JPH0614497Y2 - マルチ定電流源回路 - Google Patents

マルチ定電流源回路

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JPH0614497Y2
JPH0614497Y2 JP18992287U JP18992287U JPH0614497Y2 JP H0614497 Y2 JPH0614497 Y2 JP H0614497Y2 JP 18992287 U JP18992287 U JP 18992287U JP 18992287 U JP18992287 U JP 18992287U JP H0614497 Y2 JPH0614497 Y2 JP H0614497Y2
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法男 小路
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複数個の電流作動回路に接続され、択一的
に選択されて前記各々の電流作動回路に電流を供給する
ことができるマルチ定電流源回路に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案のマルチ定電流源回路は、N個のコントロール入
力に対応して、電流I0,nI0の電流源となるトラン
ジスタ対がN組設けられ、電流nI0の電流源となるN
個のトランジスタは、エミッタが抵抗Rに共通接続さ
れ、第1のトランジスタ群を形成し、電流I0の電流源
となるN個のトランジスタはエミッタが抵抗nRに共通
接続され、かつコレクタも共通接続されて第2のトラン
ジスタ群を形成するものであって、コントロール入力に
従ってN組の中から1組のトランジスタ対が選択され1
つの電流作動回路に対する定電流源回路となるようにし
たものである。そして、このときの電流I0.nI0の
比は、抵抗R,nRによって決定されるものである。
これによって、電流I0,nI0の出力精度の向上,電
流出力端子の動作下限電圧及びオフセット電圧の低下を
達成することができる。
〔従来の技術〕
まず、図面に基づいて従来の技術を説明する。
第5図は抵抗R10,R11,及びR12,R13に負帰還を加
えている2個の増幅器A1,A2をスイッチSによって
切り換え、2つの入力信号Vin1及びVin2の出力を選択
的に出力電圧V0とするスイッチ付アンプの一例を示す
ものであり、例えばこのスイッチ付アンプをIC回路に
おいて実現する場合は、第6図(a)に示すように構成
して入力段である差動対の定電流源を切り換える手段が
一般的に用いられている。
この第6図(a)において、30Aは第1の増幅器A1
を構成するトランジスタQ35,Q36からなる入力差動
対、30Bは同じく第2の増幅器A2を構成するトラン
ジスタQ37,Q38からなる第2の入力差動対であり、一
点鎖線で囲った31は前記第1及び第2の差動対30
A,30Bに対して電流を供給するための切換電流源回
路を示し、2I0の電流源32と、I0の電流源33及
びスイッチ部34を備えている。
なお、電流源33はカレントミラー回路を構成するトラ
ンジスタQ39,Q40の電流I0を供給するものであり、
トランジスタQ41はフィードバックをかけるための出力
トランジスタを示す。
上記した切換電流源回路31は、第6図(b)に示され
る回路によって実現される。
すなわち、トランジスタQ31及び抵抗Rによって電流2
I0の電流源32が構成され、また、トランジスタQ32
及び抵抗2Rによって電流I0の電流源33が構成さ
れ、電流源32は、コントロール入力電圧VC1,VC2に
対応してトランジスタQ33あるいはQ34の一方が作動す
ることにより、前述した第1の差動対30Aあるいは第
2の差動対30Bの一方に接続されることになる。
ところで、この第6図(b)の回路ではトランジスタQ
33(Q34)とQ31が直列に接続されているため作動電圧
VCCが低い場合は、この切換電源に接続されている入力
差動対が十分に動作しないという問題がある。
そこで、第7図に示されるように、電流源自体を切り換
える方法が考えられる。
この回路で、50A,50Bは第1及び第2の差動対、
一点鎖線で囲った51が定電流源回路に相当し、52,
53は電流2Ir,Irの電流源を示す。
この回路では、コントロール入力電圧VC1,VC2に対応
してトランジスタQ63,Q64をスイッチングすると、ト
ランジスタQ51とQ54、あるいはトランジスタQ52とQ
55のどちらか1組がオンとなることにより、電流源52
からの電流2Irはカレントミラー効果によって第1の
差動対50Aあるいは第2の差動対50Bの一方に電流
2I0として伝達されるようになされており、また、電
流I0は電流源53の電流Irをカレントミラー回路で
供給することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、切り換え可能な定電流源回路としては、第
6図で示したものと第7図で示したものが考えられる
が、第6図で示した回路は抵抗R,2Rによって電流I
0,2I0の比が決定されるため、この電流比の精度は
比較的良好に保たれるが、トランジスタQ31,Q32のバ
イアス電圧が独立に必要なため、コントロール入力電圧
範囲の下限は制限をうけてしまい、電流出力端子の動作
下限電圧を下げることは難しく、低電圧機器に利用する
場合等に適当でない。
一方、第7図に示される回路では、比較的低い電源電圧
にも対応可能となるが、基準となる電流2Ir,Irが
カレントミラーで伝達されて2I0,I0となるため、
2Irから2I0,及びIrからI0への変換時に誤差
が生じ、2I0とI0の電流比の精度が悪くなり、これ
が出力オフセット電圧の増大につながって好ましくな
い。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点にかんがみてなされたもので、N
個のコントロール入力(電流作動回路)それぞれに対応
する電流I0及びnI0の電流源となるトランジスタ対
を切換可能に設け、さらに、電流nI0の電流源となる
第1のトランジスタ群のN個のトランジスタのエミッタ
を抵抗Rに共通接続し、I0の電流源となる第2のトラ
ンジスタ群のN個のトランジスタのエミッタを抵抗nR
に共通接続したものである。
〔作用〕
このように構成することにより、ある1つの電流作動回
路を作動させるために、1つのコントロール入力が供給
された場合、電流I0,nI0の比は抵抗R,nRによ
って決定される。またコントロール入力電圧によって、
電流源となるトランジスタ対のバイアス電圧を供給でき
る。
〔実施例〕
第1図(a)は本考案を利用した回路の一実施例を示す
もので、2個の電流作動回路に対応するものである。
図中、一点鎖線で囲った1の部分が本考案のマルチ定電
流源回路に相当し、2つのコントロール入力電圧
(VC1,VC2)に対応する構成となっている。
すなわち、トランジスタQ1とQ3がVC2に対応するト
ランジスタ対となり、トランジスタQ3とQ4がVC1に
対応するトランジスタ対となって、各コントロール入力
電圧が供給されると、電流2I0,及びI0の電流源と
して作用する。
さらに電流2I0の電流源となるトランジスタQ1及び
Q2はエミッタが共通に抵抗Rに接続されて第1のトラ
ンジスタ群を形成し、また、電流I0の電流源であるト
ランジスタQ3及びQ4はコレクタが共通接続されると
共に、エミッタは共通に抵抗2Rに接続され、第2のト
ランジスタ群を形成している。そして、この第2のトラ
ンジスタ群のコレクタは、トランジスタQ14,Q15から
なるカレントミラー回路に接続され、電流I0が伝達さ
れる。
2A,2Bは差動アンプ等の電流作動回路を示し、それ
ぞれトランジスタQ10,Q11及びQ12,Q13から成って
いる。
トランジスタQ16はフィードバックをかけるための出力
トランジスタを示す。
なお、トランジスタQ1及びQ2のエミッタは、それぞ
れ、トランジスタQ3,Q4との接合電圧(VBE)とな
るように、そのPN接合面積が2倍とされている。
ここで、コントロール入力電圧VC1が“H”レベル、V
C2が“L”レベルとなって入力されると、トランジスタ
Q2及びQ4がオン状態となり、トランジスタQ1,及
びQ3がオフ状態となる。このとき、マルチ定電流源回
路1は、第1図(b)に示す等価回路として表わすこと
のできる状態となる。
すなわち、コントロール入力電圧VC1に従ってトランジ
スタQ2,Q4が電流源として作用し、しかも、抵抗
R,2Rによって出力電流は2I0,I0となる。そし
て電流2I0は差動アンプ2Aに供給され、差動アンプ
2Aが作動し、電圧V0が出力されることになる。
逆に、コントロール入力電圧VC1が“L”レベルでVC2
が“H”レベルのときは、その等価回路は第1図(c)
で示されるようになり、トランジスタQ1,Q3がオン
状態となり、差動アンプ2Bが作動し、電圧V0が出力
される。
この回路では、前述したように、抵抗R,2Rの比によ
って電流I0,2I0が決定されるため、VC1あるいは
VC2の“H”電圧がばらついても抵抗R及び2Rの抵抗
比はIC基板上で一定の比とされているので、電流比が
ばらつくことは少なく、従ってオフセット電圧も小さく
なって、スイッチ回路としての特性も向上する。また、
電流I0を独立につくる回路も不必要となり、素子数も
従来に比べて減少させることができる。
さらに、第6図に示した回路のように、コントロール入
力電圧とは別にバイアス電圧をかける必要もなく、コン
トロール入力電圧の下限を拡張することも可能となり、
電流出力端子の動作電圧を下げたい場合にも有効であ
る。
第2図(a)は、差動アンプ等の電流作動回路が4つの
場合を示したものであり、1Aは本考案のマルチ定電流
源回路、2A〜2Dは差動アンプ等の電流作動回路を示
す。
この場合も、各コントロール入力電圧(VC1〜VC4)に
対応して、トランジスタ対(Q21,Q25),(Q22,Q
26),(Q23,Q27),(Q24,Q28)を設け、さら
に、第1のトランジスタ群となるQ21〜Q24のエミッタ
を抵抗Rに共通接続し、第2のトランジスタ群となるQ
25〜Q28のエミッタを抵抗2Rに共通接続,及びコレク
タを共通接続することによって、第1図の2入力の場合
と同様の効果を得ることができる。
例えば、コントロール入力電圧VC1が“H”レベルで、
VC2〜VC4が“L”レベルのときは、Q21,Q25のみが
オン状態となり、抵抗R,2Rによって電流比が決定さ
れ、電流2I0が差動アンプ2Aに供給されて、電圧V
0が出力される。この時のマルチ定電流源回路1Aは、
第2図(b)に等価回路として示されることになる。
なお、電流比は第1及び第2のトランジスタ群の各エミ
ッタが接続された2つの抵抗の抵抗比によって決定され
るため、この抵抗比nを変えることによって電流比を変
えることができる。
例えば、第3図(a),(b)に示されるように、第2
のトランジスタ群の接続される抵抗をnRとすることに
より、各差動アンプへ送られる電流をI0に対して所定
の係数nをもったnI0とすることができ、また、第1
のトランジスタ群に接続される抵抗をnRとし、第2の
トランジスタ群に接続れる抵抗をRとすることにより、
電流I0/nを出力することもできる。
なお、ここまでの実施例では、NPN型のトランジスタ
による電流源を用いて説明してきたが、第4図に示され
るような、PNP型のトランジスタによる電流源を使用
しても良いことはいうまでもない。
又、このマルチ定電流源回路によって選択される電流作
動回路は差動増幅器に限ることなく掛算器、又は発振回
路であってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のマルチ定電流源回路は、
抵抗R,nRによって電流比が決定されるため、電流比
のばらつきが少なく、オフセット電圧も小さくすること
ができるという効果がある。又、電流出力端子の動作電
圧を下げたい時にも制限は少なくなり、低電圧機器への
利用性も拡張されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本考案の一実施例を示
す回路図、第2図(a),(b)は本考案の他の実施例
を示す回路図、第3図(a),(b)は本考案による電
流比設定の説明のための回路図、第4図は本考案でPN
P型トランジスタを利用した時の回路図、第5図はスイ
ッチ付アンプの回路図、第6図(a),(b)は一従来
例を示す回路図、第7図は他の従来例を示す回路図であ
る。 図中、1Aはマルチ定電流源回路、2A〜2Dは差動ア
ンプを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタが第1の抵抗の一端に共通接続さ
    れ、そのコレクタが複数の電流作動回路に接続されてい
    る複数の第1の電流源トランジスタと,エミッタが第2
    の抵抗の一端に共通に接続され、そのコレクタが共通接
    続されている複数の第2の電流源トランジスタを備え、
    前記第1の抵抗の他端及びと第2の抵抗の他端を接地
    し、前記複数の電流作動回路の各々に接続されている前
    記複数の第1の電流源トランジスタと、該複数の第1の
    電流源トランジスタのそれぞれと対応して制御される前
    記複数の第2の電流源トランジスタのそれぞれのベース
    電極を接続して複数の共通入力とすると共に、この共通
    入力に前記電流作動回路を選択して動作させるコントロ
    ール信号が供給されることを特徴とするマルチ定電流源
    回路。
JP18992287U 1987-12-16 1987-12-16 マルチ定電流源回路 Expired - Lifetime JPH0614497Y2 (ja)

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JPH0193817U JPH0193817U (ja) 1989-06-20
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