から請求項4の何れかの感光材料処理装置
であって、前記洗浄槽内の洗浄水の量を約100ml以下
とし、洗浄水の置換率を1.0/min 以上としたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置で
は、洗浄槽内の水を所定時間毎に入れ換える、所謂、置
換率を高くしている。置換率を高くすることによって、
洗浄槽内に同じ水が長い時間貯留されていることがな
く、水藻の発生を抑えることができる。
【0013】例えば、洗浄槽の容量を80mlとし、給水
手段(例えば給水ポンプ)によって90ml/min の水を
供給するようにすれば、1分当たりの洗浄槽内の洗浄水
の置換率を約1.1とすることができる。この洗浄水の
所定時間毎の置換率を上げることによって、洗浄槽内の
洗浄水中にに水藻が発生することがない。また、洗浄槽
へ水を供給する配管についても同様である。
【0014】このとき、洗浄槽の容量は、例えば100
ml以下と少なくすることが好ましく、これによって、少
量の水で置換率を上げることができ、水を多量に消費す
ることがない。また、小型の給水ポンプを用いることが
できるので、装置のコストを低減できると共に、装置の
ランニングコストを抑制することができる。
【0015】本発明の請求項2に記載の感光材料処理装
置では、装置の立ち上げ時及び装置の稼動終了時に給水
手段によって水を供給する。装置立ち上げ時に洗浄槽へ
給水することにより、水藻の発生している恐れのある水
を新鮮な水と入れ換えると共に、洗浄槽及び洗浄槽へ給
水するための配管内を洗浄する。また、装置の稼動終了
時に洗浄槽へ給水することにより、新鮮な水を洗浄槽内
に貯留する。
【0016】これによって、洗浄槽内を洗浄すると共に
洗浄槽内に水藻が発生するのを抑えることができる。
【0017】本発明の請求項3に記載の感光材料処理装
置は、感光材料が処理可能な状態に待機している状態
(スタンバイ状態)にも所定時間毎に洗浄槽へ給水す
る。すなわち、洗浄槽へ頻繁に水を供給することによっ
て、洗浄槽への配管内及び洗浄槽内で水藻の発生可能な
状態である水の滞留を防止し、水藻の発生を抑えること
ができる。
【0018】前記した如く、このように頻繁に洗浄槽へ
給水するためには、装置の水の使用量が増加するが、洗
浄槽を小さくすることによって、水の供給量が少なくと
も洗浄槽中の洗浄水の置換率を高くすることができる。
【0019】本発明の請求項4に記載の感光材料処理装
置では、貯水槽に水藻防止剤供給手段を設け、水藻防止
剤を含んだ水を洗浄槽に供給している。これによって、
洗浄槽内及び洗浄槽への配管内に水が発生するのを抑え
ることができる。
【0020】この水藻防止剤を含んだ水としては、例え
ば水洗槽に供給する水を使用することが可能であり、貯
水槽内に水藻防止剤を入れておき、この貯水槽内の水を
水洗槽と洗浄槽へ供給するようにすればよい。このよう
にすれば、洗浄槽への給水用に水藻防止剤を入れた貯水
槽を特別に設ける必要がない。
【0021】本発明の請求項5に記載の感光材料処理装
置では、洗浄槽の洗浄水の量を約100mlと少なくし、
置換率を1.0/min 以上と高くしているので、水藻の
発生が少なく、かつ、小型の洗浄水給水ポンプを用いる
ことができる。
【0022】
【実施例】図面を参照して、本発明が適用された感光材
料処理装置である自動現像装置10について説明する。
この自動現像装置10は、感光材料としてフィルム20
を現像、定着、水洗処理したのち、乾燥処理して仕上げ
るものである。
【0023】図1に示されるように、自動現像装置10
は、機枠12内に処理液処理部14及び乾燥部16が設
けられている。処理液処理部14は、内部にフィルム2
0の搬送方向(図1に示す矢印A方向)に沿って、区画
された現像槽22、定着槽24及び水洗槽26を備え、
また、現像槽22と定着槽24の間、定着槽24と水洗
槽26の間にリンス槽(洗浄槽)28、30を有する処
理槽18を備えている。なお、自動現像装置10では、
処理槽18を樹脂の一体成形品としている。
【0024】自動現像装置10の機枠12に形成された
フィルム20の挿入口32の近傍には、外方へ向けて突
設された挿入テーブル34を備え、また、挿入口32の
内方には、挿入テーブル34上に載置され挿入口32か
ら挿入されるフィルム20を引き入れる挿入ローラ36
が配設されている。なお、挿入テーブル34の代わりに
オートフィーダ等を設けてフィルム20を自動的に挿入
するようにしてもよい。
【0025】この挿入口32の近傍には、挿入センサ9
4が配置されており、挿入口32から自動現像装置10
内へ挿入されるフィルム20を検出するようになってい
る。また、後述する乾燥部16の排出口78の近傍に
は、自動現像装置10から排出されるフィルム20を検
出する排出センサ96が備えられており、自動現像装置
10では、挿入センサ94と排出センサ98によって、
フィルム20を処理中であるか否かを判断できるように
なっている。また、挿入センサ94によってフィルム2
0の挿入を検出しながら、自動現像装置10でのフィル
ム20の処理量を積算することができるようになってい
る。
【0026】現像槽22内には、現像液が収容されると
共に、図示しないモータによって駆動されてフィルム2
0を搬送する搬送ローラ38を有する現像ラック40が
現像液に浸漬されて配設されている。また、定着槽24
は定着液を収容し、水洗槽26は水洗水を収容してお
り、図示しないモータによって駆動される搬送ローラ4
2、44を備えた定着ラック46、水洗ラック48が各
々定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。
【0027】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
上方には、クロスオーバーラック50が配設されてい
る。このクロスオーバーラック50は、現像槽22、定
着槽24及び水洗槽26の上方に配置されたラック5
2、54、56によって構成されており、各々のラック
52、54、56の下面がガイドの役目を有すると共
に、各処理液が外気と接触するのを防止するための浮蓋
の役目も合わせ持っている。
【0028】クロスオーバーラック50には、複数のロ
ーラが備えられ、図示しない駆動源から伝達される駆動
力によって回転して、前記現像ラック40、定着ラック
46及び水洗ラック48のローラと共に一定速度でフィ
ルム20を搬送するようになっている。
【0029】現像槽22及び定着槽24のそれぞれの下
流側に配置されたリンス槽28、30には、搬送される
フィルム20を洗浄する洗浄水であるリンス液(本実施
例では水を使用)を貯留している。フィルム20がリン
ス液で洗浄されることによって、上流側の槽から下流側
の槽へ処理液が感光材料によって持ち込まれるのを防止
している。また、リンス槽28、30内のローラ60を
リンス液で洗浄することにより、ローラ60に付着した
処理液成分がフィルム20へ転写することによって生ず
る処理むらを防止している。
【0030】現像槽22の上方のラック52は、挿入ロ
ーラ36を備えていると共に、フィルム20を現像槽2
2から引き出すローラ58、リンス槽28に配置される
ローラ60を備えている。ローラ60の下側のローラ
は、リンス槽28内のリンス液に浸漬されており、ロー
ラ60の回転によってリンス槽28内のリンス液がロー
ラに汲み上げられてフィルム20の表面に付着している
現像液を洗い流すようにしている。
【0031】このラック52に配置されたローラ60の
少なくとも一方のローラは、吸水ローラとなっており、
ローラ60によって挟持したフィルム20の表面から現
像液を吸い取ると共にローラ60によって汲み上げられ
たリンス液によってフィルム表面を洗浄するようにして
いる。また、フィルム20の後端がローラ60の間を通
過するとき、フィルム20の後端に付着している現像液
を吸水ローラによって吸い取るようになっている。な
お、本実施例では、吸水ローラとしては、ポリウレタン
ミクロポーラススポンジを用いたルビセル(商品名、東
洋ポリマー社製)を用いたが、エクセーヌ等の被覆ロー
ラであってもよく、また、他の発泡ポリウレタンローラ
であってもよい。また、ローラ60の間のニップ力は、
1g/cm2 〜35g/cm2 とすることができる。
【0032】ローラ60は、このニップ力によってフィ
ルム20を挟持したとき、吸水ローラが収縮し、フィル
ム20を送り出すときに形状復元してフィルム20の表
面から現像液を吸い取るようになっている。特にローラ
60によってフィルム20が挟持されて搬送されると
き、フィルム20の表面に付着した現像液が、フィルム
20の後端に廻り込むため、フィルム20は後端に現像
液が付着した状態でローラ60から送り出されることが
ある。フィルム20の後端に現像液が付着した状態であ
ると、乾燥処理されたフィルム20の後端部に現像液ダ
レによる現像ムラ等の仕上がり不良が生じることがあ
る。
【0033】自動現像装置10では、リンス槽28のロ
ーラ60の少なくとも一方に吸水ローラを用いており、
これによって、上記のようなフィルム20の後端部に現
像液ダレによる仕上がり不良が生じるのを防止してい
る。この際、リンス槽28のリンス液(洗浄液)はこの
ローラ60によって汲み上げられ、フィルム20の表面
を同時に洗浄できるようになっている。なお、ローラ6
0の双方のローラを吸水ローラとしたものであってもよ
い。
【0034】定着槽24の上方のラック54は、定着槽
24からフィルム20を引き出すローラ58、リンス槽
30に配置されるローラ60を備えている。このローラ
60も少なくとも一方のローラを吸水ローラとすること
ができる。
【0035】また、水洗槽26の上方のラック56に
は、水洗槽26からフィルム20を引き出して搬送する
ローラ59、61を備えており、ローラ59、61は、
フィルム20に付着した水洗水をスクイズする役目も有
している。このローラ59としては、フェノール又はP
ETゴム製のローラが適用可能であり、水洗槽26から
送り出されたフィルム20を挟持搬送すると共に、フィ
ルム20に付着している水洗水を絞り取るようになって
いる。
【0036】ローラ61は、フィルム20の乳剤面に接
触する側のローラ61Aに硬度が約20°程度の柔らか
い吸水ローラを使用している。また、フィルム20のバ
ック面に接触する側のローラ61Bには、一般的なフェ
ノール又はPETゴム製のローラ又は、硬度が約60°
C程度の硬めの吸水ローラを使用している。これによっ
て、フィルム20のバック面に接触するローラ61Bの
表面にフィルム20の水分が付着すると、この水分を吸
水性を有するローラ61Aによって吸い取ることができ
る。このため、ローラ61Bの表面にフィルム20に付
着していた定着液中の成分が析出するのを抑えることが
できる。また、ローラ61Bの表面に定着液中の成分が
析出しても、柔らかく吸水性を有するローラ61Aと接
触することによって、ローラ61Aが吸い取った水洗水
によって定着液中の成分を解かすことができる。このた
め、フィルム20のバック面に対向するローラ61Bの
表面に析出した定着液中の成分が、フィルム20のバッ
ク面に付着し、乾燥処理されたフィルム20のバック面
に定着液中の成分が残ることによる白色の汚れを防止す
ることができる。
【0037】また、フィルム20から水分を確実に吸い
取ることができるため、効率の良いスクイズが可能とな
り、後段の乾燥部16での乾燥効率を向上させることが
できる。なお、後述する乾燥部16の最初のローラ対も
同様の構成としてスクイズを行うことにより、スクイズ
効果を一層向上させることができる。
【0038】図3に示されるように、現像槽22、リン
ス槽28、定着槽24、リンス槽30及び水洗槽26を
一体で形成する処理槽18は、上面が機枠12の上蓋1
1Aによって覆われ、挿入口32側が側板11Bによっ
て覆われており、フィルム20の搬送路のみが開口され
るように組付けられている。
【0039】また、現像槽22の下方には、ファン16
0が設けられている。このファン160の入側は、前記
現像槽22と側板11Bの間の空間部分と連通されてお
り、ファン160の出側は、ダクト162(図1に図
示)によって機外と連通されている。このため、ファン
160の作動によって、各処理槽上部と上蓋11Aの間
の空気を現像槽22と側板11Bの間の空間を介して機
外に排出することができるようになっている。すなわ
ち、一体で形成された処理槽18と機枠12の上蓋11
A及び側板11Bによって各処理槽の上部の空気を排出
する排気ダクトが形成されている。
【0040】このような処理槽18と機枠12の間の空
間を利用した排気ダクト構造を形成することによって、
特に排気ダクトのスペースを設けこのスペース内に屈曲
したダクトを配置することなく、効率良く各処理槽から
蒸発した水分を含んだ空気を排気することができるよう
になっている。また、自動現像装置10の排気ダクト
は、挿入口32から現像槽22へのフィルム20の搬送
路を横切るように形成されているため、ファン160を
作動させて処理槽上部の空気を排出させれば、この処理
槽上部の処理槽から蒸発した水分を含んだ空気が挿入口
32から機外へ漏れることがない。
【0041】この処理槽18の下方には、熱交換器62
が配設されており、現像槽22、定着槽24内の現像
液、定着液がそれぞれ熱交換器62へ送られ、熱交換さ
れた後に再び、現像槽22、定着槽24へ戻されるよう
になっており、これによって、現像槽22内の現像液、
定着槽24内の定着液が所定の温度範囲に維持されてい
る。
【0042】ここで、自動現像装置10内の処理液の循
環について説明する。図1及び図2に示されるように、
自動現像装置10には、現像槽22、定着槽24の各々
への補充用の現像液、定着液となる現像補充原液及び定
着補充原液を貯留するストックタンク64、66が備え
られている。
【0043】図2に示されるように、自動現像装置10
には、現像補充原液と定着補充原液が密封されたカート
リッジ100を装填するカートリッジ装填部102が設
けられている(図1では図示省略)。自動現像装置10
で使用するカートリッジ100は内部が3室に仕切られ
ており、各々に定着補充原液及び2液に分けられた現像
補充原液が密封されており、各々のキャップ104に設
けられたパッキン(図示省略)を破いて開封することに
よって、内部の液体が流出可能となる。
【0044】このカートリッジ100は、キャップ10
4が略下方に向けられてカートリッジ装填部102のカ
ートリッジ受け106へ圧入されるようになっている。
カートリッジ受け106内には、カートリッジ100の
各々のキャップ104に対応して穿孔刃(図示省略)を
備えており、カートリッジ100がカートリッジ受け1
06へ装填されることによって、各穿孔刃がキャップ1
04のパッキンを破いて、カートリッジ100の定着補
充原液及び現像補充原液をカートリッジ受け106内に
流出させることができる。
【0045】カートリッジ受け106は内部が2室に区
画され、区画された一方が定着補充原液を捕集し、他方
がカートリッジ100内で2液に分けられた現像補充原
液を一括して捕集するようになっている。カートリッジ
受け106によって捕集された現像補充原液は、配管1
10によってストックタンク64へ案内され、定着補充
原液は配管112によってストックタンク66へ案内さ
れて貯留される。
【0046】現像補充原液を貯留するストックタンク6
4には、2液に分けられていた現像補充原液を攪拌して
均一に混合するための混合ポンプ114が設けられてお
り、カートリッジ100からストックタンク64に収容
された現像補充原液をストックタンク64内で均一に混
合している。なお、カートリッジ受け106内で現像補
充原液が一括して捕集され、同一の配管110を通して
ストックタンク64へ収容するようにしているため、現
像補充原液が2液に分けられていてもストックタンク6
4内で容易に混合させることができるようになってい
る。
【0047】一方、現像槽22、定着槽24には、槽内
の一部をフィルタ116によって区画して混合槽11
8、120が形成されている。
【0048】混合槽118、120には、現像補充原液
及び定着補充原液を所定濃度に薄めるための希釈水を供
給する配管148A、148Bの一端が開口していると
共に、一端が各々ストックタンク64、66の底部近傍
に開口した配管122、124の他端が開口している。
【0049】これらの配管122、124の中間部に
は、補充ポンプ68、69が備えられており、補充ポン
プ68が作動することによって、ストックタンク64内
の現像補充原液が配管122を通って現像槽22の混合
槽118へ供給され、循環ポンプ69が作動することに
よって、ストックタンク66内の定着補充原液が配管1
24を通って定着槽24の混合槽120へ供給される。
なお、補充ポンプ68、69の作動に伴って、配管14
8A、148Bを介して後述する給水手段によって混合
槽118、120内に所定の比率で水(希釈水)を供給
するようになっている。
【0050】これによって、混合槽118内には、現像
槽22内の現像液、現像補充原液及び水が貯留され、混
合槽120内には、定着槽24内の定着液、定着補充原
液及び水が貯留された状態となる。
【0051】現像槽22、定着槽24の各々の上部は、
混合槽118、120の底部と配管126、128によ
って連通されており、各々の配管126、128の中間
部には、前記熱交換器62及び循環ポンプ130、13
2が配設されており、循環ポンプ130の作動によっ
て、混合槽118内の現像液が配管126内に吸引され
熱交換器62を介して現像槽22内へ戻され、現像槽2
2内の現像液が配管128内に吸引されフィルタ116
を通過して混合槽118へ至る現像液の循環がなされ
る。また、循環ポンプ132の作動によって混合槽12
0内の定着液が熱交換器62を介して定着槽24内に戻
され、定着槽24内の定着液がフィルタ116を介して
混合槽120へ至る定着液の循環がなされる。これによ
って混合槽118内の現像補充原液、水及び現像槽22
内の現像液が混合され、混合槽120内の定着補充原
液、水及び定着槽24内の定着液が混合され、それぞれ
現像液、定着液が作られる。
【0052】なお、現像槽22及び定着槽24の混合槽
118、120へそれぞれ現像補充液、定着補充液及び
水を供給することによって余剰となった現像液、定着液
は、図示しないオーバーフロー管によって廃液タンク
(図示省略)へ排出されるようになっている。
【0053】現像槽22、定着槽24の底部には、一端
に排液バルブ70が設けられた配管134、136が開
口されており、排液バルブ70を開くことによって、現
像槽22内の現像液及び定着槽24内の定着液を機外へ
排出することができるようになっている。
【0054】この自動現像装置10では、フィルム20
の処理量に応じて、現像補充原液と定着補充原液が所定
の比率になるように現像補充原液、定着補充原液及び所
定量の水を、現像槽、定着槽へ供給している。これによ
って、ストックタンク64、66内の現像補充原液、定
着補充原液とが略同時に所定の最低残量に達するように
している。すなわち、ストックタンク64、66内の現
像補充原液と定着補充原液とがほぼ同時に最低残量に達
するので、現像補充原液と定着補充原液とが収容された
カートリッジ100を交換することによって、同時に現
像補充原液と定着補充原液の補充を開始できるようにし
ている。なお、ストックタンク64、66内の現像補充
原液、定着補充原液の残量は、残量検出センサ156に
よって検出され、カートリッジ100の交換タイミング
を告知できるようになっている。
【0055】現像液及び定着液の補充を行うための、補
充ポンプ68、69、液面検出センサ156、混合ポン
プ114、熱交換器62及び循環ポンプ130、132
は、制御部98へ接続され制御されている。
【0056】次に自動現像装置10内の給水について説
明する。自動現像装置10では、上水道からソレノイド
バルブ140を介して直接水槽水を取り入れるようにし
ている。このソレノイドバルブ140が接続された配管
142は、水洗槽26の一部を仕切って形成した給水槽
144へ開口されており、自動現像装置10に取り入れ
た水道水をこの給水槽144へ供給している。この給水
槽144内には、水藻防止剤供給手段168が配置され
ており、自動現像装置10の内部で使用する水によって
水藻が発生するのを防止している。
【0057】給水槽144の底部には、配管146の一
端が開口されている。配管146は、配管148と配管
150に分岐されており、配管148の中間部には、給
水ポンプ152が配設され、この給水ポンプ152の出
口側で配管148A、148Bに分岐されており、分岐
された配管148A、148Bは各々、現像槽22の混
合槽118、定着槽24の混合槽120の上方で開口さ
れている。また、配管150の中間部には、給水ポンプ
154が配設され、この給水ポンプ154の出口側で、
リンス槽28の上方に開口された配管150Aとリンス
槽30の上方に開口された配管150Bに分岐されてい
る。
【0058】これによって、給水ポンプ152の作動に
よって、給水槽144内の水が希釈水として現像槽22
の混合槽118、定着槽24の混合槽120へ供給さ
れ、給水ポンプ154の作動によって、リンス液として
リンス槽28、30へ供給される。また、給水槽144
内に供給された水道水の一部は、水洗槽26内へ流れ込
んで水洗水として使用される。なお、リンス槽28、3
0へ給水されることによって余剰となった水は、図示し
ないオーバーフロー管によって廃液タンク(図示省略)
へ排出されるようになっている。また、水洗槽26から
オーバーフローした水は、熱交換器62の冷却用に使用
した後に排出し、水を効率良く使用するようにしてい
る。
【0059】ソレノイドバルブ140及び給水ポンプ1
52は、制御部98に接続されており、ソレノイドバル
ブ140は、自動現像装置10の稼動時に開かれて、給
水槽144へ給水される。また、給水ポンプ152は、
補充ポンプ68、69と共に作動するようになってい
る。
【0060】なお、自動現像装置10内に貯水タンクを
設けて、この貯水タンクに貯留した水を給水槽144へ
供給するようにしてもよく、また、この貯留タンクから
各槽へ給水するようにしてもよい。
【0061】ここで、リンス槽28、30について説明
する。図4に示されるように、リンス槽28、30に
は、長手方向(フィルム20の搬送幅方向)の一端に、
前記給水用の配管150A、150Bが開口されてお
り、他端には、オーバーフロー槽160が配設されてい
る。リンス槽28、30とオーバーフロー槽160との
間には、隔壁162が設けられており、リンス槽28、
30からこの隔壁162を乗り越えてオーバーフロー槽
160に流れ込んだ水を図示しないオーバーフロー管に
よって排出するようにしている。自動現像装置10で
は、リンス槽28、30のそれぞれに80mlの水を水洗
水として貯留することができるようになっている。
【0062】給水用の配管150A、150Bの各々の
先端の注水ノズル164には、配管150A、150B
の断面積に対して開口を狭めるためのオリフィス166
が配設されている。このオリフィス166の縮径された
開口は、リンス槽28、30へ向けられており、給水ポ
ンプ154の作動によって配管150から送り込まれ、
分岐部150Cによって配管150A、150Bに分流
された水が、注水ノズル164のオリフィス166によ
って狭められた開口からリンス槽28、30内へ向けて
噴出される。これによって、給水ポンプ154の作動に
よって、リンス槽28、30の各々へバランス良く給水
されるようになっている。
【0063】なお、給水ポンプ154は、リンス槽2
8、30の各々に90ml/minの給水能力とされている。
これによって、リンス槽28、30の1分当たりのリン
ス液の置換率が約1.1となるように設定されている。
【0064】このリンス槽28、30内に貯留されたリ
ンス液には、ローラ60の下側のローラが一部浸漬され
て状態となっている。このため、ローラ60が回転する
ことによって、下側のローラに付着した水がリンス槽2
8内から汲み上げられる。このローラによって汲み上げ
られた水は、ローラ60によって挟持搬送されるフィル
ム20の表面に付着して、このフィルム20の表面から
現像液、定着液を各々洗い流すようになっている。
【0065】リンス槽28、30へ給水する給水ポンプ
154は、自動現像装置10の制御部98に接続されて
おり、制御部98によって作動が制御されている。この
制御部98による給水ポンプ154の作動は、自動現像
装置10が立ち上げられた時に、2分30秒作動し、装
置の稼動を終了させたときに1分間づつ2回作動するよ
うになっている。また、装置の稼動中には、フィルム2
0の処理が開始されると給水ポンプ154が連続して作
動し、フィルム20の処理が行われていないスタンバイ
状態のときに15分毎に1分間作動するようになってい
る。なお、自動現像装置10では、フィルム20の処理
を行っているか否かを挿入センサ94と排出センサ96
によって検出している。
【0066】図1に示されるように、処理液処理部14
内で各処理槽内を搬送されて処理されたフィルム20
は、クロスオーバーラック50のローラ61によって処
理液処理部14に隣接された乾燥部16内へ送り込まれ
る。
【0067】乾燥部16内には、複数のローラ対72よ
って、略水平状態でフィルム20を搬送する搬送路が形
成され、下流部のローラ74とガイド76によって略下
方へ向けられ、機枠12に形成された排出口78から受
け箱80内へ排出されるようになっている。
【0068】また、乾燥部16には、フィルム20の搬
送路を挟んで上下に複数の赤外線ヒータ82が配置され
ている。各々の赤外線ヒータ82は、長手方向がフィル
ム20の搬送幅方向に沿って配置され、フィルム20の
搬送路側には、ステンレスワイヤによって形成されたガ
イド84がフィルム20の幅方向に沿って設けられ、搬
送路と反対側には、反射鏡86が配設されている。この
ため、赤外線ヒータ82から輻射された熱は、反射鏡8
6によって効率良くガイド84の間からフィルム20の
表面へ向けられ、この輻射熱によって、フィルム20を
加熱して乾燥するようになっている。
【0069】乾燥部16には、赤外線ヒータ82に隣接
してファン88が配設されている。これらのファン88
は、機外の空気を乾燥風として吸い込んで、フィルム2
0の表面へ向けて噴出するようになっている。この乾燥
風によって、フィルム20から蒸発した水分をフィルム
20の表面近傍から除去すると共に、赤外線ヒータ82
によって加熱されたフィルム20の表面温度を所定の範
囲に維持するようにしている。
【0070】また、ローラ74、ガイド76の近傍に
は、フィルム20の搬送路を挟んで吹出パイプ90が配
設されており、この吹出パイプ90には、乾燥部16の
下部に配置されたファン92から機外の空気が乾燥風と
して供給される。吹出パイプ90は、この乾燥風をフィ
ルム20へ向けて吐出して、ローラ74、ガイド76の
間を搬送されるフィルム20の表面近傍の湿度の高い空
気を除去して、フィルム20の乾燥を促進するようにし
ている。
【0071】次に、本実施例の作用を説明する。自動現
像装置10では、挿入口32からフィルム20が挿入さ
れると、フィルム20は挿入ローラ36によって装置内
へ引き入れられて現像槽22内へ送り込まれる。このフ
ィルム20は、現像ラック40によって現像液に浸漬さ
れながら搬送されてリンス槽28へ送り出され、このリ
ンス槽28内で表面に付着した現像液が洗い流される。
【0072】フィルム20は、リンス槽28から定着槽
24内へ搬送され、定着ラック46によって定着液に浸
漬されながら搬送され、リンス槽30で定着液が洗い流
される。
【0073】現像処理、定着処理の終了したフィルム2
0は、水洗ラック48によって水洗水中を搬送されなが
ら水洗され、クロスオーバーラック50のラック56に
設けたローラ58、61によって、表面に付着した水洗
水が絞り取られながら処理液処理部14から乾燥部16
へ送り込まれる。
【0074】乾燥部16では、ローラ対72によってフ
ィルム20を搬送しながら、赤外線ヒータ82によって
加熱して、フィルム20を乾燥する。乾燥されたフィル
ム20は、ローラ74及びガイド84によって排出口7
8へ向けて搬送され、受け箱80へ排出される。
【0075】この自動現像装置10では、フィルム20
が処理される際に、現像槽22及び定着槽24内の現像
液、定着液の循環が行われると共に、補充用の現像液、
定着液の供給が行われ、水洗槽26、リンス槽28、3
0に水が供給され処理性能が一定に保たれている。
【0076】また、自動現像装置10では、装置の電源
が投入されて立ち上げられると、ソレノイドバルブ14
0が開かれて水洗槽26に隣接した給水槽144へ水道
水が供給されるようにしている。この給水槽144内に
は、水藻防止剤供給手段168が設けられているため、
水洗槽26のみならず、給水槽144からの配管14
6、148、148A、148B、150、150A、
150B、リンス槽28、30及び混合槽118、12
0内には、水藻防止剤が含まれた水が供給される。これ
によって、これらの配管内及びリンス槽28、30、混
合槽118、120、現像槽22、定着槽24、水洗槽
26内の水藻の発生が抑えられている。
【0077】ここで、自動現像装置10でのリンス槽2
8、30への給水を、図5に示すフローチャートにした
がって説明する。このフローチャートは、自動現像装置
10でのリンス槽28、30への吸水の制御を示したも
のである。
【0078】図5に示されるリンス槽への水供給ルーチ
ンは、自動現像装置10の電源が投入されて立ち上げが
行われると開始される。最初のステップ200では、給
水ポンプ154を2分30秒作動させて、リンス槽2
8、30へ給水する。これによって、各々のリンス槽2
8、30には、225mlの水が供給され、各々のリンス
槽28、30の容量が80mlであるため置換率が約2.
8となり、自動現像装置10の稼動前にリンス槽28、
30に入っていたリンス液がオーバーフローして、新た
に供給した水がリンス液として貯留される。次のステッ
プ202では、制御部98内の図示しないタイマーをス
タートさせる。
【0079】ステップ204では、挿入センサ94によ
って自動現像装置10内にフィルム20が挿入されたか
否か、すなわち、自動現像装置10でフィルム20の処
理を開始したか否かを確認し、フィルム20の挿入が挿
入検出センサ94によって検出されると、ステップ20
6で給水ポンプ154の作動を開始して、リンス槽2
8、30へ水を連続して供給する。この給水ポンプ15
4の作動は、最後に自動現像装置10へ挿入されたフィ
ルム20が排出センサ96によって検出され(ステップ
208)、自動現像装置10内でフィルム20の処理が
終了するまで続けられる。
【0080】また、ステップ204で、自動現像装置1
0内にフィルム20の挿入が検出されない場合、ステッ
プ210へ移行して、タイマーが所定時間に達したか否
かを確認する。すなわち、自動現像装置10でフィルム
20が処理されていない時間が15分以上となった場
合、次のステップ212へ移行して給水ポンプ154を
1分間作動させ、タイマーをリセット/スタートさせる
(ステップ214)。
【0081】ステップ216では、自動現像装置10の
稼動を終了するか否かを確認しており、例えば、自動現
像装置10の図示しない電源が切られた場合など、自動
現像装置10の作動の終了が入力されると、ステップ2
18へ移行して、給水ポンプ154の1分間の作動を2
回行った後、給水ポンプ154の作動を終了する。
【0082】このように、フィルム20が処理されてい
るか否かに拘らず、所定時間毎にリンス槽28、30へ
給水するようにすることによって、リンス槽28、30
及びリンス槽28、30へ給水するための配管150、
150A、150B及び給水ポンプ154内に水が長時
間滞ることがないため、水藻が発生することがない。ま
た、装置の稼動終了前には、リンス槽28、30及びこ
れらへ給水するための配管150、150A、150B
内に新鮮な水を送り込んでおくことにより、水藻の発生
を抑えることができる。また、装置稼動前に給水ポンプ
154を作動させるため、装置の停止時に水藻が発生し
かけても、この水を流すことができ、リンス槽28、3
0及び配管150、150A、150B内に発生しかけ
た水藻が残った状態で、フィルム20の処理を行うこと
がなくなる。
【0083】また、リンス槽28、30へ供給する水が
蓄えられた給水槽144内には、水藻防止剤供給手段1
68が設けられているため、この水藻防止剤で処理され
た水を使用することになり、一層、水藻の発生を防止す
ることができる。
【0084】ここで、自動現像装置10では、リンス槽
28、30の各々の容量を小さくしているため、頻繁に
給水ポンプ154を作動させても消費される水の量は少
なくて済む。
【0085】リンス槽28、30に貯留されたリンス液
には、ラック52、54のローラ60の下側のローラが
浸っており、ローラ60の回転によって下側のローラに
汲み上げられたリンス液が上側のローラへも付着する。
リンス槽28、30では、ローラ60にリンス液を付着
させて、ローラ60がフィルム20を挟持搬送すると
き、フィルム20の表面に付着している現像液または定
着液を洗い流す。同時にローラ60が洗浄される。
【0086】リンス槽28、30の容量が小さい場合、
フィルム20に付着した現像液、定着液を洗い流すと、
リンス槽28、30内のリンス液がすぐに汚れてしまう
が、フィルム20の処理中は、給水ポンプ154を連続
して作動させ、リンス槽28、30のリンス液をオーバ
ーフロー槽160へ排出するようにしているため、フィ
ルム20から洗い落とされた現像液又は定着液によって
リンス槽28、30内のリンス液が汚れた状態で残るこ
とがなく、きれいなリンス液によってフィルム20の表
面を洗浄することができる。
【0087】このように、本実施例に適用した、自動現
像装置10は、リンス槽28、30及びリンス槽28、
30へ給水するための配管150、150A、150B
及び給水ポンプ154内に水藻が発生することがないた
め、処理したフィルム20の表面を水藻で汚してしまう
ことがない。なお、本実施例に適用した、リンス槽2
8、30の容量、給水ポンプ154の能力、給水ポンプ
154の作動時間及び作動のタイミングは、本発明の一
例を示すものであり、本発明の適用は、本実施例に限定
するものではない。本発明は、洗浄槽及び洗浄槽への配
管内に長時間にわたって水の流れがとどこおるのを防止
することである。
【0088】また、本実施例では、感光材料処理装置と
して自動現像装置10を適用したが、本発明が適用され
る感光材料処理装置及びその構成を限定するものではな
い。また、処理される感光材料としては、フィルム20
に限定されず、印画紙、平版印刷版等の他の感光材料の
適用も可能であり、処理する感光材料に応じた感光材料
処理装置に適用が可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る感光材
料処理装置では、洗浄水を連続又は間欠的に洗浄槽へ供
給することによって、洗浄槽及び洗浄槽への給水手段に
水藻我発生するのを防止すると共に、好ましくは水藻防
止剤を用いることによって効果的に水藻の発生を防止す
ることができる。
【0090】また、洗浄槽内の洗浄水の量を少なくする
と共に所定の置換率以上とすることによって、洗浄槽及
び給水手段に水藻が発生するのを防止すると共に、水藻
が発生しかけても、これを流すことができる。このた
め、水藻が付着して感光材料の仕上がりを損ねることが
ない感光材料処理装置を得ることができる。
【0091】また、洗浄槽内の洗浄水の量を少なくして
いるので、小型のポンプを用いた場合でも置換率を大き
くすることができ装置のコストを低減できる。
【0092】これにより、多量に水を使用することなく
感光材料に付着した処理液が下流側の処理液に混入する
ことがない優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用された自動現像装置の概略構造
図である。
【図2】本実施例に適用された自動現像装置の概略配管
図である。
【図3】処理槽近傍を示す自動現像装置の概略断面図で
ある。
【図4】リンス槽近傍を示す概略斜視図である。
【図5】リンス槽への水供給を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 自動現像装置(感光材料処理装置) 20 フィルム(感光材料) 22 現像槽 24 定着槽 26 水洗槽 28、30 リンス槽(洗浄槽) 150、150A、150B 配管 154 給水ポンプ(給水手段) 144 給水槽(貯水槽) 168 水藻防止剤供給手段 98 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晋宏 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 松永 聡 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する処理液が貯留された
    複数の処理槽の間に配置され洗浄水を貯留可能な洗浄槽
    と、装置内で使用する水を貯留する貯水槽と、前記貯水
    槽から前記洗浄槽へ洗浄水を供給する給水手段と、を備
    えた感光材料処理装置であって、前記給水手段によって
    所定時間内に前記洗浄槽内の洗浄水を入れ換え可能な量
    の洗浄水を洗浄槽へ供給すると共に、前記感光材料の処
    理中は前記給水手段が連続して作動することを特徴とす
    る感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料処理装置の立ち上げ時及び
    装置の停止時に前記給水手段が所定時間作動することを
    特徴とする請求項1の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記感光材料処理装置のスタンバイ時に
    前記給水手段が間欠的に作動することを特徴とする請求
    項1又は請求項2の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記貯水槽内に水藻防止剤を入れ、前記
    給水手段が水藻防止剤によって処理された水を前記洗浄
    槽へ供給することを特徴とする請求項1から請求項3の
    何れかの感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄槽内の洗浄水の量を約100ml
    以下とし、洗浄水の置換率を1.0/min 以上としたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4の何れかの感光材
    料処理装置。
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