JPH06160598A - 粒子加速器における放射光アブソーバ装置 - Google Patents
粒子加速器における放射光アブソーバ装置Info
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- JPH06160598A JPH06160598A JP31531392A JP31531392A JPH06160598A JP H06160598 A JPH06160598 A JP H06160598A JP 31531392 A JP31531392 A JP 31531392A JP 31531392 A JP31531392 A JP 31531392A JP H06160598 A JPH06160598 A JP H06160598A
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- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空悪化等の緊急時においても真空系に対し
て放射光の熱的影響を与えない粒子加速器における放射
光アブソーバ装置を提供することを目的とする。 【構成】 ビームライン9に、蓄積リング5内の超高真
空状態を保護するために設けられた遮断バルブ14や速
断バルブ15等の真空系より上流側に配設され、ビーム
ライン9内に遮断板23を進入させることにより出射し
てきた放射光Sを遮断する放射光アブソーバ装置21で
ある。この装置は、遮断板23が、高速駆動部26によ
り放射光Sを遮断する位置まで高速度で進入せしめられ
る。また、遮断板23は、高速駆動部26と併設されて
いる低速駆動部27により放射光Sを遮断する位置まで
低速度で進入せしめられる。
て放射光の熱的影響を与えない粒子加速器における放射
光アブソーバ装置を提供することを目的とする。 【構成】 ビームライン9に、蓄積リング5内の超高真
空状態を保護するために設けられた遮断バルブ14や速
断バルブ15等の真空系より上流側に配設され、ビーム
ライン9内に遮断板23を進入させることにより出射し
てきた放射光Sを遮断する放射光アブソーバ装置21で
ある。この装置は、遮断板23が、高速駆動部26によ
り放射光Sを遮断する位置まで高速度で進入せしめられ
る。また、遮断板23は、高速駆動部26と併設されて
いる低速駆動部27により放射光Sを遮断する位置まで
低速度で進入せしめられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロトロン等の粒
子加速器のビームラインに備えられている放射光アブソ
ーバ装置に関するものである。
子加速器のビームラインに備えられている放射光アブソ
ーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直径が10m以下の比較的小型の
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
シンクロトロン放射光(SOR光)を利用して、たとえ
ば超LSI回路の製造、医療分野における診断、分子解
析、構造解析等の様々な分野への適用が期待されてい
る。
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
シンクロトロン放射光(SOR光)を利用して、たとえ
ば超LSI回路の製造、医療分野における診断、分子解
析、構造解析等の様々な分野への適用が期待されてい
る。
【0003】図6はシンクロトロンの概要を示すもので
あって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子ビ
ームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
真空ダクトからなる蓄積リング5に入射する。蓄積リン
グ5に入射した電子ビームは高周波加速空洞6によりエ
ネルギを与えられながら収束電磁石7で収束され、偏向
電磁石8で偏向されて蓄積リング5内を周回し続ける。
そして、偏向電磁石8で偏向される際にSOR光Sが放
射され、それが光取り出しラインであるビームライン9
を介してたとえば構造解析装置10に出射されて利用さ
れるのである。
あって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子ビ
ームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
真空ダクトからなる蓄積リング5に入射する。蓄積リン
グ5に入射した電子ビームは高周波加速空洞6によりエ
ネルギを与えられながら収束電磁石7で収束され、偏向
電磁石8で偏向されて蓄積リング5内を周回し続ける。
そして、偏向電磁石8で偏向される際にSOR光Sが放
射され、それが光取り出しラインであるビームライン9
を介してたとえば構造解析装置10に出射されて利用さ
れるのである。
【0004】上記のビームライン9は、蓄積リング5か
らのSOR光Sの取り出しと遮断を行なうのみならず、
蓄積リング5内の超高真空(10-10Torr程度)を
保護する機能が要求されるものである。そのため、ビー
ムライン9のベリリウム(Be)窓11を配設した基端
部より上流側には、図7に概略的に示すように、上流側
から順次、手動バルブ12、光アブソーバ13、遮断バ
ルブ14、速断バルブ15、マスクスリット16、衝撃
波遅延管17、ビームシャッタ18、大バルブ19、等
の真空系が備えられていることが一般的である。なお、
ビームライン9の基端部には、構造解析装置10に向け
てSOR光Sを透過させるベリリウム(Be)窓11が
その周囲を超高真空状態として備えられており、かつ基
端部の真空度を常に計測するためベリリウム(Be)窓
11の上流には真空度測定器20aが配設されている。
らのSOR光Sの取り出しと遮断を行なうのみならず、
蓄積リング5内の超高真空(10-10Torr程度)を
保護する機能が要求されるものである。そのため、ビー
ムライン9のベリリウム(Be)窓11を配設した基端
部より上流側には、図7に概略的に示すように、上流側
から順次、手動バルブ12、光アブソーバ13、遮断バ
ルブ14、速断バルブ15、マスクスリット16、衝撃
波遅延管17、ビームシャッタ18、大バルブ19、等
の真空系が備えられていることが一般的である。なお、
ビームライン9の基端部には、構造解析装置10に向け
てSOR光Sを透過させるベリリウム(Be)窓11が
その周囲を超高真空状態として備えられており、かつ基
端部の真空度を常に計測するためベリリウム(Be)窓
11の上流には真空度測定器20aが配設されている。
【0005】前記真空系のうち、手動バルブ12は、メ
インテナンス時に蓄積リング5の真空を遮断するための
もの、光アブソーバ13はSOR光Sの出射の全てを遮
断するためのもの、また、マスクスリット16はSOR
光Sの出射サイズを限定するためのものである。また、
速断バルブ15はビームライン9での急激な真空悪化が
蓄積リング5に到達することを防止するべくたとえば数
十〜数百ミリ秒程度の高速で閉じて真空を遮断するため
のもの、遮断バルブ14はさらに真空を確実に遮断する
ためのもの、衝撃波遅延管17は急速な真空悪化の際の
衝撃波の伝播速度を遅らせてその間に上記の速断バルブ
15を閉じさせるためのものである。さらに、ビームシ
ャッタ18は硬X線やγ線の漏洩を防止するためのも
の、大バルブ19はさらに下流側の部分との間の真空を
遮断するためのものである。
インテナンス時に蓄積リング5の真空を遮断するための
もの、光アブソーバ13はSOR光Sの出射の全てを遮
断するためのもの、また、マスクスリット16はSOR
光Sの出射サイズを限定するためのものである。また、
速断バルブ15はビームライン9での急激な真空悪化が
蓄積リング5に到達することを防止するべくたとえば数
十〜数百ミリ秒程度の高速で閉じて真空を遮断するため
のもの、遮断バルブ14はさらに真空を確実に遮断する
ためのもの、衝撃波遅延管17は急速な真空悪化の際の
衝撃波の伝播速度を遅らせてその間に上記の速断バルブ
15を閉じさせるためのものである。さらに、ビームシ
ャッタ18は硬X線やγ線の漏洩を防止するためのも
の、大バルブ19はさらに下流側の部分との間の真空を
遮断するためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した光アブソーバ
13は、駆動部(図示せず)によってビームライン9内
に進入退出自在となるように配設されており、進入せし
められることによりSOR光Sの出射を遮断するもので
ある。通常、駆動部は、SOR光Sを遮断する位置まで
光アブソーバ13を低速度で進入させていた。
13は、駆動部(図示せず)によってビームライン9内
に進入退出自在となるように配設されており、進入せし
められることによりSOR光Sの出射を遮断するもので
ある。通常、駆動部は、SOR光Sを遮断する位置まで
光アブソーバ13を低速度で進入させていた。
【0007】ところで、若し、構造解析装置10側に何
等かの原因で真空破壊が生じた場合、遮断バルブ14、
速断バルブ15等は蓄積リング5内の超高真空状態を保
護するため即座に作動するが、従来の光アブソーバ13
は低速度で進入してSOR光Sを遮断するので、SOR
光Sが遮断バルブ14、速断バルブ15等の弁体等に照
射してしまい、熱的破壊を起こすおそれがあった。この
熱的破壊により遮断バルブ14、速断バルブ15の機能
が失われると蓄積リング5内の超高真空状態を保障する
ことができず、極めて大きな問題となる。
等かの原因で真空破壊が生じた場合、遮断バルブ14、
速断バルブ15等は蓄積リング5内の超高真空状態を保
護するため即座に作動するが、従来の光アブソーバ13
は低速度で進入してSOR光Sを遮断するので、SOR
光Sが遮断バルブ14、速断バルブ15等の弁体等に照
射してしまい、熱的破壊を起こすおそれがあった。この
熱的破壊により遮断バルブ14、速断バルブ15の機能
が失われると蓄積リング5内の超高真空状態を保障する
ことができず、極めて大きな問題となる。
【0008】本発明は上記事情に鑑み、真空悪化等の緊
急時においても真空系に対して放射光の熱的影響を与え
ない粒子加速器における放射光アブソーバ装置を提供す
ることを目的とする。
急時においても真空系に対して放射光の熱的影響を与え
ない粒子加速器における放射光アブソーバ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
粒子加速器における放射光アブソーバ装置は、シンクロ
トロン等の粒子加速器におけるビームラインに、蓄積リ
ング内の超高真空状態を保護するために設けられた遮断
バルブや速断バルブ等の真空系より上流側に配設され、
該ビームライン内に遮蔽板を進入させることにより出射
してきた放射光を遮断する放射光アブソーバ装置であっ
て、遮蔽板は、高速駆動部により放射光を遮断する位置
まで高速度で進入せしめられることを特徴とする装置で
ある。
粒子加速器における放射光アブソーバ装置は、シンクロ
トロン等の粒子加速器におけるビームラインに、蓄積リ
ング内の超高真空状態を保護するために設けられた遮断
バルブや速断バルブ等の真空系より上流側に配設され、
該ビームライン内に遮蔽板を進入させることにより出射
してきた放射光を遮断する放射光アブソーバ装置であっ
て、遮蔽板は、高速駆動部により放射光を遮断する位置
まで高速度で進入せしめられることを特徴とする装置で
ある。
【0010】また、請求項2記載の粒子加速器における
放射光アブソーバ装置は、請求項1記載の装置におい
て、遮蔽板が、高速駆動部と併設されている低速駆動部
により放射光を遮断する位置まで低速度で進入せしめら
れることを特徴とする装置である。
放射光アブソーバ装置は、請求項1記載の装置におい
て、遮蔽板が、高速駆動部と併設されている低速駆動部
により放射光を遮断する位置まで低速度で進入せしめら
れることを特徴とする装置である。
【0011】
【作用】本発明の請求項1記載の粒子加速器における放
射光アブソーバ装置によれば、ビームラインの下流側に
おいて何等かの原因で真空破壊が生じた場合、第1の駆
動部の作動により遮蔽板が高速度で放射光の遮断位置ま
で進入せしめられる。それにより、従来問題になってい
た真空系すなわち遮断バルブや速断バルブ等の弁体に対
する放射光の熱的影響が回避される。そして、真空系を
正常に作動させることができる。
射光アブソーバ装置によれば、ビームラインの下流側に
おいて何等かの原因で真空破壊が生じた場合、第1の駆
動部の作動により遮蔽板が高速度で放射光の遮断位置ま
で進入せしめられる。それにより、従来問題になってい
た真空系すなわち遮断バルブや速断バルブ等の弁体に対
する放射光の熱的影響が回避される。そして、真空系を
正常に作動させることができる。
【0012】また、請求項2記載の粒子加速器における
放射光アブソーバ装置によれば、遮蔽板を高速度で進入
させる第1の駆動部と併設して、遮蔽板を放射光の遮断
位置まで低速度で進入させる第2の駆動部が備えられて
いるので、メンテナンス時など通常の遮蔽板の進入時に
おいて第2の駆動部を使用することにより、遮蔽板の損
傷等が少なくなる。したがって、遮蔽板の寿命長期化が
図られる。
放射光アブソーバ装置によれば、遮蔽板を高速度で進入
させる第1の駆動部と併設して、遮蔽板を放射光の遮断
位置まで低速度で進入させる第2の駆動部が備えられて
いるので、メンテナンス時など通常の遮蔽板の進入時に
おいて第2の駆動部を使用することにより、遮蔽板の損
傷等が少なくなる。したがって、遮蔽板の寿命長期化が
図られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の粒子加速器における放射光ア
ブソーバ装置の一実施例について図を参照して説明す
る。なお、図6及び図7で示したものと同一構成部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
ブソーバ装置の一実施例について図を参照して説明す
る。なお、図6及び図7で示したものと同一構成部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】本実施例の放射光アブソーバ装置21は、
図1から図4に示す構造とされている。 図中符号22
は、上流側に光取出し窓22a、下流側に光通過窓22
bを設けたチャンバーである。このチャンバー22内に
は、蓄積リング5から出射されたSOR光Sが光取り出
し窓22aから入射し、一点鎖線で示す軌道Pを通過し
て光通過窓22bから外部(遮断バルブ14側)へ出射
されるようになっている。 そして、チャンバー22内
には、SOR光Sの全てを遮断せしめるアブソーバ(遮
蔽板)23が上下に回動自在に配設されている。
図1から図4に示す構造とされている。 図中符号22
は、上流側に光取出し窓22a、下流側に光通過窓22
bを設けたチャンバーである。このチャンバー22内に
は、蓄積リング5から出射されたSOR光Sが光取り出
し窓22aから入射し、一点鎖線で示す軌道Pを通過し
て光通過窓22bから外部(遮断バルブ14側)へ出射
されるようになっている。 そして、チャンバー22内
には、SOR光Sの全てを遮断せしめるアブソーバ(遮
蔽板)23が上下に回動自在に配設されている。
【0015】アブソーバ23は、無酸素銅を材料とし、
空洞部23aを有する外観略ヘ字状に屈曲形成された板
状部材である。このアブソーバ23は、一辺部23bが
上流側の上方に向けて延在し、他辺部23cが下流側の
略水平方向に向けて延在しかつ軌道Pより上方に位置す
るようにチャンバー22に回動自在に配設されている。
また、アブソーバ23を支持する支持部24は、アブソ
ーバ23の他辺部23c側が所定角度範囲だけ上下移動
するように、一辺部23b側を高気密状態で保持してい
る。なお、図中符号25は、アブソーバ23に当たった
光の散乱光を受ける他のアブソーバである。
空洞部23aを有する外観略ヘ字状に屈曲形成された板
状部材である。このアブソーバ23は、一辺部23bが
上流側の上方に向けて延在し、他辺部23cが下流側の
略水平方向に向けて延在しかつ軌道Pより上方に位置す
るようにチャンバー22に回動自在に配設されている。
また、アブソーバ23を支持する支持部24は、アブソ
ーバ23の他辺部23c側が所定角度範囲だけ上下移動
するように、一辺部23b側を高気密状態で保持してい
る。なお、図中符号25は、アブソーバ23に当たった
光の散乱光を受ける他のアブソーバである。
【0016】チャンバー22の天板22dには、アブソ
ーバ23の上面と伸縮ロッド26a、27aの先端部と
をピン結合させた状態でアブソーバ23を上下動させる
第1及び第2駆動部26、27が配設されている。第1
及び第2駆動部26、27は、図3及び図4に示すよう
に、空気供給部28から一次供給ライン30a、30b
及び2次供給ライン31より送られてきた圧縮空気を、
作動バルブ26c(27c)、差圧バルブ29等の関連
的な作動により内部に送り込んでアブソーバ23を作動
させるものである。ただし、一次供給ライン30a、3
0bから送られてくる圧縮空気の圧力値はP1であり、
2次供給ライン31から送られてくる圧縮空気の圧力値
は、差圧バルブ29により昇圧されたP2(P1<P2)
とされている。
ーバ23の上面と伸縮ロッド26a、27aの先端部と
をピン結合させた状態でアブソーバ23を上下動させる
第1及び第2駆動部26、27が配設されている。第1
及び第2駆動部26、27は、図3及び図4に示すよう
に、空気供給部28から一次供給ライン30a、30b
及び2次供給ライン31より送られてきた圧縮空気を、
作動バルブ26c(27c)、差圧バルブ29等の関連
的な作動により内部に送り込んでアブソーバ23を作動
させるものである。ただし、一次供給ライン30a、3
0bから送られてくる圧縮空気の圧力値はP1であり、
2次供給ライン31から送られてくる圧縮空気の圧力値
は、差圧バルブ29により昇圧されたP2(P1<P2)
とされている。
【0017】第1及び第2駆動部26、27は、シリン
ダ26b、27bに、一次供給ライン30aからの圧縮
空気の流入制御を行う作動バルブ26c、27cが配設
され、一次供給ライン30bからの圧縮空気の流入制御
を行う補助作動バルブ26d、27dが配設されている
とともに、2次供給ライン31からの圧縮空気の流入制
御を行うリリーフバルブ26e、27eが配設されてい
る。また、シリンダ26b、27b内には、伸縮ロッド
26a、27aの一端側が摺動自在に挿通され、その一
端側に弁体26f、27fが固定された構造とされてい
る。
ダ26b、27bに、一次供給ライン30aからの圧縮
空気の流入制御を行う作動バルブ26c、27cが配設
され、一次供給ライン30bからの圧縮空気の流入制御
を行う補助作動バルブ26d、27dが配設されている
とともに、2次供給ライン31からの圧縮空気の流入制
御を行うリリーフバルブ26e、27eが配設されてい
る。また、シリンダ26b、27b内には、伸縮ロッド
26a、27aの一端側が摺動自在に挿通され、その一
端側に弁体26f、27fが固定された構造とされてい
る。
【0018】そして、アブソーバ23をSOR光Sを遮
断する位置まで進入(下方移動)させるには、図3に示
すように、制御信号の入力により差圧バルブ29が停止
状態とされ、作動バルブ26c(27c)、補助作動バ
ルブ26d(27d)が開状態とされ、リリーフバルブ
26e、27eが大気に開放状態とされて空気供給部2
8から圧力P1の圧縮空気が供給される。これにより、
弁体26f(27f)が下方へ移動していき、それとと
もに伸長した伸縮ロッド26a(27a)は、アブソー
バ23を他のアブソーバ25に向けて下方移動させる。
この際、伸縮ロッド26aが伸長すると、アブソーバ2
3の下面が軌道Pに対して角度3°程度となるようにア
ブソーバ23が下方移動していく。また、伸縮ロッド2
7aが伸長すると、アブソーバ23の下面が軌道Pに対
して角度1.5°程度となるようにアブソーバ23が下
方移動していく。
断する位置まで進入(下方移動)させるには、図3に示
すように、制御信号の入力により差圧バルブ29が停止
状態とされ、作動バルブ26c(27c)、補助作動バ
ルブ26d(27d)が開状態とされ、リリーフバルブ
26e、27eが大気に開放状態とされて空気供給部2
8から圧力P1の圧縮空気が供給される。これにより、
弁体26f(27f)が下方へ移動していき、それとと
もに伸長した伸縮ロッド26a(27a)は、アブソー
バ23を他のアブソーバ25に向けて下方移動させる。
この際、伸縮ロッド26aが伸長すると、アブソーバ2
3の下面が軌道Pに対して角度3°程度となるようにア
ブソーバ23が下方移動していく。また、伸縮ロッド2
7aが伸長すると、アブソーバ23の下面が軌道Pに対
して角度1.5°程度となるようにアブソーバ23が下
方移動していく。
【0019】また、アブソーバ23をSOR光Sから後
退(上方移動)させるには、図4に示すように、制御信
号の入力により差圧バルブ29が作動状態とされ、リリ
ーフバルブ26e、27eがシリンダ26b、27b内
と連通状態とされ、作動バルブ26c(27c)が閉状
態とされ、補助作動バルブ26d(27d)が大気に開
放状態とされて圧力P2の圧縮空気が供給される。これ
により、弁体26f(27f)が上方へ移動していき、
かつ縮められた伸縮ロッド26a(27a)は、アブソ
ーバ23をSOR光Sの軌道Pから離れた上方位置まで
移動させる。
退(上方移動)させるには、図4に示すように、制御信
号の入力により差圧バルブ29が作動状態とされ、リリ
ーフバルブ26e、27eがシリンダ26b、27b内
と連通状態とされ、作動バルブ26c(27c)が閉状
態とされ、補助作動バルブ26d(27d)が大気に開
放状態とされて圧力P2の圧縮空気が供給される。これ
により、弁体26f(27f)が上方へ移動していき、
かつ縮められた伸縮ロッド26a(27a)は、アブソ
ーバ23をSOR光Sの軌道Pから離れた上方位置まで
移動させる。
【0020】ここで、第1の駆動部26は、第2の駆動
部27より高圧の圧縮空気P1がシリンダ26b内に流
入するように設定されている。それにより、第1の駆動
部26は、高速度でアブソーバ23をSOR光の遮断位
置まで進入させることが可能な高速駆動部とされてい
る。一方、第2の駆動部27は、第1の駆動部26と比
較して低速度でアブソーバ23をSOR光Sの遮断位置
まで進入させる低速駆動部とされている。
部27より高圧の圧縮空気P1がシリンダ26b内に流
入するように設定されている。それにより、第1の駆動
部26は、高速度でアブソーバ23をSOR光の遮断位
置まで進入させることが可能な高速駆動部とされてい
る。一方、第2の駆動部27は、第1の駆動部26と比
較して低速度でアブソーバ23をSOR光Sの遮断位置
まで進入させる低速駆動部とされている。
【0021】さらに、図5に示すように、前記真空度測
定器20aにおいて計測された真空悪化の情報が制御装
置20bに送られると、制御装置20bから緊急作動信
号が第1の駆動部26に送られ、自動的にアブソーバ2
3が高速度で進入する構造とされている。
定器20aにおいて計測された真空悪化の情報が制御装
置20bに送られると、制御装置20bから緊急作動信
号が第1の駆動部26に送られ、自動的にアブソーバ2
3が高速度で進入する構造とされている。
【0022】一方、第2の駆動部27は、人的操作によ
る制御部32から作動信号が送られるてくることにより
アブソーバ23をSOR光の遮断位置に進入させ、メン
テナンス時などに使用されるようになっている。
る制御部32から作動信号が送られるてくることにより
アブソーバ23をSOR光の遮断位置に進入させ、メン
テナンス時などに使用されるようになっている。
【0023】従って、本実施例の光アブソーバ装置21
によれば、構造解析装置10側に何等かの原因で真空破
壊が生じても、真空系より下流側に備えられた真空度測
定器20aからの緊急作動信号(制御装置20bを介す
る)により第1の駆動部26が作動して、アブソーバ2
3を高速度でSOR光Sの遮断位置まで進入させること
ができる。その結果、従来問題になっていた真空系すな
わち遮断バルブ14や速断バルブ15等の弁体に対する
SOR光Sの熱的影響を回避することができ、正常に真
空系を作動させることができる。
によれば、構造解析装置10側に何等かの原因で真空破
壊が生じても、真空系より下流側に備えられた真空度測
定器20aからの緊急作動信号(制御装置20bを介す
る)により第1の駆動部26が作動して、アブソーバ2
3を高速度でSOR光Sの遮断位置まで進入させること
ができる。その結果、従来問題になっていた真空系すな
わち遮断バルブ14や速断バルブ15等の弁体に対する
SOR光Sの熱的影響を回避することができ、正常に真
空系を作動させることができる。
【0024】また、本実施例の装置においては、第1の
駆動部26と併設してアブソーバ23をSOR光Sの遮
断位置まで低速度で進入させる第2の駆動部27が備え
られており、メンテナンス時など通常のアブソーバ23
の進入時においてアブソーバ23を低速で移動させる第
2の駆動部27を使用することにより、寿命長期化を図
った放射光アブソーバ装置を提供することができる。
駆動部26と併設してアブソーバ23をSOR光Sの遮
断位置まで低速度で進入させる第2の駆動部27が備え
られており、メンテナンス時など通常のアブソーバ23
の進入時においてアブソーバ23を低速で移動させる第
2の駆動部27を使用することにより、寿命長期化を図
った放射光アブソーバ装置を提供することができる。
【0025】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の請求項
1記載の粒子加速器における放射光アブソーバ装置によ
れば、ビームラインの下流側において何等かの原因で真
空破壊が生じても、第1の駆動部の作動により遮蔽板を
高速度で放射光の遮断位置まで進入させることができ
る。それにより、従来問題になっていた真空系すなわち
遮断バルブや速断バルブ等の弁体に対する放射光の熱的
影響を回避することができ、正常に真空系を作動させる
ことができる。
1記載の粒子加速器における放射光アブソーバ装置によ
れば、ビームラインの下流側において何等かの原因で真
空破壊が生じても、第1の駆動部の作動により遮蔽板を
高速度で放射光の遮断位置まで進入させることができ
る。それにより、従来問題になっていた真空系すなわち
遮断バルブや速断バルブ等の弁体に対する放射光の熱的
影響を回避することができ、正常に真空系を作動させる
ことができる。
【0026】また、請求項2記載の粒子加速器における
放射光アブソーバ装置によれば、遮蔽板を高速度で進入
させる第1の駆動部と併設して、遮蔽板を放射光の遮断
位置まで低速度で進入させる第2の駆動部が備えられ、
メンテナンス時など通常の遮蔽板の進入時において第2
の駆動部を使用することにより、遮蔽板の損傷等が少な
くなるので、遮蔽板の寿命長期化を図った放射光アブソ
ーバ装置を提供することができる。
放射光アブソーバ装置によれば、遮蔽板を高速度で進入
させる第1の駆動部と併設して、遮蔽板を放射光の遮断
位置まで低速度で進入させる第2の駆動部が備えられ、
メンテナンス時など通常の遮蔽板の進入時において第2
の駆動部を使用することにより、遮蔽板の損傷等が少な
くなるので、遮蔽板の寿命長期化を図った放射光アブソ
ーバ装置を提供することができる。
【図1】本発明の放射光アブソーバ装置を示す正面断面
図である。
図である。
【図2】放射光アブソーバ装置を示す平面図である。
【図3】本発明に係る第1及び第2の駆動部が遮蔽板を
ビームライン中に進入させる状態を示す概略図である。
ビームライン中に進入させる状態を示す概略図である。
【図4】本発明に係る第1及び第2の駆動部が遮蔽板を
ビームライン中から退出させる状態を示す概略図であ
る。
ビームライン中から退出させる状態を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の放射光アブソーバ装置が上流側に備え
られたビームラインの概略構成を示す図である。
られたビームラインの概略構成を示す図である。
【図6】シンクロトロンの概要を示す図である。
【図7】従来のビームラインの概略構成を示す図であ
る。
る。
5 蓄積リング 9 ビームライン 10 構造解析装置 14 遮断バルブ(真空系) 15 速断バルブ(真空系) 20a 真空度測定器 23 アブソーバ(遮蔽板) 26 第1の駆動部(高速駆動部) 26a 伸縮ロッド 26b シリンダ 26c、26d、26e バルブ 27 第2の駆動部(低速駆動部) 27a 伸縮ロッド 27b シリンダ 27c、27d、27e バルブ 28 空気供給部 29 差圧バルブ 30a、30b 一次供給ライン 31 二次供給ライン S SOR光(放射光) P SOR光の軌道
Claims (2)
- 【請求項1】 シンクロトロン等の粒子加速器における
ビームラインに、蓄積リング内の超高真空状態を保護す
るために設けられた遮断バルブや速断バルブ等の真空系
より上流側に配設され、該ビームライン内に遮蔽板を進
入させることにより出射してきた放射光を遮断する放射
光アブソーバ装置であって、 前記遮蔽板は、高速駆動部により放射光を遮断する位置
まで高速度で進入せしめられることを特徴とする粒子加
速器における放射光アブソーバ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の粒子加速器における放射
光アブソーバ装置において、遮蔽板は、高速駆動部と併
設されている低速駆動部により放射光を遮断する位置ま
で低速度で進入せしめられることを特徴とする粒子加速
器における放射光アブソーバ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31531392A JPH06160598A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 粒子加速器における放射光アブソーバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31531392A JPH06160598A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 粒子加速器における放射光アブソーバ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06160598A true JPH06160598A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18063899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31531392A Withdrawn JPH06160598A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 粒子加速器における放射光アブソーバ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06160598A (ja) |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP31531392A patent/JPH06160598A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |