JPH0613902B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の油圧制御装置Info
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- JPH0613902B2 JPH0613902B2 JP60090080A JP9008085A JPH0613902B2 JP H0613902 B2 JPH0613902 B2 JP H0613902B2 JP 60090080 A JP60090080 A JP 60090080A JP 9008085 A JP9008085 A JP 9008085A JP H0613902 B2 JPH0613902 B2 JP H0613902B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- transmission
- shift
- auxiliary transmission
- automatic transmission
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
本発明は、自動変速機の油圧制御装置に係り、特に、複
数の変速段を自動的に切換え得る主変速機と、少なくと
も低速側及び高速側を切換え得る副変速機とを備え、前
記主変速機及び副変速機の同時シフトを含む各シフトの
組合せにより多段変速を達成するようにした自動変速機
の油圧制御装置の改良に関する。
数の変速段を自動的に切換え得る主変速機と、少なくと
も低速側及び高速側を切換え得る副変速機とを備え、前
記主変速機及び副変速機の同時シフトを含む各シフトの
組合せにより多段変速を達成するようにした自動変速機
の油圧制御装置の改良に関する。
近年の車両用自動変速機の急速な普及に伴い、主に燃費
の向上を意図して車速及びスロツトル開度に関係して変
速段を自動的に切換え得る主変速機に、減速比が1以下
となるいわゆるオーバードライブ装置を副変速機として
直列に付設したものが多く採用されてきている。 又、こうしたオーバードライブ装置のような高速段と低
速段に切換え得る副変速機としての機能に着目し、これ
を主変速機の変速に積極的に同調させ、主変速機と副変
速機とを同時又は交互にシフトさせることにより、例え
ば第4図に示されるような変速制御を行わせることによ
つて前進6段の多段変速を達成するようにしたものも既
に知られている。 このように、主変速機に対して高速側と低速側とを切換
え得る副変速機を直列関係に配置することによつて、既
存の自動変速機を基礎とし、設計変更を少なくして製造
上有利としながら容易に多段変速が実現でき、燃費の向
上、動力性能の向上、あるいは変速段を多段にしたこと
による摩擦係合装置の負担低下等の多くの利点を得るこ
とができる。
の向上を意図して車速及びスロツトル開度に関係して変
速段を自動的に切換え得る主変速機に、減速比が1以下
となるいわゆるオーバードライブ装置を副変速機として
直列に付設したものが多く採用されてきている。 又、こうしたオーバードライブ装置のような高速段と低
速段に切換え得る副変速機としての機能に着目し、これ
を主変速機の変速に積極的に同調させ、主変速機と副変
速機とを同時又は交互にシフトさせることにより、例え
ば第4図に示されるような変速制御を行わせることによ
つて前進6段の多段変速を達成するようにしたものも既
に知られている。 このように、主変速機に対して高速側と低速側とを切換
え得る副変速機を直列関係に配置することによつて、既
存の自動変速機を基礎とし、設計変更を少なくして製造
上有利としながら容易に多段変速が実現でき、燃費の向
上、動力性能の向上、あるいは変速段を多段にしたこと
による摩擦係合装置の負担低下等の多くの利点を得るこ
とができる。
しかしながら、このような主変速機と副変速機の同時変
速を含むシフトの組合せにより多段変速を達成するよう
にした自動変速機にあつては、例えばい第4図の第2速
段から第3速段へのシフト、第4速段から第5速段への
シフトのように主変速機をハイギヤシフトし、且つ副変
速機をローギヤシフトすることによつて、自動変速機全
体をアツプシフトする場合が生じるが、この場合に、副
変速機側の作用力解除が急激に行われると、大きな変速
シヨツクが発生するという問題があつた。 この問題に対処するためには、このような場合の副変速
機のローギヤシフトを穏やかにする、即ち副変速機の高
速段用油圧サーボ機構が解放する速度を緩やかにする必
要があるが、通常、このような場合に用いられる手段と
しては、油路に絞り(オリフイス)を設けるのが一般的
である。 しかしながら、オリフイスを設けると、今度はアクセル
が踏込まれて副変速機がローギヤシフトする場合(いわ
ゆるキツクダウン)のタイムラグが長くなるばかりでな
く、そのときの変速シヨツクが悪化してしまうという問
題点が発生する。
速を含むシフトの組合せにより多段変速を達成するよう
にした自動変速機にあつては、例えばい第4図の第2速
段から第3速段へのシフト、第4速段から第5速段への
シフトのように主変速機をハイギヤシフトし、且つ副変
速機をローギヤシフトすることによつて、自動変速機全
体をアツプシフトする場合が生じるが、この場合に、副
変速機側の作用力解除が急激に行われると、大きな変速
シヨツクが発生するという問題があつた。 この問題に対処するためには、このような場合の副変速
機のローギヤシフトを穏やかにする、即ち副変速機の高
速段用油圧サーボ機構が解放する速度を緩やかにする必
要があるが、通常、このような場合に用いられる手段と
しては、油路に絞り(オリフイス)を設けるのが一般的
である。 しかしながら、オリフイスを設けると、今度はアクセル
が踏込まれて副変速機がローギヤシフトする場合(いわ
ゆるキツクダウン)のタイムラグが長くなるばかりでな
く、そのときの変速シヨツクが悪化してしまうという問
題点が発生する。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であつて、多段変速時の変速シヨツクを良好に維持しな
がらも、キツクダウン時のタイムラグが長くならず、且
つその変速シヨツクを悪化させないような自動変速機の
油圧制御装置を提供することを目的とする。
であつて、多段変速時の変速シヨツクを良好に維持しな
がらも、キツクダウン時のタイムラグが長くならず、且
つその変速シヨツクを悪化させないような自動変速機の
油圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の変速段を自動的に切換え得る主変速機
と、少なくとも低速側及び高速側を切換え得る副変速機
とを備え、前記主変速機及び副変速機の同時シフトを含
む各シフトの組合せにより多段変速を達成するようにし
た自動変速機の油圧制御装置において、前記主変速機が
ハイギヤシフトし、且つ副変速機がローギヤシフトする
ことによつて、自動変速機全体がアツプシフトする場合
の、副変速機の高速段用摩擦係合装置の解放速度を緩や
かにする手段と、アクセルが踏込まれて副変速機がロー
ギヤシフトすることによつて自動変速機全体がダウンシ
フトする場合の、該副変速機の高速段用摩擦係合装置の
解放速度を、前記場合より速くする手段とを備えたこと
により、上記目的を達成したものである。 又、本発明の実施態様は、前記解放速度を緩やか又は速
くする際の程度を、車速、エンジン負荷、アクセル踏込
み速度の少なくとも1つに応じて決定するようにして、
例えばパーシヤルダウン時における変速シヨツクの改善
等、車両の走行状態に応じてよりきめ細かな変速シヨツ
クの改善ができるようにしたものである。
と、少なくとも低速側及び高速側を切換え得る副変速機
とを備え、前記主変速機及び副変速機の同時シフトを含
む各シフトの組合せにより多段変速を達成するようにし
た自動変速機の油圧制御装置において、前記主変速機が
ハイギヤシフトし、且つ副変速機がローギヤシフトする
ことによつて、自動変速機全体がアツプシフトする場合
の、副変速機の高速段用摩擦係合装置の解放速度を緩や
かにする手段と、アクセルが踏込まれて副変速機がロー
ギヤシフトすることによつて自動変速機全体がダウンシ
フトする場合の、該副変速機の高速段用摩擦係合装置の
解放速度を、前記場合より速くする手段とを備えたこと
により、上記目的を達成したものである。 又、本発明の実施態様は、前記解放速度を緩やか又は速
くする際の程度を、車速、エンジン負荷、アクセル踏込
み速度の少なくとも1つに応じて決定するようにして、
例えばパーシヤルダウン時における変速シヨツクの改善
等、車両の走行状態に応じてよりきめ細かな変速シヨツ
クの改善ができるようにしたものである。
本発明においては、副変速機の高速段用摩擦係合装置の
解放速度を単に緩やかにするのではなく、アクセルが踏
込まれて副変速機がローギヤシフトする場合にあつては
該解放速度を速くするようにしたため、多段変速時のシ
ヨツクを良好に維持しながら、なお且つキツクダウン時
のタイムラグが短く、又、該キツクダウン時の変速シヨ
ツクを悪化させないようにすることができる。
解放速度を単に緩やかにするのではなく、アクセルが踏
込まれて副変速機がローギヤシフトする場合にあつては
該解放速度を速くするようにしたため、多段変速時のシ
ヨツクを良好に維持しながら、なお且つキツクダウン時
のタイムラグが短く、又、該キツクダウン時の変速シヨ
ツクを悪化させないようにすることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。 第2図は、本発明が適用されたFF(フロントエンジン
・フロントドライブ)用自動変速機のスケルトン図であ
る。この自動変速機は、エンジン9に対して同軸的に設
けられているトルクコンバータ120及び変速部140
を有する。該変速部140は、主変速機160とこの主
変速機160の出力軸に直列に接続された副変速機18
0とからなる。主変速機160はここではアンダードラ
イブ装置であり、前進3段を有し、副変速機180はこ
こではオーバードライブ装置であり、減速比1の低速段
とオーバードライブの高速段との前進2段を有してい
る。主変速機160は、共通のサンギヤ161、リング
ギヤ162a、162b、プラネタリピニオン164
a、164b、及びキヤリヤ166a、166bからな
るフロント側、リヤ側の2列の遊星歯車装置を備え、そ
れぞれクラツチC1、C2、ブレーキB1、B2、
B3、及び一方向クラツチF1、F2によつて回転が制
御されている。一方、副変速機180は、サンギヤ18
1、リングギヤ182、プラネタリピニオン184、及
びキヤリヤ186からなる遊星歯車装置を備え、クラッ
チC0、ブレーキB0、及び一方向クラツチF0によつ
て回転が制御されている。この主変速機160、副変速
機180、及び各摩擦係合装置の具体的な結合構成につ
いては周知であるため、第2図においてスケルトン図示
するに止め、詳細な説明は省略する。なお、この自動変
速機は、各変速段達成に当り、ブレーキ、クラツチ等の
各要素は第3図に示したように制御され、主変速機16
0、副変速機180はそれぞれ第4図に示したようにギ
ヤシフトされる。 第1図は、上記自動変速機を制御するための油圧制御回
路の部分図である。 オイルポンプ10は、オイル溜め1内のオイルを吸込み
加圧して突出する。その他の油圧制御回路12は、プラ
イマリレギユレータバルブ等の各種調圧バルブ、及び、
主変速機160の変速を制御するシフトバルブを含んで
おり、これらの構成及び作動については公知のものであ
るため説明を省略する。 3−4シフトバルブ14は、副変速機180の変速を制
御するバルブであり、図面左側の状態はポート14dと
ポート14eとが連通し、クラツチC0にライン圧が供
給されるため、クラツチC0が係合し副変速機は低速段
になる(第4図参照)。又、3−4シフトバルブ14が
図面右側の状態になると、ポート14dとポート14c
とが連通し、ブレーキB0にライン圧が供給されるた
め、該ブレーキB0が係合して副変速機180は高速段
となる。なお、この3−4シフトバルブ14の図面右
側、左側の状態や切換えは、スロツトル開度、車速等の
入力されたマイクロコンピュータ24の指示によつて駆
動される図示せぬ電磁ソレノイドバルブのON−OFF
により、制御油圧がポート14aに印加されるか否かで
行われる。 B0レリーズコントロールソレノイド16は、3−4シ
フトバルブ14のポート14bからのB0ドレン油路中
に設けられており、弁体16b、ソレノイド16c、弁
体16bを押し戻すスプリング16dとで構成されてい
る。ソレノイド16cは、マイクロコンピュータ24か
らの電気信号によつて制御されている。B0レリーズコ
ントロールソレノイド16がOFF状態にあると、ポー
ト16aが閉ざされるため、ブレーキB0のドレンはオ
リフイス18で絞られ、該ブレーキB0の解放は緩やか
になる。又、B0レリーズコントロールソレノイド16
がON状態にあると、ポート16aが開かれるため、ブ
レーキB0のドレンは、そのほとんどがB0レリーズコ
ントロールソレノイド16のドレンポート16eよりド
レンされ、該ブレーキB0の解放は素早くなる。 第5図は自動変速機全体が第2速から第3速へのアツプ
シフトを行う場合の特性を示すものである。この変速
は、主変速機160がハイギヤシフトし、副変速機18
0がローギヤシフトするため、変速シヨツクを良好とす
るためには副変速機180のローギヤシフトを緩やかに
させる必要がある。従って、B0油圧を例えばオリフイ
ス等の手段にて適当に残圧させてやる必要がある。しか
しながら、B0油圧をオリフイスのみで残圧させてしま
うと、キツクダウン時のタイムラグが長くなるばかりで
なく、該キツクダウン時の変速シヨツクが悪化するとい
う新たな不具合を生ずる。 この実施例では、このような不具合を防止するために、
主変速機160がハイギヤシフトし、副変速機180が
ローギヤシフトする場合(自動変速機全体としてはアツ
プシフトになる)には、B0油圧をオリフイスによつて
残圧させる(緩かに解放させる)が、キツクダウン時に
は該B0油圧を素早くドレンさせて、このキツクダウン
時のタイムラグの増大及び変速シヨツクの悪化を防止す
るものである。 第6図は、この実施例によるキツクダウン(自動変速機
全体としての第6速から第5速への変速に相当する)時
の変速特性を示している。時刻t0以前では、3−4シ
フトバルブ14は、第1図において図面右側の状態にあ
り、ポート14dとポート14cとが連通して、ライン
圧がブレーキB0に供給されるため、該ブレーキB0は
係合しており、副変速機180は高速段側にある。時刻
t0になると、3−4シフトバルブ14のポート14a
に作動していた制御油圧がドレンされ、3−4シフトバ
ルブ14は、図面左側の状態に切り変る。従つて、ポー
ト14dとポート14eとが連通し、ライン圧はクラツ
チC0に供給されると共に、ポート14cとポート14
bとが連通するため、B0油圧はドレンされるが、この
時B0レリーズコントロールソレノイド16は、マイク
ロコンピュータ24によつてON状態にセツトされるた
め、ブレーキB0のドレンはすばやくなり、該B0の解
放が速くなる。時刻t1になると、副変速機180の入
力軸回転速度が一方クラツチF0の同期回転まで上昇す
るので、副変素機180は低速段状態となる。 第7図は、本実施例の制御フローチヤートである。 まずステツプ30において、初期化としてフラグF及び
タイマTをリセットする。ステップ32では、車速、吸
気スロツトル開度等から指示変速段を計算する。変速の
ない場合には、ステツプ34でF=0、ステツプ36で
NOの判定となり、B0レリーズコントロールソレノイ
ドはOFFにされる(ステツプ38)。 しかしながら、副変速機180がアクセルを踏込まれて
ダウンシフトする場合には、ステツプ36でYESの判
定がなされるため、B0レリーズコントロールソレノイ
ド16はONとされ(ステップ40)、ステップ42に
おいてフラグFが1にセツトされた後、ステツプ44に
おいてタイマのカウントがスタートされる。ステツプ5
4では、ステツプ32におけるメインルーチンで決定さ
れた指示変速段に基づいて、変速制御用ソレノイド弁が
駆動制御される。 副変速機180がキツクダウンされた場合には、フラグ
Fは1セツトされているため、ステツプ34で判定がF
=1となり、ステツプ46でタイマ値と所定時間Taと
の比較がなされ、T<Taであれば、即ち、所定時間T
aが経過していなければ、何もされず(ステツプ54
へ)T≧Taとなつた場合には、B0レリーズコントロ
ールソレノイド16をOFFとし(ステツプ48)、フ
ラグF、及びタイマTをリセツトする(ステツプ50、
52)。 なお、上記実施例において、B0レリーズコントロール
ソレノイド16を、例えば低速域のダウンシフト時にO
FFとしてやることによつて、いわゆるパーシヤルダウ
ン時の変速シヨツクを良好にすることが可能である。こ
うした制御は、B0レリーズコントロールソレノイド1
6の前記タイマTaの設定時間、あるいはON、OFF
のデユーテイ比を、車速、スロツトル開度、あるいはア
クセルの踏込み速度に応じて可変とすることによつて行
うことが可能である。
る。 第2図は、本発明が適用されたFF(フロントエンジン
・フロントドライブ)用自動変速機のスケルトン図であ
る。この自動変速機は、エンジン9に対して同軸的に設
けられているトルクコンバータ120及び変速部140
を有する。該変速部140は、主変速機160とこの主
変速機160の出力軸に直列に接続された副変速機18
0とからなる。主変速機160はここではアンダードラ
イブ装置であり、前進3段を有し、副変速機180はこ
こではオーバードライブ装置であり、減速比1の低速段
とオーバードライブの高速段との前進2段を有してい
る。主変速機160は、共通のサンギヤ161、リング
ギヤ162a、162b、プラネタリピニオン164
a、164b、及びキヤリヤ166a、166bからな
るフロント側、リヤ側の2列の遊星歯車装置を備え、そ
れぞれクラツチC1、C2、ブレーキB1、B2、
B3、及び一方向クラツチF1、F2によつて回転が制
御されている。一方、副変速機180は、サンギヤ18
1、リングギヤ182、プラネタリピニオン184、及
びキヤリヤ186からなる遊星歯車装置を備え、クラッ
チC0、ブレーキB0、及び一方向クラツチF0によつ
て回転が制御されている。この主変速機160、副変速
機180、及び各摩擦係合装置の具体的な結合構成につ
いては周知であるため、第2図においてスケルトン図示
するに止め、詳細な説明は省略する。なお、この自動変
速機は、各変速段達成に当り、ブレーキ、クラツチ等の
各要素は第3図に示したように制御され、主変速機16
0、副変速機180はそれぞれ第4図に示したようにギ
ヤシフトされる。 第1図は、上記自動変速機を制御するための油圧制御回
路の部分図である。 オイルポンプ10は、オイル溜め1内のオイルを吸込み
加圧して突出する。その他の油圧制御回路12は、プラ
イマリレギユレータバルブ等の各種調圧バルブ、及び、
主変速機160の変速を制御するシフトバルブを含んで
おり、これらの構成及び作動については公知のものであ
るため説明を省略する。 3−4シフトバルブ14は、副変速機180の変速を制
御するバルブであり、図面左側の状態はポート14dと
ポート14eとが連通し、クラツチC0にライン圧が供
給されるため、クラツチC0が係合し副変速機は低速段
になる(第4図参照)。又、3−4シフトバルブ14が
図面右側の状態になると、ポート14dとポート14c
とが連通し、ブレーキB0にライン圧が供給されるた
め、該ブレーキB0が係合して副変速機180は高速段
となる。なお、この3−4シフトバルブ14の図面右
側、左側の状態や切換えは、スロツトル開度、車速等の
入力されたマイクロコンピュータ24の指示によつて駆
動される図示せぬ電磁ソレノイドバルブのON−OFF
により、制御油圧がポート14aに印加されるか否かで
行われる。 B0レリーズコントロールソレノイド16は、3−4シ
フトバルブ14のポート14bからのB0ドレン油路中
に設けられており、弁体16b、ソレノイド16c、弁
体16bを押し戻すスプリング16dとで構成されてい
る。ソレノイド16cは、マイクロコンピュータ24か
らの電気信号によつて制御されている。B0レリーズコ
ントロールソレノイド16がOFF状態にあると、ポー
ト16aが閉ざされるため、ブレーキB0のドレンはオ
リフイス18で絞られ、該ブレーキB0の解放は緩やか
になる。又、B0レリーズコントロールソレノイド16
がON状態にあると、ポート16aが開かれるため、ブ
レーキB0のドレンは、そのほとんどがB0レリーズコ
ントロールソレノイド16のドレンポート16eよりド
レンされ、該ブレーキB0の解放は素早くなる。 第5図は自動変速機全体が第2速から第3速へのアツプ
シフトを行う場合の特性を示すものである。この変速
は、主変速機160がハイギヤシフトし、副変速機18
0がローギヤシフトするため、変速シヨツクを良好とす
るためには副変速機180のローギヤシフトを緩やかに
させる必要がある。従って、B0油圧を例えばオリフイ
ス等の手段にて適当に残圧させてやる必要がある。しか
しながら、B0油圧をオリフイスのみで残圧させてしま
うと、キツクダウン時のタイムラグが長くなるばかりで
なく、該キツクダウン時の変速シヨツクが悪化するとい
う新たな不具合を生ずる。 この実施例では、このような不具合を防止するために、
主変速機160がハイギヤシフトし、副変速機180が
ローギヤシフトする場合(自動変速機全体としてはアツ
プシフトになる)には、B0油圧をオリフイスによつて
残圧させる(緩かに解放させる)が、キツクダウン時に
は該B0油圧を素早くドレンさせて、このキツクダウン
時のタイムラグの増大及び変速シヨツクの悪化を防止す
るものである。 第6図は、この実施例によるキツクダウン(自動変速機
全体としての第6速から第5速への変速に相当する)時
の変速特性を示している。時刻t0以前では、3−4シ
フトバルブ14は、第1図において図面右側の状態にあ
り、ポート14dとポート14cとが連通して、ライン
圧がブレーキB0に供給されるため、該ブレーキB0は
係合しており、副変速機180は高速段側にある。時刻
t0になると、3−4シフトバルブ14のポート14a
に作動していた制御油圧がドレンされ、3−4シフトバ
ルブ14は、図面左側の状態に切り変る。従つて、ポー
ト14dとポート14eとが連通し、ライン圧はクラツ
チC0に供給されると共に、ポート14cとポート14
bとが連通するため、B0油圧はドレンされるが、この
時B0レリーズコントロールソレノイド16は、マイク
ロコンピュータ24によつてON状態にセツトされるた
め、ブレーキB0のドレンはすばやくなり、該B0の解
放が速くなる。時刻t1になると、副変速機180の入
力軸回転速度が一方クラツチF0の同期回転まで上昇す
るので、副変素機180は低速段状態となる。 第7図は、本実施例の制御フローチヤートである。 まずステツプ30において、初期化としてフラグF及び
タイマTをリセットする。ステップ32では、車速、吸
気スロツトル開度等から指示変速段を計算する。変速の
ない場合には、ステツプ34でF=0、ステツプ36で
NOの判定となり、B0レリーズコントロールソレノイ
ドはOFFにされる(ステツプ38)。 しかしながら、副変速機180がアクセルを踏込まれて
ダウンシフトする場合には、ステツプ36でYESの判
定がなされるため、B0レリーズコントロールソレノイ
ド16はONとされ(ステップ40)、ステップ42に
おいてフラグFが1にセツトされた後、ステツプ44に
おいてタイマのカウントがスタートされる。ステツプ5
4では、ステツプ32におけるメインルーチンで決定さ
れた指示変速段に基づいて、変速制御用ソレノイド弁が
駆動制御される。 副変速機180がキツクダウンされた場合には、フラグ
Fは1セツトされているため、ステツプ34で判定がF
=1となり、ステツプ46でタイマ値と所定時間Taと
の比較がなされ、T<Taであれば、即ち、所定時間T
aが経過していなければ、何もされず(ステツプ54
へ)T≧Taとなつた場合には、B0レリーズコントロ
ールソレノイド16をOFFとし(ステツプ48)、フ
ラグF、及びタイマTをリセツトする(ステツプ50、
52)。 なお、上記実施例において、B0レリーズコントロール
ソレノイド16を、例えば低速域のダウンシフト時にO
FFとしてやることによつて、いわゆるパーシヤルダウ
ン時の変速シヨツクを良好にすることが可能である。こ
うした制御は、B0レリーズコントロールソレノイド1
6の前記タイマTaの設定時間、あるいはON、OFF
のデユーテイ比を、車速、スロツトル開度、あるいはア
クセルの踏込み速度に応じて可変とすることによつて行
うことが可能である。
以上説明した通り、本発明によれば、多段変速時の変速
シヨツク、特に、主変速機がハイギヤシフトし、副変速
機がローギヤシフトすることによつて自動変速機全体が
アツプシフトする際の変速シヨツクを良好に維持しなが
ら、副変速機がローギヤシフトすることによつて達成さ
れるキツクダウン時のタイムラグを減少させると共に、
該キツクダウン時の変速シヨツクを悪化させないように
することができるという優れた効果が得られる。
シヨツク、特に、主変速機がハイギヤシフトし、副変速
機がローギヤシフトすることによつて自動変速機全体が
アツプシフトする際の変速シヨツクを良好に維持しなが
ら、副変速機がローギヤシフトすることによつて達成さ
れるキツクダウン時のタイムラグを減少させると共に、
該キツクダウン時の変速シヨツクを悪化させないように
することができるという優れた効果が得られる。
第1図は、本発明に係る車両用自動変速機の油圧制御装
置の実施例の一部を示す油圧制御回路図、第2図は、上
記実施例が適用された車両用自動変速機のスケルトン
図、第3図は、該自動変速機の摩擦係合装置の係合・組
合せ状態を示す線図、第4図は、同じく主変速機と副変
速機とのギヤシフトの組合せを示す線図、第5図は、同
じく自動変速機全体が第2速から第3速へアツプシフト
する際の変速特性図、第6図は、同じく自動変速機全体
が第6速から第5速へダウンシフトする際の変速特性
図、第7図は、上記実施例で用いられている制御ルーチ
ンを示す流れ図である。 160……主変速機、180……副変速機、 14……3−4シフトバルブ、 16……B0レリーズコントロールソレノイド、 18……オリフイス、 24……マイクロコンピユータ。
置の実施例の一部を示す油圧制御回路図、第2図は、上
記実施例が適用された車両用自動変速機のスケルトン
図、第3図は、該自動変速機の摩擦係合装置の係合・組
合せ状態を示す線図、第4図は、同じく主変速機と副変
速機とのギヤシフトの組合せを示す線図、第5図は、同
じく自動変速機全体が第2速から第3速へアツプシフト
する際の変速特性図、第6図は、同じく自動変速機全体
が第6速から第5速へダウンシフトする際の変速特性
図、第7図は、上記実施例で用いられている制御ルーチ
ンを示す流れ図である。 160……主変速機、180……副変速機、 14……3−4シフトバルブ、 16……B0レリーズコントロールソレノイド、 18……オリフイス、 24……マイクロコンピユータ。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の変速段を自動的に切換え得る主変速
機と、少なくとも低速側及び高速側を切換え得る副変速
機とを備え、前記主変速機及び副変速機の同時シフトを
含む各シフトの組合せにより多段変速を達成するように
した自動変速機の油圧制御装置において、 前記主変速機がハイギヤシフトし、且つ副変速機がロー
ギヤシフトすることによつて、自動変速機全体がアツプ
シフトする場合の、副変速機の高速段用摩擦係合装置の
解放速度を緩やかにする手段と、 アクセルが踏込まれて副変速機がローギヤシフトするこ
とによつて自動変速機全体がダウンシフトする場合の、
該副変速機の高速段用摩擦係合装置の解放速度を、前記
場合より速くする手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】前記解放速度を緩やか又は速くする際の程
度が、車速、エンジン負荷、アクセル踏込み速度の少な
くとも1つに応じて決定される特許請求の範囲第1項記
載の自動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60090080A JPH0613902B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60090080A JPH0613902B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61248948A JPS61248948A (ja) | 1986-11-06 |
| JPH0613902B2 true JPH0613902B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=13988539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60090080A Expired - Lifetime JPH0613902B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613902B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2665358B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1997-10-22 | マツダ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JP2767872B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1998-06-18 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速液圧制御装置 |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP60090080A patent/JPH0613902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61248948A (ja) | 1986-11-06 |
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