JPH0613502B2 - ビフェニル誘導体、その製法及びその合成中間体 - Google Patents
ビフェニル誘導体、その製法及びその合成中間体Info
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- JPH0613502B2 JPH0613502B2 JP1141989A JP14198989A JPH0613502B2 JP H0613502 B2 JPH0613502 B2 JP H0613502B2 JP 1141989 A JP1141989 A JP 1141989A JP 14198989 A JP14198989 A JP 14198989A JP H0613502 B2 JPH0613502 B2 JP H0613502B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、肝障害の治療・予防剤として有用であり、ま
た他の医薬化合物の合成中間体としても有用な新規ビフ
ェニル誘導体及びその製法に関する。
た他の医薬化合物の合成中間体としても有用な新規ビフ
ェニル誘導体及びその製法に関する。
(従来の技術) 肝臓は解毒、各種の代謝、栄養素の貯蔵など、種々の機
能を有する重要な臓器であるが、ウイルス、薬物、アル
コール等の様々な原因により障害を受け、急性肝炎、慢
性肝炎、脂肪肝等の肝疾患を生じ、最終的には、肝硬変
に至ることがある。特に、細胞の浸潤及び肝線維化等を
伴う慢性肝炎及び肝硬変は、難治療性の疾患として知ら
れている。
能を有する重要な臓器であるが、ウイルス、薬物、アル
コール等の様々な原因により障害を受け、急性肝炎、慢
性肝炎、脂肪肝等の肝疾患を生じ、最終的には、肝硬変
に至ることがある。特に、細胞の浸潤及び肝線維化等を
伴う慢性肝炎及び肝硬変は、難治療性の疾患として知ら
れている。
従来、このような肝障害の治療剤としては、例えばジメ
チル〔4,4′−ジメトキシ−5、6、5′,6′−ビ
ス(メチレンジオキシ)−2,2′−ビフェニルジカル
ボキシレート〕(DDB)等の対称型オクタ置換ビフェ
ニル化合物が知られている〔特開昭60-209582号〕。
チル〔4,4′−ジメトキシ−5、6、5′,6′−ビ
ス(メチレンジオキシ)−2,2′−ビフェニルジカル
ボキシレート〕(DDB)等の対称型オクタ置換ビフェ
ニル化合物が知られている〔特開昭60-209582号〕。
(発明の構成及び効果) 本発明は、次式で示される新規ビフェニル誘導体及びそ
の製法に関する。
の製法に関する。
(但し、R1〜R6は、1又は2個が水素原子であり他
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Alkは低級アルキレン
基、Arlがo-フェニレン基、nが0又は1を表す。) 本発明の目的物(I)は、DDBの如き従来公知の対称
型オクタ置換ビフェニル化合物とは異なり、非対称型ヘ
キサ又はヘプタ置換ビフェニル構造をもつ新規化合物で
あり、それ自体肝障害に対して優れた治療・予防効果を
有すると共に、他の医薬化合物の合成中間体としても有
用な化合物である。
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Alkは低級アルキレン
基、Arlがo-フェニレン基、nが0又は1を表す。) 本発明の目的物(I)は、DDBの如き従来公知の対称
型オクタ置換ビフェニル化合物とは異なり、非対称型ヘ
キサ又はヘプタ置換ビフェニル構造をもつ新規化合物で
あり、それ自体肝障害に対して優れた治療・予防効果を
有すると共に、他の医薬化合物の合成中間体としても有
用な化合物である。
本発明のビフェニル誘導体(I)の具体例としては、R
1〜R3の内、R1又はR3の一方が水素原子又は低級
アルコキシ基であり他の2つが低級アルコキシ基もしく
はフェニル低級アルコキシ基であるか又は互いに結合し
て低級アルキレンジオキシ基を形成し、R4〜R6の
内、R4又はR6の一方が水素原子であり他の2つが低
級アルコキシ基であるか又は互いに結合して低級アルキ
レンジオキシ基を形成している化合物をあげることがで
きる。
1〜R3の内、R1又はR3の一方が水素原子又は低級
アルコキシ基であり他の2つが低級アルコキシ基もしく
はフェニル低級アルコキシ基であるか又は互いに結合し
て低級アルキレンジオキシ基を形成し、R4〜R6の
内、R4又はR6の一方が水素原子であり他の2つが低
級アルコキシ基であるか又は互いに結合して低級アルキ
レンジオキシ基を形成している化合物をあげることがで
きる。
また、好ましい化合物は、 R1及びR2が低級アルコキシ基であるかもしくは互
いに結合して低級アルキレンジオキシ基を形成し、R3
が水素原子であるか; R1が水素原子もしくは低級アルコキシ基であって、
R2及びR3が互いに結合して低級アルキレンジオキシ
基を形成するか; R1〜R3が共に低級アルコキシ基であるか; 又はR1が低級アルコキシ基、R2がフェニル低級ア
ルコキシ基、R3が水素原子であり、 かつR4及びR5が互いに結合して低級アルキレンジオ
キシ基を形成し、R6が水素原子である化合物である
か、 或いはR1が水素原子、R2及びR3が互いに結合して
低級アルキレンジオキシ基を形成し、R4が水素原子、
R5及びR6が低級アルコキシ基である化合物である。
いに結合して低級アルキレンジオキシ基を形成し、R3
が水素原子であるか; R1が水素原子もしくは低級アルコキシ基であって、
R2及びR3が互いに結合して低級アルキレンジオキシ
基を形成するか; R1〜R3が共に低級アルコキシ基であるか; 又はR1が低級アルコキシ基、R2がフェニル低級ア
ルコキシ基、R3が水素原子であり、 かつR4及びR5が互いに結合して低級アルキレンジオ
キシ基を形成し、R6が水素原子である化合物である
か、 或いはR1が水素原子、R2及びR3が互いに結合して
低級アルキレンジオキシ基を形成し、R4が水素原子、
R5及びR6が低級アルコキシ基である化合物である。
ここに、低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルキレン基としては、炭素数1〜6のアルキル基、アル
コキシ基及びアルキレン基があげられ、炭素数1〜4の
ものがとりわけ好ましい。
ルキレン基としては、炭素数1〜6のアルキル基、アル
コキシ基及びアルキレン基があげられ、炭素数1〜4の
ものがとりわけ好ましい。
本発明によれば、一般式(I)で示されるビフェニル誘
導体は、一般式 HO-Alk-(Arl)n-OH (II) (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるアルコール化合物又はその塩と一般式 (但し、Xはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
一意味を有する。) で示される2−ハロゲノ安息香酸化合物、そのカルボキ
シル基における反応性誘導体又はその塩とを反応させ、
かくして得た一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるジハロゲノ化合物を分子内閉環反応に付すこ
とにより製造することができる。
導体は、一般式 HO-Alk-(Arl)n-OH (II) (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるアルコール化合物又はその塩と一般式 (但し、Xはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
一意味を有する。) で示される2−ハロゲノ安息香酸化合物、そのカルボキ
シル基における反応性誘導体又はその塩とを反応させ、
かくして得た一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるジハロゲノ化合物を分子内閉環反応に付すこ
とにより製造することができる。
原料化合物(II)、(III)及び(IV)の反応は、いずれもエ
ステル合成の常法に従い、実施することができる。例え
ば原料化合物(III)又は(IV)の反応性誘導体を用いる場
合、当該反応は適当な溶媒中、脱酸剤の存在又は非存在
下に実施することができる。原料化合物(III)及び(IV)
の反応性誘導体としては、例えば、対応する酸ハライ
ド、混合酸無水物、活性エステル等を、また、脱酸剤と
しては、例えば、水酸化アルカリ金属、炭酸アルカリ金
属、炭酸水素アルカリ金属、N,N−ジアルキルアミノ
ピリジン、ピリジン、トリアルキルアミン、N,N−ジ
アルキルアニリン及びN−アルキルモルホリン等をいず
れも好適に用いることができる。一方、遊離の安息香酸
化合物(III)又は(IV)を用いる場合、当該反応は、例え
ば、縮合剤の存在又は非存在下で実施することができ
る。縮合剤としては、例えば、N,N′−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N′−モル
ホリノカルボジイミド、N−エチル−N′−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド等慣用の縮合剤を
いずれも好適に用いることができる。上記反応はいずれ
も、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テ
トラヒドロフラン、ジクロロメタン、酢酸エチル、アセ
トニトリル等慣用の溶媒中、冷却下〜加温下、例えば0
〜50℃で好適に進行する。
ステル合成の常法に従い、実施することができる。例え
ば原料化合物(III)又は(IV)の反応性誘導体を用いる場
合、当該反応は適当な溶媒中、脱酸剤の存在又は非存在
下に実施することができる。原料化合物(III)及び(IV)
の反応性誘導体としては、例えば、対応する酸ハライ
ド、混合酸無水物、活性エステル等を、また、脱酸剤と
しては、例えば、水酸化アルカリ金属、炭酸アルカリ金
属、炭酸水素アルカリ金属、N,N−ジアルキルアミノ
ピリジン、ピリジン、トリアルキルアミン、N,N−ジ
アルキルアニリン及びN−アルキルモルホリン等をいず
れも好適に用いることができる。一方、遊離の安息香酸
化合物(III)又は(IV)を用いる場合、当該反応は、例え
ば、縮合剤の存在又は非存在下で実施することができ
る。縮合剤としては、例えば、N,N′−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N′−モル
ホリノカルボジイミド、N−エチル−N′−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド等慣用の縮合剤を
いずれも好適に用いることができる。上記反応はいずれ
も、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テ
トラヒドロフラン、ジクロロメタン、酢酸エチル、アセ
トニトリル等慣用の溶媒中、冷却下〜加温下、例えば0
〜50℃で好適に進行する。
なお、上記反応は原料化合物(II)〜(IV)を同時に反応系
に加えて実施し得ると共に、まず原料化合物(II)と(II
I)を反応させた後、該生成物に原料化合物(IV)を反応さ
せて実施することもできる。また本発明の目的物(I)
には、R1〜R6が非対称型となるビフェニル誘導体が含ま
れるが、かかる非対称型目的物は、一般的には、原料化
合物(II)、とりわけそのn=1の化合物と原料化合物(I
II)とを反応させて製造するのが好ましい。
に加えて実施し得ると共に、まず原料化合物(II)と(II
I)を反応させた後、該生成物に原料化合物(IV)を反応さ
せて実施することもできる。また本発明の目的物(I)
には、R1〜R6が非対称型となるビフェニル誘導体が含ま
れるが、かかる非対称型目的物は、一般的には、原料化
合物(II)、とりわけそのn=1の化合物と原料化合物(I
II)とを反応させて製造するのが好ましい。
続く、化合物(V)の分子内閉環反応は、適当な溶媒
中、遷移金属又は遷移金属化合物の存在下で実施するこ
とができる。遷移金属としては、例えば銅粉を用いるこ
とができ、遷移金属化合物としては、例えば塩化銅
(I)、ヨウ化銅(I)等を好適に用いることができ
る。溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等を用いることができ、反応は加熱下、例え
ば100〜200℃で好適に進行する。
中、遷移金属又は遷移金属化合物の存在下で実施するこ
とができる。遷移金属としては、例えば銅粉を用いるこ
とができ、遷移金属化合物としては、例えば塩化銅
(I)、ヨウ化銅(I)等を好適に用いることができ
る。溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等を用いることができ、反応は加熱下、例え
ば100〜200℃で好適に進行する。
上記反応において、原料化合物は、そのまま又は塩のい
ずれの形でも使用することができる。例えば、化合物(I
I)、(III)及び(IV)は、所望により、アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等として反応に供
することもできる。
ずれの形でも使用することができる。例えば、化合物(I
I)、(III)及び(IV)は、所望により、アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等として反応に供
することもできる。
かくして得られた本発明の目的物(I)は、ビフェニル
骨格上に異なる置換基が結合した非対称型ビフェニル構
造をもつ点で、DDBの如き従来公知の対称型ビフェニ
ル化合物とは化学構造が異なる新規化合物であり、種々
の肝障害、例えば細胞の変性・壊死、肝の線維化、脂肪
の貯留、うっ血等に対し、優れた治療、軽減あるいは保
護効果を発揮する有用な医薬化合物である。例えば、マ
ウスに、検体を経口投与した後、四塩化炭素を経口投与
して、肝障害の指標となる血漿グルタミック・ピルビッ
ク・トランスアミナーゼ(GPT)活性の上昇を調べたとこ
ろ、本発明の目的物である5,6−メチレンジオキシ−
4′,5′−ジメトキシ−2′−(2−ヒドロキシメチ
ルフェニルオキシカルボニル)−2−ビフェニルカルボ
ン酸ラクトンは、100mg/kgで血漿GPT活性の上昇を20%以
上抑制した。本発明の目的物(I)は、かかる薬効に基
づき、慢性肝炎、急性肝炎、脂肪肝、うっ血肝及び肝硬
変等の治療・予防剤として用いることができる。
骨格上に異なる置換基が結合した非対称型ビフェニル構
造をもつ点で、DDBの如き従来公知の対称型ビフェニ
ル化合物とは化学構造が異なる新規化合物であり、種々
の肝障害、例えば細胞の変性・壊死、肝の線維化、脂肪
の貯留、うっ血等に対し、優れた治療、軽減あるいは保
護効果を発揮する有用な医薬化合物である。例えば、マ
ウスに、検体を経口投与した後、四塩化炭素を経口投与
して、肝障害の指標となる血漿グルタミック・ピルビッ
ク・トランスアミナーゼ(GPT)活性の上昇を調べたとこ
ろ、本発明の目的物である5,6−メチレンジオキシ−
4′,5′−ジメトキシ−2′−(2−ヒドロキシメチ
ルフェニルオキシカルボニル)−2−ビフェニルカルボ
ン酸ラクトンは、100mg/kgで血漿GPT活性の上昇を20%以
上抑制した。本発明の目的物(I)は、かかる薬効に基
づき、慢性肝炎、急性肝炎、脂肪肝、うっ血肝及び肝硬
変等の治療・予防剤として用いることができる。
更に、本発明のビフェニル誘導体(I)は、各種医薬化
合物合成中間体としても有用である。例えば、目的物
(I)を加水分解後、低級アルカノール又はジ(低級ア
ルキル)アミンとを縮合反応させれば、上記と同様の条
件下GPT活性の上昇を60〜90%抑制する優れた肝障害治療
・予防効果を示す2,2′−ジ(低級アルコキシ又はジ
低級アルキルアミノ)カルボニル体を得ることができ
る。加えてn=1である目的物(I)は、2位及び2′
位エステルの反応性の違いから、例えばこれを接触還元
後、一般式 R−H (但し、Rはヒドロキシ低級アルキル基、ヒドロキシ低
級アルキル基置換ピペラジル基を表す。)で示される化
合物と反応させれば、一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示される化合物を得ることができ、該化合物はGPT活
性の上昇を50〜98%抑制する優れた肝障害治療・予防効
果を奏する。
合物合成中間体としても有用である。例えば、目的物
(I)を加水分解後、低級アルカノール又はジ(低級ア
ルキル)アミンとを縮合反応させれば、上記と同様の条
件下GPT活性の上昇を60〜90%抑制する優れた肝障害治療
・予防効果を示す2,2′−ジ(低級アルコキシ又はジ
低級アルキルアミノ)カルボニル体を得ることができ
る。加えてn=1である目的物(I)は、2位及び2′
位エステルの反応性の違いから、例えばこれを接触還元
後、一般式 R−H (但し、Rはヒドロキシ低級アルキル基、ヒドロキシ低
級アルキル基置換ピペラジル基を表す。)で示される化
合物と反応させれば、一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示される化合物を得ることができ、該化合物はGPT活
性の上昇を50〜98%抑制する優れた肝障害治療・予防効
果を奏する。
尚、本発明の原料化合物である2−ハロゲノ安息香酸化
合物(III)及び(IV)は、常法により、例えば、一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるベンズアルデヒド化合物を、アルデヒド基を
所望により適宜保護した後、ハロゲン化し、必要に応じ
保護基を除去した後、酸化し、要すれば、生成物をその
反応性誘導体とすることにより製造することができる。
合物(III)及び(IV)は、常法により、例えば、一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるベンズアルデヒド化合物を、アルデヒド基を
所望により適宜保護した後、ハロゲン化し、必要に応じ
保護基を除去した後、酸化し、要すれば、生成物をその
反応性誘導体とすることにより製造することができる。
実施例1 (1-a)ピペロナール500g及びシクロヘキシルアミン
330gをベンゼンに溶解し、ディーン・シュタルク装
置で脱水しながら、約3時間還流する。反応液から溶媒
を留去し、残渣をイソプロピルエーテル及びヘキサンの
混液から再結晶して、N−(3,4−メチレンジオキシ
ベンジリデン)−N−シクロヘキシルアミン597gを
得る。
330gをベンゼンに溶解し、ディーン・シュタルク装
置で脱水しながら、約3時間還流する。反応液から溶媒
を留去し、残渣をイソプロピルエーテル及びヘキサンの
混液から再結晶して、N−(3,4−メチレンジオキシ
ベンジリデン)−N−シクロヘキシルアミン597gを
得る。
上記生成物158gをテトラヒドロフランに溶解し、該
溶液に2.5Mn−ブチルリチウム300mlを−50℃
以下で加える。更に、同温でヨウ素172gのテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下後、反応液を室温に戻し、水に注
ぐ。析出晶をろ取し、水洗後、ジオキサン、酢酸及び水
の混液に溶解し、室温で一夜放置する。反応液から溶媒
を留去し、水で希釈し、析出晶をろ取し、洗浄、乾燥後
して、2−ヨード−3,4−メチレンジオキシベンズア
ルデヒド118gを得る。
溶液に2.5Mn−ブチルリチウム300mlを−50℃
以下で加える。更に、同温でヨウ素172gのテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下後、反応液を室温に戻し、水に注
ぐ。析出晶をろ取し、水洗後、ジオキサン、酢酸及び水
の混液に溶解し、室温で一夜放置する。反応液から溶媒
を留去し、水で希釈し、析出晶をろ取し、洗浄、乾燥後
して、2−ヨード−3,4−メチレンジオキシベンズア
ルデヒド118gを得る。
M.p.124〜126℃ (1-b)2−ブロモ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒ
ド・ジメチルアセタール59gをテトラヒドロフランに
溶解し、−70℃冷却下で2.5Mn−ブチルリチウム
89mlを加える。反応液を−50℃以下に30分間保っ
た後、反応液にヨウ素51.4gのテトラヒドロフラン
溶液を−50℃以下で滴下する。同温に15分間保った
後、酢酸及び水を加え、pH2とする。室温で一夜放置
後、反応液から溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解
し、洗浄、乾燥後溶媒を留去する。残渣を更に酢酸エチ
ルから結晶化して、2−ヨード−4,5−ジメトキシベ
ンズアルデヒド43gを得る。
ド・ジメチルアセタール59gをテトラヒドロフランに
溶解し、−70℃冷却下で2.5Mn−ブチルリチウム
89mlを加える。反応液を−50℃以下に30分間保っ
た後、反応液にヨウ素51.4gのテトラヒドロフラン
溶液を−50℃以下で滴下する。同温に15分間保った
後、酢酸及び水を加え、pH2とする。室温で一夜放置
後、反応液から溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解
し、洗浄、乾燥後溶媒を留去する。残渣を更に酢酸エチ
ルから結晶化して、2−ヨード−4,5−ジメトキシベ
ンズアルデヒド43gを得る。
M.p.139〜141℃ (2-a)上記(1-a)の生成物15gのジオキサン400ml溶
液及びレゾルシノール7.8gを0.2N酢酸緩衝液2
00mlに加え、更に攪拌下亜塩素酸ナトリウム5.9g
を徐々に加え、2時間攪拌後、濃縮する。更に、濃塩酸
でpH1とした後、析出晶をろ取し、洗浄、乾燥して、
2−ヨード−3,4−メチレンジオキシ安息香酸14g
を得る。
液及びレゾルシノール7.8gを0.2N酢酸緩衝液2
00mlに加え、更に攪拌下亜塩素酸ナトリウム5.9g
を徐々に加え、2時間攪拌後、濃縮する。更に、濃塩酸
でpH1とした後、析出晶をろ取し、洗浄、乾燥して、
2−ヨード−3,4−メチレンジオキシ安息香酸14g
を得る。
上記生成物13g、チオニルクロリド16ml及びピリジ
ン0.1mlをジオキサンに加え、30分間還流する。反
応液から溶媒を留去し、更にトルエンを加えて共沸し
て、2−ヨード−3,4−メチレンジオキシ安息香酸ク
ロリド14.5gを得る。
ン0.1mlをジオキサンに加え、30分間還流する。反
応液から溶媒を留去し、更にトルエンを加えて共沸し
て、2−ヨード−3,4−メチレンジオキシ安息香酸ク
ロリド14.5gを得る。
M.p.69〜70℃ (2-b)上記(1-b)の生成物を(2-a)と同様に処理して、2
−ヨード−4,5−ジメトキシ安息香酸クロリドを得
る。
−ヨード−4,5−ジメトキシ安息香酸クロリドを得
る。
M.p.151〜154℃ (3)サリチルアルコール22.4gをジメチルアセトア
ミド150mlに溶解し、窒素ガス気流中トリエチルアミ
ン64.1ml及び4−ジメチルアミノピリジン100mg
を加え、−30℃に冷却する。該混合物に撹拌下、(2-
a)の生成物62.1gのジメチルアセトアミド100ml
懸濁液を−25℃以下で滴下する。混合物を同温で30
分間撹拌後、徐々に室温に戻し、更に5時間撹拌する。
反応液を−30℃に冷却し、トリエチルアミン30.7
mlを加え、更に(2-b)の生成物52.8gのジメチルア
セトアミド100ml溶液を滴下する。混合物を室温で一
夜撹拌後、水−酢酸の混液に注ぎ、有機層を分取する。
有機層を洗浄、乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣をトルエ
ンから再結晶することにより、2−ヨード−3、4−メ
チレンジオキシ安息香酸{2−〔(2−ヨード−4、5
−ジメトキシフェニル)カルボニルオキシ〕ベンジル}
エステル89.4gを得る。
ミド150mlに溶解し、窒素ガス気流中トリエチルアミ
ン64.1ml及び4−ジメチルアミノピリジン100mg
を加え、−30℃に冷却する。該混合物に撹拌下、(2-
a)の生成物62.1gのジメチルアセトアミド100ml
懸濁液を−25℃以下で滴下する。混合物を同温で30
分間撹拌後、徐々に室温に戻し、更に5時間撹拌する。
反応液を−30℃に冷却し、トリエチルアミン30.7
mlを加え、更に(2-b)の生成物52.8gのジメチルア
セトアミド100ml溶液を滴下する。混合物を室温で一
夜撹拌後、水−酢酸の混液に注ぎ、有機層を分取する。
有機層を洗浄、乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣をトルエ
ンから再結晶することにより、2−ヨード−3、4−メ
チレンジオキシ安息香酸{2−〔(2−ヨード−4、5
−ジメトキシフェニル)カルボニルオキシ〕ベンジル}
エステル89.4gを得る。
M.p.128〜130℃ (4)銅粉413gのジメチルホルムアミド1.5懸濁
液を撹拌下、加熱還流する。該懸濁液に上記(3)の生成
物89.5gのジメチルホルムアミド1000ml溶液を
3時間かけて滴下し、2時間加熱還流する。反応液から
不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮する。残渣に酢酸エチ
ルを加え、水洗後、不溶物をろ去する。ろ液を洗浄、乾
燥後溶媒を減圧留去し、残渣をトルエンから再結晶し
て、5、6−メチレンジオキシ−4′、5′−ジメトキ
シ−2′−(2−ヒドロキシメチルフェニルオキシカル
ボニル)−2−ビフェニルカルボン酸ラクトン53.7
gを得る。
液を撹拌下、加熱還流する。該懸濁液に上記(3)の生成
物89.5gのジメチルホルムアミド1000ml溶液を
3時間かけて滴下し、2時間加熱還流する。反応液から
不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮する。残渣に酢酸エチ
ルを加え、水洗後、不溶物をろ去する。ろ液を洗浄、乾
燥後溶媒を減圧留去し、残渣をトルエンから再結晶し
て、5、6−メチレンジオキシ−4′、5′−ジメトキ
シ−2′−(2−ヒドロキシメチルフェニルオキシカル
ボニル)−2−ビフェニルカルボン酸ラクトン53.7
gを得る。
M.p.176〜179℃ 実施例2〜8 (1)対応原料化合物を実施例1−(1)〜(3)と同様に処理
するこにより、下記第1表記載の化合物を得る。
するこにより、下記第1表記載の化合物を得る。
実施例9 (1)2−ヨード−3、4−メチレンジオキシ安息香酸ク
ロリド4.66g、1,3−プロパンジオール9.0g
及び4−ジメチルアミノピリジン50mgをテトラヒドロ
フラン70ml及びトリエチルアミン4.21mlの混液に
溶解し、室温で一夜撹拌する。反応液から溶媒を減圧留
去し、残渣をメチレンクロリドで抽出し、洗浄、乾燥後
溶媒を留去して無色結晶3.84gを得る。該結晶をテ
トラヒドロフラン50ml及びトリエチルアミン2.95
mlの混液に溶解し、4−ジメチルアミノピリジン50mg
を加え、更に、−30℃で2−ヨード−4,5−ジメト
キシ安息香酸クロリド3.5gのジメチルアセトアミド
50ml溶液を滴下する。混合物を室温で一夜攪拌後、水
−酢酸エチル混液に注ぎ、有機層を分取する。該有機層
を洗浄、乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルから
再結晶することにより、2−ヨード−3、4−メチレン
ジオキシ安息香酸{3−〔(2−ヨード−4、5−ジメ
トキシフェニル)カルボニルオキシ〕プロピル}エステ
ル4.82gを得る。
ロリド4.66g、1,3−プロパンジオール9.0g
及び4−ジメチルアミノピリジン50mgをテトラヒドロ
フラン70ml及びトリエチルアミン4.21mlの混液に
溶解し、室温で一夜撹拌する。反応液から溶媒を減圧留
去し、残渣をメチレンクロリドで抽出し、洗浄、乾燥後
溶媒を留去して無色結晶3.84gを得る。該結晶をテ
トラヒドロフラン50ml及びトリエチルアミン2.95
mlの混液に溶解し、4−ジメチルアミノピリジン50mg
を加え、更に、−30℃で2−ヨード−4,5−ジメト
キシ安息香酸クロリド3.5gのジメチルアセトアミド
50ml溶液を滴下する。混合物を室温で一夜攪拌後、水
−酢酸エチル混液に注ぎ、有機層を分取する。該有機層
を洗浄、乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルから
再結晶することにより、2−ヨード−3、4−メチレン
ジオキシ安息香酸{3−〔(2−ヨード−4、5−ジメ
トキシフェニル)カルボニルオキシ〕プロピル}エステ
ル4.82gを得る。
M.p.131〜133℃ (2)上記(1)の生成物を実施例1−(4)と同様に処理する
ことにより、5,6−メチレンジオキシ−4′,5′−
ジメトキシ−2,2′−ビフェニルジカルボン酸トリメ
チレンエステル1.8gを得る。
ことにより、5,6−メチレンジオキシ−4′,5′−
ジメトキシ−2,2′−ビフェニルジカルボン酸トリメ
チレンエステル1.8gを得る。
M.p.197〜199℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/335 31/36 ACS
Claims (5)
- 【請求項1】一般式 (但し、R1〜R6は、1又は2個が水素原子であり他
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Alkは低級アルキレン
基、Arlはo-フェニレン基、nは0又は1を表す。) で示されるビフェニル誘導体。 - 【請求項2】R1〜R3は、R1又はR3の一方が水素
原子又は低級アルコキシ基であり他の2つが低級アルコ
キシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基であるか又は
互いに結合して低級アルキレンジオキシ基を形成し、R
4〜R6は、R4又はR6の一方が水素原子であり他の
2つが低級アルコキシ基であるか又は互いに結合して低
級アルキレンジオキシ基を形成している請求項1記載の
化合物。 - 【請求項3】一般式 (但し、R1〜R6は、1又は2個が水素原子であり他
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Alkは低級アルキレン
基、Arlはo-フェニレン基、nは0又は1、Xはハロゲ
ン原子を表す。) で示されるジハロゲノ化合物を分子内閉環反応に付すこ
とを特徴とする一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるビフェニル誘導体の製法。 - 【請求項4】一般式 HO-Alk-(Arl)n-OH (但し、Alkは低級アルキレン基、Arlはo-フェニレン
基、nは0又は1を表す。) で示されるアルコール化合物又はその塩と一般式 (但し、R1〜R6は、1又は2個が水素原子であり他
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Xはハロゲン原子を表
す。) で示される2−ハロゲノ安息香酸化合物、そのカルボキ
シル基における反応性誘導体又はその塩とを反応させ、
得られる一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるジハロゲノ化合物を分子内閉環反応に付すこ
とを特徴とする一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) で示されるビフェニル誘導体の製法。 - 【請求項5】一般式 (但し、R1〜R6は、1又は2個が水素原子であり他
が低級アルコキシ基もしくはフェニル低級アルコキシ基
であるか又は隣接する2つの基が互いに結合して低級ア
ルキレンジオキシ基を形成し、Alkは低級アルキレン
基、Arlはo-フェニレン基、nは0又は1、Xはハロゲ
ン原子を表す。) で示されるジハロゲノ化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141989A JPH0613502B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ビフェニル誘導体、その製法及びその合成中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141989A JPH0613502B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ビフェニル誘導体、その製法及びその合成中間体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0311076A JPH0311076A (ja) | 1991-01-18 |
| JPH0613502B2 true JPH0613502B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=15304808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1141989A Expired - Lifetime JPH0613502B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ビフェニル誘導体、その製法及びその合成中間体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613502B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102250085B (zh) * | 2010-05-21 | 2014-01-22 | 四川大学 | 联苯双酯衍生物及其在制备自身免疫性疾病药物中的应用 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1141989A patent/JPH0613502B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0311076A (ja) | 1991-01-18 |
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